説明

受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法

【課題】効率的に画像を表示させて注文処理を円滑に実行させることができる受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法の提供。
【解決手段】メディアなどから複数の画像ファイルを読み取るファイル読み取り手段と、読み取った複数の画像ファイルの中から画像を表示するための処理に時間を要する特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段と、各々の画像ファイルの画像を予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面24を表示させる際に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を表示させ、その後、特定ファイルの画像を表示させたり、表示する順番となった特定ファイルに対応する枠に特定ファイルであることを示す情報を表示させる表示制御手段と、を少なくとも備える。これにより、特定ファイルが混在している場合でも画像選択画面に効率的に画像を表示することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、写真に関連する様々なサービスが提供されるようになってきている。例えば、ユーザがデジタルカメラで写真を撮影し、画像ファイルが記録されたデジタルカメラやデジタルカメラ用メディア、画像ファイルをバックアップしたCD−Rなどをミニラボ等の写真店に持ち込むと、写真店では受付端末を用いてデジタルカメラやメディア、CD−Rから画像ファイルを読み取り、読み取った画像ファイルを用いて高精細な写真プリントを作成したり、該画像ファイルを他のCD−Rなどの記録媒体に書き込むなどの処理を行う。また、店舗内に設置されたキオスク(無人の受付端末)を用いれば、上記写真プリントの作成や記録媒体への書き込みなどの処理をユーザ自身で行うこともできる(上記無人端末に関しては、例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−8817号公報(第3−4頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記受付端末を用いて注文を行う場合、デジタルカメラやメディア、CD−Rから読み取った画像ファイルの画像が画面上に表示され、その中から写真プリントの作成や記録媒体への書き込みの対象となる画像ファイルを選択することになるが、その際、画像ファイルの画像の表示は日付順などの予め定められた順番で行われるため、例えば、対象となる画像ファイルの中に画像を表示するための処理に時間を要するファイルが含まれていると、そのファイルの画像を表示するための処理が終了するまでの間、他の画像ファイルの表示を行うことができない。
【0005】
例えば、近年のデジタルカメラは静止画のみならず動画も撮影できることから、動画ファイルが混在した状態で注文が行われる場合が多いが、動画ファイルはデコードに時間がかかってしまうため、その後に表示すべき画像ファイルの画像を速やかに表示することができない。
【0006】
また、高精細なプリントを作成するために高解像度で写真を撮影した場合には容量の大きい画像ファイルが生成されるが、容量の大きい画像ファイルもデコードに時間がかかってしまうため、やはり、その後に表示すべき画像ファイルの画像を速やかに表示することができない。
【0007】
また、読み取った画像ファイルがEXIF(Exchangeable Image File Format)情報を含む画像ファイルの場合は、EXIF情報中に記録されている縮小画像を利用して画像を表示させることができるが、読み取った画像ファイルがEXIF情報を含まない画像ファイルの場合は、元の画像ファイルに基づいて縮小画像を作成しなければならないために画像の表示に時間がかかってしまい、やはり、その後に表示すべき画像ファイルの画像を速やかに表示することができない。
【0008】
そして、このような動画ファイルや容量の大きい画像ファイル、EXIF情報を含まない画像ファイルなどの画像を表示するための処理に時間を要するファイルが混在した状態で注文が行われた場合、該ファイルの画像を表示する段階で処理が滞ってしまい、注文処理を円滑に実行させることができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、効率的に画像を表示させて注文処理を円滑に実行させることができる受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の注文端末は、デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから、少なくとも複数の画像ファイルを読み取るファイル読み取り手段と、各々の前記画像ファイルの画像を予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、を少なくとも備える受付端末において、読み取った複数の前記画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段を備え、前記表示制御手段では、前記画像選択画面の各々の前記枠に画像を表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる制御を行うものである。
【0011】
本発明においては、前記表示制御手段は、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御を行う構成とすることができる。
