説明

制御プログラム、制御方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツリスト配信装置およびコンテンツ配信システム

【課題】複数のコンテンツの再生の利便性を向上させた制御プログラム、制御方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツリスト配信装置およびコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを検索し、検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御プログラム、制御方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツリスト配信装置およびコンテンツ配信システムに関し、特に、コンテンツの再生処理を行なう、制御プログラム、制御方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ記録装置、コンテンツリスト配信装置およびコンテンツ配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
放送により提供されるコンテンツを録画し、録画したコンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置が普及しつつある。ここで、コンテンツとは、たとえば、番組の動画像等である。特開2000−261742号公報(特許文献1)には、1つのコンテンツを構成する複数の断片データの各々のメタ情報を利用して、コンテンツの再生を柔軟に行なう技術が開示されている。
【特許文献1】特開2000−261742号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
最近では、コンテンツを容易に記録可能なコンテンツ再生装置が普及しつつある。そのため、コンテンツ再生装置の記憶部は、すぐにコンテンツでいっぱいになってしまう。そのため、コンテンツ再生装置から、ユーザの見たいコンテンツを探すには時間と手間がかかるという問題がある。また、1つのコンテンツとしての番組において、ユーザが見たい部分は、限られている場合が多い。
【0004】
また、ユーザが、連続する複数のコンテンツ(たとえば、番組)を、全て視聴するには、非常に時間がかかる。たとえば、複数の番組から構成される連続ドラマでは、各番組の全てを視聴しなくても、連続ドラマの番組の内容を短時間で把握したいというユーザの要求も増えつつある。このような要求は、特開2000−261742号公報(特許文献1)に開示されている技術では満たすことはできない。
【0005】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させた制御プログラムを提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させた制御方法を提供することである。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させたコンテンツ再生装置を提供することである。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させたコンテンツ記録装置を提供することである。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させたコンテンツリスト配信装置を提供することである。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させたコンテンツ配信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、複数のコンテンツを記憶する記憶部を備えるコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、制御プログラムは、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを記憶部から検索する検索ステップと、検索ステップにより検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する再生ステップとを備える。
【0012】
好ましくは、コンピュータは、コンテンツを保持するコンテンツ記録装置にネットワーク経由でデータアクセス可能であり、検索ステップは、さらに、再生対象コンテンツを外部装置の保持するコンテンツから検索して取得する。
【0013】
好ましくは、コンピュータが再生対象コンテンツを保持していないことを条件として、検索ステップを実行する。
【0014】
この発明の他の局面に従うと、複数のコンテンツを記憶する記憶部を備えるコンテンツ再生装置に実行させるための制御方法であって、制御方法は、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを記憶部から検索する検索ステップと、検索ステップにより検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する再生ステップとを備える。
【0015】
この発明のさらに他の局面に従うコンテンツ再生装置は、複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを記憶手段から検索する検索手段と、検索手段により検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する再生手段とを備える。
【0016】
この発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とデータ通信可能なコンテンツ記録装置であって、コンテンツを記憶する記憶手段と、コンテンツ再生装置から送信されるコンテンツの要求指示を受信する要求指示受信手段と、要求指示に基いてコンテンツの一部分または全部をコンテンツ再生装置へ送信する送信手段とを備える。
【0017】
この発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とデータ通信可能なコンテンツリスト配信装置であって、再生位置としてコンテンツの一部分再生を指定したコンテンツリストを記憶する記憶手段と、記憶されたコンテンツリストをコンテンツ再生装置に配信する配信手段とを備える。
【0018】
この発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストを配信するコンテンツリスト配信装置と、コンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、コンテンツを提供するコンテンツ記録装置とが連携するコンテンツ配信システムであって、コンテンツリスト配信装置は、コンテンツ再生装置へコンテンツリストを配信する配信手段とを備え、コンテンツ再生装置は、コンテンツリスト配信装置から配信されたコンテンツリストに基づいて、コンテンツを要求するための要求指示を、コンテンツ記録装置へ送信する要求手段を備え、コンテンツ記録装置は、要求指示を受信する要求指示受信手段と、要求指示されたコンテンツをコンテンツ再生装置へ送信する送信手段とを備え、コンテンツ再生装置は、コンテンツ記録装置から送信されたコンテンツを受信する受信手段をさらに備える。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る制御プログラムは、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを検索し、検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する。
【0020】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0021】
本発明に係る制御方法は、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを検索し、検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する。
【0022】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0023】
本発明に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを検索し、検索されたコンテンツを、コンテンツリストに基づいて再生する。
【0024】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0025】
本発明に係るコンテンツ記録装置は、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置から要求されたコンテンツの一部分または全部を、コンテンツ再生装置へ送信する。
【0026】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0027】
本発明に係るコンテンツリスト配信装置は、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置へ、コンテンツリストを配信する。
【0028】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0029】
本発明に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツリストを配信するコンテンツリスト配信装置と、コンテンツ再生装置と、コンテンツ記録装置とから構成される。コンテンツ再生装置は、コンテンツ記録装置から送信されたコンテンツを受信し、コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生する。
【0030】
したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0032】
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000には、ホームネットワーク501と、コンテンツサーバ600とが含まれる。
【0033】
ホームネットワーク501は、たとえば、宅内に設けられたネットワークである。宅内とは、たとえば、ユーザの自宅内、会社内等である。ホームネットワーク501には、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cと、通信部50とが含まれる。
【0034】
コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、PC(Personal Computer)である。なお、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、PCに限定されることなく、放送または通信により提供されるコンテンツを記録する機能および通信機能を備えた装置であればどのような装置でもよい。コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、たとえば、HDD(Hard disk drive)レコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等であってもよい。
【0035】
通信部50は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cおよびネットワーク70と、データ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの外部のネットワークである。
【0036】
通信部50は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部50は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cおよびネットワーク70と、無線でデータ通信を行なうことが可能である。
【0037】
また、通信部50は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能(たとえば、ルータ機能)を有する。したがって、通信部50は、たとえば、LANケーブルを介して、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cおよびネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。すなわち、通信部50は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cおよびネットワーク70と、有線でデータ通信を行なうことが可能である。
【0038】
コンテンツサーバ600は、たとえば、動画像等のコンテンツを提供するサーバ、ビデオ・オン・デマンドのサービスを提供するサーバおよび放送局内のサーバ等のいずれであってもよい。コンテンツサーバ600は、PCである。なお、コンテンツサーバ600は、PCに限定されることなく、放送または通信により提供されるコンテンツを記録する機能および通信機能を備えた装置であればどのような装置でもよい。
【0039】
コンテンツサーバ600には、多くのコンテンツが記憶されている。コンテンツサーバ600は、ネットワーク70と、無線または有線でデータ通信を行なう。コンテンツサーバ600は、たとえば、所定期間(たとえば、1週間)の全てのチャンネルの番組を録画している。また、コンテンツサーバ600は、番組の録画データ以外の動画像等のコンテンツも記憶している。また、コンテンツサーバ600は、コンテンツとしての1つの番組全てではなく、1つの番組のうちの一部分のみの視聴を望むユーザのために当該一部分のデータの購入を可能にするサーバである。
【0040】
なお、コンテンツ再生装置500A、コンテンツ再生装置500Bおよびコンテンツ再生装置500Cの識別名(端末名)は、それぞれ、PC500A、PC500BおよびPC500Cである。
【0041】
図2は、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置500Aの内部の構成を示すブロック図である。なお、図2には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
【0042】
図2を参照して、コンテンツ再生装置500Aには、表示部530と、マウス542と、キーボード544とが接続される。
【0043】
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530は、コンテンツ再生装置500Aから出力された画像データに基づいた画像を表示する。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)、FEDパネル(Field Emission Display Panel)、PDP(Plasma Display Panel)および有機ELディスプレイパネル(Organic Electro luminescence Display Panel)のいずれかを使用した表示装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
【0044】
マウス542は、ユーザがコンテンツ再生装置500Aを操作するためのインターフェースである。キーボード544は、ユーザがコンテンツ再生装置500Aを操作するためのインターフェースである。なお、表示部530およびキーボード544は、コンテンツ再生装置500Aの内部に設けられる構成であってもよい。また、マウス542は、たとえば、タッチパッド等として、コンテンツ再生装置500Aの内部に設けられる構成であってもよい。また、コンテンツ再生装置500Aには、ペンタブレットが入力機器として接続されていてもよい。以下においては、ユーザによる、マウス542またはキーボード544の操作を、インターフェース操作Pともいう。
【0045】
コンテンツ再生装置500Aは、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
【0046】
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部520は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部520には、プログラム180、後述する、録画データ、番組情報データテーブル、メタ情報ファイルおよびメタ情報パス名テーブル、設定データ、その他の各種データ等が記憶されている。プログラム180は、後述する、ファイルパス名取得プログラムおよびコンテンツ取扱いプログラムを含む。
【0047】
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、コンテンツ再生装置500A内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびその他の演算機能を有する回路のいずれであってもよい。
【0048】
なお、制御部510は、録画処理部510A、再生処理部510B、メタ情報記述部510Cおよび検索部510Dとして動作する。録画処理部510Aは、録画処理を行なう機能を有する。録画処理では、受信した放送信号に基づくデータを、記憶部520に記憶させる処理である。
【0049】
再生処理部510Bは、録画処理により、記憶部520に録画されたデータを再生する機能を有する。メタ情報記述部510Cは、録画処理時に、録画するデータのメタ情報を、メタ情報ファイルに記述する機能を有する。検索部510Dは、後述する検索処理を行なう機能を有する。
【0050】
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR−SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、RDRAM(Rambus Dynamic Random Access Memory)、Direct−RDRAM(Direct Rambus Dynamic Random Access Memory)、その他、データを揮発的に記憶保持可能な構成を有する回路のいずれであってもよい。
【0051】
コンテンツ再生装置500Aは、さらに、アンテナ502と、チューナ505と、データ処理部507とを備える。
【0052】
アンテナ502は、チューナ505と接続されている。チューナ505は、制御部510により指示された周波数の放送信号を、アンテナ502を介して受信する。チューナ505は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
【0053】
放送信号は、画像データ、音声データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、テキストデータ、EPG(Electric Program Guide)データ、BML(Broadcast Markup Language)データ等が含まれる。EPGデータは、複数の番組情報を示すデータである。BMLデータは、画像データ、音声データおよびテキストデータの各々の配置位置や、動作などの制御を行なうためのデータである。チューナ505は、受信した放送信号を、データ処理部507へ送信する。
【0054】
データ処理部507は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データにする。そして、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを、圧縮して、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。録画データは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
【0055】
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部507は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部507は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
【0056】
そして、データ処理部507は、制御部510から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる。この場合の録画データを、以下においては、コンテンツともいう。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。
【0057】
なお、記憶部520に記憶される、コンテンツとしての録画データは、ネットワークに接続された複数の装置間で共有されるデータ(以下、共有データともいう)である。録画データは、コンテンツであるので、共有データは、ネットワークにおいて共有される共有コンテンツでもある。したがって、コンテンツ再生装置500B,500Cの各々は、記憶部520に記憶される録画データにデータアクセス可能である。共有データは、記憶部520に設定された共有ドライブ内に記憶されているデータである。ここで、共有ドライブとは、他の装置がデータアクセス可能なドライブである。なお、共有データは、記憶部520に設定された共有ドライブに限定されることなく、記憶部520に設定されたドライブ内の共有フォルダに記憶されているデータであってもよい。ここで、共有フォルダとは、他の装置がデータアクセス可能な共有フォルダである。
【0058】
また、データ処理部507は、EPGデータに基づいて、以下の番組情報データテーブルT100を生成する。番組情報データテーブルT100は、複数の番組情報をそれぞれ示す複数の番組情報データから構成される。そして、データ処理部507は、番組情報データテーブルT100を、記憶部520に記憶させる。なお、番組情報データテーブルT100は、EPGデータに限定されることなく、番組情報を示すデータであれば他のデータに基づいて生成されてもよい。
【0059】
図3は、一例としての番組情報データテーブルT100を示す図である。図3を参照して、番組情報データテーブルT100は、複数の番組情報データから構成される。番組情報データテーブルT100において、「管理番号」とは、複数の番組情報データの各々を管理するための番号である。番組情報データテーブルT100において、「チャンネル番号」とは、放送局に割り当てられているチャンネル番号である。「タイトル」とは、対応する番組のタイトルを示す。「放送時刻」とは、対応する番組の放送開始時刻および放送終了時刻を示す。
「ジャンル」とは、対応する番組のジャンルを示す。「出演者」とは、対応する番組の主な出演者である。「番組内容」とは、対応する番組の簡単な内容を示す。
【0060】
