説明

円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置

円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置であって、該トルク検出装置が、円錐形プーリ対の軸(10)と不動に結合された傾斜面(32)と、前記軸に周面係合し、該軸に対して相対的に軸方向で摺動可能且つ回転可能な検出ピストン(36)と不動に結合された別の傾斜面(38)とを有しており、これらの傾斜面が、前記検出ピストンと軸との間に作用するトルクの変化に際して、検出ピストンの軸方向位置を、当該傾斜面間に配置された複数の球(40)の傾斜面に沿った転動により変化させるように形成されており、トルク検出装置が更に、可動プーリ(14)と不動に結合されたガイド面(58)を有しており、該ガイド面の半径方向内側に前記球が接触しており、前記可動プーリが、前記軸と相対回動不能に且つ軸方向摺動可能に結合されており且つ前記検出ピストンの軸方向位置に関連した液圧で以て、前記軸と不動に結合された固定プーリに向かって押圧されており、前記ガイド面が、球と前記軸の軸線との間の半径方向間隔が、可動プーリと固定プーリとの間の軸方向間隔に関連するように成形されている形式のものにおいて、
前記ガイド面(58)が、各球(40)の前記傾斜面(32,38)との接触点、球のガイド面(58)との接触点及び球の中心点が半径方向に向けられた1平面内に位置するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置に関する。
【0002】
例えば自動車に使用される円錐形プーリ巻掛け伝動装置は、一般に2つの円錐形プーリ対を有しており、これらの円錐形プーリ対は、例えばリンクプレートチェーン等の巻掛け手段により巻掛けられる。各円錐プーリ対の円錐プーリ間の間隔を逆向きで変えることにより、伝動装置の変速比が連続的に変えられる。
【0003】
有利には、1円錐形プーリ対は、殊に駆動側に組み込まれたトルクセンサを有しており、このトルクセンサによって、駆動モータから作用するトルクが検出され、所属のプーリ対の円錐プーリ間の圧着圧力が前記トルクに対応して変化される。
【0004】
このような、組み込まれたトルクセンサを備えた円錐プーリ巻掛け伝動装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4234294号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1954644号明細書、ドイツ連邦共和国特許第4026683号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開19545492号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第19951950号明細書に記載されている。
【0005】
図4には、円錐プーリ巻掛け伝動装置の駆動側部分の横断面図が示されている。固定プーリ(図示せず)と一体に形成された入力軸10には、軸方向で摺動可能に、しかし当該入力軸10と相対回動不能に結合された可動プーリ14が配置されている。
【0006】
可動プーリ14の裏側には、この可動プーリ14の半径方向外側の領域にシリンダリング16が半径方向で互いに間隔をあけられた2つの壁を備えて不動に固定されており、前記シリンダリング16内でピストン18が作動するので、この図面ではピストン18の右側に第1の圧力室20が形成されており、この第1の圧力室20には、可動プーリ14に形成された複数の半径方向孔22、可動プーリ14と軸10との間の環状室24、軸10に形成された半径方向孔26及び軸方向孔28を介して、伝達比調整のために変更可能な液圧を供給することができる。
【0007】
全体的に環状のピストン18は、全体的にコップ形の支持リング30に不動に結合されており、この支持リング30もやはり、入力軸10に不動に結合されている。支持リング30の端面に傾斜面32が形成されている。
【0008】
更に、支持リング30の内側には、全体的に環状に形成された検出ピストン36が入力軸10の周面及び支持リング30の内周面に対してシールされて、軸方向で摺動可能に配置されている。当該の検出ピストン36は、可動プーリ14に向けられた突出部を備えて形成されており、この突出部の背面側に傾斜面38が形成されており、この傾斜面38は、前記傾斜面32に対する対応面を形成している。これらの傾斜面32,38間には転動体(図示の実施例では球40)が配置されている。
【0009】
検出ピストン36と可動プーリ14との間には第2の圧力室42が形成されており、この第2の圧力室42には、入力軸10を通る供給導管44を介して液圧を供給することができ、この場合、液圧媒体は、やはり入力軸10内に形成された導出導管46を介して導出可能である。
【0010】
第2の圧力室に通じる供給導管開口48の有効横断面は、可動プーリ14の軸方向位置によって規定される。第2の圧力室42から通じる導出導管開口50の有効横断面は、検出ピストン36の位置によって規定される。検出ピストン36は、周方向で間隔を開けられた軸方向のアーム52で以て支持リング30の切欠きを貫通して突出している。前記アーム52の半径方向外面には、軸方向及び半径方向に向けられた複数の歯列が設けられており、これらの歯列は入力ホイール54の内側歯列と噛み合っており、この入力ホイール54は軸受け8を介して軸方向でほぼ摺動不能に入力軸10に支承されている。
