説明

受信装置、受信処理方法、受信処理プログラム及び記録媒体

【課題】
周波数誤差が発生した場合に、適正な復調処理を継続しつつ、迅速に周波数誤差を低減させる。
【解決手段】
信号レベルを信号レベル検出部132が検出し、周波数誤差を周波数誤差検出部が検出する。周波数制御部133は、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合は、誤差検出結果DFを補正量と決定し、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲外である場合は、同期許容量範囲内のうちで周波数シフト量の補正後における周波数誤差を最小化できる値を補正量と決定する。また、周波数制御部133は、レベル検出結果SLが受信感度レベルよりも低い場合は、誤差検出結果DFを補正量と決定する。引き続き、周波数制御部133は、決定された補正量だけ周波数シフト量を補正した周波数を指定した周波数制御信号AFCを生成してRF処理ユニット120に供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置、受信処理方法、受信処理プログラム、及び、当該受信処理プログラムが記録された記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、地上デジタル放送波等を受信して、放送内容を再生する受信装置が広く普及している。こうした受信装置では、選局処理を行うフロントエンドにおいて受信信号を周波数シフトした後に、復調処理を行うことが一般的に行われている。
【0003】
かかる復調処理においては、フロントエンドにより周波数シフトされた受信信号の周波数と、復調処理を行う復調手段にとっての基準周波数とのずれが生じると(以下、このずれを「周波数誤差」とも記す)、正確に受信信号を復調することができなくなることがある。
【0004】
こうした弊害を防止するため、上記の周波数誤差を補正するための技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」という)。この従来例の技術は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)信号の復調処理に際しての技術であり、周波数誤差を検出し、検出された周波数誤差分だけフロントエンドにおける周波数シフト量を補正するようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−112460号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来例の技術では、上記の周波数誤差が大きい場合においても、当該周波数誤差の分だけ周波数シフト量の補正を一挙に行うことになる。このため、周波数誤差が大きい場合には、復調手段が通常有している周波数同期機能の許容範囲を超えた周波数変化が、復調対象信号に発生することになってしまう。かかる事態が発生すると、復調処理の際に周波数同期が外れてしまい、音切れおよび映像切れが発生してしまう。
【0007】
こうした事態を回避するため、十分に小さい所定の刻みで、徐々に周波数誤差を低減させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、周波数誤差分の補正に長い時間を要することになる。
【0008】
このため、音切れおよび映像切れを防止するとともに、迅速に周波数誤差分に対応する周波数シフト量の補正を行うことで、利用者に対して快適な視聴を確保することのできる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
【0009】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、周波数誤差が発生した場合に、適正な復調処理を継続しつつ、迅速に周波数誤差を低減させることができる受信装置及び受信処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明は、受信信号の品質を検出する受信品質検出手段と;前記受信信号の周波数シフトを行う周波数シフト手段と;前記周波数シフトされた受信信号に対する周波数同期を図りつつ、復調処理を行う復調手段と;前記周波数シフトされた受信信号の周波数の前記復調手段にとっての基準周波数からの周波数誤差を検出する誤差検出手段と;前記受信品質検出手段による検出結果及び前記誤差検出手段による検出結果に基づいて、前記周波数シフト手段による周波数シフト量の補正量を決定する補正量決定手段と;前記補正量決定手段による決定結果に基づいて、前記周波数シフト手段による周波数シフト量を制御する周波数シフト量制御手段と;を備えることを特徴とする受信装置である。
【0011】
