説明

入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法

【課題】管理エリアへの入り口が不正に開錠された場合にも管理エリアへの侵入を防ぐことができ、認証を受けた通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を確実に検知することができる入室管理システムを提供する。
【解決手段】少なくとも管理エリアaにおいて携帯電話機104の位置を検出する測位センサ102及びICタグ109、携帯電話機104の位置を取得する入室管理サーバ101を含む入室管理システムにおいて、入室管理サーバ101が、認証要求信号に基づいて、携帯電話機104が管理エリアaに進入する権限を有するか否か判断する。また、携帯電話機104が権限を有すると判断された場合、携帯電話機104の位置が管理エリアa内に含まれていることが測位センサ102及びICタグ109によって検出された場合にのみ、管理エリアaへ人物が進入することを許可する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法にかかり、特にネットワークを利用して管理エリア内への入室を管理する入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、倉庫や保管庫等の所定の区画への入室を管理し、特定の区画への不正な立入りを防止するための入室管理システムがある。入室管理システムの従来技術としては、例えば、特許文献1ないし3が挙げられる。特許文献1の発明は、管理エリアに人員を入室させる場合、入室させる人員に予め入室の認証用のカードを配布する。入室する者はカードを使って自己のID等を照合し、システムの管理者は、照合から一定時間が経過するまでにカードから識別情報を受け付けた場合にのみ、カードの識別情報と、IDとを照合する。照合結果が一致した場合にのみ管理エリアの入り口の電気錠を開錠する。
【0003】
また、特許文献2の発明は、サーバが、認証情報と予定期間とをユーザの携帯電話機に送信する。ユーザは、管理エリアに立ち入るにあたって認証情報をサーバに送信する。サーバは、認証情報が適正であって、予定期間内であればエリアに立ち入るために必要な鍵の開錠情報を携帯電話機に送信する。
特許文献3の発明は、予め認証を受けている通信端末装置にポーリングして通信端末装置の数を検出する。ポーリングによって検出された通信端末装置の数が、管理エリア内を撮影した画像に写っている管理エリア内の人間の数よりも少ない場合に侵入者がいることを検出している。
【特許文献1】特開2006−155507号公報
【特許文献2】特開2006−188922号公報
【特許文献3】特開2005−292942号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した特許文献1、特許文献2は、いずれもID等の認証情報が適正であれば管理エリアの入り口の鍵を開錠、あるいは提供している。このため、侵入者が不正にカードや認証を受けた携帯電話機を入手して管理エリアへの入り口を開錠した場合、侵入者の入室を許してしまい、以降は入室の正当性をチェックすることができない。
また、特許文献3のように、管理エリア内の人数と管理エリア内の認証を受けている携帯電話機の数とを照合した場合、管理エリアに入った後も侵入者の検出をすることができる。
【0005】
ただし、特許文献3は、管理エリアが有人の状態で侵入者を検出することを目的にしているので人数を撮影から判定している。このため、人数の判定がし難く、より高い信頼性を求められる。また、ポーリングによって通信端末装置の数を特定している。このため、特許文献3も、侵入者が適正な通信端末装置を持って入室している場合、通信端末装置が自動的に応答し、侵入者を検出することができない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、管理エリアへの入り口が不正に開錠された場合にも管理エリアへの侵入を防ぐことができ、さらに認証を受けた通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を確実に検知することができる入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の入室管理システムは、少なくとも管理エリアにおいて通信端末装置の位置を検出する通信端末装置位置検出装置と、前記通信端末装置位置検出装置によって検出された通信端末装置の位置を取得する入室管理サーバと、を含む入室管理システムであって、前記入室管理サーバは、通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断手段と、前記通信端末装置位置検出装置によって、前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれていることが検出された場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可手段と、備えることを特徴とする。このような発明によれば、認証を受けた通信端末装置のユーザが、この通信端末装置を持って管理エリア内に進入した場合にだけ進入が許可される。