説明

塗料タンク交換装置

【課題】
極めて簡単且つ迅速に、狭いスペースでも塗布材充填用のカートリッジを交換できるようにする。
【解決手段】
塗料タンク(3)をスライドさせて着脱を行う塗装機(2)の塗料タンク交換装置(1)として、塗料タンク(3)を一つずつ格納するタンクホルダ(11)を上下に所要数配した昇降可能なマガジン(12)が水平方向に回転する回転フレーム(13)の外周に設けられて成るストッカ(10)と、予め設定されたタンク取出位置(TP)に位置決めされたタンクホルダ(11)から塗料タンク(3)を引き出して塗装機(2)に押し込むタンク装着装置(20)と、塗料タンク(3)をスライドさせて押し込むことにより塗装機(2)から送り出された使用済塗料タンク(3used)をストッカ(10)のタンク回収位置(RP)に位置決めされたタンクホルダ(11)に戻すタンク回収装置(30)を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装機の後端側に塗料タンクを装着した状態で塗装機及び塗料タンクを貫通する方向に想定される装着軸に対して、これと直交する方向に塗料タンクをスライドさせることにより塗料タンクの着脱を行う塗装機に、使用済塗料タンクを取り外すと同時に新たな塗料タンクを装着して塗料タンクを交換する塗料タンク交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車ボディの塗装では、有機溶剤を使用した塗料が主流であるが、環境保護及び公害防止の観点から、塗装工程において大量に発生する揮発性有機溶剤を削減することが要請されており、その対策として、水性塗料による塗装が注目を集めている。
【0003】
水性塗料を無駄なく使用するためには、塗着効率の高い静電塗装機で塗装するのが好ましいが、水性塗料は電気抵抗が低く、塗料供給系を流れる塗料を介して静電塗装機の回転霧化頭とアース側が導通しやすいため、塗料供給系全体に絶縁対策を施して、回転霧化頭に印加される−60〜90kVの高電圧がリークするのを防止しなければならない。
【0004】
このため、従来は塗装機に対して着脱可能に装着される塗料タンクに塗料を充填し、この塗料タンクから塗料を圧し出して塗装することにより、塗料供給系を電気的に遮断して、塗装機に高電圧を印加してもリークしないようにしている。
【特許文献1】特開平2000−317354号公報
【0005】
ところで、塗料タンクには、通常、自動車ボディ1台を塗装するのに必要な分の塗料しか充填されないため、塗装ライン上を搬送される先行の自動車ボディの塗装が終了してから、後続の自動車ボディが到来するまでの短い時間内に、タンク交換を行わなければならず、このため交換作業は自動化されている。
【0006】
例えば、正面に塗料霧化ヘッドが形成された機体の背面に塗料タンク装着部が形成された塗装機に対してタンク交換を行う場合、従来は、装着部を上向にしてタンク交換位置に位置決めされた塗装機に対して、その真上にタンク交換ロボットのアームを進出させて使用済塗料タンクを掴んで上方に抜き取り、所定の位置まで退避させて格納した後、新たな塗料タンクを掴んで塗装機の真上に進出させ、これを下方に移動させて塗装機内に押込むことにより装着している。
【0007】
すなわち、交換ロボットのアームは、少なくとも塗装機に装着されている使用済塗料タンクを抜き取ったり新たな塗料タンクを押込んで挿脱するときと、塗装機から抜き取った使用済塗料タンクを退避させたり新たな塗料タンクを塗装機の真上に進出させるときとで、異なる方向に動かなければならないので、交換ロボットが大型化し、塗装ラインに沿って広い交換スペースを確保しなければならないという問題があった。
【0008】
一方、塗装ラインには塗色の異なる自動車ボディが混在して搬送されてくるので、塗料タンクを交換するたびごとに塗装機を色替洗浄しなければならず、交換時間をより一層短縮することが要求されている。
