説明

再生装置

【課題】通常再生用の動画像データと高速再生用の画像データを効率よく外部装置に送信できるようにする。
【解決手段】記録再生装置20は、記録媒体10に記録された通常再生用の動画像データ及び高速再生用の画像データを再生する記録再生部11と、記録再生部11で再生された通常再生用の動画像データを転送するための第1のバス15と、記録再生部11で再生された高速再生用の画像データを転送するための第2のバス16と、第1及び第2のバス15、16を介して通常再生用の動画像データ及び高速再生用の画像データを受信する通信手段14とを有する。通信手段14は、第1及び第2のバス15、16を介して受信した通常再生用の動画像データ及び高速再生用の画像データをそれぞれ異なる論理チャネルを介して外部装置に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体から動画像データを再生する再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、PES形式の動画像データ(通常再生用)と、画像データ(高速再生用)とを、MPEG2のTS形式で多重化して、デジタルインターフェース(DIF)に出力する技術が記載されている。
【特許文献1】特開2004−242172号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1では、PES形式の動画像データと、高速再生用の画像データとをTS形式に変換して多重化する必要がある。そのため、PES形式の動画像データのみをTS形式に変換する場合に比べて、多重化回路が複雑になるという問題がある。
【0004】
また、PES形式の動画像データのみをTS形式に変換してDIFに出力する場合に比べて、TS処理部とDIFとの間のデータ転送バスの帯域幅を大きくする必要があるという問題がある。これは、TSデータが動画像データだけでなく、高速再生用の画像データを含むためである。
【0005】
また、PES形式の動画像データと、高速再生用の画像データとをTS形式で多重化した場合、送信先の外部装置は、TSデータから高速再生用の画像データを分離しなければならず、回路が複雑になるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、通常再生用の動画像データと高速再生用の画像データとを効率よく外部装置に送信できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る再生装置は、例えば、記録媒体から通常再生用の動画像データ及び高速再生用の画像データを再生する再生手段と、前記記録媒体から再生された前記通常再生用の動画像データを転送するための第1のバスと、前記記録媒体から再生された前記高速再生用の画像データを転送するための第2のバスと、前記第1のバス及び前記第2のバスを介して前記通常再生用の動画像データ及び前記高速再生用の画像データを受信する通信手段とを有し、前記通信手段は、前記第1のバス及び前記第2のバスを介して受信した前記通常再生用の動画像データ及び前記高速再生用の画像データをそれぞれ異なる論理チャネルを介して外部装置に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通常再生用の動画像データと高速再生用の画像データとを効率よく外部装置に送信することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置20の主要な構成要素を示す図である。図1に示す記録再生装置20は、デジタルビデオレコーダ、デジタルビデオカメラ等の装置として構成することができる。
【0011】
図1の記録再生装置20は、通常再生用の動画像データと、高速再生用の画像データとを生成し、これらを記録媒体10上の多数のトラックに記録したり、再生したりすることができる。本発明の全ての実施形態において、記録媒体10は、磁気テープ等のテープ状記録媒体であることが好ましい。しかし、テープ状記録媒体として制御することができるのであれば、記録媒体10は、ランダムアクセス可能な記録媒体であってもよい。
【0012】
本発明の全ての実施形態において、通常再生用の動画像データと、高速再生用の画像データは、例えば、MPEG2規格に準拠した画像符号化方式により符号化されているものとする。また、通常再生用の動画像データは、音声データ、付加データ等を含むものとする。通常再生用の動画像データは、少なくとも、ビデオPES(Packetized Elementary Stream)パケットと、オーディオPESパケットとを含み、記録媒体10に記録されている。ビデオPESパケットは、図2(a)に示すように、ビデオES(ElementaryStream)から生成される。また、オーディオPESパケットは、図2(a)に示すように、オーディオES(エレメンタリストリーム:ElementaryStream)から生成される。ビデオPESパケット、オーディオPESパケット、ビデオES及びオーディオESは、MPEG2規格に準拠するものとする。
【0013】
