説明

安眠を促進する作用を有する組成物及びそれを含有する飲料

【課題】 うつ病という、場合によっては、自殺という悲劇的な状況に至るのを未然に回避する為に、良く眠れないとい人にとって、安眠を促進する飲料、低アルコール飲料を提供する。
【解決手段】 うつ病の症状の一つである不眠症の前兆的症状であるところの、良く眠れないという状態を医薬品に頼ることなく改善する。薬草から抽出された安眠を促進する作用を有することを特徴とする組成物。薬草抽出物を含有することを特徴とする飲料または低アルコール飲料。薬草として、アマチャズル(茎・葉)、ウスバサイシン(根・根茎)、シソ(葉)、トウキ(根)のいずれか一種または複数種を用いる抽出物および、飲料または低アルコール飲料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、うつ病の前兆的症状の一つである「良く眠れない」という症状を改善する飲料、低アルコール飲料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代社会は、高度情報化社会、高齢化社会、実力主義社会等々、いろいろと表現されるように、一例として、会社内では、成果主義が導入されているように、いろいろとストレスの蓄積される環境になってきており、実際、自殺者も年間3万人を超えるという悲劇的な一面を有する社会になってきた。そして、その中には、うつ病であったり、うつ病であることを認知することなく死に至る人も多い。うつ病と診断された経験のある人は、日本人では、成人の10%〜20%とされているが、うつ病と診断される機会を持たなかった人を含めるとその数は、さらに大きいものと推察される。ところで、うつ病に至る前の前兆的症状としては、まず、不眠に悩まされる人が多い。これは、うつ病になる人は、気まじめな人が多いとされ、それらの人は、仕事上の悩みについて、深刻に考えすぎる傾向があるからである。そこで、うつ病に至るのを未然に防ぐには、まず最も多い前兆的症状である、よく眠れないという症状を少しでも改善することが、肝要である。
【0003】
睡眠を促進させる効果について、言及した技術については、特開平6−65068号公報(特許文献1)には、β−カロチンを有効成分ストレス発生の初期段階である中枢神経に作用し、ストレスを根本から予防・軽減する組成物としてとしてなる抗ス肉体的および/または精神
的刺激に起因する疲労を抑制または軽減するための組成物、機能性食品または飲料が開示されている。
【0004】
特開平8−38075号公報(特許文献2)には、マルトデキストリン及びポリデキストロースの一方から選択されたキャリヤーを含む原料であって、少なくとも、前記原料の前記キャリヤー部分においてフラッシュ・フロー条件を形成するのに必要な熱量を減少させるのに十分な量のフルクトースを添加することにより変性した原料をフラッシュ・フロー条件にさらすことにより調製した価値の高められた剪断成形品を含むことを特徴とする食料品であって、鎮咳剤、抗ヒスタミン、充血除去剤、アルカロイド、ミネラル補足剤、下剤、ビタミン剤、制酸剤、イオン交換樹脂、抗コレステロール剤、抗脂質剤、抗不整脈剤、解熱剤、鎮痛剤、食欲抑制剤、去痰剤、抗炎症剤、冠状動脈拡張剤、大脳拡張剤、末梢血管拡張剤、抗感染剤、向精神
薬、抗躁病剤、興奮剤、胃腸薬、鎮静剤、止しゃ治療薬、抗咽喉痛薬、血管拡張剤、抗高血圧剤、血管収縮剤及び偏頭痛治療薬、抗生物質、精神
安定剤、抗精神 病薬、抗腫瘍剤、抗凝固剤及び抗血栓薬、催眠薬、抗吐剤、抗嘔気剤、抗痙攣剤、神経筋薬、高及び低血糖剤、甲状腺及び抗甲状腺治療薬、利尿剤、鎮痙薬、子宮弛緩剤、ミネラル及び栄養補給剤、抗肥満薬、同化薬、エリスロポイエチン剤、抗喘息剤、咳抑制剤、ムコリチック剤、抗尿剤及びそれらの混合物から成る群から選択される食料品が開示されている。
【0005】
特開平5−331073号公報(特許文献3)には、マルトデキストリン供給原料のフラッシュ・フローを誘発する条件を施された該マルトデキストリン供給原料を含み、それによって該供給原料から物理的または化学的に変更された構造を有するサッカライド基剤マトリックスを含む医薬品であって、活性成分が、鎮咳薬、抗ヒスタミン薬、うっ血除去薬、アルカロイド、無機助剤、緩下薬、ビタミン、制酸薬、イオン交換樹脂、抗コレステロール薬、抗脂質薬、抗不整脈薬、解熱薬、鎮痛薬、食欲抑制剤、去痰薬、抗炎症物質、冠拡張薬、大脳拡張薬、末梢血管拡張薬、抗感染剤、向精神
