説明

密閉型圧力測定部材

本発明は、圧力測定部材(12)であって、圧力測定部材が試験体(96)に機能的に連結された圧力測定面(106)と、試験体(96)が収納された密閉型圧力測定ハウジング(100)とを有し、圧力測定面(106)が試験体から或る程度の距距離を置いたところで延びる密閉型圧力測定ハウジング(100)の変形可能な壁(104)によって支持され、ハウジング(100)が内部空間(E)を画定し、圧力測定部材が圧力を圧力測定面(106)と試験体(96)との間で伝達する手段(110)を更に有し、圧力伝達面が内部空間(E)の全てを占有する実質的に非圧縮性の物体(136)を有し、圧力測定部材が更に、エネルギー貯蔵手段(101)及び試験体(96)によって検出された圧力を処理する手段(99)を有し、エネルギー貯蔵手段(101)及び圧力処理手段(99)が密閉型圧力測定ハウジング(100)内に配置されていることを特徴とする圧力測定部材に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力センサの分野に関する。
【0002】
本発明は、特に建設機械用タイヤのためのタイヤ圧力の測定に利用されるが、これに限定されるわけではない。
【背景技術】
【0003】
先行技術、特に米国特許第6931934号明細書は、タイヤ及びリムにより画定された空間内に配置される圧力測定部材を開示している。この部材は、受動型のものであり、保護ハウジングを有している。この部材は、試験体を更に有し、ハウジングは、試験体に機能的に連結されている圧力測定面を支持した壁を有している。具体的に説明すると、この壁は、この壁が試験体と接触関係をなして位置決めされるよう設計された凹みを有している。壁に加えられる外部圧力の影響を受けて、凹みは、圧力を試験体に機械的に伝達し、試験体は、従って、圧力測定部材の外部の圧力を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6931934号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、壁との接触時に凹みにより試験体に及ぼされる機械的加重の繰り返しにより、最初に、試験体の摩耗が生じ、かくして圧力測定が妨げられ、第2に、試験体のその支持体からの離脱が生じ、かくして、圧力測定部材が使用できなくなる。
【0006】
さらに、圧力測定部材は、受動型のものなので、各測定部材は、これをいったん製造すると較正されなければならず、従って、これは、骨の折れるコスト高の作業である。また、これには、圧力測定部材の一部をなす処理ユニットに較正データを記憶させる必要がある。それにより、システムの複雑さ及びコストが増大する。さらに、較正データは、測定誤差の発生源である。
【0007】
また、注目されなければならないこととして、圧力測定部材がその寿命全体にわたって完全に封止されていない場合、圧力測定部材は、化学的攻撃、特にリム及びタイヤを維持するために用いられる物質による攻撃から保護されない。化学的攻撃へのこの長期間にわたる暴露により、試験体が損なわれ、従って圧力測定が妨げられる。
本発明は、信頼性の高い圧力測定部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のため、本発明の一要旨は、圧力測定部材において、圧力測定部材は、
‐試験体に機能的に連結された圧力測定面を有し、
‐試験体が収納された密閉型圧力測定ハウジングを有し、圧力測定面は、試験体から或る程度の距距離を置いたところに位置した密閉型圧力測定ハウジングの壁によって支持され、密閉型圧力測定ハウジングは、密閉型圧力測定ハウジングの内部の空間を画定し、
‐圧力を圧力測定面と試験体との間で伝達する圧力伝達面を有し、圧力伝達面は、内部空間の全てを占有する実質的に非圧縮性の物体を有し、
‐エネルギー貯蔵手段及び試験体によって検出された圧力を処理する圧力処理手段を有し、エネルギー貯蔵手段及び圧力処理手段は、密閉型圧力測定ハウジング内に配置されていることを特徴とする圧力測定部材にある。
【0009】
圧力測定面が試験体から或る程度の距離を置いたところに位置しているので、即ち、圧力測定面が試験体と直接的な接触関係にはないので、試験体は、摩耗状態になることがなく又は圧力測定面への加重の繰り返しの影響を受けてその支持体から離脱状態になることがない。具体的に説明すると、実質的に、非圧縮性の物体は、試験体を保護すると共に圧力を圧力測定面から試験体に直接伝達し、この場合、これら要素が互いに直接的な接触関係をなさない。圧力は、直接伝達され、このことは、圧力測定面に加えられた圧力が試験体によって測定される圧力であることを意味している。かかる物質によって導入される測定偏差又はオフセットはなく、これにより、特に、圧力測定部材を較正する必要をなしで済ますことができる。
【0010】
さらに、タイヤ圧力とは無関係に、本発明の圧力測定部材は、16バールという高い又は必要ならば30バールという高い圧力を測定することができる。内部空間の全てを占有することにより、空気又は他の何らかの物質、例えば圧縮性物体の存在が排除され、かかる圧縮性材料は、特に温度変動の場合に試験体により検出される圧力を乱す場合がある。
