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少なくとも1つの3−アミノピラゾロピリジン誘導体を含むケラチン線維の染色のための組成物
説明

少なくとも1つの3−アミノピラゾロピリジン誘導体を含むケラチン線維の染色のための組成物

【課題】少なくとも1つの3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン誘導体またはその付加塩のうちの1つを含むケラチン線維、特に人間のケラチン線維(例えば、毛髪)の染色のための組成物、およびこの誘導体を使用する方法を提供すること。
【解決手段】本発明の組成物は、多様な色合いで、強力、有色、美的、低選択性であり、毛髪が受ける可能性の高い攻撃的因子(例えばシャンプー、光、汗、およびパーマ整髪)への優れた耐性を備えた着色を達成することを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1つの3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン誘導体またはその付加塩のうちの1つを含むケラチン線維、特に人間のケラチン線維(例えば、毛髪)の染色のための組成物、およびこの誘導体を使用する方法に関する。本発明はまた、3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン誘導体またはその付加塩のうちの1つに関する。
【背景技術】
【0002】
概して酸化ベースと呼ばれる酸化染料前駆物質、特にオルト-もしくはパラ-フェニレンジアミン、オルト-もしくはパラ-アミノフェノール、および複素環式化合物を含む染色用組成物によるケラチン線維、特に人間のケラチン線維(例えば、毛髪)の染色は知られている。酸化染料前駆物質または酸化ベースは無色もしくはわずかに着色した化合物であり、酸化製品と組み合わされると酸化縮合の過程によって有色または着色化合物を生じさせることが可能である。
【0003】
これらの酸化ベースで得られる色合いがこれらを結合剤または染色調整剤と組み合わせることによって変えられ得ることもやはり知られており、後者はとりわけメタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ヒドロキシフェノール類、および(例えばピラゾロ-[1,5-b]-1,2,4-トリアゾール類の誘導体、ピラゾロ-[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール類の誘導体、ピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン類の誘導体、ピリジンの誘導体、ピラゾール-5-オンの誘導体、インドリンの誘導体、およびインドールの誘導体といった)或る種の複素環式化合物から選択される。
【0004】
酸化ベースおよび結合剤に使用される分子の多様性は豊富な色彩のパレットが得られ得ることを意味する。
【0005】
これらの酸化染料で得られるいわゆる「永久」染色はさらに、或る一定数の必要条件に合致しなければならない。したがって、外部因子(例えば光、天候、洗浄、パーマ、発汗、摩擦)に対する優れた耐性を供給しながら、毒物学的条件でどのような問題を提起してもならず、所望の強さの色合いを得ることを可能にしなければならない。
【0006】
染料はまた、白髪についても処置の対象としなければならず、最終的に、実際では先端と根元の間で異なる感度(すなわち傷みの量)を有することもあり得る同一ケラチン線維で常にできるだけ少ない選択性、すなわちできるだけ僅かな着色の差異を有さなければならない。それらはまた、配合物中で良好な化学的安定性を示さなければならない。これらは優れた毒性プロファイルを有さなければならない。
【0007】
パラ-フェニレンジアミンおよびパラ-アミノフェノールの誘導体のような酸化ベースの使用は、色の強度、色合いの多様性、色彩の均一性、および外部因子への耐性の優れた特性を毛髪に与えながらその一方で、優れた色度を備えた色合いを達成しないけれども塩基性のpHで極めて広範囲の色彩を得ることを可能にする。
中性pHでのこれらのベースの使用は多様な色合いの範囲、特に暖色系の色合いを得るためにはさらに非効果的である。
欧州特許出願公開第1233743号は既に、酸化ベースとして3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン類を含む染料組成物を提案している。この文書に記述された染料組成物は優れた特性の色度および外部因子(例えば洗浄および光)への耐性を達成することを可能にせず、さらに、色合いの範囲は限られた範囲である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1233743号
【特許文献2】英国特許第1026978号
【特許文献3】英国特許第1153196号
【特許文献4】仏国特許出願公開第2801308号
【特許文献5】独国特許第2359399号
【特許文献6】JP88-169571(特公昭63-169571号)
【特許文献7】JP05-63124(特公平17-63124号)
【特許文献8】欧州特許第0770375号
【特許文献9】国際公開第96/15765号
【特許文献10】仏国特許出願公開第2750048号
【特許文献11】独国特許第3843892号
【特許文献12】独国特許第4133957号
【特許文献13】国際公開第94/08969号
【特許文献14】国際公開第94/08970号
【特許文献15】仏国特許出願公開第2733749号
【特許文献16】独国特許第19543988号
【特許文献17】仏国特許第2586913号
【特許文献18】米国特許第4128425号
【特許文献19】米国特許第2841584号
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】J.Het.Chem.,2001,38(3),613〜616
【非特許文献2】Helvetica Chimica Acta,1950,33,1183〜1194
【非特許文献3】J.Org.Chem.,23,2029(1958)
【非特許文献4】J.Am.Chem.Soc.,73,3240,(1951)
【非特許文献5】J.Am.Chem.Soc.,84,590(1962)
【非特許文献6】Justus Liebig Ann.Chem.,686,134(1965)
【非特許文献7】Tetrahedron Lett.,31,2859〜2862(1973)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、ケラチン線維の染色のための新規の酸化ベースであって、既にある酸化ベースの欠点を有さない酸化ベースを提供することである。特に、本発明の目的は、多様な色合いで染色を達成することを可能にし、強力、彩色的(chromatic)、美的、低選択性であり、毛髪が受ける可能性の高い攻撃的因子(例えばシャンプー、光、汗、およびパーマ整髪)への優れた耐性を備えた新規の酸化ベースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的は、適切な染色媒質中に酸化染色ベースとして以下の式(I)
【0012】
【化1】

【0013】
の3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン誘導体、ならびにこれらの塩および溶媒和物を含む、ケラチン線維を染色するための組成物に関する本発明により達成され、
式中、
・Z1は酸素原子、基NR6を表し、Z1がNR6を表す場合、R1とR6はこれらが結合している窒素原子と一緒になって、5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の複素環を形成することができ、R1がメチル基である場合にZ1は二価の基S、SO、SO2を表すことができ、
・R1およびR2は独立して
水素原子、
場合によっては置換されたC1〜C10アルキル基(この置換基は場合によっては、5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の(複素)環であってもよい)、
5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の(複素)環、
を表し、
・R2、R3、R4、R5は独立して
水素原子、
場合によっては置換されたC1〜C4アルキル基、
NH2、NHR10、NR11R12、OH、OR9から選択される基(R9およびR10は場合によっては置換された直鎖もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを表し、同一もしくは異なっていてもよいR11およびR12は場合によっては置換された直鎖もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを表し、R11およびR12はこれらが結合している窒素原子と一緒になって、5から8員環を備えて場合によってはN、O、S、SO2、COから選択される1つまたは複数の他のヘテロ原子もしくは基を含む飽和、不飽和または芳香族の複素環を形成してもよい)、
を表し、
・R2、R3、R4、R5は隣り合う基と2つずつ、場合によっては置換された飽和もしくは不飽和の(複素)環を形成することができ、以下の式をそれぞれ備えた2-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンおよび2-モルホリノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンは除かれる。
【0014】
【化2】

【0015】
特に、本発明は光および洗髪に耐性で高速のケラチン線維染色を達成することを可能にする。
【0016】
本発明の他の目的は、本発明の組成物を使用したケラチン線維染色の方法、ならびにケラチン線維染色のためのこの組成物の使用である。
【0017】
本発明はまた、2-メチルスルファニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンおよび2,3-ジアミノピラゾロ[1,5-a]ピリジンを除く式(I)の新規のピラゾロピリジン、ならびに対応するニトロもしくはニトロソ誘導体に関する。
【0018】
本発明の範囲の中で、「アルキル基」は置換されていても非置換であってもよい直鎖または分枝状のアルキル基を意味する。これらは染色の分野における従来からある置換基であって、式(I)の化合物の酸化ベースの特性を変えないいずれの置換基で置換されてもよい。
【0019】
同様に、式(I)で規定される(複素)環式基が置換される場合、これらは染色の分野における従来式の基であって、式(I)の化合物の酸化ベースの特性を変えないいずれの基で置換されてもよい。以下は環または複素環の置換基の範例として記述され得るもので、すなわちアルキル基、置換型アルキル基、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオ、アルキルチオ、カルボキシ、アルキルカルボニル、スルホニル、アミド基などである。
【0020】
R1とR6によって形成される窒素含有複素環は1つまたは複数の他のヘテロ原子、とりわけN、O、S、SO2、-CO-から選択されるヘテロ原子を含んでもよい。さらに、とりわけ上記に述べられたように置換型または非置換であってもよい。
【0021】
式(I)の化合物は場合によってはHCl、HBr、HI、H2SO4、H3PO4といった無機の強酸、または酢酸、乳酸、酒石酸、クエン酸またはコハク酸、ベンゼンスルホン酸、パラ-トルエンスルホン酸、ギ酸、またはメタンスルホン酸といった有機酸によって加塩されてもよい。
【0022】
これらはまた、溶媒和物、例えば水和物またはエタノールやイソプロパノールといった直鎖もしくは分枝状のアルコールの溶媒和物の形であってもよい。
【0023】
本発明の範囲の中で、「式(I)の誘導体」はメソ異性体または異性体の形すべてを意味する。
【0024】
上記の式(I)で、R1および/またはR6が置換型アルキル基を表す場合、置換基はとりわけハロゲン、-OH、-OR9、-NH2、-NHR10、NR11R12、-COR13、-O-CO-R13、-CO-OR14、-NR15-CO-R16、-CO-NR15R16、-SO3-H基、飽和もしくは不飽和の環式基(場合によってはN、S、Oから選択されるヘテロ原子を含み、環自体が置換されることもあり得る)から選択され、ここで同一であっても異なっていてもよいR9、R10、R11、およびR12は前記で規定される通りであり、同一であっても異なっていてもよいR13、R14、R15、およびR16は水素またはC1〜C6アルキル基を表す。上記の式(I)で、R1および/またはR6が置換型アルキル基を表す場合、置換基は-OSO2R基から選択されることができ、ここでRは場合によって置換された直鎖または分枝状のC1〜C4アルキル基または芳香族基を表す。以下が範例として述べられることが可能であり、すなわち-OH、-OR9、-NH2、-NHR10、NR11R12、-COR13基、(イミダゾール、ピペラジン、ピロリドン、ピリジン、ピペリジン、モルフォリン、ピリミジンといった)環式基である。
【0025】
式(I)の誘導体の範例として、以下の化合物またはこれらの付加塩または溶媒和物を記述することが可能である。
【0026】
【表1】











