説明

写真プリント装置

【課題】 写真プリント装置を用いて、バッグを作成するための展開イメージをプリントする。
【解決手段】 複数の側壁と底壁とで袋状となるバッグを形成するためのフォーマットデータを取得するフォーマットデータ取得手段38Bと、このフォーマットデータに対して画像データを合成する合成処理手段38Cとを備え、この画像データが合成されたフォーマットデータ取得手段をプリント部Bでプリントするように画像処理装置4を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリントデータをプリント媒体にプリントする写真プリント装置に関し、詳しくは、写真プリント装置でプリントされたプリントデータに基づいてバッグを作成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
写真プリント装置に直接関係のない技術であるが、バッグを作成する技術として、特許文献1に記載されるものが存在する。この特許文献1では紙袋(本発明のバッグ)の手作り用キットが示され、このキットは横長の長方形状用紙と提げ紐とからなる。長方形状用紙には糊代部、側面部(本発明の側壁)、襠部、側面部(本発明の側壁)を区分けするために複数の折目線を設けている。このような構造を具備しているため、折目線に沿って長方形状用紙を折り曲げ、両面テープで糊代部を貼り付け、折り畳むことにより長方形状用紙から有底四角筒状の袋を形成し、紐通孔に手提げ紐を通して結び目を作ることにより紙袋が形成できる。
【0003】
【特許文献1】特開2002‐179088号公報(段落番号〔0008〕〜〔0036〕、図1〜図15)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献1のように手作りキットとして提供されるものが存在するものの、紙製のバッグは紙等の素材に店名や製品名をプリントする必要があるため、大量生産される形態で提供されることが多く、少量生産には不向きであると考えられていた。
【0005】
この種のバッグは広告媒体として利用されることが多いものであるが、比較的大きい素材(紙)に印刷を行う必要があるため、コストの面から考えても少量生産に不向きなものであった。しかしながら、この種のバッグは、商品のラッピングと同様に装飾性を備えるため、特定のデザインのプリントを施して、個人のパーティでパーティの出席者に手土産を配る際に使用することや、小規模の小売店の店名や広告をプリントして使用する有益性は認識されている。
【0006】
この種のバッグの装飾性を考えると、バッグに形成されるプリントは多色(カラー)であることが望ましく、より細密なプリントであることが望まれる。因みに、細密なカラーのプリントを行うためには高性能な印刷機械を用いる必要からバッグの製造コストを高めるものとなり、製造にも時間が掛かるものであった。また、装飾性を考えると、この種のバッグは収容する商品や、用いる時期によってプリントの内容を変更する必要もある。
【0007】
このように、必要とするデザインのプリントを施したバッグを少量生産する要望は従来からあったものの、コストが高まりやすく、また、作成に長時間を必要とする面で改善の余地があった。
【0008】
本発明の目的は、必要とするデザインのバッグを少量生産し得る写真プリント装置を合理的に構成する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の特徴は、プリントデータをプリント媒体にプリントする写真プリント装置において、
バッグを形成する複数の側壁と底壁との寸法の入力を許し、この入力に基づいて複数の側壁および底壁の寸法を設定する寸法設定手段と、
この寸法設定手段で設定された寸法に対応したバッグを形成するための展開図であるフォーマットデータを取得するフォーマットデータ取得手段と、
前記フォーマットデータの側壁の合成位置に対して、任意に選択した画像データを合成する合成処理手段と、
前記合成処理手段で画像データを合成した前記フォーマットデータをプリント媒体にプリントするプリント処理手段を備えている点にある。
【0010】
この構成により、プリント媒体でバッグを作成する場合には、寸法設定手段によってフォーマットデータにおける複数の側壁および底壁の寸法を設定し、これらの寸法に対応するフォーマットデータをフォーマットデータ取得手段で取得し、合成処理手段によってフォーマットデータの側壁の合成位置に任意の画像データを合成し、このフォーマットデータをプリント処理手段がプリント媒体にプリントすることになる。つまり、フォーマットデータとして側壁の形状を選択することや、側壁に施された装飾を選択でき、複数の側壁と底壁の寸法を任意の値に設定でき、側壁に合成する画像データとして任意のものを選択でき、このように設定したフォーマットデータを印画紙等のプリント媒体にプリントできる。その結果、形状や大きさ、プリント内容を任意に決めることが可能で、カラーによる細密なプリントを施したバッグを少量でも、短時間のうちに作成し得る写真プリント装置が合理的に構成された。
【0011】