【0012】
また、本発明においては、前記表示制御手段は、前記特定ファイルであることを示す情報を、該特定ファイルの画像が表示されるまでの間、表示させる制御を行う構成とすることもできる。
【0013】
また、本発明においては、前記特定ファイルは、動画ファイル、所定容量以上の画像ファイル、又は、EXIF情報を含まない画像ファイルのいずれかを含むことが好ましい。
【0014】
また、本発明においては、前記予め定められた順番は、日付順、又は、ファイル名順とすることができる。
【0015】
また、本発明の制御プログラムは、コンピュータを、デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから読み取った複数の画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段、各々の前記画像ファイルの画像を、予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる制御を行う表示制御手段、として機能させるものであり、前記表示制御手段は、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御を行う構成とすることができる。
【0016】
また、本発明の注文処理方法は、デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから、少なくとも複数の画像ファイルを読み取るステップと、読み取った複数の前記画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別するステップと、各々の前記画像ファイルの画像を、予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる表示ステップと、を少なくとも有するものであり、前記表示ステップでは、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させる構成とすることができる。
【0017】
このように、本発明の構成によれば、複数の画像ファイルの中に特定ファイルが混在している場合でも、画像選択画面には、特定ファイル以外の画像ファイルの画像が先に、特定ファイルの画像が後に表示されるため、複数の画像ファイルの画像を効率的に表示させることができ、注文処理を円滑に実行させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法によれば、複数の画像ファイルの中に特定ファイルが混在している場合でも画像選択画面に効率的に画像を表示させることができ、これにより注文処理を円滑に実行させることができる。
【0019】
その理由は、本発明の受付端末では、デジタルカメラやメディアなどから読み取った複数の画像ファイルの中から、画像を表示させるための処理に時間を要する特定ファイルを選別し、各々の画像ファイルの画像を予め定められた順番で配列するための複数の枠を備えた画像選択画面を表示させる際に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させ、その後、特定ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させ、また、表示する順番となった特定ファイルに対応する枠に、特定ファイルであることを示す情報を表示させるなどの制御が行われるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の注文端末は、その好ましい一実施の形態において、デジタルカメラやメディアなどから少なくとも複数の画像ファイルを読み取るファイル読み取り手段と、読み取った複数の画像ファイルの中から、画像を表示するための処理に時間を要する特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段と、各々の画像ファイルの画像を日付順やファイル名順などの予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる際に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させ、その後、特定ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させる制御や、表示する順番となった特定ファイルに対応する枠に、特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御などを行う表示制御手段と、表示手段及び操作手段と、画像ファイルと注文情報ファイルとをプリンタや記録媒体作成装置などの出力装置に送信するファイル送信手段とを少なくとも備える。これにより、複数の画像ファイルの中に特定ファイルが混在している場合でも、画像選択画面に効率的に画像を表示することができ、注文処理を円滑に実行させることができる。
【実施例】
【0021】
上記実施の形態について詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る受付端末及び制御プログラム並びに注文処理方法について、図1乃至図19を参照して説明する。図1は、本実施例に係る注文処理システムの構成を模式的に示す図であり、図2及び図3は、受付端末のバリエーションを示す図、図4は、受付端末の機能を示すブロック図である。また、図5乃至図7は、本実施例の受付端末及びプリンタ並びに記録媒体作成装置を用いた注文処理の手順を示すフローチャート図であり、図8乃至図16は、受付端末の表示手段に表示される画面構成例を示す図である。また、図17及び図18は、記録媒体におけるデータの記録構造を示す図であり、図19は、記録媒体に構造を模式的に示す図である。
