説明

外科のインプラントを製造するために、空間に繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造

本発明は、空間に三次元で繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造に関し、この多孔質構造は、骨の欠損を充填するための外科のインプラントの製造を可能にする。本発明の多孔質構造は、前記パターンが星形に並んだ3つの羽(2)からなり、2つの羽の間の角度(A)が実質的に120°で、各羽が概して長方形の形状を有し、その中心が中空になっていることを特徴とする。このパターンの3つの羽(2)は、その自由端又は先端に好都合にベベルが形成され、各ベベルの基部(5)の幅がその羽の厚さより若干大きい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間に三次元で繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造に関し、この多孔質構造は骨の欠損を充填するための外科のインプラントの製造を可能にする。
【背景技術】
【0002】
人間又は動物の完全又は部分的に欠損した骨の治療のためにインプラントを使うことが知られており、これらのインプラントは骨の構造を可能な限り模倣した多孔質構造を有するように製造されている。
【0003】
実際、インプラントの孔は、該インプラントでの骨細胞の増殖を可能にし、骨とインプラントの間の荷重の伝達を確実に向上させることができ、修復又は充填しようとする骨の健康な隣接部にインプラントを強く固定する効果がある。
【0004】
これにより、結果的に治癒過程が短縮される。
【0005】
従来のインプラントは、生体適合性があることで知られるチタンで製造されている。
【0006】
チタン製で多孔質構造のインプラントを製造する方法が多数知られている。
【0007】
その一例として、第1の方法では、充填又は修復しようとする骨の部分と対応する形状及び構造を有するインプラントが製造されている。
【0008】
第1の方法では、最初に、充填又は修復される骨の部分がインプラントと正確に対応するようにワックスでプロトタイプが作られる。
【0009】
次に、このプロトタイプを耐熱材料内に沈め、耐熱材料内のワックスを溶かすために加熱される。
【0010】
次に、残った耐熱材料を高温で焼結して型が得られる。次に、この型に溶融チタンを流し込み、最後に、チタンに影響を与えない化学溶剤で型を壊しさえすればよい。
【0011】
別の方法では、上述の通りに製造された型にチタンのマイクロビーズを入れて、放電合金化プロセスでこれらのマイクロビーズを互いに結合している。
【0012】
上記従来の方法によって望ましい形状のインプラントを製造できるが、そのインプラントには孔が少ないか又は全く無いという欠点がある。また、何れにしても孔の大きさを定めることができないので、インプラントの多孔率を定めることができない。
【0013】
改善された方法では、メチルセルロース及びステアリン酸の水溶液とチタン粉末のペーストを使用している。必要とされる部分の構造を形成するために、トレイの底部にペーストを堆積し、多層構造のインプラントが形成される。次に、これを乾燥させ、真空の高温状態で焼結して完成する(Biomaterials 27(2006)1223‐1235(非特許文献1))。
【0014】
類似のプロセスでは、重炭酸アンモニウムと混合したチタン粉末で構成されたペーストが使用されている。この混合物が高圧下で型に詰め込まれる。こうして得られた半完成品をフライス加工などの機械処理によって望ましい形状にする。最後に、これを多孔質構造にするために、この混合物を80℃に加熱し、これにより重炭酸アンモニウムが溶けて流出し、望ましい孔が形成される。
【0015】
後者の改良した方法では、混合物を1300℃の温度で焼結することから、焼結により原子が移動し、チタンの核が互いに結合してインプラントの強度が確保される。
【0016】
これらの方法で得られたインプラントは確かに多孔質構造であるが、やはり孔の大きさと形状を前もって定めることが困難であり、骨の多孔率に限りなく近い多孔率を有する構造のインプラントを製造することは困難である。
【0017】
最近開発された方法では、このような観点においてより満足のいく結果が得られている。
【0018】
第1の例では、電子ビーム又はレーザービームによってチタン粉末を結合させる方法が用いられている。これらの方法は類似しており、違いは使用されるエネルギー源のみであり、一方はエネルギーが電子によって、他方は光子によってもたらされている。これらの方法では、所望の場所で局所的に融合されたチタン粉末の層がトレイの底に堆積される。このため、この部品の構造は実質的に薄片にカットされている。第1の層に相当するチタン粉末が堆積され、電子ビーム又はレーザービームをこの層全体に照射し、得ようとする部品の構造に従ってチタン粉末を結合させる。既に堆積し、処理された既存の層の上に新たな粉末の層が重ねられ、新たな層も必要な場所で結合させる。最終の部品が得られるまで互いに結合した層を重ねるプロセスが繰り返される(電子ビームによるチタン粉末の結合に関してはActa Biomaterialia 4(2008)1536‐1544(非特許文献2)、レーザービームによるチタン粉末の結合に関してはBiomaterials 27(2006)955‐963(非特許文献3))。
