説明

安定化酸素放出組成物

【解決手段】本発明は、カチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、mは1〜4、nは1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)を含む安定化液体酸素放出組成物に関する。安定化液体酸素放出組成物は、医薬組成物、化粧組成物および食品用途、例えばスキンケアー製品、歯手入れ製品、チューインガムを含む歯白色化製品に使用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安定化液体酸素放出組成物に関し、その安定化液体酸素放出組成物は特に医薬、化粧および食料の用途に適する。
【発明の開示】
【0002】
本発明の目的は、カチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、mは1〜4、nは1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)を含む安定化液体酸素放出組成物を提供する。
【0003】
本発明によれば、液体組成物はゲル、ペースト、懸濁物、分散物またはエマルジョンのような高粘度、任意のシキソトロピック液体と匹敵する粘性および流れ特性を有する製品であってもよい。液体組成物は、例えば液体がピーナッツバター、歯科ペースト、歯磨き、軟膏、クリーム、シャンプー等であるのと同様な粘性可塑性状を有してもよい。液体組成物は、注入が容易な水性溶液、エマルジョンおよび分散物のような低粘度であってもよい。
【0004】
この帰結で、本発明に係る液体組成物は実質的または排他的に固体材料、例えば粉末混合物からなる組成物ではない。
【0005】
成分(a)および成分(b)を含む組成物は、例えばここに言及して取り込まれるUS 6017515に開示されている。US 6017515によれば好ましい成分(a)は次亜塩素酸ナトリウムで、かつ好ましい成分(b)は過ホウ酸ナトリウムテトラハイドレートである。US 6017515に開示されている前記組成物の不利益さは、これらの組成物がむしろ不安定、すなわちこれらは比較的高い速度で、かつ組成物の活性が使用または適用の間、および期間を引き延ばすための貯蔵時に急激に低下する結果によって制御されない手法で酸素を放出する、ことである。US 6017515は、それゆえ既に組み合わさっている場合、使用前に成分(a),(b)を分離して保持するか、または低温度で貯蔵することを提言している。医薬または化粧組成物による活性成分、例えば酸素の制御されない放出は、組成物がその活性を非常に急激に失い、かつ永続的な効果を供さないので望ましくないことが当業者にとって明白である。また、US 6017515に開示された前記組成物は、組成物が顧客、例えば医者または患者にまさに使用されるまでの貯蔵および輸送の間の組成物の活性を妨げるために特別な条件を必要とする分離を成分(a),(b)が保持しない限り不安定である。最後に、成分(a),(b)が分離を保持するならば、それらは、まず組成物に適用前に組合す必要がある。組成物が例えば医薬適用を企図する場合、これは実験および資格のある従業員を通常必要とする。択一的に、組成物が例えば化粧適用を企図する場合、成分の特別かつ複雑な梱包は顧客によって組成物の安全使用できることを要求する。それゆえ活性成分を制御して放出し、かつ長い期間効果を示す成分(a),(b)を含む組成物を有することが望ましいことは当業者に明らかである。さらに、通常の条件での貯蔵および輸送の間に安定で、かつ最終ユーザによって用いられるために安全である成分(a),(b)を含むそのような組成物を有することを強く望まれることが明らかである。
【0006】
本質的に過ホウ酸ナトリウム一水和物、過塩素酸リチウムおよびリン酸塩からなる固体組成物は、ここに言及することにより取り込まれる例えばUS 3.793.211に開示されている。この組成物は、固体状態でのみ安定で、水に接触するや否や組成物は急激に分解する。
【0007】
ここに言及することにより取り込まれるEPA 0.085.891は、水溶性懸濁物および過塩素酸カリウムおよび過ホウ酸ナトリウムを含む広範囲の化合物から選ばれる非研磨塩を有する歯の洗浄および衛生のための組成物を開示している。EPA 0.085.891は、しかしながら成分(a),(b)の組合せを特別に開示していない。
【0008】
GB A 552.803には、硼砂(四ホウ酸二ナトリウム)、過塩素酸カルシウムおよび他の成分、ここで硼砂および他の成分は水に添加され、続いて沸騰される、から調製される溶液を開示している。前記溶液は、当初の成分の反応生産物のみを含むことが当業者にとって明らかである。
【0009】
