説明

取り付け具付き単一回使用容器

本発明は、加圧液体、特にビール用の単一回使用容器に関し、該容器は、該液体の貯蔵空間を提供する受器と、該受器の上部に配置された上部取り付けユニットと、液体の充填及び抜き出しのために該受器に設けられた充填口に配置された取り付け具とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加圧液体、特にビール用の単一回使用容器に関し、該容器は、該液体の貯蔵空間を提供する受器と、液体の充填及び抜き出しのために該受器に設けられた充填口と、該充填口に配された取り付け具とを有する。
【背景技術】
【0002】
加圧液体用の単一回使用容器又は単一回使用樽は従来技術から知られている。例えば、DE 10 2006 061 120 A1 は小樽の形態をした単一回使用容器を開示している。小樽の体部は一体に形成された首部を有しており、この首部に単一回使用取り付け具が、首部の側面外側に突出するタイプ又は突出しないタイプの取り付け具によって、直接的に固定される。この単一回使用容器は、取り付け具が固定されている首部が風船の形状をした小樽体部を超えて突き出しているので、ある程度しか積み重ねることができないという不都合を有している。突き出している部分があるので、輸送中や小樽の取り扱い中に、小樽の首部及び首部に配された取り付け具が損傷を受ける危険性もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】DE 10 2006 061 120 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来技術を起点として、本発明の目的は、加圧液体、特に飲料と二酸化炭素を含む飲料とのための単一回使用容器を提供することであり、該容器は公知の単一回使用容器の効果をも取り入れている。単一回使用容器は製造が簡単で、取り扱いが容易であり、充填中、輸送中、貯蔵中及び最終消費者による使用中に申し分のない貯蔵機能を発揮することのできるものがよい。特に、従来技術による充填システムを使用して充填することができるとよい。使用が容易であるという状態を維持しつつも、特に、輸送及び貯蔵の最中においては、取り付け具は損傷からしっかりと保護されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
装置に関しては、前記目的は、液体の貯蔵空間を提供する受器と、液体の充填及び抜き出しのために該受器に設けられた充填口と、該充填口に配された取り付け具とを有し、前記受器に上部取り付けユニットが配置され、該上部取り付けユニットによって前記取り付け具が充填口に固定されることを特徴とする、加圧液体、特にビール用の単一回使用容器によって達成される。
【0006】
方法に関しては、前記目的は、第一の変形例においては、特に請求項1〜8のいずれか一項に記載の、加圧液体用の単一回使用容器を製造する方法によって達成される。第一の変形例における該方法は、充填口を有する受器を用意し、取り付け具を有する上部取り付けユニットを、該取り付け具が充填口を液密にシールするように該受器の側部又は上部に配置し、該取り付け具を介して液体を前記受器に充填することを含む。第二の変形例においては、特に請求項1〜8のいずれか一項に記載の、加圧液体用の単一回使用容器を製造する方法によって達成される。第二の変形例における該方法は、充填口を有する受器を用意し、該充填口を介して前記容器に液体を充填し、次いで、取り付け具を有する上部取り付けユニットを、該取り付け具が充填口を液密にシールするように前記受器の側部又は上部に配置することを含む。両変形例においては、受器が飲料で満たされている最中に、例えば、CO2で加圧することができ、さらに加圧に使用されるCO2が逃げることのできないように、特に好適に、取り付け具が充填口を液密及び気密にシールする。
【0007】
本発明においては、容器は、貯蔵樽、小樽、単一回使用貯蔵樽又は単一回使用小樽と理解するものとする。受器又は容器の貯蔵空間は、基本的にどのような形状であってもよく、例えば、通常の2.5L、5L、10L、20L、30L又は50L型の大きさを有するものであればよい。受器は、実質的に金属で作られているのが好ましく、特に、ブリキ板、アルミニウム板、又は類似の材料で作られているのが好ましい。しかしながら、受器はプラスチック材料若しくは類似の材料、又は前記材料の組み合わせで作られていてもよい。都合の良いことに、受器は、少なくとも1つの突起若しくは少なくとも1本の溝、又は類似している他の構造を有しており、これによって前記上部取り付けユニットを配置することができる。特に、受器は蓋を有することができ、この蓋を小鉤継ぎ(Lock seam)方式で受器の壁面又は側壁に接続することによって、前記上部取り付けユニットを該小鉤継ぎの部位に固定することができる。ある特定の態様によると、受器の底部と蓋とは円形に形成されており、受器の側壁は放射相称に形成されている。この形状故に、従来技術による単一回使用容器用の製造方法及び装置を特に都合よく利用することができる。このことは、底部と蓋とを製造し、これらを側壁と連結する機械及びシステムに特に関係する。