図3は、高速再生用の画像データの構造の一例を示す図である。高速再生用の画像データは、ビデオESのうち、フレーム内符号化されたフレーム(Iフレーム)の画像データのみを用いて生成される。高速再生用の画像データは、図3に示すように、1440(pixels)×1088(lines)の解像度を持つIフレームの画像データを90×68のマクロブロック(MB)に分割する。そして、各マクロブロックの輝度情報(Y0,Y1, Y2, Y3)をそれぞれ6bitsで表現し、各マクロブロックの色差情報(Cr, Cb)をそれぞれ5bitsで表現したものである。よって、高速再生用の画像データの解像度は180×136となる。高速再生用の画像データは、高速再生時にヘッドが走査する位置(固定位置)に記録される。高速再生用の画像データは、例えば、図4の斜線部分に記録される。図4の斜線部分は、通常再生時にも、記録媒体10から再生することができる部分である。従って、高速再生用の画像データは、通常再生時にも、記録媒体10から再生することができる。高速再生用の画像データは、記録媒体10に記録されている通常再生用の動画像データをサーチ(検索)する目的でも使用される。従って、高速再生用の画像データは、「サーチデータ」と呼ぶこともできる。
【0014】
次に、通常の再生時におけるDIF(デジタルインターフェース)部14のデータ送信処理について説明する。
【0015】
DIF部14は、図6に示すように、USBデバイスコントローラ14a及びIEEE1394インターフェース14bを有する。DIF部14は、制御部13からの指示に従って、USBデバイスコントローラ14a及びIEEE1394インターフェース14bのいずれかを選択してPC100と通信することができる。ユーザは、USBデバイスコントローラ14a及びIEEE1394インターフェース14bのいずれかを選択することを、操作パネル(不図示)を介して制御部13に指示することができる。
【0016】
USBデバイスコントローラ14aは、USB2.0 (Universal SerialBus 2.0)規格及びその拡張規格(wireless USB、USB3.0等)に準拠したものであることが好ましい。本発明の全ての実施形態において、USB2.0規格及びその拡張規格を総称して「USB規格」という。IEEE1394インターフェース14bは、IEEE1394-1995規格及びその拡張規格(IEEE1394a-2000等)に準拠したものであることが好ましい。本発明の全ての実施形態において、IEEE1394-1995規格及びその拡張規格を「IEEE1394規格」と呼ぶ。
【0017】
本実施形態では、DIF部14が、HS(High Speed)対応のUSBデバイスコントローラ14aを選択してPC100と通信する場合を説明する。
【0018】
本実施形態に係る記録再生装置20は、USBホストであるPC100と3本の論理的な回線(論理チャネル)101、102、103を確立している。USBにおけるデータ転送はデバイスのエンドポイントからエンドポイントに向けて行われる。エンドポイントとは、複数のバイトを格納するバッファを意味する。各エンドポイントはユニークなアドレスを持ってあり、どのデバイスもコントロールエンドポイントとして構成されたエンドポイント0を持つ。上記の論理チャネル(PIPE)は、上述したエンドポイントをPC100と接続するものである。USBには、コントロール転送、バルク転送、インタラプト転送、アイソクロナス転送の4つの転送形態がある。コントロール転送は、USB規格で定義されたリクエストを運び、PC100はそれを使ってデバイス情報を取得する。また、クラスまたはベンダが任意の目的について定義したリクエストを運ぶことができる。バルク転送は、時間の制約がない場合のデータ転送に有用である。これはプリンタやスキャナとのデータ転送で用いられる。インタラプト転送は、データを一定時間内に転送しなければならない場合に役に立つ。これはキーボード、マウスなどのポインティングデバイス、ジョイステック等で用いられる。アイソクロナス転送はストリームの実時間転送で、データが一定間隔に到着しなければならないとき、あるいは特定のタイミングまでに到着しなければならないときで、かつ、エラーが許されない場合に役に立つ。ここで、コントロールパイプ101は、コントロール転送用の論理チャネルであり、アイソクロナスパイプ102、103は、アイソクロナス転送用の論理チャネルである。
【0019】
記録再生部11は、制御部13から通常再生の指示があると、記録媒体10から通常再生用の動画像データと、高速再生用の画像データとを再生する。また、記録再生部11は、制御部13から高速再生の指示があると、記録媒体10から高速再生用の画像データを再生する。記録再生部11は、通常再生用の動画像データと、高速再生用の画像データとをそれぞれ記録再生部11内のメモリに格納する。通常再生用の動画像データは、記録再生部11からTS(トランスポートストリーム)処理部12に出力される。TS処理部12は、制御部13からの指示に従い、通常再生用の動画像データをMPEG2のトランスポートストリーム形式に変換し、TS処理部12とDIF部14との間のスプリットバス15を介してDIF部14に通常再生用の動画像データを出力する。このスプリットバス15は、第1のバスとして機能する。
