説明

導電性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品

【課題】安定した帯電・静電気防止性を付与した導電性ポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポリカーボネート樹脂(A)およびカーボンブラック(B)を必須成分として含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物を射出速度x(mm/sec)で射出成形して得られる平板成形品(90×50×2mm)の表面抵抗率y(Ω/sq)が下記式(1)の関係式を満たすことを特徴とする導電性ポリカーボネート樹脂組成物。log(y)=ax+1・・・・式(1)式中、x、yおよびaはそれぞれ次の範囲の数値を表す。x<100、1≦log(y)≦8、0.01≦a≦0.26。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品に関する。詳しくは、安定した導電性を有する導電性ポリカーボネート樹脂組成物、およびそれからなるICキャリアテープならびにIC搬送容器などの成形品に関する。
【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂は、優れた耐熱性、耐衝撃性、寸法安定性を有したエンジニアリングプラスチックであり、各分野に広く利用されている。従来から、このポリカーボネート樹脂に導電性を付与するために、ポリカーボネート樹脂にカーボンブラックやカーボンファイバー(特許文献1)またはカーボンナノチューブなどの導電性フィラーを充填することが行われている。
【0003】
ポリカーボネート樹脂にカーボンブラックなどの導電性フィラーを高濃度に充填すると、溶融混練あるいは成形時にポリカーボネート樹脂の加工性が著しく低下する場合があった。またカーボンの凝集により、成形品の表面外観が悪化する問題があった。この解決のために、熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート樹脂等を配合する手法(特許文献2)が用いられている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−92225号公報
【特許文献2】特開昭62−297353号公報
【0005】
一方、当該導電性ポリカーボネート樹脂組成物は帯電・静電気防止性の求められるICキャリアテープやIC搬送容器等の用途に使用されている。それら成形品においては安定した帯電・静電気防止性が求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、安定した帯電・静電気防止性を付与する導電性ポリカーボネート樹脂組成物を得るべく、鋭意検討した結果、驚くべきことにカーボンブラックを必須成分として含有するポリカーボネート樹脂組成物の導電性の評価において、射出速度と表面抵抗値が一定の関係式を満足する樹脂組成物が極めて安定な導電性をもたらすことを見出し、本発明を完成した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹脂(A)およびカーボンブラック(B)を必須成分として含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物を射出速度x(mm/sec)で射出成形して得られる平板成形品(90×50×2mm)の表面抵抗率y(Ω/sq)が下記式(1)の関係式を満たすことを特徴とする導電性ポリカーボネート樹脂組成物、およびそれからなる成形品を提供するものである。
log(y)=ax+1・・・・式(1)
式中、x、yおよびaはそれぞれ次の範囲の数値を表す。
x<100
1≦log(y)≦8
0.01≦a≦0.26
【発明の効果】
【0008】
本発明の導電性ポリカーボネート樹脂組成物から得られる成形品は安定した導電性を有しており、帯電・静電気防止性の求められるICキャリアテープやIC搬送容器等の用途に好適に用いられ、その実用上の利用価値は極めて高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ポリカーボネート樹脂(A)とは、種々のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンとを反応させるホスゲン法、またはジヒドロキシジアリール化合物とジフェニルカーボネートなどの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法によって得られる重合体であり、代表的なものとしては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から製造されたポリカーボネート樹脂が挙げられる。