【0019】
上述の方法と若干異なるが、LENS(Laser Engineered Net Shaping)と呼ばれる方法では、チタン粉末の層を積層することにより部品を作製することが可能である。このLENS法では、レーザービームが照射される場所に正確にチタン粉末を噴射する羽口にチタン粉末が供給される。次に、製造する部品の構造に従って、直接溶融チタンが噴射される(Acta Biomaterialia 3(2007)1007‐1018(非特許文献4))。
【0020】
LENS処理を用いてインプラントを得る方法は、国際公開特許公報WO2008/143661(特許文献1)に記載されている。
【0021】
上述の全ての方法において、製造された製品が“開いた状態”になるように、すなわち、骨の特性を可能な限り再現する孔とそれらの孔の間の連結部を溶融した場所の間に有し、溶融していないチタン粉末が最後に除去される。
【0022】
外科のインプラントの製造を可能にする多孔質構造の一例は、Jonathan L.Rolfeらにより2005年5月26日に公開された米国公開特許公報2005/112397(特許文献2)に記載されている。この多孔質構造は、チタンなどの材料を積層することによって得られ、これらは連続して堆積され、直前の層と直後の層とが結合される。各層には複数の開口があり、該開口は1つの層から次の層へと垂直方向で互いに一致しているため、最終的には多孔質構造は非常に多数の垂直な柱を有することになる。しかしながら、これらの柱はその構造のために互いに平行であることから、これらの間のつながりが得られない。従って、製造工程に関して言えば、この多孔質構造は一次元のみ、すなわち垂直面内のみに多孔性を有しており、骨組織の融合を最大限に促進するために三次元で多孔性を有している骨の構造の再現には程遠いものである。
【0023】
理想的には、前述の後半で説明した方法、例えば、LENS処理により得られた空間に三次元で繰り返される制御されたパターンを有するチタン製の多孔質構造の外科のインプラントは、約60%の多孔率を有していなければならず、孔の大きさは約630μm、孔同士の間の連結部の大きさは145μmが骨の増殖に最適である。
【0024】
これらの特性に加えて、この種のインプラントは、その用途とその環境に適合する機械抵抗と剛性を有していなければならない。故に、考えられる複数の形状のパターンをコンピュータで解析し、これらの予備的な科学的解析に従って、理論的には菱形十二面体のパターンが最も効率的であるはず、と結論付けられた。
【0025】
実際、菱形十二面体のパターンに関する数値シミュレーションは非常に決定的なものであった。このパターンは、理論上、その構造において作製が比較的容易であり、孔同士の間に多数の連結部があることによりインプラントの優れた骨の増殖が可能であり、人間の皮質骨のそれに近い機械的特性を有するものとなる。
【0026】
これらの期待できる理論上の結果に従って、前述した方法の選択的レーザービーム結合を用いて一辺が10mmの立方体のサンプルを作製し、このサンプルを解析した。
【0027】
実際に得られた結果は、理論上の結果からかけ離れたものであった。まず、このように作られた菱形十二面体の構造は、実際には菱形十二面体の梁又は枝の結合が不十分であるという意味で非常に不均一であった。これらの梁内に多くの欠損部又は不連続部が電子顕微鏡で容易に観察された。次に、構造の機械的特性は、理論上期待された機械的特性に比べて非常に弱かった。故に、機械的圧縮試験を開始したときから、構造に永久歪みが観察された。負荷を取り除いた後、解析されたサンプルは、変形がどのようなものであっても元の形状を取り戻すことはなかった。換言すれば、どんなに小さくとも、負荷を加えた直後から構造の破壊が始まる。材料は不可逆的な変形を経験し、圧縮されて硬くなる。さらに、記録された機械的な結果によれば、特にヤング率は非常に低く、理論的に計算された値より40%から60%低かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0028】
【特許文献1】国際公開特許公報WO2008/143661
【特許文献2】米国公開特許公報2005/112397
【非特許文献】
【0029】
【非特許文献1】Biomaterials 27(2006)1223‐1235
【非特許文献2】Acta Biomaterialia 4(2008)1536‐1544
【非特許文献3】Biomaterials 27(2006)955‐963
【非特許文献4】Acta Biomaterialia 3(2007)1007‐1018
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0030】
このように、菱形十二面体の形状での理想的な数値モデルは完璧ではなかった。このモデルの機械的特性が十分でなかった原因は構造にあった。また、このパターンの構造、とりわけ梁の構造のために、十分な精度でパターンを正確に作ることができなかった。
【0031】
このような経緯から、製造プロセスに適した構造を有し、同時に菱形十二面体よりも適した機械的特性のある別のパターンを考案した。
【課題を解決するための手段】
