取引時間表示プログラム及び装置
【課題】証券取引等において取引時間等の把握を容易にする。
【解決手段】取引時間表示装置10は、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、その取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを表示する。
【解決手段】取引時間表示装置10は、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、その取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし得る取引時間表示プログラム及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及に伴い、いわゆるオンライントレーディングが行なわれている。
【0003】
このオンライントレーディングにおいては、株式の売買注文を取引所システムへ発注するタイミングを制御することが可能な売買注文自動発注装置などが利用されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−99787号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、コンボボックスにより発注時間を選択するので、取引時間の把握が一見して困難なものである。
【0005】
この点、ディーラ・トレーダ等は、複数の取引情報を同時に把握して数多くの作業を素早く処理しなければならない。そのため、取引時間を迅速に把握する必要がある。
【0006】
また、ディーラ・トレーダ等は、多くのモニタ・マシンを駆使して市況や最新ニュースを取得する。そのため、モニタ・マシンの画面上で、最新ニュース等の把握と取引予定とを迅速に把握する必要がある。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし得る取引時間表示プログラム及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
【0009】
請求項1に対応する発明は、コンピュータを、複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段、時刻を計測する時刻計測手段、前記複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段、前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段、前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0010】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記記憶手段は、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶する、ことを特徴とする取引時間表示プログラムである。
【0011】
請求項3に対応する発明は、請求項1または請求項2に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、時刻とスケジュール情報とを関連付けて記憶するスケジュール情報記憶手段、前記表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定する指定手段、前記グラフ内の一の領域が指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、前記スケジュール情報記憶手段に書き込むための書込手段、前記スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が前記時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、警告信号を出力する手段、前記警告信号が出力された場合、前記スケジュール情報を表示する手段、としてさらに機能させる取引時間表示プログラムである。
【0012】
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記スケジュール情報記憶手段は、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶する、ことを特徴とする取引時間表示プログラムである。
【0013】
請求項5に対応する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶する設定時刻記憶手段、前記時刻計測手段により計測される時刻と前記各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0014】
請求項6に対応する発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記警告信号の出力に応じて、前記表示手段に表示される壁紙情報を変更する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0015】
請求項7に対応する発明は、請求項3乃至請求項6のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記警告信号の出力に応じて、警告音を発生する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0016】
請求項8に対応する発明は、複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段と、時刻を計測する時刻計測手段と、前記時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段と、前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段と、前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段と、を備えた取引時間表示装置である。
【0017】
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
【0018】
請求項1・8に対応する発明は、選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶手段から読み込み、その取引時間帯における時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを表示するので、証券取引等において取引時間等の把握を容易にすることができる。
【0019】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する作用に加え、記憶手段が、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶するので、取引時間全体における経過時間や残存時間などを迅速にユーザに把握させることができる。
【0020】
請求項3に対応する発明は、請求項1・2に対応する作用に加え、表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定し、指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報をスケジュール情報記憶手段に書き込み、スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、スケジュール情報を表示するので、ユーザの発注作業をサポートすることができる。