【0011】
さらに、本発明の密閉型ハウジングは、タイヤ内部の圧力測定部材の使用条件下において、液体、固体及び気体に対して不透過性である。したがって、試験体は、化学的攻撃、具体的には建設業界においてリム及びタイヤを維持するために用いられる物質による攻撃から保護される。かくして、試験体は、ハウジングの外部に位置するどのようなものによっても損傷を受けることがない。というのは、試験体は、密閉型ハウジング内に配置されているからである。
【0012】
さらに、圧力測定部材により、圧力測定面を用いてタイヤ内部圧力を測定することができ、圧力測定面は、試験体に機能的に連結されている状態で、圧力を試験体に伝達し、この場合、試験体は、ハウジングの外部の風雨にさらされることがない。具体的に説明すると、ハウジングの壁は、変形可能であり、このことは、ハウジングの外部のこの壁の受ける圧力を試験体によって測定できることを意味している。かかる部材は、タイヤ及びリムによって画定された空間内に配置されるようになっている。かかる部材がリムに固定されるかタイヤに固定されるかということは重要なことではない。
【0013】
加うるに、測定部材は、能動型のものである。かくして、この測定部材を較正する必要がない。したがって、各部材は、迅速且つ安価に製造できる。さらに、試験体により測定される圧力は、処理手段に伝達され、処理手段は、エネルギー貯蔵手段によって自律的に動力供給される。次に、データは、処理手段から圧力測定部材の外部に伝達される。したがって、測定部材は、そのエネルギー供給の面で自律的であり、測定された圧力を確実に伝達することができる。
【0014】
注目されるように、上述の物体が非圧縮性であることは、一定温度で規定される。かくして、非圧縮性物体は、温度の関数として変化する体積を有することができる。かくして、圧力測定壁が変形できるということにより、圧力測定を温度の変動に適合させることができる。具体的に説明すると、温度が上がり又は下がると、非圧縮性物体は、それに応じて膨張し又は収縮する傾向を有する。ダイヤフラムの変形性により、ダイヤフラムは、圧力測定を妨げないで、温度の関数として物体の体積の変動に追随することができる。
【0015】
最後に、本発明の圧力測定部材の非圧縮性物体により、ハウジングの外部と内部との圧力差の影響を受けて破裂するかもしれない空気だけの入ったハウジングを有する部材と比較して、圧力測定ハウジングの破裂を回避することができる。
【0016】
好ましくは、圧力測定部材は、この物体によって占有された内部空間の外部に位置するアンテナを含む無線周波数通信手段を有する。アンテナが内部空間の外部に位置しているので、その放射特性が維持されると共に圧力測定ハウジング又は非圧縮性物体によって妨げられることはない。
【0017】
オプションとして、密閉型圧力測定ハウジングは、アンテナが接続された導電性施栓部材によって施栓されるようになっていて電気ハウジングの充填を行う充填オリフィスを有する。施栓部材は、ハウジングを密閉する栓としてもハウジング内部で生じた電気信号をハウジングの外側に位置したアンテナに伝送する導体としても働く。
【0018】
有利には、ハウジングの壁は、変形可能なダイヤフラムにより形成されている。
ダイヤフラムは、これがタイヤ内の圧力及びその変動に敏感であり又はこれらの影響を受けやすいようにすることができる適当な機械的変形特性を有する。
【0019】
有利には、密閉型ハウジングの壁は、同心溝を有する。
【0020】
好ましくは、同心溝は、一対ずつ互いに等距離を置いて位置する。好ましくは、密閉型ハウジングの壁は、断面で見て、実質的に正弦波形状を呈する少なくとも1つの部分を有する。これにより、断面で見て実質的に平べったい輪郭を呈する密閉型ハウジング壁と比較して、試験体の応答の直線性が向上する。
【0021】
オプションとして、圧力測定面は、不活性金属の膜、例えば金、パラジウム又は白金の膜で覆われる。
【0022】
この層により、ダイヤフラムの腐食を回避すると共にその機械的性質を保つことができる。有利には、圧力測定部材は、セラミックで作られていて密閉型ハウジングの1つの壁を形成する試験体のための支持体を有する。
【0023】
支持体がセラミックで作られているので、支持体は、完全に密封されると共に化学的攻撃、特に具体的に言えば建設業界においてリム及びタイヤを維持するために用いられる物質からの攻撃に対して不活性である。さらに、亀裂がタイヤ内の温度変動の結果として支持体の材料の膨張に続き現れる恐れがある。セラミックは、極めて僅かな程度しか膨張しないので、支持体における亀裂の発生及び拡がりは、最小限に抑えられる。
【0024】
好ましくは、この物体は、−20℃〜+150℃の温度範囲では液相及び/又はゲル相の状態にある。かくして、非圧縮性物体は、圧力測定部材の動作温度範囲全体にわたって液相及び/又はゲル相のままであり、この範囲内においては、圧力測定面から試験体への圧力のその直接的伝達特性を維持する。
【0025】