【0027】
本発明の特定の実施形態によると、上記の式(I)の酸化ベースは、Z1が酸素原子、基NR6、またはR1と複素環を形成する基R6を表すようなものにされる。
【0028】
本発明によると、基R1はアルキル基、ヒドロキシで置換されたアルキル基、アミノまたは(ジ)アルキルアミノで置換されたアルキル基、窒素含有複素環(例えばピペラジニル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピリジニル、モルホリニル、ピペリジニル)で置換されたアルキル基から選択されることができる。変形例によると、このアルキル基は1から6個の炭素原子を有する。
【0029】
基R6は水素原子、アルキル基、またはヒドロキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基で置換されたアルキル基、窒素含有複素環(例えばピペラジニル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピリジニル、モルホリニル、ピペリジニル)で置換されたアルキル基から選択されることができる。変形例によると、R6は1から6個の炭素原子を有する。
【0030】
R1とR6がこれらが結合している窒素原子と一緒になって複素環を形成する特定の実施形態によると、このとき複素環はイミダゾール、ピペラジン、ピロリジン、ジアザパンから選択されることができ、これらの複素環は置換されていても非置換であってもよい。
【0031】
R2、R3、R4、およびR5が置換型アルキル基を表す場合、このアルキル基はとりわけ-OH、-OR9、-NH2、-NHR10、NR11R12、またはSR9から選択される基で置換されたことが可能であり、ここで、同一であっても異なってもよいR9、R10、R11、およびR12は前記で規定される通りである。
【0032】
範例として、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、アミノエチル、プロピル、およびブチル基を記述することが可能である。変形例によると、R2、R3、R4、およびR5は独立して水素原子、またはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert-ブチルといったC1〜C4アルキル基であるか、またはR4およびR5が一緒になって5から8員環を備えた(複素)環を形成する。特定の実施形態によると、R4およびR5が一緒になって、場合によっては置換されて5または8員環、とりわけ5から6員環を備えた飽和または不飽和の環、例えばシクロペンタンまたはシクロヘキサンを形成する。
【0033】
以下の化合物が好ましい化合物として記述されることが可能である:
N-2-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)エタノール二塩酸塩、
1-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール二塩酸塩、
N-2-(3-イミダゾール-1-イルプロピル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-(3-ジメチルアミノピロリジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-イミダゾール-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルオキシ)エタノール二塩酸塩、
2-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩、
4-エチル-2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
4-エチル-7-メチル-2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-2-(ジイソプロピルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-[2-(ジエチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-2-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-モルフォリン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノール塩酸塩、
2-メトキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩、
2-イソプロポキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩、
2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピロリジン-1-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピペリジン-1-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-モルフォリン-4-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-[2-(ジイソプロピルアミノ)エトキシ]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-2-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-3-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-4-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
N-5,N-5-ジメチル-2-メチルスルファニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,5-ジアミン二塩酸塩。
【0034】
本発明の酸化ベースもしくはベース類は概して、染色用組成物の合計重量のうちの約0.001と10重量%の間、好ましくは約0.005と6%の間の量で各々存在する。
【0035】
本発明の染色用組成物はケラチン線維の染色のために従来から使用される1つまたは複数の結合剤を含んでもよい。これらの結合剤の中で、メタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール、ナフタレン結合剤、複素環式結合剤、およびこれらの付加塩を特に記述することが可能である。
【0036】
以下の範例、すなわち2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、6-クロロ-2-メチル-5-アミノフェノール、3-アミノフェノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス-2,4-(ジアミノフェノキシ)プロパン、3-ウレイドアニリン、3-ウレイド-1-ジメチルアミノベンゼンセサモール、1-β-ヒドロキシエチルアミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、a-ナフトール、2-メチル-1-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドール、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、6-ヒドロキシベンゾモルフォリン、3,5-ジアミノ-2,6-ジメトキシピリジン、1-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ビス-(β-ヒドロキシエチルアミノ)トルエンおよびこれらの酸付加塩が記述されることが可能である。
【0037】
本発明の組成物では、結合剤もしくは結合剤類は各々概して、染色用組成物の合計重量のうちの約0.001と10重量%の間、好ましくは約0.005と6%の間の量で各々存在する。
【0038】
本発明の組成物は、酸化染色に従来から使用される1つまたは複数の追加の酸化ベースを、前述のもの以外に追加的に含むことが可能である。例えば、これらの追加的な酸化ベースはパラ-フェニレンジアミン類、ビス-フェニルアルキレンジアミン類、パラ-アミノフェノール類、ビス-パラ-アミノフェノール類、オルト-アミノフェノール類、オルト-フェニレンジアミン類、前に規定されたような式(I)の誘導体とは異なる複素環式ベース類、およびこれらの付加塩から選択される。
【0039】
パラ-フェニレンジアミン類の中でも、以下、すなわちパラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)パラ-フェニレンジアミン、4-N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルアニリン、4-N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-クロロアニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキシプロピル)パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチル,β-ヒドロキシエチル)パラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン-4-アミノフェニルピロリジン、2-チエニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルアミノ-5-アミノトルエン、3-ヒドロキシ-1-(4'-アミノフェニル)ピロリジン、およびこれらの酸付加塩が範例として記述されることが可能である。
【0040】
上述のパラ-フェニレンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)パラ-フェニレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、およびこれらの酸付加塩が特に好ましい。
【0041】
ビス-フェニルアルキレンジアミン類の範例として以下、すなわちN,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N-ビス-(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N-ビス-(4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N-ビス-(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N-ビス-(4'-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N-ビス-(4-メチル-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N-ビス-(エチル)N,N-ビス-(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン、1,8-ビス-(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,6-ジオキサオクタン、およびこれらの酸付加塩が記述されることが可能である。
【0042】
パラ-アミノフェノール類の範例として以下、すなわち4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチル-アミノメチル)フェノール、4-アミノ-2-フルオロフェノール、およびこれらの酸付加塩が記述されることが可能である。
【0043】
オルト-アミノフェノール類の範例として以下、すなわち2-アミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、5-アセトアミド-2-アミノフェノール、およびこれらの酸付加塩が記述されることが可能である。
【0044】
複素環式ベース類の範例として以下、すなわちピリジン誘導体類、ピリミジン誘導体類、およびピラゾール誘導体類が記述されることが可能である。
【0045】
ピリジン誘導体類の中でも、例えば英国特許第1026978号および英国特許第1153196号に述べられた2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、3,4-ジアミノピリジン、およびこれらの酸付加塩といった化合物を記述することが可能である。
【0046】
本発明に使用されることが可能な他のピリジン酸化ベースは、例えば仏国特許出願公開第2801308号に述べられた3-アミノ-ピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン酸化ベース類またはこれらの酸付加塩である。以下、すなわちピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン、2-アセチルアミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン、2-モルフォリン-4-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン、3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-カルボン酸、2-メトキシ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミノ、(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-7-イル)-メタノール、2-(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-エタノール、2-(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-7-イル)-エタノール、(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-メタノール、3,6-ジアミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、3,4-ジアミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,7-ジアミン、7-モルフォリン-4-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,5-ジアミン、5-モルフォリン-4-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン、2-[(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ]-エタノール、2-[(3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-7-イル)-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ]-エタノール、3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-オール、3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-4-オール、3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-6-オール、3-アミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-7-オール、ならびにこれらの酸もしくは塩基付加塩が範例として記述されることが可能である。
【0047】
ピリミジン誘導体類の中でも、例えば独国特許第2359399号、JP88-169571(特公昭63-169571号)、JP05-63124(特公平17-63124号)、欧州特許第0770375号、または国際公開第96/15765号に述べられた2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノピリミジン、および仏国特許出願公開第2750048号に述べられたようなピラゾロピリミジン誘導体といった化合物を記述することが可能であり、ピラゾロピリミジン誘導体の中でもピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン、ピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,5-ジアミン、2,7-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,5-ジアミン、3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-7-オール、3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-5-オール、2-(3-アミノピラゾール-[1,5-a]-ピリミジン-7-イルアミノ)-エタノール、2-(7-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3-イルアミノ)-エタノール、2-[(3-アミノ-ピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-7-イル)-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ]-エタノール、2-[(7-アミノ-ピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3-イル)-(2-ヒドロキシエチル)-アミノ]-エタノール、5,6-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン、2,6-ジメチルピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン、3-アミノ-5-メチル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリミジン、および酸添加したこれらの塩、および互変異性体平衡が存在する場合にこれらの互変異性体形を記述することが可能である。
【0048】
ピラゾール誘導体類の中でも、例えば独国特許第3843892号、独国特許第4133957号、および国際公開第94/08969号、国際公開第94/08970号、仏国特許出願公開第2733749号、および独国特許第19543988号に述べられた4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、およびこれらの酸付加塩といった化合物を記述することが可能である。
【0049】
本発明の組成物に提示された式(I)のもの以外の追加的な酸化ベースもしくはベース類は概して、染色用組成物の合計重量のうちの約0.001と10重量%の間、好ましくは約0.005と6%の間の量で各々存在する。
【0050】
概して述べると、本発明の範囲の中で使用され得るこれらの追加的な酸化ベースおよび結合剤の付加塩は特に、酸付加塩(例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシラート、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩、酢酸塩)、および塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミン)付加塩から選択される。
【0051】
本発明による染色用組成物は、特にベンゼン系のニトロ染料、アゾ直接染料、およびメチン直接染料から選択され得る1つまたは複数の直接染料を追加的に含むことが可能である。これらの直接染料は非イオン性、アニオン性、またはカチオン性の性質であってもよい。
【0052】
染色助剤とも呼ばれる染色のための適切な媒質は化粧品用媒質であって、概して水、または十分に水に溶けない化合物を溶解させるための少なくとも1つの有機溶剤と水の混合物を含む。有機溶剤の範例として、例えばエタノールおよびイソプロパノールといったC1〜C4の低級アルカノール類、ポリオール類およびポリオールエーテル類(例えば2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジエチレングリコールのモノエチルエーテルおよびモノメチルエーテル)、ならびに芳香族アルコール類(例えばベンジルアルコールまたはフェノキシエタノール)、およびこれらの混合物を記述することが可能である。
【0053】
これらの溶剤は染色用組成物の合計重量に相対して好ましくは約1と40重量%の間、さらに好ましくは約5と30重量%の間の割り合いで存在することが好ましい。
【0054】
本発明による染色用組成物は毛髪を染色するために従来から使用される様々な添加剤、例えばアニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、双性の界面活性剤類もしくはこれらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、双性のポリマー類もしくはこれらの混合物、有機または無機の増粘剤、および特にアニオン性、カチオン性、非イオン性、両性の連合ポリマー増粘剤、酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、緩衝剤、分散剤、品質改良剤(例えば揮発性または不揮発性で修飾型または非修飾型のシリコーン類)、フィルム形成剤、セラミド、防腐剤、および混濁剤もやはり含むことが可能である。
【0055】
上記の添加剤は概して、染色用組成物の重量に相対して各々約0.01と20重量%の間の量で存在する。
【0056】
もちろん当業者は、本発明による酸化染色用組成物に本来備わっている有利な特性が予想される添加もしくは複数の添加によって悪影響を受けない、または実質的に受けないような方式でいずれかの添加化合物または複数化合物が選択されることを確実にするであろう。
【0057】
本発明による染色用組成物のpHは概して約3と12の間、好ましくは約5と11の間である。これは、ケラチン線維の染色に通常的に使用される酸性化またはアルカリ化薬剤によって、または場合によっては従来式の緩衝系によって所望の値に調節されることが可能である。
【0058】
酸性化剤の中でも、以下、すなわち塩酸、オルトリン酸、亜硫酸、カルボン酸(例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、乳酸)、およびスルホン酸が範例として記述されることが可能である。
【0059】
アルカリ化薬剤の中でも、以下、すなわちアンモニア、アルカリ金属の炭酸塩、アルカノールアミン類(例えばモノ、ジ、およびトリエタノールアミン類ならびにその誘導体)、ナトリウムまたはカリウムの水酸化物、および以下の式(II)の化合物が範例として記述されることが可能であり、
【0060】
【化3】

