説明

口腔ケア用組成物

【課題】従来の口腔ケアの問題を改善するための、口腔内に適用される口腔ケア用組成物を提供することを目的とする。より詳細には、口腔内に塗布した場合に、口腔内を長時間保湿可能で、咽頭落下しにくく、口腔内から容易に除去可能な口腔ケア用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】アルギン酸ナトリナウム、グリセリン、ポリアクリル酸またはヒドロキシエチルセルロースおよび水を含有する口腔ケア用組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔内に適用される口腔ケア用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
口腔内は主に大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)から分泌される唾液により湿潤されており、この口腔内の湿潤状態が保持されることによって口腔内の健康が保たれている。
【0003】
この口腔内の湿潤状態が保持されない場合には口腔乾燥症(ドライマウス)をはじめとする口腔乾燥状態を生じる。口腔乾燥状態の原因としては様々なものが挙げられ、例えば、ストレス、薬物、疾患(糖尿病、シェーグレン症候群など)、廃用症候による唾液分泌量の減少、食生活の変化による唾液分泌量の減少などがある。
【0004】
特に、意識障害がある場合や、胃ろう造設、気管切開されている場合には、口腔機能の廃用症候に陥って口腔機能が低下し、口腔機能の低下がさらに進行すると、話せない、口から食事をとれない、口から呼吸できないという口腔機能停止状態に陥る。そしてその結果として、唾液分泌量が低下するかまたは唾液分泌が停止して口腔乾燥状態となる。また、意識障害がある場合には、開口状態が長時間または常時持続するために口呼吸による口腔内の乾燥がみられる。このような口腔乾燥状態は介護・医療の現場では無視できないものとなっている。
【0005】
一方、口腔機能状態は全身の健康状態に影響を与えることが次第に明らかになってきている。その一例として、口腔ケアによる口腔乾燥状態の改善に肺炎予防の効果があることが科学的に証明された(非特許文献1)。つまり、細菌感染防御機構が機能するためには、口腔粘膜が常時保湿されていることが必要なのである。したがって、このような肺炎予防の観点からも、高齢要介護者には口腔ケアの提供が必須であることが判ってきている。
【0006】
従来は、このような口腔乾燥状態を改善するために、人工唾液で水分補給を試みたり、ワセリンやヒアルロン酸製剤などを利用した保湿を行ったりしていた(非特許文献2)。しかし、人工唾液は短時間で分散・蒸散してしまって効果が長続きせず、またワセリンなどの油脂系成分は口腔からの除去が困難で不衛生であった。
【非特許文献1】Yoneyama,T., Yoshida,M., Matsui,T. and Sasaki,H.: Ora1 care and pneumonia, Lancet, 354:515, 1999
【非特許文献2】渡辺誠,道脇幸博,河野正司,松久保隆,赤坂庸子,道健一,岩片信吾,杉原直樹,平井義人,神部芳則,薬真寺美佐子,高橋稽子,佐々木啓一:高齢者の口腔ケアと口腔機能に関する総合研究,日歯医学会誌,19:42〜53, 2000
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明は、上述のような従来の口腔ケアの問題を改善するための、口腔内に適用される口腔ケア用組成物を提供することを目的とする。より詳細には、口腔内に塗布した場合に、口腔内を長時間保湿可能で、咽頭落下しにくく、口腔内から容易に除去可能な口腔ケア用組成物を提供することを目的とする。
【0008】
ここにおいて本明細書における「口腔ケア」とは、口腔内の保湿、摂食嚥下リハビリテーションなどの機能的ケアおよびプラークコントロール、剥離上皮除去など器質的ケアを包含する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上述の従来の口腔ケアの問題を改善するために、適度の動的粘弾性を有し、口腔内から除去可能な成分を有する口腔ケア用組成物を開発するに至った。
【0010】
すなわち本発明は、アルギン酸ナトリナウム、グリセリン、ポリアクリル酸またはヒドロエチルセルロースおよび水を含有する口腔ケア用組成物に関する。
【0011】
また、一つの態様として本発明は、ポリアクリル酸を含有し、アルギン酸ナトリナウムが3〜5重量%、グリセリンが10〜30重量%、ポリアクリル酸が1〜3重量%含まれる口腔ケア用組成物に関する。
【0012】