請求項6に記載の発明は、受信信号の周波数シフトを行った後に復調処理を行う受信装置において使用される受信処理方法であって、前記受信信号の品質を検出する受信品質検出工程と;前記周波数シフトが行われた受信信号の周波数の前記復調処理における基準周波数からの周波数誤差を検出する誤差検出工程と;前記受信品質検出工程における検出結果及び前記誤差検出工程における検出結果に基づいて、周波数シフト量の補正量を決定する補正量決定工程と;前記補正量決定工程において決定された補正量に基づいて、前記周波数シフト量を制御する周波数シフト量制御工程と;を備えることを特徴とする受信処理方法である。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の受信処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする受信処理プログラムである。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の受信処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。なお、本実施形態においては、MPEG方式によるコード化が行われた後に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調が施された地上デジタル放送波を受信して処理する受信装置を例示して説明する。また、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0015】
[構成]
図1には、一実施形態に係る受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、受信装置100は、アンテナ110と、RF処理ユニット120と、再生処理ユニット130とを備えている。また、受信装置100は、操作入力ユニット140と、音出力ユニット150と、表示ユニット160とを備えている。さらに、受信装置100は、制御ユニット180を備えている。
【0016】
上記のアンテナ110は、放送波を受信する。そして、アンテナ110による受信結果は、受信信号RFSとして、RF処理ユニット120へ送られる。
【0017】
上記のRF処理ユニット120は、再生処理ユニット130から供給された周波数制御信号AFCに従って、選択すべきチャンネルの信号を受信信号RFSから抽出する選局処理を行う。この選局処理の結果は、信号IFSとして再生処理ユニット130へ送られる。
【0018】
RF処理ユニット120は、図2に示されるように、入力フィルタ211と、高周波増幅器(RF−AMP:Radio Frequency-Amplifier)212と、バンドパスフィルタ(以下、「RFフィルタ」とも呼ぶ)213とを備えている。また、RF処理ユニット120は、ミキサ(混合器)214と、中間周波フィルタ(以下、「IFフィルタ」とも呼ぶ)215と、中間周波増幅器(IF−AMP:Intermediate Frequency-Amplifier)216とを備えている。さらに、RF処理ユニット120は、局部発振回路(OSC)217を備えている。
【0019】
上記の入力フィルタ211は、アンテナ110からの受信信号RFSの帯域外成分を遮断するバンドパスフィルタである。上記の高周波増幅器212は、入力フィルタ211を通過した信号を増幅する。
【0020】
上記のRFフィルタ213は、高周波増幅器212から出力された信号のうち、特定の周波数範囲の信号を選択的に通過させる。上記のミキサ214は、RFフィルタ213を通過した信号と、局部発振回路217から供給された局部発振信号CFとを混合する。上記のIFフィルタ215は、ミキサ214から出力された信号のうち、予め定められた中間周波数範囲の信号を選択して通過させる。
【0021】
上記の中間周波増幅器216は、IFフィルタ215を通過した信号を増幅する。この中間周波増幅器216による増幅結果は、信号IFSとして、再生処理ユニット130へ向けて出力される。
【0022】
上記の局部発振回路217は、電圧制御等により発振周波数の制御が可能な発振器等を備えて構成される。この局部発振回路217は、再生処理ユニット130から供給された周波数制御信号AFCに従って、RF処理ユニット120において選局すべきチャンネルに対応する周波数の局部発振信号CFを生成し、ミキサ214に供給する。
【0023】
図1に戻り、上記の再生処理ユニット130は、制御ユニット180による制御のもとで、RF処理ユニット120からの信号IFSを処理して、音出力ユニット150へ供給するための音声データADT及び表示ユニット160へ供給するための映像データIDTを生成する。また、再生処理ユニット130は、周波数制御信号AFCを生成し、RF処理ユニット120に供給する。この再生処理ユニット130は、図3に示されるように、OFDM復調部131と、受信品質検出手段としての信号レベル検出部132と、補正量決定手段及び周波数シフト量制御手段としての周波数制御部133とを備えている。また、再生処理ユニット130は、誤り訂正処理部134と、コンテンツデコード部135とを備えている。また、再生処理ユニット130は、音声処理部136と、映像処理部137とを備えている。
【0024】
上記のOFDM復調部131は、RF処理ユニット120からの信号IFSに基づいてOFDM復調処理を行う。このOFDM復調部131は、図4に示されるように、アナログデジタル変換器(ADC:Analog to Digital Converter)210と、復調手段の一部としての直交化部220と、誤差検出手段としての周波数誤差検出部230を備えている。また、OFDM復調部131は、復調手段の一部としてのFFT(Fast Fourier Transform)演算部240と、同期調整部250とを備えている。
