説明

多種用途任意寸法紙箱を固定保持可能な紙間挿入フック構造を持つホルダー

【課題】多種用途・任意寸法の組み立て式紙箱(例えばティッシュペーパーボックス等)を、オフィスの机・ロッカー・椅子やキッチンの冷蔵庫廻り等さまざまな場所に取り付けられる「固定保持ホルダー」を提供する。
【解決手段】「紙間挿入フック」構造を持つ固定保持ホルダーで、この「紙間挿入フック」とは、ほとんどの組み立て式紙箱の構造に見られる箱角隅の紙と紙の隙間に「密着紙間開放可能なフック」を挿入し箱の前後の移動を押さえて保持固定するという方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多種用途・任意寸法の組み立て式紙箱(例えばティッシュペーパーボックス、サランラップ箱、ビニールパックボックス等)を、オフィスの机・ロッカー廻りや、キッチンの冷蔵庫廻り等、さまざまな場所に取り付けられるようにした「固定保持ホルダー」に関するものである。この固定保持ホルダーは、紙箱を保持する方法として、従来にない「紙間挿入フック」という特殊な保持具を用いており、これにより多種用途・任意寸法の組み立て式紙箱を、外れることなく安定して保持できるようにしている。そして、対象物に固定する方法として、「マグネット、クリップ、ゴムバンド等の6種類」から選択利用することで、さまざまな場所・位置に取り付けられる。このように、いろいろな紙箱をどのような場所でも取り付けられるようにした「固定保持ホルダー」に関するものである。(図1、2のホルダーの取り付け例を参照)
【背景技術】
【0002】
従来、「紙箱を保持」するときの基本的方法として、次のようなものがあった。
・従来の方法1-1(保持方法)(図18の1-1参照):紙箱を両方向から挟み込んで保持する方法。
・従来の方法1-2(保持方法)(図18の1-2参照):紙箱を収納箱や収納かごの中に入れて保持する方法。
・従来の方法1-3(保持方法)(図18の1-3参照):紙箱を枠を使って保持する方法。
・従来の方法1-4(保持方法)(図18の1-4参照):紙箱を紐(ひも)を使って保持する方法。
また、紙箱を保持したものを、「対象物に固定」する方法として次のようなものがあった。
・従来の方法2-1(固定方法):マグネットや吸盤を使う方法。
・従来の方法2-2(固定方法):クリップや掛けフックを使う方法。
・従来の方法2-3(固定方法):掛け紐やゴムバンドを使う方法。
【0003】
しかし、これらの方法を使った固定保持ホルダーでは、紙箱を保持する時点で「紙箱が保持具からはずれやすく、また、横にずれたりして不安定である」、「保持できる紙箱の寸法に制限がある」、「保持具を取り付けることで、箱表面の美観を損ねたり目立ったりする」、「取り付け保持具自体が大きいとスペースを必要としコンパクト性に欠ける」等のそれぞれの問題点があり、さらに「マグネット、クリップ、ゴムバンド等の固定方法」を使うときにも、「取り付け面の材質や表面の状態に制限がある」、「ホルダー自体が大きいと、コンパクト性に欠け持ち運びが不便である」という、さらなる問題点があった。
【0004】
これらの問題点は、「どのような方法で紙箱を保持するか」また「どのような方法で壁面等に固定するか」によりさまざまであり、このため従来から考案されてきた固定保持ホルダーには、共通して「取り付け場所・位置や使う用途に制限がある」という欠点があった。
【0005】
これらの改善策として、まず、紙箱を保持する方法として「紙間挿入フック(SF)を用いて紙箱を保持する」という従来になかった新しい方法を開発し、そして取り付け場所や使う用途に合わせて「マグネット方式、クリップ方式、ゴムバンド方式等の固定方法」を選択して利用する「固定保持ホルダー(SFHD)」を発明した。これにより、従来になかった自由度の高い方法で、多種用途・任意寸法の紙箱を、どこにでも簡便に取り付けて利用することができる。
【特許文献1】特開−2004-042946(ティッシュペーパー)
【特許文献2】特開−2002-302171(ティッシュペーパー)
