説明

医用画像表示装置及び医用画像表示方法

【課題】 医用画像を圧縮して保存する際に圧縮画像の画質や保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できるようにした医用画像表示装置及び医用画像表示方法を提供する。
【解決手段】 この医用画像表示方法は、画像の圧縮率及び圧縮方式を設定し、医用画像に対しその設定した圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を表示し、圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更し、その設定を変更した圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方による圧縮画像をリアルタイムで表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮して医用画像を表示する医用画像表示装置及び医用画像表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像はデータ量が多く、保存の際の容量が大きくなってしまうため、画像の保存に際しては画像のデータ量を削減する非可逆圧縮が用いられており、非可逆圧縮によれば、極めて効率のよい圧縮を実現できる。画像の非可逆圧縮では圧縮率と保存容量は密接に関係し、圧縮率を上げると保存容量が小さくなる一方、画像データの圧縮率は画質とも相関し、圧縮率を上げると画質が低下する。このため、できるだけ高圧縮率でかつ人間が見て影響がない程度の高画質が求められる。
【0003】
下記特許文献1は、対象画像の種類、または圧縮率の閾値によって圧縮方式を選択するようにした画像処理装置を開示する。しかし、この画像処理装置では自動的に画像の種類と圧縮率により圧縮方式が決定されるため、画質がどうなるかわからない。このため、記録媒体容量の上限などにより、圧縮率決定の指針に変更があった場合に、効率的にカスタマイズができない。
【特許文献1】特開2001−103484号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、医用画像を圧縮して保存する際に圧縮画像の画質や保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できるようにした医用画像表示装置及び医用画像表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明による医用画像表示装置は、画像の圧縮率及び圧縮方式を設定可能な設定部と、医用画像に対し前記設定された圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を表示する圧縮画像表示部と、前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更可能な設定変更部と、を備え、前記設定変更部で設定を変更した前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方による圧縮画像を前記圧縮画像表示部にリアルタイムで表示することを特徴とする。
【0006】
この医用画像表示装置によれば、設定した圧縮率及び圧縮方式を医用画像に適用した圧縮画像を表示し、その圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更した圧縮画像をリアルタイムで表示するので、圧縮画像の画質を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できる。
【0007】
上記医用画像表示装置において、前記医用画像の圧縮前の原画像を表示する原画像表示部を備え、前記原画像と前記圧縮画像との対比観察が可能であるように前記原画像表示部と前記圧縮画像表示部とを配置することで、医用画像の圧縮前の原画像と圧縮画像との比較が容易となり、圧縮画像の画質を確認しながら圧縮率・圧縮方式の良否を確認できる。
【0008】
また、医用画像の種類(CT、MRI、CR等の各種モダリティ)及び撮影部位(頭部、胸部、腹部等)を含む情報に対して画像の圧縮率及び圧縮方式の圧縮情報を保存する圧縮情報保存部を備え、前記保存された圧縮情報に基づいて前記設定部で圧縮率及び圧縮方式が設定されることで、医用画像の種類や撮影部位の組み合わせに対応した所定の圧縮率及び圧縮方式が設定部にデフォルトで設定されるので、その圧縮率及び圧縮方式による圧縮画像が表示され、その圧縮画像を観察しながら圧縮率や圧縮方式を適宜変更することができる。
【0009】
また、前記圧縮画像のデータを保存するデータ保存部と、前記データ保存部におけるデータ保存可能情報を表示可能な情報表示部と、を備えることで、データ保存部における保存可能枚数や保存可能日数等のデータ保存可能情報を表示することで、医用画像を圧縮して保存する際に圧縮画像の保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できる。
