説明

半導体吸着用コレット

【課題】半導体チップをダイボンドする際や半導体チップを運搬する際に向きを一定に制御でき半導体チップへのダメージを軽減する半導体吸着用コレットを提供する。
【解決手段】半導体チップを吸着する半導体吸着用コレット1において、半導体チップの吸着時において少なくとも半導体チップの上面及び側面に当接させて前記半導体チップの向きを整える基準面31、32を設ける。さらに、基準面31に真空により吸着させる吸着孔41を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体吸着用コレットに関し、特に、半導体チップをダイボンドする際や半導体チップを運搬する際に向きを一定に制御でき半導体チップへのダメージを軽減する半導体吸着用コレットに関する。
【背景技術】
【0002】
図25に示されるように、コレット201による半導体チップ202のダイボンドは、切断された半導体チップ202をCCDカメラ203等で位置を確認しながらピックアップし、運搬し、リードフレーム204上にマウントして行う。
【0003】
従来の半導体吸着用コレットとして、図26に示されるような角錐コレットの場合、半導体チップ202のエッジ(端)と点で接触させることにより、リードフレーム等に半導体チップをダイボンドする際や基台間を運搬する際に半導体チップの向きを一定に制御することができる。
【0004】
一方、上記に対し、図27や図28に示されるラバーコレット(平コレット)の場合、リードフレーム等に半導体チップをダイボンドする際や基台間を運搬する際に上面(Z面)を吸着する。ラバーコレットは樹脂製である為、半導体チップに対し、ダメージが軽減出来る。
【0005】
また、特許文献1と2には、それぞれ半導体吸着用コレットを使用したダイピックアップ方法やボンディング装置が記載されている。
【特許文献1】特開平10−275849号公報
【特許文献2】特開2007−19337号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、図26に示されるような角錐コレットの場合、半導体チップエッジ(端)と点で接触するため、負荷により半導体チップにダメージが加わる。また、図27や図28に示されるようなラバーコレット(平コレット)の場合、上面(Z面)のみの吸着であるため、半導体チップの向きを一定に制御する事が困難である。そして、特許文献1や2に記載のダイピックアップ方法やボンディング装置では、このような問題は解決されない。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、半導体チップをダイボンドする際や半導体チップを運搬する際に向きを一定に制御でき半導体チップへのダメージを軽減する半導体吸着用コレットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の半導体吸着用コレットは、半導体チップを吸着する半導体吸着用コレットにおいて、半導体チップの吸着時において少なくとも半導体チップの上面及び側面に当接させて半導体チップの向きを整える基準面を設けたことを特徴とする。
【0009】
さらに本発明の半導体吸着用コレットは、前記上面の基準面に真空により吸着させる吸着孔を設けたことを特徴とする。
さらに本発明の半導体吸着用コレットは、前記側面の基準面に真空により吸着させる吸着孔を設けたことを特徴とする。
さらに本発明の半導体吸着用コレットは、前記上面及び側面の各基準面に真空により吸着させる吸着孔をそれぞれ設けたことを特徴とする。
さらに本発明の半導体吸着用コレットは、前記それぞれの吸着孔は当該半導体吸着用コレット内で1つに合流して形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、半導体吸着用コレットにおいて、半導体チップをダイボンドする際や半導体チップを運搬する際に向きを一定に制御でき半導体チップへのダメージを軽減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。図2は、実施例1の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図3は、実施例1の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【0013】
実施例1のコレット1は、上面部21と側面部22を有しており、上面部21には第1の基準面31を有しており、側面部22は第2の基準面32を有している。第1の基準面31と第2の基準面32は互いに内向きに直交しており、半導体チップであるダイ101の上面(Z面)と一側面(XもしくはY面)の2面に当接させる。また、第2の基準面32の下部には、面取り部24を有している。コレット1の上部23は(図示しない)従来の装置に接続する。
【0014】
一方、上面部21には、上部23から第1の基準面31まで貫通する吸着孔41が形成されており、この吸着孔41に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を第1の基準面31側へ(真空)吸着する。これにより、ダイ101の上面が、第1の基準面31に吸着する。そして、ダイ101の側面を、第2の基準面32に当接させれば、2方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく(θずれがなく)、運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第2の基準面32による基準は、ピックアップ時の横移動で合わせることができるが、さらに精度を確保するためにマウント時に設備側でスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることが可能となる。
【0015】
ダイ101は、半導体チップであるが、とりわけダイボンドする際の方向の精度が必要なダイである場合に本発明が特に有効となる。例えば、圧力センサや、加速度センサや、ジャイロセンサ等は、実装精度が必要なセンサであり、その取り付け角度の精度はセンサによる検知精度そのものに大きく影響する。例えば、センサによって計測する以外の軸方向の感度である他軸感度が一定以内であることが必要とされ、この場合、実装する際の角度の正確性が求められる。一方、センサによるダイは、高さ方向に厚みがあるものも多く、側面部による基準が取りやすい。
【実施例2】
【0016】
図4は、実施例2の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図5は、実施例2の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例2では実施例1と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0017】
