説明

噴射釦

【課題】内容物を広範囲に噴射でき、しかも噴射粒子径を小さくすることができる噴射釦を得る。
【解決手段】噴射釦本体2の連通孔7の先端部に円柱状の中空部を有し、該中空部に円盤15の片面、或いは連通孔側にスクリュー流路を形成する複数枚のスクリュー羽根17が突出形成されており、その外周部及び円盤前方に空隙部を形成するように連通孔側にて支持されている。スクリュー流路により、中心部から外方に向かって内容物の旋回分流を形成し、且つ該旋回分流は前記センターポストの外周部側で合流して空隙部にセンターポスト直径よりも大きな旋回流れを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を噴射する噴射釦、特にメカニカルブレークアップ式の噴射釦に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エアゾール等の噴射粒子径を小さくしたり、広い範囲に内容物を噴射する要求を満たす噴射釦としてメカニカルブレークアップ釦が用いられている。メカニカルブレークアップ釦は、噴射口付近で内容物に旋回力を与えて噴射口から噴射することによって噴射粒子を細かく均一化する機構として知られており、特に噴射剤が圧縮ガスである場合に有効である。従来のメカニカルブレークアップ釦は、噴射釦の凹部に嵌合するチップを有し、該チップの周面に噴射液通路が形成され、チップ前端又はノズル体内面側に形成された溝または旋回室を経て噴射口から広角に噴射するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
図10は、例えば特許文献3に示すような従来のメカニカルブレークアップ釦形式の噴射釦の一例を示し、図示の噴射釦100は、被覆体101の外周にノズル体102の環状筒103を挿入し、環状筒103は内面に凸条を複数個突設し、この凸条間に内容物流通のため流通間隔105を形成している。ノズル体102は、噴射口106の内側壁面109には円錐状の旋回室107を形成し、該旋回室107の外周には噴射溝108が旋回室107に対して放射方向で接線方向に形成されている。この噴射溝108の外周端が前記流通間隔105に接続している。したがって、従来のメカニカルブレークアップ釦100は、被覆体101の外周に軸方向に沿って複数の流通間隔105を形成し、該流通間隔の噴射口側先端から、噴射溝108により中心軸方向に向けて旋回分流が形成されてそれが中心部に位置する旋回室107で合流することにより、旋回室内で旋回流が形成されるものであり、図10(b)に示すように旋回室107の直径dは必然的に被覆体101の直径Dよりも小さく形成しなければならず、小さい径の旋回流しか形成することが出来なかった。
【0004】
【特許文献1】特開2003−169630号公報
【特許文献2】特開2001−180770号公報
【特許文献3】特開2000−153188号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、ヘアスプレー等の頭髪用品や園芸用殺虫剤あるいはごみ用消臭剤等を圧縮ガス、液化ガスによる内容物の噴射において、良好な塗布効果を奏するためには十分な噴射面積と粒子の微細化が求められる。しかしながら、従来提案されている内容物入り容器用噴射釦は噴射範囲が狭いものであったり、噴射粒子径が大きかったりして、十分な塗布効果を得るためには未だ満足するものではなかった。
そこで、本発明は、内容物を広範囲に噴射でき、しかも噴射粒子径を小さくすることができる噴射釦を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために、内容物の微粒化を促進する噴射釦における流路について種々研究した結果、メカニカルブレークアップ釦機構では釦内の旋回流によって噴射口付近に環状液膜が発生するが、該環状液膜の噴射角度が大きい方が内容物は細かい粒子になることを知見した(後述する参考例参照)。該知見に基づいて、さらに研究した結果環状液膜の噴射角度は旋回室における内容物の旋回速度と相関関係にあることが分かり、噴射粒子の微粒子化を可能するために、噴射釦内で内容物の旋回速度の大きな旋回流を得る手段を着想し、本発明に到達したものである(参考例)。
【0007】
即ち、上記課題を解決する請求項1に係る発明の噴射釦は、バルブ機構に連通する連通孔の先端に円柱状の中空部が形成され、該中空部にスクリュー流路を有し、センターポストが前記連通孔側にて支持され、該センターポストが前記中空部内の側面内周壁及びノズル体の噴射口入口側内周壁に接触していないことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の噴射釦において、前記中空部のスクリュー流路が連通孔側に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の噴射釦において、前記スクリュー流路が前記連通孔に対向する前記センターポストの面、或いは、前記連通孔側に