【特許文献3】特開−2002-263031(ティッシュペーパー)
【特許文献4】特開−2002-145362(ティッシュペーパー)
【特許文献5】特開−2001-240116(ティッシュペーパー)
【特許文献6】特開−2000-254034(ティッシュペーパー)
【特許文献7】特開−2000-325221(ティッシュペーパー)
【特許文献8】特開−2000-095246(ティッシュペーパー)
【特許文献9】特開−平05-132086(ティッシュペーパー)
【特許文献10】特開−2003-165291(マグネットホルダー)
【特許文献11】実開−平07-006180(ティッシュペーパー)
【特許文献12】実開−平06-069139(ティッシュペーパー)
【特許文献13】実開−平06-027649(ティッシュペーパー)
【特許文献14】実開−平05-054254(ティッシュペーパー)
【特許文献15】実開−平05-053596(ティッシュペーパー)
【特許文献16】実開−平05-043995(ティッシュペーパー)
【特許文献17】実開−平05-016679(ティッシュペーパー)
【特許文献18】実登−3090395(ティッシュペーパー)
【特許文献19】実登−3090102(ティッシュペーパー)
【特許文献20】実登−3089875(ティッシュペーパー)
【特許文献21】実登−3077693(ティッシュペーパー)
【特許文献22】実登−3035284(ティッシュペーパー)
【特許文献23】実登−3007234(ティッシュペーパー)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする課題 (問題点)は、以下に列挙する種々の欠点である。
まず、「紙箱を保持する方法」には次のような欠点があった。
・欠点1-1(従来の方法1-1の場合):
紙箱を両側から挟みこんで保持する場合は、箱を手前に強く引いたときに外れてしまう恐れがあった。
・欠点1-2(従来の方法1-2の場合):
紙箱を収納箱や収納かごの中に入れて保持する場合は、取り付ける箱の大きさに制限があり、また取り付けスペースを必要としコンパクト性に欠ける。
・欠点1-3(従来の方法1-3の場合):
枠を使って保持する場合は、同じく取り付ける箱の大きさに制限があり、紙箱の取り付け方向によっては横にぞれたりして保持が不安定になる。
・欠点1-4(従来の方法1-4の場合):
紐やゴムバンドを使う場合は、箱背面に大きな固定板が必要になり、取り付けスペースを必要としコンパクト性に欠ける。
また、紙箱を保持したものを「対象物に固定する方法」には、次のような欠点があった。
・欠点2-1(従来の方法2-1の場合):
マグネット方式の場合は鋼製材質の面しか取り付けられない、吸盤方式の場合は取り付け面が粗雑だとはずれやすい。
・欠点2-2(従来の方法2-2の場合):
クリップ方式の場合は対象物に挟みこむ部分がないと取り付けられない、掛けフック方式の場合は対象物に引っ掛ける部分がないと取り付けられない。
・欠点2-3(従来の方法2-3の場合):
掛け紐方式やゴムバンド方式の場合、対象物に紐をかける突起や、紐を通す穴がないと取り付けられない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、紙箱を保持する方法として、新開発した「紙間挿入フック(SF)」を使って多種用途・任意寸法の紙箱を保持できるようにし、そして、対象物固定方法(壁面等に取り付ける方法)として、「マグネット方式、クリップ方式、ゴムバンド方式等6種類の方式」の中から自由に選択使用(またはパーツ(MT〜GB)を付け替え)することで、さまざまな場所で取り付けられるようにしたものである。
まず、課題(欠点1-1〜1-4)を解決する手段として、新しく開発した保持方法である「紙間挿入フック(SF)」から詳述していく。(図8、9参照)
