説明

半導体装置

【課題】高周波特性の劣化を抑え、小型化を図った半導体装置を提供する。
【解決手段】配線基板1の主面上に搭載された半導体チップ5は、第1の増幅手段PW1の入力部と電気的に接続するチップ側入力用電極6Aと、第2の増幅手段PW2の出力部と電気的に接続するチップ側出力用電極6Bを含み、配線基板1は、主面上に、基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとを有し、第1の増幅手段PW1の出力部は第2の増幅手段PW2の入力部と電気的に接続され、チップ側入力用電極6Aと基板側入力用電極2Aは入力用ワイヤ7Aによって電気的に接続され、チップ側出力用電極6Bと基板側出力用電極2Bは、出力用ワイヤ7Bによって電気的に接続され、入力用ワイヤ7Aは半導体チップ5の平面形状を成す一対の第1の辺のうちの一つの辺を跨ぐように形成され、出力用ワイヤ7Bは一対の第2の辺のうちの一つの辺を跨ぐように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に、多段式増幅回路構成の半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体装置として、PDC(Personal Digital Cellular)方式の自動車電話及び携帯電話、或いはPHS(Personal Handyphone System)方式の携帯電話等の携帯通信機器に組み込まれる高周波電力増幅器(高周波パワーモジュール)がある。この高周波電力増幅器は、複数の増幅手段を多段に接続した多段式増幅回路構成になっている。
【0003】
前記高周波電力増幅器は、一主面に増幅手段が形成された半導体チップを配線基板の一主面側に搭載し、半導体チップの一主面に形成された電極と配線基板の一主面に形成された電極とを導電性のワイヤで電気的に接続している。増幅手段は、例えば複数の電界効果トランジスタの夫々を電気的に並列に接続した構成になっており、増幅手段のゲート端子(入力部)は半導体チップの一主面に形成されたチップ側入力用電極と電気的に接続され、増幅手段のドレイン端子(出力部)は半導体チップの一主面に形成されたチップ側出力用電極と電気的に接続されている。チップ側入力用電極は半導体チップの一辺側に配置され、チップ側出力用電極は半導体チップの一辺と対向する他の辺側に配置されている。増幅手段のソース端子は半導体チップの一主面と対向する他の面(裏面)に形成された裏面電極と電気的に接続され、この裏面電極は基準電位に電位固定される。チップ側入力用電極は、半導体チップの一辺と向かい合うようにして配線基板の一主面に形成された基板側入力用電極と入力用ワイヤを介して電気的に接続され、チップ側出力用電極は、半導体チップの他の辺と向かい合うにようにして配線基板の一主面に形成された基板側出力用電極と出力用ワイヤを介して電気的に接続されている。
【0004】
ところで、前記高周波電力増幅器においては、小型化及び低価格化を図るため、一つの半導体チップに複数の増幅手段を形成する試みが成されているが、例えば、一つの半導体チップに二つの増幅手段を形成する場合、前段の増幅手段と後段の増幅手段との入出力が逆になるため、入力用ワイヤと出力用ワイヤとが近接し、このワイヤ間での相互誘導作用によって高周波特性が劣化する問題があった。この問題は、特に、流れる電力差が大きい前段の入力用ワイヤと後段の出力用ワイヤとの間において顕著となる。
【0005】
そこで、ワイヤ間の相互誘導作用による高周波特性の劣化を防止する技術が、例えば特開平9−260412号公報に記載されている。この技術は、チップ側入力用電極とチップ側出力用電極との間にチップ側ボンディング用電極を形成し、基板側入力用電極と基板側出力用電極との間に基板側ボンディング用電極を形成し、このボンディング用電極間をワイヤで電気的に接続し、チップ側ボンディング用電極又は基板側ボンディング用電極を基準電位に電位固定することによって、入力用ワイヤと出力用ワイヤとの相互誘導作用による高周波特性の劣化を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−260412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、本発明者等は前述の技術を検討した結果、以下の問題点を見出した。
基板側ボンディング用電極は、基板側入力用電極と基板側出力用電極との間に配置されている。即ち、基板側入力用電極、基板側ボンディング用電極、基板側出力用電極の夫々は、半導体チップの一辺に沿って一直線上に配置されている。
【0008】
