冷却装置の集中監視装置
【課題】休業日の設定を容易に行なう。
【解決手段】(a)のように、ショーケースの照明のオン時刻とオフ時刻の間の時刻(1)にスケジュールキーを1回押下すると、1日停止の表示器3nが点灯する。オフ時刻(22:00)になると、表示器3nが点滅表示とされ、翌日のスケジュール制御のオン制御の禁止が表示される。翌日のオフ時刻になると、表示器3nが消灯し、通常のスケジュール制御に戻る。(b)のように、スケジュールキーを2回押下したときは、2日停止の表示器3oが点灯し、当日のオフ時刻(2)になると表示器3oが点滅し、翌日のオフ時刻(3)になると、1日停止の表示器3nが点滅し、翌々日のオフ時刻(4)になると表示器3nが消灯して、スケジュール制御のオン制御が2日間禁止され、その状態も表示される。スケジュール制御を禁止する替わりに特別なプログラムに置き換えることもできる。
【解決手段】(a)のように、ショーケースの照明のオン時刻とオフ時刻の間の時刻(1)にスケジュールキーを1回押下すると、1日停止の表示器3nが点灯する。オフ時刻(22:00)になると、表示器3nが点滅表示とされ、翌日のスケジュール制御のオン制御の禁止が表示される。翌日のオフ時刻になると、表示器3nが消灯し、通常のスケジュール制御に戻る。(b)のように、スケジュールキーを2回押下したときは、2日停止の表示器3oが点灯し、当日のオフ時刻(2)になると表示器3oが点滅し、翌日のオフ時刻(3)になると、1日停止の表示器3nが点滅し、翌々日のオフ時刻(4)になると表示器3nが消灯して、スケジュール制御のオン制御が2日間禁止され、その状態も表示される。スケジュール制御を禁止する替わりに特別なプログラムに置き換えることもできる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数台の冷却装置の照明を一括制御する冷却装置の集中監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のショーケース等の照明を一括管理するシステムが提案されている(特許文献1)。
この提案されたシステムにおいては、ショーケースの照明の点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定することができるようにし、該設定された点/消灯スケジュールから選択されたスケジュールに基づいてショーケースの照明の点灯と消灯を制御するようにしている。また、カレンダーの日付に対し点/消灯スケジュールを割り当てることも提案されている。
【特許文献1】特開2001−272161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記提案されているシステムでは、あらかじめ点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定しておき、その点/消灯スケジュールを選択することで、照明の点灯時刻/消灯時刻を変更しており、休業日の際は、休業日の前夜に全ての切換スイッチを停止に設定し、休業日後の翌朝に切換スイッチを該当する点/消灯スケジュールに設定しなおす必要がある。その為、休業日の翌朝に作業者が操作を忘れると、照明が点灯しないという問題があった。
また、複数のショーケース等を一括管理するシステム監視装置に設定された年間カレンダー等に休業日を登録することも考えられるが、この場合、プログラムも複雑になり、マニュアル等によりシステムに特別な知識を有する人のみが設定情報の変更が可能となり、システム監視装置の運用が簡単でないという問題がある。
近年、スーパーマーケットなどにおいては、年中無休の営業形態をとっているところが多く、正月などの特別な休日に不定期に1、2日程度休業するという店舗が多い。このような営業形態に即して休業日の設定を容易に行うことができる冷却装置の集中監視装置が求められている。
【0004】
そこで本発明は、スケジュール制御における休業日等の設定が簡単な操作によって可能な冷却装置の集中監視装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の冷却装置の集中監視装置は、冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されているときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻を経過したときに、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段とを備えるものである。
また、前記操作設定手段は、連続する複数日について前記オン制御の禁止を設定することができるものである。
さらに、前記操作設定手段は、操作キーの操作回数に対応して、連続してオン制御を禁止する日数を設定するようになされているものであり、前記オン制御の実行を禁止する手段は、オン制御が禁止された日数がゼロでないときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止するものであり、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段は、オン制御が禁止された日数を、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過するときに1ずつ減算するものとされている。
さらにまた、前記表示手段は、前記照明のオン制御の時刻とオフ制御の時刻の間に前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されたときに連続点灯状態とされ、前記オフ制御の時刻が経過したときに点滅状態とされ、前記禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過したときに消灯状態とされる表示器とされているものである。
さらにまた、前記操作設定手段により前記オン制御の実行を禁止したときに、前記あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の冷却装置の集中監視装置によれば、特別な休日(休業日)等のスケジュール制御の設定を簡単な操作で容易に行うことができる。
また、休業日等のスケジュール制御の実行を終了すると通常の営業日のスケジュール制御に自動的に戻ることから、設定操作が簡単で確実なスケジュール制御を実行することができる。
さらに、設定されたスケジュール制御の状態及び実行状態が監視者に分かりやすく常時確認できることから、特別な休日等のスケジュール制御の設定及び実行を間違いなく確実に実施することができる。
さらにまた、通常のスケジュールに替えて特別なプログラムによるスケジュール制御を実行させることも簡単な操作で容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は本発明の冷却装置の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図、図2は集中監視装置である上位制御機器のブロック図、図3は上位制御機器の外観図、図4は上位制御機器の表示・操作部の外観図である。なお、本発明は、各種の冷却装置に使用することができるが、ここでは、冷却装置がショーケースであるものとして説明する。
図1において、電子コントローラ1は各ショーケース2ごとに設置されており、通信路を介して上位制御機器20と接続されている。各電子コントローラ1は、各ショーケース2の庫内温度の制御や除霜制御を行うとともに、その運転状態を示す情報などを上位制御機器20に送信し、また、上位制御機器20からの照明点灯指令及び消灯指令により、それぞれに接続されたショーケース2の照明のオンオフ制御を行う。
上位制御機器20は、図2に示すように、複数の電子コントローラ1と接続し照明の点灯指令(オン指令)及び消灯指令(オフ指令)などを送信し、運転状態を示す情報などを受信する通信部21、複数の電子コントローラ1からの運転状態を示す情報などを記憶する記憶部22、スケジュール時刻(照明の点灯時刻(オン時刻)及び消灯時刻(オフ時刻))などの各種設定値を保存する不揮発性メモリからなる保存部23、スケジュール時刻などを表示、設定する第1の表示・操作部(表示・操作部A)24、スケジュール制御の実行や停止状態などを表示、設定する第2の表示・操作部(表示・操作部B)25、現在時刻を管理する時計管理部26、スケジュール制御処理などの各種処理を実行するマイクロコンピュータからなる判断部27で構成されている。
【0008】
図3は、本発明の集中監視装置である上位制御機器20の一実施の形態の外観図である。この図に示すように、上位制御機器20の筐体の表面には、前記表示・操作部A(24)及び表示・操作部B(25)などが設けられている。
図4の(a)は表示・操作部A(24)を拡大して示す図であり、(b)は表示・操作部B(25)を拡大して示す図である。
表示・操作部A(24)は、現在時刻(時、分)、スケジュール制御のオン時刻及びオフ時刻の設定操作及び表示を行うためのものであり、図4の(a)に示すように、それぞれ2桁の7セグメントの表示器3a、3b及び3cと、アップキー3d、ダウンキー3e、選択キー3f及び確定キー3gの4つの操作キーが設けられている。ここで、7セグメントの表示器3a〜3cとしては、例えば、LED、蛍光表示管、液晶表示器などが用いられる。
表示器3aは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘時’を表示する時表示器であり、「00」から「23」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘時’が表示される。
表示器3bは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘分’を表示する分表示器であり、「00」から「59」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘分’が表示される。
表示器3cは、各種設定モードを表示するモード設定表示器である。このモード設定表示器3cには、オン時刻を設定するモードのときは「on」、オフ時刻を設定するモードのときは「oF」が表示される。運用時は、通常、消灯されている。
選択キー3fは、モード設定表示器3c、時表示器3a、分表示器3bを順次選択する操作キーである。
アップキー3d及びダウンキー3eは、前記選択キー3fで選択された表示器3a〜3cの内容(例えば、選択された表示器が3aの場合は「00」〜「23」、3bの場合は「00」〜「59」、3cの場合は「on」又は「oF」)を選択する操作キーである。表示器3a又は3bに表示されている内容は、アップキー3dを操作するごとに1つずつ増加し、ダウンキー3eを操作するごとに1つずつ減少する。
確定キー3gは選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eの操作により選択されたスケジュール制御のオン時刻、オフ時刻などを確定する操作キーである。
【0009】
次に、図4の(b)に示す表示・操作部B(25)について説明する。
この図に示すように、スケジュール制御の実行や停止の設定操作及び表示を行うための表示・操作部B(25)には、ショーケースの全照明を即時点灯するための全点灯キー3h、ショーケースの全照明を即時消灯するための全消灯キー3i、キャノピーの照明(作業灯)を点灯させるための点灯キー3j、及びスケジュール制御の設定を行うためのスケジュールキー3kが設けられている。
また、全点灯/全消灯の状態を示す表示器3l、キャノピーの点灯状態を示す表示器3m、及び、照明のスケジュール制御の状態を表すための表示器3n、3o及び3pが設けられている。ここで、表示器3nはスケジュール制御のオン制御を1日停止することが設定されていることを表示する1日停止の表示器、表示器3oはスケジュール制御のオン制御を2日間停止することが設定されている状態であることを表示する2日停止の表示器、3pはスケジュール制御のオン制御の連続的な停止が設定されている状態であることを表示する停止の表示器である。これらの表示器としては例えばLEDが用いられる。
【0010】
スケジュールキー3kは、通常のスケジュール制御、スケジュール制御のオン制御の1日停止、スケジュール制御のオン制御の2日停止及びスケジュール制御の停止の各状態を選択して設定する操作キーである。
詳細については後述するが、スケジュールキー3kが1回押下されると、1日停止の表示器3nが点灯し、スケジュール制御の次回(翌日分)のオン制御が禁止されるように設定される。前記キー3kをさらに1回(合計2回)押下すると、1日停止の表示器3nが消灯して、2日停止の表示器3oが点灯し、オン制御が2回連続して(翌日と翌々日分)禁止されるように設定される。前記キー3kをさらに1回(合計3回)押下すると、2日停止の表示器3oが消灯し、停止の表示器3pが点灯して、スケジュール制御の停止の状態に設定される。前記キー3kをさらに1回(合計4回)押下すると、すべての表示器(3n、3o、3p)が消灯され、前記保存部23に保存されたスケジュール時刻による通常のスケジュール制御が行われる。
このように、本発明においては、スケジュールキー3kの操作及び時間の経過に従って表示器3n〜3pの点灯状態が制御され、この点灯状態に基づいてスケジュール制御の停止及び実行が制御される。また、この点灯状態をみることにより操作者はスケジュール制御の状態を確認することが可能となる。
また、上述のようにスケジュール制御のオン制御を禁止するだけではなく、通常のスケジュールに替えて別途設定された特別なスケジュール時刻に基づくスケジュール制御を実行させるようにすることもできる。例えば、特別なイベント等によりスケジュール時刻を特別なスケジュール時刻に変更したいときなどに有効である。
【0011】
(時計の設定)
前記表示・操作部A(24)を用いて現在時刻を設定する方法について説明する。
図2の時計管理部26に一度も時刻が設定されていないときには、時表示器3aは「00」を点滅表示している。選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「23」(時)を選択して、確定キー3gを押すことで、時表示器3aが連続表示となり、続いて分表示器3bが「00」を点滅表示する。
続いて、選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「59」(分)を選択して、確定キー3gを押すことで、分表示器3bが連続表示となり、設定された時刻(時、分)が前記時計管理部26に格納される。時計管理部26にはカレンダータイマー等が設けられており、電池等により停電時も時刻がカウントされている。
なお、時刻の修正が必要な場合は、モード設定表示器3cに例えば「08」を割り当て、時刻修正のモードとしてもよい。時刻設定の方法については、前記方法と同じ方法でよい。また、表示器3a、3bが時刻表示している場合、3a、3bの表示器のいずれかのドット3tを点滅するようにしてもよい。
【0012】
(スケジュール時刻の設定)
次に、スケジュール時刻、すなわち、照明の点灯時刻(オン時刻)と消灯時刻(オフ時刻)の設定方法について説明する。
前記表示・操作部A(24)において、選択キー3fが押下されてモード設定表示器3cが選択されると、モード設定表示器3cには「on」が点滅して表示されるとともに、時表示器3a及び分表示器3bには設定されているオン時刻が表示される。なお、オン時刻のデータが未だ未入力の場合は、例えば、時表示器3a及び分表示器3bの「.」(ドット3t)のみが表示される。
前記モード設定表示器3cに「on」が点滅して表示されているときに、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで前記モード設定表示器3cは「on」又は「oF」の表示を選択することができる。
前記モード設定表示器3cに「on」又は「oF」の表示が点滅しているときに、確定キー3gを押下することで、「on」又は「oF」の表示が連続点灯となり、モードが決定される。「on」を選択したときにはオン時刻の設定モードとなり、「oF」を選択したときにはオフ時刻の設定モードとなる。
ここで、前記モードが決定されたことで時表示器3aが点滅を開始する。この状態で、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで時(「0」〜「23」)を選択し、確定キー3gを押下することで前記モードの時刻(時)が確定し、時表示器3aが連続点灯となり、続いて、分表示器3bが点滅する。前記時表示器3aの場合と同様の手順でアップキー3d又はダウンキー3eを押下することで分(「0」〜「59」)を選択し、確定キー3gを押下することで当該モードのスケジュール時刻が確定し、前記保存部23に保存される。
同様の手法で、他方のモード(「on」又は「oF」)のスケジュール時刻を確定することができる。
【0013】