【0011】
可動プーリ14と不動に結合されたシリンダリング16の半径方向内側には、リング部材56がシリンダリング16と不動に結合されており、当該リング部材56の内面はガイド面58を形成しており、このガイド面58には球40が接触しており、更にガイド面58は球40の半径方向外向きの運動を制限する。
【0012】
ここまでに説明した装置の構成及び機能は自体公知なので、以下簡単にのみ説明する。
【0013】
回転駆動可能な入力ホイール54から検出ピストン36にトルクが作用すると、このトルクは傾斜面38、球40及び傾斜面32を介して支持リング30延いては軸10に伝達される。前記傾斜面は、検出ピストン36がトルクの増大に伴って、図1では右側に向かって運動し、これにより導出導管開口50が次第に閉鎖されるように構成されている。導出導管開口50の有効サイズが小さくなるにつれて、第2の圧力室42内の圧力は増大し、これにより、可動プーリ14には入力トルクに関連した圧着圧力が作用する。可動プーリ14が大幅に左側に向かって摺動されると(伝動装置の最大のアンダードライブ)、供給導管開口48が閉鎖されるので、第2の圧力室42は無圧状態である。可動プーリ14が図4において右側に向かって移動すると、ガイド面58の有効半径が縮小することにより、球と傾斜面との間の接触部は、可動プーリ14の摺動増大に伴って右側に向かって半径方向内側へずれ、これにより、第2の圧力室42内の圧力が付加的に伝達比に関連して変化される。それというのも、傾斜面の勾配が、球と傾斜面との間の接触箇所の、入力軸10の軸線からの半径方向間隔に関連しているからである。この場合、楔面の勾配は、一般に半径方向内側の方が、半径方向外側よりも大きい。
【0014】
特に検出ピストン36、傾斜面32,38、ガイド面58及び球40によって形成された公知のトルク検出装置は、以下の特徴を有している。即ち:
‐入力軸10の回転数の増大に伴って、球40に作用する遠心力が増大し、この遠心力は一般に傾斜面及びガイド面の反力によって完全には引き受けられないので、第2の圧力室42内の圧力は回転数関連性となる。このことは、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のスリップ又は過負荷又はヒステリシスをも惹起する恐れがある。
‐入力軸10の軸線からの間隔のみに関連した周方向の傾斜面の勾配(半径方向の関連性)の場合は、球が傾斜面に接して転動する転動面に対する垂線は、半径方向成分を有している。従って、球の中心点及び球と傾斜面との間の接触点は、異なる半径上に位置している。この相違は、検出ピストンの軸方向摺動にほぼ比例している。その結果、圧着圧力(第2の圧力室内の圧力)とトルクとの間の比は、伝達比に関連するのみならず、第2の圧力室42を通流する液圧媒体の体積流及び背圧並びにトルクにも関連している。
【0015】
本発明の課題は、検出されたトルクの、回転数、体積流、背圧及び別の値との、上で説明した不都合な関連性が阻止されたトルク検出装置を提供することである。
【0016】
本発明の課題の第1の解決手段は、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置であって、該トルク検出装置が、円錐形プーリ対の軸と不動に結合された傾斜面と、前記軸に周面係合し、該軸に対して相対的に軸方向で摺動可能且つ回転可能な検出ピストンと不動に結合された別の傾斜面とを有しており、これらの傾斜面が、前記検出ピストンと軸との間に作用するトルクの変化に際して、検出ピストンの軸方向位置を、当該傾斜面間に配置された複数の球の傾斜面に沿った転動により変化させるように形成されており、トルク検出装置が更に、可動プーリと不動に結合されたガイド面を有しており、該ガイド面の半径方向内側に前記球が接触しており、前記可動プーリが、前記軸と相対回動不能に且つ軸方向摺動可能に結合されており且つ前記検出ピストンの軸方向位置に関連した液圧で以て、前記軸と不動に結合された固定プーリに向かって押圧されており、前記ガイド面が、球と前記軸の軸線との間の半径方向間隔が、可動プーリと固定プーリとの間の軸方向間隔に関連するように成形されており、しかも前記ガイド面が、各球の前記傾斜面との接触点、球のガイド面との接触点及び球の中心点が半径方向に向けられた1平面内に位置するように構成されていることによって得られる。
【0017】
これにより、遠心力が反力により完全に引き受けられ、圧着圧力の不都合な回転数関連性は惹起されないということが達成される。
【0018】
本発明の課題の別の解決手段は、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置であって、該トルク検出装置が、円錐形プーリ対の軸と不動に結合された傾斜面と、前記軸に周面係合し、該軸に対して相対的に軸方向で摺動可能且つ回転可能な検出ピストンと不動に結合された別の傾斜面とを有しており、これらの傾斜面が、前記検出ピストンと軸との間に作用するトルクの変化に際して、検出ピストンの軸方向位置を、当該傾斜面間に配置された複数の球の傾斜面に沿った転動により変化させるように形成されており、トルク検出装置が更に、可動プーリと不動に結合されたガイド面を有しており、該ガイド面の半径方向内側に前記球の半径方向外側領域が接触しており、前記可動プーリが、前記軸と相対回動不能に且つ軸方向摺動可能に結合されており且つ前記検出ピストンの軸方向位置に関連した液圧式の圧着圧力で以て、前記軸と不動に結合された固定プーリに向かって押圧されており、前記ガイド面が、球と前記軸の軸線との間の半径方向間隔が、可動プーリと固定プーリとの間の軸方向間隔に関連するように成形されており、しかも前記ガイド面が、各球の前記傾斜面との接触点及び球のガイド面との接触点が半径方向に対して予め規定された角度を有する1平面内に位置するように構成されていることによって得られる。
