説明

化粧タックシート

【課題】シートの製造が容易で、鋼板等の基板に貼着し易く、かつ不燃性を備えた化粧タックシートを提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂からなるシート基材に、粘着剤層が積層されてなる化粧タックシートであって、該シート基材の厚さが0.10〜0.16mm、該粘着剤層の厚さが0.025〜0.045mmであり、かつ該粘着剤層がアクリル系粘着基剤と組成物基準で25〜60質量%の水酸化アルミニウムとを含有する組成物からなることを特徴とする化粧タックシートである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明は、ポリオレフィン系樹脂シートを基材とする化粧タックシートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、プラスチックフィルムを基材として用い、これに色彩や模様、もしくは凹凸等を施すことにより美観を付与した化粧タックシートが、金属板、無機質板(石膏ボード等)木質板(MDF、パーチクルボード、積層板等)等の基板に貼り合わせられて、建築物の内外装、建材、家具、もしくは家電製品用等の表面貼り等の様々な用途に使用されている。これらの化粧タックシートの内、不燃性の高い化粧タックシートは、金属板、無機質板等に貼られ不燃性化粧板として不燃性を要する用途に使用されている。
従って、化粧タックシートが不燃認定を受けることは、非常に重要であり、この認定を受けるべく種々の試みがなされている。
【0003】
例えば、特許文献1及び2には、ポリオレフィン樹脂に有機臭素系難燃剤を配合した難燃性ポリオレフィン樹脂フィルムと、これに積層した第2の難燃剤を配合した第2の樹脂層からなる難燃層を有し、裏面に粘着剤層を有する難燃性化粧用フィルムが提案されている。
また、特許文献3〜7には、層状珪酸塩、金属水酸化物、臭素系難燃剤、リン系難燃剤、塩素系難燃剤、グラスファイバー及び/又はメラミン誘導体を配合してなるポリオレフィン系樹脂層を有するシート状成形体が開示されている。
これらの発明は、いずれもシート基材に難燃剤を配合することにより難燃性化粧タックシートを得ようとするものであった。
しかし、ポリオレフィン系樹脂に多量の難燃剤を配合すると、シートの製造や得られたフィルムの加工が困難になり、実用性を有し、かつ「不燃性認定」を備えた化粧タックシートを得ることが難しかった。
【0004】
【特許文献1】特開2001−219509号公報
【特許文献2】特開2001−219515号公報
【特許文献3】特開2003−12942号公報
【特許文献4】特開2003−311901号公報
【特許文献5】特開2004−58659号公報
【特許文献6】特開2004−149664号公報
【特許文献7】特開2004−160818号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような状況下で、難燃剤を配合しないポリオレフィン系樹脂シートを基材としながらも、シートの製造が容易で、鋼板等の基板に貼着し易く、かつ不燃性を備えた化粧タックシートを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、シート基材をなすポリオレフィン系樹脂に難燃剤を配合するのではなく、シート基材に積層される粘着剤層の粘着基剤に難燃剤を配合することによって、前記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明の要旨は下記のとおりである。
【0007】
1.ポリオレフィン系樹脂からなるシート基材に、粘着剤層が積層されてなる化粧タックシートであって、該シート基材の厚さが0.10〜0.16mm、該粘着剤層の厚さが0.025〜0.045mmであり、かつ該粘着剤層がアクリル系粘着基剤と組成物基準で25〜60質量%の水酸化アルミニウムとを含有する組成物からなることを特徴とする化粧タックシート。
2.ポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン及び/又はポリプロピレンである上記1に記載の化粧タックシート。
3.アクリル系粘着基剤が、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートである上記1又は2に記載の化粧タックシート。
4.アクリル系粘着基剤が、ブチルアクリレート及び/又は2−エチルヘキシルアクリレートである上記1〜3のいずれかに記載の化粧タックシート。
5.化粧タックシートの最外層として、更に表面保護層が積層されてなる上記1〜4のいずれかに記載の化粧タックシート。
6.表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものである上記5に記載の化粧タックシート。
7.シート基材と表面保護層との間に、更に絵柄模様層及び/又は隠蔽層が積層されてなる上記5又は6に記載の化粧タックシート。
8.水酸化アルミニウムの平均粒径が0.1〜80μmである上記1〜7のいずれかに記載の化粧タックシート。
9.上記1〜8のいずれかに記載の化粧タックシートを、不燃仕様の鋼板又は建設省告示1400号で定められた不燃材料からなる基板に接着してなる化粧板。
10.不燃仕様の鋼板が、厚さ0.27mm以上の溶融亜鉛めっき鋼板である上記9に記載の化粧板。