また、上述した特別なスケジュール時刻を設定する場合には、前記表示・操作部B(25)におけるスケジュールキー3kを1回又は2回押下して、1日停止の表示器3n又は2日停止の表示器3oが点灯した後、所定時間(例えば、5秒間)以内に、前述と同様に、アップキー3d又はダウンキー3eにより「on」又は「oF」を選択して、スケジュール時刻の設定操作を開始することができる。1日停止の表示器3nが点灯しているときに行われるスケジュール時刻の設定操作により、それに対応して停止されるスケジュールに替えて実行される特別なスケジュール時刻(特別なプログラム1)が設定され、2日停止の表示器3oが点灯しているときに行われるスケジュール時刻の設定操作により、それに対応して停止されるスケジュールに替えて実行される特別なスケジュール時刻(特別なプログラム2)が設定される。設定された特別なスケジュール時刻は前記保存部23に通常のスケジュール時刻とは別に格納される。
なお、時刻及びスケジュールのオン及びオフ時刻が途中まで入力されて所定時間(例えば、10秒)放置されたときは、途中まで入力されたキー入力データは捨てられる。
【0014】
図5は、前記保存部23のスケジュール時刻保存部にスケジュール時刻が保存されている様子を示す図である。
図5の(a)に示した例は、通常のスケジュール(オン時刻が10:00、オフ時刻が22:00)に加えて、オン時刻が9:30、オフ時刻が翌日の1:30である特別なプログラム1が設定されており、特別なプログラム2は設定されていない場合を示している。設定されていないときには、空値(ヌル)を示すコード(--:--)が書き込まれている。
また、図5の(b)は、上述と同じ通常のスケジュールと特別なプログラム1に加え、オン時刻が9:30、オフ時刻が21:30の特別なプログラム2が設定されている場合を示している。
このように、前記保存部23に設けられるスケジュール時刻保存部には、通常のスケジュール、特別なプログラム1及び特別なプログラム2を保存する領域が設けられており、前述したスケジュール時刻の設定操作により設定されたスケジュール時刻(プログラム)がそれぞれ対応する領域に格納されるようになされている。
スケジュール制御手段である前記判断部27は、前記時計管理部26の現在時刻と前記保存部23のスケジュール時刻保存部に保存されたスケジュールのオン時刻及びオフ時刻とを比較し、オン時刻となったときに照明オン指令を前記通信部21を介して各電子コントローラ1に送信し、オフ時刻となったときに照明オフ指令を各電子コントローラ1に送信する。各電子コントローラ1は、上位制御機器20からの前記オン指令又はオフ指令に従って、接続されているショーケース2の照明のオン又はオフの制御を行う。
【0015】
次に、前記判断部27により実行されるスケジュール制御に関する処理について、図6〜図15のフロー図を参照して説明する。ここで、図6はスケジュール制御メイン処理、図7は時刻パターン登録処理、図8はスケジュール状態変更処理、図9は特別なプログラムの入力処理、図10はオフ出力処理、図11はオフ出力処理1、図12はオフ出力処理2、図13はオフ出力処理3、図14はオフ出力処理4、図15はオン出力処理を示す。
図6はスケジュール制御メイン処理のフローチャートである。図示するように、このスケジュール制御メイン処理では、スケジュール時刻登録処理(S100)、スケジュール状態変更処理(S200)、オフ出力処理(S300)及びオン出力処理(S400)が順次実行される。このスケジュール制御メイン処理は、前記表示・操作部A(24)及び前記表示・操作部B(25)の各操作キー(3d,3e、3f,3g及び3k)が操作されたとき、及び、所定時間ごと(例えば、1分ごと)に実行される。
【0016】
図7は、通常のスケジュールを設定する時刻パターン登録処理(S100)のフローチャートである。この処理は、前述のようにして表示・操作部A(24)の操作キー3d、3e、3f及び3gの操作により通常のスケジュールの点灯/消灯時刻(オン時刻/オフ時刻)の設定が変更されたときに(ステップS101)、該変更された通常のスケジュールのオン時刻又はオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部における通常のスケジュールの領域に格納する(ステップS102)処理である。
【0017】
図8は、前記スケジュール状態変更処理(S200)の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、前記表示・操作部B(25)のスケジュールキー3kが押下されたか否かを判定し(S201)、押下されていないときは、この処理を終了する。
スケジュールキー3kが押下されたときは、前記表示・操作部B(25)の表示器3n〜3pが全て消灯されているかどうかを判定し(S202)、全て消灯状態であるときには、1日停止の表示器3nを点灯(連続点灯)する(S203)。そして、特別なプログラムの入力処理(S204)を実行する。詳細については後述するが、この処理は、前記表示・操作部A(24)の操作に応じて、特別なプログラム1を設定する処理である。
次に、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているか否かを判定し(S205)、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と特別なプログラム1のオン時刻の間であるか否かを判定し(S206)、YESのときは1日停止の表示器3nを点滅状態とし(S208)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、特別なプログラム1が設定されていないときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間に時刻であるか否かを判定し(S207)、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間の時刻であるときには点灯した1日停止の表示器3nを点滅状態とし(S208)、そうでないときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0018】
また、前記ステップS202の判定の結果、表示器3n〜3pが全て消灯状態ではないときには、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅状態であるか否かを判定する(S209)。その結果、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅しているときには、2日停止の表示器3oを点灯(連続点灯)し、1日停止の表示器3nを消灯する(S210)。そして、前記特別なプログラムの入力処理へ進む(S211)。詳細については後述するが、この処理は、前記表示・操作部A(24)の操作に応じて、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定する処理である。
次に、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻が前記保存部23内に設定されているか否かを判定する(S212)。特別なプログラム2が設定されているときは現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と特別なプログラム2のオン時刻の間であるか否かを判定し、YESのときは2日停止の表示器3oを点滅状態とし(S215)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、特別なプログラム2が設定されていないときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるか否かを判定し、YESのときは2日停止の表示器3oを点滅状態として(S215)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0019】
前記ステップS209の判定の結果、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅状態でないときは、2日停止の表示器3oが点灯又は点滅状態であるか否かを判定する(S216)。
2日停止の表示器3oが点灯又は点滅していたとき(S216がYES)は、前記保存部23に記憶されている特別なプログラム1及び2のオン時刻とオフ時刻をクリアする、すなわち、ヌルを書き込む(S217)。そして、停止の表示器3pを点灯し、2日停止の表示器3oを消灯する(S218)。表示器3pが点灯することで1日停止、2日停止、及び特別なプログラムはクリアされスケジュール制御は全停止状態となる。
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるか否かを判定し(S219)、オフ時刻とオン時刻の間であれば停止の表示器3pを点滅状態とし(S220)、そうでなければそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、2日停止の表示器3oが点灯又は点滅状態でないとき(S216がNO)、すなわち停止の表示器3pのみが点灯又は点滅しているときは、全ての表示器3n〜3pを消灯する(S221)。全ての表示器3n〜3pが消灯することで通常のスケジュール制御を実行することになる。そして、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0020】
図9は、前記ステップS204とS211で実行される前記特別なプログラムの入力処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、前記1日停止の表示器3nが点灯しているか否かを判定し(S230)、点灯していないときは2日停止の表示器3oが点灯しているか否かを判定する(S231)。そして、1日停止の表示器3nも2日停止の表示器3oも点灯していないときは、この処理を終了する。
1日停止の表示器3nが点灯しているときは(S230がYES)、所定時間(例えば、5秒間)以内に前記表示・操作部A(24)により前述したスケジュール時刻の設定操作が行われた否かを判定し(S235,S237)、スケジュール時刻の設定操作が行われた場合には、その操作により入力されたオン時刻とオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部の特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻の記憶領域に記憶する(S236)。一方、スケジュール時刻の設定操作が行われることなく所定の時間(5秒間)が経過したときは(S237がYES)、そのまま、この特別なプログラムの入力処理を終了する。
また、1日停止の表示器3nが消灯しており、2日停止の表示器3oが点灯しているときは(S231がYES)、前述と同様に、所定時間(例えば、5秒間)以内に前記表示・操作部A(24)により前述したスケジュール時刻の設定操作が行われた否かを判定し(S232,S234)、スケジュール時刻の設定操作が行われた場合には、その操作により入力されたオン時刻とオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部の特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻の記憶領域に記憶する(S233)。一方、スケジュール時刻の設定操作が行われることなく所定の時間(5秒間)が経過したときは(S234がYES)、そのまま、この特別なプログラムの入力処理を終了する。
【0021】
このように、このスケジュール状態変更処理S200では、スケジュールキー3kの押下に応じて、表示器3n、3o及び3pの点灯状態を逐次制御する処理と特別なプログラム1、2の入力処理が行われる。スケジュールキー3kを押下するごとに、表示器3n、3o及び3pが全て消灯→1日停止の表示器3nのみが点灯→2日停止の表示器3oのみが点灯→停止の表示器3pのみが点灯→表示器3n、3o及び3pが全て消灯の順に、状態が順次遷移していく。なお、表示器3nと3oは、スケジュールキー3kが押下されたタイミングが照明がオンとされているときであるときに連続点灯され、照明がオフであるときには点滅されるようになされている。これにより、現在は照明が点灯中であるが次回のオン制御は禁止されること(連続点灯の場合)と、現在は照明が消灯中であり次回のオン制御が禁止又は特別なプログラムにより制御されること(点滅の場合)を区別して表示することができる。また、表示器3pも同様に、スケジュールキー3kが押下されたタイミングが照明がオンとされているときであるときに連続点灯され、照明がオフであるときには点滅されるようになされている。これにより、現在は照明が点灯中であるが、次回以降のオン制御が禁止されることと、現在は照明が消灯中であり次回以降のオン制御が禁止されることを区別して表示することができる。
【0022】
図10は、前記オフ出力処理(S300)の処理の流れを示すフロー図である。この図に示すように、オフ出力処理は前記電子コントローラ1に対して照明のオフを指示するオフ指令を送信する処理であるが、スケジュール制御1日停止又は特別なプログラム1に対応するオフ出力処理1(S310)、スケジュール制御2日停止又は特別なプログラム2に対応するオフ出力処理2(S330)、通常のスケジュール制御に対応するオフ出力処理3(S350)、及び、スケジュール停止処理に対応するオフ出力処理4(S370)の4つの処理からなる。
【0023】
図11は、前記スケジュール制御1日停止又は特別なプログラム1に対応するオフ出力処理1のフローチャートである。
この処理では、まず、前記1日停止の表示器3nが点滅しているか否かを判定し(S311)、点滅していないときは点灯(連続点灯)しているか否かを判定する(S312)。その結果、1日停止の表示器3nが点滅も点灯もしていないときは、このオフ出力処理1を終了する。また、1日停止の表示器3nが点灯している場合であっても、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻でないときは(S313がNO)、このオフ出力処理1を終了する。1日停止の表示器3nが点灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致するときは(S313がYES)、点灯している1日停止の表示器3nを点滅状態に変更し(S314)、前記電子コントローラ1にショーケースケース2の照明をオフにする指令(オフ指令)を送信して(S315)、オフ出力処理1を終了する。
【0024】
1日停止の表示器3nが点滅状態であるときは(S311がYES)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が記憶されているか否かを判定する(S316)。その結果、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているときは、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻でないか否かを判定し(S317)、オフ時刻でないときには、このオフ出力処理1を終了する。一方、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻に一致しているときは(S317がNO)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶されている特別なプログラム1のオフ時刻をクリアする(ヌルに書き換える)(S318)。そして、1日停止の表示器3nを消灯し(S319)、電子コントローラ1にオフ指令を送信する(S320)。
特別なプログラム1のオン/オフ時刻の設定がなされておらず、前記ステップS316の判定結果がNOのときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻でないか否かを判定し(S321)、オフ時刻でないときは、このオフ出力処理1を終了する。一方、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致したときには(S321がNO)、1日停止の表示器3nを消灯し(S319)、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S320)、このオフ出力処理1を終了する。
【0025】
このように、このオフ出力処理1では、前記1日停止の表示器3nが点灯状態であるときは通常スケジュールのオフ時刻となったときに点滅状態に変更する。そして、表示器3nが点滅状態である場合に、特別なプログラム1が設定されていないときには、通常のスケジュールのオフ時刻に従って電子コントローラ1にオフ指令を送信し、特別なプログラム1が設定されているときには、特別なプログラム1のオフ時刻に従って電子コントローラ1にオフ指令を送信する処理を行う。