【0021】
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する作用に加え、スケジュール情報記憶手段が、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶するので、外部の発注システムとの連動により、簡易的な予約発注を実現することができる。
【0022】
請求項5に対応する発明は、請求項1〜4のいずれか1項に対応する作用に加え、取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶し、時刻計測手段により計測される時刻と各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力するので、各設定時刻をユーザに認識させることができる。
【0023】
請求項6に対応する発明は、請求項3〜5に対応する作用に加え、警告信号の出力に応じて、表示手段に表示される壁紙情報を変更するので、例えば複数のモニタを使用しているユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【0024】
請求項7に対応する発明は、請求項3〜6に対応する発明に加え、警告信号の出力に応じて、警告音を発生するので、例えばモニタから離れた位置にいるユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、証券取引等において取引時間等の把握を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0027】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る取引時間表示装置10の構成を示す模式図である。
【0028】
取引時間表示装置10は、演算装置20と表示装置30とを備えている。
【0029】
演算装置20は、記憶部21・時刻計測部22・入力部23・演算部24・出力部25を備えている。
【0030】
なお、演算装置20は、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組合せにより実現可能である。具体的には、予めコンピュータ読み取り可能な記憶媒体またはネットワークから得られた「取引時間表示プログラム」がコンピュータにインストールされることにより、演算装置20としての各機能が実現される。
【0031】
記憶部21は、取引時間表示プログラムのデータを記憶するメモリであり、プログラム起動時の初期画面が記述された設定ファイル等を記憶している。また、記憶部21は、「取引時間帯」と「時間帯名称」とを予め関連付けて記憶している。詳しくは図2に示すように、記憶部21は、“前場(AM)”・“後場(PM)”・“夕場(EV)”の時間帯名称毎に、受付開始時刻・寄り時刻・取引開始時刻・引け時刻・取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶している。ここで、取引時間帯は、受付開始時刻と取引終了時刻とから求められる。
【0032】
時刻計測部22は、時刻を計測するものである。
【0033】
入力部23は、一般的なキーボード・マウス等により構成され、表示装置30の画面に表示される複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する機能を有している。
【0034】
演算部24は、演算処理を行なうものであり、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、該取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する機能を有している。また、演算部24は、経過時間と残存時間とを算出した場合、それらの経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを含む画像データGを生成する。
【0035】
具体的には、演算部24は、図3に示すような、円グラフRとボタンB1〜B5とが表示された画像データGを生成する。円グラフRは、経過時間R1と残存時間R2とが色分けされて表示される。また、円グラフRの中心の文字盤Mには現在時刻または残存時間が表示され、例えば文字盤Mをクリックすることで表示が切り替わる。一方、ボタンB1〜B5は、円グラフRの右側に表示される。これらのボタンB1〜B5が入力部23の操作により指定されると、表示が切り替わることになる。例えば、ボタンB3が指定されると、“前場”の取引時間帯に応じた円グラフRが表示されることになる。なお、ボタンB1は、通常の時計を表示するものである。この場合、円グラフは色分け表示されない。ボタンB2は、1日のスケジュール表示、編集が行なう画面を表示するものである。ボタンB3は、“前場”の時間を表示するものである。前場の取引時間全体を1回りで表示する。ボタンB4は、“後場”の時間を表示するものである。後場の取引時間全体を1回りで表示する。ボタンB5は、“夕場”の時間を表示するものである。夕場の取引時間全体を1回りで表示する。
【0036】
出力部25は、演算装置20により制御される情報を外部の装置に出力するものである。ここでは、出力部25は、演算部24で生成された画像データGを表示装置30に出力する。
【0037】
表示装置30は、一般的なモニタにより構成され、出力部25から出力された画像データGを表示する。
【0038】
次に、本実施形態に係る取引時間表示装置10の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
始めに、取引時間表示プログラムのアプリケーションが起動されると、初期画面などが記述された設定ファイルが記憶部21から読み出される(ステップS1)。
【0040】
ここでは、初期画面として時刻表示画面が設定されており、例えば図5(A)に示すように、時刻計測部22が計測する時刻が表示装置30に表示される(ステップS2)。
【0041】
次に、ユーザの操作により、入力部23を介して表示装置30の画面上で、前場(AM)・後場(PM)・夕場(EV)の時間帯名称のうち一の時間帯名称が選択される。これにより、選択された時間帯名称に対応する取引時間帯の情報が記憶部21から読み出される(ステップS3−YES,S4)。具体的には、ボタンB3がカーソルにより指定された場合には、“前場”の取引時間帯が記憶部21から読み出される。
【0042】
続いて、記憶部21から読み出された取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とが演算部24により算出される(ステップS5)。それから、演算部24により、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを含む画像データGが生成される。
【0043】
この後、表示装置30が出力部25から画像データGを受け取り、図5(B)に示すような円グラフを表示する(ステップS6)。
【0044】
以上説明したように、本実施形態に係る取引時間表示装置10は、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、その取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされたグラフを表示するので、残りの取引時間をユーザに視覚的に認識させることができる。それゆえ、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし、ユーザの発注作業をサポートすることができる。