このため、管理エリアへの入り口を不正に開錠した者が管理エリアへの侵入した場合にもこれを検出し、管理エリアへの侵入を禁止することができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載の入室管理システムは、請求項1に記載の発明において、前記入室管理サーバが、前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求手段と、前記認証情報要求手段によって要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して管理エリア内にいることを許可する進入継続許可手段と、をさらに備えることを特徴とする。このような発明によれば、既に管理エリア内にいる人物に認証要求信号の少なくとも一部の信号の送信を要求し、信号を送信した者にだけ継続して管理エリア内に留まることを許可することができる。このため、通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を検出し、この者が管理エリアに留まることを禁止することができる。
【0009】
また、本発明の請求項3に記載の入室管理サーバは、管理エリア内にある管理対象物を管理する入室管理サーバであって、通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断手段と、前記通信端末装置認証判断手段によって認証通信端末装置と判断された認証通信端末装置の位置を取得する認証通信端末装置位置取得手段と、前記認証通信端末装置位置取得手段によって取得された前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれている場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可手段と、を備えることを特徴とする。このような発明によれば、認証を受けた通信端末装置のユーザが、この通信端末装置を持って管理エリア内に進入した場合にだけ進入が許可される。このため、管理エリアへの入り口を不正に開錠した者が管理エリアへ侵入した場合にもこれを検出し、侵入を禁止することができる。
【0010】
また、本発明の請求項4に記載の入室管理サーバは、請求項3に記載の発明において、前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求手段と、前記認証情報要求手段によって要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して前記管理エリア内にいることを許可する進入継続許可手段と、をさらに備えることを特徴とする。このような発明によれば、既に管理エリア内にいる人物に認証要求信号の少なくとも一部の信号の送信を要求し、信号を送信した者にだけ継続して管理エリア内に留まることを許可することができる。このため、通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を検出し、この者が管理エリアに留まることを禁止することができる。
【0011】
また、本発明の請求項5に記載の入室管理サーバは、請求項4に記載の発明において、前記認証情報要求手段が、前記認証通信端末装置によって送信された信号によって指定されたタイムアウト時間の時間間隔で信号の送信を要求することを特徴とする。このような発明によれば、ユーザがタイムアウト時間を指定することができるので、ユーザは管理エリアにおける作業時間等に即したタイムアウト時間を指定することができる。このため、ユーザにかかる認証更新操作の煩雑さが軽減される。
【0012】
また、本発明の請求項6に記載の入室管理サーバは、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記通信端末装置位置取得手段により、管理エリア内において前記認証通信端末装置とは異なる非認証通信端末装置の位置が取得された場合、前記非認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号の送信を指示するための指示信号を送信する認証要求指示手段をさらに備えることを特徴とする。このような発明によれば、入室の認証を受けられるにも関わらず、認証を受けなかった、あるいは受けた認証の効力を逸したユーザが管理エリア内に立ち入った場合、認証要求信号を送信させて認証を与えることができる。このため、認証を受けていないユーザの立入りについて全て警報を発する等するよりも円滑に管理エリアの管理処理をすることができる。
【0013】
また、本発明の請求項7に記載の入室管理サーバは、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記管理エリア内における人物の検出の検出結果を取得する人物検出結果取得手段と、前記人物検出結果取得手段によって前記管理エリア内における人物の存在が検出され、かつ、前記進入許可手段によって前記人物の進入が許可されない場合、警報を発する警報手段をさらに備えることを特徴とする。このような発明によれば、管理エリア内において進入が許可されていない人物、すなわち侵入者の存在を外部に通報する、あるいは侵入者を警報によって威嚇して管理エリアから退去させることができる。
【0014】