【0022】
図1に示すように、本実施例の注文処理システム1は、ミニラボなどに写真店やコンビニエンスストアなどの注文店などに設置され、写真プリントや記録媒体の作成を指示する受付端末2と、写真店や生産店などに設置されるプリント作成装置11aや記録媒体作成装置11bなどの出力装置10とで構成され、これらはLANやWAN、VANなどの通信ネットワークを介して接続されている。
【0023】
また、図4に示すように、本実施例の受付端末2は、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリースティック、SDメモリーカード、マルチメディアカードなどのデジタルカメラ9用又はカメラ付き携帯電話機9a用の記録媒体(以下、メディア8と呼ぶ。)を装填するメディア装填部5や、デジタルカメラ9やカメラ付き携帯電話機9a等の撮影機器(以下、デジタルカメラ9として説明する。)を有線又は無線、赤外線等によって接続するための機器接続部6などを用いて、少なくとも複数の画像ファイルを読み取るファイル読み取り手段15と、読み取った複数の画像ファイルの中から、動画ファイルや容量の大きい画像ファイル、EXIF情報を含まない画像ファイルなどの画像を表示させるための処理に時間を要する特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段16と、必要に応じて、各々の画像ファイルのEXIF情報又は注文情報ファイルを参照して各々の画像ファイルに対応付けられた日付情報を抽出する日付情報抽出手段17と、各々の画像ファイルの画像を日付順やファイル名順などの予め定められた順番で配列するための複数の枠を備えた画像選択画面を表示手段に表示させる際に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させ、その後、特定ファイルの画像を予め定められた順番で対応する枠に表示させる制御や、複数の画像ファイルを予め定められた順番で並べた場合に表示する順番となった特定ファイルに対応する枠に、特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御などを行う表示制御手段18と、LCD、CRT等の表示手段3と、ボタン、キーボード、マウス等の操作手段4と、画像ファイルや注文情報ファイルを出力装置10に送信するファイル送信手段19とを備え、必要に応じて、注文番号が記録されたレシートを出力するレシートプリンタ7などが接続されている。なお、上記各手段はハードウェアとして構成されていてもよいし、コンピュータを、少なくとも、特定ファイル選別手段16及び表示制御手段18として機能させる制御プログラムとして構成し、該制御プログラムを受付端末2にインストールして実行する構成としてもよい。
【0024】
また、本実施例のプリント作成装置11aは、銀塩プリンタや昇華プリンタ、インクジェットプリンタなどの任意の種類のプリンタを用いることができ、プリント作成装置11aには、少なくとも、注文情報ファイルに基づいて所定のプリントサイズ(E、L、LD、2L、2LD、KG、8つ、6つ、4つ、6つW、4つW、A4、A3など)、所定の種別(銀塩プリント、昇華プリントなど)、所定の形態(個別のプリント、インデックスプリント、ジャケットプリントなど)の写真プリント12の作成を行う機能を備え、記録媒体作成装置11bには、少なくとも、CD−R/RWやDVD±R/RW、DVD−RAM、HD−DVD、Blu−rayディスク等の記録媒体13を装填する記録媒体装填部14などの書き込み手段を備えている。なお、図1では、受付端末2とプリント作成装置11aと記録媒体作成装置11bとを別々の装置として記載しているが、例えば、図2に示すように、受付端末2と記録媒体作成装置11bの機能を兼ね備えたコンピュータ機器としてもよいし、図3に示すように、受付端末2とプリント作成装置11aと記録媒体作成装置11bとが一体となったキオスク(無人端末)などとしてもよい。
【0025】
次に、上記構成の受付端末2を用いた注文処理の手順について、図5乃至図7のフローチャート図を参照して説明する。
【0026】
まず、受付端末2を起動すると、表示手段3に例えば、図8に示すような作業選択画面20が表示される。この作業選択画面20には、画像ファイルから写真プリント12を作成するのか、画像ファイルを記録した記録媒体13を作成するのか、又はその双方を作成するのかなどの作業を選択するボタンが表示され、ステップS101で、ユーザはその中から所望の作業を選択する。その後、ステップS102で、メディア装填部5にメディア8を装填、又は機器接続部6にデジタルカメラ9を接続する。
【0027】
次に、ステップS103で選択された作業を判断し、写真プリント12の作成又は写真プリント12及び記録媒体13の双方の作成が選択された場合は、ステップS104で、表示制御手段18は、表示手段3に例えば図9に示すような写真プリント12のプリントサイズをユーザに選択させるためのプリントサイズ選択画面21を表示させる。このプリントサイズ選択画面21には、E、L、LD、2L、2LD、KG、8つ、6つ、4つ、6つW、4つW、A4、A3などの各種プリントサイズが選択可能に表示されており、ユーザは操作手段4を操作して所望のプリントサイズを選択する。
【0028】
次に、ステップS105で、表示制御手段18は、表示手段3に例えば図10に示すような納期をユーザに選択させるための納期選択画面22を表示させる。この納期選択画面22には、特急、普通、翌日などの各種納期が選択可能に表示されており、ユーザは操作手段4を操作して所望の納期を選択する。
