説明

分離バリヤ

【課題】組立てまたは分解を安全で、安価かつ迅速に行うことができるバリヤを提供することにある。
【解決手段】1つ以上の吸引プレート(4)に取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤ(2)において、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、使用時に、真空源により真空が供給される。真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられている。また、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間には1つ以上の真空リザーバが設けられている。バリヤは、該バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分離バリヤおよび該分離バリヤを固定面に固定する手段に関し、より詳しくは、補修作業中に、安全バリヤを鉄道プラットホームに固定するのに使用する分離バリヤに関するが、これに限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
一般に、分離バリヤは、人を危険(例えば、垂直落下物)から分離し、または人と人を互いに分離(例えば、混雑した状況の整理)するデバイダとして機能する。これらの多くの用途において、安全は最重要事項であるが、しばしばこのようなバリヤは、一時的理由で必要とされているに過ぎない。例えば下記特許文献1には、屋上の縁部に使用される半永久的バリヤシステムで、非使用時には平らに折畳むことができるバリヤシステムが開示されている。
【0003】
分離バリヤを特に必要とする1つの用途として鉄道産業があり、ここでは、バリヤは、プラットホームの縁部から通行人または補修作業者を保護するのに必要である。例えば、駅のプラットホームで補修作業中に、分離バリヤは、通過する列車から作業者を分離でき、また、発生する何らかの小片から列車を保護することもできる。従って、分離バリヤは、補修作業を続けたまま線路を開放状態に維持できるため、鉄道網へのあらゆる混乱を最小にできる。
【0004】
しかしながら、このような分離バリヤは、厳重な安全条件に対応できるだけでなく、駅の閉鎖はしばしば期間が厳格に制限されるため(特に、多忙な通勤路線の場合)、迅速かつ容易に組立てることができなくてはならない。また、プラットホームの縁部で使用される分離バリヤは閉空間内で作動するものであるため(特に、地下駅の場合)、遂行すべき補修作業を制限するものであってはならない。
【0005】
既存の分離バリヤは、しばしば、当業界で良く知られた足場フレームを有し、これらのバリヤは組立ておよび分解に時間を要し、従って価値ある補修作業時間を短くしてしまう。駅プラットホーム用の他のバリヤ解決法が存在し、例えば、下記特許文献2および3の両方が解決法を提案している。しかしながら、改善が困難で実施の費用が嵩み、かつ設置のために鉄道路線を閉じる必要がある。
【0006】
【特許文献1】国際特許公開WO2006/135550号明細書
【特許文献2】国際特許公開WO00/17028号明細書
【特許文献3】英国特許第2291034号明細書
【特許文献4】ドイツ国特許第19630211号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
理想的には、組立てまたは分解を安全で、安価かつ迅速に行うことができるバリヤが要望されている。この点に関し、上記特許文献4は、体育館のフロアにバリヤを固定する吸引パッドを開示しておりかつ可能性ある解決法を提案している。しかしながら、このようなバリヤシステムは危険な環境内で充分安全に使用することができず、従って本発明はこの問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、使用時に、真空源により真空が供給され、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする分離バリヤが提供される。
【0009】
本発明の他の態様によれば、1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、使用時に、真空源により真空が供給され、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする分離バリヤが提供される。
【0010】
本発明の他の態様によれば、1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、バリヤは、該バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和できることを特徴とする分離バリヤが提供される。
【0011】
分離バリヤには、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間にマニホルドを設けることができる。
【0012】
マニホルドと吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の一方向流れ弁を設けることができ、該一方向流れ弁は、マニホルドから吸引プレートまたは1つ以上の吸引プレートへの流れを防止するように流れ方向が定められる。真空源とマニホルドとの間に1つ以上の一方向流れ弁を設けることができ、該一方向流れ弁は、真空源からマニホルドへの流れを防止するように流れ方向が定められる。
【0013】
マニホルドと吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間には1つ以上の真空リザーバを設けることができる。マニホルドと1つ以上の真空リザーバとの間には1つ以上の一方向流れ弁を設けることができる。
【0014】
真空源とマニホルドとの間には1つ以上の真空リザーバを設けることができる。真空源と1つ以上の真空リザーバとの間には1つ以上の一方向流れ弁を設けることができる。1つ以上の真空リザーバとマニホルドとの間には1つ以上の一方向流れ弁を設けることができる。
【0015】