【0010】
この場合、前記設定変更部で設定を変更した圧縮画像の圧縮率に基づいて前記データ保存可能情報を前記情報表示部に再表示することで、圧縮率の設定を変更した場合のデータ保存可能情報をリアルタイムで確認できる。
【0011】
また、前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との違いを現す情報を表示することで、圧縮率・圧縮方式の決定を補助することができ、その決定が容易となる。
【0012】
本発明による医用画像表示方法は、画像の圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方を設定するステップと、医用画像に対し前記設定した圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方を適用した圧縮画像を表示するステップと、前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更するステップと、前記設定を変更した前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方による圧縮画像をリアルタイムで表示するステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】
この医用画像表示方法によれば、医用画像に対し圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方を適用した圧縮画像を表示し、その圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更した圧縮画像をリアルタイムで表示するので、圧縮画像の画質を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できる。
【0014】
上記医用画像表示方法において、前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との対比観察が可能であるように前記原画像と前記圧縮画像とを表示することで、医用画像の圧縮前の原画像と圧縮画像との比較が容易となり、圧縮画像の画質を確認しながら圧縮率・圧縮方式の良否を確認できる。
【0015】
また、医用画像の種類及び撮影部位を含む情報に対して画像の圧縮率及び圧縮方式の圧縮情報を保存するステップを更に含み、前記設定ステップのとき前記保存された圧縮情報に基づいて圧縮率及び圧縮方式が設定されることで、医用画像の種類や撮影部位の組み合わせに対応した所定の圧縮率及び圧縮方式がデフォルトで設定されるので、その圧縮率及び圧縮方式による圧縮画像が表示され、その圧縮画像を観察しながら圧縮率や圧縮方式を適宜変更することができる。
【0016】
また、前記データを保存するデータ保存部におけるデータ保存可能情報を表示するステップと、前記圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を確認した後に、その圧縮画像のデータを前記データ保存部に保存するステップと、を含むことで、データ保存部における保存可能枚数や保存可能日数等のデータ保存可能情報を表示することで、医用画像を圧縮して保存する際に圧縮画像の保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定し、その後、その圧縮画像のデータをデータ保存部に保存することができる。
【0017】
また、前記設定を変更した圧縮画像の圧縮率に基づいて前記データ保存可能情報を再表示することで、圧縮率の設定を変更した場合のデータ保存可能情報をリアルタイムで確認できる。
【0018】
また、前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との違いを強調した情報を表示することで、圧縮率・圧縮方式の決定を補助することができ、その決定が容易となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の医用画像表示装置及び医用画像表示方法によれば、医用画像を圧縮して保存する際に圧縮画像の画質や保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による医用画像表示装置を概略的に示すブロック図である。図2は図1の医用画像表示装置の表示部の具体的な表示例を示す図である。図3は図1の画像差分計算部で差分ヒストグラムを得る様子を模式的に示しかつその得た差分ヒストグラムを示す図である。
【0021】
