説明

印刷装置および印刷装置におけるモータ制御方法

【課題】 モータ過熱状態を防止するための休止時間を、電源再投入時の状況に応じて適切に制御する。
【解決手段】 印刷処理に際してモータを駆動させる印刷装置であって、前記モータの蓄熱量を算出する蓄熱量算出手段と、前記算出された蓄熱量に基づいて、前記モータの休止時間を設定する休止時間設定手段と、印刷時刻を取得する印刷時刻取得手段と、前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶する不揮発性記憶手段と、印刷実行の際に、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置のモータの制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
シリアル方式の印刷装置では、印刷ヘッドを搭載したキャリッジが主走査方向(紙送り方向と直交する方向)に走行することで紙などの印刷媒体に印刷が行われる。キャリッジは印刷装置に設けられたキャリッジモータにより走行駆動される。キャリッジモータには例えばDCモータなどの電動モータが使用される。
【0003】
キャリッジモータなどの電動モータは、駆動されるときの消費電力に応じて発熱する。駆動状態が連続することによる電動モータの過熱状態を避けるため、従来から、電動モータの駆動の合間に放熱のための休止時間を設けることが行なわれている。
【0004】
休止時間は、例えば、電動モータの蓄熱量に応じて設定される。電動モータの蓄熱量は、温度センサにより計測することもできるが、温度センサを省くために計算により蓄熱量を推定する手法が広く行なわれている。例えば、電動モータの消費電流と駆動時間に基づいて発熱量を算出し、時間経過による放熱を考慮して積算することで蓄熱量の推定値が算出される。
【0005】
印刷装置の電源がオフになると算出された蓄熱量がクリアされることになるが、特許文献1には、蓄熱量が高い状態で電源がオフにされた直後に電源が再投入された際に、実際の蓄熱量と再算出される蓄熱量とが乖離して、過熱状態を避けるのに必要な休止時間が設定されなくなってしまうことを防ぐための技術が開示されている。
【0006】
具体的には、電源オフの際に、算出された蓄熱量を不揮発性のメモリに書き込み、電源オンの際に読み出すことで、電源オフによって算出された蓄熱量がクリアされることを防ぎ、電動モータの過熱状態を確実に防止するようにしている。
【特許文献1】特開2003−79187号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載された技術は、電源の再投入時に、電源オフの際の蓄熱量を引き継ぐことで、電動モータの過熱状態を確実に防止している。
【0008】
このため、電源オフ後しばらくして電源を再投入して印刷を行なった場合には、放熱により十分蓄熱量が低くなっているにもかかわらず、蓄熱量が高いと判定され、電源モータの休止時間が設けられることがある。この休止時間は本来不要なものであり、この休止時間により、印刷時間が余分にかかってしまうことになる。
【0009】
本発明は、モータ過熱状態を防止するための休止時間を、電源再投入時の状況に応じて適切に制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である印刷装置は、
印刷処理に際してモータを駆動させる印刷装置であって、
前記モータの蓄熱量を算出する蓄熱量算出手段と、
前記算出された蓄熱量に基づいて、前記モータの休止時間を設定する休止時間設定手段と、
印刷時刻を取得する印刷時刻取得手段と、
前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶する不揮発性記憶手段と、
印刷実行の際に、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶するため、電源が再投入された場合にも、電源オフ時の値を引き継ぐことができる。そして、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定することにより、不要な休止時間が設けられるのを防ぐことができる。
【0012】
ここで、不揮発性記憶手段は、前記印刷装置の電源オフの際に、前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを記憶することができる。
【0013】
また、前記不揮発性記憶手段は、さらに、設定された休止時間を記憶するようにしてもよい。この場合、記憶された休止時間に基づいて、休止時間の有無の判定を行なうことができる。
【0014】
また、前記印刷時刻取得手段は、印刷実行に際してホストコンピュータから送られた印刷データから印刷時刻情報を取得することができる。
【0015】
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である印刷装置におけるモータ制御方法は、