成分(a)または成分(b)のいずれかを含む他の医薬および/または化粧組成物は、長い間に亘って従来、知られている。成分(a)を含む組成物は、例えばGB A 1.469.398,GB A 2.290.233、WO 96/13245およびWO
98・04235に開示され、一方成分(b)を含む組成物はここに言及することによって全て取り込まれる、例えばUS 3.574.824、US 5.041.280、US 5.264.205、US 5.279.816、US 5.302.375、US 5.616.313、US 5.632.972、US 5.648.064、US 6.409.993およびUS 6.500.408に開示されている。
【0010】
本発明は、安定化液体酸素放出組成物に関し、その安定化液体酸素放出組成物はカチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、m=1〜4、n=1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)を含む。
【0011】
本発明は、安定化液体酸素放出組成物を導き、ここで酸素であると信じられている活性剤の放出は酸素供与体安定化剤によって制御される。本発明の有益さは、特に組成物が安定で、かつ長く恒久的な効果を有することである。さらに本発明の有益さは、その組成物が容易に梱包でき、かつその組成物が輸送および貯蔵に安定であることである。本発明の別の有益さは、その組成物が安全かつ容易な手法で顧客に使用することができることである。
【0012】
さらに特に、本発明に係る組成物は安定化液体酸素放出組成物を導き、その安定化液体酸素放出組成物はカチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、m=1〜4、n=1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)を含む。一般式[OmX]-において、Xはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは塩素であることができる。アニオン[OmX]-の例は、次亜塩素酸塩、次亜ヨウ素酸塩、亜塩素酸塩、亜ヨウ素酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩またはヨウ素酸塩、過塩素酸塩、および過ヨウ素酸塩のアニオンである。m=1であることが好ましいので、アニオン[OmX]-は次亜塩素酸塩アニオンが最も好ましい。
【0013】
成分(b)は、過ホウ酸金属化合物、過酸化金属化合物、過炭酸金属化合物(また炭酸過酸化水素化物化合物として知られる)、過硫酸金属化合物(またペルオキソ硫黄化合物として知られる)、過燐酸金属化合物、ここで金属はアルカリ金属またはアルカリ土類金属である、酸化ハロゲン化合物、過酸化水素および有機過酸化物からなる群から選ばれる酸素供与体から選ばれることが好ましい。特に、成分(b)は過ホウ酸金属化合物(またペルオキソホウ酸化合物として知られている)、過炭酸金属化合物、過酸化金属化合物、過酸化水素、酸化ハロゲン化合物および有機過酸化物からなる群から選ばれることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、酸化ハロゲン化合物は酸化ハロゲン化合物前駆体からその場で形成されることが好ましい。適切な酸化ハロゲン化合物前駆体は、例えば亜塩素酸ナトリウムのような岩塩金属および従来よく知られている次亜塩素酸ナトリウムのような次亜岩塩(hypohalite)金属である。
【0015】
本発明によれば、過ホウ酸化合物はカチオンAn+、および一般式[Bpqr-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、p=1〜4、q=1〜8、r=1〜3である、に係るホウ酸から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれることが好ましい。アニオン[Bpqr-の例は、過ホウ酸(BO3-、メタホウ酸(BO2-、オルソホウ酸(BO33-、次亜ホウ酸(B242-およびピロホウ酸またはテトラホウ酸アニオン(B472-である。好ましくは、p=1、q=2または3およびr=1。最も好ましくは、最も好ましいアニオンが過ホウ酸であることを示すp=1、q=3およびr=1。本発明によれば、過炭酸化合物はカチオンAn+、およびアニオンCO32-からなる塩から選ばれることが好ましい。これは、過炭酸がC−O−O基(後者は過酸化炭酸として知られている)を含まない。さらに、ペルオキソ硫黄化合物はペルオキソ一硫酸およびペルオキソ二硫酸から選ばれることが好ましい。過酸化金属化合物は、過酸化アルカリ土類金属化合物、特に過酸化カルシウムおよび過酸化マグネシウムから選ばれることが好ましい。有機過酸化物は、カルバミド過酸化物が好ましい。酸化ハロゲンは、二酸化塩素が好ましい。