図1に示すように、医用画像表示装置10は、US(ultrasound)装置、MRI(magnetic resonance imaging)装置、CT(Computerized Tomography)装置、CR(Computed Radiography)装置等のモダリティ装置で得られた医用画像情報を受信し一時的に蓄える受信・保存部11と、その受信した医用画像の圧縮前の原画像を表示する液晶パネルやCRT等から構成される原画像表示部12と、所定の圧縮率及び圧縮方式を医用画像に適用した圧縮画像を表示する液晶パネルやCRT等から構成される圧縮画像表示部13と、ユーザが必要な動作・情報を選択し入力するためのマウス等のポインティングデバイスやキーボード等からなる操作部14と、を備える。
【0022】
原画像表示部12と圧縮画像表示部13とは近接して並んで配置されており(図2参照)、原画像と圧縮画像とを対比して観察できるようになっている。また、受信・保存部11で受信した医用画像情報には、医用画像と、その患者情報・検査情報等の付帯情報とが含まれている。
【0023】
図1の医用画像表示装置10は、更に、医用画像の種類(US、MRI、CT、CR、等)、画像の圧縮率及び圧縮方式(DCT、Wavelet、等)を設定する設定部15と、医用画像の種類、圧縮率及び圧縮方式の設定を変更する設定変更部16と、画像情報や圧縮情報等の各種情報を表示する情報表示部17と、医用画像の種類及び撮影部位(頭部、胸部、腹部、等)の組み合わせに対して画像の圧縮率及び圧縮方式の圧縮情報を保存する圧縮情報保存部18と、原画像と圧縮画像との違いを現す情報を表示するために原画像と圧縮画像との差分を計算し差分値のヒストグラムを情報表示部17に表示させる画像差分演算部19と、圧縮画像データをハードディスクや光ディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体に記憶させて保存するデータ保存部20と、を備える。
【0024】
医用画像表示装置10では、医用画像情報を受信すると、医用画像の圧縮前の原画像を原画像表示部12に表示するとともに、付帯情報に含まれている医用画像の種類及び撮影部位の組み合わせに対応した圧縮率及び圧縮方式(圧縮情報保存部18に保存されている)が設定部15で設定され、その圧縮率及び圧縮方式が原画像に適用された圧縮画像をまず圧縮画像表示部13に表示する。そして、設定変更部16で圧縮率や圧縮方式等の設定を変更すると、その変更された圧縮率、圧縮方式が原画像に適用された圧縮画像を圧縮画像表示部13にリアルタイムで表示する。
【0025】
上述の圧縮画像が表示されると、情報表示部17の一部には、データ保存部20における保存可能枚数及び保存可能日数が表示される。また、圧縮率の設定を変更すると、その変更された圧縮率による保存可能枚数及び保存可能日数が表示される。
【0026】
次に、図2を参照して医用画像表示装置10の表示部について更に説明する。図2のように、原画像表示部12にはCRによる胸部の原画像が表示され、圧縮画像表示部13にはその圧縮画像が表示されており、原画像表示部12と圧縮画像表示部13とが並んでいるため、原画像と圧縮画像との対比観察が容易になっている。
【0027】
また、図1の設定変更部16として、スライドバーを横方向に動かすことにより圧縮率を連続的に変更可能な圧縮率変更部16aと、プルダウン選択式で圧縮方式の設定を変更可能な圧縮方式変更部16bと、プルダウン選択式で画像種類の設定を変更可能な画像種類変更部16cとが表示されている。圧縮率変更部16a、圧縮方式変更部16b及び画像種類変更部16cは操作部14のポインテングデバイス等により操作可能である。また、原画像の撮影部位を表示する撮影部位表示部21が画像種類変更部16cに近接して配置されている。
【0028】
また、情報表示部17には、原画像表示部12に表示されている原画像の画像種類・撮影部位、画像のビット数、圧縮率、ファイルサイズ(Filesize)、圧縮方式、データ保存部20における保存可能枚数、保存可能日数の各情報が並んで表示される。
【0029】
次に、図3により図1の画像差分演算部19について説明する。画像差分演算部19では、原画像と圧縮画像との差分を演算し、差分値のヒストグラムを図1の情報表示部17に例えば図3(a)、(b)のように表示する。図3(a)は、圧縮画像が低圧縮率の場合を示し、差分値が小さい値でヒストグラムが形成されており、画質の劣化の程度が小さいことが分かる。また、図3(b)は、圧縮画像が高圧縮率の場合を示し、ヒストグラムが大きく分布し、差分値が大きいピークがあり、画質の劣化の程度が大きいことが分かる。
【0030】
上述のように、原画像と圧縮画像との差分を演算し、差分値のヒストグラムを表示することで、画像全体の劣化度合いを明確に表示することができるので、ユーザは図3(a)、(b)のようなヒストグラムの表示を見て圧縮率を適宜決定することができる。
【0031】
次に、図1〜図3の医用画像表示装置の動作について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0032】