本発明は、該写真プリント装置に使用するプリント媒体のサイズと、前記寸法設定手段に入力された寸法との比較により、前記複数の側壁と底壁とを展開した前記フォーマットデータのプリントが不能と判断した場合には、前記複数の側壁と底壁との一部を展開部分から分離した位置に配置したフォーマットデータを生成するように前記フォーマットデータ取得手段を構成しても良い。
【0012】
この構成により、プリント媒体のサイズと入力された寸法との比較によって展開した状態で複数の側壁と底壁とのプリントが不能であると判断した場合には、複数の側壁又は底壁を分離したフォーマットデータと生成するので、プリント媒体のサイズに制限されずにバッグを形成できる。
【0013】
本発明は、前記寸法設定手段に入力された寸法に基づき、前記合成位置に対する前記画像データの合成の可否を判断を行い、合成が不可能であると判断した場合には、前記合成位置の変更を行うように前記フォーマットデータ取得手段を構成しても良い。
【0014】
この構成により、入力された寸法との比較により、合成位置に画像データの合成が不可能であると判断した場合には、合成位置を変更することにより、画像データの一部がプリント不能になる不都合を回避できる。
【0015】
本発明は、該写真プリント装置に使用するプリント媒体が設定された幅となる長尺のシート状の材料が用いられると共に、前記寸法設定手段は、前記側壁の縦方向の寸法を取得することにより、この縦方向の寸法を前記プリント媒体の幅方向に割り当て、このプリント媒体の幅方向の寸法から前記縦方向の寸法を減じた値を前記底壁を形成する寸法に設定するように処理形態を設定しても良い。
【0016】
この構成により、バッグの大きさを決める際に全ての寸法を入力しなくて済み、オペレータの手間を軽減できる。つまり、写真プリント装置でロールペーパ等の長尺のプリント媒体を使用し、寸法設定手段が側壁の縦方向の寸法を取得した場合に、この縦方向の寸法をプリント媒体の幅方向に割り当てることにより、プリント媒体の幅方向の寸法から縦方向の寸法を減じた結果の寸法が自ずと底壁を形成する寸法に設定されるものとなり、この底壁を形成するための寸法をオペレータが入力する手間を省けるのである。
【0017】
本発明は、フォーマットデータ取得手段は、前記複数の側壁と底壁との境界部分で、前記バッグの作成時に折り曲げが必要となる折り曲げ部分にラインを生成する処理を行うように構成しても良い。
【0018】
この構成により、プリントによって形成された折り曲げラインを折り曲げることによりバッグを形成でき、バッグと作り出す際の手間を軽減でき、バッグを作成する際に誤った作業を行うこともない。
【0019】
本発明は、前記プリント媒体にメッセージカードをプリントするメッセージプリント手段を備えても良い。
【0020】
この構成により、例えば、誕生パーティで土産類を配るために使用するバッグを形成する場合には、メッセージカードに感謝の言葉等をプリントし、バッグに添えて手渡すことも可能となり、メッセージカードを別途プリントするものと比較してオペレータの手間を軽減できる。
【0021】
本発明は、前記フォーマットデータ取得手段が、前記プリント媒体にプリントされた前記側壁と前記底壁とから前記バッグを作り出すための説明文のプリントデータを取得するように構成しても良い。
【0022】
この構成により、説明文をプリントすることが可能となり、この説明分に従って作業を行うことにより誤りなくバッグを形成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕図1に示すように、現像済みの写真フィルムFのコマ画像のデジタル信号化を行い、デジタル信号化された画像データの処理を行い、システム全体の基本的な制御を行うオペレート部Aを備えると共に、プリント媒体としての銀塩式の印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行い、かつ、乾燥処理を行った後に送り出すプリント部Bとを備えることによりデジタルミニラボと称せられる写真プリント装置が構成されている。
【0024】
〔オペレート部〕前記オペレート部Aは、コンソール1に対して前記写真フィルムFのコマ画像を光電変換によりデジタル信号化して画像データとして取り込むフィルムスキャナ2と、各種情報を表示するディスプレイ3と、画像処理とプリントに必要な各種処理とを行う汎用コンピュータで成る画像処理装置4とを配置している。コンソール1の上面には前記画像処理装置4に対して情報を入力するためキーボード5と、ポインティングデバイスとして機能するマウス6とを備えている。
【0025】
前記画像処理装置4には、CDやMOやFD等のディスク型のメディアからの画像データを取得する、あるいは、半導体型のメディア(図示せず)からの画像データを取得するように夫々のメディアの構造に対応したメディアドライブ7を備えている。この画像処理装置4は、前記ディスプレイ3に表示に従って各種の処理を前記キーボード5やマウス6の操作により実現するインタフェースを具備している。更に、この画像処理装置4には前記フィルムスキャナ2、あるいは、前記メディアドライブ7で取り込まれた画像データをディスプレイ3に表示して補正処理、あるいは、加工処理を行うソフトウエア、印画紙Pを用いてバッグを作成するソフトウエア(処理形態は後述する)、及び、必要な処理情報を前記プリント部Bに伝送することによりプリント部Bでのプリント処理を実現するソフトウエアがインストールされている。