しかし、抜き取った使用済塗料タンクを格納してからでなければ、新たな塗料タンクを装着することができないので、交換に時間がかかり、これを短時間に行おうとすれば、抜取用ロボットアームと装着用ロボットアームを別々に備えた交換ロボットが必要となり、ロボット自体が大型化するだけでなくコストが嵩むという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで本発明は、極めて簡単且つ迅速に、狭いスペースでも塗料タンクを交換することができるようにすることを技術的課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この課題を解決するために、本発明に係る塗料タンク交換装置は、塗装機の後端側に塗料タンクを装着した状態で、塗装機及び塗料タンクを貫通する方向に想定される装着軸に直交する方向に塗料タンクをスライドさせて塗料タンクの着脱を行う塗装機に対して、その使用済塗料タンクを取り外すと同時に新たな塗料タンクを装着して塗料タンクを交換する塗料タンク交換装置であって、
塗料タンクを一つずつ格納するタンクホルダを所要数配して成るストッカと、予め設定されたタンク取出位置に位置決めされたタンクホルダから塗料タンクを引き出して塗装機に押し込んで装着するタンク装着装置と、塗装機に装着される塗料タンクにより押されて塗装機から送り出された使用済塗料タンクを予め設定されたタンク回収位置に位置決めされたタンクホルダに戻すタンク回収装置とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の塗料タンク交換装置によれば、ストッカの任意のタンクホルダがタンク取出位置に位置決めされて新たな塗料タンクがタンク装着装置により取り出され、タンク交換位置にセットされた塗装機の装着軸と直交する方向に押し込まれる。
これと同時に、塗装機に装着されていた使用済塗料タンクが、装着軸と直交する反対側に押されて、タンク回収装置に送り出される。
したがって、タンク装着装置により新たな塗料タンクを押し込むだけで、使用済塗料タンクが外されて塗料タンクを簡単且つ迅速に交換することができる。
【0012】
また、タンク交換が完了して塗装している間に、使用済塗料タンクを洗浄してストッカに戻す操作と、所望の塗料タンクをストッカからタンク装着装置に引き出して次色塗料を充填して待機させる操作を並行して行うことができ、塗装終了して塗装機がタンク交換位置に到来すると同時に塗料タンクの交換を行うことができるので、交換に要する時間を著しく短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本例では、極めて簡単且つ迅速に、狭いスペースでも塗料タンクを交換するという目的を、タンク交換位置にセットされた塗装機に対して、その左右片側から新たな塗料タンクを押し込んで装着しながら、その反対側に使用済塗料タンクを送り出すように交換することにより達成した。
【0014】
図1は本発明に係る塗料タンク交換装置の一例を示す外観図、図2はその平面図、
図3はその正面図、図4はその動作を示す説明図である。
【0015】
図1に示す塗料タンク交換装置1は、塗装機2の後端側に塗料タンク3を装着した状態で塗装機2及び塗料タンク3を貫通する方向に想定される装着軸Xに対して、これと直交する方向に新たな塗料タンク3をスライドさせることにより、使用済塗料タンク3usedを送り出して、塗料タンク3を交換するものである。
塗装機2の装着部4は、これを上向きにして装着軸Xを垂直方向にセットしたときに、係合部5を下向きにした塗料タンク3を水平方向にスライドさせることにより装着し、その反対側へスライドさせることにより取り外すことができるようになっている。
【0016】
そして、塗料タンク交換装置1は、多数の塗料タンク3を収容するストッカ10と、その任意の塗料タンク3を取り出して塗装機に装着するタンク装着装置20と、塗装機から外された使用済塗料タンク3usedをストッカ10に戻すタンク回収装置30とを備えている。
【0017】
ストッカ10は、塗料タンク3の先端側に形成された塗装機2への係合部5を下向きにして一つずつ垂直に収容するタンクホルダ11を上下に所要数配したマガジン12…が、水平方向に正逆回転する回転フレーム13の外周に設けられた縦レール14…に沿って昇降可能に配されている。