【0025】
上記のアナログデジタル変換器210は、アナログ信号である信号IFSを受ける。そして、アナログデジタル変換器210は、信号IFSをデジタル信号に変換する。この変換結果が、信号IFDとして直交化部220へ送られる。
【0026】
上記の直交化部220は、アナログデジタル変換器210からの信号IFDに基づいて
、互いに直交するベースバンド信号BBDI,BBDQを生成する。この直交化部220は、図5に示されるように、ミキサ(混合器)221I,221Qと、ローパスフィルタ(LPF)222I,222Qとを備えている。また、直交化部220は、局部発振回路(OSC)223と、90°移相部224とを備えている。
【0027】
上記のミキサ221Iは、アナログデジタル変換器210から出力された信号IFDと、局部発振回路223から供給された発振信号CFIとを混合する。このミキサ221Iで混合された信号は、LPF222Iへ送られる。
【0028】
上記のミキサ221Qは、アナログデジタル変換器210から出力された信号IFDと、90°移相部224から供給された発振信号CFQとを混合する。このミキサ221Qで混合された信号は、LPF222Qへ送られる。
【0029】
上記のLPF222Iは、ミキサ221Iから受けた信号のうち、不要な高調波成分を除去する。こうしてLPF222Iを通過した信号は、I(同相)成分のベースバンド信号BBDIとして周波数誤差検出部230及びFFT演算部240へ送られる。
【0030】
上記のLPF222Qは、ミキサ221Qから受けた信号のうち、不要な高調波成分を除去する。こうしてLPF222Qを通過した信号は、Q(直交)成分のベースバンド信号BBDQとして周波数誤差検出部230及びFFT演算部240へ送られる。
【0031】
上記の局部発振回路223は、電圧制御等により発振周波数の制御が可能な発振器等を備えて構成される。この局部発振回路223は、同期調整部250から供給された周波数同期信号AFSに従って、当該信号に対応する周波数の発振信号CFIを生成し、ミキサ221I及び90°移相部224に供給する。
【0032】
上記の90°移相部224は、局部発振回路223からの発振信号CFIを受ける。そして、90°移相部224は、発振信号CFIを90°だけ位相をシフトした発振信号CFQを生成し、ミキサ221Qに供給する。
【0033】
図4に戻り、上記の周波数誤差検出部230は、直交化部220からの時間領域信号であるベースバンド信号BBDI,BBDQを受ける。そして、周波数誤差検出部230は、例えば、1シンボルの遅延メモリを用いて有効シンボル期間の波形とガードインターバル期間の波形との相関を求めることで、周波数誤差を検出する。こうして検出された周波数誤差は、誤差検出結果DFとして周波数制御部133及び同期調整部250に報告される。
【0034】
上記のFFT演算部240は、時間領域の信号に対して高速フーリエ変換を行い、各キャリアが担っている情報を抽出する。このFFT演算部240は、直交化部220からのベースバンド信号BBDI,BBDQを受ける。そして、FFT演算部240は、1つのOFDMシンボル長からガードインターバル長分を差し引いた時間幅のウインドウで抜き出した有効シンボルのOFDM時間領域信号に対して高速フーリエ変換処理を行う。こうして高速フーリエ変換処理された信号は、周波数領域の信号FFDとして誤り訂正処理部134へ向けて送られる。
【0035】
上記の同期調整部250は、周波数誤差検出部230からの誤差検出結果DFを受ける。そして、同期調整部250は、誤差検出結果DFに基づいた周波数同期信号AFSを生成し、当該信号を直交化部220の局部発振回路223に供給する。
【0036】
図3に戻り、上記の信号レベル検出部132は、信号IFSのパワーレベルを検出するいわゆるSメータ機能を有している。このSメータ機能を利用して検出された信号レベルは、レベル検出結果SLとして周波数制御部133に報告される。
【0037】
上記の周波数制御部133は、RF処理ユニット120の局部発振回路217に対して指定する周波数を決定する。この周波数制御部133は、制御ユニット180からの選局指令CSLを受ける。また、周波数制御部133は、信号レベル検出部132からのレベル検出結果SLを受けるとともに、OFDM復調部131の周波数誤差検出部230からの誤差検出結果DFを受ける。
【0038】
周波数制御部133は、周波数制御の処理に際し、まず、選局指令CSLに従ってRF処理ユニット120において選局すべきチャンネルに対応する周波数を求める。次いで、周波数制御部133は、レベル検出結果SL及び誤差検出結果DFに基づいて周波数シフト量の補正量fAMを決定する。
【0039】
補正量fAMは、上記のOFDM復調部131が周波数同期を維持可能な信号IFSの中心周波数の瞬時的な変化範囲である同期許容範囲が、受信信号の品質に相当する信号レベルに対応して定まることに着目して決定される。本実施形態では、レベル検出結果SLが「SL≧SL1」である場合は、同期許容範囲が「(−f1)〜f1」であり、レベル検出結果SLが「SL1>SL≧SL2」である場合は、同期許容範囲が「(−f2)〜f2(<f1)」であるものとする。ここで、レベル値SL2はOFDM復調部131の復調許容下限のレベル値である受信感度レベルであり、レベル検出結果SLが「SL<SL2」である場合は、信頼できる復調結果が得られないものとする。また、値f1,f2は、正の値である。