また、本発明の請求項請求項8にかかる入室管理方法は、入室管理サーバにおいて、管理エリアにある管理対象物を管理するための入室管理方法であって、通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断ステップと、前記前記通信端末装置認証判断ステップにおいて認証通信端末装置と判断された認証通信端末装置の位置を取得する認証通信端末装置位置取得ステップと、前記認証通信端末装置位置取得ステップにおいて取得された前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれている場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可ステップと、を含むことを特徴とする。このような発明によれば、認証を受けた通信端末装置のユーザが、この通信端末装置を持って管理エリア内に進入した場合にだけ進入が許可される。このため、管理エリアへの入り口を不正に開錠した者が管理エリアへ侵入したことを検出し、これを禁止することができる。
【0015】
また、本発明の請求項9にかかる入室管理方法は、請求項8に記載の発明において、前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求ステップと、前記認証情報要求ステップにおいて要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して管理エリア内にいることを許可する進入継続許可ステップと、をさらに含むことを特徴とする。このような発明によれば、既に管理エリア内にいる人物に認証要求信号の少なくとも一部の信号の送信を要求し、信号を送信した者にだけ継続して管理エリア内に留まることを許可することができる。このため、通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を検出し、この者が管理エリアに留まることを禁止することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上述べた本発明は、認証を受けた通信端末装置のユーザが、この通信端末装置を持って管理エリア内に進入した場合にだけ進入を許可することができる。このため、管理エリアへの入り口が不正に開錠された場合にも管理エリアへの侵入を防ぐことができる。さらに、既に管理エリア内にいる人物に認証要求信号の少なくとも一部の信号の送信を要求し、信号を送信した者にだけ継続して管理エリア内に留まることを許可するため、認証を受けた通信端末装置等を不正に入手して管理エリアに侵入した者を確実に検知することができる入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図を参照して本発明の一実施形態に係る入室管理システム、入室管理サーバ、入室管理方法を説明する。
(入室管理システム)
図1は、本実施形態の入室管理システムの全体構成を説明するための図である。図示した入室管理システムは、入室管理サーバ101と、少なくとも管理エリアaにおいて通信端末装置である携帯電話機104の位置を検出して入室管理サーバ101に提供する測位センサ102とを含んでいる。入室管理サーバ101は、管理エリアaへの立入り(入室)の管理に必要な情報を蓄積しているデータ・ベース(DB)108を備えている。
【0018】
本実施形態では、測位センサ102をICタグに書込まれている情報を読取るタグリーダとする。携帯電話機104にはICタグ109が取り付けられていて、測位センサ102は、ICタグ109から携帯電話機104のID等を読取る。読取られたIDを含む情報は、入室管理サーバ101に送信される。
また、携帯電話機104は、ネットワーク107を介して入室管理サーバ101と通信する。ユーザは、携帯電話機104を使って管理エリアa内への進入の認証を求めて認証要求信号を送信する。入室管理サーバ101は、認証要求信号に基づいて、認証要求信号を送信した携帯電話機104を管理エリアaに進入する権限を有する認証通信端末装置であると認証する。
【0019】
入室管理サーバ101のDB108には、携帯電話機104のIDと携帯電話機104の契約者(ユーザ)に関する認証に必要な情報が対応付けられて保存されている。認証は、携帯電話機104のIDに対応付けられている情報を参照して行われる。
認証に必要な情報としては、例えば、携帯電話機104の契約時に登録したユーザの住所や氏名、所属等であってもよい。また、ユーザに事前にIDとパスワードを通知しておき、通知されたIDとパスワードが正当なものであれば入室を認証するようにしてもよい。さらに、ワンタイムパスワード生成器を用いる方法や、指紋や目の虹彩、音声等によるバイオ認証等、及びこのような方法を組み合わせて使用することも考えられる。
【0020】
さらに、DB108には、入室許可の情報やエリアのセキュリティレベル情報を保持してもよい。
管理エリアaには、管理エリアa内における人物の検出をする人感センサ103が設けられている。人感センサ103には、例えば、赤外線センサが適用できる。赤外線を利用する人感センサ103は、人体から出る熱放射に反応し、人が近付くと稼動して人間が検知されたことを示す信号を入室管理サーバ101に送信する。
【0021】