【0008】
本発明によると、上部取り付けユニットによって取り付け具が充填口に固定される。したがって、従来技術のように、例えば、取り付け具を固定するのに十分な空間を提供する首部材又は類似する円筒状部材若しくは環状部材の形態をしている充填口の上又は中に取り付け具それ自体を固定することのできるように、本発明に係る受器の充填口を形成する必要はない。特に、取り付け具を受器に直接的に接続又は固定する必要はない。都合のよいことに、容器の壁面の一部を単に除去することによって、例えば、打ち抜くことによって、充填口を設けることができる。このようにして充填口を設けることができるので、受器を特に簡便で費用効果のある方法で製造することができる。さらに、取り付け具や抜き出し具を取り付けるために、受器の充填口を設ける領域を特に安定にする必要もない。このことは、取り付け具は充填口をシールするように配置されるものの、充填口の縁や受器の他の構造によって固定されるのではないことによる。取り付け具は上部取り付けユニットによって固定され、上部取り付けユニットは、受器の、この目的に特によく適した位置に配置されて固定される。
【0009】
本発明によると、取り付け具と上部取り付けユニットとを予め組み立てることも可能である。上部取り付けユニットと取り付け具とから作られるユニットは、融通の利く様態で様々に異なる充填システムに挿入して使用することができる。取り付け具と組み合わされた上部取り付けユニットを有さない受器は直立状態で充填することができる。一方、取り付け具と予め組み合わされた上部取り付けユニットを有する容器は、小樽充填システムを用いて、倒立状態で充填することができる。
【0010】
さらに、上部取り付けユニットと取り付け具とで作られたユニットは、様々に形成された受器、特に、様々に異なる形状に形成された充填口に使用することができる。様々に異なる充填口及び充填口形状の場合、取り付け具の固定状態に拘わらず、取り付け具と充填口との調整は、取り付け具と充填口の縁との間に配設されたシール手段又はシール要素によって行うことができる。
【0011】
本発明の更なる態様によると、取り付け具は単一回使用取り付け具として形成することができ、特に、実質的にプラスチックで作ることができる。多数回使用取り付け具を使用することも本発明の範囲内に入る。上部取り付けユニットを予め組み立てておくことの一部として、都合のよいことに、取り付け具を上部取り付けユニットに配置することができる。取り付け具は、例えば、螺子溝を設けることによって、1つ若しくは2つ以上の固定要素を介して、又は類似の手段によって上部取り付けユニットに結合することができる。或いは、取り付け具を上部取り付けユニットと一体に形成しておけば、上部取り付けユニットと取り付け具とを予め組み立てることを必要としない有利な方法となる。取り付け具は、所望に応じて形成することができ、特に、円形の平面状取り付け具、三角形の平面状取り付け具、又はかご状の取り付け具として形成することができる。取り付け具は、その周囲の全体又は一部にロック構造部を備えた筐体を有していてもよく、該ロック構造部によって取り付け具を上部取り付けユニットに固定することができる。上部取り付けユニットと一体に形成された取り付け具、又は取り付け具と上部取り付けユニットとから予め組み立てられたユニットは、単一回使用容器が充填される前又は後に、受器、特に受器の上部に配置することができる。
【0012】
上部取り付けユニットは、特に、全体的に又は部分的にプラスチック材料で作ることができ、本発明の更なる態様によると、少なくとも1つの固定部材、螺子溝、又は類似する他の接続ユニットによって受器に配置することができる。上部取り付けユニットを受器に配置しさえすれば自動的に受器と固定される場合は、固定部材によって、上部取り付けユニットを特に簡単に組み立てることができる。
【0013】
特に有利であることには、上部取り付けユニットは固定構造部材を有しており、該固定構造部材に前記接続ユニット、特に固定部材を配置することができる。有利には、固定構造部材は、受器又は受器の縁部の基本形状にほぼ対応する基本形状を有している。特に、環状の縁部を有する典型的な貯蔵樽の形状をした受器の場合は、固定構造部材を特に実質的に環状又は円筒状とすることができる。上部取り付けユニット又はその固定構造部材は、受器が上部取り付けユニットと一緒になって樽の形状を成すように受器の外壁に配置されると都合がよく、このような樽であれば、輸送、取り扱い、積み重ねを特に好適に行うことができる。更なる態様によると、単一回使用容器を運搬するための少なくとも1つのハンドルを上部取り付けユニット、特に固定構造部材に形成することができる。本発明による容器を多数個積み重ねる又は貯蔵するときに、底部又は支持面として用いられる可能性のある面を少なくとも有する領域においては当該面が平面となるように、上部取り付けユニット及び/又は固定構造部材及び/又は少なくとも1つのハンドルが、受器から離れた位置に設けられていると都合がよい。
