説明

分岐鎖アミノ酸配合飲料

【課題】 分岐鎖アミノ酸は、溶液中において経時的にアミノ酸に固有の不快臭を発生させるため、風味の点で満足できるものではなかった。そのため、従来の分岐鎖アミノ酸が配合された液剤は、分岐鎖アミノ酸の配合量が十分なものではなかった。
本発明は、アミノ酸を配合した内服液剤において、アミノ酸類に固有の経時的な不快臭を低減したアミノ酸配合内服液剤を提供する。
【解決手段】 (a)110mg/50mL以上の濃度の分岐鎖アミノ酸、並びに(b)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上を配合したことを特徴とする内服液剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分岐鎖アミノ酸を配合した飲料において、経時的に発生する不快臭が軽減された飲料に関する。
【背景技術】
【0002】
アミノ酸は重要な栄養素であり、医薬品、医薬部外品、食品などに広く配合されている。生体内で合成できないヒトの必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種は、分岐鎖を有する構造上の類似点から総称して分岐鎖アミノ酸と称されている。分岐鎖アミノ酸は筋肉内で代謝され、筋肉の働きと深く関わっているといわれている。分岐鎖アミノ酸は運動することにより筋肉内で消費され、不足すると筋肉疲労、筋肉痛等の原因になり、慢性の摂取不足は足腰の筋力低下や腰痛の原因にもなるといわれている。
【0003】
しかし、分岐鎖アミノ酸は、溶液中において経時的にアミノ酸に固有の不快臭を発生させるため、風味の点で満足できるものではなかった。そのため、従来の分岐鎖アミノ酸が配合された液剤は、分岐鎖アミノ酸の配合量が十分なものではなかった。
【0004】
従来、不快な風味を有するアミノ酸配合液剤の風味改善技術として、不快な風味を有するビタミンB1誘導体を配合する技術(特許文献1参照)などが開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平10−287551
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、分岐鎖アミノ酸を配合した飲料において、分岐鎖アミノ酸に固有の経時的に発生する不快臭を抑制し、分岐鎖アミノ酸配合飲料の風味を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、課題を解決するために種々検討した結果、経時的に臭いが発生し、商品性が低下する高濃度の分岐鎖アミノ酸を配合した飲料に、特定の生薬を特定量配合することにより、経時的に発生する不快臭が抑制できることを見いだし、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は
(1)(a)110mg/50mL以上の濃度の分岐鎖アミノ酸、並びに(b)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上、を配合したことを特徴とする飲料、
(2)分岐鎖アミノ酸が、L-バリン、L-ロイシン及びL-イソロイシンから選ばれる一種又は二種以上である(1)記載の飲料、
(3)(a)110〜2800mg/50mLの濃度のL-バリン、100〜1100mg/50mLの濃度のL-ロイシン、又は、80〜2000mg/50mLの濃度のL-イソロイシン、並びに(b)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上、を配合したことを特徴とする飲料、
(4)分岐鎖アミノ酸の濃度が160mg/50mL以上である(1)〜(3)のいずれかに記載の飲料、
(5)さらにビタミンB1類を配合した(1)〜(4)のいずれかに記載の飲料、
(6)pHが2〜6である(1)〜(5)のいずれかに記載の飲料、
(7)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上を配合したことを特徴とする、110mg/50mL以上の濃度で分岐鎖アミノ酸を配合した飲料において経時的に生じる不快臭を低減させる方法、
である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、分岐鎖アミノ酸を高濃度で飲料に配合しても、経時的な不快臭の発生を抑制することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明において、分岐鎖アミノ酸とは、L-バリン、L-ロイシン、L-イソロイシンを好ましいものとしてあげることができるが、それぞれDL体、D体を用いた場合についても本発明の効果が得られることが見込まれる。
【0011】
本発明の分岐鎖アミノ酸の配合量は、経時的に不快臭を発生する量であり、分岐鎖アミノ酸を単独で用いる場合には、内服液剤全体で50mLあたり、L-バリンは110〜2800mg、L-ロイシンは100〜1100mg、L-イソロイシンは80〜2000mgである。分岐鎖アミノ酸の配合量が少ない場合、経時的な不快臭はあまり感じないので本発明は不要であり、分岐鎖アミノ酸の配合量が多すぎると溶解度が不十分なため製品としての提供が困難になるからである。ここで、2種以上の分岐鎖アミノ酸を混合して用いる場合は、分岐鎖アミノ酸の合計量が内服液剤全体で50mLあたり、110mg以上配合すると一部の被験者がアミノ酸の不快臭を感じ、160mg以上配合すると被験者の約半分がアミノ酸の不快臭を感じ、240mg以上配合するとほぼ全ての被験者がアミノ酸の不快臭を感じることも見出した。
【0012】
本発明に用いる生薬は、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ又はケイヒであるが、本発明ではそれらの生薬の1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