なお、携帯電話機104を使った認証要求信号の送信は、ユーザが携帯電話機104を操作してネットワーク107を介して入室管理サーバ101にメールを送信することによって簡易に実現することができる。ただし、認証要求信号はメールを送信によってされるものに限定されるものでなく、電話回線を使って電話をかけることによっても実現できる。この場合発信された電話の信号が認証要求信号となる。
【0022】
以上の構成において、測位センサ102及びICタグ109が通信端末装置位置検出装置として機能する。
また、本実施形態は、携帯電話機104の位置をICタグとタグリーダとによって検出する構成に限定されるものではない。携帯電話機104の他の位置検出の方法としては、例えば、携帯電話機104が図示しない中央測位装置に測位を要求する。中央測位装置あるいは携帯電話機104は、携帯電話機104と複数の図示しない基地局との間の信号の往復時間や受信強度を測定する。測定された信号の往復時間、あるいは信号強度を使って携帯電話機104と2つの基地局の三角測位することにより、携帯電話機104の位置を測位することが可能になる。
【0023】
このような構成では、中央測位装置が通信端末装置位置検出装置として機能する。ただし、中央測位装置の機能を入室管理サーバ101が内蔵することも可能である。
また、携帯電話機104に無線通信装置を設け、所定の区画に設置された複数の無線通信基地局との間で無線通信させることによっても携帯電話機104の位置を検出することができる。このような方法の既存技術としては、RSSI(Received Signal Strength Indicator)方式やTDOA(Time Difference of Arriva)方式がある。
さらに、GPS(Global Positioning System)装置を携帯電話機104に設けて位置を検出すること、特定の区画毎に照射される赤外線を用いて位置を検出すること、無線と音波の到達時間差を用いた位置測位センサを用いて位置を検出することが考えられる。
【0024】
(入室管理サーバ)
図2は、図1に示した入室管理サーバ101の構成を説明するための機能ブロック図である。入室管理サーバ101は、認証要求信号に基づいて、認証要求信号を送信した携帯電話機104が認証通信端末装置であるか否か判断する許可部204、認証通信端末装置であると判断された携帯電話機104の位置を取得する検知部202を備えている。また、許可部204は、管理エリアaへの人物の進入が検出された場合、検知部202によって取得された携帯電話機104の位置が管理エリアa内に含まれている場合にのみ、管理エリアaに人物が進入することを許可する。
【0025】
また、入室管理サーバ101は、通信部201、検知部202、異常検知部203を備えている。通信部201は、ネットワーク107を介して携帯端末104と通信する構成である。検知部202は、測位センサ102及び人感センサ103が出力した信号を入力し、この信号によって管理エリアa内の人物を随時検知することができる。
異常検知部203は、検知部202の検知結果に基づいて、管理エリアa内に入室の認証がされていない携帯電話機や人物が進入しているか否かを判断する。本実施形態では、検知部202によって取得された携帯電話機104の位置が管理エリアaに含まれる範囲であるか否かの判断も行っている。
【0026】
以上の構成において、検知部202は認証通信端末装置位置取得手段、許可部204は通信端末装置認証判断手段及び進入許可手段として機能する。
また、本実施形態では、検知部202によって取得された情報が管理エリアa内に携帯電話機104があることを示す場合、許可部204は、携帯電話機104に対し、認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号(認証更新信号と記す)の送信を要求する。許可部204は、通信部201によって認証更新信号が受信された場合にのみ、管理エリアa内への進入が許可された人物が継続して管理エリア内にいることを許可している。
【0027】
以上の構成において、許可部204は、本実施形態の認証情報要求手段、進入継続許可手段としても機能する。
認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報とは、例えば、以下の信号をいう。すなわち、例えば、認証要求信号は、携帯電話機104のユーザや携帯電話機104のID、入室の認証を要求する旨、さらには入室する時刻や時間の情報を含む信号であることが考えられる。このような場合、認証更新信号は、ユーザや携帯電話機104のIDを含む信号とすることができる。
【0028】
認証更新信号が受信できない場合、許可部204は、管理エリアaにおける人物の進入を許可しない。この際、異常検知部203は、警報を発する。警報は、例えば、通信部201を介して管理エリアaに侵入者が侵入したことを管理エリアa等の管理者に通知するものであってもよい。
このような構成により、本実施形態は、いったん認証を受けた携帯電話機104が管理エリアa内にある場合にも、繰り返し携帯電話機104に認証更新信号を送信させることができる。このため、携帯電話機104を不正に入手した第三者が管理エリアa内に入室した場合、入室した後も、入室した者が正当な権限を有しているか否かを判断することができる。
【0029】