【0014】
特に都合のよい態様においては、上部取り付けユニットは取り付け具支持体を有しており、この取り付け具支持体は、ウェブ又は複数本の支柱要素によって支持されており、また、該ウェブ又は複数本の支柱要素を介して好ましくは環状の固定構造部材に接続されている。有利であることに、このように形成される上部取り付けユニットは比較的少量の材料しか必要とせず、軽量であり、射出成形品として容易に製造することができる。都合のよいことに、ウェブ又は複数本の支柱要素を介して、固定構造部材に対して取り付け具支持体を中心に配置することができ、このようにして、上部取り付けユニットが受器の縁部で該受器に組み付けられたときに、取り付け具支持体、そして該取り付け具支持体に収容されている取り付け具が受器の中心に位置し、通常は受器の蓋の中心に配置されている充填口に合うように、或いは自動的に合わせることができるようになる。特に都合のよいことに、取り付け具支持体は基本的に円筒として形成されており、該円筒の壁面から突出する1つ又はそれ以上の肩領域を有している。この肩領域を介して、取り付け具支持体及び受器に対して定められる軸位置に取り付け具を配置することができる。円筒の壁面を介して、取り付け具支持体及び受器に対して取り付け具を中心位置に配することができる。上部取り付けユニット及び/又は取り付け具支持体も複数の固定要素を有しており、従来の方法で設計された取り付け具が使用される場合には、これらの固定要素が上部取り付けユニットの固定構造部材及び/又は取り付け具支持体と協働して取り付け具を取り付け具支持体に固定する。
【0015】
本発明の更なる態様によると、充填口にシール要素が配設されており、該シール要素が取り付け具を充填口の縁に液密に、好ましくは気密にもシールする。シール要素には、様々な充填口形状を取り付け具に適合させるための適合要素としての機能も持たせることができる。シール要素は、該シール要素を充填口に固定するための溝又は突起を特に有する。このようにすることによって、取り付け具と上部取り付けユニットとが受器に配置される前にシール要素を受器の充填口に予め組み入れておき、受器が充填される前又は後に、上部取り付けユニットと取り付け具とから作られたユニットを該受器に容易に配置して、取り付け具が自動的に充填口をシールするようにしておくことができる。或いは、シール要素は予め組み入れておくこともでき、又は上部取り付けユニット若しくは取り付け具に予め組み入れておいて、上部取り付けユニットと取り付け具とが所定の場所に配置されたときに、シール要素が未だシールされていない充填口に自動的に挿入されて充填口をシールするように配されるようにすることもできる。最後に、シール要素は、2K技術(two-component technology)によって上部取り付けユニットに配置することができる。
【0016】
更なる特徴と詳細とは、図面を参照して例を用いて行われる、以下の発明の記載から理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】単一回使用容器の略上面図である。
【図2】図1中に引かれた線に沿った、図1の単一回使用容器の部分断面図である。
【図3】図2の拡大詳細図である。
【図4】図1〜3に示されている上面取り付けユニットの一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面に示されている単一回使用容器1は、受器底部2(図2には示されていない)、蓋3及び受器側壁4を有する受器7を備えている。受器底部2は、縁端部が形成されるように折り曲げることによって、受器側壁4に接続される。蓋3は、同様にして、縁端部8が形成されるように折り曲げることによって受器側壁4に接続される。蓋3の内側領域は、単一回使用容器1の内部から離れる方向に湾曲させて形成されており、縁端部8に近接させて形成された環状周囲溝9を有している。該環状周囲溝は容器の内部に向かって突出している。
【0019】
蓋3には中央充填口10が設けられており、該中央充填口には、単一回使用容器1が充填される前又は後に、シール要素5と取り付け具6とが挿入される。図1〜3においては、単一回使用容器1が完全に組み立てられた状態で示されている。
【0020】
受器7の側面と上面とには、上部取り付けユニット11が配設されている。この上部取り付けユニット11は、実質的に環状の固定構造部材12を有しており、該固定構造部材の内側周縁部13が固定部材(図面には詳細に示されていない)を介して受器の縁端部8に接続されている。受器7の基本形状に合っている固定構造部材12の外側部分14は、前記内側周縁部13よりも下方まで延在しており、受器側壁4とほぼ同一平面を成して受器側壁に接している。
【0021】