【0040】
なお、レベル値SL1は、安定した受信処理が可能であるという観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。また、レベル値SL2は、OFDM復調部131の復調性能に応じて定まる。また、値f1,f2は、OFDM復調部131の復調の性能に対応して、レベル値SL1,SL2との関係で予め定められる。
【0041】
補正量fAMを決定するに際して、周波数制御部133は、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合には、誤差検出結果DFをそのまま補正量fAMと決定する。すなわち、図6に示されるように、誤差検出結果DFがf0<|DF|≦f2である場合に、レベル検出結果がSL≧SL1,SL1>SL≧SL2であれば、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。また、誤差検出結果DFがf2<|DF|≦f1である場合に、レベル検出結果がSL≧SL1であれば、検出結果DFを補正量fAMと決定する。
【0042】
ここで、値f0(>0)は、誤差検出結果DFが実質的に周波数誤差が無いとみなすことができる範囲にあるかどうかを判定するための基準値であり、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。このため、誤差検出結果DFが「|DF|≦f0」である場合には、周波数シフト量の補正を行われないようになっている。
【0043】
一方、周波数制御部133は、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲外である場合には、同期許容量範囲内のうちで、周波数シフト量の補正後における周波数誤差を最小化できる値を補正量fAMと決定する。すなわち、誤差検出結果DFがf2<|DF|≦f1である場合に、レベル検出結果がSL1>SL≧SL2であれば補正量fAMの絶対値はf2と決定される。また、誤差検出結果DFがf1<|DF|である場合に、レベル検出結果がSL≧SL1であれば補正量fAMの絶対値はf1と決定され、レベル検出結果がSL1>SL≧SL2であれば補正量fAMの絶対値はf2と決定される。なお、このときの補正量fAMの正負は、誤差検出結果DFの正負に対応して定まる。
【0044】
また、周波数制御部133は、レベル検出結果SLが受信感度レベルであるレベル値SL2よりも低い場合には、一律に誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。
【0045】
こうして補正量fAMが決定されると、周波数制御部133は、当該補正量fAMに基づき局部発振回路217に対して指定する周波数を補正する。かかる補正は、局部発振回路217に対する指定周波数の現在値から補正量fAMを差し引くことにより行われる。そして、周波数制御部133は、補正後の周波数を指定した周波数制御信号AFCを生成し、当該信号を局部発振回路217に供給する。
【0046】
図3に戻り、上記の誤り訂正処理部134は、FFT演算部240からの信号FFDを受ける。そして、誤り訂正処理部134は、検波結果のビタビ復号、リードソロモン復号による誤り訂正を行う。この後、誤り訂正処理部134は、誤り訂正の結果を、信号DMDとしてコンテンツデコード部135へ向けて出力する。
【0047】
上記のコンテンツデコード部135は、誤り訂正処理部134からの信号DMDを受ける。そして、コンテンツデコード部135は、信号DMDのデコードを行い、音声に関するデコード結果を、復調音声データDADとして、音声処理部136へ送る。また、コンテンツデコード部135は、映像に関するデコード結果を、復調映像データDIDとして、映像処理部137へ送る。
【0048】
上記の音声処理部136は、復調音声データDADに基づいて音声データADTを生成する。生成された音声データADTは、音出力ユニット150へ送られる。
【0049】
上記の映像処理部137は、復調映像データDIDに基づいて映像データIDTを生成する。生成された映像データIDTは、表示ユニット160へ送られる。
【0050】
図1に戻り、上記の操作入力ユニット140は、受信装置100の本体部に設けられたキー部、及び/又はキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、表示ユニット160に設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、又は併用して音声認識技術を利用して音声にて入力する構成を採用することもできる。
【0051】
この操作入力ユニット140を利用者が操作することにより、受信装置100の動作内容の設定が行われる。例えば、選局指定等の利用者による入力が、操作入力ユニット140を利用して行われる。こうした入力内容は、操作入力データIPDとして、操作入力ユニット140から制御ユニット180へ向けて送られる。
【0052】