実施例2のコレット2は、第1の基準面31ではなく側面部22に有する第2の基準面32から、上部まで貫通する吸着孔42を有している。この吸着孔42に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、101の一側面が、第2の基準面32に吸着する。そして、ダイ101の上面を、第2の基準面32に当接させれば、2方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第1の基準面31による基準は、ピックアップ時の縦移動で合わせることができるが、高さ方向はピックアップ及びマウント時は加重が加わる為、加重制御や位置制御を用いることで安定させることができる。また、吸着孔42の吸着口42aは、広く開口しており、横方向に長い長方形である。これにより吸着力を上げる効果を有している。
【実施例3】
【0018】
図6は、実施例3の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図7は、実施例3の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例3では実施例1や2と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0019】
実施例3のコレット3は、上部23から第1の基準面31へ貫通する吸着孔41に加えて側面部22に有する第2の基準面32から上部まで貫通する吸着孔42を有している。各基準面31、32からの吸着孔41、42はコレット3内で合流し上部23へ連通ことでコンパクトな構成を可能としている。これらの吸着孔41、42に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の上面と一側面が、第1の基準面31と第2の基準面32にそれぞれ吸着し、2方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、運搬やダイボンドが可能になる。実施例3では、2方向から吸着していることでより確実にダイ101を吸着できる。なお、さらに精度を確保するためにマウント時に設備側でスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることができる。
【実施例4】
【0020】
図8は、実施例4の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。図9は、実施例4の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図10は、実施例4の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【0021】
実施例4のコレット4は、上面部26と第1側面部27と第2側面部28とを有しており、上面部26には第1基準面36を有しており、第1側面部27には第2基準面37を、第2側面部28には第3基準面38を有している。第1基準面36と第2基準面37と第3基準面38は互いに内向きに直交しており、半導体チップであるダイ101の上面(Z面)と直交する2側面(X面とY面)の3面に当接させる。また、第2基準面37、第3基準面38の下部にはそれぞれ、面取り部29、面取り部30を有している。コレット4の上部23は(図示しない)従来の装置に接続する。
【0022】
一方、上面部26には、上部23から第1基準面36まで貫通する吸着孔46が形成されており、この吸着孔46に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の上面が、第1基準面36に吸着する。そして、ダイ101の側面を、第2基準面37と第3基準面38にそれぞれ当接させれば、3方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく(θずれがなく)、運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第2基準面37及び第3基準面38による基準は、ピックアップ時の横移動で合わせることができるが、さらに精度を確保するためにマウント時に設備側でスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることができる。
【0023】
実施例4では、ダイ101の上面(Z面)と二側面(X面とY面)の3面に各基準面を当接させるため、確実かつ精度よく吸着させることができる。なお、ダイ101は実施例1と同様である。
【実施例5】
【0024】
図11は、実施例5の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図12は、実施例5の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例5では実施例4と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0025】
実施例5のコレット5は、第1基準面36ではなく第1側面部27に有する第2基準面37(基準面X)から、上部まで貫通する吸着孔47を有している。この吸着孔47に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の一側面が、第2基準面37に吸着する。そして、ダイ101の上面を第1基準面36に、ダイ101の他側面を第3基準面38に当接させれば、3方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、確実な運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第1基準面36による基準は、ピックアップ時の縦移動で合わせることができるが、高さ方向はピックアップ及びマウント時は加重が加わる為、加重制御や位置制御を用いることで安定させることができる。さらに、第3基準面38による基準は、ピックアップ時の横移動で合わせることができるが、さらに精度を確保するためにマウント時に設備側でスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることができる。また、吸着孔47の吸着口47aは、広く開口しており、横方向に長い長方形である。これにより吸着力を上げる効果を有している。
【実施例6】
【0026】
図13は、実施例6の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図14は、実施例6の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例6では実施例5と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0027】
実施例6のコレット6は、実施例5のコレット5における第2基準面37(基準面X)の吸着孔47を、第3基準面38(基準面Y)に吸着孔48として設けたものである。
【実施例7】
【0028】