印刷処理に際してモータを駆動させる印刷装置におけるモータ制御方法であって、
前記モータの蓄熱量を算出する蓄熱量算出ステップと、
前記算出された蓄熱量に基づいて、前記モータの休止時間を設定する休止時間設定ステップと、
印刷時刻を取得する印刷時刻取得ステップと、
前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶するステップと、
印刷実行の際に、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定するステップとを有することを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は、本実施例に係るシリアル方式の印刷装置の主要部分を示すブロック図である。本図に示すように印刷装置は、印刷用紙搬送機構1と、キャリッジ移動機構3と、印刷ヘッド5と、操作パネル7と、制御回路9とを備える。
【0018】
印刷用紙搬送機構1は、紙送りモータ11を駆動源として印刷用紙Pを搬送する機構である。キャリッジ移動機構3は、キャリッジモータ13を駆動源としてキャリッジ15をプラテン17の軸方向に沿って往復動させる機構である。本実施形態では、キャリッジモータ13としてDCモータが採用されている。
【0019】
キャリッジ移動機構3は、プラテン17の軸と並行に設けられた、キャリッジ支持軸19と、無端の駆動ベルト21と、プーリ23とを備える。キャリッジ15には、インクの吐出を行なう印刷ヘッド5が設けられている。
【0020】
制御回路9は、操作パネル7からの指令に基づいて、紙送りモータ11、キャリッジモータ13、印刷ヘッド5等を制御するもので、CPU41、PROM43、RAM45、展開用バッファ47、EEPROM(電気的に消去可能な不揮発性半導体メモリ)49等を内蔵する。
【0021】
図2は、キャリッジモータ13周辺部およびキャリッジモータ13を制御するために制御回路9に構成される機能部を説明するブロック図である。
【0022】
本図に示すようにキャリッジモータ13は、キャリッジモータ駆動回路51により駆動制御される。また、キャリッジモータ13に供給される電流を計測する電流センサ60が設けられている。
【0023】
制御回路9には、キャリッジモータ駆動部52、キャリッジモータ発熱量算出部53、キャリッジモータ放熱量算出部54、キャリッジモータ蓄熱量算出部55、待ち時間算出部56、待ち時間制御部57、印刷開始時刻管理部58、EEPROMアクセス部59が構築される。これらの機能部は、主としてCPU41がPROM45に記録されたプログラムを実行することで制御回路9上に仮想的に構築される。もちろんハードウェア的に実現するようにしてもよい。
【0024】
キャリッジモータ駆動部52は、印刷すべき画像イメージにしたがって、キャリッジモータ駆動回路51を制御する。この際に、待ち時間制御部57の指示にしたがい必要に応じてキャリッジモータ13の駆動を休止させる。
【0025】
キャリッジモータ発熱量算出部53は、電流センサ60が計測したキャリッジモータ13の消費電流等に基づいて、キャリッジモータ13の発熱量を算出する。
【0026】
キャリッジモータ放熱量算出部54は、所定の時間間隔、例えば、1分ごとに、キャリッジモータ13の放熱量を算出する。
【0027】
キャリッジモータ蓄熱量算出部55は、キャリッジモータ発熱量算出部53が算出したキャリッジモータ13の発熱量およびキャリッジモータ放熱量算出部54が算出したキャリッジモータ13の放熱量に基づいて、キャリッジモータ13の蓄熱量を算出する。算出された蓄熱量はRAM45に蓄熱量45cとして記録される。
【0028】
待ち時間算出部56は、キャリッジモータ蓄熱量算出部55が算出した蓄熱量に基づいて待ち時間すなわちキャリッジモータ13の休止時間を算出する。算出された待ち時間はRAM45に待ち時間45bとして記録される。
【0029】
なお、キャリッジモータ発熱量算出部53、キャリッジモータ放熱量算出部54、キャリッジモータ蓄熱量算出部55がそれぞれ行なうキャリッジモータ13の発熱量、放熱量、蓄熱量の算出および待ち時間算出部56が行なう待ち時間の算出については、従来の技術、例えば、上述の特許文献1、特開平2003−159857号公報等に記載された技術を用いることができる。
【0030】
印刷開始時刻管理部58は、図示しないホストコンピュータから送られる印刷データから印刷時刻情報を抽出することにより、印刷開始時刻を取得する。すなわち、本実施例では印刷装置が時計機能を備えていない場合を想定しており、印刷装置は、ホストコンピュータから送られる印刷データに含まれる印刷時刻情報により時刻情報を管理するようにしている。なお、印刷装置自身が時計機能を備えている場合の例については後述する。取得された印刷開始時刻は、印刷開始後にRAM45に前回印刷時刻45aとして記録される。
【0031】