この紙間挿入フックとは、ほとんどの組み立て式構造の紙箱の角隅にある紙間(紙と紙の隙間)にフックを挿入して紙箱の前後左右の移動を抑えて保持するものであり、これが今回の発明の最も基本的な部分である。(図1、2のフック挿入表現を参照されたい。図の取り付け方からもわかるように、あらゆる大きさの箱が保持できる。また外国製の紙箱で折りたたみ方向が両サイドで90度違う特殊なタイプでもフックの位置を変えて取り付けが可能であり、日常生活の中で使っているほとんどの組み立て式紙箱に取り付けが可能である。)
図8の紙間挿入フック「タイプSF1(a)」は基本的タイプで、細部フック構成として「フックS1(1)」を持ち、この部分を紙箱隅の紙間に取り付ける。他の紙間挿入フック「タイプSF2(a)〜SF4(a)、SF6(a)」は、細部フック構成として「フックS2(2)、フックS3(3)、フックS4(4)」を持ち、これらは主に「紙箱を2個、または3個同時に並べて保持するとき」に使う機能である。また、「タイプSF5(a)」の開閉ちょう番(5)は曲面に取り付けるときに使う機能である。そして、「タイプSF7、SF8」は2個の紙箱を2段にして堅固に保持するときのものである。このような基本8種の紙間挿入フック(SF)を用いることで、多種用途・任意寸法の紙箱を手前に外れることなく安定して保持でき、箱を2個以上左右上下自由な位置に並べて取り付けられたり、平面以外の曲面等にも取り付けることが可能となるのである。(最終的な取り付け固定方法は、後述の固定保持ホルダー(SFHD)により完成される。)
次に、課題(欠点2-1〜2-3)を解決する手段として、「これら紙間挿入フック(SF)を使った固定保持ホルダー(SFHD)」について詳述していく。(基本形は図10、11を参照)
固定方法としては、前述で挙げたように6種類の方法があり(1.マグネット方式、2.吸盤方式、3.クリップ方式、4.掛けフック方式、5.掛け紐方式、6.ゴムバンド方式)、使う用途や場所に合わせて「6種から選択利用」することでほとんどの場所で取り付けが可能となる。また、この6種(MT〜GB)を紙間挿入フック(SF)の背面に自由に付け替えて使うタイプも考えられ、このときはひとつのホルダーで6方式の機能を備えることになる(例として図11他2融合型を参照)。各6種の具体的取り付け場面を挙げて説明すると、例えば、オフィスの机・ロッカーの材質が鋼製のときは「マグネット方式:SFHD(MT)」が使えるが、アルミ材質では使えないので、代わりに椅子の手すりに「ゴムバンド方式:SFHD(GB)」で取り付けたり、ロッカー内側上部にある網棚に「掛けフック方式:SFHD(KF)」で吊り下げて使うことができる。また、コンピューター業務で磁気ディスク・磁気カードを多く扱うオフィスや精密医療器具のある病室等ではマグネットの磁気を嫌うので、このような場所ではマグネット方式以外の5種から選択利用すれば幅広い取り付け方が可能となる。この6種の「固定保持ホルダー(SFHD)の詳細と取り付け例」は図12〜17に示しており、ここでは2個のパーツを使って説明しているが、3個または4個のパーツを使うとさらに堅固に保持固定できることは言うまでもない。
今回発明した「紙間挿入フック(SF)」と「固定保持ホルダー(SFHD)」は、タイプと組み合わせにより多岐にわたるため、これらを系統図で整理して図5〜7に示してある。はじめに、紙間挿入フック(SF)の基本形8種と、固定保持ホルダー(SFHD)6種があり、ここから更なる組み合わせにより多くのホルダーセットが作られている。これらにより、従来の方法にあった問題点をすべて解決して取り付けることが可能となったのである。(なお、「紙間挿入フック構造を持つマグネットホルダー」については、今回の同発明者(わたくし中川)により既に先願して詳述されているので,そちらも参考されたい。参考:特願2003-433508)
【発明の効果】
【0008】