そして、回転フレーム13を回転移動させて所定のマガジン12を予め設定したタンク取出位置TP及びタンク回収位置RPに位置決めすると、エレベータ装置15及び16によりマガジン12が昇降移動されて、任意のタンクホルダ11を位置決めできるようになっている。
【0018】
タンク装着装置20は、タンク取出位置TPに位置決めされたタンクホルダ11から塗料タンク3を引き出して塗装機2に装着するもので、塗装機2に対してタンク交換を行うタンク交換位置CPの片側に配されている。
このタンク装着装置20は、ストッカ10から引き出された塗料タンク3を立てた状態で前後に案内するガイド21を形成したターンテーブル22に、塗料タンク3を掴むチャック23を先端に形成したピストンシリンダなどのリニアアクチュエータ24が設けられている。
このターンテーブル22は、タンク取出位置TPに位置決めされたタンクホルダ11に収納された塗料タンク3を引き出す取出方向TDと、引き出された塗料タンク3を塗装機2の装着軸Xと直交する方向に押し込む装着方向SDとの間で回動可能に形成されている。
また、ターンテーブル22の下には、塗料タンク3がターンテーブル22に引き出された後、塗装機2に装着される前に、塗料タンク3に所望の色の塗料の充填を行う塗料充填装置25が配されている。
【0019】
これにより、ターンテーブル22を取出方向TDに向けた状態で、タンク取出位置TPに位置決めされたタンクホルダ11の塗料タンク3をリニアアクチュエータ24のチャック23で掴み、塗料タンク3を取り出してターンテーブル22に載せ、塗料充填装置25により塗料を充填した後、ターンテーブル22を回動させて装着方向SDに向けた状態でリニアアクチュエータ24を伸長させることによりタンク交換位置CPにセットされた塗装機2に充填済塗料タンク3を装着できる。
【0020】
タンク回収装置30は、塗装機2から外された使用済塗料タンク3usedを予め設定されたタンク回収位置RPに位置決めされたタンクホルダ11に戻すもので、タンク交換位置CPを挟んでタンク装着装置20の反対側に配されている。
このタンク回収装置30は、塗装機2から送り出された使用済塗料タンク3usedを立てた状態で前後に案内するガイド31を形成したターンテーブル32が、塗装機2から装着方向SDの延長線上に送り出された使用済塗料タンク3usedを受け取る受取方向GDと、塗料タンク3をストッカ10に戻す回収方向RDに回動可能に形成されている。
そして、塗料タンク3を掴むチャック33を先端に形成したピストンシリンダなどのリニアアクチュエータ34が、回動するターンテーブル32の邪魔にならないように昇降シリンダ35で昇降可能に配され、ターンテーブル32が回収方向RDに位置決めされたときに上昇され、ターンテーブル32に対して、使用済塗料タンク3usedをタンクホルダ11に押し込むように配されている。
また、ターンテーブル32の下には、使用済塗料タンク3usedがターンテーブル32に引き出された後、ストッカ10に戻される前に、使用済塗料タンク3usedの係合部5に付着した塗料を洗浄除去する洗浄装置36が配されている。
【0021】
これにより、ターンテーブル32を受取方向GDに向けた状態で、タンク装着装置20により塗装機2に塗料タンク3を装着させると、使用済塗料タンク3usedが塗装機2から受取方向GDに押し出されてターンテーブル32上に送り出され、ターンテーブル32を回動させて回収方向RDに向けた状態で洗浄装置36により使用済塗料タンク3usedの係合部5に付着している塗料を洗浄除去した後、チャック33で使用済塗料タンク3usedを掴み、リニアアクチュエータ34を伸長させることにより、回収位置RPに位置するタンクホルダ11に使用済塗料タンク3usedを戻すことができる。
【0022】
なお、タンク交換位置CPには、塗料タンク3を交換するために位置決めされた塗装機2にドッキングしてその塗装機2内に残存する塗料を洗浄する洗浄ポート(図示せず)が配されている。