【0026】
前記フィルムスキャナ2は、下部に発光ダイオードやハロゲンランプ等を有した光源部を配置し、中間部にズームレンズを配置し、上部にズームレンズからのコマ画像をR(赤)、G(緑)、B(青)3原色に色分解して取り込むラインCCD型の光電変換部を配置している。このフィルムスキャナ2では、写真フィルムFのスキャニングを行う場合、その写真フィルムFのサイズに適合したフィルムキャリア2Aを光源部の上面に装着してスキャニングを開始することにより、写真フィルムFを副走査方向(長手方向)に搬送する作動と同期して光電変換部において写真フィルムFのコマ画像を主走査方向に沿ってデジタル信号化して取り込む処理が行われ、取り込まれた画像データは、前記画像処理装置4に転送され保存される。
【0027】
〔プリント部〕前記プリント部Bは、図1及び図2に示すように、露光ブロックExと、現像ブロックDeと、乾燥ブロックDrとを暗箱構造の筐体10に収容して成ると共に、筐体10の外部には、処理の後に筐体10の上部から送り出される印画紙Pを水平方向に送る搬送ベルト11を備え、この搬送ベルト11から送られる印画紙Pをオーダ単位で仕分けて集積するよう複数のトレー12を有したソータ13を備え、更に、搬送ベルト11の下方位置には大きいサイズの印画紙Pを受け止めるラック14を備えている。
【0028】
前記露光ブロックExは、下部に2つの印画紙マガジンMを配置すると共に、上部位置に露光ヘッドHを配置している。この露光ブロックExでは、印画紙マガジンM、Mの一方に収納したロール状のカラーの印画紙Pを圧着型のアドバンスローラ16によって引き出し、カッターユニット17でプリントサイズに切断し、この切断された印画紙Pの裏面側に印字ヘッド18によって色補正情報等の情報をプリントし、この後、印画紙Pを挟持搬送するチャックユニット19によって露光経路に送り込む制御が実行される。
【0029】
前記露光経路では、前記チャックユニット19からの印画紙Pを受取ローラ20で受け取ると共に、この印画紙Pを一対の駆動ローラ21と、これに対応する一対の従動ローラ22とで圧着して上方(副走査方向)に搬送する。この搬送によって前記印画紙Pが露光位置に達すると前記露光ヘッドHからのレーザビームで主走査方向に沿って露光が行われる。そして、この露光を終えた印画紙Pは、複数の圧着ローラ23を備えた前搬送経路において搬送方向が水平方向に変換される。この後に水平方向に搬送される印画紙Pは2つのチャッカー24を備えた振り分け経路において2列の振り分け経路に振り分けられ、更に、複数の圧着ローラ25を備えた後搬送経路から前記現像ブロックDeの圧着型の導入ローラ26に受け渡される。
【0030】
前記現像ブロックDeは、発色現像槽と漂白定着槽と安定槽とで成る複数の処理槽を一体形成した現像処理槽27を備えると共に、夫々の現像処理槽に印画紙Pを供給する搬送機構28を備えており、前記露光ブロックExから供給された印画紙Pの現像処理を、前記複数の処理槽において行う。前記乾燥ブロックDrは、現像ブロックDeから送り出された印画紙Pに対してブロワ29からの乾燥空気を供給して乾燥を行う。
【0031】
本発明の写真プリント装置は、印画紙Pを用いて図3及び図11に示す構造のバッグを作成できる機能(バッグを作成するソフトウエア)を備えた点にある。
【0032】
つまり、本発明の写真プリント装置では、例えば、図9に示すように、バッグを展開した形態となるプリントデータを生成して印画紙Pにプリントする。このようにプリントされたプリント物に切り込みを行い、不必要な部分を取り除き、折り曲げ等の作業を行うことによってバッグが完成する。完成状態のバッグは一対の主側壁Xと、一対の副側壁Yと1つの底壁Zとを有しており、組立時には、主側壁Xに穿設した孔部100に提げ紐101を挿通し、この提げ紐101の端部に形成した結び目101Aで抜け止めを行う。
【0033】
このバッグの作成時には、全体的に統一された色相を指定することや、一対の主側壁Xと一対の副側壁Yとに任意に選択した複数の画像データをプリントできる。
【0034】
更に、このバッグの作成時には、2種類のメッセージカード102、103を作成できる。夫々のメッセージカード102、103には個人の名前等をプリントすることが可能である。一方のメッセージカード102はバッグの引き換えや個人の識別に使用され、他方のメッセージカード103は、その孔部103に前記提げ紐101を挿通することによりバッグに添附され、個人等を識別するために使用する、あるいは、手渡す相手に対するメッセージをプリントした形態で使用される。特に、夫々のメッセージカード102、103は、プリント面を外面にする形態で折り畳み、例えば両面テープで接着した状態で使用する。
【0035】
〔制御構成〕