本発明の「固定保持ホルダー(SFHD)」を使用した場合の利点は、主に次のようなものである。利点1:紙箱を保持固定したときに箱を手前に強く引いても落ちない。利点2:取り付ける紙箱の寸法に制限がない。利点3:紙箱に取り付けても箱表面の美観を損なわない。利点4:取り付けスペースをとらずコンパクト性があり、またどこへでも持ち運んで使える。利点5:対象物の形状や材質に合わせて「ホルダーを選択使用」することで、何にでも取り付けられる。(例えば、「オフィスの机・椅子・ロッカー、家庭の冷蔵庫・キッチン戸棚・洗濯機、病院のパイプベッド・車椅子」等何であろうとも、また、「材質が鉄・アルミ・木・プラスティック」等何であろうとも、ホルダーを選択利用して広範囲に取り付けられる。)
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の最良の実施形態について「ゴムバンド方式の固定保持ホルダー:SFHD(GB)」を例に説明していく。(図17参照)
まず、図の「GBホルダーセット1」は、紙箱を保持するための紙間挿入フックとして、タイプSF1(a)、SF1(b)の2つを用い、この2つのパーツを「長さ調整可能な結び兼用のゴムバンド(6)」により結びつけている。これにより、ゴムバンドの長さを調整して自由に箱を保持でき、バンドを使って机の支柱等に取り付けられる。(「通し部(7)」にゴムバンドを自由に通せるので、ゴムの伸縮に加えてさらに箱幅の寸法に合わせることができる。また、「掛け部(8)」にも「ストッパー付通し部」をつけることで、掛け紐用途としてのゴムひもの長さも調整可能である。)
この「ゴムバンド方式の固定保持ホルダー:SFHD(GB)」の最良の実施形態は、「GBホルダーセット3」(同請求項10)を用いた場合で(図1、2、3の取り付け例も参照)、このときは、オフィスの椅子・机の支柱や病室のパイプベッド・車椅子等に多種用途・任意寸法の紙箱を取り付けられる。
【実施例1】
【0010】
(オフィスの机・椅子廻りで取り付けた例)
図1は、ティッシュペーパーの箱を「マグネット方式のホルダー(SFHD(MT))」を使って机に取り付けた例と、「ゴムバンド方式のホルダー(SFHD(GB))」を使って椅子に取り付けた例である。
【実施例2】
【0011】
(病室のパイプベッド廻りに取り付けた例)
図2は、ティッシュペーパーの箱を「ゴムバンド方式のホルダー(SFHD(GB))」を使って、病室のベッドパイプに取り付けた例である。ベット横の小机の上は、箱を2段積みにして上の箱を浮き上がらないようにした例で、上の箱のティッシュがなくなれば空箱をゴムバンドから簡単に引き抜いて、すぐに次の新しい箱が使える。
【実施例3】
【0012】
(各任意寸法の紙箱に取り付けた例)
図3は、「ゴムバンド方式のホルダー(SFHD(GB))」を使って、ティッシュペーパーボックス、ビニールパックボックス、サランラップ箱の片側に取り付けた例であり、2個のフックパーツ間隔をかえられるので色々な大きさの箱に取り付けられる。サランラップ箱のような小さな箱に取り付けるとゴムひもの長さに大きなあまりができるが、このあまり長さ自体も「掛け部(8)」に「ストッパー付通し部」をつけることでさらに調整できる。
【実施例4】
【0013】
(「マグネット方式ホルダー(SFHD(MT))」をロッカーに取り付けた例)
図12の取り付け例は、ティッシュペーパーボックスを「マグネット方式ホルダー(SFHD(MT))」を使って、ロッカー扉前面に取り付けた例である。なお、以下の実施取り付け例も、紙間挿入フックパーツを2個用いた例で説明しているが、この方法を基本としてパーツを3個または4個使うことでさらに堅固に取り付けられることは言うまでもない。
【実施例5】
【0014】
(「吸盤方式ホルダー(SFHD(KB))をロッカーに取り付けた例」
図13の取り付け例は、ティッシュペーパーボックスを「吸盤方式ホルダー(SFHD(KB))」を使って、ロッカー扉前面に取り付けた例である。
【実施例6】
【0015】
(「掛けクリップ方式ホルダー(SFHD(KC))」を陳列台側面に取り付けた例)
図14の取り付け例は、ティッシュペーパーボックスを「掛けクリップ方式ホルダー(SFHD(KC))」を使って、陳列台側面に取り付けた例である。なお、掛けクリップ(KC)の方向を回転式で変えられるタイプを使用すれば、箱を横長の状態で取り付けることもできる。
【実施例7】
【0016】