【0013】
本発明のサイコはセリ科(Umbelliferae)のミシマサイコ(Bupleurum falcatumL.)又はその変種の根もしくは全草を起源とし、トチュウはトチュウ科(Eucommiaceae)のトチュウ(Eucommia ulmoides Oliver)の樹皮を起源とし、トシシはヒルガオ科のハマネナシカズラ(マメダオシ)(Cuscuta chinensis LAM.)の種子を起源とし、ニクジュヨウはハマウツボ科の寄生植物ホンオニクCistanche salsaを起源とし、ケイヒはクスノキ科(Lauraceae)のケイ (Cinnamomum cassia Blume)又はその同属植物の樹皮、又は周皮の一部を除いたものを起源とする。
【0014】
本発明で用いる生薬の配合量は、飲料全体で50mLあたり、原生薬換算量で50〜500mgが好ましく、200〜500mgの範囲がより好ましい。本発明で用いる生薬を組み合わせて用いるときはそれらの生薬の合計量がこの範囲内であれば効果を有する。
【0015】
本発明で配合する生薬は、エキスの形態での配合が好ましい。エキスの製造は通常の方法、例えば、抽出溶媒を用いて、適当な温度(低温又は加熱)にて、粉砕した生薬原料から抽出する方法などにより行う。抽出溶媒は生薬に応じて適当に選択できるが、好ましくは、水、親水性溶媒(特にエタノール)およびこれらの混合溶媒が用いられる。本発明のエキスは、液状抽出物をそのまま使用することができるほか、水などで希釈したもの、液状抽出物の濃縮物、液状抽出物の乾固物としても使用できる。すなわち、本発明のエキスには、乾燥エキス、軟エキス、流エキス、チンキなどいずれのものも包含される。
【0016】
本発明の飲料は、不快臭を抑制する効果の点からpHは酸性側が好ましく、pH2〜6の範囲がさらに好ましく、pH2.5〜5が特に好ましい。ここでpH調整は、可食性の酸をpH調整剤として用いることができる。pH調整剤としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸などの有機酸及びそれらの塩類、塩酸、リン酸などの無機酸及びそれらの塩類などがあげられる。これらのpH調整剤は一種又は二種以上使用できる。
【0017】
また、分岐鎖アミノ酸と同時にビタミンB1類を配合すると、経時的にさらに強い不快臭が発生することがわかったが、本発明ではそのような不快臭に対しても有効であることも見出した。ここで、ビタミンB1類とはチアミン又はその塩(硝酸チアミン、塩酸チアミンなど)、チアミン誘導体(ジセチアミン、フルスルチアミン、オクトチアミンなど)などがあげられる。
【0018】
本発明の飲料には、さらに各種ビタミン類、アミノ酸及びその塩類、その他の生薬及び生薬抽出物、甘味剤、保存剤、矯味剤、着色剤など飲料で一般に使用される成分を配合することができる。
【0019】
本発明の飲料は、常法により調製でき、その方法は特に制限はされないが、通常、各成分を規定量以下の精製水にて混合、溶解し、精製水にて規定量に容量調整し、必要に応じて濾過、滅菌処理をすることにより得られる。なお、脂溶性ビタミンを含むときは、通常用いられる界面活性剤により乳化、可溶化剤などで可溶化、または分散剤により懸濁させることもできる。
【0020】
実施例
以下に、実施例および試験例により本発明の効果を詳細に説明する。なお、各生薬エキスは購入したものを用い、配合量は原生薬換算量で示した。
【0021】
比較例1
L−イソロイシン 100mg
L−ロイシン 240mg
L−バリン 80mg
L−アルギニン塩酸塩 300mg
タウリン 1000mg
ビタミンB1硝酸塩 5.65mg
安息香酸ナトリウム 30mg
クエン酸 200mg
砂糖 3000mg
ポリビニルピロリドンK29/32 500mg
希塩酸(pH調節剤) 適量(pH3.2)
上記処方を精製水に溶解し、希塩酸でpH3.2に調整後、精製水で50mLになるよう調製し、80℃で30分滅菌して液剤を得た。
【実施例1】
【0022】
比較例1の処方にサイコ流エキス 500mg(原生薬換算量)を配合した処方で、比較例1と同様に調製し液剤を得た。
【実施例2】
【0023】
実施例1のサイコ流エキスをトチュウ葉抽出液 500mg(原生薬換算量)に変更した処方で、比較例1と同様に調製して液剤を得た。
【実施例3】
【0024】
実施例1のサイコ流エキスをトシシエキス 500mg(原生薬換算量)に変更した処方で、比較例1と同様に調製して液剤を得た。
【実施例4】
【0025】
実施例1のサイコ流エキスをニクジュヨウエキス 500mg(原生薬換算量)に変更した処方で、比較例1と同様に調製して液剤を得た。
【実施例5】
【0026】
実施例1のサイコ流エキスをケイヒ流エキス 500mg(原生薬換算量)に変更した処方で、比較例1と同様に調製して液剤を得た。
【0027】
比較例2〜18
実施例1のサイコ流エキスを表1に示した各生薬エキスに変更した処方で、実施例1と同様に調製して液剤を得た。
【0028】
試験例1
実施例、比較例の各液剤を65℃5日間保存した液剤について、不快臭の程度を6人のパネルにより評価した。比較例1の生薬を配合しない処方を対照とし、実施例、比較例の各液剤を下記に示す採点法(5点評価法)による官能試験を行い、それぞれの平均点を算出した。結果を表1に示した(表の結果値は各パネルの平均値)。
【0029】
なお、各パネルには5点評価法により評価してもらい、平均値を100点法に換算して表に示した。不快臭の評価基準は以下のとおりである:100(コントロールと同じ)、80(コントロールより僅かに弱い)、60(コントロールよりやや弱い)、40(コントロールよりとても弱い)、20(コントロールより非常に弱い)、0(臭わない)
【0030】
【表1】

