説明

外装構築用支持部材

【課題】 同じ屋根面に共存するケースが多い同じ外装材同士および異なる外装材の組み合わせからなる外装構造における外装材の軒棟方向の接続用にメイン部品として使えて共用可能である外装構築用支持部材を提供する。
【解決手段】屋根下地上に取付け可能な固定部1aと、太陽電池モジュールの棟側端部または屋根材等の外装材の棟側を載置可能またはこれらが保持部材を介して取付け可能な載置部1bと、この載置部1bから立ち上がる起立部1cと、この起立部1c上に位置して、太陽電池モジュールの軒側端部もしくは外装材の軒側が載乗可能な載乗部1dを有し、起立部1cの上端近傍に載乗部1dを延出状に形成してあり、載乗部1dの被取付部において、太陽電池モジュールの軒側を押圧保持し、載置部1bにおいて、太陽電池モジュールの棟側を押圧保持する保持カバー8が取付け可能に設けられることを特徴とする外装構築用支持部材である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は外装材が枠材(フレーム)を有しない太陽電池モジュールあるいは屋根材もしくは両者の組み合わせ等からなる外装構造の構築用に有用な支持部材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来例では、太陽電池モジュールの周縁に枠材を配して「パネル」として敷設するものや、同モジュールを屋根材の表面に一体化(貼着等)して敷設している。
前者の「パネル」として敷設する場合、太陽電池モジュールの水上側、水下側、左右側縁にフレームを取り付けて屋根パネルとして施工するものである(特許文献1および特許文献2参照)。
後者の屋根材の表面に貼着する場合、屋根材の対象部分にモジュール収納用(凹部等)やケーブルの取り出し用開口部等の加工を行い、モジュールを一体化した屋根材を屋根面に施工するものである(特許文献3および特許文献4参照)。
しかし、パネル化するものでは、フレーム材が複数になることが避けられずに材料費の増大や、組み付け(パネル化)に時間を要し、また、屋根材に一体化するものでは、屋根材の成型や一体化作業にコストがかかるという問題があり、特に、屋根上に太陽電池モジュールを敷設し終えるまでの一連の作業手間に関する施工性について、より簡単に、より速く、施工し得るシステムが望ましい。
また、太陽電池モジュールが敷設される屋根面には、太陽電池モジュール同士が接続して敷設されている部位の他に、太陽電池モジュールと屋根材が接続されている部位が、さらに、屋根材同士が接続して敷設されている部位が、同じ屋根面に共存しているケースが多い。
このような場合、各部位毎にそれぞれ専用の部材を用意して対応しており、部品点数が多くなることで、施工が面倒であるばかりか、部品管理も容易ではないし、製作コストが高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−279790
【特許文献2】特開平10−294485
【特許文献3】特開平6−140656
【特許文献4】特開平11−330525
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は、同じ屋根面に併設されるケースが多い同一の外装材同士および異なる外装材の組み合わせからなる外装構造における外装材の軒棟方向の接続用たとえば枠材を有しない太陽電池モジュール同士の接続用、太陽電池モジュールと屋根材の接続用、屋根材同士の接続用の全てにメイン部品として使えて共用可能である外装構築用支持部材を提供すると共に、太陽電池モジュールの軒側及び棟側を押圧保持する組み付け作業が施工し易い外装構築用支持部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は前記した課題を達成するため、外装構築用支持部材では以下の構成にしたことを特徴とする。
屋根下地上に取付け可能な固定部と、太陽電池モジュールの棟側端部または外装材の棟側を載置あるいは保持部材を介して取付け可能な載置部と、この載置部から立ち上がる起立部と、この起立部上に位置して、太陽電池モジュールの軒側端部または外装材の軒側が載乗可能な載乗部を有し、前記起立部の上端近傍に前記載乗部を延出状に形成してあり、前記載乗部の被取付部において、太陽電池モジュールの軒側を押圧保持すると共に、前記載置部において、太陽電池モジュールの棟側を押圧保持する保持カバー部材が取付け可能に設けられることを特徴とする。(図1、2、4〜7参照)
【0006】
本発明における屋根下地とは、RC、鉄骨造等の新たに構築される公知の屋根下地であっても、窯業、セメント、金属等からなる既設の屋根等であってもよく、さらに、ゴムアス等の防水処理を施したものも含まれる。
支持部材は、屋根下地上に取付け可能な固定部と、太陽電池モジュールまたは外装材を載置あるいは保持部材を介して取付け可能な載置部と、この載置部から立ち上がる起立部と、この起立部上に位置して、太陽電池モジュールの軒側端部もしくは外装材の軒側が載乗可能な載乗部を有しているものであればよい。