(「掛けフック方式ホルダー(SFHD(KF))」を格子状ワイヤーネットに取り付けた例)
図15の取り付け例は、ティッシュペーパーボックスを「掛けフック方式ホルダー(SFHD(KF))」を使って、格子状ワイヤーネットに取り付けた例である。
【実施例8】
【0017】
(「掛け紐方式ホルダー(SFHD(KH))」を収納扉取っ手に取り付けた例)
図16の取り付け例は、ティッシュペーパーボックスを「掛け紐方式ホルダー(SFHD(KH))」を使って、収納扉取っ手に取り付けた例である。
【産業上の利用可能性】
【0018】
日常生活の中で使っている多種多様の組み立て式紙箱(例えばティッシュペーパーボックス等)を、オフィスにある机・椅子・ロッカーに、また家庭ではキッチンにある収納扉取って・冷蔵庫や洗濯機表面に取り付けられ、さらに利用範囲を広げれば、病院でのパイプベッドや車椅子手すりに、工事現場では単管足場のパイプ等に、車の中では助手席シートの背面(上部支柱)にも取り付けられ、必要に応じて、さまざまな場所で広範囲の用途に適用できるのである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】ホルダーの取り付け例1(オフィス机廻り)
【図2】ホルダーの取り付け例2(病室のパイプベッド廻り)
【図3】ホルダーの取り付け例3(各任意寸法紙箱)
【図4】「紙間挿入フック(SF)」の取り付けパターン
【図5】「紙間挿入フック(SF)」の各タイプ系統図
【図6】「紙間挿入フック(SF)を利用した固定保持ホルダー(SFHD)」の各タイプ系統図
【図7】「紙間挿入フック(SF)を利用した固定保持ホルダー(SFHD)」の各ホルダーセット系統図
【図8】「紙間挿入フック(SF)」の詳細図1(タイプSF1(a)〜SF4(a) )
【図9】「紙間挿入フック(SF)」の詳細図2(タイプSF5(a)〜SF8 )
【図10】「紙間挿入フック(SF)を利用した固定保持ホルダー(SFHD)」の基本タイプ図1(MT〜KF)
【図11】「紙間挿入フック(SF)を利用した固定保持ホルダー(SFHD)」の基本タイプ図2(KH〜GB、他1,2)
【図12】「 1.マグネット方式ホルダー(SFHD (MT))」の詳細と取り付け例
【図13】「 2.吸盤方式ホルダー(SFHD (KB))」の詳細と取り付け例
【図14】「 3.掛けクリップ方式ホルダー(SFHD (KC))」の詳細と取り付け例
【図15】「 4.掛けフック方式ホルダー(SFHD (KF))」の詳細と取り付け例
【図16】「 5.掛けひも方式ホルダー(SFHD (KH))」の詳細と取り付け例
【図17】「 6.ゴムバンド方式ホルダー(SFHD (GB))」の詳細と取り付け例
【図18】紙箱を保持する場合の「従来の方法1-1〜1-4」
【符号の説明】
【0020】
以下の符号は、主に「図8、9、17」で表記している。
1. フックS1
2. フックS2
3. フックS3
4. フックS4
5. 開閉ちょう番
6. 長さ調整可能な結び兼用のゴムバンド(MGB2)
7. 通し部
8. 掛け部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(図8参照、紙間挿入フック「タイプSF1(a)」)
これは紙間挿入フックの最も基本的なタイプであり、細部フック構成として「フックS1(1)」を持ち、この部分を紙箱隅の紙間に挿入し取り付け保持できるようにした保持具パーツ。(紙箱に、この1つのパーツを取り付けることで「3次元軸6方向の内5方向」の移動を抑えることができ、2つのパーツで6方向の移動を完全に抑えることができる。)
【請求項2】
(図8参照、紙間挿入フック「タイプSF2(a)」)
細部フック構成として「フックS1(1)、フックS2(2)」を持つ保持具パーツ。
【請求項3】
(図8参照、紙間挿入フック「タイプSF3(a)」)
細部フック構成として「フックS1(1)、フックS3(3)」を持つ保持具パーツ。
【請求項4】
(図8参照、紙間挿入フック「タイプSF4(a)」)