【0016】
本発明によれば、Aはリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムから選ばれることが好ましく、かつナトリウムが最も好ましい。したがって、成分(a)は次亜塩素酸ナトリウムが最も好ましく、かつ成分(b)は過ホウ酸ナトリウムが最も好ましい。
【0017】
成分(a),(b)は、水の結晶として1またはそれ以上の水分子を含むことができる。しかしながら、成分(a)にとってその水溶液で用いられることが好ましい。成分(b)もまた水の結晶として1またはそれ以上の水分子、例えば一水和物、二水和物、三水和物および四水和物、を含むことができる。本発明によれば、両成分(a)および成分(b)の全ての水和物は使用できる。成分(a)または成分(b)が異なる多形体(同質異像)を起こす場合、全てのこれら多形体は本発明で用いることができる。透明度のために、成分(b)が例えば過ホウ酸ナトリウム・四水和物であるならば、化合物Na2BO3・4H2Oは現在のところしばしばNa2[B2(O22(OH)4]・6H2O;後者の化合物の一般名はペルオキシホウ酸ナトリウム・四水和物である、として規定されることを意味する。同様に、成分(b)が例えば過ホウ酸ナトリウム・一水和物であるならば、化合物Na2BO3・H2Oは現在のところしばしばNa2[B2(O22(OH)4]として規定されることを意味する。そのような化合物の命名法としてKirk-Othmer, Encyclopedia of Chemical Technology, 4th Edition, Volume 18, pages 202 - 229 (1996)が参照される。
【0018】
本発明によれば、酸素供与体安定化剤(c)は有機酸またはそれら(一価または多価)の薬学的に受容可能な塩からなる群から選ばれることが好ましく、無機塩、ここで塩のカチオンは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、または糖類からなる群から選ばれることが好ましい。
【0019】
有機酸は、キレート有機酸からなる群から選ばれることが好ましい。キレート有機酸は、1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を含むカルボン酸および1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を任意に含むポリカルボン酸から選ばれることが好ましい。
【0020】
択一的に、本発明に係る組成物の意図された使用に依存するが、キレート有機酸はここに言及によって取り込まれるUS 265.444に開示されているポリホスホン酸またはそれらの薬学的に受容可能な塩から選択されてもよいが、ポリホスホン酸は1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を含むカルボン酸、または1つ以上のヒドロキシおよび/またはEDTAのようなアミノ基を任意に含むポリカルボン酸と組み合わせて用いられることが好ましい。この発明出願において、ポリホスホン酸は少なくとも2つのPO32の一部または薬学的に受容可能なその塩を含む化合物として理解されるべきである。好ましくは、前記ポリホスホン酸は式Iまたは式IIのいずれかを有する。
【化1】

【0021】
ここで、xは0〜3の整数、k、m、n,oおよびpはそれぞれ単独に1〜4の整数である。好ましくは、xは2、k、m、n,oおよびpそれぞれ1または2である。
【化2】

【0022】
ここで、q、r、sおよびtはそれぞれ単独に0〜4である。好ましくは、q、r、sおよびtは0または1、最も好ましくは全てがゼロである。
【0023】
糖類は、好ましくは単糖類または二糖類である。好ましい例は、グルコース、フルクトース、サックロース、マルチトールおよびラクチトールである。
【0024】
本発明によれば、ポリカルボン酸は1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を含むことが最も好ましく、そのような酸は一般的にヒドロキシポリカルボン酸およびアミノポリカルボン酸として知られている。本発明に係る酸素供与体安定化剤の最適な例は、グルコン酸、エチレンジアミノテトラ酢酸(EDTA)、ニトリロトリ酢酸(または1,1’、1”−トリカルボキシトリメチルアミン)およびメチルグリシンジ酢酸またはそれらの塩である。本発明によれば、最も好ましい酸素供与体安定化剤(c)はグルコン酸ナトリウムである。
【0025】