【0045】
なお、本実施形態においては、経過時間と残存時間とが色分けされて円グラフで表示されているが、これに限るものではない。すなわち、経過時間と残存時間とが区別して表示されるものであれば、棒グラフなどであってもよい。
【0046】
<第2の実施形態>
図6は本発明の第2の実施形態に係る取引時間表示装置10Tの構成を示す模式図である。なお、既に説明した部分と同一部分には同一符号を付し、特に説明がない限りは重複した説明を省略する。
【0047】
取引時間表示装置10Tは、演算装置20Tと表示装置30と警告音発生装置40とを備えている。
【0048】
演算装置20Tは、第1の実施形態に係る演算装置20が、スケジュール情報記憶部26・スケジュール情報書込部27をさらに備えている。また、入力部23T・出力部25Tは、入力部23・出力部25がそれぞれ以下の機能をさらに備えている。
【0049】
入力部23Tは、表示装置30に表示される円グラフ内の一の領域を指定する機能を有している。
【0050】
出力部25Tは、後述するスケジュール情報記憶部26に記憶される時刻が時刻計測部22により計測される時刻と一致した場合、「警告信号」を出力する機能を有している。そして、出力部25Tは、警告信号の出力に応じて、スケジュール情報記憶部26に記憶される時刻に対応するスケジュール情報を表示装置30に出力する。また、出力部25Tは、警告信号を警告音発生装置40に出力する。さらに、出力部25Tは、警告信号が出力された場合、図7に示すように、表示装置30の画面の壁紙情報を変更する機能を有している。
【0051】
スケジュール情報記憶部26は、「予定時刻」と「スケジュール情報」とを関連付けて記憶するメモリである。ここで、スケジュール情報には、図8に示すように、取引所・銘柄コード・売買区分・価格・数量・執行条件・自己委任区分を有する発注情報が含まれる。この場合、スケジュール情報記憶部26は、図9に示すような外部の発注システムの発注画面Pのフォーマットと対応させて、発注情報を予定時刻と関連付けて記憶する。そして、予定時刻を経過した場合、出力部25Tが、発注情報の内容で発注するか否かを促す画面を表示装置30に出力する。なお、図9において、“Ev”のチェックボックスCは、取引時間帯が夕場のときにのみチェック可能なものである。取引が夕場のものであるか否かは0また1のフラグで表わされ、チェックされた場合はフラグが1となり、夕場の発注情報が記憶されることになる。なお、スケジュール情報は、発注情報以外の単なるメモ情報であってもよい。
【0052】
スケジュール情報書込部27は、円グラフR内の一の領域が入力部23Tを介して指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、スケジュール情報記憶部26に書き込むものである。具体的には、円グラフR内の一の領域が指定されると、図9に示すような発注画面Pが立ち上がる。そして、銘柄コード・数量・価格などの欄に数値が入力されると、それらの値がスケジュール情報として書き込まれる。なお、ボタンB2の選択により、発注情報を含まない単なるメモ情報の書き込みも可能である。
【0053】
また、スケジュール情報が書き込まれた場合には、図10に示すように、円グラフR内に星印S1・S2が表示される。ここで、スケジュール情報が発注情報である場合は5つ星印S1が表示され、注文内容を含まない単なるメモ情報の場合は4つ星印S2が表示される。
【0054】
警告音発生装置40は、一般的なスピーカで構成され、出力部25Tから警告信号を受け取ると警告音を発生するものである。
【0055】
次に、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tの動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
【0056】
ステップS1からステップS6までは第1の実施形態に係る取引時間表示装置10と同様の動作をするので、ステップS7以降の手順を以下に説明する。
【0057】
表示装置30に表示された円グラフR内の一領域が入力部23Tによりクリックされると、その指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報がスケジュール情報記憶部26に書き込まれる(ステップS7−Yes,S8)。
【0058】
例えば、図12に示すように、円グラフR内の一領域をカーソルが指定すると、その指定された領域に対応する時刻が表示される。カーソルの移動に応じて取引を実行しようとする時刻が指定されると、発注情報の入力画面が表示される。そして、入力部23Tを介して銘柄コード・価格・数量を含む発注情報が予定時刻と関連付けられて書き込まれる。
【0059】
この後、ステップS7において書き込まれた予定時刻が経過すると、出力部26Tから警告信号が出力される(ステップS9−Yes)。そして、表示装置30の壁紙情報が変更されたり、警告音が出力されたりして、ユーザに注意が喚起される(ステップS10)。また、外部の証券発注システム等と連動し、発注情報が書き込まれた発注画面Pが警告信号の出力時に立ち上がるようにしてもよい。これにより、ユーザに発注が促される。
【0060】
そして、スケジュール情報記憶部26に記憶されている発注情報のとおりに発注処理が行なわれた場合、スケジュール情報が削除される(ステップS11−Yes,S12)。
【0061】
以上説明したように、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tによれば、表示装置30に表示される円グラフR内の一の領域を指定し、指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報をスケジュール情報記憶部26に書き込み、スケジュール情報記憶部26に記憶される時刻が時刻計測部22により計測される時刻と一致した場合、スケジュール情報を表示する。それゆえ、取引に関するスケジュール管理が適切に行なわれるので、ユーザの発注作業をサポートすることができる。また、簡易的なスケジューラとしてユーザの予定管理をサポートすることもできる。
【0062】
なお、本実施形態では円グラフR内の一の領域の指定によりスケジュールを書き込んでいるが、予定時間を直接指定してスケジュールを書き込んでも良い。具体的には、ボタンB2が選択されると1日のスケジュール表が表示され、このスケジュール表を編集することによりスケジュールを登録できる。
【0063】
また、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tは、スケジュール情報記憶部26が、外部の発注システムの発注画面Pのフォーマットと対応させて、銘柄コード、数量、価格を含む発注情報で発注予定であることをスケジュール情報として記憶するので、外部の発注システムとの連動により、簡易的な予約発注を実現することができる。
【0064】
また、本実施形態に係る取引時間表示装置10は、取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶し、時刻計測部22により計測される時刻と各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力するので、各設定時刻をユーザに認識させることができる。なお、上述の各設定時刻に基づいて、円グラフRの色を変更してもよい。例えば、図13に示すように、引け時刻から取引終了時刻までの時間帯R3を経過時間や残存時間とは別の色で表示する。一般的に、証券取引等においては、引けの時間帯に取引量が集中する。そのため、引けの時間帯をユーザに認識させることで、証券取引等におけるユーザの発注処理をサポートすることができる。なお、寄りの時間帯R4についても同様である。