圧力測定部材のオプションとしての一特徴によれば、アンテナは、誘電率が1〜5(真空に対する絶対値)の物体内に封入されている。かかる物体は、アンテナをタイヤの内部に存在する可能性がある化学的攻撃、特に具体的に言えば建設業界においてリム及びタイヤを維持するために用いられる物質からの攻撃から保護する。
【0026】
本発明のもう1の要旨は、圧力測定装置において、上述の圧力測定部材と、圧力測定部材を保護する保護ハウジングとを有することを特徴とする圧力測定装置にある。
【0027】
保護ハウジングは、圧力測定部材、特に圧力測定面を衝撃及び或る特定の固体デブリ、例えば石から保護する。
【0028】
有利には、圧力測定装置は、圧力測定部材を保護ハウジング内に位置決めする支持体を有し、保護ハウジングは、圧力測定面に向いた少なくとも1つの保護壁を有し、保護ハウジング及び支持体は、圧力測定面が1つ又は複数の保護壁から或る程度の距離離れたところに位置決めされるよう配置される。
【0029】
圧力測定面と接触状態にあるハウジングの壁は存在しない。かくして、ハウジングは、タイヤ内部の空気の存在と関連した力以外の力が圧力測定面に加えられることがないようにすることができる。
【0030】
オプションとして、保護ハウジングは、互いに分離可能であり且つ組み立て時に空気を保護ハウジングの外部と内部との間で通じさせることができるよう配置された第1及び第2の部品を有する。
【0031】
かくして、保護ハウジングにより、タイヤ内で加圧された空気は、保護ハウジング内に入り、その結果、圧力を圧力測定面により検出することができる。
【0032】
好ましくは、保護ハウジングは、保護ハウジングに入る空気の寸法的濾過手段を有する。
【0033】
これら濾過手段は、タイヤ内に存在する最も小さなデブリしか圧力測定部材に接触することができないようにする。これらのサイズが小さいと仮定すると、デブリは、圧力測定部材、特に圧力測定面を損傷させる恐れがない。
【0034】
本発明の更にもう1つの要旨は、タイヤと圧力測定部材及び/又は圧力測定装置の組立体において、圧力測定部材及び圧力測定装置は、上述のものであることを特徴とする組立体にある。
【0035】
圧力測定部材は、タイヤ内に位置決めされると、タイヤ内に存在する固体及び液体デブリによる攻撃を受ける。特に、デブリは、圧力測定面に接触する場合があり、そして測定の信頼性を損なう場合がある。したがって、圧力測定部材を保護すると同時にタイヤ圧力を高信頼度で測定することができるようにすることが必要である。
【0036】
本発明の最後の要旨は、タイヤ圧力測定部材のための保護ハウジングにおいて、保護ハウジングは、
‐圧力測定部材をハウジング内に挿入する位置と、圧力測定部材をハウジング内に保持する位置との間で互いに対して動くことができる第1及び第2の部品を有し、第1及び第2の部品は、第1及び第2の部品が保持位置にあるとき、空気をハウジングの外部と内部との間で通じさせることができるよう配置されており、
‐ハウジングに入る空気を濾過する手段を有し、この濾過手段は、第1及び第2の部品により画定されていて、ハウジングの外部と内部との間での空気を流通させる空間を含むことを特徴とする保護ハウジングにある。
【0037】
かかるハウジングは、安価で且つ効果的な保護作用を圧力測定部材に提供する。具体的に説明すると、空気は、流通空間が設けられているので、寸法的に濾過され、このことは、流通空間よりも小さなサイズの液体及び個体しか保護ハウジングの内部に入ることができないということを意味している。かくして、保護ハウジングは、圧力測定面を衝撃や或る固体デブリから保護する。
【0038】
さらに、通路は、第1及び第2の部品によって画定されているので、部品の各々に固有の空気通路を提供する必要がない。通路は、ハウジングが圧力測定部材を保持するその位置においてハウジングの組み立て時点で形成される。
オプションとして、ハウジングは、第1の部品と第2の部品との間に補強手段を有する。補強手段は、保持位置において、空気流通空間が構成されるようにする。
【0039】
好ましくは、空気流通空間は、断面で見て、全体としてハウジングの内部と外部との間のエルボの形をした輪郭を有する。
【0040】
オプションとして、空気流通空間は、少なくとも一部が第1及び第2の部品のうちの一方の側壁によって画定される。空気流通空間は、少なくとも一部が側壁から張り出ているスカートにより画定される。かくして、流通空間により、流通空間がほんの僅かな隔離箇所においてデブリで閉塞された場合であっても保護ハウジングの内部と外部との間の空気通路を維持することができる。確かに、流通空間の全てが遮断閉塞状態になる自体が生じることはほぼ起こりそうもなく、従って、ハウジングの内部と外部との間の空気通路が常時存在し、かくして、タイヤ圧力を正確に測定することができる。
【0041】
有利には、張り出しスカートは、テーパした輪郭を有する。スカートがテーパしていることにより、スカートが保護ハウジングの使用時に衝撃及び振動の影響を受けて変形することができるようにする相対的可撓性がスカートに与えられる。この場合、これにより、第1の部品と第2の部品との間で流通空間内に捕捉状態になっている又は保護ハウジングに入り込んだデブリを払い落として除去された状態にすることができる。