薬、抗躁病薬、刺激薬、胃腸薬、鎮静薬、下痢止め薬、抗狭心症薬、血管拡張薬、抗高血圧症薬、血管収縮薬および片頭痛治療薬、抗生物質、トランキライザー、抗精神
病薬、制癌薬、抗凝血薬および抗血栓薬、催眠薬、鎮吐薬、抗催吐薬、抗痙攣薬、神経筋薬、高血糖症および低血糖症薬、甲状腺および抗甲状腺薬、利尿薬、鎮痙薬、子宮弛緩薬、無機および栄養添加剤、抗肥満薬、同化薬、赤血球生成薬、抗喘息薬、咳抑制剤、粘液溶解薬、抗尿酸血症薬並びにそれらの混合物から成る群より選択される医薬品および食品が開示されている。
【0006】
特開平5−194247号公報(特許文献4)には、効果的にモノアミンオキシダーゼを阻害し、大脳を活性化させる部位または量の黒すぐりの液若しくは濃縮液またはこの乾燥抽出物を薬剤上または経口で使用できる担体または希釈剤と共に投与する段階からなり、モノアミンオキシダーゼを阻害し、大脳の活動を活性化させ、精神状態を向上させ、さらには、経口投与した際に必要とするヒトにおける神経が変性する病気の予防及び治療に使用するのに適当な薬剤組成物の調製方法、およびその組成物が薬剤、食物、または低カロリー食の組成物の形態であり、希釈剤若しくは担体が特別なタイプの組成物に適用される、または該組成物が錠剤、塗布された錠剤、シロップ剤、強壮剤、若しくは飲料混合物の形態でる組成物が開示されている。
【0007】
特表2003−533547号公報(特許文献5)には、タンパク質結合トリプトファンを含有する植物源由来の少なくとも部分的に脱脂されたミールと、生理学的に許容し得る希釈剤又は担体とを含有してなる組成物、植物源が種子(種子がバターナットカボチャの種子、ペッパーコーン・スクワッシュの種子、カボチャの種子、ヒラマメの種子、ヒマワリの種子、亜麻の種子、スイカの種子、カキネガラシ(sisymbrium)属植物の種子、綿実、ゴマ、カノーラの種子、マツヨイグサの種子、ベニバナの種子、アルファルファの種子、大麦、大豆及びこれらの組み合わせからなる)である組成物であって、睡眠を必要としている人の睡眠導入用の医薬組成物が開示されている。
【0008】
特表2003−533547号公報(特許文献6)には、1.(a)遊離酸として計算して約13.0〜約27.5重量%の、リノレン酸およびその生理的に加水分解されかつ薬理学上許容され得る誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物、および(b)遊離酸として計算して約87.0〜約72.5重量%のリノール酸およびその生理的に加水分解されかつ薬理学上許容され得る誘導体からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を含む、哺乳類に記憶の増大、鎮痛、睡眠調節および老化現象の抑制から選ばれる少なくとも1つの有益な作用を与えるための組成物が開示されている。
【0009】
特開2001−95665号公報(特許文献7)には、繭玉に百キョウ蚕のエキスを付着させておくとともに、ペニー真綿に冬虫夏草、鹿茸、牛黄、田七、および、杜沖のエキスを付着させておき、前記繭玉をきざんで形成した繭玉チップと前記ペニー真綿、および、くるみ真綿とを組み合わせ、これらをポリウレタンが混合されたシルクガーゼからなる中間袋に収納し、この中間袋を、シルク紬地の第1のカバーに収納した後に、サテン綿地の第2のカバーに収納してなることを特徴とする睡眠用パットが開示されている。
【0010】
特開平8−143465号公報(特許文献8)には、代謝の失調(異常肥満、衰弱、アシートシス、フエノル尿症、高血圧、心肝腎臓機能異常)、造血及び血液異常、呼吸障害、消化系障碍、神経精神障害、自己免疫反応、免疫機能不全、遺伝子の突然変異を起こすことから、この度更にいままで医学界及び生物界で知られていない治療法を発明した。これは慢性疾患を治るために頸椎を丈夫にすることが極めて重要な意義を持つことである。即ち、頸部の発達は健康のもとである。この意義で、頸部を発達させられるすべての方法は保健及び治療に用いられる。まだ、現在に有効と認められて、そのメガニズムがいままで解明できない運動医学及び東洋医学の気功、鍼、灸、マッサージ、漢方薬の作用機序もすべて推骨動脈の機能回復にあり、椎骨動脈の機能は漢方医学における`気’に相当すると考え、これは病気が`気’の病である漢方医学の発想に科学的な裏付けを与えたのである。上肢の運動は上半身及び、頸部の発達になるので、病気の予防と治療に不可欠の一環である。反対に、成人病の主な原因の一つは、上肢の運動が不充分によるのである。