説明

命名支援方法

【課題】 本発明は、命名作業、特に、二文字以上で構成される名前の読みおよび意味の良し悪しの検討作業を支援するための方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 コンピュータに、複数の文字の組み合わせで構成される第一のデータの入力を受け付けるステップと、前記入力された文字の順序を変更して第二のデータを生成するステップと、予め熟語とその意味とを関連づけて登録してあるテーブルを参照して、前記第二のデータに合致する熟語が存在する場合に、該熟語の意味を出力するステップとにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、命名作業を支援するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、子供を命名する際には、漢字の意味や音、画数などを考慮して名前が検討されている。命名のための作業を支援する仕組みとして、利用者の希望条件に合致する漢字を組み合わせて、複数の名前を生成する技術が存在する(例えば特許文献1参照)。また、選択入力された文字が、氏名として戸籍上で使用可能かどうかを判断する技術が存在する(例えば特許文献2参照)。
【特許文献1】特開昭59−022124号公報
【特許文献2】特開2002−149905号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
名前を決める際には、個々の漢字の意味や読み方等を検討するとともに、漢字二文字以上で構成される名前の場合は、文字の組み合わせの良し悪しをも検討することが多い。
【0004】
しかし、上記特許文献1記載の技術は、個々の漢字を組み合わせて名前候補を生成するのみで、漢字の組み合わせである熟語としての読みや意味を考慮していない。また上記特許文献2記載の技術は、出生届を受け付ける際に利用する仕組みであり、利用者が申請しようとしている名前を構成する漢字が人名漢字として認められているものであるかどうかを判断するものであるため、名前を検討するために利用できるものではない。
【0005】
そこで本発明は、命名作業、特に、二文字以上で構成される名前の読みおよび意味の良し悪しの検討作業を支援するための方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータに、複数の文字の組み合わせで構成される第一のデータの入力を受け付けるステップと、前記入力された文字の順序を変更して第二のデータを生成するステップと、予め熟語とその意味とを関連づけて登録してあるテーブルを参照して、前記第二のデータに合致する熟語が存在する場合に、該熟語の意味を出力するステップとを備える。
【発明の効果】
【0007】
上述の通り、本発明の命名支援方法によれば、コンピュータに、入力された文字の組み合わせ順を変更した第二のデータを生成させ、該第二のデータに合致する熟語の意味を出力するようにした。即ち、入力された文字の組み合わせ順を変更した第二のデータとして、名前の候補として入力された文字の順序を逆さにした名前を生成し、逆さにした場合をも考慮できるので、本発明による結果を通知されたユーザは、より多くの観点から名前を検討することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき説明する。なお、以下の実施例では本発明を実現するコンピュータの一例としてサーバと、ユーザが利用するコンピュータとしてユーザ端末とを挙げ、これらのサーバとユーザ端末とはネットワークを介して接続されている。ユーザ端末は各ユーザが使用するものであるために複数台存在して構わない。サーバやユーザ端末が保持する各プログラムやデータは、ネットワークによって接続されている他のコンピュータに保持させ、サーバやユーザ端末はそれら他のコンピュータからデータを読み出して処理を実施してもよい。
【0009】
図1は、本発明による命名支援方法をコンピュータで実現させるための一実施例の構成図である。図1の命名支援システムは、本発明の処理を実施するサーバ1と、名前を検討しているユーザが利用するコンピュータであるユーザ端末T1と、サーバ1とユーザ端末とを互いに通信可能なように接続するネットワークNとから構成されている。ユーザ端末は複数台あって構わないが、以降の説明では、ユーザ端末を代表して、ユーザ端末T1を用いる。
【0010】
サーバ1はコンピュータであって、処理を実施するためのプログラムとして受付プログラム11や確認プログラム12や出力プログラム13を、処理を実施する際に利用するデータファイルとして、熟語マスタ21やメッセージデータ22をそれぞれ記憶手段に保持している。また、オペレータから直接操作を受け付けるための入力装置18や、情報を出力するための出力手段19を備えている。
【0011】