載置部は、棟側載置部と軒側載置部とからなり、この棟側載置部は、保持部材を載置した状態にビス等の固定具で固定可能にしてあるものであってもよいし、保持部材を載置した状態に掛止すると共にビス等の固定具で固定可能にしてあるものであってもよいし、保持部材を係止あるいは嵌合もしくは接着する等して固定するように形成してあるものでもよい。
さらに、軒側載置部は、太陽電池モジュールの軒側端部もしくは外装材の軒側が載乗可能な載乗可能な軒側載置部を、当該載置部の一部として形成しているものであってもよいし、そうでなくてもよい。
また、載乗部は、棟側載乗部と、その軒側に連続する被取付部とからなり、この棟側載乗部は太陽電池モジュールの軒側端部が載乗可能な態様のものであればよい。前記軒側載置部と同モジュールの棟側端部との接触面および/または棟側載乗部と同モジュールの軒側端部との接触面には、止水のためのパッキン材を介在させてもよいし、また、接着を目的とする止水シール材あるいは両方を兼ねる粘着性を有するゴム材等を介在させるものでもよい。
さらに、被取付部は、保持カバー部材をボルト・ナット等の固定具で取付け固定可能に形成してあるものであってもよいし、保持カバー部材を係止あるいは嵌合もしくは接着する等して固定するように形成してあるものでもよい。
上下対向状の軒側載置部と軒側受け部間における差込部は、桁行き方向に隣り合う太陽電池モジュールおよび/または屋根材の左右側縁部が挟持状に保持される接続部材の軒側端部を、太陽電池モジュール裏面あるいは屋根材裏面に配設される補強材の軒側端部を、それぞれ軒側から棟側に向けて挿入状に差し込むことで保持可能な態様であればよい。
棟側受け部は、棟側載乗部の棟側下位に上面開放状に設けられていて、接続部材の軒側端部を載乗可能に形成してあればよい。また、この棟側受け部は、当該受け部に接続部材の軒側端部を載乗した状態にビス等の固定具で固定可能にしてもよいし、そうでなくともよい。
【0007】
保持部材は、載置部に載置した状態に取付け固定可能であるものになる。そして、保持部材は、下段側の太陽電池モジュールの棟側端部を押えて軒側載置部との間に挟持状に保持可能な軒側押え部と、上段側の屋根材の軒側成形部が係止可能な被係止部を有しているものでもよいし、下段側の屋根材の棟側成形部が係止可能あるいは下段側の屋根材の棟側成形部と上段側の屋根材の軒側成形部が相互に係合した状態で係止可能な被係止部を有しているものであってもよいし、下段側の太陽電池モジュールの棟側端部を押えて軒側載置部との間に挟持状に保持可能な軒側押え部を有しているものでもよい。かかる保持部材は長尺材でもピース材でもよい。
【0008】
保持カバー部材は、被取付部に取付け固定可能なものになる。そして、保持カバー部材は、上段側の太陽電池モジュールの軒側端部を押えて棟側載乗部との間に挟持状に保持可能な棟側押え部と、下段側の太陽電池モジュールの棟側端部あるいは下段側の屋根材の棟側成形部上まで延びる覆い部を有しているものでもよいし、上段側の太陽電池モジュールの軒側端部を押えて棟側載乗部との間に挟持状に保持可能な棟側押え部と、下段側の太陽電池モジュールの棟側端部を押えて軒側載置部との間に挟持状に保持可能な軒側押え部を有しているものでもよいし、上段側の太陽電池モジュールの軒側端部を押えて棟側載乗部との間に挟持状に保持可能な棟側押え部と、下段側の屋根材の棟側成形部を支持部材側に掛止状態に抜止する掛止部を有しているものでもよいし、上段側の屋根材の軒側成形部と下段側の屋根材の棟側成形部が相互に係止した状態で、当該両成形部を支持部材側に掛止状態に抜止する掛止部を有しているものでもよい。かかる保持カバー部材は長尺材でもピース材でもよい。
また、保持カバー部材は保持部材と前記した別部材からなる二部材としてもよいし、一体化された一部材であってもよい。
【0009】
接続部材は、桁行き方向に隣り合う太陽電池モジュールおよび/または屋根材の左右側縁部を挟持状に保持して、上下段の支持部材間に組み付け状態に配設可能であればよい。この接続部材は、太陽電池モジュールあるいは屋根材の左右側縁部を上接続部材と下接続部材間に挟持状にボルト・ナット等の締結具で保持して、上下段の支持部材間に組み付け状態に配設可能にしてある上下一対の二部材からなる態様のものであってもよいし、太陽電池モジュールあるいは屋根材の左右側縁部が保持される保持部を有して、上下段の支持部材間に組み付け状態に配設可能にする一部材からなる態様のものであってもよい。
接続部材の組み付け状態は、上下段の支持部材に組み付けられて配設される態様に限定されず、その他の態様として、たとえば、支持部材および屋根下地に組み付けられて配設される態様、屋根下地に組み付けられて配設される態様のものであってもよい。かかる組み付けは、挿入あるいはビス等の固定具もしくは双方を併用して組み付けられるものであってもよく、その他の組み付け方を含めて特に限定されない。