現在西洋医学に使われている多くの方法は、例えば、化学物質の投与、癌の手術(脳などの重要な器官の機能に影響を及ぼす場合は別論)或は放射線治療、完全臥床の療養、精神病の化学治療、膠原病のホルモン療法などの対症療法は短い目で見れば、少し効果があるものの、長い目で見れば、これらの方法は頸椎の機能を弱める作用があるため、患者に害を与え、治療の反対効果しか果たさないことである。癌、エイズとそのため多くの難病は治れないのではなく、いままでの治療法が間違っているからである。例えば、リューマチや膠原病の副腎皮質ホルモン療法という対症療法の結果、患者の頸椎脱臼による死亡に至る例がよく見られるが、現在までは西洋医学の間違いとして、依然問われていない状態である。椎骨動脈調節論は脊推動物の生命すべての現象を説明できる。今度はその調節の原理について請求する。椎骨動脈調節の原理は主に大脳皮質及び視床とその周辺の嗅脳辺縁部のコントロールのもとでオリーブ核及び迷走神経の調節にある。オリーブ核から副神経が出て、頸部の筋肉を支配する。オリーブ核のある程度の興奮によって頸部の筋肉の緊張を与え、頸椎の各関節を正しい位置に維持し、椎骨管の及びその中にある椎骨動脈の正常な機能を維持する仕組みになっている。このオリーブ核の興奮性は更に中枢及び外周の両方からの支配及び刺激によって維持するのである。中枢及び外周の両方とも興奮と抑制作用を果たせる。長期間に渡る煩悩、ストレス、恐慌などはオリーブ核の興奮性を抑制し、講演会、コンサート、音楽などの気持ちよいことはオリーブ核の興奮性を増強する。外周からの刺激にも悪性と良性のものがあり、過労、痛み、過量な化学あるいは物理学的刺激(高温、低温、光、熱)は悪性、
適当な運動、適量な化学あるいは物理学的刺激(マッサージ、鍼、灸、低エネルギーレーザ照射、皮膚刺激剤)などは良性刺激であり、これらの刺激は神経伝達を通じて、脳に伝えると同時に、オリーブ核の興奮性を抑制したり、増強したりし、上述したオリーブ核、副神経、頸部筋肉、椎骨管、椎骨動脈のルートで生命中枢である脳幹の機能を調節する。即ち、椎骨動脈の正常な脳幹供血が少し低下したら、脳幹が二酸化炭素の分圧が上がり、迷走神経核、青斑核、などの脳幹神経核が興奮し、迷走神経を通じて、呼吸、心拍、血圧、免疫力を向上させて、脳幹供血の回復を図る。しかし、椎骨動脈の異常に脳幹供血が低下する場合、高血圧、心臓病、腎炎、肝炎、喘息、自己免疫病、痛み、精神及び神経異常などを起こし、その供血が更に不十分になると、低血圧、重症腎病、肝臓病、肺疾患、心筋梗塞、免疫機能不全、アルツハイマー病、多器官機能失調(MOF)、植物人間、脳死などの重症が現れる。椎骨動脈調節は速相調節と緩相調節に分けられる。速相調節は機能レベルの調節で、運動やストレス、急性伝染病(風邪など)の場合のように数秒間から、数日間まで、生命活動に必要に応じての調節と考えられ、主に神経反射調節によって行う。抗生物質注射や点滴注射、硝酸クリセリン救急、ホルモン療法、漢方薬の解表薬(葛根湯など)、マッサージ、鍼、灸などの治療行為は主にこの調節を助ける。緩相調節は主に年齢の変化、上肢の運動不足、頸部損傷、長期間ストレスに応じての構造レベルの変化である。癌、白血病、骨髄悪性増殖症、植物神経異常症、異常肥満、異常衰弱、膠原病、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、系統性紅斑狼瘡(SLE)、筋ジストロフイーなどの代謝病疾患、自己免疫性疾患、遺伝性疾患、慢性伝染病(AIDS,B型肝炎など)の場合、頸部脊椎の結合の疏松(構造異常)によって起こる。ビタミン療法、ミネラル療法、休養療法、食事療法、漢方の補陰法などが代謝の改善によってこの調節を助ける。数多くの成人病の起因はいずれも頸部脊椎の結合の疏松を前題としている。この前題とあわせて、局所の組織や器官が特別機能が弱いか、あるいはそこへの刺激が強すぎる場合、その所に目立つ病気になる。治療に当たっては、そこだけ治療しょうとする西洋医学の方法は当然効果があまり収められないか、または、一時的に効果が有るものの、根治できないのである。例えば、頸部脊椎の結合の粗松の状態はすでに、癌の誘発期に入っていると考えられ、しかし、どんな種類の癌になるかはその人の生活スタイルやストレスの強さによって決める。タバコを沢山吸う人は肺癌、酒を沢山飲む人は肝癌、塩っぽいものを沢山食べる人は胃ガン、子宮によく炎症ある人は子宮筋腫に成り易いのである。本発明では、治療に当たって、第一に考えるべきことは頸部脊椎の強化とその生活スタイルの訂正とストレサーの除去にある。