【0029】
次に、ステップS105の処理の後に、又は、ステップS103からS105の処理と並行して、ステップS106で、ファイル読み取り手段15は、メディア装填部5に装填されたメディア8や機器接続部6に接続されたデジタルカメラ9から複数の画像ファイルと必要に応じてDPOF(Digital Print Order Format)ファイルなどの注文情報ファイルを読み取る。
【0030】
次に、ステップS107で、特定ファイル選別手段16は、読み取った複数の画像ファイルの中から、画像を表示させるための処理に時間を要する特定ファイルを選別すると共に、日付順やファイル名順などの予め定められた順番に従って、複数の画像ファイルの表示順を決定する。この特定ファイルとしては、例えば、動画ファイル(例えば、MOV、AVI、WMV、MPEG1、2、4、7などの形式のファイル)や容量の大きい画像ファイル(例えば、10MB以上の画像ファイル)、EXIF情報を含まない画像ファイル(例えば、JPEG、BMP、TIFF、GIFFなどの形式のファイル)などのデコードや縮小画像の作成に時間がかかるファイルが挙げられる。また、特定ファイルを選別する方法も限定されず、動画ファイルやEXIF情報を含まない画像ファイルなどは拡張子を参照して選別することができ、また、容量の大きい画像ファイルは、画像ファイルに関する情報が記述されているメタデータなどを参照して選別することができる。そして、特定ファイルの選別が終了したら、
【0031】
次に、表示制御手段18は、表示手段3に、例えば図11に示すような一括選択画面23を表示させた後、ステップS108で、表示手段3に、例えば図12に示すような画像選択画面24を表示させる。この画像選択画面24には、各々の画像ファイルの画像を日付順やファイル名順などの予め定められた順番(図ではファイル名の昇順)で配列するための複数の枠が設けられており、各々の枠の近傍には、対応する画像ファイルに対する処理を設定するためのボタン(プリント作成モードの場合は写真プリント12の注文枚数を増減させるためのボタンや画像を編集するためのボタンなど)が設けられている。
【0032】
そして、各々の枠に予め定められた順番に従って画像ファイルの画像を表示させるが、その際、従来の受付端末では、表示しようとする画像ファイルが特定ファイルであるか否かに関わらず画像ファイルの画像を表示させていたため、複数の画像ファイルの中に特定ファイルがあると、その特定ファイルの画像の表示で処理が滞ってしまうという問題があった。そこで、本実施例の受付端末2では、ステップS109で、読み取った複数の画像ファイルの内、特定ファイル以外の全ての画像ファイルに対して、予め定められた順番に従って該画像ファイルの画像を対応する枠に表示すると共に、必要に応じて、特定ファイルに対しては特定ファイルであることを示す情報を対応する枠に表示し、その後、ステップS110で、全ての特定ファイルに対して、予め定められた順番に従って該特定ファイルの画像を対応する枠に表示する制御を行っている。
【0033】
この一連の表示手順について、図6を参照して詳細に説明する。図6は、図5のステップS109及びS110のみを詳細に示したフローチャート図である。まず、ステップS109Aで画像の表示を開始し、ステップS109Bで、読み取った複数の画像ファイルの中から、日付順やファイル名順などの予め定められた順番(ここではファイル名の昇順)に従って、始めに表示する画像ファイルを選別する。
【0034】
次に、ステップS109Cで、表示しようとする画像ファイルが特定ファイルであるか否かを判断し、特定ファイルの場合は直ぐに画像を表示するための処理は行わず、特定ファイルでない場合のみ、ステップS109Dで、表示制御手段18は、この画像ファイルのEXIF情報などから縮小画像を抽出し、その縮小画像を画像選択画面24の該画像ファイルに対応する枠に表示させる。
【0035】
ここで、表示しようとする画像ファイルが特定ファイルの場合、その特定ファイルに対応する枠に何も表示されないようにしてもよいが、必要に応じて、ステップS109Eで、表示制御手段18を用いて、その特定ファイルに対応する枠内又は枠に対応付けて特定ファイルであることを示す情報(例えば、特定ファイルが動画ファイルの場合は、動画ファイルであることを示す”MOVIE”の文字など)を表示させることもできる。このような情報を表示することによって、ユーザはその枠にどのような画像ファイルの画像が表示されるのかを知ることができるため、画像が表示されなくても画像選択を進めることが可能となる。
【0036】
そして、特定ファイル以外の画像ファイルに対しては該画像ファイルの画像を表示し、特定ファイルに対しては必要に応じて特定ファイルであることを示す情報を表示した後、ステップS109Fで、予め定められた表示順の次の画像ファイルがあるかを判断し、次の画像ファイルがある場合は、ステップS109Gでその画像ファイルを選別しステップS109Cに戻る。
【0037】
画像表示の途中段階での画像選択画面24は、例えば、図13に示すようになり、読み取った画像ファイルの中の5番目の画像ファイルまで上記処理を繰り返したとし、3番目の画像ファイルが動画ファイルであるとすると、上段の3番目の枠のみ画像が表示されず(又は特定ファイルであることを示す情報(ここでは”MOVIE”の文字)が表示され)、1〜2番目及び4〜5番目の枠には対応する画像ファイルの画像が表示される。ここで、読み取り待ちの画像ファイルに対応する枠(図では6〜10番目の枠)に何も表示されないようにしてもよいが、表示制御手段18を用いて、表示待ちであることを示す情報(ここでは”LOAD中”の文字)を表示させてもよく、このような情報を表示することによって、画像の表示がどの段階まで進んでいるのかを知ることができるため便利である。