バリヤは、バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和する衝撃低減要素を有し、バリヤ部分は衝撃低減要素を有している。バリヤ部分と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間には衝撃低減要素を設けることができ、衝撃低減要素は弾性要素および/または減衰要素で形成できる。
【0016】
衝撃低減要素の一端は、吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートにピボット連結でき、および/または衝撃低減要素の一端はバリヤ部分にピボット連結できる。バリヤ部分は、吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートにピボット連結できる。
【0017】
バリヤ部分はトウ・ボードで形成でき、バリヤ部分はインフィルパネルおよび/またはメッシュで形成できる。
【0018】
真空源はポンプで構成でき、ポンプは電気モータにより駆動される。
【0019】
フェールセーフ手段を設けることができ、該フェールセーフ手段は、電気モータへの電力の損失を検出すべく配置された検出器で形成できる。フェールセーフ手段には更にバックアップバッテリを設け、該バックアップバッテリは、フェールセーフ手段がモータへの電力の損失を検出したときに、電気モータに電力を供給するように構成できる。
【0020】
真空源の故障を使用者に警告する可聴アラームおよび/または可視アラームを設けることができ、かつ吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートの真空の損失を使用者に警告する可視アラームを設けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明のより良い理解のためおよび本発明をいかに実施するかをより明瞭に示すため、添付図面を参照して本発明を以下に説明する。
【0022】
図1を参照すると、分離バリヤ2は、2つの吸引プレート4(1つの吸引プレートのみが示されている)と、2つの支持部材6(1つの支持部材6のみが示されている)と、支持部材6の間で延びている、それぞれ第一、第二および第三クロスバー8、10および12とを有している。分離バリヤには1つ以上のクロスバーを設けることができ、これらのクロスバーが等間隔であるか否かは問わない。クロスバー8、10、12は、各端部が1つの支持部材6に結合され、各支持部材6は1つの吸引プレート4に連結される。図示の実施形態ではクロスバーは実質的に水平であるが、他の実施形態ではクロスバーを斜めに配置することができる。吸引プレート4は、真空により表面(図示せず)に吸着される。支持部材6は、平均的な人の身長より高いことが好ましい。
【0023】
図2を参照すると、分離バリヤは更に、ブラケット20を有している。ブラケット20は、第一、第二および第三クロスバー8、10および12を支持部材6に結合する手段を形成する。他の実施形態(図示せず)では、ブラケット20を省略して、クロスバー8、10、12を直接支持部材6に連結することができる。支持部材6およびクロスバー8、10、12により形成される構造を横切るように、インフィルパネル(infill panels)またはメッシュ(図示せず)を張設することができる。メッシュは、バリヤを移動させる風の危険性を最小にするため、60%の空気が流れることを可能にする耐炎ネットで形成できる。
【0024】
分離バリヤ2は更に、トウ・ボード(toe-board)22を有している。トウ・ボード22は、第一クロスバー8に連結され、該第一クロスバー8から地面まで延びることが好ましい。分離バリヤ2はまた、ホース24を有している。ホース24は各吸引プレート4に連結され、これにより、各吸引プレート4を真空化する手段を形成する。ホース24は第一クロスバー8に通すことができる。図2に示す分離バリヤ2は、2つ以上の支持部材6および吸引プレート4を備えた連続バリヤが形成されるようにして、連続的に反復させることができる。
【0025】
図3を参照すると、分離バリヤ2の側面図が示されている。分離バリヤ2は更に、衝撃低減要素30を有している。衝撃低減要素30の第一端部は第一ピボット点32を介して吸引プレート4に連結され、一方、第二端部は第二ピボット点34を介して支持部材6に連結されている。第一ピボット点32は、吸引プレート4から突出した第一突出部材31に設けられている。同様に、支持部材6から突出した第二突出部材33には、第二ピボット点34が設けられている。第二突出部材33は第一クロスバー8と第二クロスバー10との間に配置するのが好ましいが、支持部材6の長さに沿う任意の位置に配置できる。また、支持部材6は、第三ピボット点36を介して吸引プレート4に連結される。第三ピボット点36は、吸引プレート4から突出する第三突出部材35上に設けられている。第一突出部材31および第三突出部材35は、吸引プレート4の両対向端部に配置するのが好ましい。吸引プレート4は更に、ホース24を吸引プレート4に連結する手段を形成するコネクタ38を有している。
【0026】
図4には、支持部材6の位置を変化させた分離バリヤの側面図が示されている。分離バリヤ2が単頭矢印で示す方向に押込まれると、支持部材6は第三ピボット点36の回りで回転する。第二ピボット点34が位置E(伸長位置)から位置C(圧縮位置)に移動するため、衝撃低減要素30が圧縮される。従って、分離バリヤ2に加えられる衝撃荷重の効果が緩和され、吸引プレート4に伝達される力も低減される。人が分離バリヤにもたれ掛かることまたは設置機器が分離バリヤに当ることを防止するため、分離バリヤが押込まれる前に、分離バリヤが前方に傾斜されるのが好ましい。衝撃低減要素30は弾性要素および/または減衰要素構造で形成できる。弾性要素はスプリングで形成し、減衰要素はダッシュポットで形成できる。或いは、衝撃低減要素は、従来から提案されている任意の適当なショックアブソーバで構成することもできる。
【0027】
図5に示すように、吸引プレート4は更に、取付けプレート52および側壁50を有している。側壁50はシールとして機能し、より詳しくは、硬質ゴムバッキングシールに接合された発泡シールで形成できる。側壁50は表面(図示せず)上に置かれて該表面とのシールを形成し、これにより、周囲空気が吸引プレート4内に流入することを防止する。取付けプレート52は、第一および第三突出部材31、35およびコネクタ38のベースを形成している。本発明を具現する吸引プレート4は、350×250mmのサイズを有している。