まず、図1の医用画像表示装置10の受信・保存部11で医用画像情報を受信すると(S01)、その圧縮前の原画像を原画像表示部12に表示する(S02)。一方、医用画像情報に含まれている付帯情報の医用画像の種類及び撮影部位の組み合わせに対応した圧縮率及び圧縮方式が設定部15で設定され(S03)、その設定された圧縮率及び圧縮方式を原画像に適用した圧縮画像を圧縮画像表示部13に表示する(S04)。情報表示部17には、図2のような各種情報及び図3のようなヒストグラムが表示される(S05)。
【0033】
そして、原画像表示部12に表示された原画像と圧縮画像表示部13に表示された圧縮画像とを図2、図3の各種情報を参照しながら対比観察する(S06)。
【0034】
次に、圧縮画像表示部13に表示された圧縮画像の圧縮率及び圧縮方式を変更する場合は(S07)、図2の圧縮率変更部16aのスライドバーを横方向に動かすことで圧縮率を変更したり、圧縮方式変更部16bでDCT、Wavelet等の圧縮方式をプルダウン表示させて選択することで、圧縮率や圧縮方式設定を変更する(S08)。そして、上記ステップS04に戻り、上述のように変更した圧縮率や圧縮方式を適用した圧縮画像が圧縮画像表示部13に表示され、同様にして、各種情報を参照しながら原画像と圧縮画像とを対比観察する。
【0035】
次に、上記圧縮率及び圧縮方式の変更を行わない場合には(S07)、その圧縮画像がOKであるか(保存してよいか)否かを確認し(S09)、OKであれば、その圧縮率及び圧縮方式による圧縮画像をデータ保存部20に保存する(S10)。その圧縮画像がOKでない場合は(S09)、更に圧縮率及び圧縮方式の変更を行う。
【0036】
上述のように、圧縮率及び圧縮方式の設定に際しては、原画像と、設定している圧縮率・圧縮方式を原画像に適用した圧縮画像と、を比較しながら圧縮率及び圧縮方式を決定することができ、また、圧縮率・圧縮方式の設定を変更した場合、その変更後の圧縮画像をリアルタイムで表示できる。このようにして、圧縮画像の画質を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できるため、できるだけ高圧縮率でかつ人間が見て高画質が保証された圧縮画像を保存することができる。
【0037】
また、図3のような画像品質をあらわすヒストグラム表示のようなモニタ種別や使用環境によらない定量的情報を用いて圧縮率の決定を補助でき、圧縮率の決定が容易となる。また、データ保存部20における保存可能枚数や保存可能日数等の運用に関わる情報の提供が可能であるので、圧縮画像を保存する際に圧縮画像の保存容量を確認しながら圧縮率・圧縮方式を決定できる。
【0038】
次に、原画像と圧縮画像との違いを現す情報を表示する別の手段・方法について図5を参照して説明する。図5(a)乃至(f)は圧縮率を変えた差分カラーマッピング画像表示例を示す図であり、図5(g)は差分値の大小に応じた色の変化を示す図である。なお、図5には原画像と圧縮画像の例を示している。
【0039】
図5(a)乃至(f)の差分カラーマッピング画像表示は、図5に示すような原画像と圧縮画像との差分画像について低圧縮率(a)から高圧縮率(f)までカラーマッピング処理を行い表示したものである。カラーマッピング処理における色は、図5(g)のように差分値の大きさにより連続的に変えており、例えば差分値が大きくなると赤に、小さくなると青になるように変えている。これにより、原画像と圧縮画像との差分画像において差分値の大きさに応じて色を連続的に変えて表示できる。かかる各圧縮率の圧縮画像は、図1の情報表示部17に並べて表示できる。
【0040】
図5(a)〜(f)の圧縮画像のカラーマッピング処理表示によって、圧縮画像中のどの部位で劣化しているかが明確に分かり、モニタ種別や使用環境によらない定量的情報を用いて圧縮率の決定を補助でき、圧縮率の決定が容易となる。
【0041】
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、本実施の形態の医用画像表示装置は、圧縮画像の圧縮率等を原画像と対比観察して決め、その圧縮画像をデータ保存部に保存するように構成したので、医用画像保存装置として用いることができる。また、データ保存部を内蔵しないように医用画像表示装置を構成してもよく、この場合は、圧縮画像データを外部の医用画像保存装置に出力して保存する。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施の形態による医用画像表示装置を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の医用画像表示装置の表示部の具体的な表示例を示す図である。
【図3】図1の画像差分計算部で差分ヒストグラムを得る様子を模式的に示しかつその得た差分ヒストグラムを示す図である。
【図4】図1〜図3の医用画像表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5(a)乃至(f)は圧縮率を変えた差分カラーマッピング画像表示例を示す図であり、図5(g)は差分値の大小に応じた色の変化を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