また、一つの態様として本発明は、ヒドロキシエチルセルロースを含有し、アルギン酸ナトリウムが2〜5重量%、グリセリンが10〜30重量%、ヒドロキシエチルセルロースが1〜3重量%含まれる口腔ケア用組成物に関する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の口腔ケア用組成物を口腔内に塗布することにより、口腔内を長時間保湿可能で、咽頭落下しにくく、口腔内から容易に除去することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリウムと水からなる溶液を基剤とし、グリセリン、およびポリアクリル酸またはヒドロキシエチルセルロースにて口腔ケア用組成物の最適な動的粘弾性を付加する。
【0015】
一つの態様として、本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリウム、グリセリン、ポリアクリル酸および水を含む口腔ケア用組成物である。
【0016】
前記のポリアクリル酸を含む本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリナウムが3〜5重量%、グリセリンが10〜30重量%、ポリアクリル酸が1〜3重量%含まれることが好ましく、当該成分を含有することにより、特に、全介助による口腔ケアに用いるのに適した動的粘弾性の組成物を得ることができる。
【0017】
また別の態様として、本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリウム、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロースおよび水を含む口腔ケア用組成物である。
【0018】
前記のヒドロキシエチルセルロースを含む本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリナウムが2〜5重量%、グリセリンが10〜30重量%、ヒドロキシエチルセルロースが1〜3重量%含まれることが好ましく、当該成分を含有することにより、特に、全介助による口腔ケアに用いるのに適した動的粘弾性の組成物を得ることができる。
【0019】
本発明の口腔ケア用組成物、すなわちアルギン酸ナトリウム、グリセリン、ポリアクリル酸および水を含む口腔ケア用組成物およびアルギン酸ナトリウム、グリセリン、ヒドロキシエチルセルロースおよび水を含む口腔ケア用組成物は、共に本発明の目的を達成するものであり、以下、これら2種類の本発明の口腔ケア用組成物を「本発明の口腔ケア用組成物」として説明する。
【0020】
本発明の口腔ケア用組成物は、アルギン酸ナトリウム、グリセリン、およびポリアクリル酸もしくはヒドロキシエチルセルロースの他に、天然成分由来の抗菌成分、芳香剤、塩化セチルピリジニウムや安息香酸ナトリウムなどの防腐剤などの添加剤をさらに含有してもよい。また、本発明の口腔ケア用組成物は、クエン酸などのpH調整剤を用いて口腔内の環境に適したpHにすることができる。
【0021】
本発明の口腔ケア用組成物の動的粘弾性(せん断応力)は、せん断速度1000s−1のとき500〜1,000 Pa(温度25℃)である。この範囲のせん断応力であることにより、口腔内に塗布しやすく、かつ咽頭に落下しにくい。口腔ケア用組成物において、せん断応力が500Paより小さい、すなわち粘度が低すぎると咽頭に落下して誤嚥を誘発する危険性が高くなり、せん断応力が1000Paより大きい、すなわち粘度が高すぎると口腔粘膜に伸ばしにくくなることがある。なお、前記せん断応力は、当該技術分野において知られている通常の測定技術(例えばレオメータ)を用いて測定することができる。
【0022】
また、本発明の口腔ケア用組成物は、無色透明であることが好ましい。無色透明であれば、口腔ケアを行う際に粘膜や舌の状態を適切に観察することができる。
【0023】
本発明の口腔ケア用組成物はまた、日常的に継続して使用するものであるから、無味・無臭であることが好ましい。
【0024】
本発明の口腔ケア用組成物は、水溶性ジェル組成物であることが好ましいが、上記せん断応力を有し口腔乾燥状態を改善し、口腔内から除去可能なものであれば、この形態に限定されない。
【0025】
本発明の口腔ケア用組成物は、上記成分を溶解または混和することにより形成され、当該技術分野において知られている通常の撹拌・混和技術を用いて各成分を溶解・混和することにより、口腔ケアに用いるのに適した動的粘弾性を有するジェル状の組成物を得ることができる。また、撹拌・混和する際には、必要に応じて加熱することができる。
【0026】
上記に説明した特徴を有する本発明の口腔ケア用組成物は、口腔内に塗布後長時間にわたり保持することができ、かつ咽頭に流れ落ちないフローを有し、また、口腔内からの除去が困難なワセリンなどの油脂系成分を除外することにより、口腔内から除去する際には確実に除去できる性質を有する。このような本発明の口腔ケア用組成物を、口腔乾燥状態にある重度要介護者、急性期のICU(集中治療室)入院患者、末期癌患者の口腔内に適用することにより、口腔内を長時間保湿し、口腔ケア用組成物が咽頭落下しにくく安全に保湿することができ、また、口腔内から容易に除去することもできる。また、本発明の口腔ケア用組成物は、通常歯周疾患等に使用するような抗菌性薬物を含有せず、口腔ケアにおいて長期にわたり使用することができる。