図4に示すように、前記画像処理装置4は、マイクロプロセッサ(CPU)を備えると共に、このマイクロプロセッサ(CPU)に対して情報の入出力を行う入出力インタフェース31(I/O)を備えている。この入出力インタフェース31に対して前記フィルムスキャナ2、ディスプレイ3、キーボード5、マウス6、メディアドライブ7夫々に対する情報の入出力系を形成し、ハードディスクHD、及び、通信インタフェース32に対する情報の入出力系を形成している。また、前記通信インタフェース32は情報の伝送を行えるように前記プリント部Bと接続している。
【0036】
前記マイクロプロセッサCPUのデータバスに対して半導体体メモリ33、オペレーティングシステム34、画像データ取得手段35、画像データ補正手段36、プリント処理手段37、バッグ作成部38夫々の間において情報を入出力する系を形成している。
【0037】
これらオペレーティングシステム34、画像データ取得手段35、画像データ補正手段36、プリント処理手段37、バッグ作成部38は、半導体メモリ(例えば、RAM)に展開されたプログラムを想定しているが、ロジック等のハードウエアと組み合わせて構成しても良い。また、この画像処理装置4では、制御を実現するために前記データバスの他にコントロールバスやアドレスバス等を必要とするものであるが、複雑化を避けるために図面にコントロールバスやアドレスバス、インタフェース類を示していない。
【0038】
前記オペレーティングシステム34は、この画像処理装置4にインストールされているソフトウエアを管理すると共に、処理に必要な情報をディスプレイ3に表示し、ディスプレイ3に表示されたカーソル等を介して必要とする処理を実現するGUI(Graphical User Interface)型に構成されている。
【0039】
前記画像データ取得手段35は、前記フィルムスキャナ2あるいはメディアドライブ7を介して画像データを取得し、取得した画像データを前記半導体メモリ33あるいはハードディスクHDに保存する。
【0040】
前記画像データ補正手段36は、前記画像データの色補正やコントラストの補正等の補正を行う。この画像データ補正手段36での補正は、プレジャッジ画面(図示せず)において画像データを指定して実行することも可能である。
【0041】
前記プリント処理手段37は、プレジャッジ画面を前記ディスプレイ3に表示し、このプレジャッジ画面に対して前記画像データ取得手段35で取得した画像データをサムネイル形式で表示し、このプレジャッジ画面においてプリント対象とする画像データの設定と、プリントサイズの設定と、プリント枚数の設定とを行う。このように取得したオーダデータと画像データとを前記プリント部Bに伝送してオーダのプリント処理を実現する。
【0042】
また、このプリント処理手段37は、前記バッグ作成部38での処理によって生成したバッグ作成用の画像データ(構造データ)を前記プリント部Bに伝送してバッグを作成するに必要なプリント処理を実現する。バッグを作成する場合には、前記ディスプレイ3に表示されたプリント初期画面(図示せず)において、例えば、エディットモードを選択する等の設定することになる。バッグを作成するために必要な設定は後述するバッグ作成画面40において行えるものであるが、例えば、バッグの一対の主側壁Xと一対の副側壁Yとの4つの側壁を独立して編集することや、4つ全てを同時に編集すること等を専用の画面(図示せず)において予め設定するように処理形態を設定しても良い。
【0043】
〔バッグの作成〕
前記バッグ作成部38は、寸法設定手段38Aと、フォーマットデータ取得手段38Bと、合成処理手段38Cと、メッセージプリント手段38Dとで構成されている。このバッグ作成部38は図6に示すバッグ作成画面40をディスプレイ3に表示し、寸法設定手段38Aがオペレータに対してバッグ各部の寸法の入力を求め、フォーマットデータ取得手段38Bが複数の側壁と底壁とを含むバッグを形成するための展開図であるフォーマットデータを取得する。前記合成処理手段38Cは図8に示す画像合成画面70をディスプレイ3に表示し、オペレータに対してバッグの側壁にプリントすべき装飾と画像データとの選択を求める。前記メッセージプリント手段38Dは図7に示すメッセージカード画面60をディスプレイ3に表示し、メッセージカード102、103の選択とメッセージカード102、103にプリントするメッセージの編集を実現する。
【0044】
具体的に説明すると、図5のフローチャートに示すように、バッグを作成する際には所定の操作を行うことにより前記バッグ作成画面40がディスプレイ3に表示される(#01ステップ)。このバッグ作成画面40において前記入力部41に対して作成するバッグの寸法を入力することにより前記完成イメージ表示部42に完成したバッグの形状が立体的に表示される(#02、#03ステップ)。
【0045】
前記バッグ作成画面40には、縦・横・幅夫々の寸法の入力部41と、完成イメージを立体的に表示する完成イメージ表示部42と、バッグのテンプレートを表示するテンプレート表示部43と、このテンプレート表示部43に表示されるテンプレートを変更するスクロールバー44と、メッセージカードの作成有無を確認するチェック部45と、テンプレートが選択された際に操作される次へボタン46と、印画紙Pに展開されたバッグを表示するフォーマットデータ表示部47と、画像合成ボタン48と、プリント部数入力部49と、戻るボタン50と、OKボタン51とが形成されている。
【0046】