11.建設省告示1400号で定められた不燃材料が、厚さ6mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板である上記9に記載の化粧板。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、難燃剤を配合しないポリオレフィン系樹脂シートを基材としながらも、シートの製造が容易で、鋼板等の基板に貼着し易く、かつ不燃性を備えた化粧タックシートを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、ポリオレフィン系樹脂からなるシート基材に、粘着剤層が積層されている化粧タックシートである。そして、該シート基材の厚さが0.10〜0.16mmであり、該粘着剤層の厚さが0.025〜0.045mmであることを要する。該シート基材の厚さが0.10mm未満であるとシート基材のダク(粗さ)が外観として現れることがあり、シート基材が破け易くなるからであり、他方、0.16mmを超えると有機物質量の増大により不燃性が悪くなるからである。また、該粘着剤層の厚さが0.025mm未満であると基板との密着性が落ち、0.045mmを超えると有機物質量の増大により不燃性が悪くなるからである。
さらに、該粘着剤層がアクリル系粘着基剤と組成物基準で25〜60質量%の水酸化アルミニウムとを含有する組成物からなることを要する。水酸化アルミニウムの量が25質量%より少ないと不燃性が悪くなるからであり、60質量%より多いと基板との密着性(粘着性能)が落ちるからである。
【0010】
本発明の化粧タックシートは、人的災害等の発生を抑制する見地から、不燃性であることが望まれる。ここで、「不燃性である」とは、建築基準法第68条の26第1項の規定に基づき、同法第2条第9号及び同法施行令第108条の2第1〜3号(不燃材料)の規定に適合するものをいう。具体的には、本発明の化粧タックシートを、プライマー層を介して、不燃仕様の基板、例えば厚さ0.27mm以上の溶融亜鉛めっき鋼板又は厚さ6mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板、に貼着して得た化粧板に対して、同法第2条第9号に定める燃焼性評価試験装置を用いて、前記化粧板の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えず、かつ加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを指す。
本発明において、上記のような厚さのシート基材並びに上記のような厚さ及び特定の配合範囲の粘着剤層を有する化粧タックシートであれば、不燃性の条件を満たすことが判明した。
【0011】
本発明に係るシート基材に用いられるポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、もしくはエチレン/プロピレン共重合体等からなるポリオレフィン系の非エラストマー、又はポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを用いることが好ましい。これらの素材を用いると、シート基材を製造する(=成膜する。)ことが容易であり、また、加熱して凹凸を付与する、いわゆるエンボス加工が容易であるので好ましい。ここで言うポリエチレン、ポリプロピレン、もしくはエチレン/プロピレン共重合体は、これらを主成分とするブレンド樹脂や、これらを成分とするブロックもしくはグラフト共重合体をも含む。
上述の種々のポリオレフィン系樹脂の内、ポリエチレン又はポリプロピレンが特に好ましい。
【0012】
本発明における粘着剤としては耐久性及び粘着性能の点でアクリル系粘着基剤が好ましく用いられ、具体的なアクリル系粘着基剤としては、炭素数2〜14(メタ)アルキルアクリレートが好ましい。
このような炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートとして、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート 、sec−ブチルアクリレート 、t−ブチルアクリレート 、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート 、イソノニルアクリレート、オクチルアクリレート、ラウリルアクリレート等のモノマーが挙げられる。これらのモノマーは単独で用いてもよく、また2種以上を併用してもよい。
これらのなかでも、得られる粘着剤組成物の粘着力と凝集力とのバランスを考慮して、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートとして、n−ブチルアクリレート 、sec−ブチルアクリレート及びt−ブチルアクリレートから選ばれるブチルアクリレート 又は2−エチルヘキシルアクリレート が好ましく、アクリル系粘着基剤中にこれを50質量%以上含むものが好ましく、70質量%以上含むものが最も好ましい。ブチルアクリレートとしては、n−ブチルアクリレートが特に好ましい。
【0013】
本発明に用いる粘着剤に添加する水酸化アルミニウムとしては、平均粒径が0.1〜80μmであることが好ましく、平均粒径が0.1〜30μmであれば、さらに好ましい。平均粒径が80μm以下であれば、アクリル系粘着基剤中の沈降性、分散性、相溶性を好適に確保ために好ましい。平均粒径は小さいほど好ましいが、入手し易さの観点からは平均粒径が0.1μm以上であることが好ましい。
水酸化アルミニウム の平均粒子径は、レーザ散乱法における粒度分布測定法によって求められる体積基準の値であって、より具体的には、レーザ散乱式粒度分布計にて測定した値として求めることができる。
【0014】