基板側電極は、一般的にスクリーン印刷法によって形成されるため、ホトリソグラフィ技術によって形成されるチップ側電極よりも占有面積が大きくなる。また、伝搬経路を短縮するために基板側電極の直下においてスルーホール配線が形成される。このスルーホール配線の平面方向の面積(外形サイズ)は低抵抗化を図るためにある程度大きくしなければならないので、基板側電極の占有面積が大きくなる。更に、スルーホールの加工精度自体も低いので、基板側電極の占有面積が大きくなる。従って、基板側入力用電極、基板側ボンディング用電極、基板側出力用電極の夫々を半導体チップの一辺に沿って一直線上に配置した場合、これらの電極配列長が長くなり、チップ側入力用電極と基板側入力用電極とが向かい合わなくなると共に、チップ側出力用電極と基板側出力用電極とが向かい合わなくなるので、入力用ワイヤ及び出力用ワイヤの長さが長くなる。入力用ワイヤ及び出力用ワイヤの長さが長くなると、インダクタンスが増加し、高周波特性が劣化するため、前段の増幅手段と後段の増幅手段との間隔を広げてワイヤ長を短くしなければならず、半導体チップの占有面積が増加し、高周波電力増幅器の小型化を阻害する要因となる。
【0009】
本発明の目的は、半導体装置の小型化を図ることが可能な技術を提供することにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
平面が方形状で形成された半導体チップと、一主面側に前記半導体チップが搭載された配線基板と、前記半導体チップの一主面の第1領域に形成され、前記半導体チップの一辺側に配置された第1電極と、前記半導体チップの一主面の第1領域に形成され、入力部が前記第1電極と電気的に接続された第1増幅手段と、前記半導体チップの一主面の第2領域に形成され、前記半導体チップの一辺側に配置された第2電極と、前記半導体チップの一主面の第2領域に形成され、出力部が前記第2電極と電気的に接続された第2増幅手段と、前記半導体チップの一主面の第1領域と第2領域との間の第3領域に形成された第3電極と、前記半導体チップの一辺と向かい合うようにして前記配線基板の一主面に形成され、第1ワイヤを介して前記第1電極と電気的に接続された第4電極と、前記半導体チップの一辺と向かい合うようにして前記配線基板の一主面に形成され、第2ワイヤを介して前記第2電極と電気的に接続された第5電極と、前記半導体チップの一辺と向かい合うようにして前記配線基板の一主面に形成され、基準電位に電位固定される第3ワイヤを介して前記第3電極と電気的に接続された第6電極とを有する半導体装置であって、前記第6電極は、前記第5電極よりも前記半導体チップの一辺から遠く離れた位置に配置されている。前記第4電極は、前記半導体チップの一辺からの距離が前記第5電極とほぼ同一となる位置、又は前記第6電極よりも前記半導体チップの一辺から遠く離れた位置に配置されている。
【0012】
上述した手段によれば、第6電極の占有面積に相当する分、第4電極と第5電極との間隔を狭くすることができるので、半導体チップの第1領域と第2領域との間隔を狭くすることができる。この結果、半導体チップの占有面積を縮小することができるので、半導体装置の小型化を図ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
半導体装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態1である高周波電力増幅器の外観構成を示す斜視図である。
【図2】前記高周波電力増幅器の等価回路図である。
【図3】図2に示す一点鎖線で囲まれた部分と対応する配線基板の要部平面図である。
【図4】図3の要部斜視図である。
【図5】図3の要部拡大平面図である。
【図6】前記高周波電力増幅器に組み込まれた半導体チップのトランジスタ形成領域における要部断面図である。
【図7】前記半導体チップのアイソレーション領域における要部断面図である。
【図8】本発明の実施形態2である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【図9】本発明の実施形態3である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【図10】本発明の実施形態4である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の構成について、自動車電話、携帯電話等の携帯通信機器に組み込まれる高周波電力増幅器(高周波パワーモジュール)に本発明を適用した実施の形態とともに説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1である高周波電力増幅器の外観構成を示す斜視図であり、図2は、前記高周波電力増幅器の等価回路図であり、図3は図2に示す一点鎖線で囲まれた部分と対応する配線基板の要部平面図であり、図4は図3の要部斜視図であり、図5は図3の要部拡大平面図であり、図6は前記高周波電力増幅器に組み込まれた半導体チップのトランジスタ形成領域における要部断面図であり、図7は、前記半導体チップのアイソレーション領域における要部断面図である。