【0042】
好ましくは、張り出しスカートは、対応の部品の周囲全体に沿ってぐるりと延びる。
【0043】
本発明は、非限定的な例として示されているに過ぎず、図面を参照して行われる以下の説明を読むと良好に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】タイヤに取り付けられた第1の実施形態としての圧力測定装置を示す図である。
【図2】図1の装置の斜視図である。
【図3】図2の装置の分解組み立て斜視図である。
【図4】図2の装置の断面図である。
【図5】図1〜図4の装置のハウジングの第1の部品の斜視図である。
【図6】図1〜図4の装置のハウジングの第2の部品の斜視図である。
【図7】図1〜図4の装置のための支持体の斜視図である。
【図8】図2〜図4の保護ハウジングをタイヤに固定する手段を示す図である。
【図9】図2〜図4の保護ハウジングをタイヤに固定する手段を示す図である。
【図10】図3及び図4の装置の部材の断面図である。
【図11】図10の部材の斜視図である。
【図12】図10の部材の斜視図である。
【図13】第2の実施形態としての圧力測定装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
図1は、全体を参照符号10で示した第1の実施形態としての装置を示している。装置10は、圧力測定部材12及び圧力測定部材12を保護する保護ハウジング14を有している。装置10は、保護ハウジング14をタイヤ18の内面17に固定する手段16を更に有している。タイヤ18は、建設作業用途に使用される。
【0046】
図2〜図4を参照すると、保護ハウジング14は、第1の部品20及び第2の部品22を有している。装置10は、部材12をハウジング14内に位置決めする位置決め支持体24を有している。部品20,22は、互いに対して動くことができ、この場合、互いに取り外し可能であり、これら部品は、これら部品が組み立てられると、これら2つの部品20,22相互間の空間を経てこれら部品が空気をハウジング14の外部と内部との間で通じさせ又は連絡することができるように配置されている。部品20,22は、部材12をハウジング14内に挿入する位置(図3、図5、図6)と部材12をハウジング14内に保持する位置(図2、図4)との間で互いに対して動くことができる。ハウジング14は、全体的形状が平行6面体のものである。ハウジング14は、第1の部品と第2の部品を互いに固定する手段26及び第1と第2の部品を互いに対して補強する補強手段27を有している。ハウジング14は、手段16を案内する案内手段28及び手段16を捕捉する捕捉手段30を有している。最後に、ハウジング14は、ハウジング14に流入した空気の寸法的濾過を行う手段31を有している。
【0047】
図4及び図5を参照すると、第1の部品20は、全体として平行6面体の形をしており、この第1の部品は、一対ずつ互いに平行な4つの保護壁32a〜32dによって構成されている。壁32a〜32dは、保護底壁34によって互いに連結されている。底壁34は、受座又は着座部を形成する凹み36を有する。各壁32a〜32dは、一部分32a1〜32d1を有する段付きスカート33を形成し、その延長部としてスカート35を形成する一部分30a2〜30d2が設けられ、このスカート35は、第2の部品22から張り出している。張り出しスカート35は、第1の部品20の周囲全体にわたって延びている。
【0048】
第1の部品20の固定手段26及び補強手段27は、ねじを通過させる貫通穴を備えた脚部38を有している。第1の部品20の案内手段28は、2つの反対側に位置した壁32a,32bを互いに連結すると共に底壁34を経てハウジング14の外面上に延びる2つのリブ36a,36bを有している。手段30は、壁34によって支持されていて、凹み36と相補する突出部40を含む。
【0049】
図6を参照すると、装置10は、支持体24を位置決めする位置決め手段42を有している。第2の部品22は、全体として平行6面体の形をしており、この第2の部品は、一対ずつ互いに平行な4つの保護壁46a〜46dによって構成されている。壁46a〜46dは、保護底壁48によって互いに連結されている。壁32a〜32d及び壁46a〜46dは、固定手段26の作用を損なわないよう突出隆起部を備えていない。
【0050】
第2の部品22の固定手段26及び補強手段27は、穴38の延長部をなしてねじを定位置にロックすることができるねじ立て貫通穴50を有している。第2の部品の案内手段28は、2つの対をなすリブ52a,52bを有している。リブ52a,52bは、2つの互いに反対側に位置した壁46a,46cによって支持されており、これらリブ52a,52bは、リブ36a,36bの連続部をなした状態で配置されている。位置決め手段42は、底壁48によって支持された分極特徴部54を有している。分極特徴部54は、第1の形式の分極特徴部54a及び第2の形式の分極特徴部54bから成り、これら第1及び第2の形式の分極特徴部は、それぞれ、十字の形状及び円の形状のものである。壁48は、第1の形式の1つの分極特徴部54a及び第2の形式の3つの分極特徴部54bを支持している。
