説明

太陽電池搭載電気装置ユニット

【課題】太陽電池と電気部品とを備えることにより配線作業の容易な太陽電池搭載電気装置ユニットを提供する。
【解決手段】本発明に係る太陽電池搭載電気装置ユニットは、受光面20fに太陽電池20dを有した太陽電池パネル20と、太陽電池20dで発電された電力により作動する電気部品(モーター23)と、取付部(外壁側孔部13)に対する取付部材(枠体15)とを備え、太陽電池パネル20は、基準面(布基礎の外壁面12)に対する受光面20fの傾斜角度を変更可能なように支持部材(回転支持機構21)を介して取付部材(枠体15)に取付けられたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池を有した太陽電池パネルと太陽電池で発電された電力により作動する電気部品とを備えた太陽電池搭載電気装置ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
太陽電池により発電された電力を利用して電気部品を駆動することが知られている。例えば、建物の換気口に設けられた換気ファンの動力源を太陽電池によって駆動させることが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−26118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来は、太陽電池が例えば建物の屋根に設けられ、太陽電池で発電された電力により作動する電気部品が例えば屋根以外の場所に設けられるので、太陽電池と電気部品とを電気的に接続する配線作業が大変であるという問題点があった。
本発明は、太陽電池と電気部品とを備えることにより配線作業の容易な太陽電池搭載電気装置ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る太陽電池搭載電気装置ユニットは、受光面に太陽電池を有した太陽電池パネルと、太陽電池で発電された電力により作動する電気部品と、取付部に対する取付部材とを備え、太陽電池パネルは、基準面に対する受光面の傾斜角度を変更可能なように支持部材を介して取付部材に取付けられたことを特徴とする。
取付部が建物の換気口であり、取付部材が換気口に取付けられる枠体により構成され、電気部品としてのモーター及びモーターで駆動される換気ファンが枠体内に設けられ、太陽電池パネルの受光面が光源からの光を受光可能なように換気口の開口の前側に設けられたことも特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る太陽電池搭載電気装置ユニットによれば、太陽電池と電気部品とを備えたので、太陽電池と電気部品とを電気的に接続する配線作業が容易となる。太陽電池パネルが、基準面に対する受光面の傾斜角度を変更可能なように支持部材を介して取付部材に取付けられたので、太陽電池パネルによる発電を効率的に行うための受光面の角度調整を行えるようになり、太陽電池パネルによる発電の効率化が図れる。取付部に対する取付部材を備えるので、取付部に容易に取付可能な太陽電池搭載電気装置ユニットを提供できる。
また、取付部が建物の換気口であり、取付部材が換気口に取付けられる枠体により構成され、電気部品としてのモーター及び換気ファンが枠体内に設けられ、太陽電池パネルの受光面が光源からの光を受光可能なように換気口の開口の前側に設けられたので、太陽電池搭載電気装置ユニットとして太陽電池で作動するモーター及び換気ファンを備えた換気装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】床下換気装置と床下換気口との関係を示す斜視図。
【図2】床下換気口の断面図。
【図3】床下換気口及び床下換気口に取付けられた床下換気装置の断面図。
【図4】床下換気装置の分解斜視図。
【図5】床下換気装置の使用態様を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すように、太陽電池搭載電気装置ユニットとしての床下換気装置1は、建物の布基礎2に形成された床下換気口3に取付けるものである。
