冷陰極管を起動する光源を有する画像スキャナー
【課題】画像スキャナーを提供する。
【解決手段】
冷陰極管を起動する光源を有する画像スキャナーは、光を発し文書に投射する冷陰極管と、冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる光源と、冷陰極管と光源とに接続される制御回路とを有する。冷陰極管は、暗い環境で円滑に起動される前に、光源に照射される。
【解決手段】
冷陰極管を起動する光源を有する画像スキャナーは、光を発し文書に投射する冷陰極管と、冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる光源と、冷陰極管と光源とに接続される制御回路とを有する。冷陰極管は、暗い環境で円滑に起動される前に、光源に照射される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像スキャナーに関し、特に、冷陰極管を起動する光源を有する画像スキャナーに関する。
【背景技術】
【０００２】
一般的に、冷陰極管（Cold Cathode Fluorescent Tube：CCFT）は、スキャニング光源として、画像スキャナーに用いられる。
【０００３】
冷陰極管の内部表面には、蛍光物質が塗布され、インバータにより印加される起動電圧に励起される電子に打たれ、光を発する。
【０００４】
スキャナーの解像度がますます増えるにつれて、高い照明輝度が要求される。ところで、ある状況では、冷陰極管を起動できないことはある。
【０００５】
周知のように、高解像度（例えば、3200dpiと4800dpi）スキャナーの冷陰極管を、暗い環境で起動することができない。冷陰極管がオフされた後に内部の蛍光物質は、次の起動のためのエネルギーを保存することができる。しかし、スキャナーが長時間に使用されない場合は、蛍光物質に保存されたエネルギーが減少する。更に、高解像度スキャナーは高い照明輝度を要求するので、冷陰極管を起動するために、高いエネルギーが必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、冷陰極管を円滑に起動するための起動エネルギーを提供する光源を有する画像スキャナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
冷陰極管を起動する光源を有し、文書の画像信号を生成する画像スキャナーであって、光を発して文書に投影する冷陰極管を有し、冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる光源と、冷陰極管と光源とに接続され、画像スキャナーに電源を入れる際に光源をオンし、光源がオフされた後に冷陰極管をオンする制御回路を更に有する。
【０００８】
好適な実施形態において、光源は、発光ダイオード（LED）である。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は、冷陰極管を円滑に起動するための起動エネルギーを提供する光源を有する画像スキャナーを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
次に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【００１１】
図１は、本発明の画像スキャナーを示す斜視図である。図１に示すように、画像スキャナー100は、スキャニングモジュール200と、冷陰極管201と、光源（例えば、発光ダイオード（LED）或いは他の発光体）202と、制御回路300と、バス400とを有する。
【００１２】
スキャニングモジュール200は、スキャナー100に設けられ、バス400により制御回路300と接続される。
【００１３】
スキャナー100に電源を入れる際に、制御回路300はLED202をオンし、そして、LED202は光を発する。所定の期間経過後に、LED202がオフされ、冷陰極管201が起動される。冷陰極管201は、LED202により照明され、起動される前に一定量のエネルギーを保存したので、円滑に起動される。
【００１４】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明の画像スキャナーを示す斜視図である。
【符号の説明】
【００１６】
100 画像スキャナー
200 スキャニングモジュール
201 冷陰極管
202 光源
300 制御回路
400 バス
【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像スキャナーに関し、特に、冷陰極管を起動する光源を有する画像スキャナーに関する。
【背景技術】
【０００２】
一般的に、冷陰極管（Cold Cathode Fluorescent Tube：CCFT）は、スキャニング光源として、画像スキャナーに用いられる。
【０００３】
冷陰極管の内部表面には、蛍光物質が塗布され、インバータにより印加される起動電圧に励起される電子に打たれ、光を発する。
【０００４】
スキャナーの解像度がますます増えるにつれて、高い照明輝度が要求される。ところで、ある状況では、冷陰極管を起動できないことはある。
【０００５】