【0051】
寸法的濾過手段31は、壁48に対して直角に延びると共に底壁48によって支持されたリブ56を有する。リブ56は、中心が軸線Zと一致した円を形成し、これらリブは、互いに角度間隔を置いて配置されている。リブ56相互間の角度間隔は、一定であり、リブ56によって画定された円筒形容積部に入り又はこの内部に堆積する恐れのある物体のサイズを制限する。寸法濾過手段31は、部品20,22によって画定された空間58を更に有する。この特定の場合、空間58は、2つの部品20,22を互いに取り付けたときに部分32a2〜32d2によって形成された張り出しスカート35及び側壁46a〜46dによって画定されている。図4に示されているように、空間58は、断面で見て、全体としてハウジング14の内部と外部との間に位置するエルボの形をした輪郭を有する。部分32a〜32dと壁46a〜46dを隔てる距離は、1〜3mmである。
【0052】
張り出しスカート35は、周囲端縁59を有している。スカート35は、テーパした輪郭を有している。換言すると、スカート35は、縁59に向かって減少する漸変厚さを有している。
【0053】
図7を参照すると、支持体24は、中心が軸線Z′に一致した全体として円の形の部品60及び部品60を支持すると共に部品60周りに等間隔を置いて分布して配置された脚部62(この場合、4つの脚部)を有している。装置10は、部材12を支持体24内に保持する手段64を有している。
【0054】
保持手段64は、所定の角度幅にわたって周方向に延びる第1及び第2の半径方向壁70a,70bを有している。壁70aは、壁70bに対して軸線Z′に沿って軸方向にずれている。手段64は、部材12を支持体24に対して位置決めする切欠き72を更に有している。
【0055】
位置決め手段42は、各脚部62によって支持された分極特徴部54と相補する分極特徴部74を有している。分極特徴部74は、第1の形式の分極特徴部74a及び第2の形式の分極特徴部74bから成り、これら第1及び第2の形式の分極特徴部は、それぞれ、十字の形状及び円の形状のものである。1つの脚部は、第1の形式の分極特徴部74aを支持し、他の脚部は各々、第2の形式の分極特徴部74bを支持している。
【0056】
支持体24は、プラスチック、例えばポリビニリジンフロリドで作られている。この材料は、部材12を支持体24の弾性変形によって支持体24中に挿入することができるに足りるほどの可撓性がある。
【0057】
図1、図8及び図9を参照すると、固定手段16は、パッチ76及び保持ストリップ78を有している。ストリップ78は、ベルクロ(Velcro(登録商標))という商標で知られているフック‐ループ(マジックテープ(登録商標))型の2つの相補する締結部分82,84を互いに接合する弾性部分80を有している。各部分82,84は、ストリップ78を保持する開口部86を更に有し、この開口部は、突出部40の寸法形状と実質的に同一の寸法形状のものである。
【0058】
パッチ76は、タイヤ18に固定可能なフェース88を有し、このフェースは、内面17に当てて接合されるようになっている。パッチ76は、フェース90及びパッチ76をストリップ78に固定するストラップ92を更に有している。フェース90及びストラップ92は、ストリップ78を挿通させる空間94を画定している。
【0059】
装置10をタイヤ18に取り付ける際、ストリップ78を空間94に通す。次に、ハウジング14をストラップ92上に配置する。ストリップ78をストリップ78の案内リブ36a,36b相互間に通し、突出部40を図1に示されているように各開口部86中に挿入する。
【0060】
図10〜図12を参照すると、部材12は、全体として軸線Z″を中心とする回転筒体の形をしている。部材12は、感圧性(圧力に敏感な)変形可能な表面98を支持した試験体96を有している。従来通り、測定されるべき圧力を受ける試験体96は、圧力を他の何らかの物理的パラメータ、例えば変形量、変位量等に変換する。さらに、部材12は、試験体96により検出された圧力を処理する処理手段99を有する。手段99は、特に、マイクロコントローラを含む。手段99は、物理的パラメータに敏感であり、この検出パラメータを例えば電気信号に変換するようになっている。部材12は、エネルギー貯蔵手段101、この場合、単電池を更に有している。
【0061】
部材12は、密閉型ハウジング100を更に有する。ハウジング100は試験体96の支持体102及び変形可能な圧力測定面106を備えた変形可能なダイヤフラムにより形成されている変形可能な壁104を有している。ダイヤフラム104は、溶接又は接着によって支持体102に取り付けられている。ハウジング100は、内部空間Eを画定している。試験体96及び手段99,101は、ハウジング100の内部に配置されている。
【0062】