【0026】
図12は、スケジュール制御2日停止又は特別なプログラム2に対応するオフ出力処理2(S330)のフローチャートである。
この処理では、2日停止の表示器3oが点滅しているか否かを判定し(S331)、点滅していないときは連続点灯しているか否かを判定する(S332)。表示器3oが点滅も点灯もしていないとき、及び、点灯はしているが現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻ではないとき(S333がNO)には、このオフ出力処理2を終了する。表示器3oが点灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻であるとき(S333がYES)には、2日停止の表示器3oを点滅状態に変更し(S334)、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S335)、このオフ出力処理2を終了する。
一方、2日停止の表示器3oが点滅状態であるときには(S331がYES)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻が記憶されているか否かを判定する(S336)。その結果、特別なプログラム2が設定されているときは、現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻と一致していないか否かを判定し(S337)、一致していないときはこのオフ出力処理2を終了する。現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻であるときは、特別なプログラム2のオフ時刻をクリアし(S338)、2日停止の表示器3oを消灯して(S339)、電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S340)、1日停止の表示器3nを点滅させて(S341)、このオフ出力処理2を終了する。
また、特別なプログラム2が設定されていないとき(S336がNO)は、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致していないかどうかを判定し、オフ時刻ではないときはこのまま、オフ時刻であるときは、表示器3oを消灯し、電子コントローラ1にオフ指令を送信し、表示器3nを点滅させて(S339〜S341)、このオフ出力処理2を終了する。
【0027】
このように、このオフ出力処理2では、2日停止の表示器3oが点灯状態の場合は、通常のスケジュールのオフ時刻になったときに、電子コントローラ1にオフ指令を送信するとともに、2日停止の表示器3oを点滅状態に変更する。また、2日停止の表示器3oが点滅している場合には、特別なプログラム2が設定されているときにはそのオフ時刻となったときに、特別なプログラム2が設定されていないときには通常のスケジュールのオフ時刻となったときに、電子コントローラ1にオフ指令を送信するとともに、2日停止の表示器3oを消灯して1日停止の表示器3nを点滅させる処理を行う。
【0028】
図13は、通常のスケジュールに対応するオフ出力処理3のフローチャートである。
この処理では、まず、1日停止の表示器3n、2日停止の表示器3o及び停止の表示器3pの全てが消灯しているか否かが判定される(S351)。表示器3n〜3pが全て消灯している通常のスケジュール制御の状態でないときは、この処理を終了する。また、表示器3n〜3pが全て消灯しているときであっても、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致していないとき(S352がNO)のときには、この処理を終了する。
表示器3n〜3pが全て消灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致するときは(S352がYES)、電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S353)、このオフ出力処理3を終了する。
このように、このオフ出力処理3では、表示器3n〜3pが全て消灯している通常のスケジュール制御時に、通常のスケジュールのオフ時刻に、電子コントローラ1にオフ指令を送信する処理が行われる。
【0029】
図14は、スケジュール停止処理に対応するオフ出力処理4のフローチャートである。
この処理では、まず、停止の表示器3pが点滅状態であるか否かが判定される(S371)。
停止の表示器3pが点滅しているときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致していないか否かを判定し(S372)、一致しているときは前記電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S373)、一致していないときはそのまま、このオフ出力処理4を終了する。
一方、停止の表示器3pが点滅していないときは、停止の表示器3pが点灯(連続点灯)しているか否かを判定する(S374)。その結果がNOのときは、このオフ出力処理4を終了する。
また、停止の表示器3pが点灯しているときは(S374がYES)、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致しているか否かを判定し、一致していないときは、そのまま、このオフ出力処理4を終了する。
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻であるとき(S375がYES)は、停止の表示器3pを点滅状態とした(S376)後、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S373)、このオフ出力処理4を終了する。
このように、このオフ出力処理4では、通常のスケジュールのオフ時刻となったときに、前記停止の表示器3pが点灯状態であるときには該表示器3pを点滅状態に変更する処理と、電子コントローラ1に対してオフ指令を送信する処理を行う。
【0030】
このように、オフ出力処理(S300)では、1日停止の表示器3n、2日停止の表示器3o及び停止の表示器3pの点灯及び点滅状態に応じて、また、特別なプログラム1及び2が設定されているか否かに応じて、通常のスケジュール又は特別なプログラム1、2のオフ時刻となったときに、前記表示器3nと3oの点灯/点滅状態を遷移させる処理と、電子コントローラ1に対してオフ指令を送信してショーケースの照明を消灯する処理とを行う。
【0031】
図15は、前記オン出力処理(S400)の処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、表示器3n〜3pが全て消灯しているか否かを判定する(S401)。その結果、全て消灯しているとき(通常のスケジュール制御状態であるとき)には、現在時刻が通常スケジュールのオン時刻と一致しているか否かを判定し(S402)、オン時刻であるときには電子コントローラ1にオン指令を送信してショーケースの照明を点灯させて(S403)、このオン出力処理を終了する。
表示器3n〜3pが全て消灯している状態でない場合(S401がNO)には、1日停止の表示器3nが点滅しているか否かを判定する(S404)。1日停止の表示器3nが点滅しているときは、現在時刻が特別なプログラム1のオン時刻と一致するか否かを判定する(S405)。特別なプログラム1が設定されていない場合又は特別なプログラム1が設定されていても現在時刻がそのオン時刻と一致していないとき(S405がNO)は、このオン出力処理を終了する。特別なプログラム1が設定されており、現在時刻がそのオン時刻と一致するとき(S405がYES)、特別なプログラム1のオン時刻をクリアし、すなわち、ヌルに書き換えて(S406)、電子コントローラ1にオン指令を送信して(S407)、このオン出力処理を終了する。
【0032】
また、1日停止の表示器3nが点滅していないとき(S404がNO)は、2日停止の表示器3oが点滅しているか否かを判定する(S408)。2日停止の表示器3oが点滅しているときは、現在時刻が特別なプログラム2のオン時刻に一致するか否かを判定する(S409)。特別なプログラム2が設定されていないとき、又は、特別なプログラム2が設定されていても、現在時刻がそのオン時刻と一致していないとき(S409がNO)、そのまま、このオン出力処理を終了する。一方、特別なプログラム2が設定されており、現在時刻がそのオン時刻と一致するとき(S409がYES)は、特別なプログラム2のオン時刻をクリアし(S410)、電子コントローラ1にオン指令を送信して(S407)、このオン出力処理を終了する。
このように、1日停止の表示器3n又は2日停止の表示器3oが点滅している場合には、通常のスケジュールのオン時刻になってもオン指令が送信されることはない。1日停止の表示器3nが点滅しているときに特別なプログラム1が設定されていれば、そのオン時刻にオン指令が送信され、2日停止の表示器3oが点滅しているときに特別なプログラム2が設定されていれば、そのオン時刻にオン指令が送信される。
【0033】
以上のように、本発明においては、前記表示器3n〜3pが全て消灯しているときに通常のスケジュール制御を行うようになされており、前記スケジュールキー3kの押下回数に応じて、1日停止の表示器3n及び2日停止の表示器3oの点灯/点滅の状態を順次遷移させ、オフ時刻の経過により、前記各表示器3n、3oの状態を前記とは逆の方向に遷移させることにより、設定した回数(日数)のオン制御を停止させるようにしている。すなわち、前記表示器3n、3oの点灯/点滅状態は、スケジュールキー3kの操作回数を表しており、オフ時刻により該操作回数が減算されるようになされている。なお、前記スケジュールキー3kが所定回数を超えて押下(本実施の形態では3回押下)されると表示器3pが点灯されてスケジュール制御の停止の設定回数はキャンセルされ、スケジュール制御を停止(照明のスケジュール制御のオン制御を連続的に禁止してオフ制御のみ実行する)状態となる。前記表示器3pが点灯状態(スケジュール制御を停止)の状態でさらに前記スケジュールキー3kを押下すると表示器3pが(3n、3oも)消灯されることで、通常のスケジュール制御を実行することになる。
また、特別なプログラム1又は2が設定されている場合には、通常のスケジュールに替えて該特別なプログラム1又は2を実行させることができる。
これにより、スケジュール制御の禁止の設定などの状態を分かりやすく表示することができるとともに、設定した回数(日数)のオン制御の禁止又は特別なプログラムに従う制御を行った後に自動的に通常のスケジュール制御に戻ることが可能となる。
【0034】
前記スケジュールキー3kを操作してスケジュール制御を1日又は2日間停止させる場合、及び、特別なプログラム1、2により制御を行うときの動作について、具体例に基づいて説明する。
図16は、特別なプログラムを設定せずにスケジュール制御を停止させる場合の動作例を示す図であり、(a)は前記スケジュールキー3kを1回押下したとき、(b)は2回押下したときのスケジュール制御動作について説明するためのタイムチャートである。ここでは、毎日10:00(オン時刻)にオン制御(点灯)され、22:00(オフ時刻)にオフ制御(消灯)されるように制御スケジュールが設定されているものとしている。
なお、本発明においては、オン時刻とオフ時刻が同じ日に属している場合に限らず、例えば、オン時刻が10:00、オフ時刻が翌日の5:00のように、オフ時刻がオン時刻の翌日となる場合であってもよい。すなわち、本発明においては、オン時刻から次のオン時刻までを1日として扱う。
また、本発明は、オン時刻からオフ時刻までが日替わりで跨ぐものであってよいし、24時間以内に複数回オンオフ制御を行う場合等にも適用することも可能である。
【0035】
(スケジュール制御1日停止の場合)
図16の(a)はスケジュール制御を1日停止する場合のタイムチャートである。これは、休業日が1日である場合に相当する。
通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間(ショーケース2の照明オン)の時点(1)に図4(b)のスケジュールキー3kが1回押下されたとする。この時点(1)は、例えば、休業日の前日の営業時間中である。この操作により、前記ステップS201(図8)がYES、S202がYESとなり、1日停止の表示器3nが点灯(連続点灯)される(S203)。このとき、スケジュール制御によるショーケース2の照明オン状態はそのまま継続される。また、この例では、特別なプログラム制御は行わないものとしているので、S204では特別なプログラム1は設定されず、S205はNOとなる。なお、スケジュールキー3kが操作されたタイミングが通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間(休業日の前日の営業時間後)であるときは、前記表示器3nは点灯状態から点滅状態となる(S207,S208)。
【0036】
その後、現在時刻がスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、ショーケース2の照明オフが実行され、1日停止の表示器3nが点滅状態となって、次のスケジュール制御のオン制御が禁止されることを表示する。すなわち、前記図11のS311がNO、S312がYES、S313がYESとなり、S314が実行される。この後、時刻が通常のスケジュールのオン時刻(本例では、翌日の10:00)になってもスケジュール制御のオン制御は実行されない。すなわち、図15において、S404はYESであるが、現在時刻と通常のスケジュールのオン時刻との比較は行われないため、電子コントローラ1にオン指令は送信されない。なお、図16の(a)では、点線でオン制御が禁止されたことを示している。
そして、通常のスケジュールのオフ時刻(3)(翌日の22:00)となり、1日停止の制御が終了したことにより1日停止の表示器3nを消灯する。すなわち、前記図11のS311がYES、S316がNO、S321がNOとなり、S319が実行される。これにより、全ての表示器3n〜3pが消灯状態となり、通常のスケジュール制御に戻る。
【0037】
(スケジュール制御2日間停止の場合)
次に、スケジュール制御を2日間停止する場合の制御動作について説明する。これは、2日間連続して休業日である場合に相当する。
図16の(b)はスケジュール制御を2日間停止する場合のタイムチャートである。
通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間(ショーケース2の照明オン)の時刻(1)に図4(b)のスケジュールキー3kが2回押下されると、前記判断部27は、2日停止の表示器3oを点灯(連続点灯)させる。すなわち、前記スケジュールキー3kが1回押下されると、前述と同様に、1日停止の表示器3nが点灯される(図8のS203)。続いて、スケジュールキー3kが1回押下されると、図8のS202がNO、S209がYESとなり、S210が実行されて、1日停止の表示器3nが消灯され、2日停止の表示器3oが点灯される。このとき、スケジュール制御によるショーケース2の照明オン状態はそのまま継続される。ここでは、特別なプログラム制御は行わないものとしているので、S211では特別なプログラム2は設定されず、S212はNOとなる。なお、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるときは前記表示器3oは連続点灯状態から点滅状態となる(S215)。
【0038】
その後、現在時刻が(2)で示す通常のスケジュールのオフ時刻(当日の22:00)になると、ショーケース2の照明オフを実行し、2日停止の表示器3oを点滅させて、次とその次のスケジュール制御のオン制御が禁止されることを表示する。すなわち、図12のS331がNO、S332がYES、S333がYESとなり、S334とS335が実行される。この状態において、時刻が通常のスケジュールのオン時刻(本例では、翌日の10:00)になっても、スケジュール制御のオン制御は実行されない。すなわち、図15において、S408がYESとなっても、現在時刻と通常のスケジュールのオン時刻との比較は行われず、電子コントローラ1にオン指令が送信されることはない。
そして、(3)で示す次のスケジュールの通常のスケジュールのオフ時刻(翌日の22:00)になると、2日間の停止でなくなったことにより2日停止の表示器3oを消灯し、次のスケジュール制御のオン制御を禁止されていることを示すために1日停止の表示器3nを点滅させる。すなわち、図12のS331がYES、S336がNO、S342がNOとなり、S339〜S341が実行される。