受付プログラム11は、ネットワークNを介してサーバ1がユーザ端末T1から入力されるデータ入力を受け付けるためのプログラムである。
【0012】
確認プログラム12は、サーバ1がユーザ端末T1から受信した入力データに基づき、熟語マスタ21を参照して該入力データに該当する熟語を検索したり、該入力データをもとに第二のデータを生成して、熟語マスタ21から該第二のデータに該当する熟語を検索したりするためのプログラムである。また、検索結果に基づき、メッセージデータ22を参照して出力メッセージを生成するためのプログラムである。
【0013】
出力プログラム13は、確認プログラム12が生成した出力メッセージを、ネットワークNを介してユーザ端末T1へ出力するためのプログラムである。
【0014】
熟語マスタ21は、複数の漢字から構成される熟語、該熟語の読み方や意味、名前として適当であるかどうかを示す情報を互いに関連付けて管理するためのデータファイルである。熟語マスタ21へのデータ登録は、確認プログラム12の処理に先立ち予め登録されるものとする。また、データは適宜更新されて構わない。
【0015】
メッセージデータ22は、確認プログラム12が出力メッセージを生成する際に利用する、出力メッセージの雛型を管理するためのデータファイルである。メッセージデータ22へのデータ登録は、確認プログラム12の処理に先立ち予め登録されるものとする。また、データは適宜更新されて構わない。
【0016】
ネットワークNは、インターネットや無線などの通信網であって、サーバ1とユーザ端末T1とを互いに通信が可能なように接続している。ネットワークNは接続されたコンピュータ同士が互いに通信可能であれば、どのような形態のネットワークであっても良い。
【0017】
ユーザ端末T1は、コンピュータであって、ネットワークNを介してサーバ1と通信を行うためのプログラムや、サーバ1に処理させる入力データを受け付けたり、サーバ1から返信される出力データを表示したりするためのプログラムとして、例えばインタネットブラウザなどのプログラムを記憶手段に保持している。また、ユーザから直接操作を受け付けるための入力装置48や、情報を出力するための出力手段49を備えている。
【0018】
なお、サーバ1やユーザ端末T1は、図示しない以下のようなハードウェア構成を備えている。即ち、それぞれバスで相互に接続されている入力装置や、出力装置や、ドライブ装置や、補助記憶装置や、メモリ装置や、演算処理装置や、インターフェース装置を有するように構成されている。なお、これらコンピュータを構成する各種デバイスは、1つの筐体に収容してもよいし複数の筐体に分散して収容されていてもよい。
【0019】
入力装置は例えばキーボードやマウスやマイクなどで構成され、様々な操作指示やデータをコンピュータに入力するために用いられる。出力装置は例えばディスプレイやプリンタやスピーカーなどで構成され、操作に必要な各種画面やデータ等を出力する。インターフェース装置は、ネットワークNに接続する為のインターフェースであり、例えばモデムやルータ等で構成される。
【0020】
これらコンピュータを制御するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体によって提供されることもできる。プログラムを記録した記録媒体は、ドライブ装置にセットされ、プログラムがドライブ装置を介して補助記憶装置にインストールされる。プログラムを記録した記録媒体としては、例えばCD−ROMやフレキシブルディスクや光磁気ディスク(MO)等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、又はROMやフラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることが可能である。
【0021】
また、プログラムはインターフェース装置を介して接続される他のコンピュータの記録媒体等に記録されているものも含まれる。他のコンピュータの記録媒体等に記録されているプログラムは、インターフェース装置を介してダウンロードされて補助記憶装置にインストールされる。補助記憶装置は、インストールされたプログラムと、そのプログラムの処理に必要な各種ファイル等を格納する。メモリ装置は、起動時に補助記憶装置からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置は、メモリ装置に格納されたプログラムに従って、サーバ1やユーザ端末T1が実施すべき処理を各種プロセスで実現する。
【0022】
次に、サーバ1が保持しているデータファイルについて説明する。図2(A)は熟語マスタ21のデータ例である。熟語マスタ21は、熟語それぞれにつき、“熟語”、“読み”、“意味”、“適否”のデータを関連付けて保持している。例えば、図示の1行目のデータは、“正直”という熟語は、“しょうじき”と読み、“正しくて、嘘や偽りの無いこと”という意味を持ち、名前として“適当”な熟語である(人名として相応しくない熟語ではない)ということを表している。