再び、図2を参照して、コンテンツ再生装置500Aは、さらに、VDP(Video Display Processor)532と、CGROM(Character Graphic Read Only Memory)534と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
【0061】
CGROM534には、フォントデータ、図形データ等が記憶されている。VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
【0062】
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
【0063】
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、CGROM534から必要なデータを読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
【0064】
コンテンツ再生装置500Aは、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550とを備える。
【0065】
入力部540には、マウス542と、キーボード544とが接続されている。ユーザは、マウス542またはキーボード544を利用して、コンテンツ再生装置500Aに指示を与える。マウス542またはキーボード544からの入力指示は、入力部540を介して制御部510へ送信される。制御部510は、入力部540からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
【0066】
記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出す機能を有する。記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
【0067】
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。
【0068】
記録媒体555は、BD(Blu-ray Disc)、HD−DVD(High-Definition Digital Versatile Disc)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD+RW(Digital Versatile Disk Re-Writable)、DVD−RW、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto Optical Disk)、フロッピー(登録商標)ディスク、CF(Compact Flash) カード、SM(Smart Media(登録商標))、MMC(Multi Media Card)、SD(Secure Digital)メモリーカード、メモリースティック(登録商標)、xDピクチャーカードおよびUSBメモリ、磁気テープおよび上記以外の不揮発性メモリのいずれであってもよい。
【0069】
コンテンツ再生装置500Aは、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、図示しない他の端末と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
【0070】
通信部560は、USB(Universal Serial Bus)1.1またはUSB2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB(Universal Serial Bus)1.1またはUSB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
【0071】
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格またはIEEE1284(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1284)の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
【0072】
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、ブルートゥース(Bluetooth)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、ブルートゥースを使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、他の端末と無線でデータ通信を行なう。
【0073】
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、無線LANの規格である、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく無線技術を利用してデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線技術は、IEEE802.11a、IEEE802.11bおよびIEEE802.11gのいずれかに基づく技術に限定されることはなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
【0074】
また、通信部562は、さらに、イーサネット(登録商標)を利用した通信用インターフェースの機能を有する。したがって、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、通信部50とデータ通信を行なうことができる。
【0075】
したがって、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置500Aは、ネットワーク70から、通信部50および通信部562を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
【0076】
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
【0077】
コンテンツ再生装置500Aは、さらに、リモコン信号受信部580を備える。リモコン信号受信部580は、リモコン(リモートコントローラー)300から出力される、コンテンツ再生装置500Aを操作するためのリモコン信号を受信する機能を有する。リモコン信号受信部580は、受信したリモコン信号を制御部510へ送信する。制御部510は、受信したリモコン信号に応じて、後述する処理を行なう。以下においては、ユーザによる、リモコン300の操作も、インターフェース操作Pともいう。なお、コンテンツ再生装置500Aは、リモコン信号受信部580を備えなくてもよい。
【0078】
再び、図1を参照して、コンテンツ再生装置500B,500Cの各々も、コンテンツ再生装置500Aと同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々の記憶部520に記憶される、共有データとしての録画データは、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々がデータアクセス可能なデータである。
【0079】
図4は、本実施の形態におけるコンテンツサーバ600の内部の構成を示すブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555Mも示している。記録媒体555Mには、後述するプログラム180Mが記録されている。すなわち、プログラム180Mは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Mもプログラム製品として流通される。
【0080】
図4を参照して、コンテンツサーバ600には、表示部630と、マウス642と、キーボード644とが接続される。表示部630は、前述の表示部530と同様な表示装置である。
【0081】
マウス642は、ユーザがコンテンツサーバ600を操作するためのインターフェースである。キーボード644は、ユーザがコンテンツサーバ600を操作するためのインターフェースである。なお、表示部630およびキーボード644は、コンテンツサーバ600の内部に設けられる構成であってもよい。また、マウス642は、たとえば、タッチパッド等として、コンテンツサーバ600の内部に設けられる構成であってもよい。また、コンテンツサーバ600には、ペンタブレットが入力機器として接続されていてもよい。以下においては、ユーザによる、マウス642またはキーボード644の操作を、インターフェース操作Sともいう。
【0082】
コンテンツサーバ600は、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
【0083】
記憶部620は、前述の記憶部520と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620には、プログラム180M、録画データ、番組情報データテーブル、後述する認証情報および課金情報、設定データ、その他の各種データ等が記憶されている。
【0084】
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Mに従って、コンテンツサーバ600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0085】
なお、制御部610は、録画処理部610Aとして動作する。録画処理部610Aは、録画処理を行なう機能を有する。録画処理では、受信した放送信号に基づくデータを、記憶部620に記憶させる処理である。
【0086】
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
【0087】
コンテンツサーバ600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
【0088】
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。
【0089】
放送信号は、画像データ、音声データを含む。なお、放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、放送信号は、さらに、テキストデータ、EPGデータ、前述したBMLデータ等が含まれる。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
【0090】
データ処理部607は、受信した放送信号を復調し、復調データとする。受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、デコード処理し、画像データおよび音声データにする。そして、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、画像データおよび音声データを、圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
【0091】
また、受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合、データ処理部607は、以下の処理を行なう。まず、データ処理部607は、復調データを、ディジタル放送のプロトコルに基づいてデコード処理し、デコードデータにする。デコードデータには、画像データ、音声データ、テキストデータ、EPGデータ、BMLデータが含まれる。デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、デコードデータに含まれる、画像データおよび音声データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、MPEG1、H.264等の形式である。
【0092】
そして、データ処理部607は、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデコードデータを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。この場合、録画データには、画像データ、音声データ、テキストデータおよびBMLデータが含まれる。また、データ処理部607は、データ処理部507と同様に、EPGデータに基づいて、番組情報データテーブルを生成する。そして、データ処理部607は、番組情報データテーブルを、記憶部620に記憶させる。
【0093】
制御部610は、現在の日時から、所定期間(たとえば、1週間)前までの日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組を録画するための録画処理を行なうための録画指示を、データ処理部607へ送信する。データ処理部607は、現在の日時から、所定期間前までの日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データを、記憶部620に記憶させる。なお、制御部610は、現在の日時から、所定期間経過後の録画データは削除する。
【0094】
したがって、記憶部620には、現在の日時から、所定期間前までの日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。なお、記憶部620に記憶されている全ての録画データの各々の番組情報は、番組情報データテーブルで管理される。
【0095】
コンテンツサーバ600は、さらに、VDP632と、CGROM634と、VRAM636とを備える。
【0096】
CGROM634には、CGROM534と同様、フォントデータ、図形データ等が記憶されている。VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
【0097】
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Mに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
【0098】
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、CGROM634から必要なデータを読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
【0099】
コンテンツサーバ600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
【0100】
入力部640には、マウス642と、キーボード644とが接続されている。ユーザは、マウス642またはキーボード644を利用して、コンテンツサーバ600に指示を与える。マウス642またはキーボード644からの入力指示は、入力部640を介して制御部610へ送信される。制御部610は、入力部640からの入力指示に基づいて所定の処理を行なう。
【0101】
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Mが記録された記録媒体555Mから、プログラム180Mを読出す機能を有する。記録媒体555Mに記憶されているプログラム180Mは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読み出され、制御部610が、プログラム180Mを、記憶部620に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、インストール処理は、制御部610が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
【0102】
なお、記憶部620には、プログラム180Mがインストールされていなくてもよい。この場合、制御部610は、記録媒体アクセス部650を介して、記録媒体555Mに記憶されたプログラム180Mを読み出して、プログラム180Mに基づいた所定の処理を行なう。
【0103】
記録媒体555Mは、記録媒体555と同様な媒体なので詳細な説明は繰り返さない。
コンテンツサーバ600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
【0104】
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
【0105】
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、前述の通信部562と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。したがって、通信部662は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。また、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
【0106】
したがって、本実施の形態におけるコンテンツサーバ600は、ネットワーク70から、通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Mである。
【0107】
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180M)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
【0108】
ここで、前述したメタ情報ファイルは、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々において、記憶部520に設定された、共有ドライブまたは共有フォルダ内に記憶される。したがって、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、他の装置のメタ情報ファイルにデータアクセス可能である。
【0109】
また、前述したメタ情報ファイルが記憶部520に記憶される領域は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々毎に、ユーザが任意に設定できるとする。なお、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々において、メタ情報ファイルが記憶部520に記憶される領域の設定は、インターフェース操作Pにより、予め行なわれているとする。ここで、メタ情報ファイルは、テキストファイルである。なお、初期状態では、メタ情報ファイルには、情報が記述されていない。
【0110】
コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cのうち、自装置以外の他の装置がメタ情報ファイルを記憶している領域を特定するためのパス名の情報を取得するための処理(以下、メタ情報ファイルパス名取得処理ともいう)を行なう。なお、前述したメタ情報ファイルが記憶部520に記憶される領域は、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々毎に、予め定められた領域であってもよい。ここでは、一例として、コンテンツ再生装置500Aが行なうメタ情報ファイルパス名取得処理について説明する。メタ情報ファイルパス名取得処理は、インターフェース操作Pにより、制御部510がプログラム180のファイルパス名取得プログラムを実行することで行なわれる処理である。
【0111】
図5は、メタ情報ファイルパス名取得処理のフローチャートである。図5を参照して、ステップS20では、パス名取得処理が行なわれる。パス名取得処理では、制御部510が、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cのうち、自装置以外の他のコンテンツ再生装置(コンテンツ再生装置500B,500C)へ、通信部50を介して、パス名取得要求を送信する。ここで、パス名取得要求とは、他のコンテンツ再生装置の記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルのパス名を取得するための要求である。以下においては、パス名取得要求を送信するコンテンツ再生装置を、パス名要求装置ともいう。また、パス名取得要求を受信するコンテンツ再生装置を、パス名要求受信装置ともいう。
【0112】
パス名要求受信装置(たとえば、コンテンツ再生装置500B)は、パス名取得要求を受信すると、パス名要求受信装置の記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルのパス名の情報を、パス名要求装置(コンテンツ再生装置500A)へ送信する。以上の処理により、パス名要求装置の制御部510は、ホームネットワーク501内の全てのコンテンツ再生装置が記憶しているメタ情報ファイルのパス名の情報を取得する。その後、ステップS22に進む。
【0113】
ステップS22では、制御部510が、以下のメタ情報パス名テーブルを生成し、記憶520に記憶させる。
【0114】
図6は、一例としてのメタ情報パス名テーブルT20を示す図である。図6を参照して、メタ情報パス名テーブルT20において、「番号」とは、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々のパス名を管理するための番号である。「端末名」とは、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々の端末名である。前述したように、コンテンツ再生装置500A、コンテンツ再生装置500Bおよびコンテンツ再生装置500Cの端末名は、それぞれ、PC500A、PC500BおよびPC500Cである。「パス名」とは、対応するコンテンツ再生装置の記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルのパス名である。
【0115】
再び、図5を参照して、ステップS22の処理が終了すると、このメタ情報ファイルパス名取得処理は終了する。
【0116】
なお、コンテンツ再生装置500B,500Cの各々も、コンテンツ再生装置500Aと同様に、メタ情報ファイルパス名取得処理を行なう。したがって、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々の記憶部520には、メタ情報パス名テーブルが記憶されることになる。その結果、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、記憶部520に記憶されているメタ情報パス名テーブルに基づいて、他の装置のメタ情報ファイルにデータアクセスが可能となる。なお、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々の記憶部520には、メタ情報パス名テーブルが予め記憶されていてもよい。この場合、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々は、上記メタ情報ファイルパス名取得処理を行なわない。
【0117】