上述の水酸化アルミニウムは、市販品を用いることができ、そのような市販品として、例えば、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−43M」(平均粒子径:0.75μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−43」(平均粒子径:0.75μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−42M」(平均粒子径:1μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−42」(平均粒子径:1μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−32」(平均粒子径:8μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−31」(平均粒子径:20μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−21」(平均粒子径:26μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−10」(平均粒子径:55μm)、昭和電工(株)社製「ハイジライト H−10A」(平均粒子径:50μm)、日本軽金属(株)社製「B1403」(平均粒子径:1μm)、日本軽金属(株)社製「B703」(平均粒子径:2μm)、日本軽金属(株)社製「B103」(平均粒子径:8μm)、日本軽金属(株)社製「B153」(平均粒子径:15μm)、日本軽金属(株)社製「B303」(平均粒子径:30μm)、日本軽金属(株)社製「B53」(平均粒子径:50μm)、住友化学(株)社製「C301」(平均粒子径:2μm)、住友化学(株)社製「C303」(平均粒子径:3μm)、住友化学(株)社製「C308」(平均粒子径:8μm)等が挙げられる。
【0015】
本発明の化粧タックシートは、所望に応じ、不燃性を満足する範囲内で、化粧タックシートの最外層として、表面保護層を設けてもよい。この場合、表面保護層は粘着剤層と反対側の最外層となる。表面保護層としては、電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものが好ましい。
ここで、電離放射線硬化性樹脂組成物とは、電磁波又は荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、電子線又は紫外線等を照射することにより、架橋、硬化する樹脂組成物を指す。電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線を照射することにより、架橋、硬化することが特に好ましい。
また、シート基材と表面保護層との間に、所望により、不燃性を満足する範囲内で、絵柄模様層及び/又は隠蔽層をさらに積層してもよい。更に、必要に応じ、透明樹脂層を積層してもよい。
また、粘着剤層をより強固にするためにウレタン系樹脂層を形成することが好ましい。
【0016】
前記電離放射線硬化性樹脂組成物としては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ重合性モノマー、特に、(メタ)アクリレートモノマーを含むことが好ましく、電離放射線硬化が好適に達成される。硬化性の観点から(メタ)アクリレートモノマーの含有量は50質量%以上であることがさらに好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。
【0017】
上述の電離放射線硬化性樹脂組成物に用いられる(メタ)アクリレートモノマーとしては、多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。具体的にはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、前記多官能性(メタ)アクリレートとともに、その粘度を低下させる等の目的で、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の単官能性(メタ)アクリレートを、本発明の目的を損なわない範囲で適宜併用することができる。
【0018】
また、前記電離放射線硬化性樹脂組成物には、所望により、(メタ)アクリレートモノマーとともに、重合性オリゴマーを混合してもよい。重合性オリゴマーとしては、例えばエポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系等が挙げられる。ここで、エポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
【0019】
さらに、重合性オリゴマーとしては、他にポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレート系オリゴマー、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーン(メタ)アクリレート系オリゴマー、小さな分子内に多くの反応性基をもつアミノプラスト樹脂を変性したアミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート系オリゴマー、あるいはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテル等の分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマー等がある。
【0020】