【0010】
上記ジヒドロキシジアリール化合物としては、ビスフェノールAの他に、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパンのようなビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルエーテルのようなジヒドロキシジアリールエーテル類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィドのようなジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホキシドのようなジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチルジフェニルスルホンのようなジヒドロキシジアリールスルホン類等が挙げられる。これらは、単独または2種類以上混合して使用される。これらの他に、ピペラジン、ジピペリジルハイドロキノン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル等を混合して使用してもよい。
【0011】
さらに、上記のジヒドロキシアリール化合物と以下に示すような3価以上のフェノール化合物を混合使用してもよい。3価以上のフェノールとしてはフロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン、2,4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゾール、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタンおよび2,2−ビス−[4,4−(4,4′−ジヒドロキシジフェニル)−シクロヘキシル]−プロパンなどが挙げられる。
【0012】
ポリカーボネート樹脂(A)の粘度平均分子量は、通常10000〜100000、好ましくは15000〜35000、さらに好ましくは17000〜28000である。かかるポリカーボネート樹脂を製造するに際し、分子量調節剤、触媒等を必要に応じて使用することができる。
【0013】
本発明にて使用されるカーボンブラック(B)としては、ファーネス型、アセチレン型およびケッチェン型などが挙げられる。
【0014】
カーボンブラック(B)の配合量は、ポリカーボネート樹脂(A)100重量部あたり、10〜40重量部が好ましい。配合量が10重量部未満では十分な導電性が得られない場合がある。また、配合量が40重量部を超えると成形加工性が劣る場合がある。好ましくは13〜30重量部、さらに好ましくは16〜25重量部の範囲である。
【0015】
ポリカーボネート樹脂(A)には、ポリアルキレンテレフタレート樹脂(C)を10重量%まで(ポリカーボネート樹脂(A)を基準として)配合してもよい。好ましい配合比率は、0.5〜5.0重量%の範囲である。この範囲では、成形品の導電性がより安定して得られる。
尚、ポリアルキレンテレフタレート樹脂(C)を併用する場合、前記カーボンブラック(B)の配合量は(A)および(B)からなる樹脂成分100重量部あたり10〜40重量部が好ましい。
【0016】
前記ポリアルキレンテレフタレート樹脂(C)としては、JIS K −7233に基づいて測定された固有粘度が0.6〜1.5、好ましくは0.7〜1.4の範囲のポリブチレンテレフタレート樹脂が好適に使用できる。
【0017】
本発明のポリカーボネート樹脂(A)およびカーボンブラック(B)を必須成分として含む樹脂組成物からなる導電性ポリカーボネート樹脂組成物は、これを射出速度x(mm/sec)で射出成形して得られる平板成形品(90×50×2mm)の表面抵抗率y(Ω/sq)が下記式(1)の関係式を満たすことを要件とする。
log(y)=ax+1・・・・式(1)
式中、x、yおよびaはそれぞれ次の範囲の数値を表す。
x<100
1≦log(y)≦8
0.01≦a≦0.26
【0018】
式1を満足しない場合、すなわちa<0.01の場合は成形品の表面にカーボンブラックの凝集が見られて表面状態が悪くなり、好ましくない。a>0.26の場合は成形品の表面のカーボンブラックが少ないために安定した導電性が得られず、好ましくない。
尚、式1中のlog(y)およびaの範囲としては、それぞれ次の範囲がより好ましい。
1≦log(y)≦7
0.02≦a≦0.25
【0019】
平板成形品の射出成形は次のように行った。すなわち、導電性ポリカーボネート樹脂組成物のペレットをそれぞれ120℃×4時間の条件にて事前に乾燥を行った後、射出成形機(日本製鋼所製J100E2P)を用い、シリンダー設定温度270℃の条件にて射出速度を任意に設定し、縦90mm、横50mm、厚み2mmの平板成形品を作成した。