また、本実施形態は、認証更新信号に、ユーザが管理エリアa内に滞在したい時間を指定する情報を付加して送信することが考えられる。このようにすれば、許可部204は、ユーザによって指定された時間(タイムアウト時間)の経過後に次の認証更新信号の送信を要求できるので、ユーザが認証更新信号の送信要求に応答する煩雑さを低減することができる。
【0030】
タイムアウト時間の指定は、一定の時間を指定するものであってもよいし、認証更新信号ごとに異なる時間を指定してもよい。タイムアウト時間が一定の場合、許可部204は、タイムアウト時間ごとに認証更新信号の送信を要求する。また、タイムアウト時間が認証更新信号ごとに異なる場合、許可部204はタイムアウト時間が経過するごとに認証更新信号の送信を要求する。
【0031】
また、本実施形態は、測位センサ102が認証要求をした通信端末装置とは異なる通信端末装置のICタグを読取る等した場合にも、ICタグの情報は入室管理サーバ101に送信される。入室管理サーバ101では、検知部202が、送信されたICタグの情報を取得し、ICタグの情報に含まれるID等をDB108のデータと照合する。照合の結果、検出された携帯電話機が認証された携帯電話機104とは異なる非認証通信端末装置であることがわかる。入室管理サーバ101では、非認証通信端末装置のID等からメールアドレスや電話番号が特定できれば、異常検知部203が、非認証通信端末装置に対し、認証要求信号の送信を指示するための指示信号を送信する。
【0032】
以上の構成において、異常検知部203は、本実施形態の認証要求指示手段として機能する。
図3は、ICタグから読取った情報と照合されるDB108の情報(入室情報テーブル)を例示した図である。図示した入室情報テーブルには、携帯電話機のID(識別子)に対応付けて携帯電話機が取得した認証が現在有効であるか失効しているかが記録されている。さらに、有効、失効の認証がされた認証時刻、携帯電話機のユーザが携帯電話機のIDに対応付けて記録されている。
【0033】
認証の失効とは、例えば、タイムアウト時間の経過後、要求された認証更新信号をユーザが規定時間内に送信しなかった場合に起こるものとする。失効した認証は、ユーザが再度認証要求信号を送信して認証の要求をして認証を得るまで効力を得ることはない。
異常検知部203は、IDに基づいて、管理エリアa内にある携帯電話機が、いったん取得した認証を失効した携帯電話機であるか否か判断する。認証を失効した携帯電話機であれば、DB108からこの携帯電話機のメールアドレス等を読み出し、指示信号を送信する。
【0034】
このように構成することにより、本実施形態は、正当な権限を有しているにも関わらず再度認証要求することなく入室したユーザを直ちに侵入者と判断することがない。そして、携帯電話機のユーザが指示に応じて認証要求を送信した場合、正当な権限を有するユーザの入室を円滑に処理することができる。
さらに、本実施形態は、異常検知部203が、人感センサ103による管理エリアa内の人物の検出の検出結果を取得している。異常検知部203は、人感センサ103によって管理エリアa内における人物の存在が検出され、かつ、許可部204によってこの人物の進入が許可されない場合、許可されない人物の侵入があったことを、通信部201を介して外部に通知する。
【0035】
許可部204によってこの人物の進入が許可されないとは、認証されている携帯電話機104の位置が管理エリアaの範囲にない、あるいは管理エリアa内にある携帯電話機104が認証更新信号を送信してこないといった場合をいう。このような構成において、異常検知部203及び通信部201は、警報手段として機能する。
なお、本実施形態の侵入者検知の警報は、管理者の携帯電話機に電話やメールをして通知することに限定されるものではない。例えば、入室管理サーバ101の図示しないモニタに異常が発生したことを示す画像を表示する、管理エリアaの区画に設置したアラームや警告灯を作動させる、この区画を遮断するドアを閉じることも可能である。
【0036】
(携帯電話機)
図4は、本実施形態の入室管理サーバ101に認証要求信号を送信する携帯電話機104の構成を説明するための図である。携帯電話機104は、入室管理サーバ101と通信する通信部401、ユーザによって通信のための操作がなされる操作部403、操作部403を使った操作に必要な情報や操作の結果が表示される表示部402を備えている。
なお、図3に示した入室情報テーブルを表示部402に表示するよう構成することも可能である。このようにすれば、ユーザは、表示された入室情報テーブルを見て自身の認証要求が有効であるか、あるいは失効しているかを知ることができる。
【0037】
(入室管理方法)
図5は、本実施形態の入室管理方法を説明するためのフローチャートであって、入室の認証の処理を説明している。ユーザは、携帯電話機104の操作部403を使って認証要求信号を送信する。送信された信号は、通信部401を介して通信部201に受信され、入室管理サーバ101に受信される(ステップS501)。
【0038】
監視サーバ101は、認証要求信号を送信した携帯電話機104のIDに基づいてDB108から携帯電話機104あるいは携帯電話機104のユーザの情報を読み出す。そして、読み出された情報に携帯電話機104等のIDを照合する等の方法によってユーザの入室を許可するか否か判断する(ステップS502)。