次に、コンテンツ再生装置500Aが行なう処理(以下、コンテンツ取扱い処理ともいう)について説明する。コンテンツ取扱い処理は、インターフェース操作Pにより、制御部510がプログラム180のコンテンツ取扱いプログラムを実行することで行なわれる処理である。
【0118】
図7は、コンテンツ取扱い処理のフローチャートである。図7を参照して、ステップS110では、メニュー画像表示処理が行なわれる。メニュー画像表示処理では、制御部510が、VDP532に、以下のメニュー画像G100を生成させるための描画指示を出す。VDP532は、描画指示に基づいて、メニュー画像G100を生成する。
【0119】
図8は、一例としてのメニュー画像G100を示す図である。図8を参照して、メニュー画像G100には、ボタン画像BG110と、ボタン画像BG120と、ボタン画像BG130とが配置される。ボタン画像BG110、ボタン画像BG120およびボタン画像BG130の各々は、インターフェース操作Pにより、押下処理されることで、対応する後述の処理を行なうためのボタン画像である。ボタン画像BG110は、一例として、背景を黒で表示し、文字列を白く表示することにより、選択されている状態を示している。なお、インターフェース操作Pにより、選択状態のボタン画像を変えることができる。
【0120】
ボタン画像BG110は、インターフェース操作Pにより、後述する、録画設定を行なうための画像である。ボタン画像BG120は、インターフェース操作Pにより、後述する、再生メニュー画像を表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG130は、インターフェース操作Pにより、後述する、リスト再生処理を行なうためのボタン画像である。
【0121】
再び、図7を参照して、VDP532は、メニュー画像G100を生成すると、表示部530に、メニュー画像G100を表示させる。その後、ステップS120に進む。
【0122】
ステップS120では、制御部510が、録画設定操作があるか否かを判定する。録画設定操作とは、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG110が選択状態にされ、かつ、押下処理される操作である。ステップS120において、YESならば、ステップS130に進む。一方、ステップS120において、NOならば、後述するステップS140に進む。
【0123】
ステップS130では、録画設定処理が行なわれる。
図9は、録画設定処理のフローチャートである。図9を参照して、ステップS131では、録画予約画像表示処理が行なわれる。録画予約画像表示処理では、制御部510が、記憶部520に記憶されている番組情報データテーブルT100に基づいて、VDP532に、以下の録画予約画像G200を生成させるための描画指示を出す。VDP532は、描画指示に基づいて、録画予約画像G200を生成する。
【0124】
図10は、一例としての録画予約画像G200を示す図である。図10を参照して、録画予約画像G200には、番組表画像G210と、詳細情報画像G220と、ボタン画像G232と、ボタン画像G234とが配置される。
【0125】
番組表画像G210は、番組情報データテーブルT100に基づく番組情報を表示する画像である。番組表画像G210において、「CH」の列の番号は、チャンネル番号である。番組表画像G210において、19時,20時,21時は、時刻を示す。番組表画像G210内において、チャンネル番号および時刻以外の文字列は、番組のタイトルを示す。番組のタイトルは、インターフェース操作Pにより、選択状態になる。選択状態のタイトルは、一例として、背景が黒で、文字列が白く表示される。番組表画像G210では、一例として、タイトルが「Aスポーツ」という番組が選択状態である。
【0126】
詳細情報画像G220は、番組表画像G210において、選択状態の番組に関する詳細な情報を表示する画像である。詳細情報画像G220には、一例として、「Aスポーツ」という番組を放送している放送局に割り当てられているチャンネル番号、「Aスポーツ」という番組名、番組の放送時間、出演者、番組内容等が表示される。
【0127】
ボタン画像G232は、インターフェース操作Pにより、選択状態の番組を録画予約するためのボタン画像である。ボタン画像G234は、インターフェース操作Pにより、録画予約を終了するためのボタン画像である。
【0128】
再び、図9を参照して、VDP532は、録画予約画像G200を生成すると、表示部530に、録画予約画像G200を表示させる。その後、ステップS132に進む。
【0129】
ステップS132では、制御部510が、録画予約操作があるか否かを判定する。録画予約操作とは、インターフェース操作Pにより、番組表画像G210において、番組のタイトルが選択状態であるときに、ボタン画像G232が押下処理される操作である。ステップS132において、YESならば、ステップS133に進む。一方、ステップS132において、NOならば、後述するステップS135に進む。
【0130】
ステップS133では、録画予約処理が行なわれる。録画予約処理では、制御部510が、選択された番組の録画予約を行なうために、以下の録画予約データRDを、記憶部520に記憶させる。
【0131】
図11は、一例としての録画予約データRDを示す図である。図11を参照して、録画予約データRDには、録画開始予定日時および録画終了予定日時の情報と、図3の番組情報データテーブルT100において、選択された番組に対応する番組情報データに基づく情報とが含まれる。録画開始予定日時は、番組情報データテーブルT100において、選択された番組に対応する番組情報データの放送開始時刻である。録画終了予定日時は、番組情報データテーブルT100において、選択された番組に対応する番組情報データの放送終了時刻である。番組情報データには、チャンネル番号、タイトル、ジャンル、出演者および番組内容の情報が含まれる。
【0132】
再び、図9を参照して、ステップS133の処理が終了すると、この録画設定処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0133】
前述のステップS132において、NOならば、ステップS135に進む。
ステップS135では、制御部510が、録画予約終了操作があるか否かを判定する。録画予約終了操作とは、インターフェース操作Pにより、ボタン画像G234が押下処理される操作である。ステップS135において、YESならば、この録画設定処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。一方、ステップS135において、NOならば、再度、ステップS132の処理が行なわれる。
【0134】
なお、この録画設定処理では、番組表を用いて、録画予約を行なう処理を説明したが、ユーザが、手動で録画予約を行なってもよい。この場合、ステップS131において、表示部530には、録画予約画像G200の代わりに、以下の録画予約画像G200Aが表示される。
【0135】
図12は、一例としての録画予約画像G200Aを示す図である。図12を参照して、録画予約画像G200Aには、録画予約データ入力画像G210Aが配置される。編集枠ER100は、インターフェース操作Pにより、録画予約データ入力画像G210A内において、上、下、左および右のいずれかに移動させることが可能である。録画予約データ入力画像G210Aは、インターフェース操作Pにより、編集枠ER100が配置された位置に録画予約データを入力可能な画像である。なお、入力可能な録画予約データは、たとえば、チャンネル番号、録画開始予定日時および録画終了予定日時の情報である。
【0136】
録画予約データ入力画像G210Aには、さらに、ボタン画像BG272,BG274,BG282,BG284と、ボタン画像BG240Aとが配置される。
【0137】
ボタン画像BG272は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、録画予約データ入力画像G210Aに表示される情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG274は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、録画予約データ入力画像G210Aに表示される情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG282は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、録画予約データ入力画像G210Aに表示される情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG284は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、録画予約データ入力画像G210Aに表示される情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0138】
ボタン画像BG240Aは、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、表示部530から、録画予約画像G200Aを消去して、メニュー画像G100を表示させるためのボタン画像である。
【0139】
次に、コンテンツ再生装置500Aが、記憶部520に記憶された録画予約データに基づいて行なう録画実行処理について説明する。録画実行処理は、記憶部520に録画予約データが1つ以上記憶された後、自動的に行なわれる処理である。なお、録画実行処理は、他の処理とは独立して行なわれる。なお、制御部510は、コンテンツ再生装置500Aの電源がオンされた後、現在の日時を管理する日時管理処理を、他の処理とは独立して自動的に行なう。したがって、日時管理処理により管理されている現在の日時の情報は、時間の経過と共に変化する。
【0140】
図13は、録画実行処理のフローチャートである。図13を参照して、ステップS210では、日時管理処理により管理されている現在の日時が、録画予約データが示す録画開始予定日時であるか否かが判定される。具体的には、制御部510は、記憶部520に記憶されている全ての録画予約データのうち、現在の日時と一致する録画開始予定日時の録画予約データがあるか否かを判定する。以下においては、現在の日時と一致する録画開始予定日時の録画予約データを、一致録画予約データともいう。ステップ210において、YESならば、ステップS220に進む。一方、ステップS210において、NOならば、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
【0141】
ステップS220では、録画処理が開始される。録画処理は、録画実行処理および他の処理とは、独立して行なわれる処理である。前述したように録画処理は、受信した放送信号に基づくデータを、記憶部520に記憶させる処理である。具体的には、制御部510が、一致録画予約データが示すチャンネルのデータを、記憶部520に記憶させるための録画指示を、データ処理部507に出す。データ処理部507は、録画指示を受信すると、録画指示により指定されたチャンネルのデータを、録画データとして、記憶部520に記憶させる処理を開始する。その後、ステップS222に進む。
【0142】
ステップS222では、制御部510が、録画停止操作があるか否かを判定する。ここで、録画停止操作とは、インターフェース操作Pによる、録画処理を強制的に停止させるための操作である。ステップS222において、YESならば、後述するステップS229に進む。一方、ステップS222において、NOならば、ステップS224に進む。
【0143】
ステップS224では、日時管理処理により管理されている現在の日時が、一致録画予約データが示す録画終了予定日時であるか否かが判定される。具体的には、制御部510は、現在の日時が、一致録画予約データが示す録画終了予定日時であるか否かを判定する。ステップS224において、YESならば、ステップS229に進む。一方、ステップS224において、NOならば、再度、ステップS222の処理が行なわれる。
【0144】
ステップS229では、制御部510が、録画処理を停止させる。これにより、録画データが記憶部520に記憶される処理が終了する。すなわち、停止した録画処理により、記憶部520には、最新の録画データ(以下、最新録画データともいう)が記憶される。
その後、ステップS230に進む。
【0145】
ステップS230では、メタ情報記述処理が行なわれる。メタ情報記述処理では、制御部510が、一致録画予約データおよび録画処理により記憶部520に記憶された最新録画データに基づいて、一致録画予約データのメタ情報を収集し、収集したメタ情報をメタ情報ファイルに記述する。
【0146】
図14は、一例として、メタ情報ファイルに記述されるメタ情報を示す図である。図14は、一例として、メタ情報ファイルに記述された1つのメタ情報を示す。図14を参照して、「管理番号」は、メタ情報を管理するための番号である。「ファイル名」は、対応する録画データ(動画データ)のファイル名を示す。「パス名」は、対応する録画データのパス名である。「ファイルサイズ」は、対応する録画データのファイルサイズを示す。「ファイル作成日時」は、ステップS229の処理により、録画処理が停止した日時となる。
【0147】
「ファイル更新日時」は、対応する録画データの更新があった日時である。なお、初めて記憶部520に録画データが記憶された場合は、「ファイル更新日時」はメタ情報ファイルには記述されない。「アクセス日時」とは、制御部510が、対応する録画データに、アクセスした最終日時である。「再生時間」とは、対応する録画データの再生可能な時間である。「ビットレート」とは、対応する録画データにおける、音声データおよび動画像データを含めたビットレートである。以上説明した、「ファイル名」、「ファイルサイズ」、「ファイル作成日時」、「ファイル更新日時」、「アクセス日時」、「再生時間」および「ビットレート」は、対応する録画データのファイル情報である。
【0148】
図14において、「録画開始予定日時」、「録画終了予定日時」、「チャンネル番号」、「タイトル」、「ジャンル」、「出演者」および「番組内容」の情報は、一致録画予約データに含まれる情報である。なお、「録画終了日時」は、ステップS229の処理により、録画処理が停止した日時となる。したがって、録画停止操作があった場合、メタ情報ファイルに記述される「録画終了日時」は、一致録画予約データに含まれる「録画終了予定日時」とは一致せず、録画停止操作があった日時となる。
【0149】
なお、図13の録画実行処理は、記憶部520に録画予約データが1つ以上記憶された後、自動的に行なわれるだけでなく、録画開始操作があったときにも行なわれる。ここで、録画開始操作とは、インターフェース操作Pによる、録画実行処理を開始させるための操作である。この場合、録画実行処理において、ステップS210の処理は行なわれず、ステップS220の処理から開始される。また、この場合、メタ情報ファイルに記述される「録画開始日時」は、一致録画予約データに含まれる「録画開始予定日時」とは一致せず、録画開始操作が行なわれた日時となる。
【0150】
なお、記憶部520に記憶されている、複数種類の録画予約データの各々に対して、録画実行処理のステップS210〜ステップS230の処理が行なわれることにより、メタ情報ファイルに記述されるメタ情報は、以下のように、複数になる。
【0151】
図15は、一例として、メタ情報ファイルに記述される複数のメタ情報を示す図である。なお、最新のメタ情報は、常に、管理番号が“001”となる。また、既にメタ情報ファイルに記述されているメタ情報は、メタ情報ファイルに最新のメタ情報が記述される毎に、管理番号が1インクリメントされる。なお、既にメタ情報ファイルに記述されているメタ情報の管理番号は、メタ情報ファイルに最新のメタ情報が追加されても変化しないようにしてもよい。この場合、最新のメタ情報の管理番号は、既にメタ情報ファイルに記述されているメタ情報の最も大きい管理番号の次の番号となる。
【0152】
再び、図13を参照して、ステップS230の処理が終了すると、ステップS240に進む。
【0153】
ステップS240では、メタ情報表示処理が行なわれる。メタ情報表示処理では、ステップS230の処理により、メタ情報ファイルに記述された最新のメタ情報が表示される。具体的には、制御部510が、最新のメタ情報に基づいて、VDP532を利用して、以下の最新メタ情報表示画像WG100を生成するための処理を行なう。
【0154】
図16は、一例としての最新メタ情報表示画像WG100を示す図である。図16を参照して、最新メタ情報表示画像WG100には、メタ情報表示画像WG110と、ボタン画像WBG122,WBG124,WBG192,WBG194とが配置される。
【0155】
メタ情報表示画像WG110は、最新録画データのメタ情報の一部が表示される。メタ情報表示画像WG110において、「管理番号」とは、メタ情報を管理する番号である。ボタン画像WBG122は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、メタ情報表示画像WG110に表示されるメタ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像WBG124は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、メタ情報表示画像WG110に表示されるメタ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0156】
ボタン画像WBG192は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、ボタン画像WBG192に表示されているメタ情報を編集するためのボタン画像である。ボタン画像WBG194は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、最新メタ情報表示画像WG100を、表示部530から消去するためのボタン画像である。
【0157】
再び、図13を参照して、制御部510は、生成された最新メタ情報表示画像WG100を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。その後、ステップS250に進む。
【0158】
ステップS250では、制御部510が、編集許可操作があるか否かを判定する。ここで、編集許可操作とは、表示部530に表示されたメタ情報を編集することを許可するための操作である。具体的には、編集許可操作は、表示部530に最新メタ情報表示画像WG100が表示された状態で、インターフェース操作Pにより、ボタン画像WBG192が押下処理される操作である。ステップS250において、YESならば、ステップS260に進む。一方、ステップS250において、NOならば、後述するステップS280に進む。
【0159】
ステップS260では、メタ情報を編集するためのメタ情報編集処理が行なわれる。メタ情報編集処理では、制御部510が、最新のメタ情報ファイルに基づいて、VDP532を利用して、以下のメタ情報編集画像MEG100を生成するための処理を行なう。メタ情報編集画像MEG100は、最新のメタ情報ファイルに記述されたメタ情報を編集するための画像である。
【0160】
図17は、一例としてのメタ情報編集画像MEG100を示す図である。図17を参照して、メタ情報編集画像MEG100には、編集画像MEG110が配置される。編集画像MEG110には、最新のメタ情報ファイルに記述された1以上のメタ情報が表示される。編集枠EMR100は、インターフェース操作Pにより、編集画像MEG110内において、上、下、左および右のいずれかに移動させることが可能である。編集画像MEG110は、インターフェース操作Pにより、編集枠EMR100が配置された位置のメタ情報を編集可能な画像である。
【0161】
メタ情報編集画像MEG100には、さらに、ボタン画像MBG122,MBG124,MBG132,MBG134と、ボタン画像MBG192,MBG194とが配置される。
【0162】
ボタン画像MBG122は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像MEG110に表示されるメタ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像MBG124は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像MEG110に表示されるメタ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像MBG132は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像MEG110に表示されるメタ情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像MBG134は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像MEG110に表示されるメタ情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0163】
ボタン画像MBG192は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、メタ情報の編集を終了させ、編集されたメタ情報を、メタ情報ファイルに反映させるためのボタン画像である。ボタン画像MBG194は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、メタ情報の編集を終了させるためのボタン画像である。
【0164】
再び、図13を参照して、制御部510は、生成されたメタ情報編集画像MEG100を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。これにより、ユーザは、インターフェース操作Pにより、編集枠EMR100が配置された位置のメタ情報を編集できる。
【0165】
編集画像MEG110に表示されたメタ情報が、インターフェース操作Pにより編集された後、ボタン画像MBG192が、インターフェース操作Pで押下処理された場合、制御部510は、編集されたメタ情報の内容を、メタ情報ファイルに反映させる。その後、制御部510は、メタ情報編集画像MEG100を、VDP532を利用して、表示部530から消去させる。その後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
【0166】
また、編集画像MEG110に表示されたメタ情報が編集されない状態で、ボタン画像MBG192が、インターフェース操作Pで押下処理された場合、御部510は、メタ情報ファイルに記述されているメタ情報の内容を変更しない。その後、制御部510は、メタ情報編集画像MEG100を、VDP532を利用して、表示部530から消去させる。その後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