接続部材が二部材からなる態様のものである場合、下接続部材は、太陽電池モジュールあるいは屋根材の左右側縁部が載乗するに足る幅(桁行き方向)および上段側の支持部材における差込部と下段側の支持部材における棟側受け部に達する長さ(軒棟方向)を有しているものであればよい。かかる下接続部材には長さ方向の排水部を設けるようにしてもよいし、そうしなくてもよく、前者であれば雨仕舞が良好になる。
上接続部材は、太陽電池モジュールあるいは屋根材の左右側縁部に跨って押えるに足る幅および長さを有しているものになる。また、上接続部材はピース材であってもよく、この場合、ピース材を覆設するように別途カバー部材(化粧部材)を配設するようにしてもよい。
下接続部材への上接続部材の取り付けは、前記した締結具に限らず、嵌合、係合、その他の取り付け手段でもよい。この下接続部材に上接続部材を組み付けることで、両部材間に太陽電池モジュールあるいは屋根材の側縁部を挟持可能であればよい。
【0010】
太陽電池モジュールは、正方形あるいは長方形等の適宜板状のもので、周縁部に保護枠体を有しないものになる。
また、支持部材における長手方向の載置部端縁下側には排水空間を設けるようにしてもよく、この排水空間は、外装材下側の下地面全域に設けられる下葺き材、あるいは、支持部材の長手方向の端部の接続箇所下側に設けられるドレーン(排水部材)、もしくは、双方であってもよく、上段側の太陽電池モジュールから棟側載乗部および棟側受け部上に侵入した水(侵入水、結露水)が、支持部材の載置部上に排出されるために、棟側載乗部および棟側受け部上から載置部上に通じる「水抜孔」を開けることで排出されるようにしてもよいし、下地上の全部、もしくは部分的に設けられる排水空間に排出するものでもよく、「孔」と「排水空間」の併用であってもよい。
【発明の効果】
【0011】
請求項1により、同じ屋根面に共存するケースが多い同一の外装材および異なる外装材の組み合わせからなる外装構造における外装材の軒棟方向の接続用たとえば枠材を有しない太陽電池モジュール同士の接続用、太陽電池モジュールと屋根材の接続用、屋根材同士の接続用の全てにメイン部品として使えて共用することができるので、製作コストの低減化に大きく貢献でき、さらに、太陽電池モジュールの軒側及び棟側を押圧保持する保持カバー部材の組み付け作業が、載乗部の差込部に保持カバー部材を取付けるだけの単純作業で行なえるようにすることができるので施工し易い。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の外装構築用支持部材における実施の1形態を例示している側面図。
【図2】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図3】部分縦断正面図。
【図4】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した他の例を示す縦断面図。
【図5】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した他の例を示す縦断面図。
【図6】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上段側の太陽電池モジュールと下段側の屋根材からなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図7】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上段側の太陽電池モジュールと下段側の屋根材からなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図8】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上段側の屋根材と下段側の太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図9】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上段側の屋根材と下段側の太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図10】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上下段が屋根材からなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図11】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、上下段が屋根材からなる屋根面を構築した例を示す縦断面図。