このバッグ作成画面40においてバッグ各部の寸法の入力があった場合には、前記フォーマットデータ取得手段38Bが、入力された寸法に基づいてバッグを作成するに必要とする一対の主側壁Xと一対の副側壁Yと底壁Zと有した展開図となるフォーマットデータを生成し、このフォーマットデータの主側壁Xと副側壁Yとの部位にテンプレートを嵌め込み、更に、テンプレートに対して嵌め込む画像データの選択があった場合には、前記合成処理手段38Cが、これらをフォーマットデータとして合成(取得)する(厳密にはテンプレートに合成する)処理を行うのである(#04ステップ)。
【0047】
また、テンプレートを選択する場合には、スクロールバー44を操作することによりテンプレート表示部43に複数種のテンプレートが表示され、テンプレート表示部43に表示されたものの中から必要とするものを選択できる。尚、前記テンプレートは、前記テンプレート表示部43に示すように、主側壁Xと副側壁Yとに対応した部位にプリントすべき装飾データ領域と、任意に設定した画像データを嵌め込む矩形の画像領域とを有し、このテンプレートは前記寸法設定手段38Aで設定される寸法に基づいて主側壁Xと副側壁Yに適合したサイズに拡大又は縮小される。
【0048】
本発明は、フォーマットデータに対して直接的に画像データを嵌め込むように合成処理形態を設定するものであっても良いが、テンプレートを用いる場合、一対の主側壁Xと、一対の副側壁Yとの4つの側壁の編集を独立して行えるよう、この4つの側壁に対応して4種のテンプレートを用いるよう処理形態を設定しても良い。また、このような編集形態と、前述した編集形態とをモードの切り換えで選択できるように処理形態を設定しても良い。
【0049】
次に、メッセージカード102、102のプリントの有無をチェック部45で設定し、次へボタン46を操作することにより、バッグを印画紙Pにプリントする際の形態となるフォーマットデータがフォーマットデータ表示部47に表示される。また、次へボタン46を操作した際に、前記チェック部45においてメッセージカードをプリントする処理が選択されている場合には、図7に示すメッセージカード画面60をディスプレイ3に表示して必要なデータを取得する(#03、#06ステップ)。
【0050】
前記メッセージカード画面60には、メッセージカード表示部61と、このメッセージカード表示部61に表示されるメッセージカード(メッセージカード専用のテンプレートデータ)を切り換える前へボタン62、及び、次へボタン63と、メッセージカードの編集を行う編集ボタン64と、戻るボタン65と、OKボタン66とが形成されている。
【0051】
このメッセージカード画面60では前へボタン62、又は、次へボタン63の操作によってメッセージカード表示部61に対してプリントすべきメッセージカード(メッセージカード専用のテンプレートデータ)を表示し、編集ボタン64を操作して文字入力用の編集画面(図示せず)を表示し、この編集画面においてメッセージカードに表記すべき個人名等の入力を行い、OKボタン66を操作することにより必要な処理は完了する。処理形態は示さないが、バッグのプリント部数(作成部数)が複数である場合には、そのプリント部数に等しい数だけ異なる個人名やメッセージ等を表記したメッセージカードをプリントすることが可能である。
【0052】
前記#06ステップに示すように、このタイミングでは前記フォーマットデータ表示部47に対してフォーマットデータ(画像データが合成されていないフォーマットデータ:展開図)が表示されている(フォーマットデータ取得手段38Bでの処理)。
【0053】
前記バッグの前記底壁Zは、印画紙Pの折り曲げによって形成されるよう初期設定されている。前記各部の寸法に基づいてフォーマットデータを生成する場合、バッグ作成画面40の入力部41に対して、バッグの縦寸法V、横寸法L、幅寸法W夫々の各部の寸法を入力することにより、図9に示すように、この横寸法L、幅寸法Wが各部に割り当てられると共に、バッグの上端に位置する部位には折り返しのための寸法Sが作り出され、幅寸法Wに基づいて底壁Zを形成するために充分となる寸法Tが作り出され、主側壁Xと副側壁Yとを貼り合わせるためのノリシロとしての寸法Uが作り出される。
【0054】
つまり、図3及び図11に示したバッグのように一対の主側壁Xと一対の副側壁Yと一つの底壁Zとを備えたものでは、夫々の壁面における各辺の寸法の入力を行い、ノリシロのための寸法U、Tと、折り返しのための寸法Sとの入力を行う必要がある。しかしながら、ノリシロのための寸法Uは幅寸法Wと比例する値や、予め定まった値で良いので、この寸法Uを自動的に設定している。ノリシロのための寸法Tは幅寸法Wの1/2より充分に大きく、幅寸法Wより小さい値であれば良いので、前記寸法設定手段38Aが、この寸法Tを自動的に設定している。折り返しのための寸法Sはバッグの開口部の手触りを良くし、開口部の強度を高めるものであるが、大型のバッグを作成する場合でも、この折り返しのための寸法Sは数cmもあれば充分であるので、予め設定された値や縦寸法Vに比例した値を自動的に設定している。
【0055】