【0019】
これにより、遠心力が、前記角度に基づき予め規定可能な圧着圧力の回転数関連性を生ぜしめ、この回転数関連性は、伝動装置の制御において考慮され得る。
【0020】
有利には、傾斜面の勾配が、該傾斜面の最も低い位置から離れるにつれて減少し、圧着圧力及びトルクの比が、傾斜面とガイド面との相対位置とはほぼ無関係である。
【0021】
これにより、球の中心点に関する接触点の半径方向ずれのネガティブな影響が補償され得る。このことは、ガイド面の予め規定された各位置における半径方向ずれ、軸方向ずれ及び周方向ずれが、トルクと圧着圧力若しくは第2の圧力室内の圧力との比がほぼ一定のままであるように配置されていることによって得られる。
【0022】
以下に、大体においてあらゆる形式の、組み込まれたトルクセンサを備えた円錐形プーリ巻掛け伝動装置に使用可能な本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0023】
以下に説明する本発明によるジオメトリは、図4に示した伝動装置において使用可能である。
【0024】
図1aには、傾斜面32,38間の球40が示されており、前記傾斜面32,38は周方向で支持リング30若しくは検出ピストン36に交互に形成されている。
【0025】
図1aにはトルクフリーの状態が示されており、この状態では検出ピストン36は支持リング30に最大限に接近している。図1bに示した状態では、検出ピストン36に形成された傾斜面38は周方向yで、入力ホイール54により入力されたトルクに基づき支持リング30の傾斜面32に対して相対的にずらされており、その結果、球40は両傾斜面に沿ってある程度転動し且つ支持リング30と検出ピストン36との間の間隔を拡大させる。看取されるように、これにより、接触点B,Bと球の中心点Mとを結ぶ線は、x方向(入力軸10の軸線方向)に対して所定の角度を成す。接触点B,B、球の中心点M及びガイド面58との球の接触点とを含む1平面が半径方向を向き続けるためには、前記の成形ガイド面58が、図4に示したII−II線に沿った断面図で見て図2に示した形状を有している。この場合は半径方向で見て支持リング30の傾斜面32の最も低い位置に位置する位置から出発して半分だけが周方向で図示されている。看取されるように、ガイド面はその中間領域に平坦部60を有しており、この平坦部60には球40が、図2aに点Pで示した位置で接触している。
【0026】
図2bには、図1bに示した状態における、球40とガイド面58との間の接触が示されており、この場合、接触箇所P,Pは側方に移動し且つ点B,M,B,P(PとPとの中間)を含む1平面は半径方向を向いたままである。
【0027】
ポンピング状態、即ち周方向での傾斜面32,38間の大幅な摺動に対応する図2cに示した状態では、接触点Pは図2bの有効接触点Pに比べて更に移動されている。
【0028】
ガイド面58は、球の傾斜面とガイド面との接触点及び球中心を含む1平面が半径方向で位置するように、傾斜面32,38に合わせられていてよい。これにより、回転数の増大に伴って球40に作用する遠心力が反力により完全に引き取られ、圧着圧力の不都合な回転数関連性は生じないということが保証される。また、ガイド面58は、球の傾斜面とガイド面との接触点が、半径方向で所与の角度を有する1平面を規定するように構成されていてもよい。これにより、円錐形プーリ巻掛け伝動装置の液圧制御において考慮可能な、予め規定可能な圧着圧力の回転数関連性が得られる。
【0029】
図3には、図1とは異なる形状の傾斜面が示されており、この場合は支持リング30の傾斜面32のみが図示されている。看取されるように、傾斜面32の勾配αは周方向yで変化しており、しかも、この勾配は最も低い位置からの距離が増大するにつれて小さくなる。周方向で減少するこの勾配を以て、球中心Mに関する接触点の半径方向ずれのネガティブな影響は、r・tan(α)(トルクに対応)と、圧着圧力若しくは第2の圧力室42内の圧力との比が、r及び/又はαが変化してもほぼ一定であり続けるように、傾斜面32又はガイド面58の予め規定されたあらゆるポジションにおける半径方向ずれ、軸方向ずれ及び周方向ずれが変化することに基づき、補償され得る。rは入力軸10の軸線からの接触点Bの半径方向距離であり、α=α(r)は、前記半径方向距離に関連した主傾斜面角度、即ち図3に示した球40の傾斜面の最も低い位置における勾配である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1a及び図1bには、周方向で異なる傾斜面相互の相対位置に関する、図4に示したI−I平面に沿って断面した断面図が示されている。
【図2】図2a〜図2cは、それぞれ図4に示したII−II平面に沿って断面した断面図であり、この場合、球は周方向に関して、ガイド面に対してそれぞれ異なる位置にある。
【図3】図1とは異なる形状の傾斜面を図1と同様に示した図である。
【図4】自体公知の構成形式の円錐形プーリ巻掛け伝動装置の駆動側の部分領域を横断して示した図である。
【図1a】