図15は、実施例7の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図16は、実施例7の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例7では、実施例4〜6と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0029】
実施例7のコレット7は、第2基準面37に吸着孔47と、第3基準面38に吸着孔48とを有している。各基準面37、38からの吸着孔47、48はコレット7内で合流し上部23へ連通することでコンパクトな構成を可能としている。これらの吸着孔47、48に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の直交する二側面(X,Y)が、第2基準面37と第3基準面38にそれぞれ吸着する。そして、ダイ101の上面を第1基準面36に当接させれば、3方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、確実な運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第1基準面36による基準は、ピックアップ時の縦移動で合わせることができるが、高さ方向はピックアップ及びマウント時は加重が加わる為、加重制御や位置制御を用いることで安定させることができる。実施例7では、側面の2方向から吸着するので1方向からの吸着にくらべ確実性が向上する。
【実施例8】
【0030】
図17は、実施例8の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図18は、実施例8の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例8では、実施例4〜6と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0031】
実施例8のコレット8は、第1基準面36に吸着孔46と、第2基準面37に吸着孔47とを有している。各基準面36、37からの吸着孔46、47はコレット8内で合流し上部23へ連通することでコンパクトな構成を可能としている。これらの吸着孔47、48に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の上面(Z)と一側面(X)が、第1基準面36と第2基準面37にそれぞれ吸着する。そして、ダイ101の他側面を第3基準面38に当接させれば、3方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、確実な運搬やダイボンドが可能になる。このとき、第3基準面38による基準は、ピックアップ時の横移動で合わせることができるが、さらに精度を確保するためにマウント時に設備側でスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることができる。実施例8では、上面と一側面の2方向から吸着するので1方向からの吸着にくらべ確実性が向上する。
【実施例9】
【0032】
図19は、実施例9の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図20は、実施例9の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例9では実施例8と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0033】
実施例9のコレット9は、実施例8のコレット8における第2基準面37(基準面X)の吸着孔47を、第3基準面38(基準面Y)に吸着孔48として設けたものである。
【実施例10】
【0034】
図21は、実施例10の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。図22は、実施例10の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。実施例10では、実施例4〜6と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0035】
実施例10のコレット10は、第1基準面36に吸着孔46と、第2基準面37に吸着孔47と、第3基準面38に吸着孔48とをそれぞれ有している。各基準面36、37、38からの吸着孔46、47、48はコレット10内で合流し上部23へ連通することでコンパクトな構成を可能としている。これらの吸着孔46、47、48に上部23に有する装置で負圧をかけて真空にしてダイ101を吸着する。これにより、ダイ101の上面(Z)及び直交する2側面(X、Y)が、第1基準面36、第2基準面37及び第3基準面38にそれぞれ吸着し、3方向の基準が定まり、ダイ101の角度がずれることがなく、確実な運搬やダイボンドが可能になる。実施例10では、上面と二側面の3方向から吸着するので2方向からの吸着にくらべさらに確実性が向上する。なお、マウント時にスクラブもしくはスライド等のマウント制御により位置を安定させることができる。
【実施例11】
【0036】
図23は、実施例11の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。実施例11では、実施例4と異なる点について説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
【0037】
実施例11のコレット11は、第2基準面37と第3基準面38の交点縦方向にスリット51を設けている。これにより、ダイ101の2つ(X、Y)の側面によるエッジ部が直接に第2基準面37と第3基準面38の交点に干渉することを避け、このエッジ部へのダメージを防止する。さらにダイ101のエッジ部がふれないため、各基準面による確実な位置決めができ位置ずれを防止できる。スリット51の形状としては、例えば、交点の角度以下である先端が45度となるような切込みによって形成される。このスリット51は上記の各実施例にも適用できることは明らかである。
【実施例12】
【0038】
図24は、実施例12の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す図である。
【0039】
図24で示されるように、基準面39に吸着孔49の吸着口49aより外側に軸方向に連続した突起状のリブであるガイド61を設けダイが基準面に沿うようにする。これにより、ダイと各基準面との滑りをよくし、吸着時の位置修正が容易に行える。さらに、軸方向以外の部分からリークしており、このときのリフト力は真空力と吸着面積の積に比例するため、真空力の調整によりダイの保持力を調整することができる。そして、ガイドで囲まれる吸着面積が大きいため、吸着における真空力の調整によりダイの保持力を強くすることもできる。また、図24(b)のように上面の基準面39’にガイド61を設ける場合は、真空力は側面の半分程度とできる。この構成は上記の実施例で示した各吸着孔の吸着口に適用することができる。
【0040】