【0020】
ここで、TS処理部12による変換処理について説明する。TS処理部12は、通常再生用の動画像データを多数のブロックに分割し、各ブロックに対してTSヘッダを付加して188バイトのトランスポートストリームパケット(TSパケット)を生成する。そして、通常再生用の動画像データから生成したTSパケットを適当なタイミングで多重化し、TSを生成する。TS処理部12による多重化処理の様子を図5に示す。図5において、トランスポートストリームのうちVがビデオPES51から生成したTSパケットであり、AがオーディオPES52から生成したTSパケットである。各TSパケットは、図5に示すように、TSヘッダ(4バイト)とTSペイロード(184バイト)を含む。TSヘッダには、各パケットのデータを識別するためのパケットID(PID)が付加されている。TS処理部12はまた、各PIDのパケットに含まれるプログラム(データ)の内容を示すプログラムマップテーブル(PMT)及びPMTを検出するためのプログラムアソシエーションテーブル(PAT)を多重化して出力する。PAT及びPMTは、プログラム仕様情報(PSI)と呼ばれ、特にPATを有するTSパケットのPIDは0番が割り当てられる。
【0021】
USBデバイスコントローラ14aは、スプリットバス15を介して受信したTSパケットにUSBビデオクラスヘッダを付加した後、アイソクロナスパイプ102を介して、外部装置としてのPC100に送信する。なお、本発明の全ての実施形態において、USB Video Device Class規格に準拠するヘッダを「USBビデオクラスヘッダ」と呼ぶ。
【0022】
また、高速再生用の画像データは、記録再生部11から制御部13のCPUバス16を介してDIF部14に直接出力される。このCPUバス16は、第2のバスとして機能する。
【0023】
DIF部14内のUSBデバイスコントローラ14aは、CPUバス16を介して受信した高速再生用の画像データにUSBビデオクラスヘッダを付加した後、アイソクロナスパイプ103を介して、外部装置としてのPC100に送信する。
【0024】
[第2の実施形態]
図1及び図7を参照し、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0025】
通常の再生時におけるDIF部14のデータ送信処理について説明する。本実施形態では、DIF部14が、HS(High Speed)対応のUSBデバイスコントローラ14aを選択してPC100と通信する場合を説明する。
【0026】
本実施形態に係る記録再生装置20は、第1の実施形態と同様に、図1に示すものである。記録再生装置20は、USBホストであるPC100と4本の論理チャネル(コントロールパイプ111、アイソクロナスパイプ112、バルクパイク113、インタラプトパイプ114を確立している。ここで、コントロールパイプ111は、コントロール転送用の論理チャネルである。アイソクロナスパイプ112は、アイソクロナス転送用の論理チャネルである。バルクパイク113は、バルク転送用の論理チャネルである。インタラプトパイプ114は、インタラプト転送用の論理チャネルである。
【0027】
USBデバイスコントローラ14aは、スプリットバス15を介してTS処理部12から受信したTSパケットにUSBビデオクラスヘッダを付加した後、アイソクロナスパイプ112を介して、PC100に送信する。
【0028】
また、USBデバイスコントローラ14aは、CPUバス16を介して高速再生用の画像データを受信すると、インタラプトパイプ114を介して、転送開始トリガをPC100に送信する。転送開始トリガは、高速再生用の画像データの転送が開始されることをPC100に通知するための情報を含む。その後、USBデバイスコントローラ14aは、バルクパイク113を介して、高速再生用の画像データをPC100に送信する。
【0029】
[第3の実施形態]
図1及び図8を参照し、本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0030】
通常の再生時におけるDIF部14のデータ送信処理について説明する。本実施形態では、DIF部14が、HS(High Speed)対応のUSBデバイスコントローラ14aを選択してPC100と通信する場合を説明する。
【0031】
本実施形態に係る記録再生装置20は、第1の実施形態と同様に、図1に示すものである。記録再生装置20は、USBホストであるPC100と3本の論理チャネル(コントロールパイプ121、アイソクロナスパイプ122、インタラプトパイプ123)を確立している。ここで、コントロールパイプ121は、コントロール転送用の論理チャネルである。アイソクロナスパイプ122は、アイソクロナス転送用の論理チャネルである。インタラプトパイプ123は、インタラプト転送用の論理チャネルである。
【0032】
USBデバイスコントローラ14aは、スプリットバス15を介してTS処理部12から受信したTSパケットにUSBビデオクラスヘッダを付加した後、アイソクロナスパイプ122を介して、PC100に送信する。