【0065】
また、本実施形態に係る表示装置30は、警告信号の出力に応じて壁紙情報を変更するので、例えば複数のモニタを使用しているユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。特に、複数のモニタを使用することが多いディーラ・トレーダ等に対して視覚的に設定時刻を通知することができ、発注作業をサポートできるという効果がある。
【0066】
さらに、本実施形態に係る警告音発生装置40は、警告信号の出力に応じて警告音を発生するので、例えばモニタから離れた位置にいるユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【0067】
要するに、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tは、取引時間をユーザに意識させることができる。また、スケジューラ機能を実装することにより、より時間に対する意識を強くさせ、かつ予定遂行をサポートすることができる。さらに、スケジュールに注文内容を含め、外部の証券発注システムにデータを渡すことで簡易的な予約発注を補助することができる。
【0068】
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0069】
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
【0070】
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
【0071】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
【0072】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0073】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
【0074】
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
【0075】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る取引時間表示装置10の構成を示す模式図である。
【図2】同実施形態に係る記憶部21の構成を示す模式図である。
【図3】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【図4】同実施形態に係る取引時間表示装置10の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の変化を示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る取引時間表示装置10Tの構成を示す模式図である。
【図7】同実施形態に係る表示装置30の壁紙画像の変化を示す模式図である。
【図8】同実施形態に係るスケジュール情報の一例を示す模式図である。
【図9】外部の発注システムの発注画面の構成を示す模式図である。
【図10】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【図11】同実施形態に係る取引時間表示装置10Tの動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の変化を示す模式図である。
【図13】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
【0077】
10・・・取引時間表示装置、20・・・演算装置、21・・・記憶部、22・・・時刻計測部、23・・・入力部、24・・・演算部、25・・・出力部、26・・・スケジュール情報記憶部、27・・・スケジュール情報書込部、30・・・表示装置、40・・・警告音発生装置。
【技術分野】
【0001】
本発明は、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし得る取引時間表示プログラム及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及に伴い、いわゆるオンライントレーディングが行なわれている。
【0003】
このオンライントレーディングにおいては、株式の売買注文を取引所システムへ発注するタイミングを制御することが可能な売買注文自動発注装置などが利用されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−99787号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、コンボボックスにより発注時間を選択するので、取引時間の把握が一見して困難なものである。
【0005】
この点、ディーラ・トレーダ等は、複数の取引情報を同時に把握して数多くの作業を素早く処理しなければならない。そのため、取引時間を迅速に把握する必要がある。
【0006】
また、ディーラ・トレーダ等は、多くのモニタ・マシンを駆使して市況や最新ニュースを取得する。そのため、モニタ・マシンの画面上で、最新ニュース等の把握と取引予定とを迅速に把握する必要がある。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし得る取引時間表示プログラム及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
【0009】
請求項1に対応する発明は、コンピュータを、複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段、時刻を計測する時刻計測手段、前記複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段、前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段、前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0010】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記記憶手段は、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶する、ことを特徴とする取引時間表示プログラムである。
【0011】
請求項3に対応する発明は、請求項1または請求項2に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、時刻とスケジュール情報とを関連付けて記憶するスケジュール情報記憶手段、前記表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定する指定手段、前記グラフ内の一の領域が指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、前記スケジュール情報記憶手段に書き込むための書込手段、前記スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が前記時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、警告信号を出力する手段、前記警告信号が出力された場合、前記スケジュール情報を表示する手段、としてさらに機能させる取引時間表示プログラムである。