【図12】本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、接続部材による太陽電池モジュールと屋根材の接続例を示す部分縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1には本発明の外装構築用支持部材における実施の1形態を例示しており、支持部材1は、流れ方向と交わる桁行き方向に長尺状の同一断面形状のもので、屋根下地上に取付け可能な固定部1aと、太陽電池モジュールまたは屋根材等の外装材を載置可能であるかあるいはこれらが保持部材を介して取付け可能な載置部1bと、この載置部1bから立ち上がる起立部1cと、この起立部1c上に位置して、太陽電池モジュールの軒側端部もしくは外装材の軒側が載乗可能な載乗部1dを有している。
軒側の固定部1a上に形成される軒側脚部1eと棟側の固定部1a上に形成される棟側脚部1eの上方には、載置部1bを横設してある。
この載置部1bは、軒側脚部1e上縁と棟側脚部1e上縁との間に形成される棟側載置部1b1と、軒側脚部1e上縁から軒側に形成される軒側載置部1b2とからなる。
棟側載置部1b1は、後で説明する屋根材19の軒側成形部19cまたは棟側成形部19aまたは当該両成形部19c.19aが係合した状態で係止される被係止部7cを有する保持部材7が当該棟側載置部1b1に載置した状態にビス9で固定可能に形成されている。
軒側載置部1b2は、後で説明する太陽電池モジュール6の棟側端部6bが当該軒側載置部1b2に載乗した状態に支持し得るように形成されている。
これら棟側載置部1b1と軒側載置部1b2との間には、図示実施例の場合、太陽電池モジュール6の棟側端部6bが凹みに収まる程度に若干の段差1b3をつけて形成してある。なお、その他の例として、棟側載置部1b1と軒側載置部1b2を段差なしのフラット状態で形成することも可能である。
そして、載乗部1dは、起立部1c上縁から軒側に延びる棟側載乗部1d1と、その軒側から棟側載置部1b1の上方へ延びる被取付部1d2とからなる。
この棟側載乗部1d1は、太陽電池モジュール6の軒側端部6aが当該棟側載乗部1d1に載乗した状態に支持し得るように形成されている。
被取付部1d2は、太陽電池モジュール6の軒側端部6aを棟側載乗部1d1に載乗した状態に押さえる保持カバー部材8がボルト10、ナット11で取付け可能に形成されている。
また被取付部1d2は、図示実施例の場合、ボルト頭部10aを把持可能な溝部1fと、この溝部1f上面から抜け出ぬようにネジ部10bのみが突出可能な開口部1gを有しており、溝部1fに沿い桁行き方向に移動可能なボルト10、ナット11で保持カバー部材8を取付け可能に形成されている。なお、被取付部1d2は、図示実施例のボルト10の頭部10aを挿嵌可能なものの他に、ビス等の固着具を固定可能なものでもよい。
【0014】
軒側載置部1b2下側の軒側脚部1e途中には、軒側受け部1hを上位の軒側載置部1b2と上下対向状に設けてあり、この軒側載置部1b2と軒側受け部1h間の軒側に向けて開口している差込部1iは、桁行き方向に隣り合う太陽電池モジュール6の左右の側縁部6cを保持する接続部材13における下接続部材14の軒側端部14eが当該差込部1iに挿入可能に形成されている。
起立部1cにおける棟側載乗部1d1の棟側下位には、上面開放状の棟側受け部1jを設けてあり、この棟側受け部1jは、下接続部材14の棟側端部14dが当該棟側受け部1jに載乗可能に形成されている。
棟側載置部1b1上の起立部1c軒側面には、被係合部1kを設けてあり、この被係合部1kは、保持部材7における棟側端部の係合部7bが係合可能に形成されている。
被取付部1d2裏面には係合凹部1mを設けてあり、この係合凹部1mは、屋根材19における棟側成形部19a上部が係合可能に形成されている。
【0015】
図2〜図3には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示しており、下地2全域に敷設された下葺き部材3上の流れ方向(軒棟方向)に沿う垂木4上に支持部材1を桁行き方向に架設して上下平行状に配設してある。この支持部材1は棟側と軒側の固定部1aを垂木4の上面部4aから切り起こした棟側および軒側の掛止爪部4bでそれぞれ掛止して同上面部4aに固定してある。上面部4aのストッパー4cは、軒側の固定部1aが軒側の掛止爪部4bとの掛止状態にビス5で止め固定されるまで、棟側の固定部1aが掛止爪部4bとの掛止状態から外れ動かないように支えている。また、支持部材1の長手方向の端縁下側の下葺き部材3上には排水空間3aを設けてある。
かかる支持部材1の軒側載置部1b2には下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bを載乗すると共に上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aを棟側載乗部1d1に載乗し、棟側端部6bを保持部材7で、軒側端部6aを保持カバー部材8で、それぞれ上側から押え付けて挟持状に組み付けてある。
【0016】
