説明

共変性オルガノポリシロキサンを含む毛髪化粧料

【課題】毛髪化粧料を使用しうる際に必要とされる、洗浄、塗布時、すなわち、ウェット時の指通り性が滑らかで、きしみ感が無く、また、すすぎ操作によってその効果を失うことが無く、乾燥後、すなわち、ドライ時の指や櫛通り性が滑らかで、しっとりとした感触でありながら、不快なベトツキ感がなく、更には、毛髪に柔軟性のあるまとまり感を与える毛髪化粧料を提供すること
【解決手段】特定の親水性基及びシロキサンデンドロン構造含有基を共に備える共変性オルガノポリポリシロキサンを必須成分として毛髪化粧料に配合する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1):
【化1】

{式中、
1は一価有機基(但し、L及びQを除く)、水素原子又は水酸基を表し、
1はi=1のときの下記一般式(2);
【化2】

(式中、R2は炭素原子数1〜30の、置換若しくは非置換の、直鎖状又は分岐状の一価炭化水素基を表し、
はそれぞれ独立して炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表し、
Zは二価有機基を表し、
iはLで示されるシリルアルキル基の階層を表し、該シリルアルキル基の繰り返し数である階層数がkのとき1〜kの整数であり、階層数kは1〜10の整数であり、Li+1はiがk未満のときは該シリルアルキル基であり、i=kのときはRであり、hは0〜3の範囲の数である)で表される、シロキサンデンドロン構造を有するシリルアルキル基を表し、
Qは二価以上の連結基を介してケイ素原子に結合し、かつ下記構造式(3−1)〜(3−4);
【化3】

(式中、rは1〜6の範囲の数である)
【化4】

(式中、Wは水素原子又は炭素原子数1〜20のアルキル基を表す)
【化5】

(式中、Wは前記と同様の基を表す)
【化6】

で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位を含有してなる親水性基であり、
a 、b及びcは、それぞれ、1.0≦a≦2.5、0.0001≦b≦1.5、0.0001≦c≦1.5の範囲にある数である}で表される(A)共変性オルガノポリシロキサンを含有する毛髪化粧料。
【請求項2】
前記一般式(1)において、Lが下記一般式(2−1)又は一般式(2−2):
一般式(2−1):
【化7】

一般式(2−2):
【化8】

(式中、R、R及びZは前記と同様の基であり、h及びhは各々独立に0〜3の範囲の数である)で表される官能基である、請求項1に記載の毛髪化粧料。
【請求項3】
前記一般式(1)において、Qが、下記構造式(3−5)〜(3−7):
【化9】

【化10】

【化11】

で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位を更に含む、請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
【請求項4】
Qが、下記一般式(4−1)〜(4−4):
【化12】

{式中、Rは(p+1)価の有機基であり、
pは1〜3の整数であり、
は各々独立に、前記構造式(3−1)〜(3−4)で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位であり、
mは1〜100の範囲の数であり、
は水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、アシル基及びグリシジル基からなる群から選択される基である}、
【化13】

{式中、Rは前記と同様の基であり、
pは前記と同様の数であり、
は下記構造式(4−2−1);
【化14】

(式中、2つの酸素原子には、各々独立に、前記構造式(3−1)〜(3−4)で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位が結合する)で表される親水性基である}、
【化15】

{式中、Rは前記と同様の基であり、
pは前記と同様の数であり、
は下記構造式(4−3−1);
【化16】

(式中、2つの酸素原子には、各々独立に、前記構造式(3−1)〜(3−4)で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位が結合する)で表される親水性基である}、
【化17】

{式中、Rは前記と同様の基であり、
pは前記と同様の数であり、
は下記構造式(4−4−1);
【化18】

(式中、2つの酸素原子には、各々独立に、前記構造式(3−1)〜(3−4)で表される親水性単位から選択される少なくとも1種以上の親水性単位が結合する)で表される親水性基である}のいずれかで表される親水性基である、請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項5】
前記(A)共変性オルガノポリシロキサンが、下記構造式(1−1):
【化19】

{式中、R、L及びQは前記と同様の基であり、
RはR、L及びQから選択される基であり、
n1、n2及びn3は0〜2,000の範囲の数であり、(n1+n2+n3)は1〜2,000である。
但し、n2=0のとき、Rの少なくとも一方はLであり、また、n3=0のとき、Rの少なくとも一方はQである}で表される、請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項6】
前記(A)共変性オルガノポリシロキサンが、下記構造式(1−1−1)又は(1−1−2):
【化20】

【化21】

{式中、Zは前記と同様の基であり、
Rは、各々独立に、R、L及びQから選択される基であり、
及びLは前記と同様の基であり、
は、下記構造式(4−1−2)、(4−2−2)、(4−3−2)及び(4−4−2):
【化22】

(式中、R、p、X、m、及び、Rは前記と同様である)からなる群から選択される親水性基であり、
n1は10〜2,000の範囲の数であり、n2は0〜250の範囲の数であり、n3は0〜250の範囲の数である。但し、n2=0のとき、Rの少なくとも一方はLであり、また、n3=0のとき、Rの少なくとも一方はQである}で表される、請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項7】
前記構造式(1−1−1)又は(1−1−2)において、Zが各々独立に、下記一般式:
【化23】

(式中、Rは、各々独立に、置換基を有していてもよい、炭素数2〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン基、アルケニレン基又は炭素数6〜22のアリーレン基であり、
は、下記式:
【化24】

で示される二価の有機基から選択される基である)で示される2価の有機基から選ばれる基である、請求項6に記載の毛髪化粧料。
【請求項8】
前記構造式(4−1−2)、(4−2−2)、(4−3−2)及び(4−4−2)において、pが1であり、Rが、下記一般式(5−1)、(5−1−2)、(5−1−3)又は(5−2):
【化25】

(式中、Rは、各々独立に、置換基を有していてもよい、炭素数2〜22の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン基、アルケニレン基又は炭素数6〜22のアリーレン基である)で示される2価の有機基から選択される基である、請求項6又は7記載の毛髪化粧料。
【請求項9】
(B)油剤を更に含有する請求項1〜8のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項10】
(C)界面活性剤を更に含有する請求項1〜9のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項11】
(D)水溶性高分子を更に含有する請求項1〜10のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項12】
毛髪洗浄用化粧料、毛髪コンディショニング用化粧料、毛髪スタイリング用化粧料、又は、染毛用化粧料である請求項1〜11のいずれかに記載の毛髪化粧料。
【請求項13】
(C1)アニオン性界面活性剤、及び、(D1)カチオン性水溶性高分子を含有する請求項12記載の毛髪洗浄用化粧料。
【請求項14】
(B2−1)高級アルコール、及び、(C2)カチオン性界面活性剤を含有する請求項12記載の毛髪コンディショニング用化粧料。
【請求項15】
液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、ムース状又はスプレー状である請求項12記載の毛髪スタイリング用化粧料。
【請求項16】
(K)酸化染毛剤及び/又は(L)直接染料を更に含有する請求項12記載の染毛用化粧料。


【公開番号】特開2012−46507(P2012−46507A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−165680(P2011−165680)
【出願日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(000110077)東レ・ダウコーニング株式会社 (338)
【Fターム(参考)】