ステップS502の判断の結果、ユーザの入室を許可する場合には(ステップS502:Yes)、許可部204が、通信部201を介して入室を許可する旨を携帯電話機104に送信する(ステップS503)。送信された入室の許可を示す内容は、携帯電話機104の表示部402に表示される(ステップS505)。
【0039】
一方、ステップS502の判断の結果、ユーザの入室の認証がなされない場合(ステップS502:No)、許可部204が、通信部201を介して入室を許可しない旨を携帯電話機104に送信する(ステップS504)。送信された入室の不許可を示す内容は、携帯電話機104の表示部402に表示される(ステップS505)。
図6は、入室管理サーバ101が、入室の認証を受けた携帯電話機104に対して認証更新信号の送信を促す処理を説明するためのフローチャートである。
【0040】
認証要求によって認証を受けた携帯電話機104には、入室管理サーバ101からタイムアウト時間を取得する(ステップS601)。携帯電話機104は、時間を計時し、タイムアウト時間が経過する直前になったか否かを判断している(S602)。タイムアウト時間が経過する直前になったと判断された場合(S602:Yes)、ユーザに対して認証更新信号の送信するよう要求する(ステップS603)。なお、タイムアウト時間が経過する直前になっていない場合(S602:No)、タイムアウト時間の経過まで待機する。
【0041】
ユーザは、ステップS603でなされた要求にしたがって認証更新信号を入室管理サーバ101に送信する(ステップS604)。入室管理サーバ101の許可部204は、認証更新信号とDB108に保存されている情報とを対照し、ユーザの入室の正当性について判断する(ステップS605)。判断の結果、入室を許可する場合(ステップS605:Yes)、引き続き入室を許可する旨を携帯電話機104に送信してユーザに通知する(ステップS606)。この際、入室管理サーバ101において、入室情報テーブルの認証状況及び認証時刻が更新される。
【0042】
一方、ステップS604において、入室の許可がされない場合(ステップS605:No)、入室の許可がされない旨を携帯電話機104に送信する(ステップS607)。この際、入室管理サーバ101において、入室情報テーブルの認証状況及び認証時刻が更新される。
以上の処理の後、携帯電話機104の表示部402には入室の認証の可否が表示される(ステップS608)。また、携帯電話機104のID等が測位センサ102によって読み込めるか否か等を判断することにより、異常検知部203は、携帯電話機104が管理エリアaから退出したか否かを判断することができる(S609)。
【0043】
ステップS609において、携帯電話機104が管理エリアaから退出したと判断された場合(S609:Yes)、認証更新の処理は終了する。また、携帯電話機104のID等が測位センサ102から検知部202に送信されてくる場合、携帯電話機104が管理エリアa内に存在するとして(S609:No)、タイムアウト時間の計数を継続する。
【0044】
図6のフローチャートに記したタイムアウト時間の管理は、ステップS602に記したように携帯端末104の側で行うことができる。また、入室管理サーバ101の側からタイムアウト時間を携帯端末104に通知することもできる。さらに、ユーザが自主的にタイムアウト時間ごとに認証更新信号を送信するものであってもよい。
また、認証更新のタイムアウトを携帯電話機に通知する方法としては、携帯端末が一般的に有する機能を利用してアラームを鳴らしたり、バイブレーション機能によって携帯電話機を鳴動させることが考えられる。また、表示部402に認証を促すメッセージを表示することも可能である。
【0045】
さらに、携帯電話機を利用する構成に限定されるものでなく、管理エリアa内に設置されたディスプレイやパソコン等に信号を送信してディスプレイ画面に表示させることも可能である。また、アラームや警告灯を起動させて入室者に認証処理を促すこともできる。
図7は、入室管理サーバ101の認証を受けていない携帯電話機(フローチャートでは非認証携帯電話機と記す)に認証要求信号を送信させる処理を説明するためのフローチャートである。
【0046】
管理エリアaにおいて、測位センサ102は、携帯電話機のID等を読み取って入室管理サーバ101に送信する。入室管理サーバ101の許可部204は、このID等をDB108に保存されているデータと照合する。照合の結果、携帯電話機が認証を受けていない、あるいはタイムアウト時間が経過するまでに認証更新信号を送信しなかった否認証携帯電話機であると判断される(ステップS701)。非認証携帯電話機が検知されない場合(S701:No)、図6に示した認証更新の処理がなされ、異常検知部203は、非認証携帯電話機が検出されるまで待機する。
【0047】
入室管理サーバ101の異常検知部203は、非認証携帯電話機が検知されると、この携帯電話機に対して認証要求をするように指示する指示信号を送信する(ステップS702)。そして、携帯電話機から認証要求信号が規定の時間内に送信されてきたか否か判断する(ステップS703)。認証要求信号が送信されてきたと判断された場合(ステップS703:Yes)、入室管理サーバ101の許可部204は、認証要求信号とDB108に保存されている情報とを対照し、ユーザの入室の正当性について判断する(ステップS704)。判断の結果、入室を許可する場合(ステップS704:Yes)、入室を許可する旨を携帯電話機104に送信してユーザに通知する(ステップS705)。この際、入室管理サーバ101において、入室情報テーブルの認証状況及び認証時刻が更新される。