【0033】
また、USBデバイスコントローラ14aは、CPUバス16を介して高速再生用の画像データを受信すると、インタラプトパイプ123を介して、高速再生用の画像データをPC100に送信する。
【0034】
[第4の実施形態]
図1及び図9を参照し、本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0035】
通常の再生時におけるDIF部14のデータ送信処理について説明する。本実施形態では、DIF部14が、IEEE1394インターフェース14bを選択してPC100と通信する場合を説明する。
【0036】
本実施形態に係る記録再生装置20は、第1の実施形態と同様に、図1に示すものである。記録再生装置20は、PC100との間に2本の論理チャネル(アイソクロナスチャネル131、132)を確立している。IEEE1394規格でもUSB規格と同様に、アイソクロナス転送は125μ秒毎にデータ転送が完了することを保証しており、動画や音声等の転送に適している。
【0037】
IEEE1394インターフェース14bは、スプリットバス15を介してTS処理部12からTSパケットを受信すると、TSパケットとCIP(Common Isochronous Packet)ヘッダとを含むアイソクロナスパケットを生成する。その後、IEEE1394インターフェース14bは、生成したアイソクロナスパケットを、アイソクロナス転送を用いて、PC100に送信する。これにより、IEEE1394インターフェース14bで生成されたアイソクロナスパケットは、アイソクロナスチャネル131を介して、PC100に送信される。本発明の全ての実施形態において、CIPヘッダは、少なくともIEC61883-1規格に準拠するものとする。
【0038】
また、IEEE1394インターフェース14bは、CPUバス16を介して高速再生用の画像データを受信した場合、高速再生用の画像データとCIPヘッダとを含むアイソクロナスパケットを生成する。その後、IEEE1394インターフェース14bは、生成したアイソクロナスパケットを、アイソクロナス転送を用いて、PC100に送信する。これにより、IEEE1394インターフェース14bで生成されたアイソクロナスパケットは、アイソクロナスチャネル132を介して、PC100に送信される。
【0039】
[第5の実施形態]
図1及び図10を参照し、本発明の第5の実施形態を説明する。第5の実施形態において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
通常の再生時におけるDIF部14のデータ送信処理について説明する。本実施形態では、DIF部14が、IEEE1394インターフェース14bを選択してPC100と通信する場合を説明する。
【0041】
本実施形態に係る記録再生装置20は、第1の実施形態と同様に、図1に示すものである。記録再生装置20は、PC100との間に2本の論理チャネル(アイソクロナスチャネル141及びアシンクロナスチャネル142)を確立している。IEEE1394では、非同期にデータの通信を行う際に、アシンクロナス(Asynchronous)転送を用いる。アシンクロナス転送では、相手ノードに確実にパケットを送信することを保証し、送信の遅延時間は保証しない。
【0042】
IEEE1394インターフェース14bは、スプリットバス15を介してTS処理部12から受信した場合、TSパケットとCIPヘッダとを含むアイソクロナスパケットを生成する。その後、IEEE1394インターフェース14bは、生成したアイソクロナスパケットを、アイソクロナス転送を用いて、PC100に送信する。これにより、IEEE1394インターフェース14bで生成されたアイソクロナスパケットは、アイソクロナスチャネル141を介して、PC100に送信される。
【0043】
IEEE1394インターフェース14bは、CPUバス16を介して高速再生用の画像データを受信した場合、高速再生用の画像データを含むアシンクロナスパケットを生成する。その後、IEEE1394インターフェース14bは、生成したアシンクロナスパケットを、アシンクロナス転送を用いて、PC100に送信する。これにより、IEEE1394インターフェース14bで生成されたアイソクロナスパケットは、アシンクロナスチャネル142を介して、PC100に送信される。
【0044】
以上説明したように、本発明の第1から第5の実施の形態によれば、高速再生用の画像データをTS形式に変換することなくDIF部14に送信することができる。そのため、多重化回路が複雑にならずに済む。
【0045】
また、本発明の第1から第5の実施の形態によれば、送信先のPC100では、TSデータから高速再生用の画像データを分離する回路が不要となる。
【0046】
また、本発明の第1から第5の実施の形態によれば、通常再生用の動画像データと、高速再生用の画像データとを異なるバスを介してDIF部14に提供できるため、TS処理部12とDIF部14との間のデータ転送バスの帯域を大きくする必要もない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1から第5の実施の形態に係る記録再生装置の主要な構成要素を示す図である。