【0009】
図2に示すように、床下換気口3は、床下4と建物外部5とに貫通するように布基礎2に設けられた貫通孔6と、貫通孔6の内面7に取付けられたスクリーンと呼ばれる有孔板8とにより形成される。
有孔板8は、布基礎2の上下方向に延長する縦孔8a等の通風貫通孔を複数備え、貫通孔6における布基礎2の床下4側となる内壁面9寄りの位置において板面が貫通孔6の中心線aと直交するように取付けられる。
10は布基礎2上に設置される土台であり、10aは地面である。
尚、図1;2等では、布基礎2の上端面2aに開口した貫通孔6を有した床下換気口3を図示しているが、布基礎2の上端面2aに開口しない貫通孔6を有した床下換気口3の場合もある。
布基礎2の上端面2aに開口した貫通孔6を有した床下換気口3の場合、例えば、布基礎2の貫通孔6の内面7に形成した取付溝7aに有孔板8を挿入することにより、貫通孔6に有孔板8を固定する。
布基礎2の上端面2aに開口しない貫通孔6を有した床下換気口3の場合、例えば、左官作業によるモルタルで貫通孔6に有孔板8を固定する。
【0010】
図1;4に示すように、床下換気装置1は、有孔板8の外面11よりも布基礎2の外壁面12側に位置する貫通孔6の外壁側孔部13内に嵌合される枠体15と、枠体15の前端開口16の縁面である前端開口縁面16aに取付けられた前板17と、前板17の中央に形成された風通孔18と、風通孔18に設けられた有孔体19と、前板17の前側に配置された太陽電池パネル20と、太陽電池パネル20の中央に形成された風通孔18aと、回転支持機構21と、換気ファン22と、換気ファン22の駆動源である電気部品としてのモーター23と、蓄電回路24と、太陽電池パネル20と蓄電回路24とを電気的に接続する配線25と、蓄電回路24とモーター23とを電気的に接続する配線26とを備える。
【0011】
図2に示すように、貫通孔6の外壁側孔部13の下面13aは、水勾配を形成する面、即ち、布基礎2の内壁面9側から外壁面12側に向けて下るように傾斜する傾斜面に形成される。
図1;4に示すように、枠体15は、例えば、外壁側孔部13の内径寸法と対応した外径寸法、及び、外壁側孔部13の孔の長さに対応した枠長(枠体15の中心線aに沿った方向の長さ)を有した矩形筒状に形成される。
前板17は、例えば、枠体15の前端開口縁面16aの外形寸法と同じ外形寸法に形成された矩形板により形成される。
前板17の左右縁部側には取付ねじ27を挿入するためのねじ挿入孔28が形成され、枠体15の前端開口縁面16aにはねじ挿入孔28に対応するねじ取付孔29が形成される。従って、取付ねじ27を前板17の前面側からねじ挿入孔28に通してねじ取付孔29に締結することにより、前板17が枠体15の前端開口縁面16aに取付けられる。
風通孔18は、例えば、前板17の矩形の中心と中心が同じで前板17の矩形寸法よりも一回り小さい矩形状に形成される。
有孔体19は、例えば、複数の孔19aを有した網状体により形成され、前板17の裏面に取付けられたり、前板17と一体に設けられる。
【0012】
太陽電池パネル20は、例えば、前板17と同形状に形成され、風通孔18aが前板17の風通孔18と一致する形状に形成される。
太陽電池パネル20は、前面である受光面20fに、例えば、ガラスや樹脂等の図外の光透過板が設けられ、この光透過板に太陽電池20dが設けられた構成である。
太陽電池20dを構成する太陽電池素子は、例えばシリコン系半導体やガリウムヒ素等から成る化合物半導体などの単結晶、多結晶や非晶質の材料が用いられ、互いに直列及び/または並列に電気的に接続された構成である。
太陽電池20dで発電された電力は出力端子20eに接続された配線25を介して換気ファン22のモーター23に供給される。
【0013】
回転支持機構21は、例えば、一端31が枠体15に回転可能に取付けられ他端32が太陽電池パネル20に回転可能に取付けられたアーム33と、アーム33を回転可能に支持する回転中心軸体34a;34bとにより構成される。