【0048】
一方、ステップS703において、認証要求信号が送信されてこなかったと判断された場合(ステップS703:No)、またはステップS704の判断の結果、入室を許可しない場合(ステップS704:No)、入室を許可しない旨を携帯電話機104に送信してユーザに通知する(ステップS705)。この際、入室管理サーバ101において、入室情報テーブルの認証状況及び認証時刻が更新される。
【0049】
以上の処理の後、携帯電話機104の表示部402には入室の認証の可否が表示される(ステップS706)。
図8は、入室の正当性について判断するための処理を説明するためのフローチャートである。異常検知部203は、管理エリアaにおいて、人感センサ103が人物を検知したか否かを判断する(S801)。判断の結果、人物が検知されない場合には(S801:No)、検知されるまで待機する。
【0050】
一方、人物が検知された場合(S801:Yes)、許可部204は、測位センサ102から送られてきた携帯電話機のIDを含む信号によって管理エリアaにある携帯電話機を特定する。そして、入室情報テーブルを参照し、この携帯電話機が認証を要求した携帯電話機であるか、取得した認証の期限が有効であるか否かを判断する。
判断の結果、測位センサ102によって有効な認証を受けている携帯電話機が管理エリアa内で検出されれば(ステップS802:Yes)、認証されている携帯電話機(図中認証携帯電話機と記す)が管理エリアの付近に存在すると判断する。そして、検出された人物の入室は正常になされたものと判断し(ステップS803)、処理を終了する。
【0051】
一方、ステップS802において、有効な認証を受けた携帯電話機が管理エリアa内で検出されない場合(ステップS802:No)、検知された人物が管理エリアa内に不正に侵入したものとして不法侵入の警告を発生する(ステップS804)。
以上の入室管理方法において、図5のステップS502が通信端末装置認証判断ステップ、図8のステップS802が認証通信端末装置位置取得ステップ及び進入許可ステップに相当する。また、図6のステップS603が認証情報要求ステップ、ステップS605が進入継続許可ステップに相当する。
【0052】
以上述べた本実施形態は、認証を受けた携帯電話機104のユーザが、携帯電話機104を持って管理エリア内に進入した場合にだけ管理エリアaへの進入を許可することができる。このため、管理エリアaへの入り口が不正に開錠された場合にも管理エリアaへの侵入を防ぐことができる。さらに、既に管理エリアa内にいる人物に認証更新信号の送信を要求し、信号を送信した者にだけ継続して管理エリア内に留まることを許可している。このため、認証を受けた携帯電話機104を不正に入手して管理エリアaに侵入した者を確実に検知することができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、所定の領域を管理エリアとして立入りを制限するシステムに汎用的に利用することができる。また、管理エリアへの入り口の施錠の状態によらず、管理エリアに立ち入った者が適正な認証を受けているか否かを判断することができるので、屋外の管理エリアへの立入りを管理することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施形態の入室管理システムの全体構成を説明するための図である。
【図2】図1に示した入室管理サーバの構成を説明するための機能ブロック図である。
【図3】図1に示したICタグから読取った情報と照合されるDBの情報を例示した図である。
【図4】本発明の一実施形態の入室管理サーバに認証要求信号を送信する携帯電話機の構成を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施形態の入室管理方法を説明するためのフローチャートであって、入室の認証の処理を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態において、入室管理サーバが認証更新信号の送信を促す処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態において、認証を受けていない携帯電話機に認証要求信号を送信させる処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態において、入室の正当性について判断するための処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0055】
101 入室管理サーバ
102 測位センサ
103 人感センサ
104 携帯電話機
107 ネットワーク
109 ICタグ
201 通信部
202 検知部
203 異常検知部
204 許可部
401 通信部
402 表示部
403 操作部
a 管理エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも管理エリアにおいて通信端末装置の位置を検出する通信端末装置位置検出装置と、
前記通信端末装置位置検出装置によって検出された通信端末装置の位置を取得する入室管理サーバと、
