説明

光照射装置および光照射方法

【課題】光に反応する被照射体を効率よく反応させることが可能であるととともに環境負荷を抑制可能な光照射装置および光照射方法を提供すること。
【解決手段】光照射装置1は、接着シートSを構成する接着剤ADに対して、単波長の第1〜第4の単波光L1〜L4を照射する第1〜第4のLED423A〜423Dと、複数の波長の光を含む多波光L5を発光しかつ水銀を使用しないハロゲンランプ431とを備え、第1〜第4の単波光L1〜L4のうちの少なくともいずれか一種と、多波光L5とを同じタイミングで照射する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光に反応する被照射体に光を照射する光照射装置および光照射方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ウェハ(以下、単に、ウェハという)の処理装置においては、例えば、ウェハの回路面に保護テープを貼付して裏面研削を行ったり、ダイシングテープを貼付して複数のチップに個片化したりする処理が行われる。このような処理に使用されるテープには、接着剤に紫外線硬化型のものが採用されており、上記のような処理の後、紫外線照射装置等により紫外線を照射して接着剤を硬化させることによって接着力を弱め、ウェハが破損しないように容易に剥離が行えるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の紫外線照射装置は、ピーク波長が異なる複数種の紫外線発光ダイオードを備えている。そして、紫外線発光ダイオードを発光させた状態で、当該紫外線発光ダイオードとウェハとを相対移動させることにより、ウェハに貼付された保護シートの接着剤を硬化させてその接着力を弱めている。すなわち、被照射体は特定の波長の光で光反応開始剤(以下、単に「開始剤」ということもある。)の光反応(以下、単に「反応」ということもある。)が始まるように設計されているので、この特定の波長(以下、「設計波長」ということもある。)の光を単波長発光源により照射すれば、被照射体を反応させることができる。しかしながら、被照射体は、設計波長の光で反応が始まるように設計されてはいても、反応する波長(以下、「反応波長」ということもある)がその製造の過程で製品ごとに少々ずれてしまい、設計波長の光を単波長で照射しても一部で反応しない場合があったり、製品ごとに反応の度合いが異なる場合があったりする。このような反応波長が少々ずれた被照射体の場合でも、水銀ランプ等の多波長発光源を用いて光を照射すると、反応が良好に進んで接着力を良好に弱めることができることから、ピーク波長が異なる複数種の紫外線発光ダイオードを備えて構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−141038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の紫外線照射装置のように、ピーク波長が異なる複数種の発光ダイオードを用いると、何種類ものピーク波長が異なる発光ダイオードを用意しなければならない上、各波長の光の強度を確保するためにピーク波長ごとに多数の発光ダイオードが必要となり、装置の大型化とコストの高騰化を招来するという不都合が生じる。
そこで、このような不都合を解決する方法として、接着剤の設計波長の光を発光可能な発光ダイオードを採用し、設計波長の前後の波長の光を照射するために、キセノンランプやメタルハライドランプなどの放電管(灯)からなる安価な別の光源を設けることが考えられる。しかしながら、このような放電管には、放電を促進させるために水銀が使用されているため、環境負荷物質としての水銀を使用しない取り組みに逆行することとなってしまう、という不都合が生じる。
【0006】
本発明の目的は、光に反応する被照射体を効率よく反応させることが可能であるととともに環境負荷を抑制可能な光照射装置および光照射方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明の光照射装置は、光に反応する被照射体に光を照射する光照射装置であって、前記被照射体に対向可能に設けられた発光手段を備え、前記発光手段は、発光ダイオードを有する第1光源と、前記発光ダイオード以外の光源であって複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを備えている、という構成を採用している。
【0008】
この際、本発明の光照射装置では、前記第2光源からの所定波長の光を遮光する遮光手段を備えている、ことが好ましい。
また、本発明の光照射装置では、前記発光手段は、互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の前記発光ダイオードを備えている、ことが好ましい。
さらに、本発明の光照射装置では、前記複数種の発光ダイオードのうち使用する発光ダイオードを選択可能な単波長選択手段を備えている、ことが好ましい。
【0009】