そして、(4)で示す次の通常のスケジュールのオフ時刻(翌々日の22:00)になると、1日停止の制御が終了したことにより1日停止の表示器3nを消灯する。すなわち、図11のS311がYES、S316がNO、S321がNOとなり、S319が実行される。これにより、全ての表示器3n〜3pが消灯され、通常のスケジュール制御に戻ることとなる。
【0039】
このように、特別なプログラムを設定しない場合には、スケジュールキー3kを1回押下することにより翌日のスケジュール制御のオン制御を禁止することができ、2回押下することにより翌日と翌々日の2日間のスケジュール制御のオン制御を禁止することができる。そして、該禁止の期間が経過すると自動的に通常のスケジュール制御に戻ることができる。
したがって、操作者は、休業日の前日又は前々日にスケジュールキー3kを操作するという簡単な操作で、休業日に対応することができる。
【0040】
次に、特別なプログラム1及び2を設定する場合の動作について、図17のタイムチャートを参照して説明する。
(スケジュール制御1日を特別なプログラム1に置き換えて実行する場合)
図17の(a)は、1日分のスケジュール制御を特別なプログラム1に置き換えて実行する場合のタイムチャートである。ここでは、前記図5の(a)に示した例のように、オン時刻が9:30、オフ時刻が(翌日の)1:30とされた特別なプログラム1が設定されるものとして説明する。
前記図16の(a)の場合と同様に、通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間の時点(1)に前記スケジュールキー3kが1回押下されたとする。これにより、前述のようにして1日停止の表示器3nが点灯(連続点灯)する。そして、この場合は、前記図8のS204の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻の設定操作が行われる。すなわち、前記図9のS230がYES、S235がYESとなり、設定された特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が前記保存部のスケジュール時刻保存部に記憶される。ここでは、前記図5の(a)の例のように、特別なプログラム1のオン時刻として9:30、オフ時刻として1:30が設定されたものとする。なお、時点(1)は通常のスケジュールのオフ時刻よりも前であるので、S206(図8)はNOとなり、表示器3nは点灯状態のままである。
【0041】
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、前述と同様に、ショーケース2の照明オフが実行され、1日停止の表示器3nが点滅状態となる。
その後、現在時刻が特別なプログラム1のオン時刻(翌日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401はNO,S404はYES,S405がYESとなり、前記保存部23に記憶されている特別なプログラム1のオン時刻がクリアされる(S406)とともに、電子コントローラ1からオン指令が送信され(S407)、ショーケースケースの照明がオンされる。
そして、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻(翌々日の1:30)(3’)になると、前記オフ出力処理1(図11)において、S311がYES,S316がYES,S317がNOとなり、前記保存部23における特別なプログラム1のオフ時刻がクリアされ(S318)、表示器3nが消灯され(S319)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されて(S320)、ショーケース2の照明がオフされる。
この後は、表示器3n〜3pが全て消灯されているため、通常のスケジュール制御が行われることとなる。
【0042】
(スケジュール制御2日間を特別なプログラム1、2に置き換えて実行する場合)
図17の(b)は、2日分のスケジュール制御を特別なプログラム1と2に置き換えて実行する場合のタイムチャートである。ここでは、前記図5の(b)に示した例のように、特別なプログラム1のオン時刻が9:30、オフ時刻が1:30、特別なプログラム2のオン時刻が9:30、オフ時刻が21:30に、それぞれ設定されるものとして説明する。
前述の場合と同様に、通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間の時点(1)に前記スケジュールキー3kが1回押下されたとする。これにより、前述のように、1日停止の表示器3nが点灯する。そして、前記図8のS204の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム1のオン時刻(9:30)とオフ時刻(1:30)が設定され、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶される(図9のS230,S235、S236)。
続いて、前記スケジュールキー3kがさらに1回押下されると、前述のように、1日停止の表示器3nが消灯され、2日停止の表示器3oが点灯される(図8のS201がYES,S202がYES,S209がYES)。
そして、S211の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻の設定操作が行われる。すなわち、図9のS230がNO,S231がYES,S232がYESとなり、特別なプログラム2のオン時刻(9:30)とオフ時刻(21:30)が前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶される(S233)。
【0043】
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、前述と同様に、ショーケースケース2の照明オフが実行され、2日停止の表示器3oが点滅状態となる(図12のS331,S332,S333,S334,S335が実行される)。
その後、現在時刻が特別なプログラム2のオン時刻(翌日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401がNO,S404がNO,S408がYES、S409がYESとなり、特別なプログラム2のオン時刻がクリアされる(S410)とともに、電子コントローラ1にオン指令が送信され(S407)、ショーケース2の照明がオンとされる。
その後、現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻(翌日の21:30)(3’)になると、前記オフ出力処理2(図12)において、S331がYES,S336がYES,S337がNOとなり、特別なプログラム2のオフ時刻がクリアされ(S338)、2日停止の表示器3oが消灯し(S339)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されてショーケースケース2の照明がオフとされ(S340)、1日停止の表示器3nが点滅状態にされる。
【0044】
そして、特別なプログラム1のオン時刻(翌々日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401がNO,S404がYES,S405がYESとなり、特別なプログラム1のオン時刻がクリアされる(S406)とともに、電子コントローラ1にオン指令が送信され(S407)、ショーケース2の照明がオンとされる。
その後、特別なプログラム1のオフ時刻(翌々々日の1:30)(4’)になると、前記オフ出力処理1(図11)において、S311がYES,S316がYES,S317がNOとなり、特別なプログラム1のオフ時刻がクリアされ(S318)、1日停止の表示器3nが消灯され(S319)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されて(S320)、ショーケース2の照明がオフにされる。
その後は、各表示器3n〜3pがいずれも消灯状態であり、特別なプログラム1及び2もクリアされているため、通常のスケジュール制御が行われることとなる。
このように、本発明によれば、特別なプログラムを設定した場合には、通常のスケジュールに替えて特別なプログラムによる制御を行うことができ、特別なプログラムによる制御が行われた後は、自動的に通常のスケジュール制御状態に戻ることができる。
【0045】
前記図16の(b)では2日間のスケジュール制御を停止する場合を示し、前記図17の(b)では、2日間のスケジュール制御を特別なプログラム1、2に置き換える場合を示したが、2日間のうち、1日のスケジュール制御を停止し、他の1日のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換えることもできる。
図18はこのような制御を行なう場合の例を示す図であり、(a)は1日目のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換え、2日目のスケジュール制御を停止する場合、(b)は1日目のスケジュール制御を停止し、2日目のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換える場合を示す図である。
前記図17の(b)と同様にスケジュールキー3kを2回押下するときに、1回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(図8におけるS204)において特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻を設定せず、2回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S211)において特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定したときには、図18の(a)に示すように、1日目に特別なプログラム2が実行され、2日目にスケジュール制御が禁止されることとなる。
また、スケジュールキー3kの1回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S204)において特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻を設定し、2回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S211)において特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定しなかったときは、図18の(b)に示すように、1日目はスケジュール制御を禁止し、2日目に特別なプログラム1が実行されることとなる。
【0046】
なお、上述した実施の形態においては、特別なプログラムを設定する場合に、先に設定される特別なプログラム1が実行される日(上述の例では翌々日)が、後に設定される特別なプログラム2が実行される日(翌日)よりも後になっているが、逆に、先に設定される特別なプログラムが先に実行され、後に設定される特別なプログラムが後に実行されるようにしてもよい。また、この場合に、表示器3nと3oの点滅順序を逆にしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、前記保存部23のスケジュール時刻保存部にと特別なプログラムのオン時刻とオフ時刻を記憶する領域を設けて、特別なプログラムによる制御を実行することができるようにしていたが、特別なプログラムを設定する機能を省略してより簡単な構成とすることもできる。この場合には、単に、スケジュール制御のオン制御を所定回数禁止する機能のみを有することとなる。
さらに、上述した実施の形態においては、特別なプログラム1と2の2個の特別なプログラムを設定できるようにしたがさらに多くの特別なプログラムを設定できるようにしてもよいし、1個の特別なプログラムのみを設定できるようにしてもよい。
【0047】
さらにまた、上記においては、スケジュール制御で制御されるショーケース2の照明は1つ(棚照明)であるものとして説明してきたが、通常、ショーケース2には棚照明と作業灯(キャノピー)の2種類の照明がある。前記図4(b)では作業灯(キャノピー)の点灯/消灯はキー(キャノピー)により人手により行う形態を示している。
この作業灯は前記棚照明と共に前記スケジュール制御により実行することも可能である。例えば、作業灯を棚照明と共に前記スケジュール制御により制御する場合は、通常のスケジュールのオン時刻の所定時間(例えば30分)前にまず、作業灯にオン制御を実行し、その後、オン時刻に棚照明にオン制御を実行する。さらに、スケジュール制御のオフ制御では、オフ時刻にまず棚照明にオフ制御を実行し、所定時間(例えば30分)後に作業灯にオフ制御を実行する制御を追加する形態であってもよい。
また、別の制御形態として、作業灯と棚照明のスケジュール時刻をそれぞれ独立に保存し、それぞれ独立したスケジュール制御を実行できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の集中監視装置である上位制御機器のブロック構成図である。
【図3】上位制御機器の外観図である。
【図4】上位制御機器の表示・操作部を示す図であり、(a)は表示・操作部A(24)を拡大して示す図、(b)は表示・操作部B(25)を拡大して示す図である。
【図5】保存部23におけるスケジュール時刻保存部にスケジュール時刻が保存されている様子を示す図である。
【図6】スケジュール制御メイン処理のフロー図である。
【図7】時刻パターン登録処理のフロー図である。
【図8】スケジュール状態変更処理のフロー図である。
【図9】スケジュール制御1日停止処理のフロー図である。
【図10】オフ出力処理のフロー図である。
【図11】オフ出力処理1のフロー図である。
【図12】オフ出力処理2のフロー図である。
【図13】オフ出力処理3のフロー図である。
【図14】オフ出力処理4のフロー図である。
【図15】オン出力処理のフロー図である。
【図16】特別なプログラムを設定しないときのスケジュール制御動作について説明するための図である。
【図17】特別なプログラムを設定するときのスケジュール制御動作について説明するための図である。
【図18】1日のスケジュール制御を停止し、他の1日を特別なプログラムに従って制御する例について説明するための図である。
【符号の説明】
【0049】
1:電子コントローラ、2:冷却装置、20:上位制御機器、21:通信部、22:記憶部、23:保存部、24:表示・操作部A、25:表示・操作部B、26:時計管理部、27:判断部、3a:時表示器、3b:分表示器、3c:モード設定表示器、3d:アップキー、3e:ダウンキー、3f:選択キー、3g:確定キー、3k:スケジュールキー、3n:1日停止の表示器、3o:2日停止の表示器、3p:停止の表示器
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数台の冷却装置の照明を一括制御する冷却装置の集中監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のショーケース等の照明を一括管理するシステムが提案されている(特許文献1)。
この提案されたシステムにおいては、ショーケースの照明の点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定することができるようにし、該設定された点/消灯スケジュールから選択されたスケジュールに基づいてショーケースの照明の点灯と消灯を制御するようにしている。また、カレンダーの日付に対し点/消灯スケジュールを割り当てることも提案されている。
【特許文献1】特開2001−272161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記提案されているシステムでは、あらかじめ点灯時刻と消灯時刻からなる点/消灯スケジュールを複数設定しておき、その点/消灯スケジュールを選択することで、照明の点灯時刻/消灯時刻を変更しており、休業日の際は、休業日の前夜に全ての切換スイッチを停止に設定し、休業日後の翌朝に切換スイッチを該当する点/消灯スケジュールに設定しなおす必要がある。その為、休業日の翌朝に作業者が操作を忘れると、照明が点灯しないという問題があった。
また、複数のショーケース等を一括管理するシステム監視装置に設定された年間カレンダー等に休業日を登録することも考えられるが、この場合、プログラムも複雑になり、マニュアル等によりシステムに特別な知識を有する人のみが設定情報の変更が可能となり、システム監視装置の運用が簡単でないという問題がある。
近年、スーパーマーケットなどにおいては、年中無休の営業形態をとっているところが多く、正月などの特別な休日に不定期に1、2日程度休業するという店舗が多い。このような営業形態に即して休業日の設定を容易に行うことができる冷却装置の集中監視装置が求められている。
【0004】