を含む入室管理システムであって、
前記入室管理サーバは、
通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断手段と、
前記通信端末装置位置検出装置によって、前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれていることが検出された場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可手段と、
を備えることを特徴とする入室管理システム。
【請求項2】
前記入室管理サーバは、
前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求手段と、
前記認証情報要求手段によって要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して管理エリア内にいることを許可する進入継続許可手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の入室管理システム。
【請求項3】
管理エリア内にある管理対象物を管理する入室管理サーバであって、
通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断手段と、
前記通信端末装置認証判断手段によって認証通信端末装置と判断された認証通信端末装置の位置を取得する認証通信端末装置位置取得手段と、
前記認証通信端末装置位置取得手段によって取得された前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれている場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可手段と、
を備えることを特徴とする入室管理サーバ。
【請求項4】
前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求手段と、
前記認証情報要求手段によって要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して前記管理エリア内にいることを許可する進入継続許可手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の入室管理サーバ。
【請求項5】
前記認証情報要求手段は、前記認証通信端末装置によって送信された信号によって指定されたタイムアウト時間の時間間隔で信号の送信を要求することを特徴とする請求項4に記載の入室管理サーバ。
【請求項6】
前記通信端末装置位置取得手段により、管理エリア内における前記認証通信端末装置とは異なる非認証通信端末装置の位置が取得された場合、前記非認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号の送信を指示するための指示信号を送信する認証要求指示手段をさらに備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の入室管理サーバ。
【請求項7】
前記管理エリア内における人物の検出の検出結果を取得する人物検出結果取得手段と、
前記人物検出結果取得手段によって前記管理エリア内における人物の存在が検出され、かつ、前記進入許可手段によって前記人物の進入が許可されない場合、警報を発する警報手段をさらに備えることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の入室管理サーバ。
【請求項8】
入室管理サーバにおいて、管理エリアにある管理対象物を管理するための入室管理方法であって、
通信端末装置が管理エリア内への進入の認証を求めて送信した認証要求信号に基づいて、前記認証要求信号を送信した通信端末装置が前記管理エリアに進入する権限を有する認証通信端末装置であるか否か判断する通信端末装置認証判断ステップと、
前記通信端末装置認証判断ステップにおいて認証通信端末装置と判断された認証通信端末装置の位置を取得する認証通信端末装置位置取得ステップと、
前記認証通信端末装置位置取得ステップにおいて取得された前記認証通信端末装置の位置が前記管理エリア内に含まれている場合にのみ、前記管理エリアへ人物が進入することを許可する進入許可ステップと、
を含むことを特徴とする入室管理方法。
【請求項9】
前記管理エリア内にある前記認証通信端末装置に対し、前記認証要求信号に含まれる少なくとも一部の情報を含む信号の送信を要求する認証情報要求ステップと、
前記認証情報要求ステップにおいて要求された前記信号が受信された場合にのみ、前記人物が継続して管理エリア内にいることを許可する進入継続許可ステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の入室管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−217598(P2008−217598A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−56163(P2007−56163)
【出願日】平成19年3月6日(2007.3.6)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】