さらに、部材12は、部材12により収集されたデータ、特に試験体96により測定されて処理手段99により処理されたパラメータの無線周波数通信のための手段108を有する。部材12は、圧力をダイヤフラム104の圧力測定面106と試験体96の変形可能な表面98との間で伝える手段110を有している。部材12は、ハウジング100の充填のための手段112及び充填手段112を施栓する手段114を有している。
【0063】
好ましくは、試験体96は、変形可能な表面98が生じた変形量を処理手段99に送られる電気信号に変換することができる歪ゲージ型の要素を有する。変形例として、試験体96は、圧電型の要素を有する。
【0064】
表面106は、試験体96、この場合表面98に機能的に連結されており、その結果、圧力が表面106に加えられると、この圧力は、試験体96、この場合表面98に伝達されるようになっている。
【0065】
この目的のため、伝達手段110は、圧力測定面106に加えられた圧力を変形可能な表面98に伝達するようになっている。
【0066】
ダイヤフラム104は、全体として頂部が平べったくされた回転長円体の形をしている。ダイヤフラム104は、同心円形溝120より互いに隔てられた同心円形部分118を有している。溝120は、一対ずつ互いに等距離間隔を置いて位置している。図4及び図10に示されているように、密閉型ハウジング100の壁104は、断面で見て、実質的に正弦波輪郭形状を示す少なくとも1つの部分を有する。
【0067】
ダイヤフラム104は、ステンレス鋼で作られており、表面106は、不活性金属膜、例えば金、パラジウム又は白金の膜で覆われている。
【0068】
支持体102は、ハウジング100の1つの壁を形成し、この支持体は、セラミックで作られている。部材12は、エッチングにより支持体102に施された銅パターンの電子回路122を有している。支持体102は、回路122を経て試験体96、伝達手段108及びエネルギー貯蔵手段101に接続された処理手段99を支持している。
【0069】
通信手段108は、コイル型のアンテナ124を含む。この種のアンテナにより、僅かな体積で比較的効果的な放射パターンを得ることができる。アンテナ124は、内部空間Eの外部に位置している。部材12は、アンテナ124を保護するハウジング126を更に有し、このアンテナは、ハウジング内に封入されている。ハウジング126は、ハウジング100、この場合支持体102に取り付けられ、ハウジング126は、1〜5の誘電率を示す材料、例えば熱硬化性ポリウレタンで作られている。
【0070】
充填手段112は、支持体102に形成されたハウジング100の充填を行う充填オリフィス128を有する。オリフィス128は、施栓手段、この場合支持体102により支持されたねじ山部132に強制的にねじ込まれる施栓部材130によって施栓されている。部材130は、アンテナを保持するオリフィス133を有し、この部材130は、電気信号をハウジング14の内部からハウジング14の外部に伝えるよう導電性材料で作られている。部材130は、アンテナをオリフィス134内に溶接することができる材料で作られている。したがって、部材130は、アンテナ124に電気的に且つ機械的に結合されている。ハウジング100には真空下において50℃〜80℃の温度で液相状態の物質が充填され、この物質は、回路122の電子部品相互間の空間を含む空間E全体に完全に進入するようになっている。
【0071】
変形例として、ハウジング100には50℃〜80℃の第1の温度状態にある物質が充填される。この物質は、架橋可能である。この温度状態で且つこの充填ステップ中、物質は、液相の状態にある。物質は、単一成分のものであっても良く、2成分物質であっても良く、或いは多成分物質であっても良い。次に、物質は、第2の温度で架橋するよう放置される。次に、物質は、ゲル相の物体を形成する。変形例として、この物質は、第1の温度で架橋するよう放置される。
【0072】
動作原理を説明すると、伝達手段110は、内部空間Eの全てを占有する実質的に非圧縮性の物体136を有する。
【0073】
この特定の場合、非圧縮性物体136は、−20℃〜+150℃の温度範囲では、液相及び/又はゲル相の状態にある。物体136は、これが回路122、特に試験体96又は検出器99の電気信号を電気的に邪魔することがないよう誘電性である。物体は、液体の場合、エステル系又はグリセリン系油から選択される。ゲルの場合、用いられる物体は、モメンティブ(Momentive)社により製造された製造番号TSE3062により知られている製品である。
【0074】
手段64は、部材12を位置決めするタブ140を有している。このタブ140は、支持体24の切欠き72と相補する。
【0075】
図4を参照すると、保護壁48は、表面106に向いている。支持体及びハウジング14は、圧力測定面106がハウジングの壁48から或る程度の距離離れたところに位置するよう配置されている。この特定の場合、支持体24の高さ、この場合、半径方向壁70bの高さは、ダイヤフラム104の高さよりも大きい、装置10が組み立て位置にあるとき、軸線Z,Z′,Z″は、互いに実質的に一致している。リブ56は又、支持体24の軸方向運動の端停止部として働く機能を実行する。具体的に説明すると、脚部62が可撓性なので、これら脚部は、撓むことができる。圧力測定面106が壁48に当たるのを阻止するため、リブ56は、支持体24及びかくしてハウジング100の軸方向運動を制限する。