表から明らかなように本発明で用いる生薬エキスは分岐鎖アミノ酸を配合した際に経時的に発生する不快臭を抑制することがわかった。
【0031】
実施例6〜9、試験例2
実施例1のサイコ流エキスを、生薬種類、配合量を表に記載のものに変更した処方で実施例1と同様に液剤を製造し、65℃5日間保存した液剤について5人のパネルにより試験例1と同様の官能試験を行った。生薬種類、配合量及び試験結果を表2に示した。
【0032】
【表2】


試験例3
L−イソロイシン 100mg、各生薬200mg(原生薬換算量)を精製水に溶解し、クエン酸でpHを3.2に調製後、精製水で50mLになるよう調製し、80℃で30分滅菌して液剤を得た。
【0033】
65℃5日間保存した液剤について、生薬未配合処方の不快臭と比較し、5人のパネルにより試験例1と同様の官能試験を行った。配合生薬及び試験結果を表3に示した。
【0034】
【表3】

【0035】
表から明らかなように、本発明の生薬類は不快臭を抑制していたが、ケイヒが特に強いL−イソロイシン由来の不快臭抑制効果を有することがわかった。
【0036】
試験例4
試験例3で製造した処方のL−イソロイシンを、L−ロイシン 240mgに変更した処方で液剤を製造し、65℃5日間保存した液剤について、試験例3と同様に官能試験を行った。配合生薬及び試験結果を表4に示した。
【0037】
【表4】

【0038】
表から明らかなように、本発明の生薬類は不快臭を抑制していたが、特にニクジュヨウが強いL−ロイシン由来の不快臭抑制効果を有することがわかった。
【0039】
試験例5
試験例3で製造した処方のL−イソロイシンを、L−バリン 80mgに変更した処方で液剤を製造し、65℃5日間保存した液剤について、試験例3と同様に官能試験を行った。配合生薬及び試験結果を表5に示した。
【0040】
【表5】

【0041】
表から明らかなように、本発明の生薬類はL−バリン由来の不快臭を強く抑制していた。
【0042】
参考例1
下記処方を精製水に溶解し、希塩酸でpHを3.2に調整した。精製水で全量50mLに調整し、80℃で30分滅菌して参考処方1及び2の液剤を製造した。
【0043】
【表6】