【0167】
また、ボタン画像MBG194が、インターフェース操作Pで押下処理された場合、制御部510は、編集画像MEG110に表示されたメタ情報が編集さたか否かに関わらず、メタ情報ファイルに記述されているメタ情報の内容を変更しない。その後、制御部510は、メタ情報編集画像MEG100を、VDP532を利用して、表示部530から消去させる。その後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。
【0168】
前述のステップS250において、NOならば、ステップS280に進む。
ステップS280では、制御部510が、編集不許可操作があるか否かを判定する。ここで、編集不許可操作とは、表示部530に表示されたメタ情報を編集することを許可しないための操作である。具体的には、編集不許可操作は、最新メタ情報表示画像WG100が表示された状態で、インターフェース操作Pにより、ボタン画像WBG194が押下処理される操作である。ステップS280において、YESならば、制御部510は、最新メタ情報表示画像WG100を、VDP532を利用して、表示部530から消去させる。その後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。一方、ステップS280において、NOならば、再度、ステップS250の処理が行なわれる。
【0169】
なお、本実施の形態では、ユーザによるインターフェース操作Pにより、録画処理が停止した後、最新録画データのメタ情報を表示する処理およびメタ情報編集処理を行なわないように設定することも可能である。この設定が行なわれた場合、録画実行処理では、ステップS230の処理が終了した後、再度、ステップS210の処理が行なわれる。すなわち、ステップS240,S250,S260,S280の処理は行なわれない。
【0170】
なお、前述した録画実行処理のどの処理が行なわれているときでも、インターフェース操作Pにより、録画実行処理を終了させるための処理があると、録画実行処理は終了する。
【0171】
次に、録画データを再生するための処理について説明する。なお、コンテンツ再生装置500A,500B,500Cの各々の記憶部520には、複数の録画データが記憶されているとする。
【0172】
再び、図7を参照して、前述のステップS120において、NOならば、ステップS140に進む。
【0173】
ステップS140では、制御部510が、再生メニュー表示操作があるか否かを判定する。再生メニュー表示操作とは、インターフェース操作Pにより、図8のメニュー画像G100内のボタン画像BG120が選択状態にされ、かつ、押下処理される操作である。ステップS140において、YESならば、ステップS400に進む。一方、ステップS140において、NOならば、後述するステップS160に進む。
【0174】
ステップS400では、再生メニュー表示処理が行なわれる。
図18は、再生メニュー表示処理のフローチャートである。図18を参照して、ステップS410では、再生メニュー画像表示処理が行なわれる。再生メニュー画像表示処理では、制御部510が、記憶部520に記憶されている複数の録画データに基づいて、VDP532を利用して、以下の再生メニュー画像G400を生成するための処理を行なう。
【0175】
図19は、一例としての再生メニュー画像G400を示す図である。図19を参照して、再生メニュー画像G400には、リスト画像G410が配置される。リスト画像G410には、複数の録画データにそれぞれ対応する複数のメタ情報がリスト表示される。枠PR100は、インターフェース操作Pにより、リスト画像G410内において、上および下のいずれかに移動させることが可能である。リスト画像G410は、インターフェース操作Pにより、枠PR100が配置された位置のメタ情報に対応する録画データを再生するための画像である。
【0176】
再生メニュー画像G400には、さらに、ボタン画像BG422,BG424,BG432,BG434と、ボタン画像BG492,BG494とが配置される。
【0177】
ボタン画像BG422は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト画像G410に表示されるメタ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG424は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト画像G410に表示されるメタ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG432は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト画像G410に表示されるメタ情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG434は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト画像G410に表示されるメタ情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0178】
ボタン画像BG492は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト画像G410内において、枠PR100が配置された位置のメタ情報に対応する録画データを再生するためのボタン画像である。ボタン画像BG494は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、再生メニュー画像G400を、表示部530から消去するためのボタン画像である。
【0179】
再び、図18を参照して、制御部510は、生成された再生メニュー画像G400を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。その後、ステップS412に進む。
【0180】
ステップS412では、制御部510が、再生操作があるか否かを判定する。ここで、再生操作とは、表示部530に表示されたメタ情報に対応する録画データを再生するための操作である。具体的には、再生操作は、インターフェース操作Pにより、リスト画像G410内のメタ情報が枠PR100により選択された状態において、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG492が押下処理される操作である。ステップS412において、YESならば、ステップS420に進む。一方、ステップS412において、NOならば、ステップS414に進む。
【0181】
ステップS414では、制御部510が、再生取消操作があるか否かを判定する。ここで、再生取消操作とは、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG494が押下処理される操作である。ステップS414において、YESならば、この再生メニュー表示処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。一方、ステップS414において、NOならば、再度,ステップS412の処理が行なわれる。
【0182】
ステップS420では、再生処理が実行される。再生処理は、再生メニュー表示処理とは独立して行なわれる処理である。再生処理では、ステップS412で判定された再生操作により選択されたメタ情報に対応する録画データ(以下、選択録画データともいう)を再生する処理である。具体的には、制御部510が、選択録画データに基づく動画像を、VDP532を利用して、表示部530に表示させることにより、選択録画データを再生する。再生処理は、再生している選択録画データの再生時間が経過すると、終了する。
【0183】
ステップS420の処理の後、ステップS430に進む。
ステップS430では、制御部510が、再生処理が終了したか否かを判定する。ステップS430において、YESならば、ステップS432に進む。一方、ステップS430において、NOならば、再度、ステップS430の処理が行なわれる。
【0184】
ステップS432では、再生が終了した録画データ(以下、再生済録画データともいう)が途中録画データであるか否かが判定される。ここで、途中録画データとは、番組の最後まで録画されていない中途半端な録画データである。具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されたメタ情報ファイルに記述された、再生済録画データに対応する、「録画終了予定日時」および「録画終了日時」を参照する。そして、制御部510は、「録画終了予定日時」と「録画終了日時」とが一致するか否かを判定する。
【0185】
前述したように、録画処理の途中で、録画停止操作があった場合、録画データの「録画終了日時」は、「録画終了予定日時」と一致しない。この場合、録画データは、途中録画データとなる。
【0186】
図20は、途中録画データを説明するための図である。図20を参照して、横軸は、時間を示す。RCD1,RCD2,RCD3は、同じ番組(以下、録画番組ともいう)を録画した録画データである。時刻t0および時刻t3は、それぞれ、録画番組の「録画開始予定日時」および「録画終了予定日時」を示す。
【0187】
録画データRCD1の「録画開始日時」および「録画終了日時」は、それぞれ、時刻t0および時刻t3である。録画データRCD2の「録画開始日時」および「録画終了日時」は、それぞれ、時刻t0および時刻t2である。録画データRCD3の「録画開始日時」および「録画終了日時」は、それぞれ、時刻t1および時刻t3である。
【0188】
録画データRCD1の「録画終了日時」は、「録画終了予定日時」と一致する。すなわち、録画データRCD1は、途中録画データではない。録画データRCD2の「録画終了日時」は、「録画終了予定日時」と一致しない。すなわち、録画データRCD2は、途中録画データである。録画データRCD3の「録画終了日時」は、「録画終了予定日時」と一致する。すなわち、録画データRCD3は、途中録画データではない。
【0189】
再び、図18を参照して、ステップS432において、YESならば、ステップS434に進む。一方、ステップS432において、NOならば、後述するステップS434Aに進む。本実施の形態では、再生済録画データは、図20の録画データRCD2のように、「録画終了日時」と「録画終了予定日時」とが一致しない録画データであるとする。したがって、ステップS434に進む。
【0190】
ステップS434では、再生済録画データの続きを再生するか否かが判定される。まず、制御部510が、再生済録画データの続きを再生するか否かをユーザに問合せるために、VDP532を利用して、以下の問合せ画像WG200を生成し、問合せ画像WG200を表示部530に表示させる処理を行なう。
【0191】
図21は、一例としての問合せ画像WG200を示す図である。図21を参照して、問合せ画像WG200には、ボタン画像WBG292,WBG294が配置される。ボタン画像WBG292は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、再生済録画データの続きを再生するためのボタン画像である。ボタン画像WBG294は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、再生済録画データの続きを再生しないためのボタン画像である。
【0192】
再び、図18を参照して、ステップS434では、問合せ画像WG200が表示部530に表示された状態において、制御部510が、続き再生操作があるか否かを判定する。ここで、続き再生操作は、インターフェース操作Pにより、ボタン画像WBG292が押下処理される操作である。制御部510により、続き再生操作があると判定されると、ステップS434では、YESと判定されることになり、ステップS440に進む。
【0193】
また、問合せ画像WG200が表示部530に表示された状態において、制御部510は、続き再生終了操作があるか否かも判定する。ここで、続き再生終了操作は、インターフェース操作Pにより、ボタン画像WBG294を押下処理される操作である。制御部510により、続き再生終了操作があると判定されると、ステップS434では、NOと判定されることになり、この再生メニュー表示処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0194】
なお、再生メニュー表示処理において、ステップS434の処理は行なわれなくてもよい。この場合、ステップS432の処理の後、ステップS440の処理が行なわれる。この場合、続き再生操作を行なうといった手間から、ユーザを開放させることができる。
【0195】
ステップS440では、検索処理が行なわれる。
図22は、検索処理のフローチャートである。図22を参照して、ステップS441では、n(自然数)番目のメタ情報ファイルの読出しが行なわれる。ここで、n番目のメタ情報ファイルとは、記憶部520に記憶されているメタ情報パス名テーブルT20(図6参照)において、番号“n”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルである。なお、nの初期値は、“1”であるとする。
【0196】
たとえば、nが“1”の場合、制御部510が、端末名がPC500Aであるコンテンツ再生装置500Aの記憶部520において、番号“1”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルを読み出す。以下においては、ステップS441の処理により読み出されたメタ情報ファイルを、読出しメタ情報ファイルともいう。ここで、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報は、たとえば、図15に示すような状態であるとする。その後、ステップS442に進む。
【0197】
ステップS442では、類似評価点を算出するための類似評価点算出処理が行なわれる。ここで、類似評価点とは、記憶部520に記憶されたメタ情報ファイルに記述された、再生済録画データに対応するメタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々との類似度を示す点数である。なお、類似評価点が高いほど、類似度は高いとする。以下においては、再生済録画データに対応するメタ情報を、再生済録画データメタ情報ともいう。
【0198】
類似評価点算出処理では、制御部510が、以下の類似評価点算出テーブルT300に基づいて、再生済録画データメタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々とを比較する比較処理を行ない、類似評価点を算出する。
【0199】
図23は、一例としての類似評価点算出テーブルT300を示す図である。図23を参照して、類似評価点算出テーブルT300において、「比較情報」とは、再生済録画データメタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々とを比較する場合に、比較の対象となる情報である。「点数」とは、再生済録画データメタ情報の比較情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々の比較情報とが一致した場合に、類似評価点に加算する点数である。なお、類似評価点の初期値は、“0”である。
【0200】
たとえば、比較処理において、再生済録画データメタ情報の「録画開始予定日時」と、読出しメタ情報ファイル(図15参照)に記述される管理番号“001”のメタ情報の「録画開始予定日時」とが一致した場合、制御部510は、管理番号“001”に対応する録画データの類似評価点に、“3”を加算する。
【0201】
再び、図22を参照して、制御部510は、再生済録画データメタ情報と、読出しメタ情報ファイル(図15参照)に記述される、たとえば、管理番号“001”のメタ情報との比較処理において、類似評価点算出テーブルT300の全ての比較情報の各々毎に、比較情報が一致するか否かを判定する。そして、制御部510は、類似評価点算出テーブルT300において、一致した比較情報に対応する点数を、管理番号“001”に対応する録画データの類似評価点に加算する。これにより、管理番号“001” に対応する録画データの類似評価点が算出される。
【0202】
制御部510は、管理番号“001” に対応する録画データの類似評価点を算出する処理と同様な処理を、読出しメタ情報ファイル(図15参照)の全てのメタ情報に対し行なう。なお、読出しメタ情報ファイルに、再生済録画データのメタ情報がある場合、再生済録画データのメタ情報に対応する録画データの類似評価点は算出されない。これにより、読出しメタ情報ファイルの全てのメタ情報において、再生済録画データのメタ情報を除いた、複数のメタ情報の各々に対応する類似評価点が算出される。
【0203】
すなわち、読出しメタ情報ファイルに対応する全ての録画データのうち、再生済録画データを除いた、複数の録画データの各々に対応する類似評価点が算出される。なお、類似評価点が高い録画データほど、再生済録画データと同一番組を録画したデータである可能性が高くなる。なお、読出しメタ情報ファイルに対応する全ての録画データにおいて、再生済録画データがない場合は、読出しメタ情報ファイルに対応する全ての録画データの各々に対応する類似評価点が算出される。そして、ステップS442の処理は終了する。
【0204】
なお、上記の類似評価点の算出方法は、上記の方法に加え、以下の算出方法を含んでもよい。たとえば、類似評価点の算出方法は、類似評価点算出処理において、比較情報を、ファイル名とし、ファイル名の類似度に基づいて、類似評価点に所定の点数を加算する方法を含んでもよい。また、類似評価点の算出方法は、類似評価点算出処理において、比較情報を、再生済録画データの録画開始日時と、読出しメタ情報ファイルの比較対照となるメタ情報の録画開始日時との間隔(たとえば、1日、1週間)、および、再生済録画データの録画終了日時と、読出しメタ情報ファイルの比較対照となるメタ情報の録画終了日時との間隔とし、2つの間隔の情報に基づいて、類似評価点に所定の点数を加算する方法を含んでもよい。
【0205】
また、類似評価点の算出方法は、類似評価点算出処理において、比較情報を、出演者とし、出演者の一致した数に基づいて、類似評価点に所定の点数を加算する方法を含んでもよい。また、類似評価点の算出方法は、類似評価点算出処理において、比較情報を、番組内容に含まれる複数の単語とし、単語の一致した数に基づいて、類似評価点に所定の点数を加算する方法を含んでもよい。
【0206】
ステップS442の処理が終了すると、ステップS443に進む。
ステップS443では、検索評価リスト記述処理が行なわれる。ここで、検索評価リストとは、ステップS442の類似評価点算出処理において算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部とともに記述するためのリストである。検索評価リストは、記憶部520に予め記憶されている。なお、初期状態では、検索評価リストには、何も記述されていない。
【0207】
検索評価リスト記述処理では、制御部510が、ステップS442の類似評価点算出処理において算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部および対応する端末名とともに、検索評価リストに記述する。
【0208】
図24は、一例として、検索評価リストに記述された情報を示す図である。なお、図24は、1つのコンテンツ再生装置のメタ情報ファイルに対して、前述の検索評価リスト記述処理が行なわれた場合に検索評価リストに記述される情報を示す図である。
【0209】
図24を参照して、検索評価リストには、録画データの類似評価点の高い順に、録画データに関する情報が記述される。「端末名」は、録画データを記憶している端末名である。「パス名」は、録画データのパス名である。
【0210】
ステップS443の処理が終了すると、ステップS444に進む。
ステップS444では、全てのメタ情報ファイルの読出しが終了したか否かが判定される。具体的には、制御部510が、nの値が、記憶部520に記憶されているメタ情報パス名テーブルT20(図6参照)に示されるパス名の数と一致するか否かを判定する。なお、メタ情報パス名テーブルT20に示されるパス名の数は、“3”である。ステップS444において、YESならば、この検索処理は終了し、図18の再生メニュー表示処理に戻り、ステップS440の次の後述するステップS450に進む。一方、ステップS444において、NOならば、ステップS445に進む。
【0211】
ステップS445では、制御部510が、nの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS441の処理が行なわれる。ここでは、ステップS445の処理の後、nの値が“2”となったとして、ステップS441で行なわれる処理を説明する。
【0212】
ステップS441では、nが“2”であるので、制御部510は、メタ情報パス名テーブルT20の番号“2”の端末名に基づいて、通信部562および通信部50を介して、端末名がPC500Bであるコンテンツ再生装置500Bにデータアクセスする。そして、制御部510は、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520において、メタ情報パス名テーブルT20の番号“2”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルを読み出す。その後、前述したステップS442,S443の処理が行なわれる。ステップS443の処理により、検索評価リストに記述された情報は、以下の図25のようになったとする。
【0213】
図25は、一例として、検索評価リストに記述された情報を示す図である。なお、図25は、2つのコンテンツ再生装置のメタ情報ファイルに対して、前述の検索評価リスト記述処理が行なわれた場合に検索評価リストに記述される情報を示す図である。
【0214】
その後、前述のステップS444の処理が行なわれる。ステップS444において、NOならば、ステップS445の処理を行なった後、再度、ステップS441の処理が行なわれる。
【0215】
そして、ステップS444でYESと判定されるまで、ステップS441,ステップS442,ステップS443,ステップS445の処理が繰り返される。なお、ステップS441において、制御部510が、コンテンツ再生装置500Cの記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルの読み出す処理は、nが“2”である場合の、前述したステップS441の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0216】
ステップS444において、YESと判定されると、この検索処理は終了し、図18の再生メニュー表示処理に戻り、ステップS440の次のステップS450に進む。