一方、本発明の光照射方法は、光に反応する被照射体に光を照射する光照射方法であって、発光ダイオードを有する第1光源と、前記発光ダイオード以外の光源であって複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを用い、前記被照射体に対して、前記第1光源からの光と、前記第2光源からの光とを略同時に照射する、という構成を採用している。
【発明の効果】
【0010】
以上のような本発明によれば、被照射体に対して、発光ダイオードを有する第1光源からの単波長の光と、水銀を使用しない第2光源からの複数波長の光とを略同時に照射することができ、被照射体を効率よく反応させることができる。
すなわち、設計波長の光は、第1光源によって重点的に照射し、設計波長から外れた波長の光は、第2光源により照射することで、被照射体の反応波長のばらつきにも対応でき、被照射体を効率よく十分に反応させることができる。また、設計波長以外にどの波長で反応が起こるのかが分からない被照射体に対して、第1光源を大量に用意しておく必要がなくなり、装置の大型化とコストの高騰化を抑制できる。さらに、環境負荷物質としての水銀を使用しない光源を第2光源として用いるため、環境負荷を抑制できる。
【0011】
また、第2光源からの所定波長の光を遮光する遮光手段を設ければ、設計波長前後の波長の光のみを照射することができる上、被照射体に対して悪影響を与える波長の光(以下、悪影響波長ということもある)を遮光して、被照射体を適切に反応させることができる。特に、第2光源が設計波長前後の光の発光に乏しい場合、当該第2光源を複数設けなければならず、その分、悪影響波長の光の発光量も増えてしまうが、遮光手段を設けることで、それを遮光することができる。
さらに、互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の発光ダイオードを用いれば、設計波長が異なる被照射体を効率よく反応させることができる。
そして、複数種の発光ダイオードのうち使用する発光ダイオードを選択可能にすれば、被照射体の設計波長と同一の波長の光を発光可能な発光ダイオードを使用することにより、様々な設計波長の被照射体に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る光照射装置の側面図。
【図2】発光手段と接着シートとの位置関係の説明図。
【図3】ハロゲンランプの発光スペクトルを示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、光照射装置1は、ウェハWの一面に貼付された接着シートSに光を照射する装置であり、リングフレームRFと一体化されたウェハWを保持するテーブル2と、このテーブル2の下方に設けられる単軸ロボット3と、接着シートSに第1〜第4の単波光L1〜L4および多波光L5を照射する発光手段4と、多波光L5のうち所定波長の光を遮光する遮光手段5と、当該光照射装置1の全体的な動作を所定制御する制御手段8とを備えている。
【0014】
接着シートSは、基材シートBSと、この基材シートBSの図1中下方の面に積層された被照射体としての接着剤ADとからなり、接着剤ADを介してウェハWに貼付されている。接着剤ADは、紫外線硬化型の接着剤が採用され、その開始剤は、365nmの光が照射された際に反応が始まるように設計されている。なお、本実施形態では、ウェハWはマウント用シートMSを介してリングフレームRFと一体化されるとともに、図示しない吸引口を図1中上面に備えたテーブル2によって吸着保持され、単軸ロボット3のスライダ31を介してX軸方向(図1の左右方向)にスライド移動される。
【0015】
発光手段4は、保持板41と、この保持板41においてX軸方向に並ぶ状態で設けられた第1光源としての第1,第2,第3,第4の単波長発光ユニット42A,42B,42C,42Dと、第2の単波長発光ユニット42Bと第3の単波長発光ユニット42Cとの間に設けられた多波長発光ユニット43と、を備えている。
【0016】
第1〜第4の単波長発光ユニット42A〜42Dは、図2に示すように、長手方向がY軸方向と一致するLED保持部421を備えている。第1〜第4の単波長発光ユニット42A〜42DのLED保持部421の内部には、発光ダイオードとしての第1〜第4のLED(Light Emitting Diode)423A〜423Dが複数Y軸方向に沿って並んで設けられている。第1〜第4のLED423A〜423Dは、それぞれピーク波長が365nm,363nm,367nm,369nmの単波長の光を発光する。これにより、発光手段4は、設計波長を含む設計波長から少々ずれた領域の波長の光を重点的に照射可能になっている。(なお、設計波長から少々ずれた領域の波長としては、設計波長を基準にして、±30nmの範囲が好ましく、±10nmの範囲がより好ましい。つまり、本実施形態の場合、335〜395nmの範囲が好ましく、355〜375nmの範囲がより好ましい。)そして、本実施形態のように、ピーク波長が2nmずつ異なる単波長の光を発光可能なLEDを用意することで、従来例のように、何種類もの(無数の)単波長発光源を用意する必要はなくなる。なお、本実施形態の場合、発光手段4のピーク波長を2nmずつ異ならせたが、1nmずつ異ならせてもよいし、3nm以上ずつ異ならせてもよいし、等差ずつ異ならせる必要もない。