【0012】
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記スケジュール情報記憶手段は、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶する、ことを特徴とする取引時間表示プログラムである。
【0013】
請求項5に対応する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶する設定時刻記憶手段、前記時刻計測手段により計測される時刻と前記各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0014】
請求項6に対応する発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記警告信号の出力に応じて、前記表示手段に表示される壁紙情報を変更する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0015】
請求項7に対応する発明は、請求項3乃至請求項6のいずれか1項に対応する取引時間表示プログラムにおいて、前記コンピュータを、前記警告信号の出力に応じて、警告音を発生する手段、として機能させる取引時間表示プログラムである。
【0016】
請求項8に対応する発明は、複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段と、時刻を計測する時刻計測手段と、前記時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段と、前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段と、前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段と、を備えた取引時間表示装置である。
【0017】
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
【0018】
請求項1・8に対応する発明は、選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶手段から読み込み、その取引時間帯における時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを表示するので、証券取引等において取引時間等の把握を容易にすることができる。
【0019】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する作用に加え、記憶手段が、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶するので、取引時間全体における経過時間や残存時間などを迅速にユーザに把握させることができる。
【0020】
請求項3に対応する発明は、請求項1・2に対応する作用に加え、表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定し、指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報をスケジュール情報記憶手段に書き込み、スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、スケジュール情報を表示するので、ユーザの発注作業をサポートすることができる。
【0021】
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する作用に加え、スケジュール情報記憶手段が、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶するので、外部の発注システムとの連動により、簡易的な予約発注を実現することができる。
【0022】
請求項5に対応する発明は、請求項1〜4のいずれか1項に対応する作用に加え、取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶し、時刻計測手段により計測される時刻と各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力するので、各設定時刻をユーザに認識させることができる。
【0023】
請求項6に対応する発明は、請求項3〜5に対応する作用に加え、警告信号の出力に応じて、表示手段に表示される壁紙情報を変更するので、例えば複数のモニタを使用しているユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【0024】
請求項7に対応する発明は、請求項3〜6に対応する発明に加え、警告信号の出力に応じて、警告音を発生するので、例えばモニタから離れた位置にいるユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、証券取引等において取引時間等の把握を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0027】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る取引時間表示装置10の構成を示す模式図である。
【0028】
取引時間表示装置10は、演算装置20と表示装置30とを備えている。
【0029】
演算装置20は、記憶部21・時刻計測部22・入力部23・演算部24・出力部25を備えている。
【0030】
なお、演算装置20は、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組合せにより実現可能である。具体的には、予めコンピュータ読み取り可能な記憶媒体またはネットワークから得られた「取引時間表示プログラム」がコンピュータにインストールされることにより、演算装置20としての各機能が実現される。
【0031】
記憶部21は、取引時間表示プログラムのデータを記憶するメモリであり、プログラム起動時の初期画面が記述された設定ファイル等を記憶している。また、記憶部21は、「取引時間帯」と「時間帯名称」とを予め関連付けて記憶している。詳しくは図2に示すように、記憶部21は、“前場(AM)”・“後場(PM)”・“夕場(EV)”の時間帯名称毎に、受付開始時刻・寄り時刻・取引開始時刻・引け時刻・取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶している。ここで、取引時間帯は、受付開始時刻と取引終了時刻とから求められる。
【0032】
時刻計測部22は、時刻を計測するものである。
【0033】
入力部23は、一般的なキーボード・マウス等により構成され、表示装置30の画面に表示される複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する機能を有している。
【0034】
演算部24は、演算処理を行なうものであり、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、該取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する機能を有している。また、演算部24は、経過時間と残存時間とを算出した場合、それらの経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを含む画像データGを生成する。
【0035】