また、図9に示すように、横寸法L、幅寸法Wは2箇所の部位に設定する必要があるものものであるが、バッグを構成する夫々の壁面が矩形で一対の主側壁X同士が同じ形状となり、一対の副側壁Yが同じ形状となり、主側壁Xの一部の寸法と、副側壁Yの一部の寸法とが底壁Zの寸法と共通するので、必須となる寸法として、縦寸法V、横寸法L、幅寸法W夫々の各部の寸法を入力することにより、複数の壁面の各部に割り当てられる寸法も自動的に生成している。
【0056】
また、同図において、破線で示したライン105が折り曲げ部位であり、実線で示したライン106が切り込み部位である。これらのラインは主側壁Xと副側壁Yとの境界や主側壁X・副側壁Yと底壁Zとの境界部分等、折り曲げに必要な部位に形成されるものであり、フォーマットデータ取得手段38Bが生成する。また、同図においてハッチングを示した部位は取り除かれる領域である。因みに、縦寸法V、横寸法L、幅寸法W夫々の各部の寸法から必要とされる印画紙Pの幅が決まるものであるが、印画紙Pの幅が充分に大き場合には、余分の印画紙Pは切断して取り除かれる。
【0057】
前記寸法Uによって作り出された領域がノリシロ107として機能し、底壁Zに対応する部位において「のりしろ」として示した領域がノリシロ107として機能する。この「のりしろ」の文字がバッグを作り出す説明文となる。尚、説明文としては、各部の折り曲げ順序や、作業形態を示す文言であっても良く、この説明分はフォーマットデータ取得手段38Bが生成する。
【0058】
また、フォーマットデータを生成する場合、幅寸法Wが大きい比較的大きい場合のように、前記印画紙Pの幅内にバッグを展開したフォーマットデータを形成できない場合には、図10に示すように、底壁Zに対応する底壁補助体108を分離した形態となるようレイアウトを形成する処理が行われる(フォーマットデータ取得手段38Bでの処理)。つまり、幅寸法Wが大きい場合には、底壁Zを形成するための寸法Tも大きい値に設定する必要があるが、前記寸法Sと前記縦寸法Vと寸法Tとを足し併せた寸法が印画紙Pの幅より大きくなることもある。このような場合には、寸法Tの値を大きくできないので、前記底壁補助体108を別途形成するのである。
【0059】
前記テンプレートは、図8に示すように基本となる統一された色相で装飾が施された前記装飾データ領域に画像データを嵌め込む前記画像領域(a)〜(h)が予め設定された位置関係で配置されている。このテンプレートは、前述した通り前記縦寸法V、横寸法L、幅寸法Wに対応して前記装飾領域のサイズ、及び、前記画像領域のサイズを主側壁Xと副側壁Yに適合したサイズとなるようにフレキシブルに変更できるものである。
【0060】
しかしながら、前記縦寸法V、横寸法L、幅寸法Wに基づいて画像領域(a)〜(h)のサイズを変更するものでは、各部の寸法が小さい場合に画像領域(a)〜(h)に表示される画像データのサイズが小さくなり過ぎ、夫々の画像領域(a)〜(h)に対して画像データを合成できない場合もある。具体的に説明すると、例えば、幅寸法Wが小さい値に設定された場合には、画像領域(a)、(b)の幅が小さくなり、夫々の画像領域(a)、(b)に画像データを合成できず、幅寸法Wが小さい値に設定された場合には、画像領域(c)〜(h)が小さくなり夫々の画像領域(c)〜(h)に画像データを合成できないことになる。
【0061】
このような場合には、画像領域(a)〜(h)のサイズを予め設定されたサイズより小さくせず、夫々の画像領域(a)〜(h)同士の間隔を小さくするようにレイアウトを変更することや、夫々の画像領域(a)〜(h)の一部が重なり合うことを許すようにレイアウトを変更するように、レイアウトのルールを設定している(合成処理手段38Cでの処理)。
【0062】
前述のようにフォーマットデータを取得した後には、バッグ作成画面40の画像合成ボタン48を操作することにより、図8に示す画像合成画面70が表示される。この画像合成画面70には、取得したテンプレートを表示するテンプレート表示部71と、画像データを指定する画像指定部72と、画像データをサムネイル形式で一覧化して表示する画像データ表示部73と、この画像データ表示部73に表示される画像データをスクロールするスクロールバー74と、テンプレート表示部71に画像データを合成する合成ボタン75と、合成を取り消す取消ボタン76と、戻るボタン77と、OKボタン78とが形成されている。
【0063】
この画像合成画面70では、画像指定部72で合成すべき画像データファイル等を指定して画像データ表示部73に一覧化して表示する。この表示状態で、テンプレート表示部71の画像領域(a)〜(h)の何れかを(複数でも良い)選択した状態で、画像データ表示部73に表示された画像データのうち合成すべき画像データを1つ選択し、合成ボタン75を操作することにより、その画像データを指定した画像領域に嵌め込む形態で合成処理(編集処理)が行われ、テンプレート表示部71において視覚的にも確認できる(合成処理手段38Cによる処理)。
【0064】
この処理を全ての画像領域(a)〜(h)に対して行った後に、OKボタン78を操作することによって合成処理が完了し、前記バッグ作成画面40の前記フォーマットデータ表示部47に画像領域に画像データを合成したテンプレートが嵌め込まれたフォーマットデータが表示される(#07、#08ステップ)。