【0061】
ここでWは場合によってはヒドロキシル基またはC1〜C4アルキル基で置換されるプロピレン残基であり、同一であっても異なっていてもよいRa、Rb、Rc、およびRdは水素原子、C1〜C4アルキル基、またはC1〜C4ヒドロキシ基を表す。
【0062】
本発明による染色用組成物は様々な形(例えば、液体、クリーム、ゲル)、またはケラチン線維、特に人間の毛髪の染色を実施するために適切ないずれかの他の形であることが可能である。
【0063】
本発明の方法は、前に規定したような本発明による組成物が線維に応用され、酸化剤によって色彩が展開される方法である。色彩は酸性、中性、またはアルカリ性のpHで展開されることが可能であり、酸化剤は使用時に本発明の組成物に添加されてもよく、またはこれを含む酸化用組成物が本発明の組成物と同時または順々に利用されることを基本として使用されてもよい。
【0064】
特定の実施形態によると、本発明による組成物は好ましくは使用時に、適切な染色媒質中で少なくとも1つの酸化剤を含む組成物と混合され、前記酸化剤は発色を進展させるために十分な量で存在する。得られた混合物はその後、ケラチン線維に塗られる。約3から50分、好ましくは約5から30分の待ち時間の後、ケラチン線維が洗い流され、シャンプーで洗われ、再び洗い流され、次いで乾かされる。
【0065】
ケラチン線維の酸化染色のために従来から使用される酸化剤は、例えば過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭素酸塩、過酸基塩(例えば過ホウ酸塩および過硫酸塩)、過酸、およびオキシダーゼ酵素(ペルオキシダーゼ、ウリカーゼのような2電子酸化還元酵素、およびラッカーゼのような4電子オキシゲナーゼを記述することが可能である)である。過酸化水素が特に好ましい。
【0066】
酸化用組成物はまた、前に規定されたように毛髪を染色するために従来から組み合わせて使用される様々な添加剤も含むことが可能である。
【0067】
酸化剤を含む酸化用組成物のpHは、染色用組成物と混合された後に、結果として得られ、ケラチン線維に塗られる組成物のpHが好ましくは約3と12の間、さらに好ましくは5と11の間で変わるようにされる。これは、前に規定されたようにケラチン線維の染色に通常的に使用される酸性化またはアルカリ化薬剤によって所望の値に調節されることが可能である。
【0068】
最終的にケラチン線維に塗られる準備の整った組成物は様々な形(例えば、液体、クリーム、ゲル)、またはケラチン線維、特に人間の毛髪の染色を実施するために適切ないずれかの他の形であることが可能である。
【0069】
本発明はまた、第1の区画が上記で規定された本発明の染色用組成物を含み、第2の区画が酸化用組成物を含むいくつかの区画を備えた染色「キット」に関する。このキットは、本出願人の名前で発行された仏国特許第2586913号に述べられたキットのように所望の混合物を毛髪に供給するための手段を装着されることが可能である。
【0070】
このキットを使用すると、少なくとも1つの式(I)の酸化ベースを含む染色用組成物を酸化剤と混合する工程、および得られた混合物を所望の発色を展開させるために十分な時間についてケラチン線維に塗る工程を含む方法によってケラチン線維を染めることが可能である。
【0071】
本発明はまた、前に規定されたような式(I)のピラゾロピリジン誘導体またはその付加塩のうちの1つの、ケラチン線維、特に毛髪のような人間のケラチン線維の酸化染色のための使用に関する。
【0072】
本発明に使用され得る式(I)の化合物は中間体から得られることが可能であり、文献、特に以下の参考文献、すなわちJ.Het.Chem.,2001,38(3),613〜616、Helvetica Chimica Acta,1950,33,1183〜1194、J.Org.Chem.,23,2029(1958)、J.Am.Chem.Soc.,73,3240,(1951)、J.Am.Chem.Soc.,84,590(1962)、Justus Liebig Ann.Chem.,686,134(1965)、Tetrahedron Lett.,31,2859〜2862(1973)、米国特許第4128425号および米国特許第2841584号、および引用文献に述べられた合成経路によって得られることが可能である。
【0073】
特定の実施形態によると、式(I)の化合物は以下のスキームに従って合成されることが可能であり、
【0074】
【化4】

【0075】
式中、R'2、R'3、R'4、およびR'5はR2、R3、R4、およびR5と同じ意味を有するかまたはこれらの前駆物質である。
【0076】
範例として、R1がアルキル基(C1〜C10)-NR11R12またはアルキル基(C1〜C10)-OR11を表す場合、以下の合成方法が使用されることが可能である。
【0077】
【化5】