本発明に係る組成物中の酸素供与体安定化剤(c)の量は、本質的である。本発明によれば、成分(c)に対する成分(b)のモル比は好ましくは0.1−5.0(b):1.0(c)である。より好ましくは、このモル比は0.3−3.0(b):1.0(c)、特に0.5−2.5(b):1.0(c)である。しかしながら、これらの比は組成物の意図する使用に依存する。さらに、本発明に係る組成物が歯手入れ製品の使用を目的とするならば、成分(c)に対する成分(b)のモル比は特に0.5−0.9(b):1.0(c)である。しかしながら、本発明に係る組成物がスキンケアー製品の使用を目的とするならば、成分(c)に対する成分(b)のモル比は特に1.0−3.0(b):1.0(c)である。一方、白色ゲルまたは漂白ゲルにおいて成分(c)に対する成分(b)のモル比はより高く、例えば4.0−8.0(b):1.0(c)、より好ましくは4.5−7.5(b):1.0(c)であることが好ましい。
【0026】
成分(a),(b)の比は、本発明によれば本質的である。US 6.017.515はそこに開示された調合が1−95重量%を含む成分(a)、好ましくは上に規定された1−50重量%の成分(a)から、1−95重量%を含む成分(b)、好ましくは上に規定された1−50重量%の成分(b)から準備することができ、好ましい成分(a),(b)の比はこれらの範囲が殆ど全て可能なモル比を網羅することを含むことを指定しない。US 6.017.515の例IIは、しかし成分(a),(b)の1:1の重量比を開示し、ここで成分(a)は4%の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液5mL(上に規定された成分(a)の好ましい例)を含み、かつ成分(b)は過ホウ酸ナトリウム四水和物(上に規定された成分(b)の好ましい例)3gを含む。後者は組み合わされた成分(a),(b)のモル比が1(b)に対して0.14(a)のオーダーであることを含む。しかしながら、本発明によれば成分(a),(b)のモル比は1(b)に対する0.14(a)より高く、より好ましくは0.15−0.50(a):1(b),さらに好ましくは0.20−0.4(a):1(b),特に0.25−0.35(a):1(b)であることが好ましい。
【0027】
本発明によれば、成分(a)は液体バインダと組み合わされることが好ましい。液体バインダは、特に前記成分(a)−(c)を分散させ、かつ組成物の安定性を増大するために用いられる。また、液体バインダは本発明に係る組成物の活性成分の濃度を調節するために用いられる。明らかに、液体バインダは追加的特性、例えば当業者にとってよく知られるシックニング特性、安定化特性、水結合助長特性を有する。これらの液体バインダは、好ましくは液体ポリオール、ゴムおよび高分子バインダから選ばれる。適切な液体ポリオールの例は、グリセロールおよびプロピレングリコールを含む。適切なゴムの例は、天然ゴムおよび改質された(半合成)ゴム、例えばアラビアゴム、アラビアゴム、カラヤ(caraya)ゴム、トラガカントゴム、キサンタンゴムおよびセルロースゴムを含む。適切な高分子バインダの例は、ポリビニルピロリドン、カゼインまたはその塩であり、ここで塩は周期律系のI族またはII族の金属を含む。本発明によれば、液体バインダはグリセロール、セルロースゴム、ポリビニルピロリドン、カゼインまたはその塩であることが好ましい。本発明によれば、組成物は組成物の総重量に対する計算で、1.0−80.0重量%、好ましくは1.5−75.0重量%、特に2.0−70重量%の少なくとも1つの液体バインダを含む。また特に、組成物がスキンケアー製品として意図するならば、組成物中の液体バインダの量は好ましくは組成物の総重量に対する計算で10.0−25.0重量%の範囲である。一方、歯手入れ製品においてその範囲は好ましくは組成物の総重量に対する計算で5.0〜70.0重量%である。
【0028】
発明者らは、歯手入れ製品、特に白色化製品においてキサンタンゴムが白色化活性に有益な効果を有することを驚くべきことに発見した。この好ましい典型例によれば、本発明に係る歯手入れまたは白色化製品は組成物の総重量に基づき0.05〜1.0重量%キサンタンゴムの範囲でキサンタンゴムを含む。発明者らは、理論によって縛られることを望まないが、キサンタンゴムはエナメルに歯手入れまたは白色化製品の改良された付着強度を供給することと信じる。市販製品が本発明に係る組成物と比較される、試験(例11参照)は本発明に係る歯手入れまたは白色化製品の優れた性能を証明した。
【0029】
しかしながら、組成物が医薬用途に意図するならば、液体バインダの量は好ましくは組成物の総重量に対する計算で5.0〜40.0重量%である。さらに、成分(a)は好ましくはバインダを含む水溶液で供され、前記水溶液は水溶液の総重量に基づく計算で25−75重量%、好ましくは35−65重量%のバインダを含む。
【0030】