【0065】
この後、画像領域に画像データを合成したテンプレートが嵌め込まれたフォーマットデータをプリントデータに設定する。この後、OKボタン51を操作することで、プリントデータと前記プリント部数入力部49に入力されたプリント部数データとが前記プリント部Bに伝送され、このプリント部Bにおいてプリント処理が実行される(#08〜#10ステップ)。
【0066】
この一連の処理において、フォーマットデータとテンプレートのサイズをバッグ各部の寸法に基づいて設定されるサイズを想定しているが、フォーマットデータとテンプレートのデータとして比較的大きいサイズのフォーマットデータを準備しておき、プリント処理を行う際に、バッグ各部の寸法に基づいてフォーマットデータを変換することにより、必要とするサイズとなるプリントデータを生成するように処理形態を設定しても良い。
【0067】
このプリント処理が行われることにより、例えば、図9に示すように、バッグを展開した形態のプリント物が作り出される。このプリント物のライン106に対してカッターや鋏で切り込みを作り、図11(a)〜(d)に示すように、ライン105で折り曲げ、両面テープや接着剤を用いて主側壁Xと副側壁Yとをノシリロ107の部位で接着を行うことにより、筒状物を作り、底壁Zを折り曲げ、ノリシロ107の部位で接着を行うことにより図3に示すバッグの本体部分が仕上がる。次に、開口部の折り返し部分を折り返して接着によって固定し、この折り返し部分に孔部100を穿設し、この孔部100に提げ紐101を通し、必要な場合にはメッセージカード103を備えることによりバッグが完成するのである。
【0068】
このように、本発明によると、バッグ作成画面40に対して寸法を入力することにより、必要とする大きさのバッグを作成できる。また、印画紙Pに対するカラープリントにより細密な装飾や画像データをプリントできる。つまり、バッグの作成時には縦・横・高さに対応する寸法を設定する程度の操作で、他の部位の寸法を入力する必要がないので手間が掛からず、側壁にプリントすべき内容として個人がデジタルカメラ(銀塩式のカメラでも良い)で撮影した画像データを使用できるので、既製のバッグと比較して、オリジナル性を発揮した特徴的な装飾のバッグを少量でも作成できる。
【0069】
バッグを展開した形態となるフォーマットデータは予め設定されたものであるが、使用する印画紙Pの幅から、予め設定された展開となるフォーマットデータを使用できない場合には、自動的な処理によって展開形態を変更するので、印画紙Pの幅に制限されることなくバッグを作成することが可能となる。また、テンプレートを用いてバッグの側壁の装飾と、画像データを嵌め込む形態での合成を行うので、テンプレートの選択によって多様な装飾を実現している。
【0070】
しかも、テンプレートにおいて画像データを嵌め込む画像領域(a)〜(h)の下限を決めているので、バッグにプリントされる画像データが設定されたサイズより小さくなる不都合を阻止する。
【0071】
また、プリント物を加工してバッグを作成する場合には、ライン105とライン106とのラインの形態の違いから、折り曲げのラインであるか、切り込みのためのラインであるかを容易に判別でき、また、ノリシロ107にプリントされた「のりしろ」の文字から、この部位を接着することを認識できるので誤りのないプリントを実現する。
【0072】
特に、複数のバッグを作成する場合でも、異なる名前やメッセージとなるメッセージカード102、103を作成できるので、例えば、パーティにおいて出席者に手土産を配る場合でも、メッセージプリントに複数の出席者の名前をプリントし、間違いなく配ることを可能にするのである。
【0073】
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
【0074】
(a)バッグの側壁にプリントする装飾をオペレータが自由に編集できるようにする。その1つの手段として、画像データを嵌め込んだ後のテンプレートの部位を加工することや、画像データを嵌め込んだ状態の画像データ全体を加工できるようにする。
【0075】
(b)バッグを作成する手順をイラストや、組立順序を文章等で示した作成案内を、展開したバッグのプリント時にプリントする。このように作成案内をプリントすることにより一層間違いなくバッグを組み立てることができる。
【0076】
(c)バッグの主側壁Xと副側壁Yとで異なるテンプレートを用いるように処理形態を設定する。このように処理形態を設定することにより、多様な装飾を得ることが可能となる。
【0077】
(d)平面視で六角形や八角形となるバッグを作成できるように処理形態を設定する(テンプレートを準備する)。
【0078】
(e)フォーマットデータ取得手段でのフォーマットデータ取得の後に、寸法設定手段が、バッグを形成する複数の側壁と底壁との寸法を取得するように処理順序を設定する。
【0079】
(f)テンプレートを使用せずに、フォーマットデータに対して直接画像データを嵌め込む形態で合成するように処理形態を設定しても良い。
【0080】