そこで本発明は、スケジュール制御における休業日等の設定が簡単な操作によって可能な冷却装置の集中監視装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の冷却装置の集中監視装置は、冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されているときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻を経過したときに、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段とを備えるものである。
また、前記操作設定手段は、連続する複数日について前記オン制御の禁止を設定することができるものである。
さらに、前記操作設定手段は、操作キーの操作回数に対応して、連続してオン制御を禁止する日数を設定するようになされているものであり、前記オン制御の実行を禁止する手段は、オン制御が禁止された日数がゼロでないときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止するものであり、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段は、オン制御が禁止された日数を、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過するときに1ずつ減算するものとされている。
さらにまた、前記表示手段は、前記照明のオン制御の時刻とオフ制御の時刻の間に前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されたときに連続点灯状態とされ、前記オフ制御の時刻が経過したときに点滅状態とされ、前記禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過したときに消灯状態とされる表示器とされているものである。
さらにまた、前記操作設定手段により前記オン制御の実行を禁止したときに、前記あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の冷却装置の集中監視装置によれば、特別な休日(休業日)等のスケジュール制御の設定を簡単な操作で容易に行うことができる。
また、休業日等のスケジュール制御の実行を終了すると通常の営業日のスケジュール制御に自動的に戻ることから、設定操作が簡単で確実なスケジュール制御を実行することができる。
さらに、設定されたスケジュール制御の状態及び実行状態が監視者に分かりやすく常時確認できることから、特別な休日等のスケジュール制御の設定及び実行を間違いなく確実に実施することができる。
さらにまた、通常のスケジュールに替えて特別なプログラムによるスケジュール制御を実行させることも簡単な操作で容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は本発明の冷却装置の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図、図2は集中監視装置である上位制御機器のブロック図、図3は上位制御機器の外観図、図4は上位制御機器の表示・操作部の外観図である。なお、本発明は、各種の冷却装置に使用することができるが、ここでは、冷却装置がショーケースであるものとして説明する。
図1において、電子コントローラ1は各ショーケース2ごとに設置されており、通信路を介して上位制御機器20と接続されている。各電子コントローラ1は、各ショーケース2の庫内温度の制御や除霜制御を行うとともに、その運転状態を示す情報などを上位制御機器20に送信し、また、上位制御機器20からの照明点灯指令及び消灯指令により、それぞれに接続されたショーケース2の照明のオンオフ制御を行う。
上位制御機器20は、図2に示すように、複数の電子コントローラ1と接続し照明の点灯指令(オン指令)及び消灯指令(オフ指令)などを送信し、運転状態を示す情報などを受信する通信部21、複数の電子コントローラ1からの運転状態を示す情報などを記憶する記憶部22、スケジュール時刻(照明の点灯時刻(オン時刻)及び消灯時刻(オフ時刻))などの各種設定値を保存する不揮発性メモリからなる保存部23、スケジュール時刻などを表示、設定する第1の表示・操作部(表示・操作部A)24、スケジュール制御の実行や停止状態などを表示、設定する第2の表示・操作部(表示・操作部B)25、現在時刻を管理する時計管理部26、スケジュール制御処理などの各種処理を実行するマイクロコンピュータからなる判断部27で構成されている。
【0008】
図3は、本発明の集中監視装置である上位制御機器20の一実施の形態の外観図である。この図に示すように、上位制御機器20の筐体の表面には、前記表示・操作部A(24)及び表示・操作部B(25)などが設けられている。
図4の(a)は表示・操作部A(24)を拡大して示す図であり、(b)は表示・操作部B(25)を拡大して示す図である。
表示・操作部A(24)は、現在時刻(時、分)、スケジュール制御のオン時刻及びオフ時刻の設定操作及び表示を行うためのものであり、図4の(a)に示すように、それぞれ2桁の7セグメントの表示器3a、3b及び3cと、アップキー3d、ダウンキー3e、選択キー3f及び確定キー3gの4つの操作キーが設けられている。ここで、7セグメントの表示器3a〜3cとしては、例えば、LED、蛍光表示管、液晶表示器などが用いられる。
表示器3aは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘時’を表示する時表示器であり、「00」から「23」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘時’が表示される。
表示器3bは、現在時刻及びスケジュール時刻の‘分’を表示する分表示器であり、「00」から「59」が表示される。運用時は、通常、現在時刻の‘分’が表示される。
表示器3cは、各種設定モードを表示するモード設定表示器である。このモード設定表示器3cには、オン時刻を設定するモードのときは「on」、オフ時刻を設定するモードのときは「oF」が表示される。運用時は、通常、消灯されている。
選択キー3fは、モード設定表示器3c、時表示器3a、分表示器3bを順次選択する操作キーである。
アップキー3d及びダウンキー3eは、前記選択キー3fで選択された表示器3a〜3cの内容(例えば、選択された表示器が3aの場合は「00」〜「23」、3bの場合は「00」〜「59」、3cの場合は「on」又は「oF」)を選択する操作キーである。表示器3a又は3bに表示されている内容は、アップキー3dを操作するごとに1つずつ増加し、ダウンキー3eを操作するごとに1つずつ減少する。
確定キー3gは選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eの操作により選択されたスケジュール制御のオン時刻、オフ時刻などを確定する操作キーである。
【0009】
次に、図4の(b)に示す表示・操作部B(25)について説明する。
この図に示すように、スケジュール制御の実行や停止の設定操作及び表示を行うための表示・操作部B(25)には、ショーケースの全照明を即時点灯するための全点灯キー3h、ショーケースの全照明を即時消灯するための全消灯キー3i、キャノピーの照明(作業灯)を点灯させるための点灯キー3j、及びスケジュール制御の設定を行うためのスケジュールキー3kが設けられている。
また、全点灯/全消灯の状態を示す表示器3l、キャノピーの点灯状態を示す表示器3m、及び、照明のスケジュール制御の状態を表すための表示器3n、3o及び3pが設けられている。ここで、表示器3nはスケジュール制御のオン制御を1日停止することが設定されていることを表示する1日停止の表示器、表示器3oはスケジュール制御のオン制御を2日間停止することが設定されている状態であることを表示する2日停止の表示器、3pはスケジュール制御のオン制御の連続的な停止が設定されている状態であることを表示する停止の表示器である。これらの表示器としては例えばLEDが用いられる。
【0010】
スケジュールキー3kは、通常のスケジュール制御、スケジュール制御のオン制御の1日停止、スケジュール制御のオン制御の2日停止及びスケジュール制御の停止の各状態を選択して設定する操作キーである。
詳細については後述するが、スケジュールキー3kが1回押下されると、1日停止の表示器3nが点灯し、スケジュール制御の次回(翌日分)のオン制御が禁止されるように設定される。前記キー3kをさらに1回(合計2回)押下すると、1日停止の表示器3nが消灯して、2日停止の表示器3oが点灯し、オン制御が2回連続して(翌日と翌々日分)禁止されるように設定される。前記キー3kをさらに1回(合計3回)押下すると、2日停止の表示器3oが消灯し、停止の表示器3pが点灯して、スケジュール制御の停止の状態に設定される。前記キー3kをさらに1回(合計4回)押下すると、すべての表示器(3n、3o、3p)が消灯され、前記保存部23に保存されたスケジュール時刻による通常のスケジュール制御が行われる。
このように、本発明においては、スケジュールキー3kの操作及び時間の経過に従って表示器3n〜3pの点灯状態が制御され、この点灯状態に基づいてスケジュール制御の停止及び実行が制御される。また、この点灯状態をみることにより操作者はスケジュール制御の状態を確認することが可能となる。
また、上述のようにスケジュール制御のオン制御を禁止するだけではなく、通常のスケジュールに替えて別途設定された特別なスケジュール時刻に基づくスケジュール制御を実行させるようにすることもできる。例えば、特別なイベント等によりスケジュール時刻を特別なスケジュール時刻に変更したいときなどに有効である。
【0011】
(時計の設定)
前記表示・操作部A(24)を用いて現在時刻を設定する方法について説明する。
図2の時計管理部26に一度も時刻が設定されていないときには、時表示器3aは「00」を点滅表示している。選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「23」(時)を選択して、確定キー3gを押すことで、時表示器3aが連続表示となり、続いて分表示器3bが「00」を点滅表示する。
続いて、選択キー3f、アップキー3d、ダウンキー3eにて現在時刻「00」〜「59」(分)を選択して、確定キー3gを押すことで、分表示器3bが連続表示となり、設定された時刻(時、分)が前記時計管理部26に格納される。時計管理部26にはカレンダータイマー等が設けられており、電池等により停電時も時刻がカウントされている。
なお、時刻の修正が必要な場合は、モード設定表示器3cに例えば「08」を割り当て、時刻修正のモードとしてもよい。時刻設定の方法については、前記方法と同じ方法でよい。また、表示器3a、3bが時刻表示している場合、3a、3bの表示器のいずれかのドット3tを点滅するようにしてもよい。
【0012】
(スケジュール時刻の設定)
次に、スケジュール時刻、すなわち、照明の点灯時刻(オン時刻)と消灯時刻(オフ時刻)の設定方法について説明する。
前記表示・操作部A(24)において、選択キー3fが押下されてモード設定表示器3cが選択されると、モード設定表示器3cには「on」が点滅して表示されるとともに、時表示器3a及び分表示器3bには設定されているオン時刻が表示される。なお、オン時刻のデータが未だ未入力の場合は、例えば、時表示器3a及び分表示器3bの「.」(ドット3t)のみが表示される。
前記モード設定表示器3cに「on」が点滅して表示されているときに、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで前記モード設定表示器3cは「on」又は「oF」の表示を選択することができる。
前記モード設定表示器3cに「on」又は「oF」の表示が点滅しているときに、確定キー3gを押下することで、「on」又は「oF」の表示が連続点灯となり、モードが決定される。「on」を選択したときにはオン時刻の設定モードとなり、「oF」を選択したときにはオフ時刻の設定モードとなる。
ここで、前記モードが決定されたことで時表示器3aが点滅を開始する。この状態で、アップキー3d又はダウンキー3eを押下することで時(「0」〜「23」)を選択し、確定キー3gを押下することで前記モードの時刻(時)が確定し、時表示器3aが連続点灯となり、続いて、分表示器3bが点滅する。前記時表示器3aの場合と同様の手順でアップキー3d又はダウンキー3eを押下することで分(「0」〜「59」)を選択し、確定キー3gを押下することで当該モードのスケジュール時刻が確定し、前記保存部23に保存される。
同様の手法で、他方のモード(「on」又は「oF」)のスケジュール時刻を確定することができる。
【0013】
また、上述した特別なスケジュール時刻を設定する場合には、前記表示・操作部B(25)におけるスケジュールキー3kを1回又は2回押下して、1日停止の表示器3n又は2日停止の表示器3oが点灯した後、所定時間(例えば、5秒間)以内に、前述と同様に、アップキー3d又はダウンキー3eにより「on」又は「oF」を選択して、スケジュール時刻の設定操作を開始することができる。1日停止の表示器3nが点灯しているときに行われるスケジュール時刻の設定操作により、それに対応して停止されるスケジュールに替えて実行される特別なスケジュール時刻(特別なプログラム1)が設定され、2日停止の表示器3oが点灯しているときに行われるスケジュール時刻の設定操作により、それに対応して停止されるスケジュールに替えて実行される特別なスケジュール時刻(特別なプログラム2)が設定される。設定された特別なスケジュール時刻は前記保存部23に通常のスケジュール時刻とは別に格納される。
なお、時刻及びスケジュールのオン及びオフ時刻が途中まで入力されて所定時間(例えば、10秒)放置されたときは、途中まで入力されたキー入力データは捨てられる。
【0014】
図5は、前記保存部23のスケジュール時刻保存部にスケジュール時刻が保存されている様子を示す図である。
図5の(a)に示した例は、通常のスケジュール(オン時刻が10:00、オフ時刻が22:00)に加えて、オン時刻が9:30、オフ時刻が翌日の1:30である特別なプログラム1が設定されており、特別なプログラム2は設定されていない場合を示している。設定されていないときには、空値(ヌル)を示すコード(--:--)が書き込まれている。
また、図5の(b)は、上述と同じ通常のスケジュールと特別なプログラム1に加え、オン時刻が9:30、オフ時刻が21:30の特別なプログラム2が設定されている場合を示している。
このように、前記保存部23に設けられるスケジュール時刻保存部には、通常のスケジュール、特別なプログラム1及び特別なプログラム2を保存する領域が設けられており、前述したスケジュール時刻の設定操作により設定されたスケジュール時刻(プログラム)がそれぞれ対応する領域に格納されるようになされている。
スケジュール制御手段である前記判断部27は、前記時計管理部26の現在時刻と前記保存部23のスケジュール時刻保存部に保存されたスケジュールのオン時刻及びオフ時刻とを比較し、オン時刻となったときに照明オン指令を前記通信部21を介して各電子コントローラ1に送信し、オフ時刻となったときに照明オフ指令を各電子コントローラ1に送信する。各電子コントローラ1は、上位制御機器20からの前記オン指令又はオフ指令に従って、接続されているショーケース2の照明のオン又はオフの制御を行う。
【0015】
次に、前記判断部27により実行されるスケジュール制御に関する処理について、図6〜図15のフロー図を参照して説明する。ここで、図6はスケジュール制御メイン処理、図7は時刻パターン登録処理、図8はスケジュール状態変更処理、図9は特別なプログラムの入力処理、図10はオフ出力処理、図11はオフ出力処理1、図12はオフ出力処理2、図13はオフ出力処理3、図14はオフ出力処理4、図15はオン出力処理を示す。
図6はスケジュール制御メイン処理のフローチャートである。図示するように、このスケジュール制御メイン処理では、スケジュール時刻登録処理(S100)、スケジュール状態変更処理(S200)、オフ出力処理(S300)及びオン出力処理(S400)が順次実行される。このスケジュール制御メイン処理は、前記表示・操作部A(24)及び前記表示・操作部B(25)の各操作キー(3d,3e、3f,3g及び3k)が操作されたとき、及び、所定時間ごと(例えば、1分ごと)に実行される。
【0016】
図7は、通常のスケジュールを設定する時刻パターン登録処理(S100)のフローチャートである。この処理は、前述のようにして表示・操作部A(24)の操作キー3d、3e、3f及び3gの操作により通常のスケジュールの点灯/消灯時刻(オン時刻/オフ時刻)の設定が変更されたときに(ステップS101)、該変更された通常のスケジュールのオン時刻又はオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部における通常のスケジュールの領域に格納する(ステップS102)処理である。