【0020】
表面抵抗率の測定は次のように行った。すなわち、前記にて作成した平板成形品を温度23℃、湿度50%の恒温室の中で48時間放置した後に、JIS K6911に準拠して表面抵抗率(Ω/sq)を測定した。
【0021】
式1を満足する導電性ポリカーボネート樹脂組成物を得るための手段としては、ポリカーボネート樹脂にカーボンブラックを添加する方法、またはポリカーボネート樹脂及びポリアルキレンテレフタレート樹脂にカーボンブラックを添加する方法がある。カーボンブラックの添加量は、平板成形品の表面抵抗率の測定により式1を満足するように調整することができる。なお、カーボンブラックの添加方法について、特に制限は無いが、直接添加する方法やカーボンブラックをマスターバッチ化して添加する方法などが挙げられる。
【0022】
本発明の導電性ポリカーボネート樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の公知の添加剤、例えば、滑剤[パラフィンワックス、n−ブチルステアレート、合成蜜蝋、天然蜜蝋、グリセリンモノエステル、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、ペンタエリスリトールテトラステアレート等]、着色剤[例えば酸化チタン、染料]、充填剤[炭酸カルシウム、クレー、シリカ、ガラス繊維、ガラス球、ガラスフレーク、カーボン繊維、タルク、マイカ、各種ウィスカー類等]、流動性改良剤、展着剤[エポキシ化大豆油、流動パラフィン等]、難燃剤[臭素系、リン系、有機金属塩系、シリコーン系等]さらには他の熱可塑性樹脂や各種耐衝撃改良剤(ポリブタジエン、ポリアクリル酸エステル、エチレン・プロピレン系ゴム等のゴムに、メタアクリル酸エステル、スチレン、アクリロニトリル等の化合物をグラフト重合してなるゴム強化樹脂等が例示される。)を必要に応じて添加することができる。
【0023】
本発明の導電性ポリカーボネート樹脂組成物の各種成分の混合方法は、特に制限はなく、任意の混合機、例えばタンブラー、リボンブレンダー、高速ミキサー等で混合し、押出機等で溶融混練する方法が挙げられる。
【0024】
また、本発明の導電性ポリカーボネート樹脂組成物を成形する方法としては、特に制限はなく、公知の射出成形法、押出成形法、射出・圧縮成形法等を用いることができる。
【実施例】
【0025】
以下に、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、特に断りのない限り、実施例中の「%」と「部」はそれぞれ重量基準に基づく。
【0026】
(実施例1)
ビスフェノールAとホスゲンから合成されたポリカーボネート樹脂(住友ダウ社製カリバー200−13、粘度平均分子量21000、以下PCと略記)100部およびカーボンブラック(キャボット社製VulcanXC−305、以下CBと略記)14部をタンブラーにて混合し、37mm径の二軸押出機(神戸製鋼所製KTX−37)を用いて、シリンダー温度280℃にて溶融混練し、ペレットを得た。
【0027】
得られたペレットを用いて、各種評価用の平板成形品及び物性評価用フィルムを作成し、各種評価に供した。結果を表1に示した。平板成形品及び物性評価用フィルムの作成方法、各種評価項目及び測定方法については以下のとおりである。
【0028】
(射出成形による平板成形品の作成方法)
得られたペレットを125℃で4時間、乾燥した後に、射出成形機(日本製鋼所社製J100−E2P)を用いて成形温度310℃、金型温度90℃にて平板成形品を成形した。なお、射出速度(x)は25mm/secにて成形後の平板成形品を表面抵抗率(y)の測定に用いた。
【0029】
(押出成形による物性評価用フィルムの作成方法)
得られたペレットを125℃で4時間、乾燥した後に、Tダイ型押出成形機(田辺プラスチックス社製VC−40)を用いて成形温度300℃、スクリュー回転数80rpmにて物性評価用のフィルム(厚さ0.2mm、幅250mm)を成形した。作成したフィルムを100mm×100mmに切削加工後に表面抵抗率の測定に用いた。
【0030】
1.導電性
平板成形品及び物性評価用のフィルム(100mm×100mm×厚さ0.2mm)を、温度23℃、湿度50%の恒温室の中で48時間放置した後に、JIS K6911に準拠して表面抵抗率(Ω/sq)を測定した。測定機には三菱化学社製低抵抗率計ロレスターGPを用いた。平板成形品の導電性は、表面抵抗率(y)の常用対数値log(y)に変換した。フィルムの導電性の評価の基準は、以下のとおり:
良好(○): 表面抵抗率が1x10〜1x10(Ω/sq)
不良(×): 表面抵抗率が1x10(Ω/sq)未満(測定限界以下)または
1x10(Ω/sq)を超える
【0031】
2.フィルムの表面状態