疑難疾患の治療、又は、椎骨動脈調節を強化するための保健は食品添加、健康食品、漢方薬、ドリング、薬品などの形でカルシウム、ゼラチン、鹿茸を中心にそれぞれの対症薬品、例えばミネラル、ビタミン、血液循環促進剤などと合わせ、更に充分な上肢の運動を行うことによって、いままで根治療法のないと言われている癌、肉腫、エイズ(AIDS)、パーキンソン病(Parkinson’s Disease)、ミトコンドリア筋脳症、精神病、消化管出血性潰瘍、白血病、血友病、フアンコニ貧血(Fanconi’s animia)、骨髄悪性増殖症、植物神経異常症、頭痛、偏頭痛、腰痛、異常肥満、異常衰弱、慢性腸炎、慢性腎炎、慢性肝炎、肺気腫、心臓病、膠原病、糖尿病、系統性紅斑狼瘡(SLE)、筋ジストロフイー、脳死、植物人間などのすべての代謝性疾患、免疫異常性疾患、遺伝性疾患、伝染病をかなり程度の予防と治療が図られる。例えば、燐酸カルシウム(或は骨粉、鶏殻、卵殻、竜骨、虎骨、亀板、牡蠣、石膏、滑石など)10グラム(g)、ゼラチン(或は阿膠、膠、皮、豚手、鶏手、豚耳、熊足、牛筋など)10g、鹿茸、霊芝、紅花、熟地、何首烏、冬虫夏草、薬用人参、黄蓮、麦門冬、伏苓、甘草
それぞれ2g、大棗10個、以上の薬物を粉にし、蜂蜜で練り、丸薬で日2−3回飲むという処方は、上述のすべての疾患に効果がある。もちろん人によって、病気によって加減すれば(例えば癌、エイズの場合、虎杖、大青葉、柴胡、百合各3gを加える)効果が向上でき、食療法、尿療法、ビタミン療法、マッサージ、鍼、灸などの他の多くの漢方療法、運動療法(特に手の運動)はこれと相加ないし相乗効果がある。いずれの治療法にしてもカルシウムとゼラチンは健康の基本であることを念頭におかなければならない、慢性病、成人病を直すにはなくではならない特効薬である。鹿茸及び他の多くの生薬、または上述した数多くの補助療法はカルシウム、ゼラチンの吸収、利用を促進する役割を果たすものであることが開示されている。
【0011】
特開2002−3391号公報(特許文献9)には、エゾウコギ(学名
Acanthopanax senticosusharms)の抽出物を有効成分として含有する組成物。および、ストレス性の胃潰瘍、急性腸炎、円形脱毛症、不眠症、イライラを治療しかつ予防薬として用いることができ、脳内モノアミン及びその関連物質濃度に影響を及ぼして小人症の治療、Well
being(情動、意欲)、短期記憶能力を高めたり活動量のバランスをとる効果、パーキンソン病や注意力不足活動過多症(ADHD)の予防や治療に効果を有し、特にストレス性の胃潰瘍に関してはその作用機構の明らかである組成物またはエゾウコギの抽出法が開示されている。
【0012】
特開2003−334032号公報(特許文献10)には、古来の食品由来の天然物を主成分とする組成物であり、鎮静、鎮痛、催眠、消炎、利尿、抗痙攣、抗疲労、抗ストレス、精神安定、神経強壮、脳機能正常化、血圧降下の何れか又は複数の作用を有する複数成分を配合して、その相乗効果を高めたものである。具体的には、酸棗仁、合歓花、五加参、真珠母、夜交藤、百合、烏霊参、霊芝、冬虫夏草、纈草、蛤蟆油、菩提樹のエキスを有効成分とすることを特徴とする健康補助食品が開示されている。
【0013】
これらの文献に開示されている組成物は主として不眠解消の薬理的効果を狙ったものであり、基本的にかなり睡眠症状が病的段階に達し、それを解決するために、主として医薬用途として供されるものである。
【0014】
また催眠の薬理効果を有する化学物質としては、ジフェンヒドラミンまたはその酸付加塩、エント-ステロイド、3,7−ジチアプロスタン酸誘導体、7−ヘテロ−ビシクロ[2.2.1]−ヘプタン類、デヒドロエピアンドロステロン、1−アルコキシ−(2−アシルアミノエチル)ナフタレンの誘導体、N-アルキル-3-フェニル-3-(2-ハロフェノキシ)プロピルアミン類、4−アミノメチル ピペリジン誘導体、イミダゾジアゼピン誘導体類、ナフチルオキサゾリドン誘導体等が知られている。
【0015】
また、セロトニン(5−HT)については、少なくとも7つの異なる型のリセプターがクローン化されているが、それらの内の幾つかについての機能レベルでの理解は、現在のところはかなり限定されている。それにもかかわらず、脳に存在する5−HT2 リセプターの2つのサブタイプである、5−HT2Aと5−HT2Cについては、これらが特に気分の制御(J.F.W.Deakin,
Pharmacol. Biochem. Behav., 29, 819-820, 1988 )や、食欲(G.A.Kennett et al., Eur. J.