保持部材7は、桁行き方向に長尺状の同一断面形状のもので、軒側には軒側押え部7aを太陽電池モジュール6の棟側端部6bを押え可能に、棟側には係合部7bを支持部材1の被係合部1kと係合可能に、棟側上には被係止部7cを屋根材19の軒側成形部19cまたは棟側成形部19aまたは当該両成形部19a,19cが係合した状態で係止可能に、軒側押え部7a上には被掛止部7dを保持カバー部材8の掛止部8bと掛止可能に、それぞれ形成してある。
この保持部材7は、棟側端部の係合部7bが被係合部1kに係合して棟側載置部1b1上に載置した状態にビス9で取り付け固定してあり、軒側押え部7aと軒側載置部1b2との間に下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bを挟持状に保持してある。
【0017】
保持カバー部材8は、桁行き方向に長尺状の同一断面形状のもので、棟側には棟側押え部8aを太陽電池モジュール6の軒側端部6aを押え可能に、軒側には掛止部8bを保持部材7の被掛止部7dと係合可能に、それぞれ形成してある。棟側押え部8aから被掛止部7dに到る斜面部8cは後で説明する屋根部材19の軒側断面形状と略同一に形成するようにしてもよい。また、棟側押え部8aの軒側には、被取付部1d2における開口部1gから突出状のボルト10のネジ部10bが貫挿可能な孔8dを開け、孔8dを貫挿するネジ部10bにナット11を螺合することで、保持カバー部材8を被取付部1d2に取付け固定可能に形成してある。
この保持カバー部材8は被取付部1d2に、棟側押え部8aが太陽電池モジュール6の軒側端部6aを押え、掛止部8bが被掛止部7dに係合した状態に、ボルト10、ナット11で取付け固定してあり、棟側押え部8aと棟側載乗部1d1との間に上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aを挟持状に保持してあると共に、上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aと下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bとの間を斜面部8cで覆うことにより屋根材19の軒側形状すなわち軒側斜面部19dと略同一に整えてある。
【0018】
太陽電池モジュール6は、矩形状の板状のもので、棟側端部6bを軒側押え部7aと軒側載置部1b2との間に、棟側端部6bを棟側押え部8aと棟側載乗部1d1との間に、左右の側縁部6cを接続部材13における下接続部材14と上接続部材15との間に、それぞれパッキン12を経て挟持状に保持してあり、同モジュール6における四辺全ての水密性が保たれた保持関係にしてある。
この太陽電池モジュール6の桁行き方向に隣り合う左右の側縁部6cは、接続部材13すなわち下接続部材14と上接続部材15で挟持状に保持している。
【0019】
接続部材13は、上段側の支持部材1における差込部1iと下段側の支持部材1における棟側受け部1j間に亘る長さの下接続部材14と、軒側押え部7aと棟側押え部8aとの間の長さ状の上接続部材15からなり、下接続部材14には排水部14a中央の固定部14bの左右に載乗部14cを延設し、上接続部材15には左右の押え部15aを設けてある。
この下接続部材14は、棟側端部14dを差込部1iに挿入状に収め、軒側端部14eを棟側受け部1jに載置し且つビス16で軒側端部14eを棟側受け部1jに止着して上下段の支持部材1間に架橋状に取り付けてある。
そして、下接続部材14の左右の載乗部14cと上接続部材15の左右の押え部15aとの間には、桁行き方向に隣り合う太陽電池モジュール6の左右の側縁部6cをそれぞれ挟持して保持し、ボルト17、ナット18で下接続部材14と上接続部材15を固定することにより、太陽電池モジュール6の左右の側縁部6cを挟持状に保持してある。
【0020】
これにより、屋根面を構成する上段側と下段側の太陽電池モジュール6は支持部材1に対して、軒側端部6aと棟側端部6bを保持部材7と保持カバー部材8でそれぞれ挟持状に保持されている一方で、左右の側縁部6cを接続部材13で挟持状に保持されて組み付けられている。
そして、太陽電池モジュール6を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、ナット11,18、ビス9を外して、上接続部材15と保持カバー部材8と保持部材7を取り外すことで、軒側載置部1b2および棟側載乗部1d1から太陽電池モジュール6を引き上げて取り外せる。
【0021】
図4には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した他の例を示しており、構成は前記図2に例示した態様のものと保持部材と保持カバー部材を一部材で形成してある点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
下段側の太陽電池モジュール6は棟側端部6bを支持部材1の軒側載置部1b2と保持カバー部材8で挟持状に保持し、上段側の太陽電池モジュール6は軒側端部6aを支持部材1の棟側載乗部1d1と保持カバー部材8で挟持状に保持してある。