回転中心軸体34a;34bとしては、例えば、軸部34xの一端に軸部34xの径より大きな頭部34yを備え、軸部34xの他端に係合部34zを備えた係合軸が用いられる。係合部34zは、例えば、軸部34xの他端が軸部34xの中心線を中心として周方向に分割されて軸部34xの周面より突出する複数の図外の弾性分割片により形成される。
回転中心軸体34aとなる係合軸の係合部34zの複数の弾性分割片が、軸部34xの中心線側に弾性変形してアーム33の一端31に形成された貫通孔33aを通過し、係合孔35aに入った後に軸部34xの中心線から離れる方向に弾性変形して係合孔35aの内壁に係合するとともに、頭部34yがアーム33を係合孔35aの方向に押圧し、軸部34xが貫通孔33aを嵌合状態に貫通した状態に構成される。
また、回転中心軸体34bとなる係合軸の係合部34zの複数の弾性分割片が、軸部34xの中心線側に弾性変形してアーム33の他端32に形成された貫通孔33bを通過し、係合孔35bに入った後に軸部34xの中心軸から離れる方向に弾性変形して係合孔35bの内壁に係合するとともに、頭部34yがアーム33を係合孔35bの方向に押圧し、軸部34xが貫通孔33bを嵌合状態に貫通した状態に構成される。
【0014】
枠体15の左右両方の外側面15a;15aの前端側上部にはそれぞれ凹部36;36が形成され、前板17の左右両方の側縁面17a;17aの上部にはそれぞれ凹部37;37が形成され、太陽電池パネル20の左右両方の側縁面20a;20aの上部にはそれぞれ凹部38;38が形成される。
係合孔35aが枠体15の凹部36の底面40に設けられ、係合孔35bが太陽電池パネル20の凹部38の底面41に設けられる。
そして、前板17が取付ねじ27により枠体15の前端開口縁面16aに取付けられ、太陽電池パネル20が前板17の前側に配置されて左右のアーム33;33により枠体15に連結された状態において、凹部36の底面40と凹部37の底面42と凹部38の底面41とが同一平面上に位置するように構成される。これにより、床下換気装置1が床下換気口3に取付けられた状態において、アーム33が外壁側孔部13の内面7に接触しないように回転可能に構成される。
アーム33の長さは、太陽電池パネル20が回転中心軸体34bの軸部34xを回転中心として回転可能なように調整されている。
【0015】
回転支持機構21を備えたので、アーム33が回転中心軸体34aの軸部34xを回転中心として回転可能に設けられ、太陽電池パネル20が回転中心軸体34aの軸部34xを回転中心として回転可能に設けられる。そして、回転中心軸体34aの軸部34xと貫通孔33aとの摩擦、及び、回転中心軸体34aの係合部34zと係合孔35aの内壁との摩擦により、アーム33が回転中心軸体34aの軸部34xを回転中心として任意の角度位置に保持され、また、回転中心軸体34bの係合部34zと係合孔35bの内壁との摩擦により、太陽電池パネル20が回転中心軸体34bの軸部34xを回転中心として任意の角度位置に保持される。
尚、太陽電池パネル20を任意の角度位置に保持する保持力を向上させるために、ゴムのような摩擦増加部材を、軸部34xの周面あるいは貫通孔33a;33bの内周面に設けたり、係合部34zあるいは係合孔35a;35bの内壁に設けるようにしてもよい。
即ち、太陽電池パネル20は、基準面としての布基礎2の外壁面12に対する受光面20fの傾斜角度を変更可能なように支持部材としての回転支持機構21を介して取付部材としての枠体15に取付けられる。
【0016】
配線25の一端が蓄電回路24に接続され、配線25の他端が、例えば、枠体15の凹部36の底面40と枠体15の内面とに貫通する配線通孔45を介して枠体15の外側に引き出されて太陽電池パネル20の出力端子20eに接続される。これにより、太陽電池20dで発電された電気が蓄電回路24で蓄電されてモーター23に供給され、換気ファン22が回転する。
配線25の他端が、例えば、前板17に形成された図外の配線通孔、あるいは、前板17の風通孔18を介して枠体15の外側に引き出されて太陽電池パネル20の出力端子20eに接続されるようにしてもよい。
【0017】