【0016】
本実施形態の高周波電力増幅器は、図1に示すように、板状の配線基板1の一主面上にキャップ8が重ねられ、外観的には偏平な矩形体構造になっている。配線基板1は、平面が方形状(本実施形態においては長方形状)で形成され、多層配線構造のセラミックス基板で形成されている。キャップ8は、平面が方形状(本実施形態においては長方形状)で形成され、導電性の金属材料で形成されている。このキャップ8は、シールド効果を持たせるために基準電位(例えば0[V])に電位固定される。
【0017】
前記高周波電力増幅器は、図2に示すように、多段式増幅回路で構成されている。この多段式増幅回路は、主に、容量素子C1〜C11、抵抗素子R1〜R4、マイクロストリップ線路STL1〜STL3、増幅手段PW1〜増幅手段PW3等で構成されている。
【0018】
増幅手段PW1、PW2、PW3の夫々は、複数の電界効果トランジスタの夫々を電気的に並列に接続した構成になっている。増幅手段PW1は、ゲートの総延長が4000[μm]程度で形成され、増幅手段PW2は、ゲートの総延長が3200[μm]程度で形成され、増幅手段PW3は、ゲートの総延長が8000[μm]程度で形成されている。
【0019】
増幅手段PW1のゲート端子(入力部)は高周波電力(例えば1[mW])が印加される入力用外部端子Pinと電気的に接続され、増幅手段PW1のドレイン端子(出力部)は後段の増幅手段PW2のゲート端子(入力部)及びマイクロストリップ線路STL1の一端側と電気的に接続されている。増幅手段PW2のドレイン端子(出力部)は後段の増幅手段PW3のゲート端子(入力部)及びマイクロストリップ線路STL2の一端側と電気的に接続されている。増幅手段PW3のドレイン端子(出力部)は出力用外部端子Poutと電気的に接続されている。
【0020】
増幅手段PW1、PW2、PW3の夫々のソース端子は、基準電位(例えば0[V])に電位固定される基準電位用外部端子と電気的に接続されている。マイクロストリップ線路STL1、STL2、STL3の夫々の他端側は、電源電位(例えば3.5[V])が印加される電源電位用外部端子VDDと電気的に接続されている。なお、増幅手段PW1、PW2、PW3の夫々のゲート端子には外部端子VGが電気的に接続され、この外部端子Vには出力電力を調整するための電圧(APC信号,オートマチック・パワー・コントロール・シグナル)が印加される。
【0021】
増幅手段PW1、PW2の夫々は、図3に示す半導体チップ5に形成され、増幅手段PW3は、図示していないが、半導体チップ5と異なる他の半導体チップに形成されている。半導体チップ5は配線基板1の一主面に形成された凹部1A内に搭載され、他の半導体チップは配線基板1の一主面に形成された他の凹部内に搭載されている。即ち、増幅手段が形成された半導体チップは配線基板1の一主面側に搭載されている。半導体チップ5、他の半導体チップの夫々は、平面が方形状(本実施形態においては長方形状)で形成されている。なお、増幅手段PW3が形成された他の半導体チップについては以降の説明を省略する。
【0022】
半導体チップ5が搭載された凹部1Aの底面には、図4に示すように、導電プレート1Bが形成されている。導電プレート1Bは、その直下に形成されたスルーホール配線3を介して、配線基板1の一主面と対向する他の主面(裏面)に形成された基準電位用外部端子4と電気的に接続されている。この基準電位用外部端子4は例えば0[V]電位に電位固定される。なお、前述の入力用外部端子Pin、出力用外部端子Pout、電源電位用外部端子VDD、外部端子Vの夫々も配線基板1の裏面に形成されている。
【0023】
図5に示すように、増幅手段PW1は半導体チップ5の一主面の第1領域5Aに形成されている。増幅手段PW1のゲート端子は、半導体チップ5の一主面の第1領域5Aに形成され、半導体チップ5の一辺5X側(本実施形態においては一長辺側)に配置されたチップ側入力用電極6Aと電気的に接続されている。また、増幅手段PW1のドレイン端子は、半導体チップ5の一主面の第1領域5Aに形成され、半導体チップ5の一辺5Xと対向する他の辺5Y側(本実施形態においては他の長辺側)に配置されたチップ側出力用電極6Dと電気的に接続されている。
【0024】
増幅手段PW2は半導体チップ5の一主面の第2領域5Bに形成されている。増幅手段PW2のドレイン端子は、半導体チップ5の一主面の第2領域5Bに形成され、半導体チップ5の一辺5X側に配置されたチップ側出力用電極6Bと電気的に接続されている。また、増幅手段PW2のゲート端子は、半導体チップ5の一主面の第2領域5Bに形成され、半導体チップ5の他の辺5Y側に配置されたチップ側入力用電極6Eと電気的に接続されている。