保持カバー部材8は、斜面部8cの軒側の軒側押え部8eで太陽電池モジュール6の棟側端部6bを押え可能に、この軒側押え部8eの棟側に係合部8fを支持部材1の被係合部1kと係合可能に、それぞれ形成してある。
この保持カバー部材8は被取付部1d2に、棟側押え部8aが太陽電池モジュール6の軒側端部6aを押え、軒側押え部8eが太陽電池モジュール6の棟側端部6bを押え、係合部8fが被係合部1kに係合した状態に、ボルト10、ナット11で取付け固定してあり、棟側押え部8aと棟側載乗部1d1との間に上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aを挟持状に保持してあると共に、軒側押え部8eと軒側載置部1b2との間に下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bを挟持状に保持し、且つ斜面部8cにより上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aと下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bとの間を覆うことで屋根部材19の軒側形状と略同一に整えてある。
【0022】
図5には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した他の例を示しており、構成は前記図4に例示した態様のものと保持部材を用いていない点をのぞけば基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
下段側の太陽電池モジュール6は棟側端部6bを支持部材1の軒側載置部1b2と保持カバー部材8で挟持状に保持し、上段側の太陽電池モジュール6は軒側端部6aを支持部材1の棟側載乗部1d1と保持カバー部材8で挟持状に保持してある。
保持カバー部材8は、斜面部8cの軒側の軒側押え部8eで太陽電池モジュール6の棟側端部6bを押え可能に形成してある。
この保持カバー部材8は被取付部1d2に、棟側押え部8aが太陽電池モジュール6の軒側端部6aを押え、軒側押え部8eが太陽電池モジュール6の棟側端部6bを押えた状態に、ボルト10、ナット11で取付け固定してあり、棟側押え部8aと棟側載乗部1d1との間に上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aを挟持状に保持してあると共に、軒側押え部8eと軒側載置部1b2との間に下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bを挟持状に保持し、且つ斜面部8cにより上段側の太陽電池モジュール6の軒側端部6aと下段側の太陽電池モジュール6の棟側端部6bとの間を覆うことで屋根部材19の軒側形状と略同一に整えてある。
【0023】
図6には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上段側の太陽電池モジュールと下段側の屋根材からなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記図2に例示した態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の棟側載置部1b1にビス9で取付け固定してある保持部材7は、軒側押え部7aを除いて形成してあり、被係止部7cには下段側の屋根材19における棟側成形部19aが係止している。
そして、屋根材19における棟側成形部19aの軒側の垂直状水切り部19bには保持カバー部材8の掛止部8bを当接することで、被係止部7cから屋根材19における棟側成形部19aが抜け外れないようにしてある。
これにより、屋根面を構成する上段側の太陽電池モジュール6と下段側の屋根材19は支持部材1に対して、軒側端部6aを保持カバー部材8で挟持状に保持されている一方で、棟側成形部19aを保持部材7および保持カバー部材8で係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、太陽電池モジュール6あるいは屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、ナット11,18を外して上接続部材15と保持カバー部材8を取り外すことで、棟側載乗部1d1から太陽電池モジュール6を引き上げて取り外せるし、被係止部7cから屋根材19を取り外せる。
【0024】
図7には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上段側の太陽電池モジュールと下段側の屋根材からなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記図6に例示した態様のものと保持部材を用いていない点をのぞけば基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の係合凹部1mには下段側の屋根材19における棟側成形部19aが係止している。