【0028】
図5のAA断面に一致する図6に示すように、第一ピボット点32は更に、第一フック60および第一スリーブ62を有している。第一フック60は衝撃低減要素30の一端に連結されていて、第一突出部材31に設けられた第一スリーブ62の周囲に嵌合できるようになっている。同様に、第三ピボット点36は、第二フック64および第二スリーブ66を有している。第二フック64は支持部材6の一端に連結されていて、第三突出部材35に設けられた第2スリーブ66の周囲に嵌合できるようになっている。同様な構成が第二ピボット点34にも設けられている。第一および第二フック60、64には固定手段(図示せず)を設けることができ、好ましい実施形態では、第一および第二フック60、64は、スプリング負荷形固定/解放機構を備えた標準足場形式のフックで形成されている。
【0029】
図5のBB断面に一致する図7に示すように、吸引プレート4には更に、キャビティ76が設けられている。キャビティ76は、側壁50と、取付けプレート52と、吸引プレート4が吸着される表面とにより形成される。また、コネクタ38は通路70を有し、該通路70は、キャビティ76および第一および第二ポート72、74に流れ連通している。第一および第二ポート72、74はホース24に連結され、この連結は慣用手段により行われる。これにより、ホース24は、連鎖構成をなして、連続吸引プレート4を連結する。このような連鎖構成では、連鎖の一端が真空源に連結され、一方、他端は閉鎖される。従って、ホース24およびコネクタ38はマニホルドとして機能する。通路70には更に、一方向流れ弁(図示せず)を設けることができる。一方向流れ弁は、キャビティ76から第一または第二ポート72、74のいずれかのポートに流れることは許容するが、逆方向の流れは許容しない。或いは、一方向流れ弁は、第一または第二ポート72、74のいずれかのポートに取付けることもできる。また、通路70には、該通路70に流れ連通するリザーバ(図示せず)を設けることができる。このリザーバは、主真空源に故障が生じた場合に、付加真空源となることができる。また、吸引プレート4には、真空の損失を表示する圧力センサ(図示せず)を設けることもできる。
【0030】
図8は、第一ピボット点32を通る断面図であり、図5のCC断面に一致する。第一突出部材31は第一および第二突出プレート82、84からなるところが示されており、これらの突出プレート82、84の間には第一スリーブ62が設けられている。他の実施形態では、第一突出部材31を第一突出プレートのみで形成し、該第一突出プレートに第一スリーブ62が取付けられる。また、第一ピボット点32は、従来から提案されている他の適当なピボット機構で構成することができる。このピボット機構は、第三および第二ピボット点36、34にも適用できる。
【0031】
図2の詳細部Aに一致する図9aおよび図9bに示すように、ブラケット20は更に、第四スリーブ92および第五スリーブ94を有している。第四および第五スリーブ92、94は、第四フック90および第五フック(図示せず)を受入れることができる。第四および第五フックは、第一、第二または第三クロスバー8、10または12の端部に設けられている。従って、ブラケット20は、隣接クロスバーを結合すべく機能する。ブラケット20にはまた、チャネル96が設けられている。チャネル96は、支持部材6を受入れることができる。各支持部材6には複数のブラケット20が設けられ、これにより、各支持部材6に複数のクロスバーを結合できる。他の実施形態ではブラケット20を省略し、第四フック90および第五フックを支持部材6に直接連結することができる。
【0032】
ブラケット20または第四および第五フックは、支持部材6の周囲に配置されるカラー(図示せず)により支持部材6上の所定位置に保持できる。このようなカラーは、クロスバー8、10、12の所望位置に一致する、支持部材6の長さに沿う種々の間隔に配置することができる。或いは、支持部材6を貫通するピンまたはねじ組立体により、各ブラケット20または第四および第五フックを所定位置に保持できる。第四フック90および第五フックには更に固定手段(図示せず)を設けることができ、好ましい実施形態では、好ましい実施形態では、第四および第五フックは、スプリング負荷形固定/解放機構を備えた標準足場形式のフックで構成できる。
【0033】
図3の詳細部Bに一致する図10には、トウ・ボード22の断面が示されている。トウ・ボード22は更に第六フック100を有する。この構成では、第六フック100を第一クロスバー8上に嵌合しかつトウ・ボード22を第一クロスバー8に揺動可能に取付けることができる。トウ・ボード22は、該トウ・ボードがフロアの表面に到達しかつ吸引プレート4に当接できる充分な長さにすることができる。トウ・ボード22は、小片がバリヤの下を通ることを防止し、または人が吸引プレート4につまずくことを防止できる。図11には、トウ・ボード22の構造が更に詳細に示されている。トウ・ボード22は、第一および第二ねじ110、112により、第六フック100に固定されている。第六フックおよび第一および第二ねじ110、112は、分離バリヤ2の幅をスパンするトウ・ボードの長さに沿う種々の間隔で反復させることができる。
【0034】
図12に示すように、分離バリヤは、使用時に、ポンプ121に連結される。ポンプ121は前述の真空源として機能し、空気を吸引プレート4からマニホルド123を介して吸引し、かつ真空引きした空気をベント125を介して排出する。ポンプ121は、電源を動力とするモータ120により駆動される。或いは、ポンプ121は、従来から提案されている任意の適当なエンジンユニットにより駆動できる。ポンプ121とマニホルド123との間には、リザーバ122を設けることもできる。ポンプ121が故障するようなことがあると、リザーバ122が、短時間の間真空源として機能できる。また、リザーバ122は、任意の流れ振動を円滑化すべく機能できる。
【0035】