細部フック構成として「フックS1(1)、フックS2(2)、フックS3(3)」を持つ保持具パーツ。
【請求項5】
(図9参照、紙間挿入フック「タイプSF5(a)」)
請求項1のタイプSF1(a)に開閉ちょう番(5)を取り付け、開閉ちょう番(5)の背面にマグネット板等を付けることで、曲面固定を可能とする保持具パーツ。(この機能については、同発明者によりマグネットホルダーを例に先願詳述(特願2003-433508)されているので、そちらも参考にされたい。今回の出願内容は、原点となる「紙間挿入フックの各基本形」を定義し、これらの利用概念を、新発明した各固定保持ホルダーにより具体的に説明している。)
【請求項6】
(図9参照、紙間挿入フック「タイプSF6(a)」 )
細部フック構成として「フックS1(1)、フックS4(4)」を持ち、紙間挿入したときに引き抜き防止機能を持つ保持具パーツ。
【請求項7】
(図9参照、紙間挿入フック「タイプSF7」 )
「請求項1のタイプSF1(a)」と、これと反転型の「SF1(b)」を合わせた形の保持具パーツで、2段積みにした紙箱の隅に取り付けて上と下の箱が離れないようにするもの。
【請求項8】
(図9参照、紙間挿入フック「タイプSF8」 )
「請求項6のタイプSF6(a)」と、これと反転型の「SF6(b)」を合わせた形の保持具パーツで、2段積みにした紙箱の隅に取り付けて上と下の箱が離れないようにするもの。
【請求項9】
(図17参照、ゴムバンド方式ホルダーのGBホルダーセット1 )
このホルダーセットは、2つの紙間挿入フックパーツをゴムバンドで結びつけ、この長さを調整できるゴムバンドで対象物に固定するというものである。構成は、SF1(a)に「通し部(7)」を付け、この「通し部(7)」に「長さ調整可能な結び兼用のゴムバンド(6)」を通して長さを自由に変えられるようし、「掛け部(8)」によりSF1(b)に掛け止めできるようにしたもの。
【請求項10】
(図17参照、ゴムバンド方式ホルダーのGBホルダーセット3 )
「請求項9のGBホルダーセット1」を2セット持ち、紙箱4隅を保持できるようにしたホルダーセット。
【請求項11】
(図17参照、ゴムバンド方式ホルダーのGBホルダーセット2 )
請求項9のGBホルダーセット1の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項12】
(図12参照、マグネット方式ホルダーのMTホルダーセット1 )
2つのホルダーパーツからなり、タイプMT1(a)+タイプMT1(b)からなるホルダーセット。
【請求項13】
(図13参照、吸盤方式ホルダーのKBホルダーセット1 )
2つのホルダーパーツからなり、タイプKB1(a)+タイプKB1(b)からなるホルダーセット。
【請求項14】
(図14参照、掛けクリップ方式ホルダーのKCホルダーセット1 )
2つのホルダーパーツからなり、タイプKC1(a)+タイプKC1(b)からなるホルダーセット。
【請求項15】
(図15参照、掛けフック方式ホルダーのKFホルダーセット1 )
2つのホルダーパーツからなり、タイプKF1(a)+タイプKF1(b)からなるホルダーセット。
【請求項16】
(図16参照、掛けひも方式ホルダーのKHホルダーセット1 )
2つのホルダーパーツからなり、タイプKH1(a)+タイプKH1(b)からなるホルダーセット。
【請求項17】
(図10参照、マグネット方式ホルダーの「タイプMT1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「マグネット付き平板(MT)」を取り付けたホルダー。
【請求項18】
(図10参照、吸盤方式ホルダーの「タイプKB1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「吸盤(KB)」を取り付けたホルダー。
【請求項19】
(図10参照、掛けクリップ方式ホルダーの「タイプKC1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「掛けクリップ(KC)」を取り付けたホルダー。