EEPROMアクセス部59は、図3(a)のフロー図に示すように、印刷装置の電源オフ時に、RAM45に記録されている前回印刷時刻45a、待ち時間45b、蓄熱量45cのそれぞれをEEPROM49に前回印刷時刻49a、待ち時間49b、蓄熱量49cとして記録する(S101)。これにより、電源オフの際に、RAM45に記録されている各情報を退避させることができる。
【0032】
また、EEPROMアクセス部59は、図3(b)のフロー図に示すように、印刷装置の電源オン時に、EEPROM49に記録されている前回印刷時刻49a、待ち時間49b、蓄熱量49cのそれぞれをRAM45に前回印刷時刻45a、待ち時間45b、蓄熱量45cとして記録する(S201)。これにより、電源オンの際に、RAM45に記録される各情報を前回の電源オフ時の状態とすることができる。
【0033】
つぎに、キャリッジモータ13の蓄熱量算出および待ち時間算出の処理の流れについて図4のフロー図を参照して説明する。上述のように、本処理は従来の技術を用いることができるため、詳細な説明は省くものとする。
【0034】
本実施例において、発熱量の算出は1枚印刷する毎に行なうようにしている。ただし、これに限られず、例えばキャリッジ15の1パス毎に行なうようにしてもよい。
【0035】
印刷が行なわれると、キャリッジモータ13の消費電流に基づいて発熱量を算出する(S301)。ただし、印刷に要した時間等に基づいて算出するようにしてもよい。
【0036】
そして、その時点において記録されている蓄熱量45cと新たな発熱量を加算することで新たな蓄熱量を算出する。算出された蓄熱量は、RAM45に蓄熱量45cとして記録する(S302)。
【0037】
ついで、算出された蓄熱量に基づいて待ち時間を算出し、RAM45に待ち時間45bとして記録する(S303)。この待ち時間45bにしたがって、キャリッジモータ駆動部52は、キャリッジモータ13の駆動開始前、あるいは、駆動の合間に休止時間を設けるようにする。待ち時間の算出は、例えば、あらかじめ設定されたテーブルを参照して行なうことができる。
【0038】
以上の印刷処理による発熱量に基づく蓄熱量と待ち時間の算出に並行して、放熱量の算出および放熱量に基づく蓄熱量と待ち時間の算出・更新が行なわれる。
【0039】
放熱量の算出は、所定のタイミング、例えば、1分間隔で行なうようにする(S401)。
【0040】
放熱量を算出するタイミングになると(S401:Y)、あらかじめ定められた規則にしたがって放熱量を算出する(S402)。そして、その時点で記録されている蓄熱量45cから放熱量を減算することで新たな蓄熱量を算出し、RAM45の蓄熱量45cを更新する(S403)。
【0041】
ついで、算出された蓄熱量に基づいて待ち時間を算出し、RAM45の待ち時間45bを更新する(S404)。
【0042】
つぎに、印刷開始時の印刷装置の処理について図5のフロー図を参照して説明する。
【0043】
ホストコンピュータから印刷データが送られてくると、印刷開始時刻管理部58は、印刷データに含まれる所定のコマンドから印刷時刻を抽出して、印刷開始時刻を取得する(S501)。
【0044】
また、印刷開始時刻管理部58は、RAM45に記録されている前回印刷時刻45aを読み出す(S502)。
【0045】
そして、読み出した前回印刷時刻45aと取得した印刷開始時刻との差を計算し、その差が基準時間以上であるかどうかを判断する(S503)。なお、基準時間は、キャリッジモータ13に蓄熱された熱が十分放熱されるのに必要な時間であり、あらかじめ定めておくようにする。ただし、基準時間は、RAM45に記録されている蓄熱量45cに応じて動的に変化させるようにしてもよい。
【0046】
この結果、前回の印刷時間との間隔が基準時間以上であれば(S504:Y)、仮に電源オフ時にキャリッジモータ13の蓄熱量が高かったとしても十分放熱されているとして、RAM45の蓄熱量45cに初期値である0を記録し、待ち時間45bに0を記録する。
【0047】
これにより、休止時間を設けることなくキャリッジモータ13の駆動を開始させ、印刷処理を行なうことができる。
【0048】
一方、前回の印刷時間との間隔が基準時間未満であれば(S504:N)、キャリッジモータ13の蓄熱が放熱しきれていない可能性を考慮して、RAM45に記録された待ち時間45bを読み出す(S505)。
【0049】
そして、待ち時間が設定されている場合には(S506:Y)、設定されている時間にしたがってキャリッジモータ13の駆動を休止させる(S507)。これにより、キャリッジモータ13の過熱状態を確実に防止することができる。
【0050】
一方、待ち時間が設定されていない場合(S506:N)には、もともと蓄熱量が低かったと判断できるため、休止時間を設けることなくキャリッジモータ13の駆動を開始させ、印刷処理を行なう。
【0051】
以上の処理を終えると、処理(S501)で取得した印刷時刻でRAM45の前回印刷時刻45aを更新する(S508)。