電離放射線硬化性樹脂組成物として紫外線硬化性樹脂組成物を用いる場合には、光重合用開始剤を樹脂組成物100質量部に対して、0.1〜5質量部程度添加することが望ましい。光重合用開始剤としては、従来慣用されているものから適宜選択することができ、特に限定されず、例えば、分子中にラジカル重合性不飽和基を有する重合性モノマーや重合性オリゴマーに対しては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−2(ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p−フェニルベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロロベンゾフェノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ターシャリーブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤等を用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
【0021】
また本発明における電離放射線硬化性樹脂組成物には、得られる硬化樹脂層の所望物性に応じて、各種添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば耐候性改善剤、耐摩耗性向上剤、重合禁止剤、架橋剤、赤外線吸収剤、艶消し剤、表面強化剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤等が挙げられる。
ここで、耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤や光安定剤を用いることができる。紫外線吸収剤は、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛等を好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステル等が挙げられる。一方、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等が挙げられる。また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基等の重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。
【0022】
本発明においては、このようにして形成された電離放射線硬化性樹脂組成物の未硬化樹脂層に、電子線、紫外線等の電離放射線を照射して該未硬化樹脂層を硬化させる。ここで、電離放射線としては電子線が好ましい。そして、電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70〜300kV程度で未硬化樹脂層を硬化させることが好ましい。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、シート基材、粘着剤層、絵柄模様層又は隠蔽層として電子線により劣化する材料を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、シート基材、粘着剤層、絵柄模様層又は隠蔽層への余分の電子線の照射を抑制することが好ましい。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された硬化樹脂層には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度で耐擦傷性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能等を付与することができる。
【0023】
本発明において、シート基材と表面保護層との間に、所望により配設される絵柄模様層及び/又は隠蔽層の形成は、例えば、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、活版印刷、フレキソ印刷、静電印刷、インクジェット印刷、転写印刷等の公知の印刷法で形成する。
絵柄模様層は、化粧タックシートの付加価値を高める目的で設けられる。また、隠蔽層は、シート基材等の色を隠蔽する目的で設けられ、絵柄模様層の意匠性を高めたり、着色層として色彩や明度を付与したりするものである。
【0024】
絵柄模様層の模様は、例えば、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号又は各種抽象模様等であり、隠蔽層では、通常、全面ベタである。また、絵柄模様層又は隠蔽層としては、アルミニウム、クロム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法で製膜し金属薄膜層等も使用される。金属薄膜層は、部分的にパターン状に或いは全面に設ける。
また、凹凸模様は、代表的にはエンボス加工により賦形するが、この他、ヘアライン加工等のその他の方法で賦形する場合もある。
【0025】
絵柄模様層又は隠蔽層の形成に用いるインキとしては、バインダーの樹脂に、例えば、ポリエステル樹脂、アクリル・ウレタン系樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、塩素化ポリオレフィン、セルロース系樹脂(例えば、ニトロセルロース)等を用い、着色剤には、例えば、チタン白、弁柄、コバルトブルー、チタン黄、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノン、ベンジジンイエロー、キナクリドンレッド、フタロシアニンブルー、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染料も含む)、アルミニウム粉、真鍮粉等の金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料等を用いる。
【0026】
