説明

反射防止フィルム、偏光板及び画像表示装置

【課題】本発明の目的は、干渉むらのような色味発生がなく、耐擦傷性や密着性に優れ、特に耐光性試験後も優れた耐擦傷性や密着性を有する反射防止フィルム、これを用いた偏光板、画像表示装置を提供することにある。
【解決手段】透明フィルム基材上に低屈折率層を含む反射防止フィルムにおいて、前記低屈折率層が少なくとも(a)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物、(b)スルホニウム塩系酸発生剤、(c)外殻層を有し、内部が多孔質または空洞であるシリカ微粒子、(d)電離放射線硬化型樹脂、(e)光ラジカル開始剤、(f)カーボン材料からなり、前記カーボン材料の含有量が、前記低屈折率層100質量部に対して、0.1〜10質量部であることを特徴とする反射防止フィルムを用いる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明フィルム基材上に低屈折率層を含む反射防止フィルムにおいて、
前記低屈折率層が少なくとも(a)エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物、(b)スルホニウム塩系酸発生剤、(c)外殻層を有し、内部が多孔質または空洞であるシリカ微粒子、(d)電離放射線硬化型樹脂、(e)光ラジカル開始剤、(f)カーボン材料からなり、
前記カーボン材料の含有量が、前記低屈折率層100質量部に対して、0.1〜10質量部であることを特徴とする反射防止フィルム。
【請求項2】
前記スルホニウム塩系酸発生剤が、下記一般式(1)〜(4)のいずれかで示されるスルホニウム塩であることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
【化1】


[一般式(1)中、R〜Rはそれぞれ水素原子または置換基を表し、R〜Rが同時に水素原子を表すことがなく、一般式(2)中、R〜Rはそれぞれ水素原子または置換基を表し、R〜Rが同時に水素原子を表すことがなく、一般式(3)中、R〜R11はそれぞれ水素原子または置換基を表し、R〜R11が同時に水素原子を表すことがなく、一般式(4)中、R12〜R17はそれぞれ水素原子または置換基を表し、R12〜R17が同時に水素原子を表すことがなく、Xは、各々非求核性のアニオン残基を表す。]
【請求項3】
前記カーボン材料が、少なくともカーボンナノチューブ、フラーレン及びアモルファスカーボンのいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
前記電離放射線硬化型樹脂が、アクリロイル基またはメタクリロイル基を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ1項に記載の反射防止フィルム。
【請求項5】
前記光ラジカル重合開始剤が、少なくともα−ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノン、及びオキシムエステルのいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
【請求項6】
前記シリカ微粒子の平均粒子径が、10〜100nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の反射防止フィルム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射防止フィルムを少なくとも一方の面に用いることを特徴とする偏光板。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射防止フィルム、または請求項7に記載の偏光板を用いることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【公開番号】特開2010−191023(P2010−191023A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−33423(P2009−33423)
【出願日】平成21年2月17日(2009.2.17)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】