そして、枠体15の中心線aと貫通孔6の中心線aとを一致させて枠体15を外壁側孔部13内に嵌合する。この場合、例えば、枠体15の外面又は外壁側孔部13の内面に接着剤を設けておいてから、枠体15の外面と外壁側孔部13の内面とが接触するように枠体15を外壁側孔部13内に嵌め込むことで、枠体15が外壁側孔部13から外れないように外壁側孔部13内に取付けられ、床下換気装置1が床下換気口3に取付けられる(図3参照)。
実施形態では、外壁側孔部13が取付部として機能し、枠体15が取付部に対する取付部材として機能する。床下換気装置1は、床下換気口3に取付けられた状態において、例えば、前板17の前面と布基礎2の外壁面12とが面一となるように構成される。これにより、太陽電池パネル20の受光面20fが光源からの光を受光可能なように床下換気口3における布基礎2の外壁面12側の開口60の前側(建物外部側)に設けられる。
尚、接着剤を用いずに枠体15の外面と外壁側孔部13の内面との密着性を向上させるために、枠体15の外面に図外のゴム層を設けるようにしてもよい。
【0018】
図5(a)に示すように、床下換気装置1が床下換気口3に取付けられた状態において、手動で図5(b)に示すように、受光面20fが上を向くように太陽電池パネル20を回転させた後に手を離すことにより、回転支持機構21が、基準面としての布基礎2の外壁面12に対する受光面20fの角度を所定の角度に保つよう太陽電池パネル20を支持する。即ち、回転支持機構21は、太陽電池パネル20の受光面20fが上を向いて布基礎2の外壁面12よりも外側に位置するように、かつ、受光面20fに対する太陽光の入射角度を変更可能なように太陽電池パネル20を支持する。このように、基準面としての布基礎2の外壁面12に対する受光面20fの角度、即ち、受光面20fに対する光源としての太陽からの太陽光の入射角度を変更できるようにしたので、太陽電池パネル20による発電を効率的に行うための太陽電池パネル20の受光面20fの角度調整を行えるようになり、太陽電池20dによる効率的な発電を行えるようになる。
【0019】
例えば、昼間は、基準面に対する受光面20fの角度が45度程度になるように太陽電池パネル20を位置させておき、夜間は、基準面に対する受光面20fの角度が0度になるように太陽電池パネル20を位置させておくことで、昼間に太陽電池20dによる効率的な発電を行えるようになる。
尚、夜間においても、基準面に対する受光面20fの角度が45度程度になるように太陽電池パネル20を位置させておき、光源としての照明灯からの光を受光面20fに入射させるようにすれば、太陽電池20dによる夜間発電が可能となり、好ましい。
【0020】
太陽電池パネル20の太陽電池20dで発電された電力によりモーター23が駆動され、換気ファン22が回転する。これにより、床下換気を良好に行える。即ち、換気ファン22が回転することにより、床下4から床下換気口3を介した建物外部への空気の流れが形成されるので、床下換気を良好に行える。
【0021】
実施形態の床下換気装置1によれば、太陽電池20dと電気部品としてのモーター23を備えたので、太陽電池20dとモーター23とを電気的に接続する配線作業が容易となる。
また、太陽電池パネル20が、基準面に対する受光面20fの傾斜角度を変更可能なように支持部材としての回転支持機構21を介して取付部材としての枠体15に取付けられたので、太陽電池パネル20による発電を効率的に行うための受光面20fの角度調整を行えるようになり、太陽電池パネル20による発電の効率化が図れる。
取付部としての外壁側孔部13に対する取付部材としての枠体15を備えるので、床下換気口3に容易に取付可能な床下換気装置1を提供できる。
また、太陽電池パネル20の受光面20fが光源からの光を受光可能なように枠体15の前端開口16の前側に設けられたので、太陽電池20dで作動するモーター23及び換気ファン22を備えた床下換気装置1を提供できる。
【0022】
回転支持機構21を、図外の回転アームあるいは丁番のようなヒンジ等の図外の回転機構と、基準面に対する太陽電池パネル20の受光面20fの傾斜角度を複数の所定の角度に固定可能とする図外の位置決め支持機構とにより構成してもよい。