【0032】
したがって、本発明は、空間に三次元で繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造であって、前記多孔質構造は骨の欠損を充填するための外科のインプラントの製造を可能にし、前記パターンが星形に並んだ3つの羽からなり、2つの羽の間の角度が実質的に120°に等しく、各羽が概して長方形の形状を有し、その中心が中空になっていることを特徴とする。
【0033】
前記空間に繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造では、前記パターンの3つの羽の自由端又は先端にベベルが都合よく形成されることを特徴とする。
【0034】
この構成において、前記パターンの3つの羽の自由端に作られる各ベベルの基部の幅が、該羽の厚さより若干大きいことが好ましい。
【0035】
前記空間に繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造は、平面図から分かるように、それらの先端に作られたベベルの側面で互いに接する複数のパターンで構成される層を集合させることによって都合よく得られ、前記層の連続的な重ね合わせによって正確に達成される。
【0036】
更に、前記パターンの全体的な形状を変えずに前記羽の寸法の一つ及び/又は前記羽の中心に作られた前記中空部の寸法の一つを変更することによってその構造の機械的特性と多孔性を変化させることができる。
【0037】
第1の例として、変更可能な寸法は、羽の高さ及び/又は幅及び/又は厚さである。
【0038】
第2の例として、変更可能な寸法は、中空部の高さ及び/又は幅である。
【0039】
第3の例として、変更可能な寸法は、羽の高さ及び/又は幅及び/又は厚さ、及び/又は中空部の高さ及び/又は幅である。
【0040】
非常に好ましい方法では、本発明による空間に繰り返される制御されたパターンを有する多孔質構造がチタン製である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
以下、添付の図面を参照して本発明を詳述する。これらの図面は本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。
【図1】図1は、理論上の理想的なパターンを構成する菱形十二面体の正面図、側面図、及び斜視図である。
【図2】図2は、提案した星形のパターンの上面図、側面図、及び正面図である。
【図3】図3は、雪片に似た6つの基本パターンの集合体の上面図である。
【図4】図4は、複数の基本パターンの集合体の上面図、側面図、及び正面図である。
【図5】図5は、図4に示した集合体の三次元の図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図1は、理論上の理想的なパターン、すなわち、菱形十二面体の形状のパターンを示している。この理想的なパターンでは、十二面体の梁又は枝の間に作られた複数の空間が、これを確実に“開いた”状態にし、骨の孔と孔の間の連結部を再現すると考えられる。
【0043】
しかしながら、実際に当該分野の推奨事項に従って作られた菱形十二面体の構造では、このパターンが思わしくない結果をもたらすことが判明した。特に、製造に関して繊細であることがわかったため、他のパターンを探すことになった。こうして、ほかの製品を検討した結果、図2に詳細を示す最良のものを選択することとなった。
【0044】
この基本パターン1は、基本的には星形に並んだ3つの羽2で構成され、隣接する2つの羽の間の角度Aは実質的に120°に等しい。
【0045】
各羽2は、概して長方形の形状を有し、その中心が中空になり、窓又は中空部3を構成している。
【0046】
この基本パターンの自由端、すなわち先端4には、パターン1の3つの羽2の夫々にベベルが形成されており、2つの突出部を作るため、ベベルの基部5の幅はそれぞれの羽2の厚さよりも若干大きい。
【0047】
電子ビーム又はレーザービームによる結合プロセスや、トレイの底部にチタン粉末の第1の層の堆積による結合プロセスの既知の技術に従って、基本パターンが得られ、平面の二次元において多数繰り返される。図3に示す6つの基本パターン1の集合体は雪片のように見えなくてはならず、パターンは夫々の異なる先端4に形成されるベベルの側面6で互いに接している。パターン1がそれぞれの先端4で接するようにするため、それらの間に各ベベルの2つの側面6によって作られる角度が60°に等しくなることは明らかである。
【0048】
得ようとする部品の形状に従ってチタン粉末の第1の層が完全に結合した後、新たな粉末の層をこの第1の層の上に載せ、基本パターンのあらゆる部分を再現するために必要な場所で結合させながら、第1の層へ第2の層のパターンを結合させ、得ようとする部品の形状に適合させる。
【0049】
更に、互いに結合させられるこうした層を連続して積層することにより上記の操作が繰り返され、所望の部品が得られる。
【0050】
基本パターンによって選択される特定の形状には、パターンの全体的な形状を変えることなくパターンの羽及び/又はこのパターンの羽2の製造工程において作られる中空部3の一つ以上の寸法を単純に変化させることによって、孔の大きさと完成品の機械的特性の両方を同時に変更できるというさらなる利点がある。