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載の噴射釦において、前記連通孔及び前記噴射口側よりも大きい直径を有する前記センターポストの円盤の片面、或いは、前記連通孔側に前記スクリュー流路を形成する複数枚のスクリュー羽根が突出形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載の噴射釦において、前記センターポストの円盤前面側と前記ノズル体の噴射口入口側との間に、前記センターポストの外径よりも径大の旋回室が形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1〜5の発明によれば、センターポストのスクリュー流路によって連通孔から導入された内容物が外方に広がる旋回分流が形成されて、該センターポストと前記中空部内の側面内周壁及びノズル体の噴射口入口側内周壁との間の空間部で大きな径の旋回流となるので、効果的に内容物の噴射を広範囲に噴射でき、しかも噴射粒子径を小さくすることができる。
さらに、請求項2の発明によれば、センターポストと連通孔側との間にスクリュー流路が形成されているので、旋回室を噴射釦自体を大きくすることなく、従来のメカニカルブレークアップ釦と比べて飛躍的に大きく形成することができる。
請求項3の発明によれば、スクリュー流路が前記連通孔に対向するセンターポストの面、或いは、前記連通孔側に形成されているので、連通孔と同軸流から直接外方への旋回分流を形成することができ、強い大きな旋回分流を形成することができる。
請求項4の発明によれば、さらに連通孔から流入した内容物は、円盤裏面に当たってスクリュー流路により接線方向外方に流出するからより効果的に大きな旋回分流を形成することができる。
さらにまた、請求項5の発明によれば、従来のメカニカルブレークアップ釦と比べて飛躍的に径大な旋回室を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に係る噴射釦の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る噴射釦の正面概略断面図であり、センターポストは図2におけるA−A断面を示している。本実施形態に係る噴射釦1は、噴射釦本体2、スクリュー流路を有するセンターポスト3、噴射ノズル体4の組み合わせから構成されている。噴射釦本体2は、合成樹脂で一体成形され、その下面中央部にエアゾール缶上部に突出するノズルステムと嵌合する嵌合孔5を有し、内部に該嵌合孔5に連通する内容物の流通路6、及び該流通路に略直交する連通孔7が形成されている。そして、連通孔7の先端部には、センターポスト3及びノズル体4が嵌合位置する円柱状空間が形成され、該円柱状空間内に配設されるセンターポスト3と噴射ノズル体4との間の空間に旋回室10が形成される。
【0011】
センターポスト3は、図3に斜視図で示すように、連通孔7及び噴射ノズル体4の噴射口入口径よりも大きい直径を有する円盤15の片面にスクリュー流路16を形成する複数枚(図の実施形態では4枚)のスクリュー羽根17が突出形成されている。各スクリュー羽根17は、その平面が図2に示すように、所定ピッチで基部18の外周縁19が円盤外周縁20と一致し、該外周縁から中心方向に向けて渦巻状にスクリュー流路16を形成するように外周縁19の両端から曲率の異なる曲線で流路側壁面21、22を形成している。スクリユー羽根は、円盤面と反対側の端部は連通孔7に嵌合して、該センターポストを連通孔の先端部に嵌合固定する連通孔嵌合部23となっており、スクリュー羽根17の所定高さ位置から先端部まで、その外周面が連通孔の内径に一致するように切断され、該切断面が連通孔先端との当接面24となっている。したがって、センターポスト3の連通孔嵌合部23を連通孔先端に当接面24が当接するまで押し込んで嵌合することにより、図1に示すように、センターポスト3が連通孔先端部に固定される。該固定は圧接嵌合での摩擦力による固定あるいは、接着剤等による固定でもよく、エアゾール内容物の圧力によりセンターポストが連通孔から離脱しないよう固定できれば、その固定手段は任意のものが採用できる。
【0012】
噴射ノズル体4は、図1及び図4に示すように、全体として円管状を呈し先端壁26の中央部に噴射口27が形成され、円筒基部28は噴射口27及びセンターポストの円盤15よりも径大の空間部となっている。円筒基部28の先端部は、図1に示すように、噴射釦本体2の連通孔7の先端外方に形成された嵌合穴に嵌合して取付けられている。
【0013】
図4は、噴射釦本体にセンターポスト3及び噴射ノズル体4を嵌合して組立てた状態での噴射釦本体を省略して噴射釦本体にセンターポスト3及び噴射ノズル体4の位置関係を図示した模式図である。センターポスト3及び噴射ノズル体4を噴射釦本体に嵌合して組立てた状態では、図1及び図4に示すように、センターポスト3の円盤15の外周部と噴射ノズル体4の円筒基部の内周面29との間に空隙30があり、且つ円盤15の先端面と噴射ノズル基部28の内側面との間にも所定間隔の空隙31があり、これらの空隙30、31が旋回室10を形成している。