【0025】
増幅手段PW1、PW2の夫々のソース端子は、後で詳細に説明するが、半導体チップ5の一主面と対向する他の主面(裏面)に形成された裏面電極と電気的に接続されている。
【0026】
半導体チップ5の一主面の第1領域5Aと第2領域5Bとの間にはこれらの領域間を電気的に分離するための第3領域(アイソレーション領域)5Cが形成されている。この第3領域5Cには、半導体チップ5の一辺5X側に配置されたチップ側ボンディング用電極6C及び半導体チップ5の他の辺5Y側に配置されたチップ側ボンディング用電極6Fが形成されている。
【0027】
チップ側入力用電極6Aは、半導体チップ5の一辺5Xと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側入力用電極2Aと入力用ワイヤ7Aを介して電気的に接続されている。基板側入力用電極2Aは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、配線基板1の裏面に形成された入力用外部端子(Pin)と電気的に接続されている。
【0028】
チップ側出力用電極6Bは、半導体チップ5の一辺5Xと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側出力用電極2Bと出力用ワイヤ7Bを介して電気的に接続されている。基板側出力用電極2Bは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、増幅手段PW3が形成された他の半導体チップの一辺と向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板入力用電極と電気的に接続されている。
【0029】
チップ側ボンディング用電極6Cは、半導体チップ5の一辺5Xと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側ボンディング用電極2Cとワイヤ7Cを介して電気的に接続されている。基板側ボンディング用電極2Cは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、配線基板1の裏面に形成された基準電位用外部端子4と電気的に接続されている。即ち、ワイヤ7Cは基準電位に電位固定される。
【0030】
チップ側出力用電極6Dは、半導体チップ5の他の辺5Yと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側出力用電極2Dと出力用ワイヤ7Dを介して電気的に接続されている。基板側出力用電極2Dは、その直下にスルーホール配線3が形成されている。
【0031】
チップ側入力用電極6Eは、半導体チップ5の他の辺5Yと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側入力用電極2Eと入力用ワイヤ7Eを介して電気的に接続されている。基板側入力用電極2Eは、スルーホール配線3及び内部配線を介して、基板側出力用電極2Dと電気的に接続されている。
【0032】
チップ側ボンディング用電極6Fは、半導体チップ5の他の辺5Yと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側ボンディング用電極2Fとワイヤ7Fを介して電気的に接続されている。基板側ボンディング用電極2Fは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、配線基板1の裏面に形成された基準電位用外部端子4と電気的に接続されている。即ち、ワイヤ7Fは基準電位に電位固定される。
【0033】
チップ側出力用電極6Dと半導体チップ5の他の辺5Yとの距離は、チップ側入力用電極6Aと半導体チップ5の一辺5Xとの距離よりも短くなっている。また、チップ側出力用電極6Bと半導体チップ5の一辺5Xとの距離は、チップ側入力用電極6Eと半導体チップ5の他の辺5Yとの距離よりも短くなっている。これは、出力用ワイヤの長さを短くし、出力抵抗を低くしている。
【0034】
半導体チップ5の一主面の第1領域5Aには、増幅手段PW1のソース端子と電気的に接続されたソース電極6Sが形成されている。このソース電極6Sは、チップ側入力用電極6Aよりも半導体チップ5の一辺5X側に配置されている。また、半導体チップ5の一主面の第2領域5Bには、増幅手段PW2のソース端子と電気的に接続されたソース電極6Sが配置されている。これらのソース電極6Sはプローブ検査時に使用される。
【0035】