具体的には、演算部24は、図3に示すような、円グラフRとボタンB1〜B5とが表示された画像データGを生成する。円グラフRは、経過時間R1と残存時間R2とが色分けされて表示される。また、円グラフRの中心の文字盤Mには現在時刻または残存時間が表示され、例えば文字盤Mをクリックすることで表示が切り替わる。一方、ボタンB1〜B5は、円グラフRの右側に表示される。これらのボタンB1〜B5が入力部23の操作により指定されると、表示が切り替わることになる。例えば、ボタンB3が指定されると、“前場”の取引時間帯に応じた円グラフRが表示されることになる。なお、ボタンB1は、通常の時計を表示するものである。この場合、円グラフは色分け表示されない。ボタンB2は、1日のスケジュール表示、編集が行なう画面を表示するものである。ボタンB3は、“前場”の時間を表示するものである。前場の取引時間全体を1回りで表示する。ボタンB4は、“後場”の時間を表示するものである。後場の取引時間全体を1回りで表示する。ボタンB5は、“夕場”の時間を表示するものである。夕場の取引時間全体を1回りで表示する。
【0036】
出力部25は、演算装置20により制御される情報を外部の装置に出力するものである。ここでは、出力部25は、演算部24で生成された画像データGを表示装置30に出力する。
【0037】
表示装置30は、一般的なモニタにより構成され、出力部25から出力された画像データGを表示する。
【0038】
次に、本実施形態に係る取引時間表示装置10の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
始めに、取引時間表示プログラムのアプリケーションが起動されると、初期画面などが記述された設定ファイルが記憶部21から読み出される(ステップS1)。
【0040】
ここでは、初期画面として時刻表示画面が設定されており、例えば図5(A)に示すように、時刻計測部22が計測する時刻が表示装置30に表示される(ステップS2)。
【0041】
次に、ユーザの操作により、入力部23を介して表示装置30の画面上で、前場(AM)・後場(PM)・夕場(EV)の時間帯名称のうち一の時間帯名称が選択される。これにより、選択された時間帯名称に対応する取引時間帯の情報が記憶部21から読み出される(ステップS3−YES,S4)。具体的には、ボタンB3がカーソルにより指定された場合には、“前場”の取引時間帯が記憶部21から読み出される。
【0042】
続いて、記憶部21から読み出された取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とが演算部24により算出される(ステップS5)。それから、演算部24により、経過時間と残存時間とが色分けされた円グラフを含む画像データGが生成される。
【0043】
この後、表示装置30が出力部25から画像データGを受け取り、図5(B)に示すような円グラフを表示する(ステップS6)。
【0044】
以上説明したように、本実施形態に係る取引時間表示装置10は、入力部23により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を記憶部21から読み込み、その取引時間帯における時刻計測部22が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出し、経過時間と残存時間とが色分けされたグラフを表示するので、残りの取引時間をユーザに視覚的に認識させることができる。それゆえ、証券取引等において取引時間等の把握を容易にし、ユーザの発注作業をサポートすることができる。
【0045】
なお、本実施形態においては、経過時間と残存時間とが色分けされて円グラフで表示されているが、これに限るものではない。すなわち、経過時間と残存時間とが区別して表示されるものであれば、棒グラフなどであってもよい。
【0046】
<第2の実施形態>
図6は本発明の第2の実施形態に係る取引時間表示装置10Tの構成を示す模式図である。なお、既に説明した部分と同一部分には同一符号を付し、特に説明がない限りは重複した説明を省略する。
【0047】
取引時間表示装置10Tは、演算装置20Tと表示装置30と警告音発生装置40とを備えている。
【0048】
演算装置20Tは、第1の実施形態に係る演算装置20が、スケジュール情報記憶部26・スケジュール情報書込部27をさらに備えている。また、入力部23T・出力部25Tは、入力部23・出力部25がそれぞれ以下の機能をさらに備えている。
【0049】
入力部23Tは、表示装置30に表示される円グラフ内の一の領域を指定する機能を有している。
【0050】
出力部25Tは、後述するスケジュール情報記憶部26に記憶される時刻が時刻計測部22により計測される時刻と一致した場合、「警告信号」を出力する機能を有している。そして、出力部25Tは、警告信号の出力に応じて、スケジュール情報記憶部26に記憶される時刻に対応するスケジュール情報を表示装置30に出力する。また、出力部25Tは、警告信号を警告音発生装置40に出力する。さらに、出力部25Tは、警告信号が出力された場合、図7に示すように、表示装置30の画面の壁紙情報を変更する機能を有している。
【0051】
スケジュール情報記憶部26は、「予定時刻」と「スケジュール情報」とを関連付けて記憶するメモリである。ここで、スケジュール情報には、図8に示すように、取引所・銘柄コード・売買区分・価格・数量・執行条件・自己委任区分を有する発注情報が含まれる。この場合、スケジュール情報記憶部26は、図9に示すような外部の発注システムの発注画面Pのフォーマットと対応させて、発注情報を予定時刻と関連付けて記憶する。そして、予定時刻を経過した場合、出力部25Tが、発注情報の内容で発注するか否かを促す画面を表示装置30に出力する。なお、図9において、“Ev”のチェックボックスCは、取引時間帯が夕場のときにのみチェック可能なものである。取引が夕場のものであるか否かは0また1のフラグで表わされ、チェックされた場合はフラグが1となり、夕場の発注情報が記憶されることになる。なお、スケジュール情報は、発注情報以外の単なるメモ情報であってもよい。
【0052】
スケジュール情報書込部27は、円グラフR内の一の領域が入力部23Tを介して指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、スケジュール情報記憶部26に書き込むものである。具体的には、円グラフR内の一の領域が指定されると、図9に示すような発注画面Pが立ち上がる。そして、銘柄コード・数量・価格などの欄に数値が入力されると、それらの値がスケジュール情報として書き込まれる。なお、ボタンB2の選択により、発注情報を含まない単なるメモ情報の書き込みも可能である。
【0053】
また、スケジュール情報が書き込まれた場合には、図10に示すように、円グラフR内に星印S1・S2が表示される。ここで、スケジュール情報が発注情報である場合は5つ星印S1が表示され、注文内容を含まない単なるメモ情報の場合は4つ星印S2が表示される。
【0054】
警告音発生装置40は、一般的なスピーカで構成され、出力部25Tから警告信号を受け取ると警告音を発生するものである。
【0055】
次に、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tの動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
【0056】
ステップS1からステップS6までは第1の実施形態に係る取引時間表示装置10と同様の動作をするので、ステップS7以降の手順を以下に説明する。
【0057】