【0078】
これらの合成経路のさらなる詳細は下記に述べられる実施例に与えられる。
【0079】
本発明はまた、上記で規定されるような中間体(A)および(B)に関し、ここでR'2、R'3、R'4またはR'5のうちの少なくとも1つは、他のすべての置換基が水素である場合にR'2=Meである化合物は別として水素原子と異なる。
【0080】
本発明は、上記で規定されるような式(C)、(D)、(F)、(H)、(I)の中間体にもやはり関する。
【発明を実施するための形態】
【0081】
(実施例)
(実施例1:N-2-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0082】
【化6】

【0083】
(2-メチルスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0084】
【化7】

【0085】
窒素流下で、機械的撹拌子および内部温度センサを装備した2リットルの三つ口フラスコ内にDMF中の1-N-ヨウ化アミノピリジニウム111g(0.5モル)の溶液を調製する。
【0086】
その後、炭酸カリウム(207.3、3eq.)を一度に添加し、続いて1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレン(165.2g、2eq.)の添加をやはり一度にする。反応混合物の重量が増加する。その後、さらに液状の反応混合物を作製するために500mlのDMFを添加する。
【0087】
室温で48時間撹拌した後、反応混合物を4リットルの氷水中に注ぐ。形成する沈殿物を濾過して大量の水(5リットル)で洗浄し、その後、80℃、真空下で乾燥させる。
【0088】
このようにして得られた固体から、酢酸エチル中に再ペースト化することによって余剰の1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレン(1H-NMRで30モル%と判定された)を除去する。脱水および乾燥の後、期待される生成物に相当する黄色がかったベージュ色の固体72gが得られる。
【0089】
1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):
8.98(1H,d);8.20(1H,d)、7.89(1H,m)、7.36(1H,m)、2.36(3H,s)。
【0090】
(2-メタンスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0091】
【化8】

【0092】
880gのOxone(5eq.)、2リットルの水、および前に得られた2-メチルスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン60g(0.287eq.)を機械的撹拌子および内部温度センサを装備した4リットルの三つ口フラスコ内に連続的に入れる。室温下で全体を撹拌する。
【0093】
反応を完了させるためにOxone(120g、0.7eq.)を添加し、室温下で4時間撹拌した後に反応を停止させる。
【0094】
形成した固体を脱水処理し、過酸化物を含まなくなった濾過物が得られるまで大量の水で洗浄する。その後、40℃、真空下でP2O5の上に置く。期待される生成物59gが黄色がかったベージュ色の粉末の形で得られる。
【0095】
1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):
9.15(1H,d);8.35(1H,d)、8.03(1H,m)、7.56(1H,m)、3.59(3H,s)。
【0096】
(エチル-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-アミンの合成)
【0097】
【化9】

【0098】
3mlのN-メチルピロリジノン、2.41g(0.01モル)の2-メタンスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および4.015gのエチルアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した10mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで70℃に5時間加熱する。
【0099】
反応混合物を水の中に注ぐことによって単離される黄色の化合物がフリットの上で脱水され、その後、水で数回洗浄される。P2O5の存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.68gの黄色の固体が回収される。
【0100】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された化合物C9H10N4O2の質量が質量分析法で検出される。期待された分子C9H10N4O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0101】
(N-2-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0102】
【化10】

【0103】
400mlのエタノールおよび11gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。
【0104】
その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム2.25gを添加し、3gのエチル-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-アミンを分割して15分の時間にわたって添加し、還流を2時間維持する。
【0105】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、蒸発乾固させる。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する2.1gの青色粉末が得られる。
【0106】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された化合物C9H10N4O2の質量が質量分析法で検出される。期待された分子C9H12N4の擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が検出される。
【0107】
(実施例2:2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール二塩酸塩)
【0108】
【化11】

【0109】
(2-[(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノールの合成)
【0110】
【化12】

【0111】
10mlのN-メチルピロリジノン、7.25g(0.03モル)の2-メタンスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および6mlのエタノールアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで70℃に5時間加熱する。
【0112】
反応混合物を水の中に注ぐことによって単離される黄色の化合物がフリットの上で脱水され、その後、水で数回洗浄される。P2O5の存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する6.45gの黄色の固体が回収される。
【0113】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0114】
期待された分子C9H10N4O3の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0115】
(2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)-エタノール二塩酸塩の合成)
【0116】
【化13】

【0117】
350mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、2gの2-[(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-アミノ]エタノールを分割して15分の時間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0118】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、これらを蒸発乾固させる。
【0119】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.23gの青色がかった粉末が得られる。
【0120】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0121】
期待された分子C9H12N4Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0122】
(実施例3:1-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)-プロパン-2-オール)
【0123】
【化14】

【0124】
(1-[(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-アミノ]プロパン-2-オールの合成)
【0125】
【化15】

【0126】
10mlのN-メチピロリジノン、7.23g(0.03モル)の2-メタンスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および7mlの1-アミノ-2-プロパノールを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで70℃に5時間加熱する。
【0127】
反応混合物を水の中に注ぐことによって単離される黄色の化合物がフリットの上で脱水され、その後、水で数回洗浄される。P2O5の存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する6.02gの黄色の固体が回収される。
【0128】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0129】
(1-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)-プロパン-2-オール二塩酸塩の合成)
【0130】
【化16】

【0131】
350mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、2gの1-[(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-アミノ]プロパン-2-オールを分割して15分の時間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0132】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、蒸発乾固させる。
【0133】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.5gの青色がかった粉末が得られる。
【0134】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C10H14N4Oの擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が主に検出される。
【0135】
(実施例4:N-2-(3-イミダゾール-1-イル-プロピル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0136】
【化17】

【0137】
(N-[3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピル]-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0138】
【化18】

【0139】
50mlのN-メチルピロリジノン、5g(0.021モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および26gの3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロパン-1-アミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、TLC(溶離液:ジクロロメタン/メタノール95:5)によってモニタしながら6時間撹拌し続ける。
【0140】
反応混合物を氷と水の混合物200gの上に注ぐ。結晶化する黄色の化合物をNo.3のフリットの上で脱水処理し、2×100mlの水、その後、3×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する5gの緑色固体が回収される。
【0141】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C13H14N6O2の擬分子イオン[M+H]+および[2M+H]+が主に検出される。
【0142】
(N-2-(3-イミダゾール-1-イル-プロピル)-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-アミン二塩酸塩)
【0143】
【化19】

【0144】
350mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、1gのN-[3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピル]-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを分割して15分間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0145】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、蒸発乾固させる。
【0146】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する0.5gの青色がかった粉末が得られる。
【0147】
期待された分子C13H16N6の擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が主に検出される。
【0148】
(実施例5:2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0149】
【化20】

【0150】
(3-ニトロ-2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0151】
【化21】

【0152】
10mlのN-メチルピロリジノン、7.23g(0.03モル)の2-メタンスルホニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および8mlのピロリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで70℃に1時間加熱し、TLC(溶離液:ジクロロメタン/メタノール98:2)によってモニタする。
【0153】
反応混合物を水の中に注ぐことによって単離される黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、その後、水で数回洗浄する。P2O5の存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する6.84gの黄色の固体が回収される。
【0154】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0155】
(2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロピリジン[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0156】
【化22】

【0157】
400mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、1gの3-ニトロ-2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して15分間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0158】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、蒸発乾固させる。
【0159】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.2gの青色がかった粉末が得られる。
【0160】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0161】
1H-NMR(DMSO-d6):1.91(m,4H)、3.46(m,1H)、6.70(m,1H)、7.21(m,1H)、7.73(m,1H)、7.79(se,2H)、8.42(m,2H)、10.24(se,3H)。
【0162】
期待された分子C11H14N4の擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が主に検出される。
【0163】
(実施例6:2-(3-ジメチルアミノ-ピロリジン-1-イル)-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0164】
【化23】

【0165】
(N,N-ジメチル-1-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-アミンの合成)
【0166】
【化24】

【0167】
5mlのN-メチルピロリジノン、3gの2-(メチルスルホニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および3.77mlの3-(ジメチルアミノ)ピロリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、撹拌しながら80℃に1時間加熱する。
【0168】
反応混合物を氷と水の混合物200gの上に注ぐ。結晶化する黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、2×100mlの水、その後、3×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する3.26gの黄色の固体が回収される。
【0169】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0170】
(2-(3-ジメチルアミノ-ピロリジン-1-イル)-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0171】
【化25】

【0172】
400mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、1gのN,N-ジメチル-1-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)ピロリジン-3-アミンを分割して15分間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0173】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、濾過物を混ぜ合わせ、蒸発乾固させる。
【0174】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する0.9gの青色がかった粉末が得られる。
【0175】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C13H19N5の擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が主に検出される。
【0176】
(実施例7:2-イミダゾール-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0177】
【化26】

【0178】
(2-イミダゾール-1-イル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0179】
【化27】