【0038】
そして、読み取った全ての画像ファイルに対して、ステップS109C〜109Gの処理を行う。この状態の画像選択画面24は、例えば、図14に示すようになり、3、6、7番目の画像ファイルが動画ファイルであるとすると、3、6、7番目の枠にのみ画像が表示されず(又は特定ファイルであることを示す情報のみが表示され)、それ以外の枠には対応する画像ファイルの画像が表示される。
【0039】
次に、上記ステップで画像を表示しなかった特定ファイルに対して画像の表示を開始する。具体的にはステップS110Aで、特定ファイルの中から予め定められた順番(ここではファイル名の昇順)に従って、始めに表示する特定ファイルを選別し、ステップS110Bで、表示制御手段18は、この特定ファイルをデコードし、縮小画像を作成してその縮小画像を画像選択画面24の対応する枠に表示させる。そして、ステップS110Cで、予め定められた表示順の次の特定ファイルがあるかを判断し、次の特定ファイルがある場合は、ステップS110Dでその特定ファイルを選別しステップS110Bに戻る。そして、全ての特定ファイルに対してステップS110B〜S110Dの処理を繰り返したら、ステップS110Eで画像の表示を終了する。
【0040】
この状態の画像選択画面24は、例えば、図15に示すようになり、3、6、7番目の枠にも特定ファイル(ここでは動画ファイル)の画像が表示される。なお、図15では、動画ファイルの画像が表示される枠内に、該画像と共に動画ファイルであることを示す情報(ここでは”MOVIE”の文字)も表示しているが、動画ファイルの画像が表示されたら、該情報を表示させないようにしてもよい。その後、ステップS111で、ユーザは画像選択画面24に表示された画像を参照して、写真プリント12の作成又は記録媒体13の作成の対象となる画像ファイルを選択する。
【0041】
なお、上記説明では、複数の画像ファイルの中に動画ファイルのみが混在している場合について示したが、他の種類の特定ファイルが混在している場合も同様であり、例えば、容量の大きい画像ファイルが混在している場合は、容量の大きい画像ファイルの表示を後にして、対応する枠に”サイズの大きいファイルです”などの情報を表示すればよいし、EXIF情報がない画像ファイルが混在している場合は、EXIF情報がない画像ファイルの表示を後にして、対応する枠に”BMP”などの各々の画像ファイルのファイル形式を示す情報を表示すればよい。
【0042】
また、複数の種類の特定ファイルが混在している場合は、全ての種類の特定ファイルを同様に扱って、特定ファイル以外の画像ファイルの画像の表示が終了した後、ファイル名の昇順などの予め定められた順番で特定ファイルの画像の表示を行ってもよいし、特定ファイルの種類に応じて優先順位を決めておき(例えば、JPEGファイル→BMPファイル→動画ファイルなど)、特定ファイル以外の画像ファイルの画像の表示が終了した後、優先順位に従って、まず、JPEGファイルの画像の表示を行い、次に、BMPファイルの画像の表示を行い、最後に動画ファイルの画像の表示を行うなどとしてもよい。
【0043】
次に、ステップS112で、写真プリント12の作成が選択されている場合に、ステップS113で、プリント対象となる画像ファイルのEXIF情報や注文情報ファイルに日付情報が記録されているかを判断し、プリント対象となる全ての画像ファイルに日付情報が記録されていない場合又は注文情報ファイルに日付情報が記録されていない場合は、写真プリント12に日付を書き込むことができないため、ステップS117にスキップする。また、ステップS113で、プリント対象となる少なくとも1つの画像ファイルに日付情報が記録されている場合又は注文情報ファイルに日付情報が記録されている場合は、写真プリント12に日付を書き込むことができるため、ステップS114で、表示制御手段18は、例えば、図16に示すような、写真プリント12に日付を書き込むか否かを選択するボタンが表示された日付有り/無し選択画面25を表示手段3に表示させる。
【0044】
そして、ステップS115で、ユーザが日付有り/無し選択画面25で日付無しを選択した場合は、ステップS117で、画像ファイル又は注文情報ファイルの少なくとも一方の所定の記述場所にその画像ファイルに基づく画像に日付が書き込まれないようにする処理を行うなどして、日付無しに設定する。この日付が書き込まれないようにする処理として、例えば、EXIF情報の中のユーザコメント記述場所などに、日付を書き込まない設定であることを示す文字(例えば”日付書き込みなし”)や数字、記号などの情報を書き込む処理や、EXIF情報の中の日付情報を削除する処理などとすることができる。また、DPOFの注文情報ファイルが作成されている場合は、自動プリントファイル(AUTPRINT.MRK)の中の日付指定に関する記述場所(CFG DSC="2004.09.22"-ATR DTM)に空欄の日付情報(CFG DSC=" . . "、CFG DSC=" / / "、CFG DSC=" "など)を書き込む処理や、上記日付指定に関する記述場所から日付情報を削除する処理などとすることもできる。
【0045】
また、ステップS115で、ユーザが日付有り/無し選択画面25で日付有りを選択した場合は、ステップS116で、注文情報ファイルの日付指定に関する記述場所にEXIF情報に記述された日付情報を書き込むなどして、日付有りに設定する。
【0046】