【0044】
参考試験1
参考処方1を65℃5日保存した液剤について、4人のパネルにより不快臭の強さを、9点評価法による官能評価を行い、平均点を算出した。評価は、非常に弱い:1点、やや弱い:3点、どちらでもない:5点、やや強い:7点、非常に強い:9点とした。その結果、平均点は6.5点であったことから、保存後の参考処方1は不快臭を有することがわかった。
【0045】
参考試験2
参考処方1及び2を65℃5日保存し、そのときの参考処方1を対照とし、参考処方2の液剤について対照と比較した不快臭の強さを、4人のパネルによる9点評価法により官能評価を行い、平均点を算出した。評価は、コントロールより弱い:0点、コントロールと同じ:1点、コントロールよりやや強い:3点、コントロールより強い:5点、コントロールよりとても強い:7点、コントロールより非常に強い:9点の9段階評価を行った。
【0046】
その結果、平均点は5.5であり、参考処方2のビタミンB1を配合した処方では、明らかに不快臭が強くなっていた。
【0047】
参考例2
下記処方を精製水に溶解し、希塩酸でpHを3.2に調整した。精製水で全量50mLに調整し、80℃で30分滅菌して参考処方3〜8の液剤を製造した。
【0048】
【表7】

【0049】
参考試験3
参考処方3〜8を50℃3日保存した液剤について、4人のパネルにより不快臭が気になり始めるアミノ酸濃度を評価軸上(サンプル間の軸上での距離は配合濃度に比例する)に感覚で矢印を記載して示してもらい、各パネルの平均点を算出した。各パネルの数値を以下に示した。
【0050】
【表8】

【0051】
分岐鎖アミノ酸の合計量が内服液剤全体で50mLあたり、約110mg程度以上配合すると不快臭を感じ出し、160mg以上配合するとパネルの平均で不快臭を感じ、240mg以上配合するとほぼ全てのパネルが不快臭を感じることがわかった。
【0052】
参考例3
下記処方を精製水に溶解し、希塩酸でpHを3.2に調整した。精製水で全量50mLに調整し、80℃で30分滅菌して参考処方9〜18の液剤を製造した。
【0053】
【表9】

【0054】
【表10】

【0055】
【表11】

【0056】
参考試験4
参考処方3及び9〜17を50℃3日保存した液剤について、各アミノ酸ごとに4人のパネルにより不快臭が気になり始めるアミノ酸濃度を評価軸上(サンプル間の軸上での距離は配合濃度に比例する)に感覚で矢印を記載して示してもらい、各パネルの平均点を算出した。各パネルの数値を以下に示した。
【0057】
【表12】

【0058】
その結果、濃度評価値の平均は、L-イソロイシンで159mg、L-ロイシンで111mg、L-バリンで124mgであり、この濃度付近もしくはそれ以上の高い濃度の場合に各アミノ酸の不快臭が発生することが明らかとなった。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明の飲料は、例えば健康飲料、栄養補給飲料などの各種食品、ドリンク剤、シロップ剤などの医薬品や医薬部外品に適用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)110mg/50mL以上の濃度の分岐鎖アミノ酸、並びに(b)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上、を配合したことを特徴とする飲料。
【請求項2】
分岐鎖アミノ酸が、L-バリン、L-ロイシン及びL-イソロイシンから選ばれる一種又は二種以上である請求項1記載の飲料。
【請求項3】
(a)110〜2800mg/50mLの濃度のL-バリン、100〜1100mg/50mLの濃度のL-ロイシン、又は、80〜2000mg/50mLの濃度のL-イソロイシン、並びに(b)原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上、を配合したことを特徴とする飲料。
【請求項4】
分岐鎖アミノ酸の濃度が160mg/50mL以上である請求項1〜3のいずれかに記載の飲料。
【請求項5】
さらにビタミンB1類を配合した請求項1〜4のいずれかに記載の飲料。
【請求項6】
pHが2〜6である請求項1〜5のいずれかに記載の飲料。
【請求項7】
原生薬換算で50mg/50mL以上の濃度の、サイコ、トチュウ、トシシ、ニクジュヨウ及びケイヒから選ばれる一種又は二種以上を配合したことを特徴とする、110mg/50mL以上の濃度で分岐鎖アミノ酸を配合した飲料において経時的に生じる不快臭を低減させる方法。

【公開番号】特開2008−50349(P2008−50349A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−193004(P2007−193004)
【出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】