そして、屋根材19における棟側成形部19aの軒側の垂直状水切り部19b際には保持カバー部材8の掛止部8bを掛止することで、係合凹部1mから屋根材19における棟側成形部19aが抜け外れないようにしてある。
これにより、屋根面を構成する上段側の太陽電池モジュール6と下段側の屋根材19は支持部材1に対して、保持カバー部材8で軒側端部6aを挟持状に保持されている一方で、棟側成形部19aを係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、太陽電池モジュール6あるいは屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、ナット11,18を外して上接続部材15と保持カバー部材8を取り外すことで、棟側載乗部1d1から太陽電池モジュール6を引き上げて取り外せるし、係合凹部1mから屋根材19を取り外せる。
【0025】
図8には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上段側の屋根材と下段側の太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記図2に例示した態様のものと保持カバー部材を用いていない点をのぞけば基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の棟側載置部1b1にビス9で取付け固定してある保持部材7における被係止部7cには、上段側の屋根材19における軒側成形部19cが係止している。また、屋根材19における軒側斜面部19dは保持部材7の被掛止部7dに載乗している。
これにより、屋根面を構成する上段側の屋根材19と下段側の太陽電池モジュール6は支持部材1に対して、保持部材7でモジュールの棟側端部6bを挟持状に保持されている一方で、当該保持部材7で屋根材の軒側成形部19cを係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、太陽電池モジュール6あるいは屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、ナット18およびビス9を外して上接続部材15と保持部材7を取り外すことで、軒側載置部1b2から太陽電池モジュール6を引き上げて取り外せるし、被係止部7cから屋根材19を取り外せる。
【0026】
図9には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上段側の屋根材と下段側の太陽電池モジュールからなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記図8に例示した態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の棟側載置部1b1にビス9で取付け固定してある保持部材7における被係止部7cには、上段側の屋根材19における軒側成形部19cが係止している。また、屋根材19における軒側斜面部19dは保持部材7の被掛止部7dに載乗している。
これにより、屋根面を構成する上段側の屋根材19と下段側の太陽電池モジュール6は支持部材1に対して、保持部材7でモジュールの棟側端部6bを挟持状に保持されている一方で、当該保持部材7で屋根材19の軒側成形部19cを係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、太陽電池モジュール6あるいは屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、被係止部7cから屋根材19を取り外せるし、ナット18およびビス9を外して上接続部材15と保持部材7を取り外すことで、軒側載置部1b2から太陽電池モジュール6を引き上げて取り外せる。
【0027】
図10には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上下段が屋根材からなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記した図6に例示した態様のものと保持カバー部材を用いていない点をのぞけば基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の棟側載置部1b1に保持部材7をビス9で固定し、この保持部材7の被係止部7cに下段側の屋根材19における棟側成形部19aを係止し、かかる棟側成形部19aに上段側の屋根材19の軒側成形部19cを係止してある。
これにより、屋根面を構成する上下段の屋根材19は支持部材1に対して、保持部材7で係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、軒側成形部19cを棟側成形部19aから取り外し、棟側成形部19aを被係止部7cから取り外すことで行える。
【0028】