(g)実施の形態に示した写真プリント装置のようにプリント媒体としてロール状の印画紙Pを用いるものでは、寸法設定手段48Aとして、側壁の縦寸法Vを印画紙Pの幅方向に割り当て、この印画紙Pの幅方向での寸法から縦寸法Vを減じた値を底壁Zを形成する寸法Tに設定するように処理形態を設定できる。このように寸法設定手段48Aの処理形態を設定することにより、オペレータが寸法Tを入力する必要がなく、寸法を入力する手間を省けるものとなる。特に、寸法設定手段48Aとして、底壁Zを形成するための寸法Tを設定した後に、この寸法Tから前記幅寸法Wを自動的に生成するように処理形態を設定することも可能であり、このように処理形態を設定した場合には、オペレータが寸法を入力する手間を一層低減できるものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0081】
印画紙を用いない、例えばインクジェット型や昇華型の写真プリント装置を使用することにより、様々な材質を用いたバッグの作成を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】写真プリント装置の斜視図
【図2】プリント部の縦断正面図
【図3】バッグの一部切り欠き状態と完成状態との斜視図斜視図
【図4】画像処理装置のブロック回路図
【図5】バッグ作成ルーチンのフローチャート
【図6】バッグ作成画面を示す図
【図7】メッセージカード画面を示す図
【図8】画像合成画面を示す図
【図9】展開状態のバッグを示す図
【図10】異なる形態の展開状態のバッグを示す図
【図11】バッグの組立工程を連続的に示す斜視図
【符号の説明】
【0083】
38A 寸法設定手段
38B フォーマットデータ取得手段
38C 合成処理手段
38D メッセージプリント手段
B プリント処理手段:プリント部
X、Y 側壁
Z 底壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリントデータをプリント媒体にプリントする写真プリント装置であって、
バッグを形成する複数の側壁と底壁との寸法の入力を許し、この入力に基づいて複数の側壁および底壁の寸法を設定する寸法設定手段と、
この寸法設定手段で設定された寸法に対応したバッグを形成するための展開図であるフォーマットデータを取得するフォーマットデータ取得手段と、
前記フォーマットデータの側壁の合成位置に対して、任意に選択した画像データを合成する合成処理手段と、
前記合成処理手段で画像データを合成した前記フォーマットデータをプリント媒体にプリントするプリント処理手段を備えている写真プリント装置。
【請求項2】
該写真プリント装置に使用するプリント媒体のサイズと、前記寸法設定手段に入力された寸法との比較により、前記複数の側壁と底壁とを展開した前記フォーマットデータのプリントが不能と判断した場合には、前記複数の側壁と底壁との一部を展開部分から分離した位置に配置したフォーマットデータを生成するように前記フォーマットデータ取得手段が構成されている請求項1記載の写真プリント装置。
【請求項3】
前記寸法設定手段に入力された寸法に基づき、前記合成位置に対する前記画像データの合成の可否を判断を行い、合成が不可能であると判断した場合には、前記合成位置の変更を行うように前記フォーマットデータ取得手段が構成されている請求項1又は2写真プリント装置。
【請求項4】
該写真プリント装置に使用するプリント媒体が設定された幅となる長尺のシート状の材料が用いられると共に、前記寸法設定手段は、前記側壁の縦方向の寸法を取得することにより、この縦方向の寸法を前記プリント媒体の幅方向に割り当て、このプリント媒体の幅方向の寸法から前記縦方向の寸法を減じた値を前記底壁を形成する寸法に設定するように処理形態が設定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真プリント装置。
【請求項5】
前記フォーマットデータ取得手段は、前記複数の側壁と底壁との境界部分で、前記バッグの作成時に折り曲げが必要となる折り曲げ部分にラインを生成する処理を行うように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真プリント装置。
【請求項6】
前記プリント媒体にメッセージカードをプリントするメッセージプリント手段を備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の写真プリント装置。
【請求項7】
前記フォーマットデータ取得手段は、前記プリント媒体にプリントされた前記側壁と前記底壁とから前記バッグを作り出すための説明文のプリントデータを取得するように構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の写真プリント装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−227383(P2006−227383A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−42297(P2005−42297)
【出願日】平成17年2月18日(2005.2.18)
【出願人】(000135313)ノーリツ鋼機株式会社 (1,824)
【Fターム(参考)】