【0217】
再び、図18を参照して、ステップS450では、再生済録画データと類似度の高い番組を録画した録画データ(以下、類似番組録画データともいう)があるか否かが判定される。たとえば、再生済録画データが、ABCドラマの第1話を録画したデータである場合、類似番組録画データは、ABCドラマの第2話を録画したデータである。また、再生済録画データが、ABCドラマの第1話を録画したデータである場合、類似番組録画データは、ABCドラマの第1話を録画したデータである場合もある。すなわち、再生済録画データおよび類似番組録画データの各々は、同一番組を録画した録画データである場合もある。
【0218】
具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されている検索評価リストにおいて、類似番組録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データの情報があるか否かを判定する。ここで、類似番組録画データ判定基準点とは、類似番組録画データであるか否かを判定するための基準点である。類似番組録画データ判定基準点は、たとえば、4であるとする。この場合、検索評価リストに記述された情報が、たとえば、図25に示される情報であるとすると、類似番組録画データは、図25において、「順位」が“1”,“2”にそれぞれ対応する複数の録画データとなる。ステップS450において、YESならば、ステップS452に進む。一方、ステップS450において、NOならば、後述するステップS460に進む。
【0219】
ステップS452では、再生済録画データと同一番組を録画した録画データ(以下、同一番組録画データともいう)があるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されている検索評価リストにおいて、同一番組録画データ判定基準点以上の類似評価点の録画データの情報があるか否かを判定する。ここで、同一番組録画データ判定基準点とは、同一番組録画データがあるか否かを判定するための基準点である。なお、同一番組録画データ判定基準点は、類似番組録画データ判定基準点よりも高い点である。同一番組録画データ判定基準点は、たとえば、10であるとする。
【0220】
この場合、検索評価リストに記述された情報が、たとえば、図25に示される情報であるとすると、同一番組録画データは、図25において、「順位」が“1”に対応する録画データとなる。本実施の形態では、前述の図22の検索処理の類似評価点算出処理(ステップS442)において、比較情報に、録画開始予定日時、録画終了予定日時、録画開始日時および録画終了日時を使用して、対応する録画データの類似評価点が算出される。これにより、非常に高い精度で、同一番組録画データを判定することができる。
【0221】
したがって、再生済録画データが、たとえば、ABCドラマの第2話を録画したデータである場合、同一番組録画データは、再生済録画データと類似度の高いABCドラマの第1話を録画したデータとなる確率は非常に低くなる。同一番組録画データは、後述する処理により再生される。したがって、たとえば、ABCドラマの第2話の録画データの再生が終了した後、ABCドラマの第1話の録画データの再生が行なわれる確率は非常に低くなる。
【0222】
ステップS452において、YESならば、ステップS454に進む。一方、ステップS452において、NOならば、後述するステップS460に進む。
【0223】
ステップS454では、制御部510が、再生済録画データの録画終了日時が同一番組録画データの録画開始日時以後であるか否かを判定する。ステップS454において、YESならば、ステップS456に進む。一方、ステップS454において、NOならば、後述するステップS460に進む。
【0224】
ここで、再生済録画データは、図20の録画データRCD2であるとする。すなわち、再生済録画データは、番組の最後まで録画がされてない途中録画データであるとする。また、同一番組録画データは、図20の録画データRCD3であるとする。すなわち、再生済録画データの録画終了日時(時刻t2)は、同一番組録画データの録画開始日時(時刻t1)以後であり、かつ、再生済録画データは、番組の最後まで録画がされてないデータであるとする。また、同一番組録画データは、図25に示される「ABCドラマ(第1話)」を録画したデータであるとする。すなわち、同一番組録画データのファイル名は、「060130−2200.mpg」である。この場合、ステップS454において、YESと判定され、ステップS456に進む。
【0225】
ステップS456では、続き再生処理が行なわれる。
続き再生処理では、制御部510が、検索評価リストに記述されている同一番組録画データのパス名を参照して、同一番組録画データを読み出す。ここでは、同一番組録画データは、図25より、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520に記憶されている。したがって、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520から、ファイル名が「060130−2200.mpg」である同一番組録画データを読み出す。
【0226】
制御部510は、読み出した同一番組録画データ(RCD3)において、再生済録画データ(RCD2)の録画終了日時(図20の時刻t2)と同じ日時に対応する部分(図20の時刻t2)から、同一番組録画データを再生する。すなわち、同一番組録画データ(RCD3)は、再生済録画データ(RCD2)の続きから再生されることになる。具体的には、制御部510は、再生済録画データ(RCD2)の録画終了日時(時刻t2)と、同一番組録画データ(RCD3)の録画開始日時(時刻t1)との差の時間(たとえば、10分)を算出する。そして、制御部510は、同一番組録画データ(RCD3)において、同一番組録画データ(RCD3)の録画開始日時(時刻t1)から、算出した差の時間(たとえば、10分)経過した部分(時刻t2)から、同一番組録画データの再生を行なう。
【0227】
なお、同一番組録画データが再生された動画像は、制御部510が、VDP530を利用して、表示部530に表示させる。同一番組録画データの再生が終了すると、再度、ステップS432の処理が行なわれる。
【0228】
以上の処理により、再生済録画データが、番組の最後まで録画がされてない途中録画データであっても、ネットワーク内の他のコンテンツ再生装置に同一番組録画データがあった場合、自動的に、続きを再生させることができる。これにより、再生済録画データが、番組の最後まで録画がされてない途中録画データである場合、ネットワーク内の他のコンテンツ再生装置にアクセスして、再生済録画データの続きを含む録画データを検索するといった手間から、ユーザを開放させることができる。したがって、ネットワークにおいて共有されているコンテンツである録画データの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0229】
前述のステップS450、ステップS452またはステップS454において、NOと判定された場合、ステップS460に進む。
【0230】
ステップS460では、コンテンツ購入処理が行なわれる。
図26は、コンテンツ購入処理のフローチャートである。なお、図26には、コンテンツサーバ600で行なわれる処理のフローチャートも示される。コンテンツサーバ600の記憶部620には、現在の日時から、所定期間(たとえば、1週間)前までの日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。前述したように、コンテンツサーバ600は、1つの番組全てではなく、1つの番組のうちの一部分のみの視聴を望むユーザのために当該一部分のデータの購入を可能にするサーバである。
【0231】
ステップS461では、制御部510が、コンテンツ要求信号を生成する。コンテンツ要求信号には、コンテンツサーバ600にアクセスするためのパスワードが含まれる。また、この場合、コンテンツ要求信号は、再生済録画データと同一番組を録画した録画データであって、当該録画データにおいて、再生済録画データの録画終了日時に対応する部分から再生済録画データの録画終了予定日時までの録画データを購入するための信号であるとする。
【0232】
ここで、再生済録画データは、図20の録画データRCD2であるとする。前述の再生済録画データと同一番組を録画した録画データは、録画データRCD1であるとする。この場合、前述の再生済録画データ(RCD2)の録画終了日時(時刻t2)に対応する部分とは、録画データRCD1において、時刻t2の部分である。また、前述の再生済録画データの録画終了予定日時とは、録画データRCD1において、時刻t3の部分である。その後、ステップS462に進む。
【0233】
ステップS462では、制御部510が、生成したコンテンツ要求信号を、通信部50およびネットワーク70を介して、コンテンツサーバ600へ送信する。
【0234】
コンテンツサーバ600では、以下の処理が行なわれる。まず、ステップS510では、制御部610が、コンテンツ要求信号を受信したか否かを判定する。ステップS510において、YESならば、ステップS520に進む。一方、ステップS510において、NOならば、再度、ステップS510の処理が行なわれる。
【0235】
ステップS520では、認証処理が行なわれる。具体的には、制御部610が、記憶部620に記憶されている認証情報に基づいて、コンテンツ要求信号を送信した装置が、不正ユーザにより使用された装置でないか否かを判定する。認証情報には、コンテンツサーバ600にアクセス可能な装置の情報が含まれる。具体的には、制御部350が、コンテンツ要求信号を送信した装置が、認証情報に含まれる装置であるか否かを判定する。ステップS520において、YESならば、ステップS530に進む。一方、ステップS520において、NOならば、再度、ステップS510の処理が行なわれる。
【0236】
ステップS530では、課金処理が行なわれる。課金処理では、制御部610が、コンテンツ要求信号で要求された録画データに基づいて、当該録画データを要求するユーザが支払うべき金額を算出する。そして、算出した金額の情報(以下、課金情報ともいう)を、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。
【0237】
コンテンツ再生装置500Aでは、ステップS462の処理の後、ステップS463に進む。
【0238】
ステップS463では、コンテンツ再生装置500Aの制御部510が、コンテンツサーバ600から送信された課金情報を受信する。受信した課金情報は、たとえば、制御部510が、当該課金情報を表示部530に表示させるための描画指示をVDP532へ送信することにより、表示部530に表示される。その後、ステップS464に進む。
【0239】
ステップS464では、承諾操作に応じて、承諾信号が送信される。ここで、承諾操作とは、ユーザが表示部530に表示された課金情報を承諾した場合に、ユーザにより行なわれるインターフェース操作Pである。承諾信号は、制御部510が、承諾操作に基づいて、生成する信号である。そして、制御部510は、生成した承諾信号をコンテンツサーバ600へ送信する。
【0240】
コンテンツサーバ600では、ステップS530の処理の後、ステップS540に進む。
【0241】
ステップS540では、制御部610が、承諾信号を受信したか否かを判定する。ステップS540において、YESならば、ステップS550に進む。一方、ステップS540において、NOならば、再度、ステップS540の処理が行なわれる。
【0242】
ステップS550では、制御部610が、コンテンツ要求信号で要求されたデータを記憶部620から読出し、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。この場合、コンテンツ要求信号で要求されたデータは、再生済録画データと同一番組を録画した録画データ(RCD1)であって、図20の録画データRCD1において、時刻t2から時刻t3までのデータである。
【0243】
コンテンツ再生装置500Aでは、ステップS464の処理の後、ステップS466に進む。
【0244】
ステップS466では、制御部510が、コンテンツサーバ600から、要求したデータの受信を開始する。その後、このコンテンツ購入処理は終了し、図18の再生メニュー表示処理に戻り、ステップS460の次のステップS470に進む。
【0245】
なお、ステップS460と、ステップS470との間に、前述のステップS434の処理が行なわれてもよい。この場合、制御部510により、続き再生操作があると判定されると、ステップS470に進む。一方、制御部510により、続き再生終了操作があると判定されると、この再生メニュー表示処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0246】
ステップS470では、続き再生処理が行なわれる。続き再生処理では、制御部510が、コンテンツサーバ600から受信を開始したデータを、順次、デコードし、デコードしたデータと、デコードしたデータを表示部530で再生表示させるための描画指示とをVDP532へ、順次、送信する。VDP532は描画指示に従い、デコードしたデータに基づく動画像を、表示部530に表示させる。すなわち、コンテンツサーバ600から、動画像(番組)のデータを受信しながら、表示部530には、既に受信したデータに基づく動画像が、順次、表示される。すなわち、ストリーミング再生が行なわれる。なお、コンテンツサーバ600から、受信したデータの全てを、制御部510が、一旦、記憶部520に記憶させた後、表示部530に、当該受信したデータを再生表示させてもよい。コンテンツサーバ600から受信したデータの再生が終了すると、再度、ステップS432の処理が行なわれる。
【0247】
以上の処理により、本実施の形態では、再生済録画データが、番組の最後まで録画がされてない途中録画データの場合、コンテンツサーバ600から、再生済録画データと同一番組を録画した録画データであって、当該録画データにおいて、再生済録画データの録画終了日時に対応する部分から再生済録画データの録画終了予定日時までの録画データを受信する。そして、受信したデータを、表示部530に表示させる。
【0248】
これにより、再生済録画データが、番組の最後まで録画がされてない途中録画データであっても、再生済録画データの続きの動画像を、ユーザは、視聴することができる。また、ユーザは、視聴を望む番組の全てに対する料金ではなく、番組の一部分のデータに基づいた料金を支払うのみでよいため、無駄な支払いを避けることができるという効果を奏する。
【0249】
前述のステップS432において、NOならば、ステップS434Aに進む。
ステップS434Aでは、前述のステップS434と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。制御部510により、続き再生操作があると判定されると、ステップS434Aでは、YESと判定されることになり、ステップS480に進む。一方、制御部510により、続き再生終了操作があると判定されると、ステップS434Aでは、NOと判定されることになり、この再生メニュー表示処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0250】
なお、再生メニュー表示処理において、ステップS434Aの処理は行なわれなくてもよい。この場合、ステップS432の処理の後、ステップS480の処理が行なわれる。この場合、続き再生操作を行なうといった手間から、ユーザを開放させることができる。
【0251】
ステップS480では、前述のステップS440の検索処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。これにより、検索評価リストに前述したような情報が記述される。その後、ステップS482に進む。
【0252】
ステップS482では、再生済録画データと類似度の高い番組を録画した類似番組録画データがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されている検索評価リストにおいて、前述の類似番組録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データの情報があるか否かを判定する。
【0253】
なお、類似番組録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データの録画終了日時が、再生済録画データの録画終了日時より後の日時でない場合、制御部510により、類似番組録画データはなしと判定される。また、類似番組録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データが複数ある場合は、当該複数の録画データのうち、録画終了日時が再生済録画データの録画終了日時より後の日時の録画データであって、かつ、最も類似評価点の高い録画データが類似番組録画データであると、制御部510により判定される。また、類似番組録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データが複数ある場合であっても、当該複数の録画データのうち、録画終了日時が再生済録画データの録画終了日時より後の日時の録画データがない場合、制御部510により、類似番組録画データはなしと判定される。
【0254】
上記判定により、再生済録画データが、たとえば、ABCドラマの第1話を録画したデータである場合、類似番組録画データは、たとえば、ABCドラマの第1話の続きである、ABCドラマの第2話を録画したデータとなる可能性が高くなる。すなわち、再生済録画データが、たとえば、ABCドラマの第2話を録画したデータである場合、類似番組録画データは、たとえば、ABCドラマの第2話よりも前の日時に放送された、ABCドラマの第1話を録画したデータとなることはない。ステップS482において、YESならば、ステップS486に進む。一方、ステップS482において、NOならば、再度、ステップS434Aの処理が行なわれる。
【0255】
ステップS486では、続き再生処理が行なわれる。続き再生処理では、制御部510が、検索評価リストに記述されている類似番組録画データのパス名を参照して、類似番組録画データを読み出す。ここでは、類似番組録画データは、たとえば、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520に記憶されているとする。したがって、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520から、類似番組録画データを読み出す。ここで、類似番組録画データは、たとえば、ABCドラマの第2話を録画したデータであるとする。
【0256】
制御部510は、読み出した類似番組録画データを再生する。なお、類似番組録画データが再生された動画像は、制御部510が、VDP530を利用して、表示部530に表示させる。類似番組録画データの再生が終了すると、再度、ステップS432の処理が行なわれる。
【0257】
なお、本実施の形態では、ステップS482でNOと判定された場合、前述のステップS460の処理のコンテンツ購入処理が行なわれてもよい。そして、コンテンツ購入処理において、コンテンツサーバ600から、類似番組録画データを購入して、類似番組録画データをコンテンツサーバ600から受信してもよい。ここで、再生済録画データが、たとえば、ABCドラマの第1話を録画したデータである場合、類似番組録画データは、たとえば、ABCドラマの第1話の続きである、ABCドラマの第2話を録画したデータとなる。そして、制御部510が、類似番組録画データに基づく動画像を、表示部530に表示させる。
【0258】
以上の処理により、再生済録画データの続きである可能性の高い類似番組録画データを、自動的に、再生させることができる。したがって、ネットワークにおいて共有されているコンテンツである録画データの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0259】
次に、コンテンツとしての複数の録画データを再生する順序が記載されたコンテンツリストに基づいて、コンテンツとしての複数の録画データを順次再生するための処理について説明する。ここで、コンテンツとは、たとえば、番組の動画像等である。コンテンツリストには、複数のコンテンツ情報が記述される。複数のコンテンツ情報の各々は、録画データのメタ情報を含む。前述したように、録画データのメタ情報は、記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルに記述されている情報(たとえば、図14参照)である。
【0260】
ここで、初期状態では、コンテンツ再生装置500Aの記憶部520には、コンテンツリストは記憶されてないものとする。また、コンテンツ再生装置500B,500Cの各々の記憶部520の共有ドライブまたは共有フォルダには、1以上のコンテンツリストが記憶されているとする。また、コンテンツサーバ600は、Webサーバとしても動作するとする。コンテンツサーバ600の記憶部620には、複数のコンテンツリストが記憶されているとする。
【0261】
再び、図7を参照して、前述のステップS140において、NOならば、ステップS160に進む。
【0262】
ステップS160では、制御部510が、リスト再生操作があるか否かを判定する。リスト再生操作とは、インターフェース操作Pにより、図8のメニュー画像G100内のボタン画像BG130が選択状態にされ、かつ、押下処理される操作である。ステップS160において、YESならば、ステップS600に進む。一方、ステップS160において、NOならば、後述するステップS190に進む。
【0263】
ステップS600では、リスト再生処理が行なわれる。
図27は、リスト再生処理のフローチャートである。図27を参照して、ステップS610では、リスト一覧画像表示処理が行なわれる。リスト一覧画像表示処理では、制御部510が、記憶部520に記憶されているコンテンツリストに基づいて、VDP532を利用して、リスト一覧画像を生成するための処理を行なう。なお、初期状態では、記憶部520には、コンテンツリストは記憶されていない。ここでは、コンテンツリストが記憶部520に記憶されてない状態で生成されるリスト一覧画像は、以下のリスト一覧画像G500であるとする。
【0264】
図28は、一例としてのリスト一覧画像G500を示す図である。図28を参照して、リスト一覧画像G500には、リスト情報表示画像G510が配置される。リスト情報表示画像G510には、コンテンツリストの情報が表示される。以下においては、コンテンツリストの情報を、コンテンツリスト情報ともいう。なお、リスト一覧画像G500は、コンテンツリストがない状態で、生成された画像であるので、リスト情報表示画像G510には、コンテンツリストの情報が表示されていない。枠SR100は、インターフェース操作Pにより、リスト情報表示画像G510内において、上および下のいずれかに移動させることが可能である。リスト情報表示画像G510は、インターフェース操作Pにより、枠SR100が配置された位置のコンテンツリストの情報に対し、後述する処理を行なうための画像である。