その後、ステップS118で、ファイル送信手段19は、選択された画像ファイルと注文情報ファイルとをネットワークを介して設定されたプリント作成装置11aや記録媒体作成装置11bなどの出力装置10に送信すると共に、レシートプリンタ7を用いて注文番号が記録されたレシートを出力し、ユーザに渡して受付端末2の処理を終了する。
【0047】
一方、プリント作成装置11aは、ステップS201で、受付端末2から送信された画像ファイル及び注文情報ファイルを受信し、ステップS202で、該注文情報ファイルに基づいて、選択されたプリントサイズの写真プリント12を作成する。
【0048】
また、ステップS203で記録媒体13の作成を行う場合は、ステップS204で、記録媒体作成装置11bの記録媒体装填部14にCD−R/RWやDVD±R/RW、DVD−RAM、HD−DVD、Blu−rayディスク等の記録媒体13を装填し、ステップS205で、必要に応じて、記録媒体13の所定の領域(例えば、論理アドレス領域外)から識別情報を読み取る。なお、論理アドレス領域とは、ユーザのデータ(プログラム)が記録される領域であり、ユーザデータの配置情報が記録されるプログラムメモリ領域、リードイン・TOC(Table Of Contents)領域やリードアウト領域などの情報領域、ディスクの応用コードやレーザ記録パワーの推奨値、その他の情報が記録される案内溝変調(ATIP:Absolute Time In Pre-groove)情報の領域は含まず、また、論理アドレス領域外とは上記論理アドレス領域以外の領域を指すものとする。
【0049】
ここで、一般的な記録媒体13の構造について、図19を参照して説明すると、CD-Rは、ポリカーボネート基板100上に、シアニン、フタロシアニン、アゾなどの有機色素層101と銀などの反射層102と保護層103とが積層されて形成され、有機色素層101に所定のパワーのレーザ光を当てて色素を分解して基板を変形させることでピットを形成し、情報の記録を行っているが、レーザパワーは、レーザ光を照射するレーザヘッドの方式や使用する有機色素層101の種類に応じて最適な値が異なるため、情報の書き込みを確実に行うためにはCD-Rのタイプやレーザ記録パワーの推奨値をドライブ側が認識する必要がある。そこで、ディスクの応用コードやレーザ記録パワーの推奨値などの情報を記録媒体の製造段階で案内溝変調(ATIP)による情報として書き込み、その情報をドライブのファームウェアが読み取り、ファームウェアが独自にレーザヘッドを制御してレーザパワーの調整を行っている。このような案内溝変調(ATIP)は製造時にしか作成できないため、ユーザレベルでのコピーを防止することができるため、上記識別情報として有効である。
【0050】
そして、ステップS206で、該識別情報の有無に基づいて装填された記録媒体13が特定の記録媒体であるかを判断し、特定の記録媒体である場合は、ステップS207で、必要に応じて、読み取った画像ファイルに基づいて動画データ(例えば、MPEG1形式の動画データ)を生成(エンコード)し、生成された動画データに基づいて、DVDプレーヤやDVDレコーダ、HDDレコーダ、ゲーム機などの家電機器で再生可能な形式の家電機器用データ(例えば、Video−CD形式のデータ)を生成(オーサリング)する。また、必要に応じて、画像ファイルのデータサイズを縮小したサムネイル画像ファイルやスクリーンネイル画像ファイルなどの縮小画像ファイルを生成する。
【0051】
そして、ステップS208で、記録媒体13に送信された画像ファイルや生成したデータを記録するが、その際、家電機器ではデータを読み込むことができる記録領域が限定されるため、まず、家電機器用データを記録媒体13の論理アドレス領域の内周側に書き込む。次に、必要に応じてセッションをクローズした後、送信された画像ファイルやサムネイル画像ファイルやスクリーンネイル画像ファイルなどの縮小画像ファイル、スライドショープログラムなどのアプリケーション、スライドショーの設定ファイル、注文情報ファイルなど(以下、これらを総称してコンピュータ機器用データと呼ぶ。)を記録媒体13の先に記録した家電機器用データの外側に書き込む。そして、ステップS209で、レシートと引き替えに、作成した写真プリント12や記録媒体13をユーザに納品する。
【0052】
上記手順で作成された記録媒体13のディレクトリ構造は、例えば、図17に示すようになり、”DCIM”フォルダ内の画像ファイル、”MISC”フォルダ内の注文情報ファイル、”APPL”フォルダ内のスライドショープログラムやスライドショーの設定ファイル、自動起動ファイルなどでコンピュータ機器用データが構成され、”VCD”フォルダ内の画像ファイルをVideo−CD形式として関連付けるファイル、”SEGMENT”フォルダ内のTV画面に表示する画像ファイル、”MPEGAV”フォルダ内の動画データ、”DAT”フォルダ内のTV画面に静止画像ファイルを表示するためのアプリケーションなどで家電機器用データが構成される。なお、画像ファイルのディレクトリ構造は任意であるが、画像ファイルをコンピュータ機器などにバックアップした場合における管理を容易にするために、例えば、図18に示すように、画像ファイルの格納場所を示すフォルダ(PS_Roll)の下位の階層にメディア8毎、機器毎、フィルム毎の画像ファイルの格納場所を示すフォルダ(ROYYMMDDyyy_XXXXXXAABxxx、YYMMDD:書き込み年月日を特定する数字、yyy:日毎のシーケンシャル番号、XXXXXX:ランダムなID番号、AA:メーカーコード(00〜ZZ)、B:ソフトウェア、機器の商品カテゴリー(0〜Z)、xxx:シーケンシャル番号)などを作成したり、各々の画像ファイルをCCYYMMDDxxxxxx(CC:画像ファイルの種別、YYMMDD:書き込み年月日を特定する数字、xxxxxx:シーケンシャル番号)などにリネームしてもよい。