【0023】
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
例えば、コンベアで搬送されてくる自動車ボディに対して、塗料タンク3が装着された塗装機2で塗装している間に、回転フレーム13を回転させ、所望のマガジン12を昇降させることにより、後続の自動車ボディの塗色である次色塗料用の塗料タンク3が収容されたタンクホルダ11をタンク取出位置TPに位置決めする(図4(a))。
次いで、ターンテーブル22を回動させて取出方向TDに向け、リニアアクチュエータ24を伸長させてそのチャック23で塗料タンク3を掴み、ターンテーブル22上に移載して、塗料充填装置25により次色塗料の充填を行う(図4(b))。
そして、ターンテーブル22を回動させて装着方向SDに向け、塗装が終了して塗装機2が戻ってくるまで待機する。
なお、このときタンク回収装置30のターンテーブル32を回動させて受取方向GDに向けておく。
【0024】
塗装が終了すると、塗装機2はその装着軸Xを垂直にしてタンク交換位置CPに戻され、洗浄ポート(図示せず)にドッキングして塗装機2内に残存する塗料が洗浄される(図4(c))。
そして、タンク装着装置20のリニアアクチュエータ24を伸長させると、充填済塗料タンク3は装着軸Xに直行する装着方向SDにスライドしながらガイド21に沿って進出し、塗装機2の装着部4に装着されている使用済塗料タンク3usedを押し動かしながら装着部4に載り移り、その係合部5と塗装機2の装着部4が係合する(図4(d),(e))。
このとき、使用済塗料タンク3usedは、充填済塗料タンク3に押し動かされて、装着軸Xに直行する装着方向SDの延長方向にスライドしながらタンク回収装置30のターンテーブル32上に送り出される。
【0025】
このように、充填済塗料タンク3の装着と使用済塗料タンク3usedの取外しを一動作で同時に行うことができ、しかもタンク交換の際に塗装機2のみを洗浄すれば足りるので、きわめて簡単且つ迅速に塗料タンク3の交換を行うことができ、搬送間隔が短い塗装ラインでも後続の自動車ボディを塗装する次色塗料の準備を迅速に行うことができる。
【0026】
そして、後続の自動車ボディが到来したときに、次色塗料を充填した塗料タンク3が装着された塗装機2で塗装を行うと同時に、その間に、使用済塗料タンク3usedの洗浄及び収納と、さらに後続の自動車ボディの塗色である次次色塗料用の塗料タンク3の塗料充填を行う。
【0027】
すなわち、塗装機2から外された使用済塗料タンク3usedを載せたターンテーブル32が回転してタンク回収方向RDに向けられると、洗浄装置36により使用済塗料タンク3usedの係合部5が洗浄される(図4(f))。
この場合に、塗料タンク3に充填する塗料の色を決めておけばタンク内で色混じりをすることがないので、塗装機2から取り外された後、係合部5に付着した塗料の乾燥を防ぐためにその部分のみを洗浄除去すれば足り、タンク内部を洗浄する必要がないので、洗浄液・洗浄エアの使用量も低減できる。
【0028】
そして、この間に、マガジン12を昇降させ、回転フレーム13を回動させることにより、さらに後続の自動車ボディの塗色である次次色塗料用の塗料タンク3を格納したタンクホルダ11をタンク取出位置TPに位置決めしてタンク装着装置20により取り出し、塗料充填装置25で次次色塗料の充填を行う(図4(a),(b))。
【0029】
また、次次色塗料用の塗料タンク3がタンクホルダ11から取り出された後、再び、回転フレーム13を回動させ、マガジン12を昇降させることにより、使用済塗料タンク3usedを格納するタンクホルダ11をタンク回収位置RPに位置決めしておく。
そして、使用済塗料タンク3usedの洗浄が終了した時点で、チャック33で使用済塗料タンク3usedを掴み、リニアアクチュエータ34を伸長させれば、使用済塗料タンク3usedは所定のタンクホルダ11に戻される(図4(g))。
【0030】