固定構造部材12の受器7から離れた位置にある側面には2つのハンドル15が設けられており、両ハンドルの上端は固定構造部材12の環状上周縁部16とほぼ同じ高さになっている。上部取り付けユニット11の、受器7から離れた位置にある上部は、このように、略環状でほぼ平面状であり、多数の容器(抜き出し用の頭部17が組み付けられていない状態の)を容易に積み重ねて運ぶことができるようになっている。
【0022】
支柱要素19、20、21、22は、固定構造部材12の円筒状内周壁18に配置されている。これらの支柱要素は、円筒状内周壁18から中央充填口10に向かって延在しており、各支柱要素の中央充填口に向かう端部が取り付け具支持体23に接続されている。該取り付け具支持体23は、支柱要素19、20、21、22を介して、中央充填口10を中心にして配されている。支柱要素19、20、21、22は、実矧24によって円筒状内周壁18に連結される。支柱要素19、20、21、22によって支持されている取り付け具支持体23は、充填口10が取り付け具6の中心に来るように取り付け具を配置して固定する。特に図4に示されているように、取り付け具支持体23は実質的に円筒状の壁面32を有しており、該取り付け具支持体の受器7に面する方の側に、内側に向かって突出するように設けられた複数の肩要素31を有しており、一方、前記取り付け具支持体の受器7から離れた方の側には固定要素27を配することができる。円筒状の壁面32によって、受器7と受器の充填口10とに対して取り付け具6が中央に配され、取り付け具6の軸方向の位置は前記複数の肩要素31によって決定され、取り付け具6は固定要素27によって固定される。
【0023】
シール要素5は、取り付け具6と充填口10の周囲縁との間に配設され、充填口10を液密に、好ましくは気密にもシールする。シール要素5には周囲溝25が設けられており、該周囲溝に充填口10の周囲縁が嵌合して、従来型の設計の場合には充填口の周囲縁がシール要素を保持する。シール要素5は中央開口部を有しており、該中央開口部の直径は、取り付け具6の、充填口を10通って突出する首部材26の外径よりもわずかに小さく、シール要素5が首部材26に確実に密着するようになっている。
【0024】
取り付け具6は外周段部28を有しており、取り付け具6が従来技術による設計のものである場合には、前記取り付け具支持体23の固定要素27によって該外周段部が該取り付け具支持体に嵌り込んで固定され、取り付け具支持体23中に取り付け具が確実かつ強固に配置されるようになる。取り付け具支持体23と充填口10とが従来技術の設計によるものである場合には、取り付け具6の上端部29は、上部取り付けユニット11の周縁部にある固定構造部材の環状上周縁部16を超えて突出することはない。このようにして、取り付け具が組み付けられている場合であっても、優れた積み重ね性と輸送性とが保証される。取り付け具6も、その周囲を取り囲む固定構造部材12によって実質的に損傷から保護される。
【0025】
図面においては、一例として、抜き出し頭部17が取り付け具6の上に示されており、公知の方法で取り付け具6に配置されている。充填又は供給管30も、受器7の内部に向かって取り付け具6から突出している。
【符号の説明】
【0026】
1 単一回使用容器
2 受器底部
3 蓋
4 受器側壁
5 シール要素
6 取り付け具
7 受器
8 縁端部
9 環状周囲溝
10 充填口
11 上部取り付けユニット
12 固定構造部材
13 内側周縁部
14 固定構造部材12の外側部分
15 ハンドル
16 環状上周縁部
17 抜き出し用の頭部
18 円筒状内周壁
19 支柱要素
20 支柱要素
21 支柱要素
22 支柱要素
23 取り付け具支持体
24 実矧
25 周囲溝
26 取り付け具の首部材
27 固定要素
28 外周段部
29 取り付け具6の上端部
30 充填又は供給管
31 肩要素
32 円筒状の壁面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体の貯蔵空間を提供する受器(7)と、液体の充填及び抜き出しのために該受器(7)に設けられた充填口(10)と、該充填口(10)に配された取り付け具(6)とを有し、前記受器(7)に上部取り付けユニット(11)が配置され、該上部取り付けユニット(11)によって前記取り付け具(6)が充填口に固定されることを特徴とする、加圧液体、特にビール用の単一回使用容器(1)。
【請求項2】
前記取り付け具(6)が単一回使用取り付け具であり、特に、プラスチック材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載の単一回使用容器。
【請求項3】
前記上部取り付けユニット(11)が固定部材を用いて受器(7)に配置又は固定され、特に、受器側壁(4)と蓋(3)との間に形成された縁端部(8)に配置又は固定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の単一回使用容器。