【0053】
このように、本実施例の受付端末2では、読み取った複数の画像ファイルの中から画像を表示するための処理に時間を要する特定ファイルを選別し、画像選択画面24に設けられた枠に画像ファイルの画像を表示する際に、先に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を表示し、その後、特定ファイルの画像を表示し、また、特定ファイルの画像を表示する枠に、特定ファイルであることを示す情報を表示する制御が行われるため、複数の画像ファイルの中に特定ファイルが混在している場合でも、画像選択画面24に効果的に画像を表示することができる。これにより、ユーザは画像の選択などの次の処理を進めることができるため、処理の滞りを防止して注文処理を円滑に実行させることができる。
【0054】
なお、上記実施例では、デジタルカメラ9やメディア8から複数の画像ファイルを読み取り、その中から特定ファイルを選別した後、画像選択画面24に画像を表示する際に、特定ファイル以外の画像ファイルの画像を先に表示させる制御を行ったが、まず、画像ファイルと共に記録されているメタデータなどを参照して特定ファイルを選別し、複数の画像ファイルの読み取りに際して、特定ファイル以外の画像ファイルを先に読み取る制御を行い、画像選択画面24には読み取った順に画像を表示する(すなわち、表示順を制御するのではなく読み取り順を制御する)構成とすることもできる。
【0055】
また、上記実施例では、デジタルカメラ9やメディア8に記録された画像ファイルを用いた処理について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、ネガフィルムから読み取った画像ファイル、通信ネットワークを介して取得した画像ファイルなどに対しても同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の一実施例に係る注文処理システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係る受付端末のバリエーションを示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係る受付端末のバリエーションを示す図である。
【図4】本発明の一実施例に係る受付端末の機能を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例に係る受付端末を用いた注文手順を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施例に係る受付端末を用いた注文手順を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施例に係る出力装置を用いた注文手順を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画面構成例(作業選択画面)を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画面構成例(プリントサイズ選択画面)を示す図である。
【図10】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画面構成例(納期選択画面)を示す図である。
【図11】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画面構成例(一括選択画面)を示す図である。
【図12】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画像選択画面の初期段階での構成を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画像選択画面の処理途中段階での構成を示す図である。
【図14】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画像選択画面の処理途中段階での構成を示す図である。
【図15】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画像選択画面の最終的な構成を示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係る受付端末の表示手段に表示される画面構成例(日付有り/無し選択画面)を示す図である。
【図17】本発明の一実施例に係る記録媒体のデータ記録構造を示す図である。
【図18】本発明の一実施例に係る記録媒体のデータ記録構造の他の例を示す図である。
【図19】記録媒体(CD−R)の構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0057】
1 注文処理システム
2 受付端末
3 表示手段
4 操作手段
5 メディア装填部
6 機器接続部
7 レシートプリンタ
8 メディア
9 デジタルカメラ
9a カメラ付き携帯電話機
10 出力装置
11a プリント作成装置
11b 記録媒体作成装置
12 写真プリント
13 記録媒体
14 記録媒体装填部
15 ファイル読み取り手段
16 特定ファイル選別手段
17 日付情報抽出手段
18 表示制御手段
19 ファイル送信手段
20 作業選択画面
21 プリントサイズ選択画面
22 納期選択画面
23 一括選択画面
24 画像選択画面
25 日付有り/無し選択画面
100 ポリカーボネート基板
101 有機色素層
102 反射層