上記の音出力ユニット150は、(i)再生処理ユニット130から受信した音声データADTをアナログ信号に変換するDA(Digital to Analogue)変換器と、(ii)当該DA変換器から出力されたアナログ信号を増幅する増幅器と、(iii)増幅されたアナログ信号を音声に変換するスピーカとを備えて構成されている。この音出力ユニット150は、選局されている再生チャンネルの放送波に対応する放送音声を再生出力する。
【0053】
上記の表示ユニット160は、例えば、(i)液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)等の表示デバイスと、(ii)再生処理ユニット130から受信した映像データIDTに従って、当該表示デバイスに画像を表示させる表示制御回路とを備えている。この表示ユニット160は、選局されている再生チャンネルに対応する放送画像を再生表示する。
【0054】
上記の制御ユニット180は、操作入力ユニット140に入力された再生チャンネル指定が操作入力データIPDとして通知されると、当該再生チャンネル指定に従って再生チャンネルの選局指令CSLを生成して、再生処理ユニット130へ向けて出力する。
【0055】
[動作]
次に、上記のように構成された受信装置100の動作について、再生処理ユニット130における周波数制御処理に主に着目して説明する。
【0056】
前提として、受信装置100では、操作入力ユニット140からの選局指定に従って再生チャンネルの設定が行われ、RF処理ユニット120において周波数制御部133から供給された周波数制御信号AFCにより選局処理が行われているものとする。
【0057】
このような設定のもとにおいて、周波数制御処理が、受信装置100の動作中には、常時実行されている。この周波数制御処理は、図7に示されるように、まず、ステップS11において、周波数制御部133が、信号レベル検出部132からレベル検出結果SLを取得するとともに、周波数誤差検出部230から誤差検出結果DFを取得する。
【0058】
引き続き、ステップS12において、周波数制御部133が、誤差検出結果DFの絶対値が値f0以下か否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、処理はステップS11へ戻る。
【0059】
一方、ステップS12における判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、処理はステップS13へ進む。
【0060】
ステップS13では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFの絶対値が値f2以上か否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)、すなわち、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合には、処理はステップS14へ進む。ステップS14では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。この後、処理はステップS21へ進む。
【0061】
一方、ステップS13における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS15へ進む。
【0062】
ステップS15では、周波数制御部133が、レベル検出結果SLがレベル値SL2より低いか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS15:Y)には、処理はステップS14へ進み、補正量fAMが誤差検出結果DFと決定された後に、処理はステップS21へ進む。一方、ステップS15における判定の結果が否定的であった場合(ステップS15:N)には、処理はステップS16へ進む。
【0063】
ステップS16では、周波数制御部133が、レベル検出結果SLがレベル値SL1以上か否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS16:N)には、処理はステップS17へ進む。ステップS17では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFが正であるときは補正量fAM=f2と決定し、誤差検出結果DFが負であるときは補正量fAM=−f2と決定する。この後、処理はステップS21へ進む。
【0064】
一方、ステップS16における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS16:Y)には、処理はステップS18へ進む。
【0065】
ステップS18では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFの絶対値が値f1以上か否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS18:N)、すなわち、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合には、処理はステップS20へ進む。ステップS20では、上述したステップS14と同様に、周波数制御部133が、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。この後、処理はステップS21へ進む。
【0066】