また、本発明によれば組成物のpHは制御および活性成分、すなわち酸素の長い永続的な放出にとって本質的である。試験は、pHが4−8、好ましくは4.5−7.5、最も好ましくは5.0−7.5の範囲で好ましいことを明らかにする。
【0031】
本発明に係る組成物は、さらに医薬および化粧製品に一般的に用いられている香料のような物質、香気物質、シリカのようなフィラー、甘味料および薬味を任意に含むことができる。組成物は、チューインガムのような食料品のための一般的な添加剤であるヒドロキシアパタイトおよびフルオロアパタイトのような添加剤を含んでもよい。しかしながら、これらの物質の使用は組成物の意図する使用と同様に当業者によく知られるように成分(a)−(d)の特質から制限される。
【0032】
本発明は、本発明に係る組成物の調整方法に関し、カチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、mは1〜4、nは1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)が組み合わされる。
【0033】
成分(a)−(d)が組み合わされることによる順序は、本質的ではない。しかしながら、本発明によれば成分(a)が最初に成分(d)と組み合わされ、かつ成分(b)が最初に成分(d)と組み合わされることが好ましく、その後成分(a),(d)および成分(b)、(d)の混合物がそれぞれ組み合わされる。次いで、成分(c)が添加される。
【0034】
本発明に係る組成物は、特に医薬、化粧および食品の用途、特にシャンプー、日焼け止め、シャワーゲルのような化粧スキンケアー製品、抗ざ瘡製品、スキンスプレー、スキン鎮静薬、スキンフォームのような医薬スキンケアー製品、単純性疱疹ウイルスに起因される感染および損傷の処理用製品、乾疱状白癬および爪糸状菌症の処理用製品、乾癬、皮膚炎、爪糸状菌症および掻痒症、剥き出し外傷、火傷の処理用製品、上皮肥厚の阻害用製品、歯磨き、口腔調和剤、頭皮スプレーおよび白色化ゲルのような歯手入れ製品、および移植製品に適切である。本発明に係る組成物は、自己保存粘滑薬目薬の用途に適する。
【0035】
本発明に係る組成物は、また固体担体上に被覆することができる。
【0036】
本発明に係る組成物は、医薬および化粧調合のための保存剤として用いることができる。
【0037】
本発明に係る組成物は、特に、ここに言及することによって取り込まれるUS 2002/0012685に開示された柔軟な細片物質との組合せで白色化物質の一部として用いることに非常に適する。例えば、歯は白色化物質の層を柔軟な細片上に適用し、柔軟な細片を白色化される歯の前面および歯間の隙間空間に適合させることによって白色化することができ、ここで柔軟な細片は白色化物質を十分な期間、歯に作用させるために白色化物質に対する保護障壁として供する。明らかに、白色化物質は白色化すべき歯に適用でき、柔軟な細片の適用がこれに続く。
【0038】
本発明に係る組成物は、特に、その組成物が歯に適用する場合、その組成物の制御された放出に供する投与量形態または輸送のデバイスに用いることができる。そのような投与量形態および投与量デバイスは従来知られている。例えば、歯の局所的処理は特別な医薬が治療的に効果的な期間に処理場で管理され、かつ維持されることを要求する。しかしながら歯の効果的な処理は、下地表面に適切な治療行為が起こる前に唾液のような自然体流体が歯に適用される活性化合物を迅速に洗い流すかまたは希釈する理由で困難になる。口腔で、唾液や食する、話すおよび飲む行為は医薬輸送デバイスの有用性に限定されるいくつかの問題である。ゲルおよびペーストは生物学的接着キャリアーとして開発されているが、これらのタイプの製品は歯の処理のための十分かつ商業的に受容可能な医薬分配デバイスとして要求される重要な特性を表さない。これらの重要な特性は、水懸濁容易性、取り扱い易さおよび処理場への適用、最小外体知覚の和らげ、迅速な接着、処理場の保護および/または医薬の配送のための長期の滞留時間を含む。ゲルは、ここに言及することによって全て取り込まれる、例えばUS 5.192.802、US 5.314.915、US 5.298.258およびUS 5.642.749に開示されているが、唾液のような体流体がゲルを歯から速やかに洗い流すので、そのようなゲルは限られた滞留時間を有する。同様に、例えばUS 4.894.232およびUS 4.518.721に開示されている義歯接着ペーストは、唾液による速やかな溶解のために限られた滞留を有する。本発明によれば、それゆえ好ましいキャリアーデバイスは水溶性接着ポリマー、液体展色剤、ゲル化剤、皮膚軟化剤および本発明に係る組成物を含有する固体ステック組成物を含み、前記固体ステック組成物は歯に適用できる。