【0014】
本実施形態に係る噴射釦は、以上のように構成され、噴射釦本体2の頭部を指で押し下げることにより、図示しないステムが下がりバルブ機構が開き内容物が、圧縮ガス、液化ガスの圧力や、トリガー式ポンプにより流通路6を介して連通孔7に導入される。連通孔7内に達したエアゾール内容物は、その先端に設けられたセンターポスト3の円盤15に当たり、曲げられてスクリュー羽根17によって図5(b)に模式的に矢印33で示すように複数の流れに分流して、スクリュー流路16を通り、旋回しながら噴射ノズル体の円筒基部内周面に沿って旋回して合流して大旋回流となって、その状態で空隙部31に達し矢印34で示すように大きな(強い)旋回流れを形成し、その状態で噴射口27から外部に噴出され、噴射口27から出た内容物は、微粒化される。また、圧縮ガス(窒素・二酸化炭素等)を用いた場合は、内容液が旋回力によって液膜となり、液膜が液糸になり、液糸がちぎれて液滴となるというプロセスで微粒化され、噴射剤に液化ガス(LPG・DME等)を用いた場合は、噴射された内容物が急激に膨張して微粒化される。
【0015】
即ち、内容物は、上記構成により噴射口から旋回速度の大きな流れとなって噴射されるため、噴射口付近で角度の大きな環状液膜が形成され、該環状液膜が微粒化されて所定の噴射角を形成して噴射されるのである。その際、環状液膜の角度が大きい程噴射角が大きくなり、噴射粒子が細かくなる。本発明者の実験によれば、形成される環状液膜の角度の大きさは、旋回室10の直径に左右され、旋回室の直径が大きいほど角度の大きな環状液膜が形成され、噴射角も大きくなり、噴射粒子も細かくすることができる。本実施形態では、センターポストのスクリュー羽根17により、内容物をセンターポスト3の中心部から外方に向けて旋回分流を形成し、且つセンターポストの外周部で旋回分流が合流されて大きな径の旋回流となるので、チップ先端の外周面から内方に向けて旋回分流を形成してその先端中心部で合流させて旋回流を形成する従来のメカニカルブレークアップ釦の旋回室に比べて飛躍的に旋回室の直径を大きくすることができ、大きな径の旋回流が得られる。
【0016】
図6は本発明の他の実施形態に係る噴射釦の正面概略断面図である。前記実施形態の噴射釦と同様な構成は同一符合を付し、相違点のみについて説明する。
本実施形態に係る噴射釦50は、スクリュー流路16がセンターポスト55と対向する噴射釦本体51の連通孔先端外周面53に形成されている点が前記実施形態と主に相違している。即ち、連通孔先端外周面53に前記実施形態と同様に、複数枚のスクリュー羽根が突出形成され、該スクリュー羽根の軸方向先端面がセンターポストの円盤裏面と当接することにより、センターポストと連通孔先端外周面53との間にスクリュー流路52が形成されるようになっている。
【0017】
本実施形態に係るセンターポスト55は、円盤15の裏面中心部から連通孔7に向けて突出したロッド57を有し、該ロッドの先端部に連通孔7に嵌合して係止する係合盤58が一体に形成され、該係合盤に図7に示すように、内容物が通過する複数の穴59が形成されている。ロッド57を連通孔内に挿入して、係合盤58を連通孔に係合させることにより、センターポストは連通孔側にて支持され、内容物は係合盤58の穴59内を通過し、連通孔側に形成されたスクリュー流路16を介して旋回室10に導入されるように形成されている。
【0018】
以上、本発明の噴射釦の好適な実施形態を示したが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限るものでなく、その技術的思想の範囲内で種々の設計変更が可能である。たとえば、上記実施形態では、センターポスト、或いは、連通孔側にスクリュー羽根を4枚形成したが、1枚以上であればよい。即ち、スクリュー流路は1個でも可能であるが、望ましくは少なくとも2個以上、より望ましくは、3〜6個が望ましい。また、上記実施形態ではノズル体4を円筒基部28と先端壁26に形成して、円筒基部28の円筒空間内に旋回室を形成するようにしたが、必ずしも噴射ノズル体に円筒基部を設ける必要はなく、該円筒基部に代えて噴射釦本体の空間部内周壁で直接旋回室の外周面を形成するようにしてもよい。
【実施例】
【0019】
本発明の噴射釦における旋回室の直径を図8の実施例1〜3に示すように変えて、液膜角度との関係を調べた。その数値解析結果を図8に示す。その結果から明らかなように、旋回室の直径が大きい程液膜角度が大きくなり、実施例1では旋回室径が0.85cmの場合は液膜角度は72゜であったのに対して、2.50cmの場合は、液膜角度85゜になり、従来のメカニカルブレークアップ釦と比べて特段に液膜角度が大きくなった。また、比較例として従来のメカニカルブレークアップ釦の場合の液膜角度を調べた。その場合、旋回室径を0.85cmとして実施例1と同じように形成したが、液膜角度は48゜であり、実施例1の場合と比べて狭い液膜角度しか得られなかった。