【0180】
5gの2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、20mlのN-メチルピロリジノン、および7gのイミダゾールを、磁気撹拌子、温度計、および凝縮器を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。
【0181】
この混合物を100℃に30分間加熱し、次いで冷却後に2-イミダゾール-1-イル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを5倍量の水中で沈降させる。
【0182】
五酸化リンの存在下、真空中で脱水および乾燥させた後、4.23gの黄色の固体が回収される。
【0183】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された化合物C10H7N5O2の質量が質量分析で検出される。
【0184】
(2-イミダゾール-1-イル-ピラゾロピリジン[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0185】
【化28】

【0186】
200mlのエタノール、6gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶解した塩化アンモニウム1gを添加し、2gの2-イミダゾール-1-イル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して15分間にわたって添加し、還流を4時間維持する。
【0187】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで亜鉛を洗浄し、混ぜ合わせた液を1/3に濃縮し、フリットの上に形成される生成物を濾過する。
【0188】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する2.5gの紅梅色の粉末が得られる。
【0189】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0190】
1H-NMR(DMSO-d6):7.07(m,1H)、7.37(dd,1H)、7.97(m,2H)、8.23(dd,1H)、8.67(d,1H)、9.78(se,1H)。
【0191】
期待された分子C10H9N5の擬分子イオン[M+H]+および[M+Na]+が主に検出される。
【0192】
(実施例8:N-2-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0193】
【化29】

【0194】
(3-ニトロ-N-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0195】
【化30】

【0196】
20mlのN-メチルピロリジノン、15g(0.062モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および16mlの2,3-アミノエチルピロリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで80℃に1時間加熱し、TLC(溶離液:酢酸エチル/メタノール90:5)によってモニタする。
【0197】
反応混合物を室温に冷却し、その後、氷と水の混合物400gの上に注ぐ。形成する黄色がかったベージュ色の沈殿物をフリットの上で脱水処理し、水で数回洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する15.2gの黄色の固体が回収される。
【0198】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0199】
(N-2-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0200】
【化31】

【0201】
200mlのエタノール、5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、その後、5gの3-ニトロ-N-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0202】
還元が終わったとき、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、その後、2×15mlのエタノール、および2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する5gの青色がかった粉末が回収される。
【0203】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0204】
1H-NMR(DMSOd6):1.83(m,2H)、1.99(m,2H)、3.07(m,2)、3.38(m,2H)、3.63(m,4H)、6.71(m,1H)、7.24(m,1H)、7.50(d,1H)、8.42(d,1H)、10.13(se,1H)、10.25(se,3H)。
【0205】
期待された分子C13H19N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+H]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0206】
(実施例9:2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルオキシ)-エタノール二塩酸塩)
【0207】
【化32】

【0208】
(2-[(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]-エタノールの合成)
【0209】
【化33】

【0210】
20mlのエチレングリコール、10mlの水に溶かした4.2gのソーダタブレット、および2.5gの2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの溶液、および20mlのN-メチピロリジノンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで30℃に1時間加熱し、TLC(溶離液:酢酸エチル/メタノール90:5)によってモニタする。
【0211】
反応混合物を室温に冷却し、その後、氷と水の混合物450gの上に注ぐ。塩酸で中和した後、形成する黄色がかったベージュ色の沈殿物をフリットの上で脱水処理し、その後、水で数回洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する20.2gの黄色の固体が回収される。
【0212】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0213】
(2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルオキシ)-エタノール二塩酸塩の合成)
【0214】
【化34】

【0215】
50mlのエタノールおよび5mlの塩酸を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、還流下で1.2gの亜鉛および500mgの2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの混合物を分割して添加する。
【0216】
添加が終わると還流を2時間維持し、その後、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0217】
濾過物を蒸発乾固させ、塩酸エーテルの溶液中に3回取り、続いて蒸発させて濃青色の液体を得る。
【0218】
撹拌して整えながらこの液体をイソプロピルエーテルに徐々に注ぐ。青色固体の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する青色がかった粉末が回収される。
【0219】
(質量分析)
期待された分子C9H11N3O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0220】
(実施例10:2-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン三塩酸塩)
【0221】
【化35】

【0222】
(2-エトキシ-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0223】
【化36】

【0224】
50mlのナトリウムエチラートおよび4.9gのメタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れて撹拌しながら0.5時間還流させる。この反応混合物を500mlの水の中に注ぎ、結晶化する化合物をフリットの上で脱水処理し、水次いで3×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する4gのベージュ色の固体が回収される。
【0225】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0226】
(2-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン三塩酸塩の合成)
【0227】
【化37】

【0228】
350mlのエタノールおよび12gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、500mgの塩化アンモニウムを添加し、3.88gの2-エトキシ-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して添加する。添加が終わると、還流を2時間維持し、還元が完了される。アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。イソプロピルエーテルを濾過物に添加することによって固体の沈降が促進される。得られるクリーム色の固体をフリットの上で脱水処理し、2×1mlのエタノールおよび2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当するベージュ-クリーム色の粉末が回収される。
【0229】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0230】
1H-NMR(D2O):1.45(t,3H)、4.43(q,2H)、6.91(m,1H)、7.41(m,1H)、7.51(m,1H)、8.3(m,1H)。
【0231】
(質量分析)
期待された分子C9H11N3Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0232】
(実施例11:N-2-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0233】
【化38】

【0234】
(3-ニトロ-N-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0235】
【化39】

【0236】
100mlのN-メチルピロリジノン、20g(0.0711モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および20.3ml(0.142モル)の2-ピペリジン-1-イルエタンアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで4時間、70℃に加熱し、TLC(溶離液:ジクロロメタン/メタノール95:5)によってモニタする。反応混合物を室温に冷却し、その後、氷と水の混合物400gの上に注ぐ。結晶化するベージュ色の化合物をNo.4のフリットの上で脱水処理し、次いで水で数回洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する20.43gの黄色の固体が回収される。
【0237】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された化合物C14H19N5O2の質量が質量分析法で検出される。期待された分子C14H19N5O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0238】
(N-2-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0239】
【化40】

【0240】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、その後、2gの3-ニトロ-N-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×15mlのエタノール、および2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する2gの灰色がかった青色の粉末が回収される。
【0241】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0242】
(実施例12:N-2-[2-(ジイソプロピルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0243】
【化41】

【0244】
(N,N-ジイソプロピル-N'-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンの合成)
【0245】
【化42】

【0246】
20mlのN-メチルピロリジノン、10g(0.0414モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および14.4ml(0.082モル)のN,N-ジイソプロピルエタン-1,2-ジアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで1時間、70℃に加熱し、TLC(溶離液:ジクロロメタン/メタノール95:5)によってモニタする。反応混合物を室温に冷却し、氷と水の混合物100gの上に注ぐ。形成する黄色の沈殿物をNo.3のフリットの上で脱水処理し、その後、水次いで3×100mlの石油エーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する11.88gの黄色の固体が回収される。
【0247】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C15H23N5O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0248】
(N-2-[2-(ジイソプロピルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0249】
【化43】

【0250】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、1.75mlの酢酸を滴下して加え、その後、1.75gのN,N-ジイソプロピル-N'-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0251】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。その後、灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×15mlのエタノール2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する灰色がかった青色の粉末が回収される。
【0252】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待される化合物C15H25N5の質量が質量分析で検出される。期待された分子C15H25N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0253】
(実施例13:N-2-[2-(ジエチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0254】
【化44】

【0255】
(N,N-ジエチル-N'-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンの合成)
【0256】
【化45】

【0257】
100mlのN-メチルピロリジノン、10g(0.0414モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および11.65ml(0.0829モル)のN,N-ジエチレンジアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで4時間、70℃に加熱する。反応混合物を室温に冷却し、氷と水の混合物100gの上に注ぐ。結晶化する黄色の化合物をNo.3のフリットの上で脱水処理し、その後、3×100mlの石油エーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する9.80gの黄色の固体が回収される。
【0258】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C13H19N5O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0259】
(N-2-[2-(ジエチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0260】
【化46】

【0261】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで2gのN,N-ジイソプロピル-N'-(3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0262】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。その後、灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをフリットの上で脱水処理し、2×15mlのエタノール2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する2gの灰色がかった緑色の粉末が回収される。
【0263】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0264】
期待される化合物C13H21N5の質量が質量分析で検出される。期待された分子C13H21N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0265】
(実施例14:N-2-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0266】
【化47】

【0267】
(3-ニトロ-N-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0268】
【化48】

【0269】
10mlのN-メチルピロリジノン、4.93g(0.02046モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および5gml(0.04092モル)の3-(2-アミノエチル)-ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで1時間、70℃に加熱する。反応混合物を室温に冷却し、氷と水の混合物100gの上に注ぐ。結晶化する黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、水、次いで3×100mlの石油エーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する5.61gの黄色の固体が回収される。
【0270】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0271】
期待された分子C13H21N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+H]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0272】
(N-2-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0273】
【化49】

【0274】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで1.6gの3-ニトロ-N-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0275】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。その後、灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリットの上で脱水処理し、2×15mlのエタノールおよび2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.46gの灰色がかった緑色の粉末が回収される。
【0276】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C14H15N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+H]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0277】
(実施例15:N-2-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0278】
【化50】