第1〜第4のLED423A〜423Dから発光される光は、LED保持部421に設けられた図示しない反射板やレンズ等の集光手段によって、それぞれ接着剤ADを焦点とし、かつ、Y軸方向に沿うライン状の第1〜第4の単波光L1〜L4を形成可能に設けられている。なお、本発明における第1〜第4のLED423A〜423Dの光としては、上述のピーク波長を中心にして若干その前後の波長の光を含むものであってもよい。
【0017】
多波長発光ユニット43は、図2に示すように、Y軸方向に延出しX軸方向に並んで設けられた第2光源としての水銀を使用しない3個のハロゲンランプ431と、保持板41に固定されてハロゲンランプ431の両端部を保持する一対のランプ保持部432と、を備えている。ハロゲンランプ431は、図3に示すように、紫外線(1〜400nm)を含み、図示しない反射板やレンズ等の集光手段によって、Y軸方向に沿うライン状の多波光L5を発光する。なお、多波光とは、単波光とは違い、図3に示すように複数の異なる波長(複数波長)の光を含む光のことを意味する。
【0018】
遮光手段5は、ハロゲンランプ431の図1中下方に設けられ、図3に示すように、多波光L5のうち紫外線を透過させるとともに、紫外線よりも長い波長の光を遮光する。つまり、遮光手段5は、接着剤ADを硬化させることが可能な紫外線のみを透過させるとともに、接着シートSに対する悪影響波長の光を遮光するフィルターの役目をする。なお、悪影響波長の光としては、例えば赤外線等の熱線が例示でき、この熱線によって接着シートS(特に基材シートBS)が伸びたり縮んだりする場合があり、接着シートSの伸縮によってウェハWが反り返ってしまって割れてしまう現象が起きる。このようなウェハWが反り返る現象は、多波光L5に含まれる紫外線量を増やすためにハロゲンランプ431の個数を増やしたときに顕著化する。しかし、遮光手段5によって悪影響波長の光を遮光することができるので、ウェハWの反り返りを防止してウェハW割れを未然に防ぐことができる。
【0019】
制御手段8は、発光手段4に電力を供給する電力供給手段6と、照射する光の波長を選択する単波長選択手段7とを備える。電力供給手段6は、第1〜第4のLED423A〜423Dおよびハロゲンランプ431に対して、所定量の電流や電圧を供給(以下、電力を供給ということもある)する。
単波長選択手段7は、第1〜第4のLED423A〜423Dのうち少なくとも一種のLED(以下、選択LEDということもある)を選択して発光させる。
さらに、制御手段8は、例えば図示しない入力手段により接着剤ADの設計波長と、硬化に必要な光の強度(硬化必要強度)が設定入力されると、第1〜第4のLED423A〜423Dから、この設計波長の単波光を発光する選択LEDを単波長選択手段7に選択させる。そして、電力供給手段6を制御して、選択LEDとハロゲンランプ431とのそれぞれに所定量の電力を供給する。
【0020】
次に、光照射装置1による光の照射動作について説明する。
光照射装置1の制御手段8は、接着剤ADの設計波長と硬化必要強度が設定入力されると、テーブル2が発光手段4の下方に位置しない状態で、単波長選択手段7を制御して、設定入力された設計波長と同じ波長の光を照射するLEDを第1〜第4のLED423A〜423Dから選択する。例えば第1のLED423Aが選択されたとする。
次に、制御手段8は、電力供給手段6を制御して、第1のLED423Aおよびハロゲンランプ431に対して電力をそれぞれに供給する。そして、マウント用シートMSを介してリングフレームRFと一体化され、回路面に接着シートSが貼付されたウェハWを吸着保持したテーブル2を矢印Dで示す方向へ移動させることで、接着シートSの全面に第1の単波光L1および多波光L5を照射して、接着剤ADを硬化させる。
このとき、第1の単波光L1で接着剤ADが硬化しない場合は、制御手段8は、再度単波長選択手段7を制御して、他のLEDを第2〜第4のLED423B〜423Dから選択する。この処理は、接着剤ADが硬化する単波光を照射可能なLEDが見つかるまで繰り返し実行される。なお、接着剤ADの硬化、未硬化の判定は、オペレータが行ってもよいし、図示しないシート剥離装置等によってその剥離力を測定するようにしてもよい。本実施形態の場合、単波光は第1〜第4のLED423A〜423Dから発光される4種類であるため、4回の処理を行っても接着剤ADが硬化しない場合は、エラー表示をしてオペレータに知らせるようにしてもよい。なお、2回目以降の処理のとき多波光L5を消灯してもよい。
そして、接着剤ADの硬化が終了すると、第1の単波光L1(選択LEDが変更された場合は他の単波光)および第5の多波光L5が照射されたウェハWは、図示しない搬送装置によって別工程に搬送され、ウェハWの回路面から接着シートSが剥離された後、ダイシング等の所定処理が施されることとなる。
【0021】