【0023】
このような熟語マスタ21によって、確認プログラム21は“熟語”の欄から該当するデータを検索し、該データと関連付けられている読みや意味、名前としての適否に関するデータを得ることができる。
【0024】
図2(B)はメッセージデータ22のデータ例である。メッセージデータ21は、メッセージ内容を一意に識別するための番号と、メッセージの雛型とを関連付けて保持している。
【0025】
確認プログラム21は、このようなメッセージデータ22から読み出した雛型に、熟語マスタ21を検索した結果得られたデータなどを埋め込むことで、出力データを生成することができる。
【0026】
次に、本発明の命名支援方法について、フローチャートを用いて説明する。
【実施例1】
【0027】
図3(A)は、本発明の命名支援方法を実行するためにサーバ1が行なう全体処理を説明するためのフローチャートである。まず、ユーザ端末T1からネットワークNを介して入力データを受信したことを契機として、サーバ1の受付プログラム11が受付処理を行なう(ステップS1)。なお、ここで入力されるデータは、複数の漢字から構成されるデータであるものとする。
【0028】
次に、受付プログラム11が受け付けた入力データをもとに、確認プログラム12が確認処理を行う(ステップS2)。そして、確認プログラム12が生成した出力データを、出力プログラム13がネットワークNを介してユーザ端末T1へ出力する(ステップS3)。サーバ1は、このフローチャートに示す処理により、ユーザから入力された名前につき、所定の処理を行って、処理結果をユーザへ提示する。次に、図3(A)の各ステップにつき、処理の詳細を説明する。
【0029】
図3(B)は図3(A)の受付処理ステップS1の詳細を説明するためのフローチャートである。受付プログラム11は、ステップS11でユーザ端末T1から入力データを受け付けると、ステップS12で該受け付けた入力データをメモリへ登録し確認プログラム12を起動する。なお、ステップS11の入力データの受付は、例えば、入力用の欄を備えたWebページをユーザ端末T1に表示させ、該欄へユーザから入力されたデータを受け付けるものであっても構わない。
【0030】
図3(C)は図3(A)の結果出力処理ステップS3の詳細を説明するためのフローチャートである。出力プログラム13は、確認プログラム12から呼び出されると、ステップS31で確認プログラム12が生成した出力メッセージをメモリから読み出し、該出力メッセージをネットワークNを介して出力する。なお、ステップS31の出力は、例えば、出力メッセージをWebページ内の情報として整形し、結果表示欄を備えたWebページとしてユーザ端末T1に表示させるものであっても構わない。
【0031】
図4は、図3(A)の確認処理ステップS2の詳細を説明するためのフローチャートである。受付プログラム11から呼び出された確認プログラム12は、メモリから入力データを読み出し、入力データに示される熟語について熟語マスタ21を検索する(ステップS201)。熟語マスタ21に入力データに該当する熟語が存在しない場合(ステップS201NO)、メッセージデータ21から識別子が“M1”であるメッセージを読み出し、入力データを埋め込んで出力用メッセージを生成し、メモリに登録する。そして処理をステップS205へ移行する。
【0032】
入力データに該当する熟語が存在する場合(ステップS201YES)、該熟語と関連付けられている意味、読み、適否の各欄のデータを参照するとともに、メッセージデータ21から識別子が“M3”であるメッセージを読み出し、入力データおよび参照したデータを埋め込んで出力用メッセージを生成し、メモリに登録する(ステップS203)。
【0033】
続いて、ステップS203で参照した“適否”に関するデータが“適当”であったかどうかを判別する(ステップS204)。“適当”ではなかった場合(ステップS204NO)は、ステップS210へ処理を移行する。また、“適当”であった場合(ステップS204YES)は、処理をステップS205へ移行する。
【0034】
ステップS201乃至ステップS204の処理で、確認プログラム12は、入力データに示される熟語そのものについての処理を行うことになる。
【0035】
次に、確認プログラム12は、入力データを構成する漢字の順序を逆さにして第二のデータを生成する(ステップS205)。そして、該第二のデータにつき、熟語マスタ21を検索する(ステップS206)。
【0036】
熟語マスタ21に第二のデータに該当する熟語が存在しない場合(ステップS206NO)、メッセージデータ21から識別子が“M2”であるメッセージを読み出し、入力データを埋め込んで出力用メッセージを生成し、メモリに登録する。そして、ステップS210へ処理を移行する。
【0037】