【0279】
(3-ニトロ-N-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0280】
【化51】

【0281】
50mlのN-メチルピロリジノン、10g(0.03555モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および8.68g(0.07110モル)の4-(2-アミノエチル)を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで4時間、70℃に加熱し、TLC(溶離液:ジクロロメタン/メタノール95:5)によってモニタする。反応混合物を室温に冷却し、氷と水の混合物200gの上に注ぐ。結晶化する黄色の化合物をNo.3のフリットの上で脱水処理し、水、次いで3×100mlの石油エーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する10.81gの黄色の固体が回収される。
【0282】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0283】
(N-2-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0284】
【化52】

【0285】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで2gの3-ニトロ-N-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0286】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。その後、灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをフリットの上で脱水処理し、2×15mlのエタノールおよび2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.8gの灰色がかった緑色の粉末が回収される。
【0287】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0288】
1H-NMR(DMSO-d6):3.21(t,2H)、3.64(t,2H)、6.66(m,1)、7.19(m,1H)、7.50(m,1H)、8.04(d,2H)、8.39(m,1H)、8.82(d,2H)。
【0289】
期待された分子C14H15N5の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+H]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0290】
(実施例16:N-2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0291】
【化53】

【0292】
(N-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンの合成)
【0293】
【化54】

【0294】
10mlのN-メチルピロリジノン、7.23g(0.03モル)の2-メタンスルファニル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および10ml(0.1モル)のN-メチルピペリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れる。撹拌しながらオイルバスで4時間、70℃に加熱する。反応混合物を室温に冷却し、氷と水の混合物400gの上に注ぐ。結晶化するベージュ色の化合物をフリットの上で脱水処理し、水で数回洗浄する。P2O5存在下、35℃にて真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する7.99gの黄色の固体が回収される。
【0295】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0296】
期待される化合物C12H15N5O2の質量が質量分析で検出される。期待された分子C12H15N5O2の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0297】
(N-2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0298】
【化55】

【0299】
200mlのエタノールおよび6gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、0.5mlの水に溶かした1gの塩化アンモニウムを添加し、2gのN-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-アミンを15分間にわたって分割して加え、還流を2時間維持する。
【0300】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、エタノールで洗浄し、混ぜ合わせた濾過物をイソプロピルエーテルで希釈する。形成する固体をフリット上で脱水処理する。
【0301】
P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する0.3gの薄い青色がかった緑色の粉末が得られる。NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0302】
(実施例17:2-メトキシ-7-メチルピラゾロピリジン[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩)
【0303】
【化56】

【0304】
(ヨウ化1-アミノ-2-メチルピリジニウムの合成)
【0305】
【化57】

【0306】
400mlの水および100gのピコリンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した2リットルの三つ口フラスコに入れ、600mlの水に溶かした40.1gのヒドロキシルアミノスルホン酸の溶液を30℃で迅速に添加し、この混合物を85℃に6時間加熱し、その後、室温で一晩撹拌し続ける。
【0307】
69.3gの炭酸カリウムを添加した後に4×500mlの酢酸エチルで抽出し、水相を蒸発させる。形成する固体を1.5リットルのエタノール中に溶かす。塩を除去した後、この液を-60℃にて47.3mlのヨウ化水素酸で酸性にする。
【0308】
1時間撹拌を続け、400mlのイソプロピルエーテルで固体を沈降させる。形成する固体を石油エーテル中に取り、フリット上で脱水処理し、次いで石油エーテルで洗浄する。P2O5存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する37.6gの栗色-茶色の固体が回収される。
【0309】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0310】
(7-メチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0311】
【化58】

【0312】
200mlのDMF、400mlのエタノール、34gのヨウ化1,1-アミノ-2-メチルピリジニウム、および32mlのトリエチルアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した500mlの三つ口フラスコに入れて30分間撹拌する。
【0313】
200mlのDMFに溶かした25.9gの1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレンの溶液を添加し、この反応混合物を24時間還流する。
【0314】
室温に冷却した後、反応混合物を4リットルの氷-水混合物に注ぐ。
【0315】
形成する栗色-茶色の不溶性生成物をフリット上で脱水処理し、水とアセトンで洗浄し、P2O5存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する15.9gの黄土色-茶色の固体が回収される。
【0316】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0317】
(7-メチル-2-(メチルスルホニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0318】
【化59】

【0319】
400mlのジクロロメタンおよび3.2gの7-メチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した1Lの三つ口フラスコに入れ、次いで、250mlのジクロロメタンに溶かした13.2gのメタ-クロロ過安息香酸の溶液を10℃にて2時間滴下して加える。
【0320】
撹拌が数時間維持され、回収された反応混合物が2×500mlの炭酸水素ナトリウム飽和溶液、次いで500mlの水で洗浄される。
【0321】
有機相が水で数回洗浄され、硫酸ナトリウムの上で乾燥させた後、有機相が蒸発乾固処理され、P2O5存在下、35℃にて真空中で12時間乾燥させた後、期待される化合物に相当する2.33gのくすんだ黄色の固体が得られる。
【0322】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0323】
(2-メトキシ-7-メチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0324】
【化60】

【0325】
30%のナトリウムメチラート15mlおよび2gの7-メチル-2-(メチルスルホニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れる。2時間撹拌を続け、反応混合物を500mlの水の中に注ぎ、塩酸を添加することによってpHを7に調節し、結晶化する化合物をフリット上で脱水処理し、水、次いで3×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃にて真空中で12時間乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.62gのベージュ色の固体が回収される。
【0326】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0327】
(2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩の合成)
【0328】
【化61】

【0329】
40mlのエタノールおよび4gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。35%の塩酸10mlを滴下して加え、その後、1.8gの2-メトキシ-7-メチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。添加が終わると、数滴の塩化水素エタノールを加え、還流を1時間維持する。
【0330】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素エタノール20mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、1/3に濃縮した後に残渣に酢酸エチルを加え、最大に蒸発させる。
【0331】
この残渣を塩化水素エタノール中に取り、形成する固体をフリット上で脱水処理し、その後、2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.2gの粉末が回収される。
【0332】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0333】
(質量分析)
期待された分子C9H11N3Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0334】
(実施例18:4-エチル-2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0335】
【化62】

【0336】
(ヨウ化1-アミノ-5-エチル-2-メチルピリジニウムの合成)
【0337】
【化63】

【0338】
100mlの水および50mlの5-エチル-2-メチルピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、250mlの水に溶かした20gのヒドロキシルアミノスルホン酸の溶液を30℃で迅速に添加し、この反応混合物を85℃に6時間加熱し、その後、室温で一晩撹拌し続ける。
【0339】
5×500mlの酢酸エチルで抽出し、水相を蒸発させて乾固させ、得られる固体を500mlのエタノールで洗浄する。このエタノール液を1リットルの三つ口フラスコに入れ、-40℃に冷却し、十分に撹拌しながら29mlのヨウ化水素酸を迅速に滴下して加える。
【0340】
1時間撹拌を続け、3リットルのイソプロピルエーテルで得られる固体を沈降させる。形成するサーモンピンク色の固体をフリット上で脱水処理し、その後、イソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する15.2gの黄土色-茶色の固体が回収される。NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0341】
(4-エチル-7-メチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0342】
【化64】

【0343】
160mlのDMF、24.8gのヨウ化1-アミノ-5-エチル-2-メチルピリジニウム、および39gの炭酸カリウム、および15.5gの1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した500mlの三つ口フラスコに入れる。
【0344】
室温で96時間撹拌し、反応混合物を2.5リットルの氷-水混合物に注ぐ。
【0345】
形成される黄土色-茶色の不溶性物質をNo.3のフリット上で脱水処理し、大量の水、3×50mlのイソプロパノール、次いで3×500mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する10.59gの黄土色-茶色の固体が回収される。
【0346】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0347】
(4-エチル-7-メチル-2-(メチルスルホニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0348】
【化65】

【0349】
100mlのジクロロメタンおよび10gの4-エチル-7-メチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、磁気撹拌子および滴下漏斗を装備した1Lの三つ口フラスコに入れ、次いで、600mlのジクロロメタンに溶かした39.2gのメタ-クロロ過安息香酸の溶液を10℃にて2時間滴下して加える。
【0350】
さらに1時間撹拌を続け、反応混合物を4×500mlの炭酸水素ナトリウム飽和溶液、次いで500mlの水で洗浄する。
【0351】
乾燥させた後、有機相を蒸発乾固させ、形成した黄色の化合物をイソプロピルエーテル中に取る。固体をフリットの上で脱水処理し、水、次いで3×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃にて真空中で12時間乾燥させた後、期待される化合物に相当する黄色の固体が回収される。
【0352】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0353】
(4-エチル-2-メトキシ-7-メチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0354】
【化66】

【0355】
30%のナトリウムメチラート30ml、およびメタノール30mlに溶かした4gの4-エチル-7-メチル-2-(メチルスルホニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れて2時間撹拌する。反応混合物を500mlの水の中に注ぎ、結晶化する化合物をフリット上で脱水処理し、水、次いで3×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃にて真空中で12時間乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.2gのベージュ色の固体が回収される。
【0356】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0357】
(4-エチル-2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0358】
【化67】