【0076】
図13は、本発明の第2の実施形態としての装置を示している。先の図に示された要素と類似している要素は、同一の参照符号で示されている。
【0077】
この第2の実施形態では、固定手段16は、フェース90に台形断面の雄型スライダ144を支持したパッチ142を有している。手段16は、第2の部品22に形成された雌型台形断面のスライダ146を更に有している。第2の実施形態としての装置10は、ハウジング14をパッチ142でロックする手段148を更に有している。ロック手段148は、部品22の壁のうちの1つにより支持されたラグ又は出ばり152に形成された長円形のオリフィス150を有している。手段148は、オリフィス150が雄型スライダ144のロック壁156を越えて進んだときにオリフィス150中に挿入されるようになった一定の弾性フック154を更に有している。
【0078】
本発明は、上述の実施形態には制限されない。
【0079】
特に、第1及び第2の実施形態で説明した連結又は結合手段とは異なる連結又は結合手段を有する装置14を用いることができる。同様に、第1及び第2の実施形態で説明した保護ハウジングとは異なる保護ハウジングを備えた部材12を用いることができる。
【0080】
注目されるように、タイヤ圧力測定部材用の保護ハウジングであって、
‐圧力測定部材をハウジング内に挿入する位置と、圧力測定部材をハウジング内に保持する位置との間で互いに対して動くことができる第1及び第2の部品を有し、第1及び第2の部品は、第1及び第2の部品が保持位置にあるとき、空気をハウジングの外部と内部との間で通じさせることができるよう配置されており、
‐ハウジングに入る空気を濾過する手段を有し、この濾過手段は、第1及び第2の部品により画定されていて、ハウジングの外部と内部との間での空気を流通させる空間を含むことを特徴とする保護ハウジングを用いることができ、このことは、
圧力測定部材が、
‐試験体に機能的に連結された圧力測定面を有し、
‐試験体が収納された密閉型圧力測定ハウジングを有し、圧力測定面が試験体から或る程度の距距離を置いたところに位置した密閉型圧力測定ハウジングの壁によって支持され、密閉型圧力測定ハウジングが密閉型圧力測定ハウジングの内部の空間を画定し、
‐圧力を圧力測定面と試験体との間で伝達する圧力伝達面を有し、圧力伝達面が内部空間の全てを占有する実質的に非圧縮性の物体を有し、
‐エネルギー貯蔵手段及び試験体によって検出された圧力を処理する圧力処理手段を有し、エネルギー貯蔵手段及び圧力処理手段が密閉型圧力測定ハウジング内に配置されていることを特徴とするかどうかとは無関係である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧力測定部材(12)において、前記圧力測定部材は、
‐試験体(96)に機能的に連結された圧力測定面(106)を有し、
‐前記試験体(96)が収納された密閉型圧力測定ハウジング(100)を有し、前記圧力測定面(106)は、前記試験体から或る程度の距距離を置いたところに位置した前記密閉型圧力測定ハウジング(100)の壁(104)によって支持され、前記密閉型圧力測定ハウジング(100)は、前記密閉型圧力測定ハウジング(100)の内部の空間(E)を画定し、
‐圧力を前記圧力測定面(106)と前記試験体(96)との間で伝達する圧力伝達面(110)を有し、前記圧力伝達面は、前記内部空間(E)の全てを占有する実質的に非圧縮性の物体(136)を有し、
‐エネルギー貯蔵手段(101)及び前記試験体(96)によって検出された圧力を処理する圧力処理手段(99)を有し、前記エネルギー貯蔵手段(101)及び前記圧力処理手段(99)は、前記密閉型圧力測定ハウジング(100)内に配置されている、圧力測定部材(12)。
【請求項2】
前記物体(136)によって占有された前記内部空間(E)の外部に位置するアンテナ(124)を含む無線周波数通信手段(108)を有する、請求項1記載の圧力測定部材(12)。
【請求項3】
前記密閉型圧力測定ハウジング(100)は、前記アンテナ(124)が接続された導電性施栓部材(114)によって施栓されるようになっていて、電気ハウジング(100)の充填を行う充填オリフィス(128)を有する、請求項2記載の圧力測定部材(12)。
【請求項4】
前記密閉型ハウジングの前記壁(104)は、同心溝(120)を有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の圧力測定部材(12)。
【請求項5】
前記同心溝(120)は、一対ずつ互いに等距離を置いて位置している、請求項4記載の圧力測定部材(12)。
【請求項6】
前記圧力測定面(106)は、不活性金属の膜、例えば金、パラジウム又は白金の膜で覆われている、請求項1乃至5の何れか1項に記載の圧力測定部材(12)。
【請求項7】