【0017】
図8は、前記スケジュール状態変更処理(S200)の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、前記表示・操作部B(25)のスケジュールキー3kが押下されたか否かを判定し(S201)、押下されていないときは、この処理を終了する。
スケジュールキー3kが押下されたときは、前記表示・操作部B(25)の表示器3n〜3pが全て消灯されているかどうかを判定し(S202)、全て消灯状態であるときには、1日停止の表示器3nを点灯(連続点灯)する(S203)。そして、特別なプログラムの入力処理(S204)を実行する。詳細については後述するが、この処理は、前記表示・操作部A(24)の操作に応じて、特別なプログラム1を設定する処理である。
次に、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているか否かを判定し(S205)、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と特別なプログラム1のオン時刻の間であるか否かを判定し(S206)、YESのときは1日停止の表示器3nを点滅状態とし(S208)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、特別なプログラム1が設定されていないときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間に時刻であるか否かを判定し(S207)、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間の時刻であるときには点灯した1日停止の表示器3nを点滅状態とし(S208)、そうでないときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0018】
また、前記ステップS202の判定の結果、表示器3n〜3pが全て消灯状態ではないときには、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅状態であるか否かを判定する(S209)。その結果、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅しているときには、2日停止の表示器3oを点灯(連続点灯)し、1日停止の表示器3nを消灯する(S210)。そして、前記特別なプログラムの入力処理へ進む(S211)。詳細については後述するが、この処理は、前記表示・操作部A(24)の操作に応じて、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定する処理である。
次に、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻が前記保存部23内に設定されているか否かを判定する(S212)。特別なプログラム2が設定されているときは現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と特別なプログラム2のオン時刻の間であるか否かを判定し、YESのときは2日停止の表示器3oを点滅状態とし(S215)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、特別なプログラム2が設定されていないときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるか否かを判定し、YESのときは2日停止の表示器3oを点滅状態として(S215)、NOのときはそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0019】
前記ステップS209の判定の結果、1日停止の表示器3nが点灯又は点滅状態でないときは、2日停止の表示器3oが点灯又は点滅状態であるか否かを判定する(S216)。
2日停止の表示器3oが点灯又は点滅していたとき(S216がYES)は、前記保存部23に記憶されている特別なプログラム1及び2のオン時刻とオフ時刻をクリアする、すなわち、ヌルを書き込む(S217)。そして、停止の表示器3pを点灯し、2日停止の表示器3oを消灯する(S218)。表示器3pが点灯することで1日停止、2日停止、及び特別なプログラムはクリアされスケジュール制御は全停止状態となる。
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるか否かを判定し(S219)、オフ時刻とオン時刻の間であれば停止の表示器3pを点滅状態とし(S220)、そうでなければそのまま、このスケジュール状態変更処理を終了する。
一方、2日停止の表示器3oが点灯又は点滅状態でないとき(S216がNO)、すなわち停止の表示器3pのみが点灯又は点滅しているときは、全ての表示器3n〜3pを消灯する(S221)。全ての表示器3n〜3pが消灯することで通常のスケジュール制御を実行することになる。そして、このスケジュール状態変更処理を終了する。
【0020】
図9は、前記ステップS204とS211で実行される前記特別なプログラムの入力処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、前記1日停止の表示器3nが点灯しているか否かを判定し(S230)、点灯していないときは2日停止の表示器3oが点灯しているか否かを判定する(S231)。そして、1日停止の表示器3nも2日停止の表示器3oも点灯していないときは、この処理を終了する。
1日停止の表示器3nが点灯しているときは(S230がYES)、所定時間(例えば、5秒間)以内に前記表示・操作部A(24)により前述したスケジュール時刻の設定操作が行われた否かを判定し(S235,S237)、スケジュール時刻の設定操作が行われた場合には、その操作により入力されたオン時刻とオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部の特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻の記憶領域に記憶する(S236)。一方、スケジュール時刻の設定操作が行われることなく所定の時間(5秒間)が経過したときは(S237がYES)、そのまま、この特別なプログラムの入力処理を終了する。
また、1日停止の表示器3nが消灯しており、2日停止の表示器3oが点灯しているときは(S231がYES)、前述と同様に、所定時間(例えば、5秒間)以内に前記表示・操作部A(24)により前述したスケジュール時刻の設定操作が行われた否かを判定し(S232,S234)、スケジュール時刻の設定操作が行われた場合には、その操作により入力されたオン時刻とオフ時刻を前記保存部23のスケジュール時刻保存部の特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻の記憶領域に記憶する(S233)。一方、スケジュール時刻の設定操作が行われることなく所定の時間(5秒間)が経過したときは(S234がYES)、そのまま、この特別なプログラムの入力処理を終了する。
【0021】
このように、このスケジュール状態変更処理S200では、スケジュールキー3kの押下に応じて、表示器3n、3o及び3pの点灯状態を逐次制御する処理と特別なプログラム1、2の入力処理が行われる。スケジュールキー3kを押下するごとに、表示器3n、3o及び3pが全て消灯→1日停止の表示器3nのみが点灯→2日停止の表示器3oのみが点灯→停止の表示器3pのみが点灯→表示器3n、3o及び3pが全て消灯の順に、状態が順次遷移していく。なお、表示器3nと3oは、スケジュールキー3kが押下されたタイミングが照明がオンとされているときであるときに連続点灯され、照明がオフであるときには点滅されるようになされている。これにより、現在は照明が点灯中であるが次回のオン制御は禁止されること(連続点灯の場合)と、現在は照明が消灯中であり次回のオン制御が禁止又は特別なプログラムにより制御されること(点滅の場合)を区別して表示することができる。また、表示器3pも同様に、スケジュールキー3kが押下されたタイミングが照明がオンとされているときであるときに連続点灯され、照明がオフであるときには点滅されるようになされている。これにより、現在は照明が点灯中であるが、次回以降のオン制御が禁止されることと、現在は照明が消灯中であり次回以降のオン制御が禁止されることを区別して表示することができる。
【0022】
図10は、前記オフ出力処理(S300)の処理の流れを示すフロー図である。この図に示すように、オフ出力処理は前記電子コントローラ1に対して照明のオフを指示するオフ指令を送信する処理であるが、スケジュール制御1日停止又は特別なプログラム1に対応するオフ出力処理1(S310)、スケジュール制御2日停止又は特別なプログラム2に対応するオフ出力処理2(S330)、通常のスケジュール制御に対応するオフ出力処理3(S350)、及び、スケジュール停止処理に対応するオフ出力処理4(S370)の4つの処理からなる。
【0023】
図11は、前記スケジュール制御1日停止又は特別なプログラム1に対応するオフ出力処理1のフローチャートである。
この処理では、まず、前記1日停止の表示器3nが点滅しているか否かを判定し(S311)、点滅していないときは点灯(連続点灯)しているか否かを判定する(S312)。その結果、1日停止の表示器3nが点滅も点灯もしていないときは、このオフ出力処理1を終了する。また、1日停止の表示器3nが点灯している場合であっても、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻でないときは(S313がNO)、このオフ出力処理1を終了する。1日停止の表示器3nが点灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致するときは(S313がYES)、点灯している1日停止の表示器3nを点滅状態に変更し(S314)、前記電子コントローラ1にショーケースケース2の照明をオフにする指令(オフ指令)を送信して(S315)、オフ出力処理1を終了する。
【0024】
1日停止の表示器3nが点滅状態であるときは(S311がYES)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が記憶されているか否かを判定する(S316)。その結果、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が設定されているときは、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻でないか否かを判定し(S317)、オフ時刻でないときには、このオフ出力処理1を終了する。一方、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻に一致しているときは(S317がNO)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶されている特別なプログラム1のオフ時刻をクリアする(ヌルに書き換える)(S318)。そして、1日停止の表示器3nを消灯し(S319)、電子コントローラ1にオフ指令を送信する(S320)。
特別なプログラム1のオン/オフ時刻の設定がなされておらず、前記ステップS316の判定結果がNOのときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻でないか否かを判定し(S321)、オフ時刻でないときは、このオフ出力処理1を終了する。一方、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致したときには(S321がNO)、1日停止の表示器3nを消灯し(S319)、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S320)、このオフ出力処理1を終了する。
【0025】
このように、このオフ出力処理1では、前記1日停止の表示器3nが点灯状態であるときは通常スケジュールのオフ時刻となったときに点滅状態に変更する。そして、表示器3nが点滅状態である場合に、特別なプログラム1が設定されていないときには、通常のスケジュールのオフ時刻に従って電子コントローラ1にオフ指令を送信し、特別なプログラム1が設定されているときには、特別なプログラム1のオフ時刻に従って電子コントローラ1にオフ指令を送信する処理を行う。
【0026】
図12は、スケジュール制御2日停止又は特別なプログラム2に対応するオフ出力処理2(S330)のフローチャートである。
この処理では、2日停止の表示器3oが点滅しているか否かを判定し(S331)、点滅していないときは連続点灯しているか否かを判定する(S332)。表示器3oが点滅も点灯もしていないとき、及び、点灯はしているが現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻ではないとき(S333がNO)には、このオフ出力処理2を終了する。表示器3oが点灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻であるとき(S333がYES)には、2日停止の表示器3oを点滅状態に変更し(S334)、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S335)、このオフ出力処理2を終了する。
一方、2日停止の表示器3oが点滅状態であるときには(S331がYES)、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻が記憶されているか否かを判定する(S336)。その結果、特別なプログラム2が設定されているときは、現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻と一致していないか否かを判定し(S337)、一致していないときはこのオフ出力処理2を終了する。現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻であるときは、特別なプログラム2のオフ時刻をクリアし(S338)、2日停止の表示器3oを消灯して(S339)、電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S340)、1日停止の表示器3nを点滅させて(S341)、このオフ出力処理2を終了する。
また、特別なプログラム2が設定されていないとき(S336がNO)は、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致していないかどうかを判定し、オフ時刻ではないときはこのまま、オフ時刻であるときは、表示器3oを消灯し、電子コントローラ1にオフ指令を送信し、表示器3nを点滅させて(S339〜S341)、このオフ出力処理2を終了する。
【0027】
このように、このオフ出力処理2では、2日停止の表示器3oが点灯状態の場合は、通常のスケジュールのオフ時刻になったときに、電子コントローラ1にオフ指令を送信するとともに、2日停止の表示器3oを点滅状態に変更する。また、2日停止の表示器3oが点滅している場合には、特別なプログラム2が設定されているときにはそのオフ時刻となったときに、特別なプログラム2が設定されていないときには通常のスケジュールのオフ時刻となったときに、電子コントローラ1にオフ指令を送信するとともに、2日停止の表示器3oを消灯して1日停止の表示器3nを点滅させる処理を行う。
【0028】
図13は、通常のスケジュールに対応するオフ出力処理3のフローチャートである。
この処理では、まず、1日停止の表示器3n、2日停止の表示器3o及び停止の表示器3pの全てが消灯しているか否かが判定される(S351)。表示器3n〜3pが全て消灯している通常のスケジュール制御の状態でないときは、この処理を終了する。また、表示器3n〜3pが全て消灯しているときであっても、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致していないとき(S352がNO)のときには、この処理を終了する。
表示器3n〜3pが全て消灯しており、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻に一致するときは(S352がYES)、電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S353)、このオフ出力処理3を終了する。
このように、このオフ出力処理3では、表示器3n〜3pが全て消灯している通常のスケジュール制御時に、通常のスケジュールのオフ時刻に、電子コントローラ1にオフ指令を送信する処理が行われる。
【0029】
図14は、スケジュール停止処理に対応するオフ出力処理4のフローチャートである。