【0359】
50mlのエタノールおよび4.5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。175mgの塩化アンモニウムを添加し、その後、620mgの4-エチル-2-メトキシ-7-メチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。
【0360】
添加が終わると、10mlの塩化水素エタノールを滴下して加え、還流を1時間維持する。
【0361】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素エタノール20mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、1/3に濃縮した後にこの液を400mlのイソプロピルエーテルで希釈する。粘り気のある固体の沈殿が観察される。これをイソプロピルエーテル中に取る。いったん結晶化させると、この固体をフリットの上で脱水処理し、次いで2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.5gの粉末が回収される。
【0362】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C11H15N3Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0363】
(実施例19:4-エチル-7-メチル-2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0364】
【化68】

【0365】
(4-エチル-7-メチル-3-ニトロ-2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0366】
【化69】

【0367】
25mlのピロリジンおよび1.5gの4-エチル-7-メチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れ、この混合物を1時間撹拌する。
【0368】
反応混合物を水の中に注ぐことによって単離される黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、その後、水および石油エーテルで数回洗浄する。P2O5の存在下、真空中で乾燥させた後、期待される化合物に相当する0.651gの黄色の固体が回収される。
【0369】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。
【0370】
(4-エチル-7-メチル-2-ピロリジン-1-イル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0371】
【化70】

【0372】
30mlのエタノールおよび1.6gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した50mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。60mgの塩化アンモニウムを添加し、その後、620mgの4-エチル-7-メチル-3-ニトロ-2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。
【0373】
添加が終わると、5mlの塩化水素エタノールを添加し、還流を2時間維持する。
【0374】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素エタノール20mlを入れたフラスコ内に濾過物を集め、イソプロピルエーテルをこの濾過物に加える。その後、黄色がかった固体の沈殿が観察される。これをフリットの上で脱水処理し、2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する623mgの灰色がかったベージュ色の粉末が回収される。
【0375】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C14H20N4の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0376】
(実施例20:2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩)
【0377】
【化71】

【0378】
(2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩の合成)
【0379】
【化72】

【0380】
200mlのエタノールおよび15gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。5mlの塩酸を滴下して加え、その後、5gの2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割し、45分間滴下して加える。添加が終わると、5mlの塩酸を滴下して添加し、還流を2時間維持する。
【0381】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。ベージュ色の固体の沈殿が観察される。これがフリットの上で脱水処理され、2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄される。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する4.9gの灰色がかったベージュ色の粉末が回収される。
【0382】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C8H9N3Sの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0383】
(実施例21:6,7-ジメチル-2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩)
【0384】
【化73】

【0385】
(ヨウ化1-アミノ-2,3-ジメチルピリジニウムの合成)
【0386】
【化74】

【0387】
400mlの水および64.2gの2,3-ジメチルピリジンを1リットルの三つ口フラスコに入れて30℃に加熱し、その後、122.6gのヒドロキシルアミン-o-スルホン酸を添加する。添加が終わると、この反応混合物を7時間90℃に加熱する。室温に冷却した後、撹拌しながら28gの炭酸カリウムを分割して添加する。
【0388】
その後、この水溶液を5×300mlの酢酸エチルで洗浄し、残渣を200mlのエタノール中に取り、得られる固体を濾過し、-60℃に冷却された濾過物に45%の塩酸56.9gを滴下して加える。2時間撹拌を続け、形成する固体をNo.3のフリット上で脱水処理する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する31.5gのヨウ化1-アミノ-2,3-ジメチルピリジニウムが回収される。
【0389】
1H-NMR(200MHz、CDCl3):8.06(d,2H)、7.46(d,1H)、2.76(s,3H)、2.67(s,3H)、2.43(s,3H)。
【0390】
(6,7-ジメチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0391】
【化75】

【0392】
800mlの無水エタノール、ヨウ化1-アミノ-2,3-ジメチルピリジニウム、および20.8gの1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレンを含む1リットルの丸底フラスコに19.1gのトリエチルアミンを滴下して加える。この反応混合物を3時間還流させ、その後、10℃よりも低い温度に冷却する。形成する固体を撹拌しながら脱水処理し、エタノールで洗浄し、P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する8.32gの6,7-ジメチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンが回収される。
【0393】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0394】
(6,7-ジメチル-2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩の合成)
【0395】
【化76】

【0396】
100mlのエタノールおよび10gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。35%の塩酸1mlを滴下して加え、その後、4gの6,7-ジメチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。添加が終わると還流を2時間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0397】
濾過物を1/3の量に濃縮する。灰色の固体の結晶化が観察される。これをフリットの上で脱水処理し、2×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する3.6gの灰色の粉末が回収される。
【0398】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)は期待された構造と一致する。期待された分子C10H13N3Sの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[M-H]-が主に検出される。
【0399】
(実施例22:N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩)
【0400】
【化77】

【0401】
(N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0402】
【化78】

【0403】
200mlのエタノールおよび5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、1mlの酢酸を滴下して加え、次いで規則的に酢酸を(合計1.5mlまで)添加しながら4gのN'-(6,7-ジメチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)-N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミンを分割して加える。添加が終わると還流を2時間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール100mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0404】
白色の固体が結晶化する。これをフリットの上で脱水処理し、2×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する4.5gの白色の粉末が回収される。
【0405】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0406】
(実施例22:2-メトキシ-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩)
【0407】
【化79】

【0408】
(2-メトキシ-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩の合成)
【0409】
【化80】

【0410】
100mlのエタノールおよび1.5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、酢酸を3滴滴下して加え、次いで規則的に酢酸を数滴添加しながら1.5gの2-メトキシ-6,7-ジメチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。添加が終わると還流を20分間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール20mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0411】
この溶液を1/10まで蒸発させた後、イソプロパノールとエーテルの混合物50mlの添加で結晶化が開始されて豊富なベージュ色の固体が結晶化する。これをフリットの上で脱水処理し、2×30mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する700mgの白色の粉末が回収される。
【0412】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0413】
(実施例23:2-イソプロポキシ-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩)
【0414】
【化81】

【0415】
(2-イソプロポキシ-6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩の合成)
【0416】
【化82】

【0417】
100mlのエタノールおよび1.5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後0.25mlの酢酸を添加し、次いで規則的に酢酸を数滴添加しながら1.5gの2-イソプロポキシ-6,7-ジメチル-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。添加が終わると還流を1時間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール20mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0418】
この溶液を1/10まで蒸発させた後、50mlのヘプタンを添加し、再び1/10の量に濃縮し、50mlのエーテル中に取って結晶化を開始させる。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する560mgのかすかにピンク色-ベージュ色粉末が回収される。
【0419】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0420】
(実施例24:N-5,N-ジメチル-2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,4-ジアミン二塩酸塩)
【0421】
【化83】

【0422】
(N-5,N-ジメチル-2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,4-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0423】
【化84】

【0424】
100mlのエタノールおよび6gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、1mlの塩酸を滴下して加え、2.36gのN,N-ジメチル-2-(メチルスルファニル)-3-ニトロピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-アミンを分割して加える。添加が終わると還流を2時間維持する。還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0425】
この液を1/8の量に濃縮する。ベージュ色の固体の結晶化が観察される。これを塩化水素イソプロパノール中に取る。形成する固体をフリットの上で脱水処理し、次いで2×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する2.4gの灰色の粉末が回収される。
【0426】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0427】
(実施例25:N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン)
【0428】
【化85】

【0429】
(ヨウ化1-アミノ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジニウムの合成)
【0430】
【化86】

【0431】
400mlの水および123g(1.032モル)も2,3-シクロペンテノピリジンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した1000mlの三つ口フラスコに入れ、その後、46.6g(0.413モル)のヒドロキシルアミン-o-スルホン酸を少量に分割して加え、18時間還流させる。この反応混合物を室温に冷却し、74.2g(0.537モル)の炭酸カリウムを穏やかに添加し、30分間撹拌する。4×200mlの酢酸エチルで水相を洗浄し、次いで、2-プロパノールと同時蒸発させることで栗色-茶色の固体を得る。これを400mlのエタノール中に取って塩を除去する。この茶色のエタノール液を、定圧漏斗を装備した2リットルの三つ口フラスコに入れ、撹拌しながら-50℃に冷却する。67.5ml(0.516モル)のヨウ化水素酸を滴下して加える。添加が終わると、温度を0度に戻し、ベージュ色の不溶性物質をフリットの上で脱水処理する。これを3×150mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する27.7gのベージュ色の固体が回収される。
【0432】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待されるカチオン[C8H11N2]+はm/z,ESP+=135で主に検出される。電気スプレーのI-イオンの検出は陰性である。
【0433】
(2-(メチルスルファニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0434】
【化87】

【0435】
500mlのN-メチルピロリジノンおよび65.56g(0.025モル)のヨウ化1-アミノ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリジニウムを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した2リットルの三つ口フラスコに入れ、撹拌しながら15分間で103.65gの炭酸カリウムを穏やかに加え、その後、41.33g(0.25モル)の1,1-ビス(メチルチオ)-2-ニトロエチレンを一度に加える。室温で48時間撹拌を続け、反応混合物を2.5リットルの氷-水混合物に注ぐ。
【0436】
形成する濃緑色の不溶物をNo.3のフリット上で脱水処理し、その後、大量の水、3×200mlの酢酸エチル、次いで3×200mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する36.77gの濃緑色の固体が回収される。
【0437】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。
【0438】
期待された分子C11H11N3O2Sの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、および[2M+Na]+が主に検出される。
【0439】
(2-(メチルスルホニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0440】
【化88】