第二のデータに該当する熟語が存在する場合(ステップS206YES)、該熟語の“適否”欄のデータを参照し、“適当”であったかどうかを判別する(ステップS208)。“適当”ではなかった場合(ステップS208NO)は、そのままステップS210へ処理を移行する。また、“適当”であった場合(ステップS208YES)は、該熟語の“意味”欄のデータを参照し、メッセージデータ21から識別子が“M4”であるメッセージを読み出し、第二のデータと“意味”欄のデータとを埋め込んで出力用メッセージを生成し、メモリに登録する。
【0038】
ステップS205乃至ステップS209の処理で、確認プログラム12は、入力データとは文字が逆順の熟語についての処理を行なうことになる。最後に、確認プログラム12は、出力プログラム13を起動する(ステップS210)。
【0039】
図5(A)乃至(C)は、確認プログラム12が生成するメッセージの例を示している。例えば、ステップS11で受け付けた入力データが“美月”であった場合には、図2(A)に例示する熟語マスタ21の中に存在しない(ステップS201NO)ため、ステップS202において、M1のメッセージ雛型の“XX”に入力データである“美月”を埋め込んだものとして、51に示されるメッセージを確認プログラム12が生成する。
【0040】
また、ステップS205で“美月”を逆さにした第二のデータとして“月美”を生成する。“月美”という熟語は、図2(A)に例示する熟語マスタ21の中には存在しない(ステップS206NO)ため、ステップS207において、M2のメッセージ雛型の“XX”に入力データである“美月”を埋め込んだものとして、52に示されるメッセージを確認プログラム12が生成する。従って、入力データが“美月”であった場合には、出力プログラム13は図5(A)のメッセージ群をユーザ端末T1へ出力することになる。
【0041】
また例えば、ステップS11で受け付けた入力データが“直正”であった場合には、図2(A)に例示する熟語マスタ21の中には存在しない(ステップS201NO)ため、ステップS202において、M1のメッセージ雛型の“XX”に入力データである“直正”を埋め込んだものとして、53に示されるメッセージを確認プログラム12が生成する。
【0042】
また、ステップS205で“直正”を逆さにした第二のデータとして“正直”を生成する。“正直”という熟語は、図2(A)に例示する熟語マスタ21の中に存在し(ステップS206YES)、“正直”に対応する適否欄は“適当”である(ステップS208YES)であるため、ステップS209において、M4のメッセージ雛型の“XX”に入力データである“直正”を、“(熟語)”に第二のデータである“正直”を、“(意味)”に“正直”に対応する意味欄のデータを、それぞれ埋め込んだものとして、54に示されるメッセージを確認プログラム12が生成する。従って、入力データが“直正”であった場合には、出力プログラム13は図5(B)のメッセージ群をユーザ端末T1へ出力することになる。
【0043】
また例えば、ステップS11で受け付けた入力データが“海月”であった場合には、図2(A)に例示する熟語マスタ21の中に存在する(ステップS201YES)ため、ステップS203において、M3のメッセージ雛型の“XX”に入力データである“海月”を、“(読み)”に“海月”に対応する読み欄のデータを、“(意味)”に“海月”に対応する意味欄のデータを、“(適否)に” “海月”に対応する適否欄のデータを、それぞれ埋め込んだものとして、55に示されるメッセージを確認プログラム12が生成する。“海月”に対応する“適否”欄は“不適当”である(ステップS204NO)ので、以降の処理ではメッセージは生成されない。従って、入力データが“海月”であった場合には、出力プログラム13は図5(C)のメッセージをユーザ端末T1へ出力することになる。
【0044】
図4に示す処理フローによって、確認プログラム12は、入力されたデータに応じて、例えば図5(A)乃至(C)に示すような出力メッセージを生成することができる。良いイメージの意味を持つ熟語(例えば“正直”)の漢字とは逆順の言葉(“直正”)は、もとの意味の反対の意味(正直の反対、すなわち不正直)と解釈することもできる。本発明によれば、ユーザから入力されたデータとは逆順のデータを生成し、該逆順のデータについても意味や名前としての適否を参照してメッセージを出力するため、このような出力を提示されたユーザは、より広い観点から名前を検討することが容易になる。
【0045】
なお、入力データとしては2つの漢字から構成されるデータを例にとって説明を行ったが、本発明はこれに限るものではなく、3つ以上の漢字から構成されるデータであっても構わない。3つ以上の漢字から構成されるデータである場合には、ステップS205では、順序を逆さにしたデータとして複数の第二のデータを生成することができる。例えば入力データが“一二三”であった場合には、第二のデータとして、“三二一”の他に、“二一三”や“一三二”などを生成することができる。ステップS205で生成する第二のデータが複数である場合には、第二のデータの数分だけステップS206乃至S209の処理を繰り返す。
