説明

免疫反応調整剤を送達させるための方法、組成物および調製物

可溶性IRM−ポリマー複合体、その調製物および使用方法であって、ここで該可溶性IRM−ポリマー複合体が、ポリマー(アルキレンオキシド含有ポリマーなど)に結合された(共有結合で結合されるなど)1つ以上のIRM化合物を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象にIRM調製物を投与することを含む、対象の組織に1つ以上のIRM化合物を送達するための方法であって、前記IRM調製物が、ポリマーに結合されたIRM化合物を1つ以上含む可溶性IRM−ポリマー複合体を含む、前記方法。
【請求項2】
対象にIRM調製物を投与することを含む、対象の組織に1つ以上のIRM化合物を送達するための方法であって、前記IRM調製物が、アルキレンオキシド部分を含む可溶性ポリマーに結合された1つ以上のIRM化合物を含む可溶性IRM−ポリマー複合体を含み、該IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜500kDaである、前記方法。
【請求項3】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも1マイクログラムである、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムである、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムかつ1マイクログラム未満である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
1つ以上のIRM化合物が、可溶性ポリマーに共有結合で結合されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記可溶性ポリマーの分子量が1kDa〜500kDaである、請求項2または請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記可溶性ポリマーの分子量が1kDa〜200kDaである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記可溶性ポリマーの溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも1マイクログラムである、請求項2及び請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記可溶性ポリマーの溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムである、請求項2及び請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記可溶性ポリマーの溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムかつ1マイクログラム未満である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記組織が局所組織領域である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記局所組織領域が、IRM化合物を用いて処置可能な疾病に羅患した特定の器官である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記局所組織領域が腫瘍である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記局所組織領域が、乳癌腫瘍、胃癌腫瘍、肺癌腫瘍、頭部癌または頸部癌腫瘍、結腸直腸癌腫瘍、腎細胞癌腫瘍、膵臓癌腫瘍、基底細胞癌腫瘍、子宮頸癌腫瘍、メラノーマ癌腫瘍、前立腺癌腫瘍、卵巣癌腫瘍または膀胱癌腫瘍である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記局所組織領域が、ウイルス感染した病変または器官である、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記ポリマーがアルキレンオキシド部分を含む、請求項2に従属する場合を除いて請求項1または請求項3〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記IRMが、TLR7およびTLR8からなる群から選択される少なくとも1つのTLRのアゴニストである、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記IRMがTLR7のTLRアゴニストである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記IRMが、TLR8のTLRアゴニストである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記IRMが、TLR7および8の両方のTLRアゴニストである、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜500kDaである、請求項2に従属する場合を除いて請求項1及び請求項3〜21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜200kDaである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜100kDaである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が30kDa〜100kDaである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記IRMが小分子免疫反応調整剤である、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記IRM化合物が、イミダゾキノリンアミン、テトラヒドロイミダゾキノリンアミン、イミダゾピリジンアミン、1,2−架橋イミダゾキノリンアミン、6,7−縮合シクロアルキルイミダゾピリジンアミン、イミダゾナフチリジンアミン、テトラヒドロイミダゾナフチリジンアミン、オキサゾロキノリンアミン、チアゾロキノリンアミン、オキサゾロピリジンアミン、チアゾロピリジンアミン、オキサゾロナフチリジンアミン、チアゾロナフチリジンアミン、ピリジンアミンに縮合された1H−イミダゾダイマー、キノリンアミン、テトラヒドロキノリンアミン、ナフチリジンアミン、テトラヒドロナフチリジンアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記IRM化合物が、プリン、イミダゾキノリンアミド、ベンズイミダゾール、1H−イミダゾピリジン、アデニン、及びこれらの誘導体からなる群から選択される、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記IRM化合物が、5員環の窒素含有複素環に縮合された2−アミノピリジンを含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記IRM化合物が、5員環の窒素含有複素環に縮合された4−アミノピリミジンを含む、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記IRM調製物が、1つ以上の追加の活性成分をさらに含む、請求項1〜30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記ポリマーが、ポリ(アルキレングリコール)、ポリ(オレフィンアルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリ(ヒドロキシアルキルメタクリルアミド)、ポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレート)、ポリビニルアルコール、ポリオキサゾリン、ポリ(アクリル酸)、ポリアクリルアミド、ポリグルタメート、ポリリシン、多糖類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される可溶性ポリマーである、請求項2に従属する場合を除いて請求項1及び請求項3〜31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
アルキレンオキシド含有ポリマーに結合された1つ以上のIRM化合物を含む、可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項34】
ポリマーに結合された1つ以上のIRM化合物を含む可溶性IRM−ポリマー複合体であって、該1つ以上のIRM化合物を結合する前のポリマーの水に対する溶解度が、生理学的条件下で、1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムである、可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項35】
1つ以上のIRM化合物を結合する前の前記ポリマーの水に対する溶解度が、生理学的条件下で、1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムである、請求項33に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項36】
1つ以上のIRM化合物を結合する前の前記ポリマーの溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも1マイクログラムである、請求項33または請求項34に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項37】
1つ以上のIRM化合物を結合する前の前記ポリマーの溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムかつ1マイクログラム未満である、請求項34または請求項35に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項38】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも1マイクログラムである、請求項33〜36のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項39】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも10マイクログラムである、請求項38に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項40】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムである、請求項33〜36のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項41】
前記可溶性IRM−ポリマー複合体の溶解度が、生理学的条件下で、水1ミリリットルあたり少なくとも0.1マイクログラムかつ1マイクログラム未満である、請求項40に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項42】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜500kDaである、請求項33〜41のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項43】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜200kDaである、請求項33〜41のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項44】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が1kDa〜100kDaである、請求項43に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項45】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が20kDa〜200kDaである、請求項43に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項46】
前記IRM−ポリマー複合体の分子量が30kDa〜100kDaである、請求項45に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項47】
1つ以上のIRM化合物が、アルキレンオキシド含有ポリマーに共有結合で結合されている、請求項33〜46のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項48】
前記可溶性ポリマーが、ポリ(アルキレングリコール)、ポリ(オレフィンアルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリ(ヒドロキシアルキルメタクリルアミド)、ポリ(ヒドロキシアルキルメタクリレート)、ポリビニルアルコール、ポリオキサゾリン、ポリ(アクリル酸)、ポリアクリルアミド、ポリグルタメート、ポリリシン、多糖類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項33に従属する場合を除いて請求項34及び請求項36〜46のいずれか1項に記載の可溶性IRM−ポリマー複合体。
【請求項49】
請求項33〜48に記載のIRM−ポリマー複合体のうちのいずれか1つを含む、IRM調製物。
【請求項50】
1つ以上の追加の活性剤をさらに含む、請求項49に記載のIRM調製物。
【請求項51】
前記追加の活性剤がアルキレンオキシド含有ポリマーに結合される、請求項50に記載のIRM調製物。
【請求項52】
前記アルキレンオキシド含有ポリマーに結合されていない1つ以上のIRM化合物をさらに含む、請求項49に記載のIRM調製物。

【公表番号】特表2007−532572(P2007−532572A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−507539(P2007−507539)
【出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【国際出願番号】PCT/US2005/011997
【国際公開番号】WO2005/110013
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】