この処理では、まず、停止の表示器3pが点滅状態であるか否かが判定される(S371)。
停止の表示器3pが点滅しているときは、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致していないか否かを判定し(S372)、一致しているときは前記電子コントローラ1にオフ指令を送信し(S373)、一致していないときはそのまま、このオフ出力処理4を終了する。
一方、停止の表示器3pが点滅していないときは、停止の表示器3pが点灯(連続点灯)しているか否かを判定する(S374)。その結果がNOのときは、このオフ出力処理4を終了する。
また、停止の表示器3pが点灯しているときは(S374がYES)、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻と一致しているか否かを判定し、一致していないときは、そのまま、このオフ出力処理4を終了する。
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻であるとき(S375がYES)は、停止の表示器3pを点滅状態とした(S376)後、電子コントローラ1にオフ指令を送信して(S373)、このオフ出力処理4を終了する。
このように、このオフ出力処理4では、通常のスケジュールのオフ時刻となったときに、前記停止の表示器3pが点灯状態であるときには該表示器3pを点滅状態に変更する処理と、電子コントローラ1に対してオフ指令を送信する処理を行う。
【0030】
このように、オフ出力処理(S300)では、1日停止の表示器3n、2日停止の表示器3o及び停止の表示器3pの点灯及び点滅状態に応じて、また、特別なプログラム1及び2が設定されているか否かに応じて、通常のスケジュール又は特別なプログラム1、2のオフ時刻となったときに、前記表示器3nと3oの点灯/点滅状態を遷移させる処理と、電子コントローラ1に対してオフ指令を送信してショーケースの照明を消灯する処理とを行う。
【0031】
図15は、前記オン出力処理(S400)の処理の流れを示すフローチャートである。
この処理では、まず、表示器3n〜3pが全て消灯しているか否かを判定する(S401)。その結果、全て消灯しているとき(通常のスケジュール制御状態であるとき)には、現在時刻が通常スケジュールのオン時刻と一致しているか否かを判定し(S402)、オン時刻であるときには電子コントローラ1にオン指令を送信してショーケースの照明を点灯させて(S403)、このオン出力処理を終了する。
表示器3n〜3pが全て消灯している状態でない場合(S401がNO)には、1日停止の表示器3nが点滅しているか否かを判定する(S404)。1日停止の表示器3nが点滅しているときは、現在時刻が特別なプログラム1のオン時刻と一致するか否かを判定する(S405)。特別なプログラム1が設定されていない場合又は特別なプログラム1が設定されていても現在時刻がそのオン時刻と一致していないとき(S405がNO)は、このオン出力処理を終了する。特別なプログラム1が設定されており、現在時刻がそのオン時刻と一致するとき(S405がYES)、特別なプログラム1のオン時刻をクリアし、すなわち、ヌルに書き換えて(S406)、電子コントローラ1にオン指令を送信して(S407)、このオン出力処理を終了する。
【0032】
また、1日停止の表示器3nが点滅していないとき(S404がNO)は、2日停止の表示器3oが点滅しているか否かを判定する(S408)。2日停止の表示器3oが点滅しているときは、現在時刻が特別なプログラム2のオン時刻に一致するか否かを判定する(S409)。特別なプログラム2が設定されていないとき、又は、特別なプログラム2が設定されていても、現在時刻がそのオン時刻と一致していないとき(S409がNO)、そのまま、このオン出力処理を終了する。一方、特別なプログラム2が設定されており、現在時刻がそのオン時刻と一致するとき(S409がYES)は、特別なプログラム2のオン時刻をクリアし(S410)、電子コントローラ1にオン指令を送信して(S407)、このオン出力処理を終了する。
このように、1日停止の表示器3n又は2日停止の表示器3oが点滅している場合には、通常のスケジュールのオン時刻になってもオン指令が送信されることはない。1日停止の表示器3nが点滅しているときに特別なプログラム1が設定されていれば、そのオン時刻にオン指令が送信され、2日停止の表示器3oが点滅しているときに特別なプログラム2が設定されていれば、そのオン時刻にオン指令が送信される。
【0033】
以上のように、本発明においては、前記表示器3n〜3pが全て消灯しているときに通常のスケジュール制御を行うようになされており、前記スケジュールキー3kの押下回数に応じて、1日停止の表示器3n及び2日停止の表示器3oの点灯/点滅の状態を順次遷移させ、オフ時刻の経過により、前記各表示器3n、3oの状態を前記とは逆の方向に遷移させることにより、設定した回数(日数)のオン制御を停止させるようにしている。すなわち、前記表示器3n、3oの点灯/点滅状態は、スケジュールキー3kの操作回数を表しており、オフ時刻により該操作回数が減算されるようになされている。なお、前記スケジュールキー3kが所定回数を超えて押下(本実施の形態では3回押下)されると表示器3pが点灯されてスケジュール制御の停止の設定回数はキャンセルされ、スケジュール制御を停止(照明のスケジュール制御のオン制御を連続的に禁止してオフ制御のみ実行する)状態となる。前記表示器3pが点灯状態(スケジュール制御を停止)の状態でさらに前記スケジュールキー3kを押下すると表示器3pが(3n、3oも)消灯されることで、通常のスケジュール制御を実行することになる。
また、特別なプログラム1又は2が設定されている場合には、通常のスケジュールに替えて該特別なプログラム1又は2を実行させることができる。
これにより、スケジュール制御の禁止の設定などの状態を分かりやすく表示することができるとともに、設定した回数(日数)のオン制御の禁止又は特別なプログラムに従う制御を行った後に自動的に通常のスケジュール制御に戻ることが可能となる。
【0034】
前記スケジュールキー3kを操作してスケジュール制御を1日又は2日間停止させる場合、及び、特別なプログラム1、2により制御を行うときの動作について、具体例に基づいて説明する。
図16は、特別なプログラムを設定せずにスケジュール制御を停止させる場合の動作例を示す図であり、(a)は前記スケジュールキー3kを1回押下したとき、(b)は2回押下したときのスケジュール制御動作について説明するためのタイムチャートである。ここでは、毎日10:00(オン時刻)にオン制御(点灯)され、22:00(オフ時刻)にオフ制御(消灯)されるように制御スケジュールが設定されているものとしている。
なお、本発明においては、オン時刻とオフ時刻が同じ日に属している場合に限らず、例えば、オン時刻が10:00、オフ時刻が翌日の5:00のように、オフ時刻がオン時刻の翌日となる場合であってもよい。すなわち、本発明においては、オン時刻から次のオン時刻までを1日として扱う。
また、本発明は、オン時刻からオフ時刻までが日替わりで跨ぐものであってよいし、24時間以内に複数回オンオフ制御を行う場合等にも適用することも可能である。
【0035】
(スケジュール制御1日停止の場合)
図16の(a)はスケジュール制御を1日停止する場合のタイムチャートである。これは、休業日が1日である場合に相当する。
通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間(ショーケース2の照明オン)の時点(1)に図4(b)のスケジュールキー3kが1回押下されたとする。この時点(1)は、例えば、休業日の前日の営業時間中である。この操作により、前記ステップS201(図8)がYES、S202がYESとなり、1日停止の表示器3nが点灯(連続点灯)される(S203)。このとき、スケジュール制御によるショーケース2の照明オン状態はそのまま継続される。また、この例では、特別なプログラム制御は行わないものとしているので、S204では特別なプログラム1は設定されず、S205はNOとなる。なお、スケジュールキー3kが操作されたタイミングが通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間(休業日の前日の営業時間後)であるときは、前記表示器3nは点灯状態から点滅状態となる(S207,S208)。
【0036】
その後、現在時刻がスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、ショーケース2の照明オフが実行され、1日停止の表示器3nが点滅状態となって、次のスケジュール制御のオン制御が禁止されることを表示する。すなわち、前記図11のS311がNO、S312がYES、S313がYESとなり、S314が実行される。この後、時刻が通常のスケジュールのオン時刻(本例では、翌日の10:00)になってもスケジュール制御のオン制御は実行されない。すなわち、図15において、S404はYESであるが、現在時刻と通常のスケジュールのオン時刻との比較は行われないため、電子コントローラ1にオン指令は送信されない。なお、図16の(a)では、点線でオン制御が禁止されたことを示している。
そして、通常のスケジュールのオフ時刻(3)(翌日の22:00)となり、1日停止の制御が終了したことにより1日停止の表示器3nを消灯する。すなわち、前記図11のS311がYES、S316がNO、S321がNOとなり、S319が実行される。これにより、全ての表示器3n〜3pが消灯状態となり、通常のスケジュール制御に戻る。
【0037】
(スケジュール制御2日間停止の場合)
次に、スケジュール制御を2日間停止する場合の制御動作について説明する。これは、2日間連続して休業日である場合に相当する。
図16の(b)はスケジュール制御を2日間停止する場合のタイムチャートである。
通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間(ショーケース2の照明オン)の時刻(1)に図4(b)のスケジュールキー3kが2回押下されると、前記判断部27は、2日停止の表示器3oを点灯(連続点灯)させる。すなわち、前記スケジュールキー3kが1回押下されると、前述と同様に、1日停止の表示器3nが点灯される(図8のS203)。続いて、スケジュールキー3kが1回押下されると、図8のS202がNO、S209がYESとなり、S210が実行されて、1日停止の表示器3nが消灯され、2日停止の表示器3oが点灯される。このとき、スケジュール制御によるショーケース2の照明オン状態はそのまま継続される。ここでは、特別なプログラム制御は行わないものとしているので、S211では特別なプログラム2は設定されず、S212はNOとなる。なお、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻とオン時刻の間であるときは前記表示器3oは連続点灯状態から点滅状態となる(S215)。
【0038】
その後、現在時刻が(2)で示す通常のスケジュールのオフ時刻(当日の22:00)になると、ショーケース2の照明オフを実行し、2日停止の表示器3oを点滅させて、次とその次のスケジュール制御のオン制御が禁止されることを表示する。すなわち、図12のS331がNO、S332がYES、S333がYESとなり、S334とS335が実行される。この状態において、時刻が通常のスケジュールのオン時刻(本例では、翌日の10:00)になっても、スケジュール制御のオン制御は実行されない。すなわち、図15において、S408がYESとなっても、現在時刻と通常のスケジュールのオン時刻との比較は行われず、電子コントローラ1にオン指令が送信されることはない。
そして、(3)で示す次のスケジュールの通常のスケジュールのオフ時刻(翌日の22:00)になると、2日間の停止でなくなったことにより2日停止の表示器3oを消灯し、次のスケジュール制御のオン制御を禁止されていることを示すために1日停止の表示器3nを点滅させる。すなわち、図12のS331がYES、S336がNO、S342がNOとなり、S339〜S341が実行される。
そして、(4)で示す次の通常のスケジュールのオフ時刻(翌々日の22:00)になると、1日停止の制御が終了したことにより1日停止の表示器3nを消灯する。すなわち、図11のS311がYES、S316がNO、S321がNOとなり、S319が実行される。これにより、全ての表示器3n〜3pが消灯され、通常のスケジュール制御に戻ることとなる。
【0039】
このように、特別なプログラムを設定しない場合には、スケジュールキー3kを1回押下することにより翌日のスケジュール制御のオン制御を禁止することができ、2回押下することにより翌日と翌々日の2日間のスケジュール制御のオン制御を禁止することができる。そして、該禁止の期間が経過すると自動的に通常のスケジュール制御に戻ることができる。
したがって、操作者は、休業日の前日又は前々日にスケジュールキー3kを操作するという簡単な操作で、休業日に対応することができる。
【0040】
次に、特別なプログラム1及び2を設定する場合の動作について、図17のタイムチャートを参照して説明する。
(スケジュール制御1日を特別なプログラム1に置き換えて実行する場合)
図17の(a)は、1日分のスケジュール制御を特別なプログラム1に置き換えて実行する場合のタイムチャートである。ここでは、前記図5の(a)に示した例のように、オン時刻が9:30、オフ時刻が(翌日の)1:30とされた特別なプログラム1が設定されるものとして説明する。
前記図16の(a)の場合と同様に、通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間の時点(1)に前記スケジュールキー3kが1回押下されたとする。これにより、前述のようにして1日停止の表示器3nが点灯(連続点灯)する。そして、この場合は、前記図8のS204の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻の設定操作が行われる。すなわち、前記図9のS230がYES、S235がYESとなり、設定された特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻が前記保存部のスケジュール時刻保存部に記憶される。ここでは、前記図5の(a)の例のように、特別なプログラム1のオン時刻として9:30、オフ時刻として1:30が設定されたものとする。なお、時点(1)は通常のスケジュールのオフ時刻よりも前であるので、S206(図8)はNOとなり、表示器3nは点灯状態のままである。
【0041】
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、前述と同様に、ショーケース2の照明オフが実行され、1日停止の表示器3nが点滅状態となる。
その後、現在時刻が特別なプログラム1のオン時刻(翌日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401はNO,S404はYES,S405がYESとなり、前記保存部23に記憶されている特別なプログラム1のオン時刻がクリアされる(S406)とともに、電子コントローラ1からオン指令が送信され(S407)、ショーケースケースの照明がオンされる。
そして、現在時刻が特別なプログラム1のオフ時刻(翌々日の1:30)(3’)になると、前記オフ出力処理1(図11)において、S311がYES,S316がYES,S317がNOとなり、前記保存部23における特別なプログラム1のオフ時刻がクリアされ(S318)、表示器3nが消灯され(S319)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されて(S320)、ショーケース2の照明がオフされる。
この後は、表示器3n〜3pが全て消灯されているため、通常のスケジュール制御が行われることとなる。
【0042】
(スケジュール制御2日間を特別なプログラム1、2に置き換えて実行する場合)
図17の(b)は、2日分のスケジュール制御を特別なプログラム1と2に置き換えて実行する場合のタイムチャートである。ここでは、前記図5の(b)に示した例のように、特別なプログラム1のオン時刻が9:30、オフ時刻が1:30、特別なプログラム2のオン時刻が9:30、オフ時刻が21:30に、それぞれ設定されるものとして説明する。
前述の場合と同様に、通常のスケジュールのオン時刻とオフ時刻の間の時点(1)に前記スケジュールキー3kが1回押下されたとする。これにより、前述のように、1日停止の表示器3nが点灯する。そして、前記図8のS204の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム1のオン時刻(9:30)とオフ時刻(1:30)が設定され、前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶される(図9のS230,S235、S236)。