【図2】ESとPESの様子を示す図である。
【図3】高速再生用の画像データの構造の一例を示す図である。
【図4】高速再生用の画像データの記録位置の一例を示す図である。
【図5】PESとTSの様子を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置とPCとの接続状態を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る記録再生装置とPCとの接続状態を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る記録再生装置とPCとの接続状態を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る記録再生装置とPCとの接続状態を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る記録再生装置とPCとの接続状態を示す図である。
【符号の説明】
【0048】
10 記録媒体
11 記録再生部
14 DIF
15 スプリットバス
16 CPUバス
20 記録再生装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体から通常再生用の動画像データ及び高速再生用の画像データを再生する再生手段と、
前記記録媒体から再生された前記通常再生用の動画像データを転送するための第1のバスと、
前記記録媒体から再生された前記高速再生用の画像データを転送するための第2のバスと、
前記第1のバス及び前記第2のバスを介して前記通常再生用の動画像データ及び前記高速再生用の画像データを受信する通信手段とを有し、
前記通信手段は、前記第1のバス及び前記第2のバスを介して受信した前記通常再生用の動画像データ及び前記高速再生用の画像データをそれぞれ異なる論理チャネルを介して外部装置に送信することを特徴とする再生装置。
【請求項2】
前記通信手段は、前記通常再生用の動画像データをアイソクロナス転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信し、前記高速再生用の画像データをアイソクロナス転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記通信手段は、前記通常再生用の動画像データをアイソクロナス転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信し、前記高速再生用の画像データをバルク転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項4】
前記通信手段は、前記高速再生用の画像データの転送が開始されることを通知するための情報をインタラプト転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
【請求項5】
前記通信手段は、前記通常再生用の動画像データをアイソクロナス転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信し、前記高速再生用の画像データをインタラプト転送用の論理チャネルを介して前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項6】
前記通信手段は、前記通常再生用の動画像データをアイソクロナス転送を用いて前記外部装置に送信し、前記高速再生用の画像データをアイソクロナス転送を用いて前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項7】
前記通信手段は、前記通常再生用の動画像データをアイソクロナス転送を用いて前記外部装置に送信し、前記高速再生用の画像データをアシンクロナス転送を用いて前記外部装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項8】
前記高速再生用の画像データは、前記通常再生用の動画像データのうち、フレーム内符号化により符号化されたフレームの画像データによって構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の再生装置。
【請求項9】
前記通常再生用の動画像データは、MPEG2のトランスポートストリーム形式で前記通信手段から送信されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−60535(P2009−60535A)
【公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−228277(P2007−228277)
【出願日】平成19年9月3日(2007.9.3)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】