【0265】
リスト一覧画像G500には、さらに、ボタン画像BG592,BG593,BG594,BG595,BG596,BG599が配置される。ボタン画像BG592は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストを取得するためのリスト取得Web画像を表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG593は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストを追加するための画像を表示部530に表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG594は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストを編集するためのボタン画像である。ボタン画像BG595は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストの詳細を表示するためのボタン画像である。ボタン画像BG596は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストに基づいて、後述する再生処理を行なうためのボタン画像である。ボタン画像BG599は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、表示部530から、リスト一覧画像を消去するためのボタン画像である。
【0266】
リスト一覧画像G500には、さらに、ボタン画像BG522,BG524,BG532,BG534が配置される。これらのボタン画像についての詳細は後述する。
【0267】
再び、図27を参照して、制御部510は、生成されたリスト一覧画像G500を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。その後、ステップS612に進む。
【0268】
ステップS612では、制御部510が、リスト取得Web画像表示操作があるか否かを判定する。ここで、リスト取得Web画像表示操作とは、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG592が押下処理される操作である。ステップS612において、YESならば、ステップS620に進む。一方、ステップS612において、NOならば、再度、ステップS612の処理が行なわれる。
【0269】
ステップS620では、リスト取得Web画像表示処理が行なわれる。リスト取得Web画像表示処理では、制御部510が、Webブラウザを使用して、ネットワーク70に接続されている、Webサーバとしてのコンテンツサーバ600にアクセスしたとする。この場合、以下のリスト取得Web画像LG600が、表示部530に表示される。
【0270】
図29は、リスト取得Web画像LG600を示す図である。図29を参照して、リスト取得Web画像LG600には、一例として、取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630が配置される。取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630の各々には、複数のコンテンツリスト情報が表示される。
【0271】
取得リスト一覧画像LG610は、たとえば、全てのジャンルにおいて、ダウンロードの数が多い、人気の高いコンテンツリストのベスト3を示す。リスト名が「連続ドラマ「ABC」」のコンテンツリストに記述される情報は、たとえば、以下の図30に示される。
【0272】
図30は、一例としてのコンテンツリストに記述される情報を示す図である。図30を参照して、コンテンツリストには、複数のコンテンツ情報が記述される。複数のコンテンツ情報の各々は、番号で管理される。複数のコンテンツ情報の各々は、番組を録画した録画データのメタ情報を含む。詳細は後述するが、コンテンツ再生装置は、コンテンツリストに基づいて、複数の録画データを順次再生する。具体的には、コンテンツ再生装置は、コンテンツリストの、番号“1”,“2”,“3”,・・・,という順で、対応する番組を録画した録画データを順次再生する。
【0273】
図30において、「タイトル」とは、番組のタイトルである。「再生時間」とは、対応する番組の再生時間を示す。「再生時間」が、たとえば、01h10mの場合、再生時間は、1時間10分であることを示す。「再生箇所」とは、対応する番組を録画した録画データの再生する部分を示す。「再生箇所」の欄が空白の場合、コンテンツ再生装置は、対応する番組の録画データの最初から最後までを再生する。「再生箇所」が、たとえば、0h10m−0h50mの場合、録画データにおいて、最初から10分経過した時点から、最初から50分経過した時点までの期間が再生される。すなわち、コンテンツリストに記述される複数のコンテンツ情報の各々は、対応する録画データの再生規則の情報を含む。すなわち、コンテンツリストには、コンテンツとしての複数の録画データの再生規則が記述される。
【0274】
録画データに対し「再生箇所」が設定されるのは、たとえば、録画データに基づく動画像において、ユーザが見たい見所のシーンのみを、ユーザが短時間で視聴できるようにするためである。たとえば、連続ドラマ番組では、各番組の録画データに対し、ドラマの重要な部分に対し「再生箇所」を設定することで、連続ドラマ番組の内容をユーザに短時間で把握させることが可能となる。また、「再生箇所」は、後述する処理により、ユーザが自由に設定可能である。そのため、「再生箇所」を設定することで、ユーザのお気に入りの部分の動画像の部分のみを、ユーザに視聴させることができる。
【0275】
再び、図29を参照して、取得リスト一覧画像LG620は、たとえば、ドラマのジャンルにおいて、ダウンロードの数が多い、人気の高いコンテンツリストのベスト3を示す。取得リスト一覧画像LG630は、たとえば、映画のジャンルにおいて、ダウンロードの数が多い、人気の高いコンテンツリストのベスト3を示す。枠SR600は、インターフェース操作Pにより、取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630の各々において、上および下のいずれかに移動させることが可能である。取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630の各々は、インターフェース操作Pにより、枠SR600が配置された位置のコンテンツリストを取得するための画像である。
【0276】
リスト取得Web画像LG600には、さらに、ボタン画像LBG692,LBG694が配置される。ボタン画像LBG692は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630のいずれかにおいて、枠SR600が配置された位置のコンテンツリストを取得するためのボタン画像である。ボタン画像LBG694は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト取得Web画像LG600を、表示部530から消去するためのボタン画像である。
【0277】
再び、図27を参照して、ステップS620の処理が終了すると、ステップS622に進む。
【0278】
ステップS622では、制御部510が、リスト取得操作があるか否かを判定する。ここで、リスト取得操作とは、表示部530に表示されたコンテンツリスト情報に対応するコンテンツリストを取得するための操作である。具体的には、リスト取得操作は、インターフェース操作Pにより、取得リスト一覧画像LG610,LG620,LG630のいずれかのコンテンツリスト情報が枠SR600により選択された状態において、インターフェース操作Pにより、ボタン画像LBG692が押下処理される操作である。なお、リスト取得操作において、一度に、複数のコンテンツリスト情報が選択されてもよい。ステップS622において、YESならば、ステップS624に進む。一方、ステップS622において、NOならば、再度、ステップS620の処理が行なわれる。
【0279】
ステップS624では、リスト取得処理が行なわれる。リスト取得処理では、制御部510が、Webサーバとしてのコンテンツサーバ600へ、リスト要求信号を送信する。リスト要求信号は、リスト取得操作により選択されたコンテンツリストを要求するための信号である。コンテンツサーバ600は、リスト要求信号を受信すると、要求されたコンテンツリストを、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。コンテンツ再生装置500Aの制御部510は、コンテンツリストを受信すると、受信したコンテンツリストを、記憶部520に記憶させる。
【0280】
なお、コンテンツリストを送信する装置は、コンテンツサーバ600に限定されず、コンテンツリストを記憶している他の装置であってもよい。たとえば、コンテンツ再生装置500Bがコンテンツリストを記憶している場合、コンテンツ再生装置500Aは、コンテンツ再生装置500Bに対し、前述のリスト取得処理を行なうことにより、コンテンツ再生装置500Bからコンテンツリストを取得することになる。
【0281】
なお、前述のリスト取得操作において、一度に、複数のコンテンツリスト情報が選択された場合、コンテンツ再生装置500Aの制御部510は、コンテンツサーバ600から、選択された複数のコンテンツリストを受信する。そして、コンテンツ再生装置500Aの制御部510は、複数のコンテンツリストを受信すると、受信した複数のコンテンツリストを、記憶部520に記憶させる。その後、ステップS626に進む。
【0282】
なお、ステップS610の処理の後、ステップS612においてYESと判定されるまでの間に、リスト追加操作があると、制御部510は、VDP532を利用して、リスト追加画像WG300を生成し、生成されたリスト追加画像WG300を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。ここで、リスト追加操作とは、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG593が押下処理される操作である。
【0283】
図31は、一例としてのリスト追加画像WG300を示す図である。図31を参照して、リスト追加画像WG300には、パス名入力画像WG310が配置される。パス名入力画像WG310は、インターフェース操作Pにより、ホームネットワーク501内の他のコンテンツ再生装置の記憶部520に記憶されているコンテンツリストのパス名が入力される画像である。パス名入力画像WG310に記述されているパス名は、たとえば、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520の共有フォルダに記憶されているコンテンツリストのパス名であるとする。
【0284】
リスト追加画像WG300には、さらに、ボタン画像WBG392,WBG394が配置される。ボタン画像WBG392は、パス名入力画像WG310にコンテンツリストのパス名が入力された状態で、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、入力されたパス名のコンテンツリスト情報を取得するためのボタン画像である。なお、コンテンツリスト情報には、コンテンツリストのパス名も含まれる。ボタン画像WBG394は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、表示部530からリスト追加画像WG300を消去するためのボタン画像である。
【0285】
パス名入力画像WG310にコンテンツリストのパス名が入力された状態で、インターフェース操作Pで押下処理されると、制御部510は、コンテンツ再生装置500Bから、入力されたパス名のコンテンツリスト情報を要求するための要求信号を、コンテンツ再生装置500Bへ送信する。コンテンツ再生装置500Bは、要求信号を受信すると、要求されたコンテンツリスト情報を、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。コンテンツ再生装置500Aの制御部510は、コンテンツリスト情報を受信すると、受信したコンテンツリスト情報を、コンテンツ再生装置500Bの端末名に対応づけて記憶部520に記憶させる。これにより、他のコンテンツ再生装置の記憶部520に記憶されているコンテンツリスト情報を取得することができる。なお、パス名入力画像WG310には、コンテンツリストのパス名の代わりにコンテンツリストのWebアドレスが入力されてもよい。この場合、Webアドレスに対応するサーバに記憶されたコンテンツリスト情報を取得することができる。
【0286】
また、ステップS610の処理の後、ステップS612においてYESと判定されるまでの間に、リスト追加操作があると、制御部510は、VDP532を利用して、以下のリスト作成画像G600を生成してもよい。この場合、生成されたリスト作成画像G600を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。ここで、リスト追加操作とは、前述したように、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG593が押下処理される操作である。
【0287】
図32は、一例としてのリスト作成画像G600を示す図である。図32を参照して、リスト作成画像G600には、リスト作成画像G610が配置される。リスト作成画像G610は、インターフェース操作Pにより、コンテンツリストを作成するための画像である。なお、リスト作成画像G610内の「再生時間」および「再生箇所」は、図30で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。編集枠ER200は、インターフェース操作Pにより、リスト作成画像G610内において、上、下、左および右のいずれかに移動させることが可能である。リスト作成画像G610は、インターフェース操作Pにより、編集枠ER200が配置された位置にコンテンツ情報を入力可能な画像である。
【0288】
リスト作成画像G600には、さらに、ボタン画像BG622,BG624,BG632,BG634と、ボタン画像BG692,BG694とが配置される。
【0289】
ボタン画像BG622は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト作成画像G610に表示されるコンテンツ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG624は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト作成画像G610に表示されるコンテンツ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG632は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト作成画像G610に表示されるコンテンツ情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG634は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト作成画像G610に表示されるコンテンツ情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0290】
ボタン画像BG692は、リスト作成画像G610にコンテンツ情報が入力された状態で、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストの作成処理を終了させ、コンテンツリストを作成するためのボタン画像である。ボタン画像BG694は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツリストの作成処理を終了させるためのボタン画像である。
【0291】
リスト作成画像G610にコンテンツ情報が入力された状態で、ボタン画像BG692がインターフェース操作Pで押下処理されると、制御部510は、リスト作成画像G610に表示されているコンテンツ情報を記述したコンテンツリストを生成する。そして、制御部510は、生成したコンテンツリストを、記憶部520に記憶させる。これにより、記憶部520に、生成したコンテンツリストが記憶される。また、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG694が押下処理されると、制御部510は、表示部530から、リスト作成画像G600を消去させ、表示部530に、図28のリスト一覧画像G500を表示させるための処理を行なう。
【0292】
再び、図27を参照して、ステップS624の処理の後、ステップS626に進む。
ステップS626では、リスト一覧画像表示処理Aが行なわれる。リスト一覧画像表示処理Aでは、制御部510が、記憶部520に記憶されている1以上のコンテンツリストおよびコンテンツリスト情報に基づいて、VDP532を利用して、以下のリスト一覧画像G500Aを生成するための処理を行なう。そして、制御部510は、生成されたリスト一覧画像G500Aを、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。その後、後述するステップS628に進む。
【0293】
図33は、一例としてのリスト一覧画像G500Aを示す図である。図33を参照して、リスト一覧画像G500Aは、図28のリスト一覧画像G500と比較して、リスト情報表示画像G510の代わりにリスト情報表示画像G510Aが配置される点が異なる。それ以外は、リスト一覧画像G500と同様なので詳細な説明は繰り返さない。リスト情報表示画像G510Aには、複数のコンテンツリスト情報が表示される。リスト情報表示画像G510A内の、たとえば、番号“1”のコンテンツリスト情報は、前述のリスト取得操作により、コンテンツサーバ600から受信し、記憶部520に記憶されたコンテンツリストに基づく情報である。リスト情報表示画像G510A内の、たとえば、番号“3”のコンテンツリスト情報は、前述のリスト追加操作により、コンテンツ再生装置500Bから受信し、記憶部520に記憶されたコンテンツリスト情報である。
【0294】
なお、枠SR100は、インターフェース操作Pにより、リスト情報表示画像G510A内において、上および下のいずれかに移動させることが可能である。リスト情報表示画像G510Aにおいて、「リスト名」とは、対応するコンテンツリストの名称である。「ジャンル」は、対応するコンテンツリストのジャンルである。「総再生時間」とは、コンテンツリストに記述されている全てのコンテンツの再生時間の合計時間である。「端末名」とは、コンテンツリストが記憶されている端末名である。「パス名」とは、コンテンツリストのパス名である。
【0295】
なお、コンテンツリスト情報がインターネット等から取得された情報である場合、「パス名」の欄には、Webアドレスが表示される。この場合、「端末名」の欄には、何も表示されない。
【0296】
ボタン画像BG522は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト情報表示画像G510Aに表示されるコンテンツリスト情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG524は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト情報表示画像G510Aに表示されるコンテンツリスト情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG532は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト情報表示画像G510Aに表示されるコンテンツリスト情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG534は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト情報表示画像G510Aに表示されるコンテンツリスト情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0297】
ここで、表示部530に、リスト一覧画像G500Aが表示され、かつ、枠SR100が表示されている状態で、ボタン画像BG594がインターフェース操作Pで押下処理されると、制御部510は、枠SR100内のコンテンツリスト情報に基づいて、VDP532を利用して、リスト編集画像G700を生成し、生成されたリスト編集画像G700を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。
【0298】
図34は、一例としてのリスト編集画像G700を示す図である。図34を参照して、リスト編集画像G700には、編集画像G710が配置される。編集画像G710には、図33の枠SR100内のコンテンツリスト情報に対応するコンテンツリストに記述されている複数のコンテンツ情報が表示される。編集画像G710は、インターフェース操作Pにより、コンテンツ情報を編集するための画像である。なお、編集画像G710内の「再生時間」および「再生箇所」は、図30で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。したがって、ユーザは、インターフェース操作Pにより、「再生箇所」を任意に設定可能である。このように、録画データに「再生箇所」を設定することで、ユーザは、お気に入りの部分の動画像の部分のみを、視聴することができる。
【0299】
編集枠ER300は、インターフェース操作Pにより、編集画像G710内において、上、下、左および右のいずれかに移動させることが可能である。編集画像G710は、インターフェース操作Pにより、編集枠ER300が配置された位置のコンテンツ情報を編集可能な画像である。
【0300】
リスト編集画像G700には、さらに、ボタン画像BG722,BG724,BG732,BG734と、ボタン画像BG792,BG794とが配置される。
【0301】