【図1b】

【図2a】

【図2b】

【図2c】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置であって、該トルク検出装置が、円錐形プーリ対の軸(10)と不動に結合された傾斜面(32)と、前記軸に周面係合し、該軸に対して相対的に軸方向で摺動可能且つ回転可能な検出ピストン(36)と不動に結合された別の傾斜面(38)とを有しており、これらの傾斜面が、前記検出ピストンと軸との間に作用するトルクの変化に際して、検出ピストンの軸方向位置を、当該傾斜面間に配置された複数の球(40)の傾斜面に沿った転動により変化させるように形成されており、トルク検出装置が更に、可動プーリ(14)と不動に結合されたガイド面(58)を有しており、該ガイド面の半径方向内側に前記球が接触しており、前記可動プーリが、前記軸と相対回動不能に且つ軸方向摺動可能に結合されており且つ前記検出ピストンの軸方向位置に関連した液圧で以て、前記軸と不動に結合された固定プーリに向かって押圧されており、前記ガイド面が、球と前記軸の軸線との間の半径方向間隔が、可動プーリと固定プーリとの間の軸方向間隔に関連するように成形されている形式のものにおいて、
前記ガイド面(58)が、各球(40)の前記傾斜面(32,38)との接触点、球のガイド面(58)との接触点及び球の中心点が半径方向に向けられた1平面内に位置するように構成されていることを特徴とする、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置。
【請求項2】
円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置であって、該トルク検出装置が、円錐形プーリ対の軸(10)と不動に結合された傾斜面(32)と、前記軸に周面係合し、該軸に対して相対的に軸方向で摺動可能且つ回転可能な検出ピストン(36)と不動に結合された別の傾斜面(38)とを有しており、これらの傾斜面が、前記検出ピストンと軸との間に作用するトルクの変化に際して、検出ピストンの軸方向位置を、当該傾斜面間に配置された複数の球(40)の傾斜面に沿った転動により変化させるように形成されており、トルク検出装置が更に、可動プーリ(14)と不動に結合されたガイド面(58)を有しており、該ガイド面の半径方向内側に前記球が接触しており、前記可動プーリが、前記軸と相対回動不能に且つ軸方向摺動可能に結合されており且つ前記検出ピストンの軸方向位置に関連した液圧式の圧着圧力で以て、前記軸と不動に結合された固定プーリに向かって押圧されており、前記成形ガイド面が、球と前記軸の軸線との間の半径方向間隔が、可動プーリと固定プーリとの間の軸方向間隔に関連するように成形されている形式のものにおいて、
前記ガイド面(58)が、各球(40)の前記傾斜面(32,38)との接触点及び球のガイド面(58)との接触点が半径方向に対して予め規定された角度を有する1平面内に位置するように構成されていることを特徴とする、円錐形プーリ巻掛け伝動装置のためのトルク検出装置。
【請求項3】
前記傾斜面(32,38)の勾配が、これらの傾斜面の最も低い位置から離れるにつれて、圧着圧力とトルクとの比が傾斜面とガイド面(58)との相対的な位置とはほぼ無関係であるように減少している、請求項1又は2記載のトルク検出装置。

【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−531610(P2009−531610A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−501838(P2009−501838)
【出願日】平成19年3月5日(2007.3.5)
【国際出願番号】PCT/DE2007/000401
【国際公開番号】WO2007/110026
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(390009070)ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト (236)
【氏名又は名称原語表記】LuK Lamellen und Kupplungsbau  Beteiligungs KG
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 3, D−77815 Buehl, Germany
【Fターム(参考)】