【0023】
太陽電池パネル20は、風通孔18aを有さないパネルとしてもよい。この場合、太陽電池パネル20の後面が布基礎2の外壁面12と平行な状態に設定されることで床下4と建物外部5とを遮断する遮断状態となり、受光面20fが布基礎2の外壁面12に対して角度を有した状態に設定されることで床下4と建物外部5とを開通可能とする状態に設定される太陽電池パネル20となる。
この場合、遮断状態での太陽電池パネル20の後面と前板17の前面や外壁側孔部13の前端開口16の縁回りにおける布基礎2の外壁面12との間に水密性能を確保するシール部材のような図外の水密性能維持材を設ければ、大雨等の際に床下4への水の浸入を防止できる床下換気装置1を得ることができる。
【0024】
また、枠体15の前端開口縁面16a、あるいは、前板17に、布基礎2の外壁面12に接触する図外の取付フランジ(鍔)を設け、枠体15を外壁側孔部13内に挿入した後に当該取付フランジを接着剤等で布基礎2の外壁面12に取付けることで、床下換気装置1を床下換気口3に取付けてもよい。
この場合、枠体15、前板17、太陽電池パネル20の寸法を床下換気口3の開口寸法に合わせる必要が無くなるので、開口寸法の異なる様々な床下換気口3に取付可能な汎用性を有した床下換気装置1を構成できる。
【0025】
取付部材を枠体15と前板17とで構成して、太陽電池パネル20が、基準面としての布基礎2の外壁面12に対する受光面20fの傾斜角度を変更可能なように支持部材としての回転支持機構21を介して取付部材としての前板17に取付けられた構成としてもよい。
前板17は設けなくともよい。
床下換気口3ではなく、建物に設けられた各種の換気口に取付ける構成の太陽電池搭載電気装置ユニットとしてもよい。
電気部品は、LEDや電球のような発光手段、時計、電気装飾品、その他の電気部品でもよい。この場合、電気部品を搭載した取付部材が任意の取付面に取付けられ、太陽電池パネル20が、基準面となる上記取付面に対する受光面20fの傾斜角度を変更可能なように支持部材を介して取付部材に取付けられた構成とすればよい。
上述したように、蓄電回路24を設ければ、安定な電力供給が可能となるが、蓄電回路24を備えずに、太陽電池パネル20の出力端子20eと電気部品とを配線により直接接続してもよい。
【符号の説明】
【0026】
1 床下換気装置(太陽電池搭載電気装置ユニット)、
3 床下換気口(換気口)、12 布基礎の外壁面(基準面)、
13 外壁側孔部(取付部)、15 枠体(取付部材)、20 太陽電池パネル、
20d 太陽電池、20f 受光面、21 回転支持機構(支持部材)、
22 換気ファン、23 モーター(電気部品)、60 開口。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
受光面に太陽電池を有した太陽電池パネルと、前記太陽電池で発電された電力により作動する電気部品と、取付部に対する取付部材とを備え、
前記太陽電池パネルは、基準面に対する前記受光面の傾斜角度を変更可能なように支持部材を介して前記取付部材に取付けられたことを特徴とする太陽電池搭載電気装置ユニット。
【請求項2】
前記取付部が建物の換気口であり、前記取付部材が前記換気口に取付けられる枠体により構成され、前記電気部品としてのモーター及びモーターで駆動される換気ファンが前記枠体内に設けられ、前記太陽電池パネルの受光面が光源からの光を受光可能なように前記換気口の開口の前側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池搭載電気装置ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−231949(P2011−231949A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−100601(P2010−100601)
【出願日】平成22年4月26日(2010.4.26)
【出願人】(000239714)文化シヤッター株式会社 (657)
【Fターム(参考)】