以下、本発明の好ましい実施態様の一つの断面を示す模式図である図1を用いて、本発明の化粧タックシートの典型的な構造を説明する。図1において、本発明の化粧タックシート10は、シート基材11に、粘着剤層12を積層すると共に、粘着剤層12の反対側のシート基材11表面に、所望により、隠蔽層15、絵柄模様層14及び表面保護層13の順に積層する。隠蔽層15及び絵柄模様層14は、化粧タックシート10の意匠効果を高めるニーズに応じ、その一方又は両方が積層される。化粧タックシート10に表面保護層13を積層すると、化粧タックシート10の表面を保護することができるので好ましく、表面保護層13として電離放射線硬化性樹脂組成物を用いれば、表面の耐摩耗性や耐擦傷性を大幅に高めることができるので、化粧タックシート10の付加価値を大幅に高めることができ特に好ましい。
【0027】
次に、本発明の化粧タックシート10と基板21とを積層した化粧板の断面を示す模式図である図2を用いて、本発明の化粧板の典型的な構造を説明する。
本発明の化粧板を製造するにあたって、本発明の化粧タックシート10と基板21とを粘着剤層12を介して直接積層してよいが、より強固な接着性を得るために、図2のように化粧タックシート10と基板21との間にプライマー層22を積層することも可能である。
このプライマー層処理、及びプライマー層処理した基板21と化粧タックシートとの接着処理は、通常、現場施工となる。
ここで、プライマー層は、基板に、好ましくは、固形物換算での塗工量が10〜20g/m2になるように塗工される。プライマー層の材質としては、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム等からなるゴム系接着剤が好ましく、不燃性確保の観点からクロロプレンゴム系接着剤であることが特に好ましい。
【0028】
本発明の化粧タックシートを貼着する対象となる基板は、不燃仕様の鋼板又は建設省告示1400号で定められた不燃材料からなるものであって、不燃仕様の鋼板としては厚さ0.27mm以上の溶融亜鉛めっき鋼板が好ましく、建設省告示1400号で定められた不燃材料としては厚さ6mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板が好ましい。
溶融亜鉛めっき鋼板は、以下に示す不燃仕様の鋼板を代表する標準基板であって、この標準基板で不燃性を満たすと以下の鋼板に対しても不燃性を満たしていると判断することができる。但し、厚さ0.27mm以上のものが不燃仕様となる。ここで、不燃仕様の鋼板とは、冷間圧延鋼板(JIS G 3141又はその同等品)、溶融亜鉛めっき鋼板(JIS G 3302又はその同等品)、ぶりき及びぶりき鋼板(JIS G 3313又はその同等品)、溶融アルミニウム鋼板(JIS G 3314又はその同等品)、ティンフリースチール(JIS G 3315又はその同等品)、溶融亜鉛−5%アルミニウム合金鋼板(JIS G 3317又はその同等品)及び冷間圧延ステンレス鋼板(JIS G 3305又はその同等品)からなる群から選ばれるものであって、厚さ0.27mm以上のものである。
また、繊維混入珪酸カルシウム板(比重0.8)は、建設省告示1400号で定められた下記不燃材料を代表するものであって、この標準基板で不燃性を満たすと以下の不燃材料に対しても不燃性を満たしているとの判断となる。但し、厚さ6mm以上のものが不燃仕様となる。
ここで、建設省告示1400号で定められた不燃材料とは、コンクリート、れんが、瓦、陶磁器質タイル、石綿スレート、繊維強化混入セメント板、厚さが3mm以上のガラス繊維強化混入セメント板、厚さ5mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板、ガラス、モルタル、しっくい、石、ロックウール、グラスウール板、その他の不燃認定が取得されている不燃材料(但し、化粧がされていないもの)が含まれる。
【実施例】
【0029】
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、化粧板としての総発熱量、最大発熱速度及び基板割れ、並びに化粧タックシートの粘着力及び粘着面外観は、下記の方法に従って測定した。
1.総発熱量、最大発熱速度及び基板割れ
各化粧タックシートを、プライマー層を介して、厚さ0.27mmの溶融亜鉛めっき鋼板(JIS G 3302)又は厚さ6mmの繊維混入珪酸カルシウム板である基板に貼着した後、建築基準法第2条9号に定める燃焼性評価試験装置を用いて、加熱開始後20分間の総発熱量(単位:MJ/m2)を求めた。また、加熱開始後20分間の最大発熱速度として、200kW/m2を超える時間を秒単位で求めた。
また、基板割れは、加熱開始後20分間の試験終了後の基板の亀裂や穴の有無を確認し、裏面まで貫通する亀裂や穴のいずれもないものを○、裏面まで貫通する亀裂や穴のいずれかがあったものを×とした。
2.粘着力
JIS Z 0237:2000に準拠して測定した。試験板はJIS G 4305に規定するSUS304鋼板で鏡面仕上げのものを用い、研磨した表面に化粧タックシートを貼り付け引張試験機にて粘着力(単位:N/inch)を測定した。
3.粘着面外観
目視にて、以下の判断基準により判定した。
(1)難燃剤が粘着基剤に均一に混ざっており、ムラになっていないものを○とした。
(2)難燃剤がムラになっていたり、ブリードアウトしたものを×とした。
【0030】
実施例1〜3及び比較例1〜9