そのようなキャリアーデバイスの有益さは、水溶性ポリマーが体流体、例えば唾液によってゆっくり溶解され、かつ本発明の組成物の活性成分が長時間に亘って歯に接触することである。本発明によれば、水溶性ポリマーは好ましくはセルロースエーテル誘導体、好ましくはメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースまたはそれらの混合物である。ゲル化剤は、好ましくはジベンジリデンアルジトールのようなアルジトール誘導体である。液体展色剤は、好ましくは3−6の炭素原子および2−6のヒドロキシ基を有する多価アルコール、例えば1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ソルビトールまたはそれらの混合物である。皮膚軟化剤は、C12−C24脂肪酸エステル、有機二酸の二エステル、短鎖脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ポリシロキサンまたは化粧およびパーソナルケアー産業で一般的に用いられる別の皮膚軟化剤であってもよい。ゲル硬化剤、フィラー、着色剤、防腐剤、乳化剤のような他の成分は、固体ステック組成物に同様に存在してもよい。
【0039】
本発明に係る組成物は、外傷および火傷の処理にまた適切である。本発明に係る組成物がこの目的に用いられるならば、好ましくは抗酸化剤を含む。抗酸化剤の好ましい例は、アスコルビルリン酸ナトリウムおよびクロマノール−3である。
【0040】
本発明は、請求の範囲によって授与される保護範囲を限定することを意図しない次の例によってさらに説明する。
【0041】
例1
過ホウ酸ナトリウムの量がpHの関数として減少したときの3つの組成物(表1参照)の速度を測定した。その結果を図1に示す。
【表1】

【0042】
結果は、高いpHで過ホウ酸ナトリウムの量が高い速度で減少することを示す。
【0043】
例2
過ホウ酸ナトリウム量が減少するときの速度に関する3つの組成物(表2参照)の酸素供与体安定化剤(c)の効果を測定した。結果は、図2に示す。結果は、成分(c)の添加が組成物の安定性に著しい効果を有する、すなわち活性成分が極めてゆっくりと放出することを証明する。成分(a)の添加は、成分(c)に起因する安定化効果に有害な影響を全く有さない。
【表2】

【0044】
例3
本発明に係るスキンケアー製品の組成物を表3に示す。
【0045】
表3
成分 スキン スキン スキン スキン スキン
(wt%) ケアー シャワー ケアー ケアー ケアー
シャンプー 芳香 スキン泡 スキン スキン
芳香 スプレー
水 73.55 66.33 68.96 77.23 71.96
成分(a) 1.65 1.65 1.65 1.65 1.65
成分(b) 0.29 0.29 0.29 0.29 0.29
成分(c) 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50
液体バインダ 15.24 15.14 15.60 14.39 20.60
洗剤 10.67 15.90 13.00 0.00 0.00
ポリアクリル
アミド 0.00 0.00 0.00 6.00 0.00
エタノール 0.00 0.00 0.00 0.00 5.00
【0046】
例4
本発明に係る歯手入れ製品の組成物を表4に示す。
【0047】
表4
成分(wt%) 白色化ゲル 歯ペースト 口腔調和剤
水 47.09 20.10 88.75
成分(a) 2.50 0.86 0.84
成分(b) 2.91 0.14 0.14
成分(c) 2.00 0.50 0.50
液体バインダ 40.00 62.78 8.88
洗剤 0.00 0.47 0.84
シリカ 5.50 15.00 0.00
エタノール 0.00 0.00 0.00
フッ化ナト
リウム 0.00 0.15 0.05
【0048】
例5
本発明に係る医薬用途の組成物を表5:Iは抗ざ瘡洗浄ローションであり、IIは単純性疱疹ウイルスに起因される唇の膨れ処理用組成物であり、IIIは乾疱状白癬および爪糸状菌症の処理用組成物である、に開示する。
【0049】
表5
成分 I II III
水 77.65 45.18 37.16
成分(a) 1.66 27.60 27.60
成分(b) 0.29 5.13 5.13
成分(c) 0.50 2.00 2.00
液体バインダ 10.00 11.59 28.11
洗剤 10.00 0.00 0.00
シリカ 0.00 8.50 0.00
例6
次の本質的な成分:64.61wt%水、9.24wt%成分(a),1.94wt%成分(b)、2.50wt%成分(c)、20.00wt%エタノールおよび2.20wt%液体バインダ、を含む火傷の処理用ゲル。診断試験は、ゲルが火傷の治療および組織培養で予期しない有利な効果を有することが明らかになった。