本実施形態の高周波電力増幅器において、入力用ワイヤ7Aは出力用ワイヤ7Bと近接して配置されている。入力ワイヤ7Aは前段の増幅手段PW1のゲート端子(入力部)に電気的に接続され、出力用ワイヤ7Bは後段の増幅手段PW2のドレイン端子(出力部)に電気的に接続されているので、入力用ワイヤ7Aを流れる電力と出力用ワイヤ7Bを流れる電力との差は大きいが、基準電位に電位固定されるワイヤ7Cが入力用ワイヤ7Aと出力用ワイヤ7Bとの間に配置されているので、入力用ワイヤ7Aと出力用ワイヤ7Bとの相互誘導作用による高周波特性の劣化を防止することができる。
【0036】
また、出力用ワイヤ7Dは入力用ワイヤ7Eと近接して配置されている。出力用ワイヤ7Dは前段の増幅手段PW1のドレイン端子(出力部)と電気的に接続され、入力用ワイヤ7Eは後段の増幅手段PW2のゲート端子(入力部)と電気的に接続されているので、出力用ワイヤ7Dを流れる電力と入力用ワイヤ7Eを流れる電力とはほぼ同一であり、このワイヤ間での相互誘導作用による高周波特性の劣化は小さいが、基準電位に電位固定されるワイヤ7Fが出力用ワイヤ7Dと入力用ワイヤ7Eとの間に配置されているので、出力用ワイヤ7Dと入力用ワイヤ7Eとの相互誘導作用による高周波特性の劣化を防止することができる。
【0037】
基板側ボンディング用電極2Cは、基板側出力用電極2Bよりも半導体チップ5の一辺5Xから遠く離れた位置に配置されている。基板側入力用電極2Aは、半導体チップ5の一辺5Xからの距離が基板側出力用電極2Bとほぼ同一となる位置に配置されている。即ち、基板側ボンディング用電極2Cは、基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとの間に配置されておらず、基板側入力用電極2A及び基板側出力用電極2Bよりも半導体チップ5の一辺5Xから遠く離れた位置に配置されている。従って、基板側ボンディング用電極2Cの占有面積に相当する分、基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとの間隔を狭くすることができ、これに伴って半導体チップ5の第1領域5Aと第2領域5Bとの間隔も狭くすることができるので、半導体チップ5の占有面積を縮小することができる。
【0038】
基板側ボンディング用電極2Fは、基板側出力用電極2Dよりも半導体チップ5の他の辺5Yから遠く離れた位置に配置されている。基板側入力用電極2Eは、半導体チップ5の他の辺5Yからの距離が基板側出力用電極2Dとほぼ同一となる位置に配置されている。即ち、基板側ボンディング用電極2Fは、基板側入力用電極2Eと基板側出力用電極2Dとの間に配置されておらず、基板側入力用電極2E及び基板側出力用電極2Dよりも半導体チップ5の他の辺5Yから遠く離れた位置に配置されている。従って、基板側ボンディング用電極2Fの占有面積に相当する分、基板側入力用電極2Eと基板側出力用電極2Dとの間隔を狭くすることができ、これに伴って半導体チップ5の第1領域5Aと第2領域5Bとの間隔も狭くすることができるので、半導体チップ5の占有面積を縮小することができる。
【0039】
半導体チップ5は、図6に示すように、例えば、単結晶珪素からなるp+型半導体基板10Aの一主面上にp-型エピタキシャル層10Bが形成された半導体基体10を主体とする構成になっている。
【0040】
増幅手段PW1及びPW2を構成する電界効果トランジスタは、半導体基体10の一主面のトランジスタ形成領域に形成されている。この電界効果トランジスタは、主に、チャネル形成領域であるp型ウエル領域12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極15、ソース領域及びドレイン領域である一対のn-型半導体領域16及び一対のn+型半導体領域17で構成されている。
【0041】
ドレイン領域であるn+型半導体領域17には、層間絶縁膜18に形成された接続孔を通して、第1層目の配線層に形成された配線19Aが電気的に接続されている。ソース領域であるn+型半導体領域17には、層間絶縁膜18に形成された接続孔を通して、第1層目の配線層に形成された配線19Bが電気的に接続されている。配線19Bは、層間絶縁膜18に形成された接続孔を通して、p-型エピタキシャル層13に形成されたp+型半導体領域13に電気的に接続されている。p+型半導体領域13はp+型半導体基板10Aに電気的に接続されている。ゲート電極15には、詳細に図示していないが、層間絶縁膜18に形成された接続孔を通して、第1層目の配線層に形成された配線19Cが電気的に接続されている。
【0042】