【0052】
以上のように、本実施例では、前回の印刷からの経過時間が基準時間を超えている場合には、待ち時間をリセットすることで、余分な待ち時間を設けないようにしている。一方で、前回の印刷からの経過時間が基準時間を超えていない場合には、電源オフ時にもリセットされない待ち時間を用いることでキャリッジモータ13の過熱状態を確実に防止することができる。
【0053】
なお、上述の例では、印刷装置が時計機能を備えてない場合を想定していた。このため、ホストコンピュータから送られてくる印刷データに含まれるコマンドから時刻情報を取得するようにしていた。
【0054】
これに対して印刷装置が時計機能を備えている場合は、自身の時計機能を用いて前回印刷時刻45aを記録することができる。
【0055】
また、上述の例では、キャリッジモータ13を対象にしていたが、本発明は、紙送りモータ11にも適用することができる。
【0056】
また、上述の例では、算出された待ち時間を記録し、待ち時間が設定されている場合に休止時間を設定するようにしていたが、待ち時間は記録せずに、記録された蓄熱量に基づいて、その都度待ち時間有無を判定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】印刷装置の主要部分を示すブロック図。
【図2】キャリッジモータ関連の構成を説明するブロック図。
【図3】電源オフ時および電源オン時の処理を説明するフロー図。
【図4】蓄熱量算出および待ち時間算出の処理の流れについて説明するフロー図。
【図5】印刷開始時の印刷装置の処理について説明するフロー図。
【符号の説明】
【0058】
1・・・印刷用紙搬送機構、3・・・キャリッジ移動機構、5・・・印刷ヘッド、7・・・操作パネル、9・・・制御回路、11・・・紙送りモータ、13・・・キャリッジモータ、15・・・キャリッジ、17・・・プラテン、19・・・キャリッジ支持軸、21・・・駆動ベルト、23・・・プーリ、41・・・CPU、43・・・PROM、45・・・RAM、47・・・展開用バッファ、49・・・EEPROM、51・・・キャリッジモータ駆動回路、52・・・キャリッジモータ駆動部、53・・・キャリッジモータ発熱量算出部、54・・・キャリッジモータ放熱量算出部、55・・・キャリッジモータ蓄熱量算出部、56・・・待ち時間算出部、57・・・待ち時間制御部、58・・・印刷開始時刻管理部、59・・・EEPROMアクセス部、60・・・電流センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷処理に際してモータを駆動させる印刷装置であって、
前記モータの蓄熱量を算出する蓄熱量算出手段と、
前記算出された蓄熱量に基づいて、前記モータの休止時間を設定する休止時間設定手段と、
印刷時刻を取得する印刷時刻取得手段と、
前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶する不揮発性記憶手段と、
印刷実行の際に、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記不揮発性記憶手段は、前記印刷装置の電源オフの際に、前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを記憶することを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記不揮発性記憶手段は、さらに、設定された休止時間を記憶することを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記印刷時刻取得手段は、印刷実行に際してホストコンピュータから送られた印刷データから印刷時刻情報を取得することを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
印刷処理に際してモータを駆動させる印刷装置におけるモータ制御方法であって、
前記モータの蓄熱量を算出する蓄熱量算出ステップと、
前記算出された蓄熱量に基づいて、前記モータの休止時間を設定する休止時間設定ステップと、
印刷時刻を取得する印刷時刻取得ステップと、
前記蓄熱量と前回印刷を行なった時刻とを不揮発的に記憶するステップと、
印刷実行の際に、前回の印刷時刻からの経過時間を算出し、算出された経過時間があらかじめ定めた基準時間以上の場合に、前記算出された蓄熱量を初期値に設定するステップとを有することを特徴とするモータ制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−44251(P2008−44251A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−222665(P2006−222665)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】