【0050】
例7
上に説明された本発明に係る製品は、β−ヘキソサミニダーゼRBL2H3分泌分析で試験した。この分析において、細胞は分析がなされる(48−ウエルプレート、2.5×105細胞/ウエル;フィシャーカタログ番号07−200−86)場合、それらが合流に接近するように置いた。置かれた後、試験(一昼夜以上)をなす前に少なくとも3時間おいた。細胞は、1.0μg/mL・IqEで3時間から一昼夜感作した。それから、過剰IqEは、揮尽(stimulation)前に除去され、かつ細胞はヒープス(hepes)を持つ細胞外緩衝剤で4回洗浄した。揮尽のために、0.1%BSAを含む細胞外緩衝剤で懸濁された800nq/mLDNP−BSAが添加した。上澄みの総体積は、500μLであった。インキュベーションは、次いで37℃で1時間なされた。制御されたウエルにおいて、200nmイオノマイシンおよび50nM PMAは37℃で1時間添加された。インキュベーションにつづいて、0.05Mクエン酸緩衝剤(pH4.5)中、37℃で1時間、1mMのp−ニトロフェニルN−アセチル−β−D−グルコサミンの200μLで培養された上澄みを50μL採取した。総β−ヘキソサミニダーゼ濃度の制御として、細胞は1%TritonX−100で溶解され、50μLの上澄みは前述したように除去され、培養される。両反応は、消滅され、0.05M炭酸ナトリウム緩衝剤(pH10.0)の500μLの添加によるインキュベーションが続く。各反応のODは405nmで読み取られる。クエン酸緩衝剤は、49,5mLの0.05Mクエン酸および50.5mLの0.05Mクエン酸三ナトリウム(pH4.5)から作った。炭酸ナトリウム緩衝剤は、60mLのNa2CO3および40mLのNaHCO3(pH10.0)から作った。この分析において、製品濃度は1.1−3.1および10mg/mLで実験した。細胞毒の効果は、細胞死/溶解の結果としてβ−ヘキソサミニダーゼ(抗原誘導細胞での観測よりも非常に高く)の非常に高い放出として観測された。
【0051】
例8
本発明に係る製品は、化学ルミネッセンス分析で試験した。製品はPMN’S(多形核好中球)にとって細胞毒であった。
【0052】
例9
本発明に係る製品は、補体分析(古典的活性化経路および活性化副経路)で試験した。古典的活性化経路:抗体で被覆された羊赤血球はヒト血清に接触し、それによって補体系の活性化第一経路を活性化する。製品は、補体活性を抑制する。活性化副経路:ウサギ赤血球はヒト血清と接触され、それによって活性化副経路を活性化する。ヘモグロビンの放出量は、イライザ(ELISA)−読み取り機を用いて測定した。補体系の活性化副経路の抑制が観測された。
【0053】
例10
本発明に係る製品は、ヒト着生単一分子細胞がLPS(リポ多糖)で活性化されるTNF−α分析で試験した。この試験で放出されたTNF−αはイライザによって測定した。試験後、細胞死はMTTを用いて測定した。いくつかの揮尽が観測された。
【0054】
例11
表4の白色化ゲルのために開示された配合物に係る白色化組成物、ここで液体バインダ組成物はキサンタンゴム0.5重量%(組成物の総重量に基づく)、はインビトロ歯白色化試験で評価された。2つの市販製品、すなわちコルゲート−パルモリブ社(www.colgatesimplywhite.com参照))のシンプリイホワイト(商標登録)およびプロクター・アンド・ギャンブル社(www.crest.com参照)のクレスト(商標登録)ホワイトストリップ(商標登録)もまた評価された。
【0055】
図3および図4は、時間の関数(ΔL−データは明暗間の差に対する測定であり;ΔE−データは合計差に対する測定であり;コミッション・インテーナショナル・デ・エル’エクライライジ(CIE);E. Dybizbanskiら、 M. Kacprzakら、 I StruzyckaらおよびA. Kwiatkoswkaら、Research presented at the 81st General Session of the IADR, June 25 - 28, 2003参照)としてデータL−値およびデータE−値をそれぞれ示す。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】記載なし
【図2】記載なし
【図3】記載なし
【図4】記載なし

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、m=1〜4、n=1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)を含む安定化液体酸素放出組成物。
【請求項2】
成分(b)は、過ホウ酸金属化合物、過酸化金属化合物、過炭酸金属化合物、過硫酸金属化合物、過燐酸金属化合物、ここで金属はアルカリ金属またはアルカリ土類金属である、酸化ハロゲン化合物、過酸化水素および有機過酸化物からなる群から選ばれる酸素供与体から選ばれる請求項1記載の組成物。