配線19Aには、層間絶縁膜20に形成された接続孔を通して、第2層目の配線層に形成された配線21Aが電気的に接続されている。この配線21Aの一部でチップ側出力用電極6D及びチップ側出力用電極6Bが形成されている。配線19Bには、層間絶縁膜20に形成された接続孔を通して、第2層目の配線層に形成された配線21Bが電気的に接続されている。この配線21Bの一部でプローブ検査用の電極が形成されている。配線19Cには、図示していないが、層間絶縁膜20に形成された接続孔を通して、第2層目の配線層に形成された配線が電気的に接続されている。この配線の一部でチップ側入力用電極6A及びチップ側入力用電極6Eが形成されている。
【0043】
半導体チップ5の第3領域5Cにおいて、図7に示すように、フィールド絶縁膜11上には、第1層目の配線層に形成された配線19Dが形成されている。この配線19Dは、半導体チップ5の一辺5Xと直行する方向に向かって延在している。配線19Dには、層間絶縁膜20に形成された接続孔を通して、第2層目の配線層に形成された配線21Dが形成されている。この配線21Dは、配線19Dと同様に、半導体チップ5の一辺5Xと直行する方向に向かって延在している。この配線21Dの一部でチップ側ボンディング用電極6C及び6Fが形成されている。
【0044】
半導体基体10の一主面と対向する他の主面(裏面)には裏面電極21が形成されている。この裏面電極21は、導電性の接着材を介在して、配線基板1の凹部1Aの底面に形成された導電プレート1Bと電気的にかつ機械的に接続されている。即ち、増幅手段PW1、PW2の夫々のソース端子は基準電位に電位固定される。
【0045】
本実施形態の高周波電力増幅器において、半導体チップ5の第1領域5Aと第2領域5Bとの間の第3領域(アイソレーション領域)5Cには、基準電位に電位固定される配線19D及び配線21Dが半導体チップ5の一辺5Xと直行する方向に向って延在している。また、第3領域5Cには、基準電位に電位固定されるp+型半導体領域13が半導体チップ5の一辺5Xと直行する方向に向って延在し、しかも半導体基体10が基準電位に電位固定される。従って、半導体チップ5においては磁束の干渉を抑える構成になっているので、高周波特性が劣化することはない。
【0046】
このように、本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)基板側ボンディング用電極2Cは、基板側入力用電極2A及び基板側出力用電極2Bよりも半導体チップ5の一辺5Xから遠く離れた位置に配置され、基板側ボンディング用電極2Fは、基板側入力用電極2E及び基板側出力用電極2Dよりも半導体チップ5の他の辺5Yから遠く離れた位置に配置されていることから、基板側ボンディング用電極2Cの占有面積に相当する分、基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとの間隔を狭くすることができ、また、基板側ボンディング用電極2Fの占有面積に相当する分、基板側入力用電極2Eと基板側出力用電極2Dとの間隔を狭くすることができるので、半導体チップ5の第1領域5Aと第2領域5Bとの間隔を狭くすることができる。この結果、半導体チップ5の占有面積を縮小することができるので、高周波電力増幅器の小型化を図ることができる。
【0047】
(2)基板側入力用電極2Aは半導体チップ5の一辺5Xからの距離が基板側出力用電極2Bとほぼ同一となる位置に配置され、基板側ボンディング用電極2Cは基板側入力用電極2A及び基板側出力用電極2Bよりも半導体チップ5の一辺5Xから遠く離れた位置に配置されていることから、基準電位に電位固定されるワイヤ7Cが基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとの間を横切るので、基板側入力用電極2Aと基板側出力用電極2Bとの間に基板側ボンディング用電極2Cを配置した場合に比べて、磁束の干渉を更に抑制することができる。
【0048】
なお、本実施形態では、基準電位に電位固定されるワイヤ7C及びワイヤ7Fを配置した例について説明したが、入力用ワイヤ7Eを流れる電力と出力用ワイヤ7Dを流れる電力とはほぼ同一なので、前段の増幅手段PW1のドレイン端子(出力部)に接続された出力用ワイヤ7Dと後段の増幅手段PW2のゲート端子(入力部)に接続された入力用ワイヤ7Eとの間に、基準電位に電位固定されるワイヤを特に配置しなくてもよい。この場合、チップ側ボンディング用電極6F及び基板側ボンディング用電極2Fは不要になる。
【0049】
また、本実施形態では、基板側入力用電極2Aを、半導体チップ5の一辺5Xからの距離が基板側出力用電極2Bとほぼ同一となる位置に配置した例について説明したが、基板側入力用電極2Aは基板側ボンディング用電極2Cよりも半導体チップ5の一辺5Xから遠く離れた位置に配置してもよい。この場合においても、前述の実施形態と同様の効果が得られるが、入力用ワイヤ7Aの長さが長くなるので、高周波特性が若干劣化する。
【0050】
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【0051】