【0020】
(参考例)
従来のメカニカルブレークアップ釦について、内容物を水、圧縮ガスに窒素を使用して容器内圧を0.05MPa、0.30MPa、0.70MPaと変えて、噴射口付近で形成される環状液膜と粒子の関係を調べる実験を行なった。図9は、そのときの噴射状態の写真であり、且つそのときの粒子径を測定してその平均粒子径(μm)を示している。粒子径の測定は、レーザー回折式粒度分布測定装置によって行なった。その結果、図9から明らかなように、参考例1の内圧0.30MPaでは狭い液膜が形成され、その場合の平均粒子径は95μmであったのに対し、参考例2の内圧0.70MPaでは広い液膜が形成され、その場合の平均粒子径は80μmであった。一方、参考例3の内圧0.05MPaの場合は噴射口付近での環状液膜は形成されず、平均粒子径は110μmであった。その結果より、液膜の角度が大きく形成される程粒子径の小さい噴射ができ、環状液膜の噴射角度は旋回室における内容物の旋回速度と相関関係にあることが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明の噴射釦は、種々の内容物を噴射する噴射釦に適用でき、特に圧縮ガス噴射剤で内容物を広範囲に且つ噴射粒子径を小さくして噴射するのに好適であり、エアゾール容器用噴射釦として利用可能性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態に係る噴射釦の正面断面概略図である。
【図2】図1のB−B矢視図である。
【図3】図1に示すセンターポストの斜視図である。
【図4】噴射釦本体にセンターポスト及び噴射ノズル体を嵌合して組立てた状態での噴射釦本体を省略して図示した模式図である。
【図5】本発明でのセンターポストによる旋回流形成のエアゾール内容物の流路を示す模式図であり、(a)は軸方向の流路を示し、(b)はそれと直角面における旋回流形成の状態を示している。
【図6】本発明のその他の実施形態に係る噴射釦の正面断面概略図である。
【図7】図5に示す連通孔側からみたセンターポストの側面図である。
【図8】実施例及び比較例における旋回室径と噴射角度の関係を示す図表である。
【図9】実施例及び比較例における液膜形成と噴射粒子径の関係を示す図表である。
【図10】従来のメカニカルブレークアップ釦式の噴射釦を示し、(a)はその正面断面図、(b)はそのノズル体の拡大右側面図である。
【符号の説明】
【0023】
1、50 噴射釦 2、51 噴射釦本体
3、55 センターポスト 4 噴射ノズル体
5 嵌合孔 6 流通路
7 連通孔 8 空間部
10 旋回室 15 円盤
16 スクリュー流路 17 スクリュー羽根
18 基部 19 外周縁
20 円盤外周縁 21、22 流路側壁面
23 連通孔嵌合部 24 当接面
26 先端壁 28 円筒基部
29 円筒基部の内周面 30、31 空隙
33、34 矢印 53 連通孔先端外周面
57 ロッド 58 係合盤
59 穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バルブ機構に連通する連通孔の先端に円柱状の中空部が形成され、該中空部にスクリュー流路を有し、センターポストが前記連通孔側にて支持され、該センターポストが前記中空部内の側面内周壁及びノズル体の噴射口入口側内周壁に接触していないことを特徴とする噴射釦。
【請求項2】
前記センターポストと前記連通孔側との間にスクリュー流路が形成されている請求項1に記載の噴射釦。
【請求項3】
前記スクリュー流路が前記連通孔に対向する前記センターポストの面、或いは、前記連通孔側に形成されている請求項1又は2に記載の噴射釦。
【請求項4】
前記連通孔及び前記噴射口よりも大きい直径を有する前記センターポストの円盤の片面、或いは、前記連通孔側に前記スクリュー流路を形成する複数枚のスクリュー羽根が突出形成されている請求項1〜3の何れかに記載の噴射釦。
【請求項5】
前記センターポストの円盤前面側と前記ノズル体の噴射口入口側との間に、前記センターポストの外径よりも径大の旋回室が形成されている請求項1〜4の何れかに記載の噴射釦。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図3】
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【図4】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−69421(P2010−69421A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−240410(P2008−240410)
【出願日】平成20年9月19日(2008.9.19)
【出願人】(000003768)東洋製罐株式会社 (1,150)
【出願人】(000222129)東洋エアゾール工業株式会社 (77)
【Fターム(参考)】