周知のように、高解像度（例えば、3200dpiと4800dpi）スキャナーの冷陰極管を、暗い環境で起動することができない。冷陰極管がオフされた後に内部の蛍光物質は、次の起動のためのエネルギーを保存することができる。しかし、スキャナーが長時間に使用されない場合は、蛍光物質に保存されたエネルギーが減少する。更に、高解像度スキャナーは高い照明輝度を要求するので、冷陰極管を起動するために、高いエネルギーが必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、冷陰極管を円滑に起動するための起動エネルギーを提供する光源を有する画像スキャナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
冷陰極管を起動する光源を有し、文書の画像信号を生成する画像スキャナーであって、光を発して文書に投影する冷陰極管を有し、冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる光源と、冷陰極管と光源とに接続され、画像スキャナーに電源を入れる際に光源をオンし、光源がオフされた後に冷陰極管をオンする制御回路を更に有する。
【０００８】
好適な実施形態において、光源は、発光ダイオード（LED）である。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は、冷陰極管を円滑に起動するための起動エネルギーを提供する光源を有する画像スキャナーを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１０】
次に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【００１１】
図１は、本発明の画像スキャナーを示す斜視図である。図１に示すように、画像スキャナー100は、スキャニングモジュール200と、冷陰極管201と、光源（例えば、発光ダイオード（LED）或いは他の発光体）202と、制御回路300と、バス400とを有する。
【００１２】
スキャニングモジュール200は、スキャナー100に設けられ、バス400により制御回路300と接続される。
【００１３】
スキャナー100に電源を入れる際に、制御回路300はLED202をオンし、そして、LED202は光を発する。所定の期間経過後に、LED202がオフされ、冷陰極管201が起動される。冷陰極管201は、LED202により照明され、起動される前に一定量のエネルギーを保存したので、円滑に起動される。
【００１４】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明の画像スキャナーを示す斜視図である。
【符号の説明】
【００１６】
100 画像スキャナー
200 スキャニングモジュール
201 冷陰極管
202 光源
300 制御回路
400 バス
【特許請求の範囲】
【請求項１】
冷陰極管を起動する光源を有し、文書の画像信号を生成する画像スキャナーであって、
光を発して前記文書に投影する前記冷陰極管と、
前記冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる前記光源と、
前記冷陰極管と前記光源とに接続され、前記画像スキャナーに電源を入れる際に前記光源をオンし、前記光源がオフされた後に、スキャニングを行うために、前記冷陰極管をオンする制御回路と、
を有する、
画像スキャナー。
【請求項２】
前記光源は、発光ダイオード（LED）である、
請求項１に記載の画像スキャナー。
【請求項１】
冷陰極管を起動する光源を有し、文書の画像信号を生成する画像スキャナーであって、
光を発して前記文書に投影する前記冷陰極管と、
前記冷陰極管の一つの端部の周りに設けられる前記光源と、
前記冷陰極管と前記光源とに接続され、前記画像スキャナーに電源を入れる際に前記光源をオンし、前記光源がオフされた後に、スキャニングを行うために、前記冷陰極管をオンする制御回路と、
を有する、
画像スキャナー。
【請求項２】
前記光源は、発光ダイオード（LED）である、
請求項１に記載の画像スキャナー。
【図１】
【公開番号】特開２００７−５３７１６（Ｐ２００７−５３７１６Ａ）
【公開日】平成１９年３月１日（２００７．３．１）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２９２９０２（Ｐ２００５−２９２９０２）
【出願日】平成１７年１０月５日（２００５．１０．５）
【出願人】（５０６２３５６５０）トランスパシフィック・プラズマ，リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (5)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年３月１日（２００７．３．１）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月５日（２００５．１０．５）
【出願人】（５０６２３５６５０）トランスパシフィック・プラズマ，リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (5)
【Ｆターム（参考）】
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