【請求項4】
前記上部取り付けユニット(11)が、好ましくは実質的に環状である固定構造部材(12)を有しており、該固定構造部材を介して前記上部取り付けユニット(11)が前記受器(7)に配置されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の単一回使用容器。
【請求項5】
前記上部取り付けユニット(11)が取り付け具支持体(23)を有しており、該取り付け具支持体が複数本の支柱要素(19、20、21、22)を介して前記上部取り付けユニット(11)と前記固定構造部材(12)とに接続されることを特徴とする、請求項4に記載の単一回使用容器。
【請求項6】
前記単一回使用容器(1)を運搬するための少なくとも1つのハンドル(15)が前記上部取り付けユニット(11)、特に前記固定構造部材(12)に形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一回使用容器。
【請求項7】
前記充填口(10)にシール要素(5)が配設されており、特に溝(25)又は突起によって、該シール要素が前記充填口(10)に固定されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の単一回使用容器。
【請求項8】
前記取り付け具(6)が、螺子溝又は固定手段(27、28)によって前記上部取り付けユニット(11)に結合されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の単一回使用容器。
【請求項9】
前記取り付け具(6)が、円形の平面状取り付け具、三角形の平面状取り付け具、又はかご状の取り付け具であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の単一回使用容器。
【請求項10】
特に前記請求項のいずれか一項に記載の加圧液体用の単一回使用容器(1)の製造方法であって、充填口(10)を有する受器(7)を用意し、取り付け具(6)を有する上部取り付けユニット(11)を、該取り付け具(6)が前記充填口(10)を液密に、及び好ましくは気密にシールするように前記受器(7)に配置し、該取り付け具(6)を介して液体を前記受器(7)に充填することを含む方法。
【請求項11】
特に前記請求項のいずれか一項に記載の加圧液体用の単一回使用容器(1)の製造方法であって、充填口(10)を有する受器(7)を用意し、該充填口(10)を介して前記容器(7)に液体を充填し、次いで取り付け具(6)を有する上部取り付けユニット(11)を、該取り付け具(6)が前記充填口(10)を液密に、及び好ましくは気密にシールするように前記受器(7)に配置することを含む方法。
【請求項12】
前記上部取り付けユニット(11)が前記受器(7)配置される前に、シール要素(5)が前記充填口(10)に配設され、該シール要素が、取り付け具(6)を有する上部取り付けユニット(11)の従来の設計に従って、前記取り付け具(6)を前記充填口(10)に液密に、及び好ましくは気密にシールすることを特徴とする、請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
前記受器(7)に液体が充填される前に、シール要素(5)が前記充填口(10)に配設され、該シール要素が、取り付け具(6)を有する上部取り付けユニット(11)の従来の設計に従って、前記取り付け具(6)を前記充填口(10)に液密に、及び好ましくは気密にシールすることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記上部取り付けユニット(11)が前記受器(7)配置される前に、シール要素(5)が前記取り付け具(6)に配設され、該シール要素が、取り付け具(6)を有する上部取り付けユニット(11)の従来の設計に従って、前記取り付け具(6)を前記充填口(10)に液密に、及び好ましくは気密にシールすることを特徴とする、請求項10又は11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−510052(P2013−510052A)
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538248(P2012−538248)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060261
【国際公開番号】WO2012/007041
【国際公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【出願人】(512088589)
【氏名又は名称原語表記】ARDAGH MP GROUP NETHERLANDS B.V.
【住所又は居所原語表記】Zutphenseweg 51,NL−7418 AH Deventer,Netherlands
【Fターム(参考)】