一方、ステップS18における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS18:Y)には、処理はステップS19へ進む。ステップS19では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFが正であるときは補正量fAM=f1と決定し、誤差検出結果DFが負であるときは補正量fAM=−f1と決定する。この後、処理はステップS21へ進む。
【0067】
ステップS21では、周波数制御部133が、決定した補正量fAMに基づき、RF処理ユニット120に対して指定する周波数を補正する。この補正は、上述したように、局部発振回路217に対する指定周波数の現在値から補正量fAMを差し引くことにより行われる。そして、周波数制御部133は、補正後の周波数を指定した周波数制御信号AFCを生成し、当該信号を局部発振回路217に供給する。この後、処理はステップS11へ戻る。
【0068】
上記のステップS11〜S21の処理を実行することにより、周波数制御の処理が行われる。
【0069】
こうして周波数制御部133から供給された周波数制御信号AFCに従い、RF処理ユニット120において信号IFSが補正される。補正された信号IFSは、RF処理ユニット120からOFDM復調部131へ送られ、OFDM復調処理が行われる。そして、OFDM復調処理が施された信号FFDが誤り訂正処理部134へ送られる。誤り訂正処理部134では、信号FFDに対して誤り訂正処理を行い、信号DMDとしてコンテンツデコード部135へ送る。
【0070】
信号DMDを受けたコンテンツデコード部135は、MPEG方式でコード化された信号DMDをデコードし、復調音声データDAD及び復調映像データDIDとして、音声処理部136及び映像処理部137へ向けて送る。
【0071】
復調音声データDADを受けた音声処理部136は、音声データADTを生成し、音出力ユニット150へ送る。この結果、受信信号RFSに基づく希望局からの放送音声が、音出力ユニット150のスピーカから出力される。
【0072】
一方、復調映像データDIDを受けた映像処理部137は、映像データIDTを生成し、表示ユニット160へ送る。この結果、受信信号RFSに基づく希望局からの放送映像が、表示ユニット160の表示デバイスに表示される。
【0073】
以上説明したように、本実施形態では、信号レベルを信号レベル検出部132がレベル検出結果SLとして検出し、周波数誤差を周波数誤差検出部230が誤差検出結果DFとして検出する。そして、周波数制御部133が、信号レベル検出部132からのレベル検出結果SL、及び、周波数誤差検出部230からの誤差検出結果DFに基づいて、周波数シフト量の補正量fAMを決定する。かかる補正量fAMを決定するに際して、周波数制御部133は、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合には、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。一方、周波数制御部133は、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲外である場合には、同期許容量範囲内のうちで、周波数シフト量の補正後における周波数誤差を最小化できる値を補正量fAMと決定する。また、周波数制御部133は、レベル検出結果SLがレベル値SL2よりも低い場合には、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。
【0074】
こうして補正量fAMが決定されると、周波数制御部133は、当該補正量fAMに基づき局部発振回路217に対して指定する周波数を補正する。そして、周波数制御部133は、補正後の周波数を指定した周波数制御信号AFCを生成し、当該制御信号を局部発振回路217に供給する。
【0075】
したがって、本実施形態によれば、周波数同期処理を行うに際して、安定した受信処理を行うことができる。
【0076】
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0077】
例えば、上記の実施形態では、受信装置100は、図7に示されるフローチャートに沿って動作を行うものとした。これに対して、受信装置100は、図8に示されるフローチャートに沿って動作を行うようにしてもよい。以下、図8のフローチャートに沿った動作について、説明する。
【0078】
前提として、実施形態における動作と同様に、受信装置100では、操作入力ユニット140からの選局指定に従って再生チャンネルの設定が行われ、RF処理ユニット120において周波数制御部133から供給された周波数制御信号AFCにより選局処理が行われているものとする。
【0079】
このような設定のもとにおいて、周波数制御処理が、受信装置100の動作中には、常時実行されている。この周波数制御処理は、まず、ステップS31において、実施形態におけるステップS11と同様に、周波数制御部133が、信号レベル検出部132からレベル検出結果SLを取得するとともに、周波数誤差検出部230から誤差検出結果DFを取得する。
【0080】