続いて、前記スケジュールキー3kがさらに1回押下されると、前述のように、1日停止の表示器3nが消灯され、2日停止の表示器3oが点灯される(図8のS201がYES,S202がYES,S209がYES)。
そして、S211の特別なプログラムの入力処理において、特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻の設定操作が行われる。すなわち、図9のS230がNO,S231がYES,S232がYESとなり、特別なプログラム2のオン時刻(9:30)とオフ時刻(21:30)が前記保存部23のスケジュール時刻保存部に記憶される(S233)。
【0043】
そして、現在時刻が通常のスケジュールのオフ時刻(2)(当日の22:00)になると、前述と同様に、ショーケースケース2の照明オフが実行され、2日停止の表示器3oが点滅状態となる(図12のS331,S332,S333,S334,S335が実行される)。
その後、現在時刻が特別なプログラム2のオン時刻(翌日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401がNO,S404がNO,S408がYES、S409がYESとなり、特別なプログラム2のオン時刻がクリアされる(S410)とともに、電子コントローラ1にオン指令が送信され(S407)、ショーケース2の照明がオンとされる。
その後、現在時刻が特別なプログラム2のオフ時刻(翌日の21:30)(3’)になると、前記オフ出力処理2(図12)において、S331がYES,S336がYES,S337がNOとなり、特別なプログラム2のオフ時刻がクリアされ(S338)、2日停止の表示器3oが消灯し(S339)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されてショーケースケース2の照明がオフとされ(S340)、1日停止の表示器3nが点滅状態にされる。
【0044】
そして、特別なプログラム1のオン時刻(翌々日の9:30)になると、前記オン出力処理(図15)において、S401がNO,S404がYES,S405がYESとなり、特別なプログラム1のオン時刻がクリアされる(S406)とともに、電子コントローラ1にオン指令が送信され(S407)、ショーケース2の照明がオンとされる。
その後、特別なプログラム1のオフ時刻(翌々々日の1:30)(4’)になると、前記オフ出力処理1(図11)において、S311がYES,S316がYES,S317がNOとなり、特別なプログラム1のオフ時刻がクリアされ(S318)、1日停止の表示器3nが消灯され(S319)、電子コントローラ1にオフ指令が送信されて(S320)、ショーケース2の照明がオフにされる。
その後は、各表示器3n〜3pがいずれも消灯状態であり、特別なプログラム1及び2もクリアされているため、通常のスケジュール制御が行われることとなる。
このように、本発明によれば、特別なプログラムを設定した場合には、通常のスケジュールに替えて特別なプログラムによる制御を行うことができ、特別なプログラムによる制御が行われた後は、自動的に通常のスケジュール制御状態に戻ることができる。
【0045】
前記図16の(b)では2日間のスケジュール制御を停止する場合を示し、前記図17の(b)では、2日間のスケジュール制御を特別なプログラム1、2に置き換える場合を示したが、2日間のうち、1日のスケジュール制御を停止し、他の1日のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換えることもできる。
図18はこのような制御を行なう場合の例を示す図であり、(a)は1日目のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換え、2日目のスケジュール制御を停止する場合、(b)は1日目のスケジュール制御を停止し、2日目のスケジュール制御を特別なプログラムに置き換える場合を示す図である。
前記図17の(b)と同様にスケジュールキー3kを2回押下するときに、1回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(図8におけるS204)において特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻を設定せず、2回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S211)において特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定したときには、図18の(a)に示すように、1日目に特別なプログラム2が実行され、2日目にスケジュール制御が禁止されることとなる。
また、スケジュールキー3kの1回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S204)において特別なプログラム1のオン時刻とオフ時刻を設定し、2回目の押下の後の特別なプログラムの入力処理(S211)において特別なプログラム2のオン時刻とオフ時刻を設定しなかったときは、図18の(b)に示すように、1日目はスケジュール制御を禁止し、2日目に特別なプログラム1が実行されることとなる。
【0046】
なお、上述した実施の形態においては、特別なプログラムを設定する場合に、先に設定される特別なプログラム1が実行される日(上述の例では翌々日)が、後に設定される特別なプログラム2が実行される日(翌日)よりも後になっているが、逆に、先に設定される特別なプログラムが先に実行され、後に設定される特別なプログラムが後に実行されるようにしてもよい。また、この場合に、表示器3nと3oの点滅順序を逆にしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、前記保存部23のスケジュール時刻保存部にと特別なプログラムのオン時刻とオフ時刻を記憶する領域を設けて、特別なプログラムによる制御を実行することができるようにしていたが、特別なプログラムを設定する機能を省略してより簡単な構成とすることもできる。この場合には、単に、スケジュール制御のオン制御を所定回数禁止する機能のみを有することとなる。
さらに、上述した実施の形態においては、特別なプログラム1と2の2個の特別なプログラムを設定できるようにしたがさらに多くの特別なプログラムを設定できるようにしてもよいし、1個の特別なプログラムのみを設定できるようにしてもよい。
【0047】
さらにまた、上記においては、スケジュール制御で制御されるショーケース2の照明は1つ(棚照明)であるものとして説明してきたが、通常、ショーケース2には棚照明と作業灯(キャノピー)の2種類の照明がある。前記図4(b)では作業灯(キャノピー)の点灯/消灯はキー(キャノピー)により人手により行う形態を示している。
この作業灯は前記棚照明と共に前記スケジュール制御により実行することも可能である。例えば、作業灯を棚照明と共に前記スケジュール制御により制御する場合は、通常のスケジュールのオン時刻の所定時間(例えば30分)前にまず、作業灯にオン制御を実行し、その後、オン時刻に棚照明にオン制御を実行する。さらに、スケジュール制御のオフ制御では、オフ時刻にまず棚照明にオフ制御を実行し、所定時間(例えば30分)後に作業灯にオフ制御を実行する制御を追加する形態であってもよい。
また、別の制御形態として、作業灯と棚照明のスケジュール時刻をそれぞれ独立に保存し、それぞれ独立したスケジュール制御を実行できるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の集中監視装置が適用されるシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の集中監視装置である上位制御機器のブロック構成図である。
【図3】上位制御機器の外観図である。
【図4】上位制御機器の表示・操作部を示す図であり、(a)は表示・操作部A(24)を拡大して示す図、(b)は表示・操作部B(25)を拡大して示す図である。
【図5】保存部23におけるスケジュール時刻保存部にスケジュール時刻が保存されている様子を示す図である。
【図6】スケジュール制御メイン処理のフロー図である。
【図7】時刻パターン登録処理のフロー図である。
【図8】スケジュール状態変更処理のフロー図である。
【図9】スケジュール制御1日停止処理のフロー図である。
【図10】オフ出力処理のフロー図である。
【図11】オフ出力処理1のフロー図である。
【図12】オフ出力処理2のフロー図である。
【図13】オフ出力処理3のフロー図である。
【図14】オフ出力処理4のフロー図である。
【図15】オン出力処理のフロー図である。
【図16】特別なプログラムを設定しないときのスケジュール制御動作について説明するための図である。
【図17】特別なプログラムを設定するときのスケジュール制御動作について説明するための図である。
【図18】1日のスケジュール制御を停止し、他の1日を特別なプログラムに従って制御する例について説明するための図である。
【符号の説明】
【0049】
1:電子コントローラ、2:冷却装置、20:上位制御機器、21:通信部、22:記憶部、23:保存部、24:表示・操作部A、25:表示・操作部B、26:時計管理部、27:判断部、3a:時表示器、3b:分表示器、3c:モード設定表示器、3d:アップキー、3e:ダウンキー、3f:選択キー、3g:確定キー、3k:スケジュールキー、3n:1日停止の表示器、3o:2日停止の表示器、3p:停止の表示器
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、
あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、
前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、
前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されているときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、
前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、
禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻を経過したときに、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段と
を備えることを特徴とする冷却装置の集中監視装置。
【請求項2】
前記操作設定手段は、連続する複数日について前記オン制御の禁止を設定することができるものであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項3】
前記操作設定手段は、操作キーの操作回数に対応して、連続してオン制御を禁止する日数を設定するようになされているものであり、
前記オン制御の実行を禁止する手段は、オン制御が禁止された日数がゼロでないときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止するものであり、
前記オン制御の禁止の設定を解除する手段は、オン制御が禁止された日数を、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過するときに1ずつ減算するものである
ことを特徴とする請求項2記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記照明のオン制御の時刻とオフ制御の時刻の間に前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されたときに連続点灯状態とされ、前記オフ制御の時刻が経過したときに点滅状態とされ、前記禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過したときに消灯状態とされる表示器であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項5】
前記操作設定手段により前記オン制御の実行を禁止したときに、前記あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有することを特徴とする請求項1記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項1】
冷却装置の照明をスケジュール制御する冷却装置の集中監視装置であって、
あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行うスケジュール制御手段と、
前記照明のオン制御の禁止を設定する操作設定手段と、
前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されているときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止する手段と、
前記オン制御の禁止が設定されている状態であることを表示する表示手段と、
禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻を経過したときに、前記オン制御の禁止の設定を解除する手段と
を備えることを特徴とする冷却装置の集中監視装置。
【請求項2】
前記操作設定手段は、連続する複数日について前記オン制御の禁止を設定することができるものであることを特徴とする請求項1記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項3】
前記操作設定手段は、操作キーの操作回数に対応して、連続してオン制御を禁止する日数を設定するようになされているものであり、
前記オン制御の実行を禁止する手段は、オン制御が禁止された日数がゼロでないときに、前記スケジュール制御手段によるオン制御の実行を禁止するものであり、
前記オン制御の禁止の設定を解除する手段は、オン制御が禁止された日数を、禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過するときに1ずつ減算するものである
ことを特徴とする請求項2記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記照明のオン制御の時刻とオフ制御の時刻の間に前記操作設定手段によりオン制御の禁止が設定されたときに連続点灯状態とされ、前記オフ制御の時刻が経過したときに点滅状態とされ、前記禁止されたオン制御に対応するオフ制御の時刻が経過したときに消灯状態とされる表示器であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷却装置の集中監視装置。
【請求項5】
前記操作設定手段により前記オン制御の実行を禁止したときに、前記あらかじめ設定されている点灯時刻及び消灯時刻とは別に設定された点灯時刻及び消灯時刻に従って前記照明のオン制御及びオフ制御を行う手段を有することを特徴とする請求項1記載の冷却装置の集中監視装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
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【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
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【図11】
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【図13】
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【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2008−47322(P2008−47322A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−219418(P2006−219418)
【出願日】平成18年8月11日(2006.8.11)
【出願人】(000143949)株式会社鷺宮製作所 (253)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月11日(2006.8.11)
【出願人】(000143949)株式会社鷺宮製作所 (253)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】
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