図11には本発明の外装構築用支持部材を用いた外装構造における実施の1形態として、前記した図1の支持部材を用いて上下段が屋根材からなる屋根面を構築した例を示しており、構成は前記した図10に例示した態様のものと保持部材に替えて保持カバー部材を用いている点をのぞけば基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符号を準用して省略し、相違する構成について説明する。
支持部材1の係合凹部1mに下段側の屋根材19における棟側成形部19aを係止し、かかる棟側成形部19aに上段側の屋根材19の軒側成形部19cを係止してある。
そして、被取付部1d2には保持カバー部材8を、棟側押え部8aが屋根材19の軒側端部を押えて、掛止部8bが棟側成形部19aの軒側の垂直状水切り部19b際に掛止した状態に、ボルト10、ナット11で取付け固定してあり、上下段の屋根材19における棟側成形部19aと軒側成形部19cの係止関係が保持されるように組み付けてある。
これにより、屋根面を構成する上下段の屋根材19は支持部材1に対して、保持カバー部材8で係止状態に保持されて組み付けられている。
そして、屋根材19を点検、補修、交換する等のメンテナンス時には、ナット11および保持カバー部材8を外して、軒側成形部19cを棟側成形部19aから取り外し、棟側成形部19aを係合凹部1mから取り外すことで行える。
【0029】
このように、前記した支持部材1を共通部品とすることで、同じ屋根面に共存することが多い太陽電池モジュール6同士による接続構成、太陽電池モジュール6と屋根材19による接続構成、屋根材19同士による接続構成の全てを構築できる。
また、前記した支持部材1を共通部品とすることにより、太陽電池モジュール6同士が接続する屋根面を、太陽電池モジュール6と屋根材19が接続する屋根面を、屋根材19同士が接続する屋根面を、それぞれ構築できる。
したがって、支持部材1を共用できることで、外装材別に専用の支持部材を用意する必要がなくなり、部品点数が少なくなることで、施工が容易であり、部品管理もし易く、製作コストが安価に済む。
また、接続部材13による太陽電池モジュール6同士の桁行き方向の接続は、当該モジュール6同士以外にも、太陽電池モジュール6と屋根材19(図12参照)の接続用、屋根材19同士の接続用に有用である。
【符号の説明】
【0030】
1 支持部材
1a 固定部
1b 載置部
1b1 棟側載置部
1b2 軒側載置部
1b3 段差
1c 起立部
1d 載乗部
1d1 棟側載乗部
1d2 被取付部
1e 脚部
1f 溝部
1g 開口部
1h 軒側受け部
1i 差込部
1j 棟側受け部
1k 被係合部
1m 係合凹部
2 下地
3 下葺き部材
3a 排水空間
4 垂木
4a 上面部
4b 掛止爪部
4c ストッパー
5,9,16 ビス
6 太陽電池モジュール
6a 軒側端部
6b 棟側端部
6c 左右の側縁部
7 保持部材
7a 軒側押え部
7b 係合部
7c 被係止部
7d 被掛止部
8 保持カバー部材
8a 棟側押え部
8b 掛止部
8c 斜面部
8d 孔
8e 軒側押え部
8f 係合部
10,17 ボルト
10a ボルト頭部
10b ネジ部
11,18 ナット
12 パッキン
13 接続部材
14 下接続部材
14a 排水部
14b 固定部
14c 載乗部
14d 軒側端部
14e 棟側端部
15 上接続部材
15a 押え部
19 屋根材
19a 棟側成形部
19b 垂直状水切り部
19c 軒側成形部
19d 軒側斜面部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋根下地上に取付け可能な固定部と、
太陽電池モジュールの棟側端部または外装材の棟側を載置あるいは保持部材を介して取付け可能な載置部と、
この載置部から立ち上がる起立部と、
この起立部上に位置して、太陽電池モジュールの軒側端部または外装材の軒側が載乗可能な載乗部を有し、
前記起立部の上端近傍に前記載乗部を延出状に形成してあり、
前記載乗部の被取付部において、太陽電池モジュールの軒側を押圧保持すると共に、前記載置部において、太陽電池モジュールの棟側を押圧保持する保持カバー部材が取付け可能に設けられることを特徴とする外装構築用支持部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−202504(P2011−202504A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−157244(P2011−157244)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【分割の表示】特願2006−279705(P2006−279705)の分割
【原出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(000165505)元旦ビューティ工業株式会社 (159)
【Fターム(参考)】