【請求項20】
(図10参照、掛けフック方式ホルダーの「タイプKF1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「掛けフック(KF)」を取り付けたホルダー。
【請求項21】
(図11参照、掛けひも方式ホルダーの「タイプKH1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「掛けひも(KH)」を取り付けたホルダー。
【請求項22】
(図11参照、ゴムバンド方式ホルダーの「タイプGB1(a)」 )
紙間挿入フック「タイプSF1(a)」に「通し部」を通して「長さ調整可能なゴムバンド(GB)」を取り付け、ゴムバンドの先端に「掛け部」を持つホルダー。
【請求項23】
(図12参照、マグネット方式ホルダーのMTホルダーセット3 )
「請求項12のMTホルダーセット1」の2つの構成パーツを、「結びゴムバンド(MGB)」で結びつけたもの。
【請求項24】
(図13参照、吸盤方式ホルダーのKBホルダーセット3 )
「請求項13のKBホルダーセット1」の2つの構成パーツを、「結びゴムバンド(MGB)」で結びつけたもの。
【請求項25】
(図14参照、掛けクリップ方式ホルダーのKCホルダーセット3 )
「請求項14のKCホルダーセット1」の2つの構成パーツを、「結びゴムバンド(MGB)」で結びつけたもの。
【請求項26】
(図15参照、掛けフック方式ホルダーのKFホルダーセット3 )
「請求項15のKFホルダーセット1」の2つの構成パーツを、「結びゴムバンド(MGB)」で結びつけたもの。
【請求項27】
(図16参照、掛けひも方式ホルダーのKHホルダーセット3 )
「請求項16のKHホルダーセット1」の2つの構成パーツを、「結びゴムバンド(MGB)」で結びつけたもの。
【請求項28】
(図12参照、マグネット方式ホルダーのMTホルダーセット2 )
「請求項12のMTホルダーセット1」の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項29】
(図13参照、吸盤方式ホルダーのKBホルダーセット2 )
「請求項13のKBホルダーセット1」の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項30】
(図14参照、掛けクリップ方式ホルダーのKCホルダーセット2 )
「請求項14のKCホルダーセット1」の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項31】
(図15参照、掛けフック方式ホルダーのKFホルダーセット2 )
「請求項15のKFホルダーセット1」の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項32】
(図16参照、掛けひも方式ホルダーのKHホルダーセット2 )
「請求項16のKHホルダーセット1」の「SF1(a)、SF1(b)」を「SF6(a)、SF6(b)」として引き抜き防止機能を加えたもの。
【請求項33】
(図11の他1を参照、掛けクリップ方式ホルダーの発展型)
「請求項19の掛けクリップ方式ホルダー」のクリップを回転式にしたホルダー。
【請求項34】
(図11の他2を参照、SFHD機能の融合型)
「請求項17のマグネット方式ホルダー」と「請求項33の掛けクリップ方式ホルダー」の機能を融合したホルダー。回転式クリップにマグネット付平板を取り付けたり取り外したりできる。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−6620(P2006−6620A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−187885(P2004−187885)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(303064341)
【Fターム(参考)】