【0046】
また、入力データは、漢字のみではなくひらがなやカタカナから構成されるデータであっても構わない。その場合には、熟語マスタ21は、漢字から構成される熟語のみではなく、ひらかなやカタカナから構成される言葉を含むようにしておけばよい。
【0047】
本発明は実世界において様々な場面に適用することが可能である。例えば、インタネットに接続されたコンピュータに本発明による機能を搭載し、この機能をインタネットを介して提供することで、命名作業を支援するためのWebサイトとして利用することができるようになる。さらに、このようなWebサイトを会員制にし、産婦人科医院が出産予定受診者を会員として登録することで、出産予定者向けの命名支援サービスとして利用することができる。
【0048】
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)複数の文字の組み合わせで構成される第一のデータの入力を受け付けるステップと、前記入力された文字の順序を変更して第二のデータを生成するステップと、予め熟語とその意味とを関連づけて登録してあるテーブルを参照して、前記第二のデータに合致する熟語が存在する場合に、該熟語の意味を出力するステップとを備えたことを特徴とするコンピュータによって行われる命名支援方法。
【0049】
(付記2)前記テーブルは、熟語とその意味と名前としての適否に関する情報とを関連付けて登録しており、前記第二のデータを生成するステップは、前記テーブルを参照して、前記第一のデータに合致する熟語が存在し、該熟語が名前として不適当であると登録されていた場合以外に、前記第二のデータを生成することを特徴とする付記1記載の命名支援方法。
【0050】
(付記3)前記第二のデータは、第一のデータを構成する文字の順序を逆にして生成したものであることを特徴とする付記1記載の命名支援方法。
【0051】
(付記4)命名支援装置において、予め、熟語とその意味とを関連づけて保持するテーブルと、複数の文字の組み合わせで構成される第一のデータの入力を受け付ける手段と、前記入力された文字の順序を変更して第二のデータを生成する手段と、前記テーブルを参照して、前記第二のデータに合致する熟語が存在する場合に、該熟語の意味を出力する手段とを備えたことを特徴とする命名支援装置。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明による命名支援システムの一実施例の構成図である。
【図2】本発明の(A)熟語マスタおよび(B)メッセージデータのデータ例である。
【図3】本発明の(A)全体処理フローおよび(B)受付プログラムによる処理フローおよび(C)出力プログラムによる処理フローである。
【図4】本発明の確認プログラムによる処理フローである。
【図5】本発明による出力メッセージ例(A)乃至(C)である。
【符号の説明】
【0053】
1 サーバ
N ネットワーク
T1 ユーザ端末
11 受付プログラム
12 確認プログラム
13 出力プログラム
18 入力手段
19 出力手段
21 熟語マスタ
22 メッセージテーブル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の文字の組み合わせで構成される第一のデータの入力を受け付けるステップと、
前記入力された文字の順序を変更して第二のデータを生成するステップと、
予め熟語とその意味とを関連づけて登録してあるテーブルを参照して、前記第二のデータに合致する熟語が存在する場合に、該熟語の意味を出力するステップと
を備えたことを特徴とするコンピュータによって行われる命名支援方法。
【請求項2】
前記テーブルは、熟語とその意味と名前としての適否に関する情報とを関連付けて登録しており、
前記第二のデータを生成するステップは、前記テーブルを参照して、前記第一のデータに合致する熟語が存在し、該熟語が名前として不適当であると登録されていた場合以外に、前記第二のデータを生成することを特徴とする請求項1記載の命名支援方法。
【請求項3】
前記第二のデータは、第一のデータを構成する文字の順序を逆にして生成したものであることを特徴とする請求項1記載の命名支援方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−58460(P2007−58460A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−241762(P2005−241762)
【出願日】平成17年8月23日(2005.8.23)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】