マニホルド123と1つ以上の吸引プレート4との間には、一方向流れ弁124を設けることができる。一方向流れ弁124は、マニホルド123から1つ以上の吸引プレート4への流れを防止するように流れ方向が定められる。このように構成することにより、1つの吸引プレート4が故障するようなことがあっても、流入する空気によって残余の吸引プレート4内の真空に干渉が及ばなくなる。また、一方向流れ弁は、リザーバ122とマニホルド123との間、およびポンプ121とリザーバ122との間にも設けることができる。
【0036】
分離バリヤ2は更に、フェールセーフシステムを設けることができる。より詳しくは、システム内の圧力が閾値に到達した場合に、圧力スイッチ127によってアラーム126を付勢するように構成できる。アラーム126は、可聴方式および/または可視方式のいずれでもよい。また、1つ以上の吸引プレート4には、アラームを付勢する圧力スイッチを設けることもできる。このようなアラームは可視信号を出すものが好ましいが、可聴信号を出すものでもよい。また、フェールセーフは、モータ120への電力の損失を検出する手段で構成することもできる。また、バックアップバッテリ(図示せず)を設けて、電力の損失が検出されたときにモータ120に電力を供給するように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態による分離バリヤを示す部分正面図である。
【図2】分離バリヤを示す全正面図である。
【図3】分離バリヤを示す側面図である。
【図4】分離バリヤの一定範囲の可能位置を示す側面図である。
【図5】吸引プレートを示す平面図である。
【図6】図5のAA線方向から見た吸引プレートの側面図である。
【図7】図5のBB線方向から見た吸引プレートの側面図である。
【図8】図5のCC線方向から見た吸引プレートの側面図である。
【図9a】図2の詳細部Aの連結部を示す側面図である。
【図9b】図2の詳細部Aの連結部を示す平面図である。
【図10】図3の詳細部Bのトウ・ボード構造を示す側面図である。
【図11】トウ・ボードを示す側面図である。
【図12】分離バリヤ装置を示す概略図である。
【符号の説明】
【0038】
2 分離バリヤ
4 吸引プレート
6 支持部材
8、10、12 クロスバー
20 ブラケット
22 トウ・ボード
24 ホース
30 衝撃低減要素
38 コネクタ
120 モータ
121 ポンプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、使用時に、真空源により真空が供給され、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする分離バリヤ。
【請求項2】
真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に、1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離バリヤ。
【請求項3】
バリヤは、該バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和できることを特徴とする請求項1または2記載の分離バリヤ。
【請求項4】
1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、使用時に、真空源により真空が供給され、真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする分離バリヤ。
【請求項5】
真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に、1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする請求項4記載の分離バリヤ。
【請求項6】
バリヤは、該バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和できることを特徴とする請求項4または5記載の分離バリヤ。
【請求項7】
1つ以上の吸引プレートに取付けられたバリヤ部分を有する分離バリヤにおいて、各吸引プレートは、一表面と吸引プレートとの間で発生される真空により前記表面に吸着されるように作動でき、バリヤは、該バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和できることを特徴とする分離バリヤ。
【請求項8】
真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に、1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする請求項7記載の分離バリヤ。
【請求項9】
真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に、1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の分離バリヤ。
【請求項10】
真空源と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に、マニホルドが設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項11】
マニホルドと吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられており、該一方向流れ弁は、マニホルドから吸引プレートまたは1つ以上の吸引プレートへの流れを防止するように流れ方向が定められていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に従属する場合に請求項10記載の分離バリヤ。
【請求項12】
真空源とマニホルドとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられており、該一方向流れ弁は、真空源からマニホルドへの流れを防止するように流れ方向が定められていることを特徴とする、請求項10が請求項1から3のいずれか1項に従属する場合に請求項10または11記載の分離バリヤ。
【請求項13】
マニホルドと吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする、請求項10が請求項4から6のいずれか1項に従属する場合に請求項10から12のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項14】