表1に示すシート基材11に、アクリル・ウレタン系樹脂からなるインキを使用して茶色の隠蔽層15を塗工後、アクリル・ウレタン系樹脂からなるインキを使用して木目模様の絵柄模様層14をグラビア印刷した。次いで、下記組成内容のウレタンアクリレート系電子線硬化型樹脂組成物を夫々5g/m2 でグラビアオフセットコータ法により塗工した。塗工後、加速電圧175kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、表面保護層13とした。次いで、70℃で24時間の養生を行った。
ウレタンアクリレート系電子線硬化型樹脂組成物の組成内容
(1)ウレタンアクリレート 86質量部
(2)ワックス 5質量部
(3)シリカ 5質量部
(4)紫外線吸収剤 4質量部

その後、シート基材表面に表1に示す組成の粘着剤層を膜厚が表1に示すように塗工し、12種類の化粧タックシートを調製した。水酸化アルミニウムの平均粒径は1μmであった。これら12種類の化粧タックシートの粘着性能を評価するため、粘着力及び粘着面外観を評価した。評価結果を表1に示す。
次に、プライマー層としてクロロプレンゴム系接着剤を固形物換算での塗工量が20g/m2になるように塗工した厚さ0.27mmの溶融亜鉛めっき鋼板のプライマー層表面に、前記12種類の化粧タックシートを貼着し、12種類の化粧板を作製した。これら12種類の化粧板の不燃性を評価するため、総発熱量、最大発熱速度及び基板割れを試験した。評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】

[注]
*1: トリス(3−ヒドロキシプロピル)ホスフィンオキシド
*2: リン酸トリス(2−クロロエチル)
*3: リン酸トリブチル
*4: リン酸トリクレジル
*5: 水酸化アルミニウム(平均粒径: 1μm)
【0032】
さらに、実施例1〜3の化粧タックシートを、プライマー層としてクロロプレンゴム系接着剤を固形物換算での塗工量が20g/m2になるように塗工した厚さ6mmの繊維混入珪酸カルシウム板のプライマー層表面に貼着し、3種類の化粧板を作製した。これら3種類の化粧板の不燃性を評価するため、総発熱量、最大発熱速度及び基板割れを試験した。これら3種類の化粧板は、いずれも、総発熱量が7MJ/m2、最大発熱速度として0秒、及び基板割れとして、裏面まで貫通する亀裂や穴のいずれもなく良好であった。
【0033】
表1及び上記の評価から分かるように、実施例1〜3の化粧タックシートは、いずれも良好な粘着性能を有すると共に、0.27mmの溶融亜鉛めっき鋼板及び厚さ6mm以上の珪酸カルシウム板のいずれにおいても不燃認定を取得し得る。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の化粧タックシートは、各種家具類、台所製品のキャビネット等の表面化粧板用化粧タックシートや建築内装材として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の化粧タックシートの断面を示す模式図である。
【図2】本発明の化粧タックシートと基板とを積層した化粧板の断面を示す模式図である。
【符号の説明】
【0036】
10 化粧タックシート
11 シート基材
12 粘着剤層
13 表面保護層
14 絵柄模様層
15 隠蔽層
20 化粧板
21 基板
22 プライマー層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリオレフィン系樹脂からなるシート基材に、粘着剤層が積層されてなる化粧タックシートであって、該シート基材の厚さが0.10〜0.16mm、該粘着剤層の厚さが0.025〜0.045mmであり、かつ該粘着剤層がアクリル系粘着基剤と組成物基準で25〜60質量%の水酸化アルミニウムとを含有する組成物からなることを特徴とする化粧タックシート。
【請求項2】
ポリオレフィン系樹脂が、ポリエチレン及び/又はポリプロピレンである請求項1に記載の化粧タックシート。
【請求項3】
アクリル系粘着基剤が、炭素数2〜14の(メタ)アルキルアクリレートである請求項1又は2に記載の化粧タックシート。
【請求項4】
アクリル系粘着基剤が、ブチルアクリレート及び/又は2−エチルヘキシルアクリレートである請求項1〜3のいずれかに記載の化粧タックシート。
【請求項5】
化粧タックシートの最外層として、更に表面保護層が積層されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の化粧タックシート。
【請求項6】
表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものである請求項5に記載の化粧タックシート。
【請求項7】
シート基材と表面保護層との間に、更に絵柄模様層及び/又は隠蔽層が積層されてなる請求項5又は6に記載の化粧タックシート。
【請求項8】
水酸化アルミニウムの平均粒径が0.1〜80μmである請求項1〜7のいずれかに記載の化粧タックシート。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかに記載の化粧タックシートを、不燃仕様の鋼板又は建設省告示1400号で定められた不燃材料からなる基板に接着してなる化粧板。
【請求項10】
不燃仕様の鋼板が、厚さ0.27mm以上の溶融亜鉛めっき鋼板である請求項9に記載の化粧板。
【請求項11】
建設省告示1400号で定められた不燃材料が、厚さ6mm以上の繊維混入珪酸カルシウム板である請求項9に記載の化粧板。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−229995(P2007−229995A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−51988(P2006−51988)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】