表示装置30に表示された円グラフR内の一領域が入力部23Tによりクリックされると、その指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報がスケジュール情報記憶部26に書き込まれる(ステップS7−Yes,S8)。
【0058】
例えば、図12に示すように、円グラフR内の一領域をカーソルが指定すると、その指定された領域に対応する時刻が表示される。カーソルの移動に応じて取引を実行しようとする時刻が指定されると、発注情報の入力画面が表示される。そして、入力部23Tを介して銘柄コード・価格・数量を含む発注情報が予定時刻と関連付けられて書き込まれる。
【0059】
この後、ステップS7において書き込まれた予定時刻が経過すると、出力部26Tから警告信号が出力される(ステップS9−Yes)。そして、表示装置30の壁紙情報が変更されたり、警告音が出力されたりして、ユーザに注意が喚起される(ステップS10)。また、外部の証券発注システム等と連動し、発注情報が書き込まれた発注画面Pが警告信号の出力時に立ち上がるようにしてもよい。これにより、ユーザに発注が促される。
【0060】
そして、スケジュール情報記憶部26に記憶されている発注情報のとおりに発注処理が行なわれた場合、スケジュール情報が削除される(ステップS11−Yes,S12)。
【0061】
以上説明したように、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tによれば、表示装置30に表示される円グラフR内の一の領域を指定し、指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報をスケジュール情報記憶部26に書き込み、スケジュール情報記憶部26に記憶される時刻が時刻計測部22により計測される時刻と一致した場合、スケジュール情報を表示する。それゆえ、取引に関するスケジュール管理が適切に行なわれるので、ユーザの発注作業をサポートすることができる。また、簡易的なスケジューラとしてユーザの予定管理をサポートすることもできる。
【0062】
なお、本実施形態では円グラフR内の一の領域の指定によりスケジュールを書き込んでいるが、予定時間を直接指定してスケジュールを書き込んでも良い。具体的には、ボタンB2が選択されると1日のスケジュール表が表示され、このスケジュール表を編集することによりスケジュールを登録できる。
【0063】
また、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tは、スケジュール情報記憶部26が、外部の発注システムの発注画面Pのフォーマットと対応させて、銘柄コード、数量、価格を含む発注情報で発注予定であることをスケジュール情報として記憶するので、外部の発注システムとの連動により、簡易的な予約発注を実現することができる。
【0064】
また、本実施形態に係る取引時間表示装置10は、取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶し、時刻計測部22により計測される時刻と各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力するので、各設定時刻をユーザに認識させることができる。なお、上述の各設定時刻に基づいて、円グラフRの色を変更してもよい。例えば、図13に示すように、引け時刻から取引終了時刻までの時間帯R3を経過時間や残存時間とは別の色で表示する。一般的に、証券取引等においては、引けの時間帯に取引量が集中する。そのため、引けの時間帯をユーザに認識させることで、証券取引等におけるユーザの発注処理をサポートすることができる。なお、寄りの時間帯R4についても同様である。
【0065】
また、本実施形態に係る表示装置30は、警告信号の出力に応じて壁紙情報を変更するので、例えば複数のモニタを使用しているユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。特に、複数のモニタを使用することが多いディーラ・トレーダ等に対して視覚的に設定時刻を通知することができ、発注作業をサポートできるという効果がある。
【0066】
さらに、本実施形態に係る警告音発生装置40は、警告信号の出力に応じて警告音を発生するので、例えばモニタから離れた位置にいるユーザに対しても設定時刻等を容易に認識させることができる。
【0067】
要するに、本実施形態に係る取引時間表示装置10Tは、取引時間をユーザに意識させることができる。また、スケジューラ機能を実装することにより、より時間に対する意識を強くさせ、かつ予定遂行をサポートすることができる。さらに、スケジュールに注文内容を含め、外部の証券発注システムにデータを渡すことで簡易的な予約発注を補助することができる。
【0068】
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0069】
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
【0070】
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
【0071】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
【0072】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0073】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
【0074】
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
【0075】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る取引時間表示装置10の構成を示す模式図である。
【図2】同実施形態に係る記憶部21の構成を示す模式図である。
【図3】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【図4】同実施形態に係る取引時間表示装置10の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の変化を示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る取引時間表示装置10Tの構成を示す模式図である。
【図7】同実施形態に係る表示装置30の壁紙画像の変化を示す模式図である。
【図8】同実施形態に係るスケジュール情報の一例を示す模式図である。
【図9】外部の発注システムの発注画面の構成を示す模式図である。
【図10】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【図11】同実施形態に係る取引時間表示装置10Tの動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の変化を示す模式図である。
【図13】同実施形態に係る表示装置30に表示される画像の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
【0077】
10・・・取引時間表示装置、20・・・演算装置、21・・・記憶部、22・・・時刻計測部、23・・・入力部、24・・・演算部、25・・・出力部、26・・・スケジュール情報記憶部、27・・・スケジュール情報書込部、30・・・表示装置、40・・・警告音発生装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段、
時刻を計測する時刻計測手段、