以上のような実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、光照射装置1は、発光手段4として、単波長の第1〜第4の単波光L1〜L4を発光する第1〜第4のLED423A〜423Dと、複数の異なる波長の光を含む多波光L5を発光しかつ水銀を使用しないハロゲンランプ431とを備えている。このため、第1〜第4の単波光L1〜L4のうち、接着剤ADの設計波長と同じ単波光と、設計波長前後の光を有する多波光L5とを同じタイミングで発光させることができ、反応波長がばらつく接着剤ADを適切に硬化させることができる。また、環境負荷物質としての水銀を使用しないハロゲンランプ431を用いているため、環境負荷を抑制できる。さらに、第1〜第4の単波光L1〜L4が反応波長に対応していなくても、多波光L5で接着剤ADを硬化させることができ、第1〜第4の単波光L1〜L4と異なる波長のLEDを多数用意する必要がなくなり、装置の大型化とコストの高騰化を抑制できる。
【0022】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【0023】
すなわち、発光手段4に、第1〜第4の単波長発光ユニット42A〜42Dのうちの1種、2種、または、3種のみを設けてもよい。また、第1〜第4の単波長発光ユニット42A〜42Dおよびハロゲンランプ431の個数および配置は、上記実施形態のものに限られず、必要な照度に応じて適宜異なる構成を適用できる。また、前記実施形態では、単波長発光ユニットが4種類の単波長の光を発光するように構成したが、5種類以上であってもよい。
そして、遮光手段5を設けなくてもよい。
さらに、単波光の照射方法は上記に限られない。例えば、第1〜第4のLED423A〜423Dおよびハロゲンランプ431を同時に点灯させてもよい。このようにすれば、全てのLEDからの単波光が接着剤ADに照射されるため、反応波長の光を照射するLEDを探す手間を省くことができ、効率的である。
【0024】
また、発光手段4のみをテーブル2に対して移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。第1〜第4の単波光L1〜L4および多波光L5として、赤外線や可視光など波長が上述した値と異なっているものを適用してもよい。
さらに、単波長発光源としては、レーザなど、単波長の光を発光可能ないずれのものを適用してもよい。そして、多波長発光源としては、水銀を使用しない多波長の光を発光可能ないずれのものを適用してもよい。
また、被照射体としては、接着シートSを構成する接着剤AD以外に樹脂、印刷用のインク等、所定の波長の光に反応するものであれば、いかなるものを適用してもよい。
さらに、前記実施形態では、第1〜第4の単波光L1〜L4よりも幅が広くなるように多波光L5が設定されているが、ライン光の幅の広さに何ら限定されるものではないし、ライン光でなくてもよい。
【符号の説明】
【0025】
1…光照射装置
4…発光手段
5…遮光手段
7…単波長選択手段
8…制御手段
42A,42B,42C,42D…第1,第2,第3,第4の単波長発光ユニット(第1光源)
423A,423B,423C,423D…第1,第2,第3,第4のLED(発光ダイオード)
431…ハロゲンランプ(第2光源)
AD…接着剤(被照射体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光に反応する被照射体に光を照射する光照射装置であって、
前記被照射体に対向可能に設けられた発光手段を備え、
前記発光手段は、発光ダイオードを有する第1光源と、前記発光ダイオード以外の光源であって複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを備えていることを特徴とする光照射装置。
【請求項2】
前記第2光源からの所定波長の光を遮光する遮光手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
【請求項3】
前記発光手段は、互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の前記発光ダイオードを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光照射装置。
【請求項4】
前記複数種の発光ダイオードのうち使用する発光ダイオードを選択可能な単波長選択手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の光照射装置。
【請求項5】
光に反応する被照射体に光を照射する光照射方法であって、
発光ダイオードを有する第1光源と、前記発光ダイオード以外の光源であって複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを用い、
前記被照射体に対して、前記第1光源からの光と、前記第2光源からの光とを略同時に照射することを特徴とする光照射方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−189313(P2011−189313A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59093(P2010−59093)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(000102980)リンテック株式会社 (1,750)
【Fターム(参考)】