10 医用画像表示装置
11 受信・保存部
12 原画像表示部
13 圧縮画像表示部
14 操作部
15 設定部
16 設定変更部
16a 圧縮率変更部
16b 圧縮方式変更部
16c 画像種類変更部
17 情報表示部
18 圧縮情報保存部
19 画像差分演算部
20 データ保存部
21 撮影部位表示部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の圧縮率及び圧縮方式を設定可能な設定部と、
医用画像に対し前記設定された圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を表示する圧縮画像表示部と、
前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更可能な設定変更部と、を備え、
前記設定変更部で設定を変更した前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方による圧縮画像を前記圧縮画像表示部にリアルタイムで表示することを特徴とする医用画像表示装置。
【請求項2】
前記医用画像の圧縮前の原画像を表示する原画像表示部を備え、
前記原画像と前記圧縮画像との対比観察が可能であるように前記原画像表示部と前記圧縮画像表示部とを配置したことを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。
【請求項3】
医用画像の種類及び撮影部位を含む情報に対して画像の圧縮率及び圧縮方式の圧縮情報を保存する圧縮情報保存部を備え、前記保存された圧縮情報に基づいて前記設定部で圧縮率及び圧縮方式が設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像表示装置。
【請求項4】
前記圧縮画像のデータを保存するデータ保存部と、
前記データ保存部におけるデータ保存可能情報を表示可能な情報表示部と、を備えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の医用画像表示装置。
【請求項5】
前記設定変更部で設定を変更した圧縮画像の圧縮率に基づいて前記データ保存可能情報を前記情報表示部に再表示することを特徴とする請求項4に記載の医用画像表示装置。
【請求項6】
前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との違いを現す情報を表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
【請求項7】
画像の圧縮率及び圧縮方式を設定するステップと、
医用画像に対し前記設定した圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を表示するステップと、
前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方の設定を変更するステップと、
前記設定を変更した前記圧縮率及び圧縮方式の少なくとも一方による圧縮画像をリアルタイムで表示するステップと、を含むことを特徴とする医用画像表示方法。
【請求項8】
前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との対比観察が可能であるように前記原画像と前記圧縮画像とを表示することを特徴とする請求項7に記載の医用画像表示方法。
【請求項9】
医用画像の種類及び撮影部位を含む情報に対して画像の圧縮率及び圧縮方式の圧縮情報を保存するステップを更に含み、
前記設定ステップのとき前記保存された圧縮情報に基づいて圧縮率及び圧縮方式が設定されることを特徴とする請求項7または8に記載の医用画像表示方法。
【請求項10】
前記データを保存するデータ保存部におけるデータ保存可能情報を表示するステップと、
前記圧縮率及び圧縮方式を適用した圧縮画像を確認した後に、その圧縮画像のデータを前記データ保存部に保存するステップと、を含むことを特徴とする請求項7,8または9に記載の医用画像表示方法。
【請求項11】
前記設定を変更した圧縮画像の圧縮率に基づいて前記データ保存可能情報を再表示することを特徴とする請求項10に記載の医用画像表示方法。
【請求項12】
前記医用画像の圧縮前の原画像と前記圧縮画像との違いを強調した情報を表示することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の医用画像表示方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−102109(P2006−102109A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−292613(P2004−292613)
【出願日】平成16年10月5日(2004.10.5)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】