【0027】
また、本発明の口腔ケア用組成物は、要介護者などの全介助による口腔ケアだけでなく、その他の口腔乾燥状態の改善にも用いることができる。
【0028】
ところで、近年のいわゆる「8020運動」の流れから、残存歯を有する要介護者が増加している。これに伴い、残存歯も介助による口腔ケアの対照として重要になってきた。すなわち、残存歯がある場合には、無歯顎の場合にも必要な粘膜の保護、スポンジブラシによる剥離上皮や残渣物の除去、口腔周囲筋や口腔粘膜のマッサージなどのリハビリテーションに加えて、残存歯のブラッシングをも全介助でケア提供する必要がある。
【0029】
しかしながら、通常、歯のブラッシングには水分の併用が必要であるところ、全介助による口腔ケアの対象者の多くが寝たきり者であり、うがいをすることもできず、また誤嚥する危険性を有する場合も多いことから、口腔ケアに水が使いづらい状態または禁水状態にある。したがって、口腔ケアが安全に確実に行える方法が確立されていなかった。
【0030】
本発明の口腔ケア用組成物は、プラークや剥離上皮の除去を補助する歯のブラッシング補助剤としても用いることができ、ブラッシングによって口腔内に遊離してきたプラークや剥離上皮を吸引という操作で回収するかまたはスポンジブラシなどで清拭除去することにより、口腔内から除去することができる。本発明の口腔ケア用組成物は、歯のブラッシング補助剤として使用する場合、特に口腔内から除去しやすい性質を備えていることが好ましく、水溶性であることが好ましい。
【実施例】
【0031】
以下、実施例にて本発明の口腔ケア用組成物をさらに説明する。
【0032】
1.口腔ケア用組成物の作製
本発明の口腔ケア用組成物として作製例1および作製例2を作製した。
【0033】
作製例1
アルギン酸ナトリウム(2〜5重量%)を精製水、グリセリン(10〜30重量%)に溶解・混和した後、ポリアクリル酸(1〜3重量%)を添加し、無色透明・無味・無臭の水溶性ジェル組成物を得た。得られた口腔ケア用組成物のせん断応力は、858.3Pa(25℃、せん断速度1000s−1)であり、全介助による口腔ケアに適した動的粘弾性を有していた。
【0034】
作製例2
口腔ケア用組成物全体に対しアルギン酸ナトリウム2.5重量%を、精製水およびグリセリン15.0重量%の混合液に溶解して溶液を作製した後、前記溶液に口腔ケア用組成物全体に対しヒドロキシエチルセルロース1.6重量%をさらに溶解し、無色透明で無味無臭のジェル状の口腔ケア用組成物を得た。
【0035】
2.口腔ケア用組成物の物性評価
本発明の口腔ケア用組成物の物性を以下の試験を行なうことにより評価した。
【0036】
(1)定常流粘度(せん断応力)測定
作製例2で得られた口腔ケア用組成物を用いて定常流粘度測定を行なった。予め25℃にしたプレートに作製例2で得られた口腔ケア用組成物(約1cm)をセットし、これを温度25℃の条件にてせん断速度1〜1000s−1での定常流粘度を粘弾性測定装置(レオストレスRS600、サーモハーケ社製)を用いて測定した。
【0037】
図1において、横軸はせん断速度であり、縦軸は各せん断速度に対するせん断応力を示す。本実験において、作製例2で得られた口腔ケア用組成物がせん断速度1000s−1においてせん断応力が約900Paであることが示された。
【0038】
(2)クリープ回復の評価
本発明の口腔ケア用組成物における口腔粘膜に塗布した場合の「垂れやすさ」を評価するために、作製例2で得られた口腔ケア用組成物を用いてクリープ回復挙動の評価を行なった。
【0039】
作製例2で得られた口腔ケア用組成物(約1cm)を、粘弾性測定装置(レオストレスRS600、サーモハーケ社製)の予め25℃にしたプレートにセットし、30秒間予熱後、温度25℃にて応力1Paにて30秒間応力を付加し、その後、応力を開放した。上記の応力付加時から応力開放後のクリープ回復までの経時的なクリープ測定値を解析ソフトウェアレオウィンVer.3.23(サーモハーケ社製)にて解析し、図2に示すクリープ回復挙動を得た。
【0040】
図2において、横軸は応力付加からの経過時間(分)を示し、作製例2の口腔ケア用組成物に応力を加えた時点を0とする。また縦軸は応力付加によるひずみを示している。図2により、作製例2の口腔ケア用組成物は、応力開放後、1分以内にはほぼクリープ回復が見られ、3分後には完全な回復が見られた。このことから、本発明の口腔ケア用組成物は、口腔粘膜に塗布する場合、塗布操作中(およそ1分以内)にその粘性が安定し、垂れやすさが安定する性質を有することが示された。このことは、本発明の口腔ケア用組成物を口腔粘膜に塗布する際に、本発明の口腔ケア用組成物が咽頭に落下することなく、また、歯のブラッシング時においても高い安全性を示すことが伺える。
【0041】
3.口腔ケア用組成物の要介護者への適用