Pharmacol.,164, 445-454, 1989)、睡眠
(C.Dugovic et al.,
Psychopharmacology, 97, 436-442, 1989 )、性的行動(H.H.G.Berendsen et al., Psychopharmacology, 101, 57-61, 1990)、運動能力(G.A.Kennett and
G.Curzon, Psychopharmacology, 96,93-100, 1988 )及び心血管機能(I.K.Anderson et al., Br. J.
Pharmacol., 107, 1020-1028, 1992)のような幾つかの生理的機能の調節にも関係しているという充分な徴候が存在する。従って、動物では、5−HT2Cリセプターの活性化は、例えば運動能力の低下(I.Lucki et al., J. Pharmacol. Exp. Ther.,249, 155-164, 1989)や食物摂取量の低下(S.J.Kitchener
and C.T.Dourish, Psychopharmacology, 113, 369-377, 1994 )を引き起こすと思われるが、動物又はヒトでは、5−HT2A/2C リセプターに対する拮抗が、抗不安効果(G.A.Kennett et al., Eur. J. Pharmacol., 164, 445-454, 1989;
D.L.S.Ceuleumans etal., Pharmacopsychiatry, 18, 303-305, 1985)、抗うつ効果(F.Jenck et al., Eur. J. Pharmacol., 321, 223-229, 1993)及び抗精神分裂病効果(D.L.S.Ceuleumans et al., J. Pharmacol. Exp. Ther., 85, 329-332, 1985)に関係している。更に、5−HT2A/2C リセプターのブロッキングは、抗精神病薬のクロザピン(clozapine )の非定型性に関係していることが知られている。(A.Y.Deutch et al.,Schizophrenia, 4, 121-156, 1991)。
【0016】
しかし、現在は医師から処方される睡眠薬は、脳の中のベンゾジアゼピン受容体に結合して、睡眠をもたらすお薬がほとんどである。まれに、バルビツール酸系(イソミタール)や尿素系(ブロバリン)の睡眠薬が処方されることがありまるが、このお薬は効き目がすぐに弱まる欠点や依存(薬に頼ってしまい、なかなか薬を止めがたくなること)が強いので、使用されることがまれとなっている。また、アルコ−ルとの関係に注目してみると、アルコ−ルを睡眠薬の代わりに使用するとベンゾジアゼピン系の睡眠薬の効果が弱まります。特に、アルコ−ルと睡眠薬を同時に使用することは、厳につつしむことが必要である。
【0017】
さらに、アルコールを少量でも毎日、晩酌や睡眠薬代わりに飲んでいると、人の体は、アルコールによる脳の抑制が続き、何とかしてその抑制を少なくするように働く。それが耐性の増加という現象であるが、この耐性が認められるようになったとき、風邪をひいたり、職場の当直であったりなど、何らかの理由で飲酒できないことが発生する。そうすると、日頃はアルコールによって脳幹網様体賦活系を抑制していたものが働き、その時、1から数日の一過性の不眠が認められる。もちろん、不眠の程度は1日当たりの飲酒量が多いほどひどくなる。このような不眠が出現するようになった場合、悪夢を訴える人が多くなる。では、飲み続ければ不眠を回避できるかという事になるが、残念ながら耐性という現象が出現するかぎり、以前より飲酒量を増さなければ不眠が出現する。量を増やせばしばらくは眠れるが、耐性が出現して不眠が出る。このように、アルコールの量を増やすと、不眠のイタチゴッコをずっと続けることは不可能となり、飲んでいてもいつも不眠症という事態がいつかは生じることになる。アルコール飲酒が、睡眠薬の役割を果たせなくなる。アルコール依存症になると、この不眠の程度がさらにひどくなり、深い睡眠にほとんど入れなくなり、夜中に何回も目を覚ます中途覚醒が多くなる。アルコール飲酒が睡眠薬の役割を果たせにくいことがわかっていても、以前のような深い睡眠を求めて、見果てぬ夢を追い続けることになり、アルコール依存症がますます悪くなる悪循環のパターンに入ってしまう。アルコールを断っても、すぐには良い睡眠はとれない。断酒して数週間後の睡眠を調べた結果では、深い睡眠の出現率が低く、眠りが浅く、目覚めやすいという結果がでている。この睡眠障害の程度と、大脳皮質の萎縮の程度と関連するとも言われており、アルコールによって脳がこわされる時に、睡眠を調節している機構も被害を受けるとされている。どれだけの期間、断酒を継続すれば元の睡眠に戻るか、はっきりしたデータはないが、断酒3カ月ぐらいで良く眠れるようになりましたという人もいるが、1年ぐらい都合が悪いという方もアルコール外来で見受けられる。個人差があるが、断酒を継続しておれば、次第に眠りやすくなるのは確である。