ボタン画像BG722は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像G710に表示されるコンテンツ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG724は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像G710に表示されるコンテンツ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG732は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像G710に表示されるコンテンツ情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG734は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、編集画像G710に表示されるコンテンツ情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0302】
ボタン画像BG792は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツ情報の編集を終了させ、編集されたコンテンツ情報を、対応するコンテンツリストに反映させるためのボタン画像である。ボタン画像BG794は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、コンテンツ情報の編集処理を終了させるためのボタン画像である。
【0303】
編集画像G710内のコンテンツ情報が編集された状態で、ボタン画像BG792がインターフェース操作Pで押下処理されると、制御部510は、編集されたコンテンツ情報に基づいて、記憶部520に記憶されている、対応するコンテンツリストを更新する。また、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG794が押下処理されると、制御部510は、表示部530から、リスト編集画像G700を消去させ、表示部530に、図33のリスト一覧画像G500Aを表示させるための処理を行なう。
【0304】
また、表示部530に、リスト一覧画像G500Aが表示され、かつ、枠SR100が表示されている状態で、ボタン画像BG595がインターフェース操作Pで押下処理されると、制御部510は、枠SR100内のコンテンツリスト情報に基づいて、VDP532を利用して、リスト詳細画像G800を生成し、生成されたリスト詳細画像G800を、VDP532を利用して、表示部530に表示させる。
【0305】
図35は、一例としてのリスト詳細画像G800を示す図である。図35を参照して、リスト詳細画像G800には、詳細情報表示画像G810が配置される。リスト詳細画像G800には、図33の枠SR100内のコンテンツリスト情報に対応するコンテンツリストに記述されている複数のコンテンツ情報が表示される。詳細情報表示画像G810は、インターフェース操作Pにより、コンテンツ情報に対応する録画データを再生するための画像である。なお、詳細情報表示画像G810内の「再生時間」および「再生箇所」は、図30で説明したのと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0306】
枠PR400は、インターフェース操作Pにより、詳細情報表示画像G810内において、上および下のいずれかに移動させることが可能である。なお、枠PR400は、初期状態では、番号“1”のコンテンツ情報の位置に配置される。詳細情報表示画像G810は、インターフェース操作Pにより、枠PR400が配置された位置のコンテンツ情報に対応する録画データを再生するための画像である。
【0307】
リスト詳細画像G800には、さらに、ボタン画像BG822,BG824,BG832,BG834と、ボタン画像BG892,BG894とが配置される。
【0308】
ボタン画像BG822は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、詳細情報表示画像G810に表示されるコンテンツ情報を、下にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG824は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、詳細情報表示画像G810に表示されるコンテンツ情報を、上にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG832は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、詳細情報表示画像G810に表示されるコンテンツ情報を、右にスクロール表示させるためのボタン画像である。ボタン画像BG834は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、詳細情報表示画像G810に表示されるコンテンツ情報を、左にスクロール表示させるためのボタン画像である。
【0309】
ボタン画像BG892は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、詳細情報表示画像G810内において、枠PR400が配置された位置のコンテンツ情報に対応する録画データを再生するためのボタン画像である。ボタン画像BG894は、インターフェース操作Pで押下処理されることにより、リスト詳細画像G800を、表示部530から消去するためのボタン画像である。したがって、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG894が押下処理されると、制御部510は、表示部530から、リスト詳細画像G800を消去させ、表示部530に、図33のリスト一覧画像G500Aを表示させるための処理を行なう。
【0310】
再び、図27を参照して、ステップS626の処理の後、ステップS628に進む。
ステップS628では、制御部510が、リスト再生操作があるか否かを判定する。ここで、リスト再生操作とは、リスト詳細画像(たとえば、図35のリスト詳細画像G800)を表示させるのに使用されたコンテンツリスト(以下、選択コンテンツリストともいう)に記述された、複数の録画データの再生規則に従って、複数の録画データを、順次、再生するための操作である。具体的には、リスト再生操作は、インターフェース操作Pにより、表示部530に、図35のリスト詳細画像G800が表示され、かつ、詳細情報表示画像G810内のコンテンツ情報が枠PR400により選択された状態において、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG892が押下処理される操作である。リスト再生操作において、枠PR400により、詳細情報表示画像G810内の番号“1”のコンテンツ情報が選択されている場合、番号“1”,“2”,“3”,・・・,の順で、対応する録画データが、後述する処理により、順次、再生される。
【0311】
なお、リスト再生操作において、枠PR400により、詳細情報表示画像G810内の番号“p(自然数)”のコンテンツ情報が選択されている場合、番号“p”,“p+1”,“p+2”,・・・,の順で、対応する録画データが、後述する処理により、順次、再生される。本実施の形態では、リスト名が「ドラマ名場面集「DDD」」というコンテンツリストに基づいて、複数の録画データが順次再生されるとする。この場合、リスト名が「ドラマ名場面集「DDD」」というコンテンツリストが、選択コンテンツリストとなる。
【0312】
また、リスト再生操作は、インターフェース操作Pにより、表示部530に、図33のリスト一覧画像G500Aが表示され、かつ、リスト情報表示画像G510A内のコンテンツリスト情報が枠SR100により選択された状態において、インターフェース操作Pにより、ボタン画像BG596が押下処理される操作でもある。この場合、枠SR100により選択されているコンテンツリスト情報に対応するコンテンツリストに記述された複数の録画データの再生規則に従って、番号“1”,“2”,“3”,・・・,の順で、対応する録画データが、後述する処理により、順次、再生される。この場合、枠SR100により選択されているコンテンツリスト情報に対応するコンテンツリストが選択コンテンツリストとなる。ステップS628において、YESならば、ステップS630に進む。一方、ステップS628において、NOならば、再度、ステップS628の処理が行なわれる。以下においては、選択コンテンツリストに記述されている1番目のコンテンツ情報(たとえば、図35のリスト詳細画像G800内の詳細情報表示画像G810の番号“1”のコンテンツ情報)に対応する録画データを、1番目リスト再生録画データともいう。また、1番目リスト再生録画データのメタ情報を、第1メタ情報ともいう。
【0313】
ステップS630では、検索処理Aが行なわれる。
図36は、検索処理Aのフローチャートである。図36を参照して、ステップS631では、m(自然数)番目のメタ情報ファイルの読出しが行なわれる。ここで、m番目のメタ情報ファイルとは、記憶部520に記憶されている、図6のメタ情報パス名テーブルT20において、番号“m”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルである。なお、mの初期値は、“1”であるとする。
【0314】
たとえば、mが“1”の場合、制御部510が、端末名がPC500Aであるコンテンツ再生装置500Aの記憶部520において、番号“1”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルを読み出す。以下においては、ステップS631の処理により読み出されたメタ情報ファイルを、読出しメタ情報ファイルともいう。ここで、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報は、たとえば、図15に示すような状態であるとする。その後、ステップS632に進む。
【0315】
ステップS632では、類似評価点を算出するための類似評価点算出処理Aが行なわれる。ここで、類似評価点とは、第1メタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々との類似度を示す点数である。なお、類似評価点が高いほど、類似度は高いとする。
【0316】
類似評価点算出処理Aでは、制御部510が、前述の図23の類似評価点算出テーブルT300に基づいて、第1メタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々とを比較する比較処理を行ない、類似評価点を算出する。類似評価点の算出方法は、ステップS442の類似評価点算出処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。これにより、読出しメタ情報ファイルの全てのメタ情報において、複数のメタ情報の各々に対応する類似評価点が算出される。その後、ステップS633に進む。
【0317】
ステップS633では、検索評価リスト記述処理Aが行なわれる。検索評価リスト記述処理Aは、検索評価リストAに情報を記述する処理である。ここで、検索評価リストAとは、ステップS632の類似評価点算出処理Aにおいて算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部とともに記述するためのリストである。検索評価リストAは、記憶部520に記憶されている。なお、初期状態では、検索評価リストAには、何も記述されていない。
【0318】
検索評価リスト記述処理Aでは、制御部510が、ステップS632の類似評価点算出処理Aにおいて算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部および対応する端末名とともに、検索評価リストAに記述する。これにより、検索評価リストAに記述された情報は、たとえば、図24のようになる。
【0319】
ステップS633の処理が終了すると、ステップS634に進む。
ステップS634では、全てのメタ情報ファイルの読出しが終了したか否かが判定される。具体的には、制御部510が、mの値が、記憶部520に記憶されているメタ情報パス名テーブルT20(図6参照)に示されるパス名の数と一致するか否かを判定する。なお、メタ情報パス名テーブルT20に示されるパス名の数は、“3”である。ステップS634において、YESならば、ステップS634Aに進む。
【0320】
ステップS634Aでは、制御部510が、mの値を1に設定する。その後、この検索処理Aは終了し、図27の再生メニュー表示処理に戻り、ステップS630の次の後述するステップS636に進む。一方、ステップS634において、NOならば、ステップS635に進む。
【0321】
ステップS635では、制御部510が、mの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS631の処理が行なわれる。ここでは、ステップS635の処理の後、mの値が“2”となったとして、ステップS631で行なわれる処理を説明する。
【0322】
ステップS631では、mが“2”であるので、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、端末名がPC500Bであるコンテンツ再生装置500Bにデータアクセスする。そして、制御部510は、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520において、メタ情報パス名テーブルT20の番号“2”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルを読み出す。その後、前述したステップS632,S633の処理が行なわれる。ステップS633の処理により、検索評価リストAに記述された情報は、たとえば、前述の図25のようになる。
【0323】
その後、前述のステップS634の処理が行なわれる。ステップS634において、NOならば、ステップS635の処理を行なった後、再度、ステップS631の処理が行なわれる。
【0324】
そして、ステップS634でYESと判定されるまで、ステップS631,ステップS632,ステップS633,ステップS635の処理が繰り返される。なお、ステップS631において、制御部510が、コンテンツ再生装置500Cの記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルの読み出す処理は、mが“2”である場合の、前述したステップS631の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0325】
ステップS634において、YESと判定されると、前述したステップS634Aにて、制御部510が、mの値を1に設定した後、この検索処理Aは終了し、図27のリスト再生処理に戻り、ステップS630の次のステップS636に進む。
【0326】
ステップS636では、1番目リスト再生録画データがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されている検索評価リストAにおいて、1番目録画データ判定基準点以上の類似評価点の録画データの情報があるか否かを判定する。ここで、1番目録画データ判定基準点とは、1番目リスト再生録画データがあるか否かを判定するための基準点である。1番目録画データ判定基準点は、たとえば、4であるとする。なお、1番目録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データがなければ、1番目リスト再生録画データはなしと判定される。また、1番目録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データが複数ある場合は、制御部510により、当該複数の録画データのうち、最も類似評価点の高い録画データが1番目リスト再生録画データと判定される。ステップS636において、YESならば、ステップS637に進む。一方、ステップS636において、NOならば、後述するステップS660に進む。
【0327】
ステップS637では、再生処理が行なわれる。再生処理では、制御部510が、第1メタ情報に記述されている1番目リスト再生録画データのパス名を参照して、1番目リスト再生録画データを読み出す。ここでは、1番目リスト再生録画データは、たとえば、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520に記憶されているとする。したがって、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520から、1番目リスト再生録画データを読み出す。
【0328】
制御部510は、読み出した1番目リスト再生録画データにおいて、コンテンツ情報の再生箇所の情報に基づいて、1番目リスト再生録画データを再生する。たとえば、コンテンツ情報の再生箇所の情報が、図35のリスト詳細画像G800内の詳細情報表示画像G810の番号“1”に対応する情報であるとする。この場合、制御部510は、1番目リスト再生録画データにおいて、最初の時点から、最初から30分経過した時点までの期間の録画データに基づく動画像を、VDP530を利用して、表示部530に表示させる。1番目リスト再生録画データの再生が終了すると、ステップS637Aに進む。以下においては、再生が終了したリスト再生録画データを、再生済録画データともいう。
【0329】
ステップS637Aでは、次の再生情報があるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、選択コンテンツリストにおいて、次に再生する録画データのコンテンツ情報があるか否かを判定する。ステップS637Aにおいて、YESならば、ステップS637Bに進む。一方、ステップS637Aにおいて、NOならば、このリスト再生処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0330】
ステップS637Bでは、再生済録画データの続きを再生するか否かが判定される。ステップS637Bで行なわれる処理は、ステップS434の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。制御部510により、続き再生操作があると判定されると、ステップS637Bでは、YESと判定されることになり、ステップS640に進む。制御部510により、続き再生終了操作があると判定されると、ステップS637Bでは、NOと判定されることになり、このリスト再生処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0331】
なお、リスト再生処理において、ステップS637Bの処理は行なわれなくてもよい。この場合、ステップS637Aの処理の後、ステップS640の処理が行なわれる。この場合、続き再生操作を行なうといった手間から、ユーザを開放させることができる。
【0332】
以下においては、選択コンテンツリストに記述されているk番目のコンテンツ情報(たとえば、図35のリスト詳細画像G800内の詳細情報表示画像G810の番号“2”のコンテンツ情報)に対応する録画データをk番目リスト再生録画データともいう。またk番目リスト再生録画データのメタ情報を、k番目メタ情報ともいう。
【0333】
ステップS640では、検索処理Bが行なわれる。
図37は、検索処理Bのフローチャートである。図37を参照して、ステップS641では、m(自然数)番目のメタ情報ファイルの読出しが行なわれる。ここで、m番目のメタ情報ファイルとは、記憶部520に記憶されている、図6のメタ情報パス名テーブルT20において、番号“m”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルである。なお、mの値は、前述のステップS634でYESと判定されたことにより“1”に設定されている。
【0334】
ステップS641の処理は、ステップS631の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、ステップS641の処理により読み出されたメタ情報ファイルを、読出しメタ情報ファイルともいう。ここで、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報は、たとえば、図15に示すような状態であるとする。その後、ステップS642に進む。
【0335】
ステップS642では、類似評価点を算出するための類似評価点算出処理Bが行なわれる。ここで、類似評価点とは、k番目メタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々との類似度を示す点数である。なお、類似評価点が高いほど、類似度は高いとする。
【0336】
類似評価点算出処理Bでは、制御部510が、前述の図23の類似評価点算出テーブルT300に基づいて、k番目メタ情報と、読出しメタ情報ファイルに記述されている複数のメタ情報の各々とを比較する比較処理を行ない、類似評価点を算出する。類似評価点の算出方法は、ステップS442の類似評価点算出処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、読出しメタ情報ファイルに、再生済録画データのメタ情報がある場合、ステップS442の類似評価点算出処理と同様に、再生済録画データのメタ情報に対応する録画データの類似評価点は算出されない。これにより、読出しメタ情報ファイルの全てのメタ情報において、再生済録画データのメタ情報を除いた、複数のメタ情報の各々に対応する類似評価点が算出される。その後、ステップS643に進む。
【0337】
ステップS643では、検索評価リスト記述処理Bが行なわれる。検索評価リスト記述処理Bは、検索評価リストBに情報を記述する処理である。ここで、検索評価リストBとは、ステップS642の類似評価点算出処理Bにおいて算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部とともに記述するためのリストである。検索評価リストBは、記憶部520に記憶されている。なお、初期状態では、検索評価リストBには、何も記述されていない。
【0338】
検索評価リスト記述処理Bでは、制御部510が、ステップS642の類似評価点算出処理Bにおいて算出された、全ての類似評価点の各々を、対応する録画データのメタ情報の一部および対応する端末名とともに、検索評価リストBに記述する。これにより、検索評価リストBに記述された情報は、たとえば、図24のようになる。
【0339】
ステップS643の処理が終了すると、ステップS644に進む。
ステップS644では、全てのメタ情報ファイルの読出しが終了したか否かが判定される。具体的には、制御部510が、mの値が、記憶部520に記憶されているメタ情報パス名テーブルT20(図6参照)に示されるパス名の数と一致するか否かを判定する。なお、メタ情報パス名テーブルT20に示されるパス名の数は、“3”である。ステップS644において、YESならば、後述するステップS644Aに進む。一方、ステップS644において、NOならば、ステップS645に進む。
【0340】
ステップS645では、制御部510が、mの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS641の処理が行なわれる。ここでは、ステップS645の処理の後、mの値が“2”となったとして、ステップS641で行なわれる処理を説明する。