103 保護層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから、少なくとも複数の画像ファイルを読み取るファイル読み取り手段と、
各々の前記画像ファイルの画像を予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、を少なくとも備える受付端末において、
読み取った複数の前記画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段を備え、
前記表示制御手段では、前記画像選択画面の各々の前記枠に画像を表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる制御を行うことを特徴とする注文端末。
【請求項2】
前記表示制御手段は、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の注文端末。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記特定ファイルであることを示す情報を、該特定ファイルの画像が表示されるまでの間、表示させる制御を行うことを特徴とする請求項2記載の注文端末。
【請求項4】
前記特定ファイルは、動画ファイル、所定容量以上の画像ファイル、又は、EXIF情報を含まない画像ファイルのいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の注文端末。
【請求項5】
前記予め定められた順番は、日付順、又は、ファイル名順であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の注文端末。
【請求項6】
コンピュータを、
デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから読み取った複数の画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別する特定ファイル選別手段、
各々の前記画像ファイルの画像を、予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる制御を行う表示制御手段、として機能させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項7】
前記表示制御手段は、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させる制御を行うことを特徴とする請求項6記載の制御プログラム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記特定ファイルであることを示す情報を、該特定ファイルの画像が表示されるまでの間、表示させる制御を行うことを特徴とする請求項7記載の制御プログラム。
【請求項9】
前記特定ファイルは、動画ファイル、所定容量以上の画像ファイル、又は、EXIF情報を含まない画像ファイルのいずれかを含むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の制御プログラム。
【請求項10】
前記予め定められた順番は、日付順、又は、ファイル名順であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一に記載の制御プログラム。
【請求項11】
デジタルカメラ又はデジタルカメラ用メディアから、少なくとも複数の画像ファイルを読み取るステップと、
読み取った複数の前記画像ファイルの中から、画像を表示する処理に時間がかかる特定ファイルを選別するステップと、
各々の前記画像ファイルの画像を、予め定められた順番で配列するための複数の枠を備える画像選択画面を表示手段に表示させる際に、前記特定ファイル以外の前記画像ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させ、その後、前記特定ファイルの画像を前記予め定められた順番で対応する前記枠に表示させる表示ステップと、を少なくとも有することを特徴とする注文処理方法。
【請求項12】
前記表示ステップでは、複数の前記画像ファイルを前記予め定められた順番で並べた場合に、表示する順番となった前記特定ファイルに対応する前記枠に、前記特定ファイルであることを示す情報を表示させることを特徴とする請求項11記載の注文処理方法。
【請求項13】
前記表示ステップでは、前記特定ファイルであることを示す情報を、該特定ファイルの画像が表示されるまで間、表示させることを特徴とする請求項12記載の注文処理方法。
【請求項14】
前記特定ファイルは、動画ファイル、所定容量以上の画像ファイル、又は、EXIF情報を含まない画像ファイルのいずれかを含むことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載の注文処理方法。
【請求項15】
前記予め定められた順番は、日付順、又は、ファイル名順であることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載の注文処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−119925(P2006−119925A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−307281(P2004−307281)
【出願日】平成16年10月21日(2004.10.21)
【出願人】(303050159)コニカミノルタフォトイメージング株式会社 (1,066)
【Fターム(参考)】