セラミックで作られていて、前記密閉型ハウジング(100)の1つの壁を形成する前記試験体(96)のための支持体(102)を有する、請求項1乃至6の何れか1項に記載の圧力測定部材(12)。
【請求項8】
前記物体(136)は、−20℃〜+150℃の温度範囲では液相及び/又はゲル相の状態にある、請求項1乃至7の何れか1項に記載の圧力測定部材(12)。
【請求項9】
前記アンテナ(124)は、誘電率が1〜5の物体内に封入されている、請求項8記載の圧力測定部材(12)。
【請求項10】
圧力測定装置(10)において、請求項1乃至9の何れか1項に記載の圧力測定部材(12)と、前記圧力測定部材(12)を保護する保護ハウジング(14)とを有する、圧力測定装置(10)。
【請求項11】
前記圧力測定装置(10)は、前記圧力測定部材(12)を前記保護ハウジング(14)内に位置決めする支持体(24)を有し、前記保護ハウジング(14)は、前記圧力測定面(106)に向いた少なくとも1つの保護壁(48)を有し、前記保護ハウジング(14)及び前記支持体(24)は、前記圧力測定面(106)が1つ又は複数の前記保護壁(48)から或る程度の距離離れたところに位置決めされるよう配置されている、請求項10記載の圧力測定装置(10)。
【請求項12】
前記保護ハウジング(14)は、互いに分離可能であり且つ組み立て時に空気を前記保護ハウジング(14)の外部と内部との間で通じさせることができるよう配置された第1及び第2の部品(20,22)を有する、請求項10又は11記載の圧力測定装置(10)。
【請求項13】
前記保護ハウジング(14)は、前記保護ハウジング(14)に入る空気の寸法的濾過手段(31)を有する、請求項10乃至12の何れか1項に記載の圧力測定装置(10)。
【請求項14】
タイヤ(18)と圧力測定部材(12)及び/又は圧力測定装置(10)の組立体において、前記圧力測定部材(12)は、請求項1〜9のうちいずれか一に記載のものであると共に/或いは前記圧力測定装置(10)は、請求項10乃至13の何れか1項に記載のものである、組立体。
【請求項15】
タイヤ圧力測定部材(12)のための保護ハウジング(14)において、前記保護ハウジング(14)は、
‐前記圧力測定部材(12)を前記ハウジング(14)内に挿入する位置と、前記圧力測定部材(12)を前記ハウジング(14)内に保持する位置との間で互いに対して動くことができる第1及び第2の部品(20,22)を有し、前記第1及び前記第2の部品(20,22)は、前記第1及び前記第2の部品が前記保持位置にあるとき、空気を前記ハウジング(14)の外部と内部との間で通じさせることができるよう配置されており、
‐前記ハウジング(14)に入る空気を濾過する手段(31)を有し、該濾過手段(31)は、前記第1及び前記第2の部品(20,22)により画定されていて、前記ハウジング(14)の外部と内部との間での空気を流通させる空間(58)を含む、保護ハウジング(14)。
【請求項16】
前記第1の部品(20)と前記第2の部品(22)との間に設けられた補強手段(27)を有する、請求項15記載の保護ハウジング(14)。
【請求項17】
前記空気流通空間(58)は、断面で見て、全体として前記ハウジング(14)の内部と外部との間のエルボの形をした輪郭を有する、請求項15又は16記載の保護ハウジング(14)。
【請求項18】
前記空気流通空間(58)は、少なくとも一部が前記第1及び前記第2の部品(20,22)のうちの一方の側壁(46a〜46d)によって画定されている、請求項15乃至19の何れか1項に記載の保護ハウジング(14)。
【請求項19】
前記空気流通空間(58)は、少なくとも一部が前記側壁(46a〜46d)から張り出ているスカート(35)により画定されている、請求項18記載の保護ハウジング(14)。
【請求項20】
前記張り出しスカート(35)は、テーパした輪郭を有する、請求項19記載の保護ハウジング(14)。
【請求項21】
前記張り出しスカート(35)は、対応の部品(20,22)の周囲全体に沿ってぐるりと延びている、請求項19又は20記載の保護ハウジング(14)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−506827(P2013−506827A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−531484(P2012−531484)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際出願番号】PCT/FR2010/052071
【国際公開番号】WO2011/039486
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(512068547)コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン (169)
【出願人】(508032479)ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム (499)
【Fターム(参考)】