作製例1で得られた口腔ケア用組成物を要介護者に用いた場合の口腔乾燥状態の改善効果を、口腔微生物数を指標にして判定した。効果判定のための口腔微生物としては真菌(カビ)の一種であるカンジダ菌を選択し、そのコロニー数を測定した。
【0042】
被験者は94歳女性、要介護度5の寝たきり者である。常時開口状態であるために口腔乾燥が高度で、舌および口蓋の剥離上皮の滞積が認められ、日常の剥離上皮の除去の負担が大きかった。そこで作製例1で得られた口腔ケア用組成物を用いたケアプランを提案した。口腔ケア用組成物の使用法は、従来の口腔ケアすなわちスポンジブラシを用いたケアを変更せずに、ケア後半において舌および口腔粘膜にスポンジブラシを用いて作製例1の口腔ケア用組成物を塗布することとした。ブラッシングによって口腔内に遊離してきたプラークや剥離上皮は、吸引することにより回収し口腔内から除去した。
【0043】
その結果、口腔乾燥状態の改善がみられ、口腔ケア1週間後において剥離上皮の量が減少し、除去が容易になった。また、剥離上皮除去時の出血もみられなくなった。カンジダ菌数(CFU)は、1444 CFU(使用前)から66 CFU(使用後)になり、95.4%の改善をみた。さらに3週間後にはカンジダ菌は検出されなくなった。
【0044】
以上より、作製例1の口腔ケア用組成物を用いることにより口腔乾燥状態の改善および口腔微生物数の減少が見られ、本発明の口腔ケア用組成物の口腔ケアにおける有用性を実証することができた。
【0045】
4.歯のブラッシングに使用した場合の本発明の口腔ケア用組成物のフロー評価
ヒト口腔模型を用いて、作製例1で得られた口腔ケア用組成物を口腔内に適用した場合のフローを評価した。フローの評価は、通常の歯ブラシを用いた通常のケア(「空ブラシ」通法)、歯ブラシに本発明の口腔ケア用組成物を併用したケア(歯ブラシ+ジェル)、ビバラック(東京技研社製;注水・吸水機能付口腔内清掃用器具)を用いた通常のケア(ビバラック通法)、およびビバラックに本発明の口腔ケア用組成物を併用したケア(ビバラック+ジェル)、の4種類のケアを比較することにより行った。具体的には、それぞれのケアについて、ケアの過程で咽頭に落下する水の量、および右下7番孤立歯のプラーク(人工プラーク 0.1 g)の除去に必要なケア時間を測定して比較した。測定結果を表1に示す。
【表1】

【0046】
表1から明らかなように作製例1の口腔ケア用組成物を歯ブラッシングに使用した場合、歯ブラシまたはビバラックを使用した両方において咽頭落下を示さなかった。これに対し「空ブラシ」通法によるケアでは咽頭に水を落下させ、ビバラック通法によるケアでは、ケア時間が短く効率がよいものの、若干の咽頭落下が認められた。
【0047】
また、作製例1の口腔ケア用組成物を使用した場合、特にビバラック+ジェルによるケアでは、水の咽頭落下を防ぎ、ケア時間が短く効率がよかった。
【0048】
以上の結果から、本発明の口腔ケア用組成物を用いて口腔ケアを行うことにより、水の咽頭落下を防ぐことができることが示された。したがって、本発明の口腔ケア用組成物は、水分の咽頭落下による誤嚥を誘発する危険性がなく安全性の高いフローを有することが実証された。なお、介護者の負担軽減という観点からは、ケア時間の短縮が実現されるビバラックなどの介護用歯ブラシの併用が好ましいと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の口腔ケア用組成物におけるせん断速度に対する定常流粘度(せん断応力)の変化を示すグラフである。
【図2】本発明の口腔ケア用組成物におけるクリープ回復挙動を示すクリープ曲線である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルギン酸ナトリナウム、グリセリン、ポリアクリル酸またはヒドロキシエチルセルロースおよび水を含有する口腔ケア用組成物。
【請求項2】
ポリアクリル酸を含有し、アルギン酸ナトリナウムを3〜5重量%、グリセリンを10〜30重量%、ポリアクリル酸を1〜3重量%含有する、請求項1に記載の口腔ケア用組成物。
【請求項3】
ヒドロキシエチルセルロースを含有し、アルギン酸ナトリウムを2〜5重量%、グリセリンを10〜30重量%、ヒドロキシエチルセルロースを1〜3重量%含有する、請求項1に記載の口腔ケア用組成物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2007−186506(P2007−186506A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−338894(P2006−338894)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【出願人】(000151427)株式会社東京技研 (13)
【出願人】(505464361)
【出願人】(505464372)
【Fターム(参考)】