マニホルドと1つ以上の真空リザーバとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする、請求項11に従属する場合に請求項13記載の分離バリヤ。
【請求項15】
真空源とマニホルドとの間に1つ以上の真空リザーバが設けられていることを特徴とする、請求項10が請求項4から6のいずれか1項に従属する場合に請求項10から13のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項16】
真空源と1つ以上の真空リザーバとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする、請求項12に従属する場合に請求項15記載の分離バリヤ。
【請求項17】
1つ以上の真空リザーバとマニホルドとの間に1つ以上の一方向流れ弁が設けられていることを特徴とする、請求項15が請求項12に従属する場合に請求項15または16記載の分離バリヤ。
【請求項18】
バリヤは、バリヤに加えられる衝撃荷重の効果を緩和する衝撃低減要素を有していることを特徴とする、請求項7から9のいずれか1項に従属する場合に請求項7から9のいずれか1項または請求項10から17のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項19】
バリヤ部分は衝撃低減要素を有していることを特徴とする請求項18記載の分離バリヤ。
【請求項20】
バリヤ部分と吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートとの間に衝撃低減要素が設けられていることを特徴とする請求項18記載の分離バリヤ。
【請求項21】
衝撃低減要素は弾性要素からなることを特徴とする請求項18から20のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項22】
衝撃低減要素は減衰要素からなることを特徴とする請求項18から21のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項23】
衝撃低減要素の一端は、吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートにピボット連結されていることを特徴とする請求項20から22のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項24】
衝撃低減要素の一端はバリヤ部分にピボット連結されていることを特徴とする請求項20から23のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項25】
バリヤ部分は、吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートにピボット連結されていることを特徴とする請求項1から24のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項26】
バリヤ部分はトウ・ボードからなることを特徴とする請求項1から25のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項27】
バリヤ部分はインフィルパネルからなることを特徴とする請求項1から26のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項28】
バリヤ部分はメッシュからなることを特徴とする請求項1から27のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項29】
ポンプからなる真空源と組合わされることを特徴とする請求項1から28のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項30】
ポンプは電気モータにより駆動されることを特徴とする請求項29記載の分離バリヤ。
【請求項31】
フェールセーフ手段が設けられており、該フェールセーフ手段は、電気モータへの電力の損失を検出すべく配置された検出器からなることを特徴とする請求項30記載の分離バリヤ。
【請求項32】
フェールセーフ手段は更にバックアップバッテリを有し、該バックアップバッテリは、フェールセーフ手段がモータへの電力の損失を検出したときに、電気モータに電力を供給するように構成されていることを特徴とする請求項31記載の分離バリヤ。
【請求項33】
真空源の故障を使用者に警告する可聴アラームが設けられていることを特徴とする請求項1から32のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項34】
真空源の故障を使用者に警告する可視アラームが設けられていることを特徴とする請求項1から33のいずれか1項記載の分離バリヤ。
【請求項35】
吸引プレートまたは少なくとも1つの吸引プレートの真空の損失を使用者に警告する可視アラームが設けられていることを特徴とする請求項1から34のいずれか1項記載の分離バリヤ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9a】
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【図9b】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−527666(P2009−527666A)
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555864(P2008−555864)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【国際出願番号】PCT/GB2007/000603
【国際公開番号】WO2007/096614
【国際公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(509027043)
【出願人】(509027168)
【Fターム(参考)】