物性評価用のフィルム成形時のフィルムの表面状態を評価した。評価の基準は、以下のとおり:
良好(○): カーボンの凝集が見られず、フィルムの表面状態は良好である。
不良(×): カーボンの凝集によりフィルムの表面状態が荒れている。
【0032】
(実施例2)
カーボンブラックの添加量を21部に変更する以外は、全て実施例1と同じ操作を行い、ペレットを得た。また、射出速度(x)を80mm/secに変更する以外は、全て同様に平板成形品と物性評価用フィルムを作成し評価を行った。結果を表1に示す。
【0033】
(実施例3)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラスチックス社製ジュラネックス600FP、以下PBTと略記)を5部添加し、PCの配合量を100部から95部に変更する以外は、全て実施例1と同じ操作を行い、ペレットを得た。また、全て同様に平板成形品と物性評価用フィルムを作成し評価を行った。結果を表1に示す。
【0034】
(比較例1)
カーボンブラックの添加量を7部に変更する以外は、全て実施例1と同じ操作を行い、ペレットを得た。また、射出速度(x)を10mm/secに変更する以外は、全て同様に平板成形品と物性評価用フィルムを作成し評価を行った。結果を表1に示す。
【0035】
(比較例2)
カーボンブラックの添加量を45部に変更する以外は、全て実施例1と同じ操作を行い、ペレットを得た。また、射出速度(x)を80mm/secに変更する以外は、全て同様に平板成形品と物性評価用フィルムを作成し評価を行った。結果を表1に示す。
【0036】
(比較例3)
カーボンブラックの添加量を35部及びポリブチレンテレフタレート樹脂を30部添加し、PCの配合量を100部から70部に変更する以外は、全て実施例1と同じ操作を行い、ペレットを得た。また、射出速度(x)を80mm/secに変更する以外は、全て同様に平板成形品と物性評価用フィルムを作成し評価を行った。結果を表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
表1に示すとおり、本発明の構成を満足する場合(実施例1〜3)には、全ての評価項目において十分な性能を有していた。
【0039】
一方、比較例1〜3に示すように、ポリカーボネート樹脂(A)およびカーボンブラック(B)を必須成分として含む樹脂組成物を射出速度x(mm/sec)で射出成形して得られる平板成形品の表面抵抗率y(Ω/sq)が本発明の要件を満たさない場合には、導電性又はフィルム外観に劣っていた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリカーボネート樹脂(A)およびカーボンブラック(B)を必須成分として含む樹脂組成物であって、前記樹脂組成物を射出速度x(mm/sec)で射出成形して得られる平板成形品(90×50×2mm)の表面抵抗率y(Ω/sq)が下記式(1)の関係式を満たすことを特徴とする導電性ポリカーボネート樹脂組成物。
log(y)=ax+1・・・・式(1)
式中、x、yおよびaはそれぞれ次の範囲の数値を表す。
x<100
1≦log(y)≦8
0.01≦a≦0.26
【請求項2】
前記式(1)のlog(y)およびaが、それぞれ次に示す範囲の数値であることを特徴とする請求項1に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物。
1≦log(y)≦7
0.02≦a≦0.25
【請求項3】
前記樹脂組成物が、さらにポリアルキレンテレフタレート樹脂(C)を必須成分として含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物。
【請求項4】
前記ポリアルキレンテレフタレート樹脂(C)がポリブチレンテレフタレート樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品。
【請求項6】
請求項1〜4の何れか一項に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなるIC搬送容器。
【請求項7】
請求項1〜4の何れか一項に記載の導電性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなるICキャリアテープ。

【公開番号】特開2011−137116(P2011−137116A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−299292(P2009−299292)
【出願日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(396001175)住化スタイロンポリカーボネート株式会社 (215)
【Fターム(参考)】