このように本例によれば、次色塗料で塗装している間に、使用済塗料タンク3usedの洗浄と、次次色塗料用の塗料タンク3の準備を並行して同時に行うことができるので、塗装終了までには次次色塗料を充填した塗料タンク3の準備が完了し、装着方向SDに向けてスタンバイさせておくことができる。
したがって、塗装機2が塗装終了してタンク交換位置CPに戻ってきたときに、即座に塗料タンク3の交換を行うことができ、タンク交換に要するタクトタイムを短縮させることができるので、搬送間隔が短い塗装ラインでもネックになることがなく使用することができ、生産性を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、塗料タンクを装着して使用する塗装機について、そのタンク交換を自動化する用途に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る塗料タンク交換装置の一例を示す外観図。
【図2】その平面図。
【図3】その正面図。
【図4】その動作を示す説明図。
【符号の説明】
【0033】
1 塗料タンク交換装置
2 塗装機
3 塗料タンク
3used 使用済塗料タンク
X 装着軸
10 ストッカ
11 タンクホルダ
12 マガジン
13 回転フレーム
20 タンク装着装置
30 タンク回収装置
TP タンク取出位置
RP タンク回収位置
CP タンク交換位置
TD 取出方向
SD 装着方向
GD 受取方向
RD 回収方向




【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗装機の後端側に塗料タンクを装着した状態で、塗装機及び塗料タンクを貫通する方向に想定される装着軸に直交する方向に塗料タンクをスライドさせて塗料タンクの着脱を行う塗装機に対して、その使用済塗料タンクを取り外すと同時に新たな塗料タンクを装着して塗料タンクを交換する塗料タンク交換装置であって、
塗料タンクを一つずつ格納するタンクホルダを所要数配して成るストッカと、予め設定されたタンク取出位置に位置決めされたタンクホルダから塗料タンクを引き出して塗装機に押し込んで装着するタンク装着装置と、塗装機に装着される塗料タンクにより押されて塗装機から送り出された使用済塗料タンクを予め設定されたタンク回収位置に位置決めされたタンクホルダに戻すタンク回収装置とを備えたことを特徴とする塗料タンク交換装置。
【請求項2】
前記ストッカが、塗料タンクを立てた状態で一つずつ格納するタンクホルダを上下に所要数配した昇降可能な複数のマガジンが水平方向に回転する回転フレームに設けられた請求項1記載の塗料タンク交換装置。
【請求項3】
前記タンク装着装置は、塗装機に対してタンク交換を行うタンク交換位置の片側に配されると共に、予め設定されたタンク取出位置に位置決めされたタンクホルダに収納された塗料タンクを引き出す引出方向と、引き出された塗料タンクを塗装機の装着軸と直交する方向に押し込む押込方向に回動可能に形成され、
前記タンク回収装置は、タンク交換位置に対してタンク装着装置の反対側に配されると共に、塗装機の装着軸を中心に前記押込方向と反対側に送り出された使用済塗料タンクを受け取る受取方向と、塗料タンクをストッカに戻す回収方向に回動可能に形成されてなる請求項1記載の塗料タンク交換装置。
【請求項4】
前記タンク装着装置に引き出された塗料タンクに対し所望の塗料を充填する塗料充填装置を備えた請求項1記載の塗料タンク交換装置。
【請求項5】
前記タンク回収装置に送り出された使用済塗料タンクをストッカに戻す前に洗浄する洗浄装置を備えた請求項1記載の塗料タンク交換装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−334551(P2006−334551A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−165183(P2005−165183)
【出願日】平成17年6月6日(2005.6.6)
【出願人】(000110343)トリニティ工業株式会社 (147)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】