【0018】
しかしながら、うつ病の症状の一つである不眠症の前兆的症状であるところの、良く眠れないという状態を医薬品に頼ることなく、日常的飲食品である飲料あるいは低アルコール飲料によって、改善せしめることは開示されていない。
【特許文献1】特開平6−65068号公報
【特許文献2】特開平8−38075号公報
【特許文献3】特開平5−331073号公報
【特許文献4】特開平5−194247号公報
【特許文献5】特表2003−533547号公報
【特許文献6】特表2003−533547号公報
【特許文献7】特開2001−95665号公報
【特許文献8】特開平8−143465号公報
【特許文献9】特開2002−3391号公報
【特許文献10】特開2003−334032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明は、上記のような日本の深刻なる社会情勢と、うつ病という、場合によっては、自殺という悲劇的な状況に至るのを未然に回避する為に、良く眠れないとい人にとって、安眠を促進する飲料、低アルコール飲料を提供しようとするものである。ここで、飲料とは、茶系飲料、炭酸系飲料、果汁含有飲料、スポーツドリンク、乳性飲料類等のいわゆる清涼飲料全般を意味し、低アルコール飲料とは、アルコール含有量1%以上、10%未満のものであつて、具体的には、チューハイ、サワー、リキュー類、カクテル、その他雑種等を意味する。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明者は、上記目的を達成すべく、鋭意研究した結果、飲料あるいは低アルコール飲料に、安眠を促進する薬草の作用・効果に注目し、適切な薬草を選択し、薬草抽出物を含有した飲料あるいは低アルコール飲料を提供するに至った。
【0021】
薬草から抽出物を得る方法は、以下のように行う。すなわち、好ましくはエタノールと蒸留水で順次抽出したエキスもしくは熱水で抽出したエキスを用い、エタノールと蒸留水で順次抽出する場合さらに好ましくは100%エタノール、50%エタノール、蒸留水で順次抽出した後混合したエキスを用いる。また、熱水で抽出する場合はさらに好ましくはキノコを約10倍量の60℃の熱水中に入れ、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをキノコ抽出液とする。さらには、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後必要に応じて蒸留水に溶解して用いてもよい。熱水による抽出法によって、エタノールと水による抽出法と同様の効果をより容易な方法で得ることができる。
【0022】
すなわち、本発明は、下記の構成を要旨とする飲料、および低アルコール飲料、並びに、それを飲用することによる安眠を促進する方法に関するものである。
(1)薬草から抽出された安眠を促進する作用を有することを特徴とする、組成物。
(2)安眠を促進する作用を有する薬草の抽出物を含有することを特徴とする、飲料または低アルコール飲料。
(3)薬草として、アマチャズル(茎・葉)、ウスバサイシン(根・根茎)、シソ(葉)、トウキ(根)の一種または複数種を用いることを特徴とする、抽出物および、飲料または低アルコール飲料。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、安眠を促進する作用・効果を有する飲料あるいは低アルコール飲料を提供でき、これらを適量、就寝前に飲むことにより、安眠を得ることができ、うつ病の前兆である良く眠れない状態を回避することができ、うつ病になることを予防できる。これは、現代の日本社会において、うつ病による自殺者、うつ病とは認知されなかった自殺者が少なくとも1万人以上発生していることを考えると、この製品がもたらす社会的役割は非常に大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明において薬草抽出物を得る方法としては、例えば、薬草100gを粉砕し、約10倍量の60℃の熱水中に入れ、必要に応じ適量のセルラーゼを添加し、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを薬草抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調整し、安眠促進の作用効果を確認するための試料とする。