本実施形態の高周波電力増幅器は、前述の実施形態1と基本的に同様の構成になっており、以下の構成が異なっている。
【0052】
即ち、図8に示すように、基板側ボンディング用電極2Cに半導体チップ5の第3領域5C上を延在するワイヤ7Gの一端側が電気的にかつ機械的に接続され、基板側ボンディング用電極2Fにワイヤ7Gの他端側が電気的にかつ機械的に接続されている。基板側ボンディング用電極2C及び基板側ボンディング用電極2Fは基準電位用外部端子4と電気的に接続されているので、ワイヤ7Gは基準電位に電位固定される。
【0053】
このように、基板側ボンディング用電極2Cにワイヤ7の一端側を接続し、基板側ボンディング用電極2Fにワイヤ7Gの他端側を接続することにより、入力用ワイヤ7Aと出力用ワイヤ7Bとの相互誘導作用による高周波特性の劣化、及び出力用ワイヤ7Dと入力用ワイヤ7Eとの相互誘導作用による高周波特性の劣化を防止することができる。
【0054】
(実施形態3)
図9は、本発明の実施形態3である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【0055】
本実施形態の高周波電極増幅器は、前述の実施形態1と基本的に同様の構成になっており、以下の構成が異なっている。
【0056】
即ち、図9に示すように、増幅手段PW1、PW2及びPW3が一つの半導体チップ5に形成されている。PW3は半導体チップ5の一主面の第4領域5Dに形成されている。
【0057】
増幅手段PW3のゲート端子(入力部)は、半導体チップ5の一主面の第4領域5Dに形成され、半導体チップ5の一辺5X側(本実施形態においては一長辺側)に配置されたチップ側入力用電極6Hと電気的に接続されている。また、増幅手段PW3のドレイン端子(出力部)は、半導体チップ5の一主面の第4領域5Dに形成され、半導体チップ5の一辺5Xと対向する他の辺5Y側(本実施形態においては他の長辺側)に配置されたチップ側出力用電極6Kと電気的に接続されている。また、増幅手段PW3のソース端子は、増幅手段PW1と同様に、半導体チップ5の裏面に形成された裏面電極21と電気的に接続されている。
【0058】
半導体チップ5の一主面の第2領域5Bと第4領域5Dとの間には、これらの領域間を電気的に分離するための第5領域(アイソレーション領域)5Eが形成されている。
【0059】
チップ側入力用電極6Hは、半導体チップ5の一辺5Xと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側入力用電極2Hと入力用ワイヤ7Hを介して電気的に接続されている。基板側入力用電極2Hは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、基板側出力用電極2Bと電気的に接続されている。
【0060】
チップ側出力用電極6Kは、半導体チップ5の他の辺5Yと向かい合うようにして配線基板1の一主面に形成された基板側出力用電極2Kと出力用ワイヤ7Kを介して電気的に接続されている。基板側出力用電極2Kは、その直下に形成されたスルーホール配線3及び内部配線を介して、配線基板1の裏面に形成された出力用外部端子と電気的に接続されている。
【0061】
配線基板1の一主面には、半導体チップ5の一辺5Xと向かい合うようにして基板側ボンディング用電極2Jが形成され、半導体チップ5の他の辺5Yと向かい合うようにして基板側ボンディング用電極2Lが形成されている。基板側ボンディング用電極2J及び2Lは、基板側ボンディング用電極2Cと同様に、配線基板1の裏面に形成された基準電位用端子4と電気的に接続されている。
【0062】
基板側ボンディング用電極2Jは、半導体チップ5の一辺5Xからの距離が基板側ボンディング用電極2Cとほぼ同一となる位置に配置され、基板側ボンディング用電極2Lは、半導体チップ5の他の辺5Yからの距離が基板側ボンディング用電極2Fとほぼ同一となる位置に配置されている。
【0063】
基板側ボンディング用電極2Jには半導体チップ5の第5領域5E上を延在するワイヤ7Lの一端側が電気的にかつ機械的に接続され、基板側ボンディング用電極2Lにはワイヤ7Lの他端側が電気的にかつ機械的に接続されている。
【0064】
本実施形態の高周波電力増幅器において、ワイヤ7Lは2本配置されている。入力用ワイヤ7Eを流れる電力と出力用ワイヤ7Kを流れる電力との差は、入力用ワイヤ7Aを流れる電力と出力用ワイヤ7Bを流れる電力との差よりも大きい。従って、本実施形態のように、電力差に応じて基準電位に電位固定されるワイヤの本数を増加することにより、入力用ワイヤと出力用ワイヤとの相互誘導作用による高周波特性の劣化をより安定した状態で防止することができる。
【0065】
(実施形態4)