【請求項3】
成分(b)は、過ホウ酸金属化合物、過炭酸金属化合物、過酸化金属化合物、過酸化水素、酸化ハロゲン化合物および有機過酸化物からなる群から選ばれる請求項1または2記載の組成物。
【請求項4】
前記過ホウ酸金属化合物は、カチオンAn+、および一般式[Bpqr-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、p=1〜4、q=1〜8、r=1〜3である、によるホウ酸から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる請求項3記載の組成物、m=1、請求項1または2記載の組成物。
【請求項5】
前記過酸化金属化合物は、過酸化カルシウムまたは過酸化マグネシウムである請求項3記載の組成物。
【請求項6】
前記酸化ハロゲン化合物は、酸化塩素である請求項3記載の組成物。
【請求項7】
p=1、q=2または3、およびr=1、請求項4記載の組成物。
【請求項8】
p=1、q=3、およびr=1、請求項7記載の組成物。
【請求項9】
成分(c)は、有機酸、その塩および糖類からなる群から選ばれる請求項1〜8いずれか記載の組成物。
【請求項10】
前記塩は、無機塩である請求項9記載の組成物。
【請求項11】
前記塩のカチオンは、元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属である請求項9または10記載の組成物。
【請求項12】
前記有機酸は、キレート有機酸の群から選ばれる請求項9〜11いずれか記載の組成物。
【請求項13】
前記有機酸は、1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を含むカルボン酸および1つ以上のヒドロキシおよび/またはアミノ基を任意に含むポリカルボン酸から選ばれる請求項9〜12いずれか記載の組成物。
【請求項14】
前記ポリカルボン酸は、ヒドロキシポリカルボン酸またはアミノポリカルボン酸である請求項13記載の組成物。
【請求項15】
成分(c)に対する成分(b)のモル比は、1.0(c)に対し0.1〜5.0(b)である請求項1〜14いずれか記載の組成物。
【請求項16】
成分(b)に対する成分(a)のモル比は、1.0(b)に対して0.14(a)以上である請求項1〜15いずれか記載の組成物。
【請求項17】
組成物は4〜8の範囲のpHを有する請求項1〜16いずれか記載の組成物。
【請求項18】
液体バインダは、液体ポリオールおよびゴムからなる群から選ばれる請求項1〜17いずれか記載の組成物。
【請求項19】
前記液体ポリオールがグリセロールである請求項18記載の組成物。
【請求項20】
前記ゴムがセルロースゴムである請求項18記載の組成物。
【請求項21】
前記組成物は、1.0〜80重量%の少なくとも1つの液体バインダを含む請求項1〜20いずれか記載の組成物。
【請求項22】
カチオンAn+、および一般式[OmX]-、ここでAは元素の周期律系のI族またはII族から選ばれる金属、Xはハロゲン原子、mは1〜4、nは1または2である、によるハロゲン酸化物から誘導されるアニオンからなる塩から選ばれる成分(a)、酸素供与体の群から選ばれる成分(b)、酸素供与体安定化剤の群から選ばれる成分(c)および液体バインダの群から選ばれる成分(d)が組み合わされる請求項1〜21いずれか記載の組成物の調製方法。
【請求項23】
請求項1〜22いずれか記載の組成物を含む医薬または化粧の調剤品。
【請求項24】
前記調剤品は、スキンケアー製品、歯手入れ製品または移植製品である請求項23記載の医薬または化粧の調剤品。
【請求項25】
請求項1〜22いずれか記載の組成物を含む食料品。
【請求項26】
前記食料品がチューインガムである請求項25記載の食料品。
【請求項27】
医薬または化粧の調剤品または食料品の請求項1〜22いずれか記載の組成物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−515881(P2008−515881A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−535623(P2007−535623)
【出願日】平成17年10月7日(2005.10.7)
【国際出願番号】PCT/NL2005/000728
【国際公開番号】WO2006/038802
【国際公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【出願人】(507116905)エヌジーイーエヌ・ファーマソーティカルズ・エヌ.ブイ. (2)
【Fターム(参考)】