引き続き、ステップS32において、実施形態におけるステップS12と同様に、周波数制御部133が、誤差検出結果DFの絶対値が値f0以下か否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS32:Y)には、処理はステップS31へ戻る。
【0081】
一方、ステップS32における判定の結果が否定的であった場合(ステップS32:N)には、処理はステップS33へ進む。
【0082】
ステップS33では、周波数制御部133が、レベル検出結果SLがレベル値SL2より低いか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS33:Y)には、処理はステップS34へ進む。ステップS34では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。この後、処理はステップS40へ進む。
【0083】
一方、ステップS33における判定の結果が否定的であった場合(ステップS33:N)には、処理はステップS35へ進む。
【0084】
ステップS35では、周波数制御部133が、レベル検出結果SLがレベル値SL1以上か否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS35:Y)には、処理はステップS36へ進む。ステップS36では、周波数制御部133が、比較基準値fCを値f1に設定する。この後、処理はステップS38へ進む。
【0085】
一方、ステップS35における判定の結果が否定的であった場合(ステップS35:N)には、処理はステップS37へ進む。ステップS37では、周波数制御部133が、比較基準値fCを値f2に設定する。この後、処理はステップS38へ進む。
【0086】
引き続き、ステップS38では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFの絶対値が比較基準値fC以上か否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS38:N)、すなわち、誤差検出結果DFがレベル検出結果SLに対応する同期許容範囲内である場合には、処理はステップS34へ進む。ステップS34では、上述したように、周波数制御部133が、誤差検出結果DFを補正量fAMと決定する。この後、処理はステップS40へ進む。
【0087】
一方、ステップS38における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS38:Y)には、処理はステップS39へ進む。ステップS39では、周波数制御部133が、誤差検出結果DFが正であるときは補正量fAM=fCと決定し、誤差検出結果DFが負であるときは補正量fAM=−fCと決定する。この後、処理はステップS40へ進む。
【0088】
ステップS40では、実施形態におけるステップS21と同様に、周波数制御部133が、決定した補正量fAMに基づき、RF処理ユニット120に対して指定する周波数を補正する。そして、周波数制御部133は、補正後の周波数を指定した周波数制御信号AFCを生成し、当該信号を局部発振回路217に供給する。この後、処理はステップS31へ戻る。
【0089】
上記の動作を実行することにより、周波数制御の処理が行われる。以上が、実施形態の変形における受信装置100の動作の説明である。
【0090】
また、上記の実施形態では、信号レベルに基づき、受信信号の品質を評価した。これに対して、受信信号の品質の評価は、例えば、受信品質検出手段としての誤り訂正処理部134から取得可能なビットエラー率や、SNR(Signal to Noise Ratio)等に基づいて行うようにしてもよいし、これらの複数の受信信号の品質の複数の指標を任意に組み合わせて受信信号の品質を評価するようにしてもよい。
【0091】
また、上記の実施形態では、受信感度レベル(SL2)よりも大きい所定値であるレベル値SL1を設け、信号レベルSL≧SL1,SL1>SL≧SL2ごとの同期許容範囲f1,f2に基づき補正量を決定した。これに対して、受信感度レベルよりも大きい所定値を2個以上設け、受信感度レベル及び当該所定値により分割される信号レベルごとの同期許容範囲に基づき補正量を決定するようにしてもよい。また、受信感度レベルよりも大きい所定値を特に設けず、受信レベルに依存した同期許容範囲を予め定められたアルゴリズムに従って求め、当該同期許容範囲に基づき補正量を決定するようにしてもよい。
【0092】
また、上記の実施形態の受信装置は、RF信号を中間周波数帯(以下、「IF帯」と記す)へ変換した後に、IF帯の周波数の信号をベースバンド信号に変換するスーパヘテロダイン方式を採用したが、RF信号を直接ベースバンド信号に変換するダイレクトコンバージョン方式を採用するようにしてもよい。
【0093】
また、上記の実施形態では、地上デジタル放送波を受信する受信装置に本発明を適用したが、地上デジタル放送波以外の放送波を受信する受信装置に、本発明を適用することができる。
【0094】
また、本発明は、放送波を受信する受信装置に限らず、データ通信のための受信装置に適用することができる。
【0095】
また、放送信号や通信信号の伝送媒体は、無線、有線のいずれであってもよいことは勿論である。
【0096】
また、上記の実施形態の受信装置は、家庭内等に固定的に設置されるものであってもよいし、車両等の移動体に搭載されるものであってもよい。
【0097】