図10は、本発明の実施形態4である高周波電力増幅器の配線基板の要部平面図である。
【0066】
本実施形態の高周波電力増幅器は、前述の実施形態1と基本的に同様の構成になっており、以下の構成が異なっている。
【0067】
即ち、図10に示すように、基板側出力用電極2Bが半導体チップ5の一辺5Xと向かい合う位置に配置され、基板側入力用電極2Aが半導体チップ5の一辺5Xに対して交わる他の辺5Pと向い合う位置に配置されている。
【0068】
このように、基板側出力用電極2Bを半導体チップ5の一辺5Xと向かい合う位置に配置し、基板側入力用電極2Aが半導体チップ5の一辺5Xに対して交わる他の辺5Pと向い合う位置に配置することにより、入力用ワイヤ7Aと出力用ワイヤ7Bとの磁束が直交する状態になるので、このワイヤ間における相互誘導作用を抑制することができる。
【0069】
また、基準電位に電位固定されるワイヤを接続するための基板側ボンディング用電極を設ける必要がないので、半導体チップ5の第1領域5Aと第2領域5Bとの間隔を狭くすることができ、半導体チップ5の占有面積を縮小することができる。この結果、高周波電力増幅器の小型化を図ることができる。
【0070】
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0071】
1…配線基板、1A…凹部、1B…導電プレート、2A,2D…基板側入力用電極、2B,2E…基板側出力用電極、2C,2F…基板側ボンディング用電極、3…スルーホール配線、4…基準電位用外部端子、5…半導体チップ、5A…第1領域、5B…第2領域、5C…第3領域(アイソレーション領域)、6A,6E…チップ側入力用電極、6B,6D…チップ側出力用電極、6C,6F…チップ側ボンディング用電極、7A,7E…入力用ワイヤ、7B,7D…出力用ワイヤ、7C,7F…ワイヤ、C1〜C11…容量素子、R1〜R4…抵抗素子、STL1〜STL3…マイクロストリップ線路、PW1,PW2,PW3…増幅手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯通信機器に搭載される高周波電力増幅器を含む半導体装置であって、
主面および裏面を有する配線基板と、
前記配線基板の前記主面上に搭載された半導体チップを含み、
前記半導体チップは、
前記高周波電力増幅器を構成する第1および第2の増幅手段と、
前記第1の増幅手段の入力部と電気的に接続するチップ側入力用電極と、
前記第2の増幅手段の出力部と電気的に接続するチップ側出力用電極を含み、
前記配線基板は、前記主面上に、
基板側入力用電極と、
基板側出力用電極と、
を有し、
前記第1の増幅手段の出力部は、前記第2の増幅手段の入力部と電気的に接続され、
前記チップ側入力用電極と前記基板側入力用電極は、入力用ワイヤによって電気的に接続され、
前記チップ側出力用電極と前記基板側出力用電極は、入力用ワイヤによって電気的に接続され、
前記半導体チップの平面形状は、一対の第1の辺および一対の第2の辺を有する四辺形状であり、
前記入力用ワイヤは、前記一対の第1の辺のうちの一つの辺を跨ぐように形成され、
前記出力用ワイヤは、前記一対の第2の辺のうちの一つの辺を跨ぐように形成されていることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記第1および第2の増幅手段はトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1の増幅手段と前記第2の増幅手段は、容量素子を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記配線基板の前記主面には導電プレートが配置され、
前記導電プレート上に前記半導体チップが搭載され、
前記配線基板の前記裏面に基準電位用外部端子が形成され、
前記配線基板の内部にはスルーホール配線が形成され、
前記半導体チップと前記基準電位用外部端子は、前記導電プレートおよび前記スルーホール配線を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−16396(P2010−16396A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−205653(P2009−205653)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【分割の表示】特願2006−339316(P2006−339316)の分割
【原出願日】平成10年7月6日(1998.7.6)
【出願人】(503121103)株式会社ルネサステクノロジ (4,790)
【出願人】(000233527)株式会社ルネサス東日本セミコンダクタ (40)
【Fターム(参考)】