【0341】
ステップS641では、mが“2”であるので、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、端末名がPC500Bであるコンテンツ再生装置500Bにデータアクセスする。そして、制御部510は、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520において、メタ情報パス名テーブルT20の番号“2”に対応するパス名の示す場所に記憶されているメタ情報ファイルを読み出す。その後、前述したステップS642,S643の処理が行なわれる。ステップS643の処理により、検索評価リストBに記述された情報は、たとえば、前述の図25のようになる。
【0342】
その後、前述のステップS644の処理が行なわれる。ステップS644において、NOならば、ステップS645の処理を行なった後、再度、ステップS641の処理が行なわれる。
【0343】
そして、ステップS644でYESと判定されるまで、ステップS641,ステップS642,ステップS643,ステップS645の処理が繰り返される。なお、ステップS641において、制御部510が、コンテンツ再生装置500Cの記憶部520に記憶されているメタ情報ファイルの読み出す処理は、mが“2”である場合の、前述したステップS641の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
【0344】
ステップS644において、YESと判定されると、ステップS644Aに進む。
ステップS644Aでは、制御部510が、mの値を1に設定する。その後、ステップS644Bに進む。
【0345】
ステップS644Bでは、制御部510が、検索評価リストBに記述された情報を消去する。その後、この検索処理Bは終了し、図27の再生メニュー表示処理に戻り、ステップS640の次のステップS652に進む。
【0346】
再び、図27を参照して、ステップS652では、k番目リスト再生録画データがあるか否かが判定される。具体的には、制御部510が、記憶部520に記憶されている検索評価リストAにおいて、k番目録画データ判定基準点以上の類似評価点の録画データの情報があるか否かを判定する。ここで、k番目録画データ判定基準点とは、k番目リスト再生録画データがあるか否かを判定するための基準点である。k番目録画データ判定基準点は、前述の1番目録画データ判定基準点と同じ値である。k番目録画データ判定基準点は、たとえば、4であるとする。なお、k番目録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データがなければ、k番目リスト再生録画データはなしと判定される。また、k番目録画データ判定基準点以上の類似評価点が算出された録画データが複数ある場合は、制御部510により、当該複数の録画データのうち、最も類似評価点の高い録画データがk番目リスト再生録画データと判定される。ステップS652において、YESならば、ステップS656に進む。一方、ステップS652において、NOならば、後述するステップS660に進む。
【0347】
ステップS656では、続き再生処理が行なわれる。続き再生処理では、制御部510が、k番目メタ情報に記述されているk番目リスト再生録画データのパス名を参照して、k番目リスト再生録画データを読み出す。ここでは、k番目リスト再生録画データは、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520に記憶されているとする。したがって、制御部510は、通信部562および通信部50を介して、コンテンツ再生装置500Bの記憶部520から、k番目リスト再生録画データを読み出す。
【0348】
制御部510は、読み出したk番目リスト再生録画データにおいて、コンテンツ情報の再生箇所の情報に基づいて、k番目リスト再生録画データを再生する。たとえば、コンテンツ情報の再生箇所の情報が、図35のリスト詳細画像G800内の詳細情報表示画像G810の番号“2”に対応する情報であるとする。この場合、制御部510は、k番目リスト再生録画データにおいて、最初から30分経過した時点から、最初から40分経過した時点までの期間の録画データに基づく動画像を、VDP530を利用して、表示部530に表示させる。k番目リスト再生録画データの再生が終了すると、ステップSステップS658に進む。以下においては、再生が終了したk番目リスト再生録画データも、再生済録画データともいう。
【0349】
ステップS658では、制御部510が、kの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS637Aの処理が行なわれる。
【0350】
以上の処理により、コンテンツリストに基づいて、自動的に、複数の録画データが順次再生される。また、記憶部520に、k番目リスト再生録画データない場合でも、ネットワーク内の他のコンテンツ再生装置の記憶部にk番目リスト再生録画データがあった場合、自動的に、続きを再生させることができる。これにより、記憶部520に、k番目リスト再生録画データない場合、ネットワーク内の他のコンテンツ再生装置にアクセスして、再生済録画データの続きのk番目リスト再生録画データを検索するといった手間から、ユーザを開放させることができる。したがって、ネットワークにおいて共有されているコンテンツである録画データの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。また、コンテンツリストに基づいて、自動的に、複数の録画データが順次再生されため、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0351】
また、再生される録画データは、コンテンツリストに記述されているコンテンツ情報に基づく「再生箇所」の部分のみ再生される。たとえば、連続ドラマ番組では、各番組の録画データに対し、ドラマの重要な部分に対し「再生箇所」を設定することで、連続ドラマ番組の内容をユーザに短時間で把握させることができるという効果を奏する。また、「再生箇所」は、ユーザが自由に設定可能である。そのため、録画データに「再生箇所」を設定することで、ユーザは、お気に入りの部分の動画像の部分のみを、視聴することができる。すなわち、ユーザは、見たくない部分を見なくてすむので、ユーザが無駄な時間を過ごすのを防ぐことができる。すなわち、ユーザは、興味が高い番組を効率よく視聴することができる。したがって、複数のコンテンツの再生の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0352】
前述のステップS636,S652において、NOならば、ステップS660に進む。
ステップS660では、コンテンツ購入処理Aが行なわれる。
【0353】
図38は、コンテンツ購入処理Aのフローチャートである。なお、図38には、コンテンツサーバ600で行なわれる処理のフローチャートも示される。コンテンツサーバ600の記憶部620には、現在の日時から、所定期間(たとえば、1週間)前までの日時までの期間における、全てのチャンネルの全ての番組の録画データが記憶されている。また、コンテンツサーバ600の記憶部620には、複数のコンテンツリストと共に、複数のコンテンツリストの各々に記述されている複数のコンテンツ情報にそれぞれ対応する複数の録画データも記憶されているとする。前述したように、コンテンツサーバ600は、1つの番組全てではなく、1つの番組のうちの一部分のみの視聴を望むユーザのために当該一部分のデータの購入を可能にするサーバである。
【0354】
ステップS661では、制御部510が、コンテンツ要求信号を生成する。コンテンツ要求信号には、コンテンツサーバ600にアクセスするためのパスワードが含まれる。
【0355】
ステップS636でNOと判定されて、ステップS660の処理が行なわれる場合、コンテンツ要求信号は、第1メタ情報に対応するコンテンツ情報に対応する1番目リスト再生録画データを購入するための信号であるとする。なお、第1メタ情報に対応するコンテンツ情報により、1番目リスト再生録画データに「再生箇所」が設定されている場合、コンテンツ要求信号は、1番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための信号となる。
【0356】
また、ステップS652でNOと判定されて、ステップS660の処理が行なわれる場合、コンテンツ要求信号は、k番目リスト再生録画データを購入するための信号であるとする。なお、k番目メタ情報に対応するコンテンツ情報により、k番目リスト再生録画データに「再生箇所」が設定されている場合、コンテンツ要求信号は、k番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための信号となる。その後、ステップS662に進む。
【0357】
ステップS662では、制御部510が、生成したコンテンツ要求信号を、通信部50およびネットワーク70を介して、コンテンツサーバ600へ送信する。
【0358】
コンテンツサーバ600では、以下の処理が行なわれる。まず、ステップS710では、制御部610が、コンテンツ要求信号を受信したか否かを判定する。ステップS710において、YESならば、ステップS720に進む。一方、ステップS710において、NOならば、再度、ステップS710の処理が行なわれる。
【0359】
ステップS720では、認証処理が行なわれる。ステップS720では、ステップS520と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS720において、YESならば、ステップS730に進む。一方、ステップS720において、NOならば、再度、ステップS710の処理が行なわれる。
【0360】
ステップS730では、課金処理が行なわれる。課金処理では、制御部610が、コンテンツ要求信号で要求された録画データに基づいて、当該録画データを要求するユーザが支払うべき金額を算出する。そして、算出した金額の情報(以下、課金情報ともいう)を、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。
【0361】
コンテンツ再生装置500Aでは、ステップS662の処理の後、ステップS663に進む。
【0362】
ステップS663では、コンテンツ再生装置500Aの制御部510が、コンテンツサーバ600から送信された課金情報を受信する。ステップS663の処理は、ステップS463の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。その後、ステップS664に進む。
【0363】
ステップS664では、ステップS464と同様に、承諾操作に応じて、承諾信号が送信される。承諾信号は、制御部510が、承諾操作に基づいて、生成する信号である。そして、制御部510は、生成した承諾信号をコンテンツサーバ600へ送信する。
【0364】
コンテンツサーバ600では、ステップS730の処理の後、ステップS740に進む。
【0365】
ステップS740では、制御部610が、承諾信号を受信したか否かを判定する。ステップS740において、YESならば、ステップS750に進む。一方、ステップS740において、NOならば、再度、ステップS740の処理が行なわれる。
【0366】
ステップS750では、制御部610が、コンテンツ要求信号で要求されたデータを記憶部620から読出し、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。なお、コンテンツ要求信号が、1番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための信号である場合、制御部610は、リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。この場合、コンテンツ要求信号は、1番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための部分要求信号となる。
【0367】
また、コンテンツ要求信号が、k番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための信号である場合、制御部610は、k番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを、コンテンツ再生装置500Aへ送信する。この場合、コンテンツ要求信号は、k番目リスト再生録画データにおいて、「再生箇所」に対応する部分の録画データを購入するための部分要求信号となる。
【0368】
コンテンツ再生装置500Aでは、ステップS664の処理の後、ステップS666に進む。
【0369】
ステップS666では、制御部510が、コンテンツサーバ600から、要求したデータの受信を開始する。その後、このコンテンツ購入処理Aは終了し、図27のリスト再生処理に戻り、ステップS660の次のステップS670に進む。
【0370】
なお、ステップS660と、ステップS670との間に、前述のステップS634の処理が行なわれてもよい。この場合、制御部510により、続き再生操作があると判定されると、ステップS670に進む。一方、制御部510により、続き再生終了操作があると判定されると、このリスト再生処理は終了し、図7のコンテンツ取扱い処理に戻り、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0371】
ステップS670では、続き再生処理が行なわれる。続き再生処理では、ステップS470と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。コンテンツサーバ600から受信したデータの再生が終了すると、ステップS672に進む。
【0372】
ステップS672では、制御部510が、第1メタ情報を参照済みであるか否かを判定する。すなわち、一度、ステップS632の処理において、YESと判定され、ステップS633の処理が行なわれたか否かが判定される。ステップS672において、YESならば、ステップS678に進む。一方、ステップS672において、NOならば、再度、ステップS637Aに進む。
【0373】
ステップS678では、制御部510が、kの値を1インクリメントする。その後、再度、ステップS637Aの処理が行なわれる。
【0374】
以上の処理により、本実施の形態では、リスト再生録画データまたはk番目リスト再生録画データがホームネットワーク内のコンテンツ再生装置にない場合であっても、コンテンツサーバ600から、必要な録画データを購入して、受信する。そして、受信したデータに基づく動画像を、表示部530に表示させる。
【0375】
また、コンテンツサーバ600から、購入する録画データは、1つの番組の一部分の録画データである場合もある。この場合、ユーザは、視聴を望む番組の全てに対する料金ではなく、番組の一部分のデータに基づいた料金を支払うのみでよいため、無駄な支払いを避けることができるという効果を奏する。
【0376】
再び、図7を参照して、前述のステップS160において、NOならば、ステップS190に進む。
【0377】
ステップS190では、制御部510が、終了操作があるか否かを判定する。ここで、終了操作とは、インターフェース操作Pにより、コンテンツ取扱いプログラムの実行を終了させるための操作である。ステップS190において、YESならば、このコンテンツ取扱い処理は、終了する。一方、ステップS190において、NOならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。
【0378】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0379】
【図1】本実施の形態におけるネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態におけるコンテンツ再生装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図3】一例としての番組情報データテーブルを示す図である。
【図4】本実施の形態におけるコンテンツサーバの内部の構成を示すブロック図である。
【図5】メタ情報ファイルパス名取得処理のフローチャートである。
【図6】一例としてのメタ情報パス名テーブルを示す図である。
【図7】コンテンツ取扱い処理のフローチャートである。
【図8】一例としてのメニュー画像を示す図である。
【図9】録画設定処理のフローチャートである。
【図10】一例としての録画予約画像を示す図である。
【図11】一例としての録画予約データを示す図である。
【図12】一例としての録画予約画像を示す図である。
【図13】録画実行処理のフローチャートである。
【図14】一例として、メタ情報ファイルに記述されるメタ情報を示す図である。
【図15】一例として、メタ情報ファイルに記述される複数のメタ情報を示す図である。
【図16】一例としての最新メタ情報表示画像を示す図である。
【図17】一例としてのメタ情報編集画像を示す図である。
【図18】再生メニュー表示処理のフローチャートである。
【図19】一例としての再生メニュー画像を示す図である。
【図20】途中録画データを説明するための図である。
【図21】一例としての問合せ画像を示す図である。
【図22】検索処理のフローチャートである。
【図23】一例としての類似評価点算出テーブルを示す図である。
【図24】一例として、検索評価リストに記述された情報を示す図である。
【図25】一例として、検索評価リストに記述された情報を示す図である。
【図26】コンテンツ購入処理のフローチャートである。
【図27】リスト再生処理のフローチャートである。
【図28】一例としてのリスト一覧画像を示す図である。
【図29】リスト取得Web画像を示す図である。
【図30】一例としてのコンテンツリストの情報を示す図である。
【図31】一例としてのリスト追加画像を示す図である。
【図32】一例としてのリスト作成画像を示す図である。
【図33】一例としてのリスト一覧画像を示す図である。
【図34】一例としてのリスト編集画像を示す図である。
【図35】一例としてのリスト詳細画像を示す図である。
【図36】検索処理Aのフローチャートである。
【図37】検索処理Bのフローチャートである。
【図38】コンテンツ購入処理Aのフローチャートである。
【符号の説明】
【0380】
50 通信部、70 ネットワーク、180,180M プログラム、300 リモコン、500A,500B,500C コンテンツ再生装置、510,610 制御部、520,620 記憶部、530,630 表示部、555,555M 記録媒体、600 コンテンツサーバ、1000 ネットワークシステム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツを記憶する記憶部を備えるコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを前記記憶部から検索する検索ステップと、
前記検索ステップにより検索されたコンテンツを、前記コンテンツリストに基づいて再生する再生ステップとを備える、制御プログラム。
【請求項2】
前記コンピュータは、コンテンツを保持するコンテンツ記録装置にネットワーク経由でデータアクセス可能であり、
前記検索ステップは、さらに、前記再生対象コンテンツを前記コンテンツ記録装置の保持するコンテンツから検索して取得する、請求項1に記載の制御プログラム。
【請求項3】
前記コンピュータが前記再生対象コンテンツを保持していないことを条件として、前記検索ステップを実行する、請求項2に記載の制御プログラム。
【請求項4】
複数のコンテンツを記憶する記憶部を備えるコンテンツ再生装置に実行させるための制御方法であって、
前記制御方法は、
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを前記記憶部から検索する検索ステップと、
前記検索ステップにより検索されたコンテンツを、前記コンテンツリストに基づいて再生する再生ステップとを備える、制御方法。
【請求項5】
複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいて、再生対象コンテンツを前記記憶手段から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索されたコンテンツを、前記コンテンツリストに基づいて再生する再生手段とを備える、コンテンツ再生装置。
【請求項6】
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とデータ通信可能なコンテンツ記録装置であって、
コンテンツを記憶する記憶手段と、
前記コンテンツ再生装置から送信されるコンテンツの要求指示を受信する要求指示受信手段と、
前記要求指示に基いてコンテンツの一部分または全部を前記コンテンツ再生装置へ送信する送信手段とを備える、コンテンツ記録装置。
【請求項7】
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とデータ通信可能なコンテンツリスト配信装置であって、
前記再生位置としてコンテンツの一部分再生を指定したコンテンツリストを記憶する記憶手段と、
前記記憶されたコンテンツリストを前記コンテンツ再生装置に配信する配信手段とを備える、コンテンツリスト配信装置。
【請求項8】
コンテンツの再生順序及び再生位置が記述されたコンテンツリストを配信するコンテンツリスト配信装置と、コンテンツリストに基づいてコンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、コンテンツを提供するコンテンツ記録装置とが連携するコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツリスト配信装置は、
前記コンテンツ再生装置へコンテンツリストを配信する配信手段とを備え、
前記コンテンツ再生装置は、
前記コンテンツリスト配信装置から配信されたコンテンツリストに基づいて、コンテンツを要求するための要求指示を、前記コンテンツ記録装置へ送信する要求手段を備え、
前記コンテンツ記録装置は、
前記要求指示を受信する要求指示受信手段と、
前記要求指示されたコンテンツを前記コンテンツ再生装置へ送信する送信手段とを備え、
前記コンテンツ再生装置は、
前記コンテンツ記録装置から送信された前記コンテンツを受信する受信手段をさらに備える、コンテンツ配信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2007−312214(P2007−312214A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−140545(P2006−140545)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】