前記複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段、
前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段、
前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記記憶手段は、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶する、
ことを特徴とする取引時間表示プログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
時刻とスケジュール情報とを関連付けて記憶するスケジュール情報記憶手段、
前記表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定する指定手段、
前記グラフ内の一の領域が指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、前記スケジュール情報記憶手段に書き込むための書込手段、
前記スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が前記時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、警告信号を出力する手段、
前記警告信号が出力された場合、前記スケジュール情報を表示する手段、
としてさらに機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記スケジュール情報記憶手段は、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶する、
ことを特徴とする取引時間表示プログラム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶する設定時刻記憶手段、
前記時刻計測手段により計測される時刻と前記各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項6】
請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記警告信号の出力に応じて、前記表示手段に表示される壁紙情報を変更する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項7】
請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記警告信号の出力に応じて、警告音を発生する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項8】
複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段と、
時刻を計測する時刻計測手段と、
前記時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段と、
前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段と、
前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする取引時間表示装置。
【請求項1】
コンピュータを、
複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段、
時刻を計測する時刻計測手段、
前記複数の時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段、
前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段、
前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記記憶手段は、前場、後場、夕場の時間帯名称と、それぞれの取引時間帯とを関連付けて記憶する、
ことを特徴とする取引時間表示プログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
時刻とスケジュール情報とを関連付けて記憶するスケジュール情報記憶手段、
前記表示手段に表示されるグラフ内の一の領域を指定する指定手段、
前記グラフ内の一の領域が指定された場合、該指定された領域に対応する時刻におけるスケジュール情報を、前記スケジュール情報記憶手段に書き込むための書込手段、
前記スケジュール情報記憶手段に記憶される時刻が前記時刻計測手段により計測される時刻と一致した場合、警告信号を出力する手段、
前記警告信号が出力された場合、前記スケジュール情報を表示する手段、
としてさらに機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記スケジュール情報記憶手段は、外部の発注システムの発注画面のフォーマットに対応した発注情報をスケジュール情報として記憶する、
ことを特徴とする取引時間表示プログラム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記取引時間帯毎に、受付開始時刻、寄り時刻、取引開始時刻、引け時刻、取引終了時刻を含む複数の設定時刻を記憶する設定時刻記憶手段、
前記時刻計測手段により計測される時刻と前記各設定時刻とが一致した場合、警告信号を出力する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項6】
請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記警告信号の出力に応じて、前記表示手段に表示される壁紙情報を変更する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項7】
請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の取引時間表示プログラムにおいて、
前記コンピュータを、
前記警告信号の出力に応じて、警告音を発生する手段、
として機能させる取引時間表示プログラム。
【請求項8】
複数の取引時間帯と複数の時間帯名称とを予め関連付けて記憶する記憶手段と、
時刻を計測する時刻計測手段と、
前記時間帯名称のうち、一の時間帯名称を選択する選択手段と、
前記選択手段により時間帯名称が選択された場合、該時間帯名称に対応する取引時間帯を前記記憶手段から読み込み、該取引時間帯における前記時刻計測手段が計測する時刻までの経過時間と残存時間とを算出する手段と、
前記取引時間帯を1回りとし、前記経過時間と前記残存時間とが色分けされた円グラフを表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする取引時間表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−43159(P2009−43159A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−209756(P2007−209756)
【出願日】平成19年8月10日(2007.8.10)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年8月10日(2007.8.10)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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