この薬草抽出物を、飲料あるいは低アルコール飲料1L当り、1g〜10g含有することが望ましい。薬草として、アマチャズル(茎・葉)、ウスバサイシン(根・根茎)、シソ(葉)、トウキ(根)のいずれか一種または複数種を用いることが望ましい。これら、飲料を就寝前に100ml〜500ml飲むことが望ましい。
【実施例】
【0025】
以下に本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
【0026】
薬草の適部の粉砕乾燥物について、各々、100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを薬草抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調製した。
【0027】
[実施例1]
次のような処方にて、レモン飲料を調整した。砂糖50g、クエン酸1g、レモン香料2g及び、薬草抽出液タイプ1を5gに対し、精製水で全量を1000gに調整した。また、低アルコール飲料は、市販甲類焼酎(アルコール25%)を200g、砂糖50g、クエン酸1g、レモン香料2g及び、キノコ抽出液タイプ1を5gに対し、精製水で全量を1000gに調製した。
【0028】
それぞれの薬草抽出液タイプ1を含有する飲料について、良く眠れないと感じているパネル5名を選び、薬草抽出液を含有しない飲料と薬草抽出液を含有する飲料を、一日交替で交互に300mlずつ就寝前に飲用することを20日間繰り返し、10日間の睡眠時間を推計した。睡眠時間の計算は、目覚めの時刻は比較的明確であるが、眠りに入った時刻は、やや不明確であるので、パネルにより推定し、申告してもらった時刻により推計した。なお、睡眠途中で目が覚めた場合は、その時間を睡眠時間から差し引いた。数字は、5名のパネルの10日分の睡眠時間の一日当りの平均値である。
【0029】
表1
[レモン飲料]
抽出物添加なし 抽出物添加あり
・・・・・・・・・・・・・・飲料の飲用時睡眠時間 飲料の飲用時睡眠時間
1.どくだみ 5時間26分 5時間46分
2.杜仲 5時間31分 5時間47分
3.月見草 5時間25分 5時間42分
4.アマチャズル 5時間31分 6時間10分
5.甘草 5時間23分 5時間38分
6.カリン 5時間19分 5時間29分
7.ウスバサイシン 5時間17分 6時間22分
8.シソ 5時間24分 6時間17分
9.トウキ 5時間26分 6時間05分
薬草抽出液を添加したレモン飲料を飲んだ人の睡眠時間が延びる傾向がみられた。
【0030】
次に、低アルコール入りレモン飲料(アルコール含量5重量%)についての調査データを表2に示す。
【0031】
表2
[低アルコールレモン飲料]
抽出物添加なし 抽出物添加あり
・・・・・・・・・・・・・・飲料の飲用時睡眠時間 飲料の飲用時睡眠時間
1.どくだみ 5時間22分 5時間43分
2.杜仲 5時間21分 5時間37分
3.月見草 5時間28分 5時間45分
4.アマチャズル 5時間26分 6時間18分
5.甘草 5時間25分 5時間41分
6.カリン 5時間20分 5時間31分
7.ウスバサイシン 5時間18分 6時間12分
8.シソ 5時間21分 6時間07分
9.トウキ 5時間30分 6時間15分
薬草抽出液を添加した低アルコールレモン飲料を飲んだ人の睡眠時間が延びる傾向がみられた。
【0032】
[実施例2]
次に、アマチャズルを用いた薬草抽出液を、1L当り0.5g、1g、5g、7g、10g含有せしめたレモン飲料を調製し、良く眠れないと感じているパネル5名を選び、キノコ抽出液を含有しない飲料とキノコ抽出液を含有する飲料を、一日交替で交互に300mlずつ就寝前に飲用することを20日間繰り返し、10日間の睡眠時間を推計した。睡眠時間の計算は、目覚めの時刻は比較的明確であるが、眠りに入った時刻は、やや不明確であるので、パネルにより推定し、申告してもらった時刻により推計した。なお、睡眠途中で目が覚めた場合は、その時間を睡眠時間から差し引いた。数字は、5名のパネルの10日分の睡眠時間の一日当りの平均値である(表3)。
【0033】