【0051】
図5は、最終部品の概要を示し、集合させた後の複数の基本パターンが、主要な3方向のみの繰り返しによって空間を充填することができる構造を作り出している。
【0052】
出願人が知る限り、3つの羽を持つ星形のパターンは、骨の代替品の製造に最適である。実際、結果として得られる機械的特性は、これまでに文献上で検討されてきた他のパターンの特性と比べて、骨の機械的特性に最も近い。
【0053】
簡単な例としては、3つの羽を有する星形のパターン1が、次の寸法に適合するよう作られる:
‐各羽2の厚さ:約0.50〜0.60mm;
‐同じパターンの2つの先端4の間の距離:約2.80mm;
‐先端4とパターンの主軸又は縦軸7の間の距離:約1.60mm;
‐パターンの高さ:約2〜3mm;
‐各中空部3の高さ:約0.80〜1.80mm;
‐各中空部3の幅:約0.75〜0.90mm;
‐ベベルの基部の幅:約0.65〜0.75mm。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間に三次元で繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記多孔質構造は骨の欠損を充填するための外科のインプラントの製造を可能にし、前記パターン(1)が星形に並んだ3つの羽(2)からなり、2つの羽の間の角度(A)が実質的に120°に等しく、各羽が概して長方形の形状を有し、その中心が中空(3)になっていることを特徴とする多孔質構造。
【請求項2】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記パターンの3つの羽(2)の自由端又は先端にベベルが形成されることを特徴とする請求項1に記載の多孔質構造。
【請求項3】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記3つの羽(2)の自由端(4)に作られる各ベベルの基部(5)の幅が、該羽の厚さより若干大きいことを特徴とする請求項2に記載の多孔質構造。
【請求項4】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、平面図から分かるように、それらの先端(4)に作られたベベルの側面(6)で互いに接する複数のパターンで構成される層を集合させることによって得られることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の多孔質構造。
【請求項5】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記層を連続的に積層することによって得られることを特徴とする請求項4に記載の多孔質構造。
【請求項6】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記パターンの全体的な形状を変えずに前記羽(2)の寸法の一つ及び/又は前記羽の中心に作られた前記中空部(3)の寸法の一つを変更することによってその機械的特性と多孔性が変化することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の多孔質構造。
【請求項7】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、各羽(2)の高さ及び/又は幅及び/又は厚さが変更可能であることを特徴とする請求項6に記載の多孔質構造。
【請求項8】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、各中空部(3)の高さ及び/又は幅が変更可能であることを特徴とする請求項6に記載の多孔質構造。
【請求項9】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、各羽(2)の高さ及び/又は幅及び/又は厚さ及び/又は各中空部(3)の高さ及び/又は幅が変更可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の多孔質構造。
【請求項10】
前記空間に繰り返される制御されたパターン(1)を有する多孔質構造であって、前記パターンがチタン製であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の多孔質構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−504354(P2013−504354A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528404(P2012−528404)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際出願番号】PCT/FR2010/000614
【国際公開番号】WO2011/030017
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(511199859)
【氏名又は名称原語表記】OBL
【住所又は居所原語表記】Immeuble Vecteur Sud, 70−86, Avenue de la Republique, F−92320 Chatillon, France
【Fターム(参考)】