なお、上記の実施形態における制御ユニット180を中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配送の形態で取得されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の一実施形態に係る受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1のRF処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の再生処理ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】図3のOFDM復調部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の直交化部の構成を示すブロック図である。
【図6】周波数シフト量の補正量の決定方法を説明するための図である。
【図7】図1の装置による周波数制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図1の装置による周波数制御処理を説明するためのフローチャートの変形例である。
【符号の説明】
【0099】
100 … 受信装置
132 … 信号レベル検出部(受信品質検出手段)
133 … 周波数制御部(補正量決定手段及び周波数シフト量制御手段)
134 … 誤り訂正処理部(復調手段の一部、受信品質検出手段)
217 … 局部発振回路(周波数シフト手段)
220 … 直交化部(復調手段の一部)
230 … 周波数誤差検出部(誤差検出手段)
240 … FFT演算部(復調手段の一部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信信号の品質を検出する受信品質検出手段と;
前記受信信号の周波数シフトを行う周波数シフト手段と;
前記周波数シフトされた受信信号に対する周波数同期を図りつつ、復調処理を行う復調手段と;
前記周波数シフトされた受信信号の周波数の前記復調手段にとっての基準周波数からの周波数誤差を検出する誤差検出手段と;
前記受信品質検出手段による検出結果及び前記誤差検出手段による検出結果に基づいて、前記周波数シフト手段による周波数シフト量の補正量を決定する補正量決定手段と;
前記補正量決定手段による決定結果に基づいて、前記周波数シフト手段による周波数シフト量を制御する周波数シフト量制御手段と;
を備えることを特徴とする受信装置。
【請求項2】
前記補正量決定手段は、前記受信品質検出手段による検出結果が前記復調手段の復調許容値よりも低い場合には、前記誤差検出手段による検出結果を前記補正量と決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記復調手段が周波数同期可能な周波数シフト量の範囲である同期許容範囲は、前記受信信号の品質に対応して定まり、
前記補正量決定手段は、
前記誤差検出手段による検出結果が、前記受信品質検出手段による検出結果に対応する前記同期許容範囲内である場合には、前記誤差検出手段による検出結果を前記補正量と決定し、
前記誤差検出手段による検出結果が、前記受信品質検出手段による検出結果に対応する前記同期許容範囲外である場合には、前記同期許容範囲内の値のうちで、前記周波数シフト量の補正後における前記周波数誤差を最小化できる値を前記補正量と決定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記受信信号は、放送信号であり、
前記周波数シフト量制御手段は、前記周波数シフト手段に対して、選局のための周波数シフト量の制御を更に行う、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項5】
移動体に搭載される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の受信装置。
【請求項6】
受信信号の周波数シフトを行った後に復調処理を行う受信装置において使用される受信処理方法であって、
前記受信信号の品質を検出する受信品質検出工程と;
前記周波数シフトが行われた受信信号の周波数の前記復調処理における基準周波数からの周波数誤差を検出する誤差検出工程と;
前記受信品質検出工程における検出結果及び前記誤差検出工程における検出結果に基づいて、周波数シフト量の補正量を決定する補正量決定工程と;
前記補正量決定工程において決定された補正量に基づいて、前記周波数シフト量を制御する周波数シフト量制御工程と;
を備えることを特徴とする受信処理方法。
【請求項7】
請求項6に記載の受信処理方法を演算手段に実行させる、ことを特徴とする受信処理プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載の受信処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−290684(P2009−290684A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−142630(P2008−142630)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】