以上、実施例1から12では吸着孔40、41、42、46〜48について述べたが、各吸着孔は各コレット内部に配設される配管による構成であってもよい。また、実施例1から12の各コレットは金属系、樹脂系、ゴム系等の材質を用いることができる。
【0041】
また、上記の各実施例は、吸着孔からの真空によりダイ101を吸着する半導体吸着用コレットを示したが、これ以外に静電気を帯電させてクーロン力により吸着させる半導体吸着用コレットにも適用できる。この場合、吸着孔は必要ないが、実施例1等に示した上面部21の第1の基準面31と側面部22の第2の基準面32や、実施例4等に示した上面部26の第1基準面36と第1側面部27の第2基準面37と第2側面部28の第3基準面38によりダイ101の位置を安定させθずれを防止することができる。また、面同士の接触であるため、上記の実施例同様に半導体チップへのダメージを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】実施例1の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。
【図2】実施例1の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図3】実施例1の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図4】実施例2の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図5】実施例2の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図6】実施例3の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図7】実施例3の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図8】実施例4の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。
【図9】実施例4の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図10】実施例4の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図11】実施例5の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図12】実施例5の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図13】実施例6の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図14】実施例6の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図15】実施例7の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図16】実施例7の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図17】実施例8の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図18】実施例8の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図19】実施例9の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図20】実施例9の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図21】実施例10の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す側面図である。
【図22】実施例10の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す正面図である。
【図23】実施例11の半導体吸着用コレットを示す斜視図である。
【図24】実施例12の半導体吸着用コレットによるダイの吸着を示す図であり、(a)は上面断面図、(b)は上面にガイドを設けた場合の図、(c)側面断面図、(d)正面図を示す。
【図25】従来例であるコレットによるダイボンドの一例を示す説明図である。
【図26】従来例である角錐コレットの一例を示す説明図である。
【図27】従来例である平コレットの第1の例を示す説明図である。
【図28】従来例である平コレットの第2の例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0043】
1〜11 コレット
21、26 上面部
22 側面部
23 上部
24、29、30 面取り部
27 第1側面部
28 第2側面部
31 第1の基準面
32 第2の基準面
36 第1基準面
37 第2基準面
38 第3基準面
39、39’ 基準面
41、42、46〜48、49、49’ 吸着孔
42a、47a、48a、49a、49a’ 吸着口
51 スリット
61 ガイド
101 ダイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体チップを吸着する半導体吸着用コレットにおいて、
半導体チップの吸着時において少なくとも半導体チップの上面及び側面に当接させて半導体チップの向きを整える基準面を設けたことを特徴とする半導体吸着用コレット。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体吸着用コレットにおいて、
前記上面の基準面に真空により吸着させる吸着孔を設けたことを特徴とする半導体吸着用コレット。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体吸着用コレットにおいて、
前記側面の基準面に真空により吸着させる吸着孔を設けたことを特徴とする半導体吸着用コレット。
【請求項4】
請求項1記載の半導体吸着用コレットにおいて、
前記上面及び側面の各基準面に真空により吸着させる吸着孔をそれぞれ設けたことを特徴とする半導体吸着用コレット。
【請求項5】
請求項4に記載の半導体吸着用コレットにおいて、
前記それぞれの吸着孔は当該半導体吸着用コレット内で1つに合流して形成されていることを特徴とする半導体吸着用コレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2010−141179(P2010−141179A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316802(P2008−316802)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【出願人】(000000516)曙ブレーキ工業株式会社 (621)
【Fターム(参考)】