表3 [レモン飲料] 睡眠時間(抽出液なし) 睡眠時間(抽出液あり)
1.薬草抽出液 0.5g/L 5時間29分 5時間38分
2.薬草抽出液 1 g/L 5時間32分 5時間47分
3.薬草抽出液 5 g/L 5時間28分 6時間14分
4.薬草抽出液 7 g/L 5時間29分 6時間18分
5.薬草抽出液 10 g/L 5時間22分 6時間25分
表3より、薬草抽出液タイプ1を1g/L〜10g/L含有させたレモン飲料の飲用により、安眠促進の効果見られ、7g/L以上含有せしめてもあまり効果に変わりがないことが、明らかとなった。
【0034】
[実施例3]
次に抽出方法について、検討した。アマチャズルについて、乾燥粉砕した100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを薬草抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液(薬草抽出液タイプ1)として調製した。
【0035】
2.同様にアマチャズル100gを10倍量の60℃の100%アルコール中に入れ、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをキノコ抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液(薬草抽出液タイプ2)として調製した。
【0036】
3.同様にアマチャズル100gを10倍量の60℃の50%アルコール中に入れ、2昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをキノコ抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液(薬草抽出液タイプ3)として調製した。
【0037】
それぞれ、薬草抽出液を5g/L含有せしめたレモン飲料を調製し、良く眠れないと感じているパネル5名を選び、キノコ抽出液を含有しない飲料とキノコ抽出液を含有する飲料を、一日交替で交互に300mlずつ就寝前に飲用することを20日間繰り返し、10日間の睡眠時間を推計した。睡眠時間の計算は、目覚めの時刻は比較的明確であるが、眠りに入った時刻は、やや不明確であるので、パネルにより推定し、申告してもらった時刻により推計した。なお、睡眠途中で目が覚めた場合は、その時間を睡眠時間から差し引いた。数字は、5名のパネルの10日分の睡眠時間の一日当りの平均値である(表4)。
【0038】
表4 [レモン飲料] 時睡眠時間(抽出液なし) 睡眠時間(抽出液あり)
1.薬草抽出液タイプ1 5時間29分 6時間05分
2.薬草抽出液タイプ2 5時間22分 6時間14分
3.薬草抽出液タイプ3 5時間26分 6時間02分
表4より、最初の抽出溶媒として、60℃の、熱水、100%アルコール、50%アルコールを使用しても、安眠促進の効果に大差ないことがわかった。
【0039】
<結果> 表1〜表4により、薬草の抽出物、およびその抽出物を、1L当り、1g〜10g含有する含有する飲料または低アルコール飲料。とりわけ、薬草として、アマチャズル(茎・葉)、ウスバサイシン(根・根茎)、シソ(葉)、トウキ(根)のいずれか一種または複数種の抽出物を添加した飲料または低アルコール飲料を就寝前に300ml程度飲用することにより、安眠が促進されることがわかった。


















































【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬草から抽出された安眠を促進する作用を有することを特徴とする、組成物。
【請求項2】
安眠を促進する作用を有する薬草抽出物を含有することを特徴とする、飲料または低アルコール飲料。
【請求項3】
薬草として、アマチャズル(茎・葉)、ウスバサイシン(根・根茎)、シソ(葉)、トウキ(根)のいずれか一種または複数種を用いることを特徴とする、請求項1および請求項2記載の抽出物および、飲料または低アルコール飲料。









































【公開番号】特開2006−36696(P2006−36696A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−219382(P2004−219382)
【出願日】平成16年7月27日(2004.7.27)
【出願人】(304033502)
【Fターム(参考)】