【0441】
267.6gのOxone(3eq.)、800mlの水、および前に得られた2-(メチルスルファニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン36.17g(0.145モル)を、機械的撹拌子および内部温度センサを装備した3リットルの三つ口フラスコに連続的に入れる。全体を室温で撹拌する。
【0442】
反応を完了させるためにOxone(89.2g、1eq.)を添加し、室温で撹拌しながら4時間後に反応を停止させる。形成する固体を脱水処理し、過酸化物を含まなくなった濾過物が得られるまで大量の水で洗浄する。その後、40℃、真空下でP2O5の上に置く。期待される生成物35.31gが得られる(黄色の固体)。
【0443】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C11H11N3O4Sの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+NA+CH3OH]+、および[2M+Na]+が主に検出される。
【0444】
(N,N-ジメチル-N'(3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンの合成)
【0445】
【化89】

【0446】
50mlのN-メチルピロリジノン、10g(0.03555モル)の2-(メチルスルホニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および7.8gのN,N-ジメチルエチレンジアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、オイルバスで70℃に4時間加熱する。この反応混合物を室温に冷却し、その後、氷と水の混合物200gの上に注ぐ。結晶化した黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、2×100mlの水、その後、3×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する8.32gの緑色固体が回収される。
【0447】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C14H19N5O2の擬分子イオンが主に検出される。
【0448】
(N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩の合成)
【0449】
【化90】

【0450】
150mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで5mlの水と2gのN,N-ジメチル-N'(3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)エタン-1,2-ジアミンの溶液を加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0451】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×15mlのエタノール、および2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.92gの青色がかった緑色の粉末が回収される。
【0452】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C14H21N5の擬分子イオン[M+H]+が主に検出される。
【0453】
(実施例26:2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノール塩酸塩)
【0454】
【化91】

【0455】
(2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノールの合成)
【0456】
【化92】

【0457】
50mlのN-メチルピロリジノン、10g(0.03555モル)の2-(メチルスルホニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および4.29mlのエタノールアミンを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、オイルバスで70℃に5時間加熱する。この反応混合物を室温に冷却し、その後、氷と水の混合物200gの上に注ぐ。結晶化した黄色の化合物をフリットの上で脱水処理し、2×100mlの水、次いで3×100mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する8.70gの緑色固体が回収される。
【0458】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C12H14N4O3の擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[M+Na+CH3CN]+、[2M+Na]+、[M-H]-が主に検出される。
【0459】
(2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノール塩酸塩の合成)
【0460】
【化93】

【0461】
50mlのエタノールおよび2gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した100mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで1gの2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノールを加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0462】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×15mlのエタノール、および2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する0.96gの青色がかった緑色の粉末が回収される。
【0463】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待された分子C12H16N4Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+H+CH3OH]+、[M-H]-、[M+Cl]-が主に検出される。
【0464】
(実施例27:2-メトキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩)
【0465】
【化94】

【0466】
(2-メトキシ-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0467】
【化95】

【0468】
35mlのメタノール、10g(0.03555モル)の2-(メチルスルホニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および30%のナトリウムメチラート33mlを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れて18時間撹拌する。結晶化した化合物をフリットの上で脱水処理し、2×25mlの水、10mlのメタノール、次いで3×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する7.82gのベージュ色の固体が回収される。
【0469】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0470】
(2-メトキシ-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩の合成)
【0471】
【化96】

【0472】
50mlのエタノールおよび5gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した500mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、5mlの酢酸を滴下して加え、次いで5gの2-メトキシ-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0473】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。
【0474】
灰色がかった青色の沈殿物が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、2×15mlのエタノール、および2×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する3.92gの青色がかった灰色の粉末が回収される。
【0475】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待されたカチオン[C15H22N5O2]+が主に検出される。
【0476】
(実施例28:2-イソプロポキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩)
【0477】
【化97】

【0478】
(2-イソプロポキシ-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンの合成)
【0479】
【化98】

【0480】
100mlのTHF、10g(0.03555モル)の2-(メチルスルホニル)-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、および7.29g(0.08887モル)のナトリウムイソプロポキシドを、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れて30分間撹拌する。300mlの水の中に注ぎ、結晶化した化合物をフリットの上で脱水処理し、大量の水、次いで4×50mlのイソプロピルエーテルで洗浄する。P2O5存在下、35℃で12時間真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する3.70gの濃い黄色の固体が回収される。
【0481】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+、[2M+Na]+が主に検出される。
【0482】
(2-イソプロポキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩の合成)
【0483】
【化99】

【0484】
150mlのエタノールおよび3gの亜鉛粉末を、ガラス球凝縮器、温度計、および磁気撹拌子を装備した250mlの三つ口フラスコに入れ、還流させる。その後、2mlの酢酸を滴下して加え、次いで3gの2-イソプロポキシ-3-ニトロ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジンを分割して加える。放出が終わると、1mlの酢酸を滴下して加え、還流を2時間維持する。
【0485】
還元が終わると、アルゴン中、Celiteベッド上で濾過することによって亜鉛を除去し、予め冷却した6N塩化水素イソプロパノール50mlを入れたフラスコ内に濾過物を集める。濾過物を1/3に濃縮し、数回エーテル中に取る。淡緑色固体の緩やかな結晶化が観察される。これをNo.3のフリット上で脱水処理し、次いで2×50mlのエーテルで洗浄する。P2O5およびソーダタブレット存在下で真空乾燥させた後、期待される化合物に相当する1.67gの淡いピンク色の粉末が回収される。
【0486】
NMR分析(1H400MHzおよび13C100.61MHz DMSOd6)および質量分析は期待された構造と一致する。期待される分子C10H13N3Oの擬分子イオン[M+H]+、[M+Na]+、[M+Na+CH3OH]+が主に検出される。
【0487】
(染色の範例)
以下の染色用組成物が調製される。
【0488】
【表2】

【0489】
【表3】

【0490】
【表4】

【0491】
【表5】

【0492】
【表6】

【0493】
【表7】

【0494】
【表8】

【0495】
【表9】

【0496】
【表10】

【0497】
【表11】

【0498】
【表12】

【0499】
【表13】

【0500】
【表14】

【0501】
【表15】

【0502】
【表16】

【0503】
【表17】

【0504】
【表18】

【0505】
【表19】

【0506】
【表20】

【0507】
【表21】

【0508】
【表22】

【0509】
【表23】

【0510】
【表24】

【0511】
【表25】

【0512】
【表26】

【0513】
【表27】

【0514】
【表28】

【0515】
【表29】

【0516】
【表30】

【0517】
【表31】

【0518】
【表32】

【0519】
【表33】

【0520】
使用時には、各々の組成物は20倍量で同じ重量の過酸化水素溶液(6重量%)と混合される。最終のpH7または9.5が得られる。
【0521】
得られる各々の混合物は90%白色の白髪の房に塗られる。30分の待ち時間の後に、房がリンス処理され、標準的なシャンプーで洗髪され、再びリンス処理され、次いで乾燥処理される。得られた結果は上記の表に示される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケラチン線維を染色するための組成物であって、適切な染色媒質中で酸化染色用のベースとして式(I):
【化1】

[式中、
Z1は酸素原子、基NR6を表し、Z1がNR6を表す場合、R1とR6が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の複素環を形成することができ、R1がCH3を表す場合、Z1が二価の基S、SO、SO2を表すことができ、
R1およびR6は独立して
水素原子、
場合によっては置換されたC1〜C10アルキル基(この置換基は、5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の(複素)環であってもよい)、
5から8員環を備えて場合によっては置換された飽和、不飽和または芳香族の(複素)環、
を表し、
R2、R3、R4、R5は独立して
水素原子、
場合によっては置換されたC1〜C4アルキル基、
NH2、NHR10、NR11R12、OH、OR9から選択される基(R9およびR10は場合によっては置換された直鎖もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを表し、同一であっても異なっていてもよいR11およびR12は場合によっては置換された直鎖もしくは分枝状のC1〜C6アルキルを表し、R11およびR12はこれらが結合している窒素原子と一緒になって、5から8員環を備えて場合によってはN、O、S、SO2、COから選択される1つまたは複数の他のヘテロ原子もしくは基を含む飽和、不飽和または芳香族の複素環を形成してもよい)、
を表し、
R2、R3、R4、R5は隣り合う基と2つずつ、場合によっては置換された飽和もしくは不飽和の(複素)環を形成することができる]
で表され、それぞれ以下の式、
【化2】

の2-メトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンおよび2-モルホリノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンを除く3-アミノピラゾロ-[1,5-a]-ピリジン誘導体、ならびにこれらの塩および溶媒和物を含む組成物。
【請求項2】
Z1が酸素原子、基NR6、またはR1と複素環を形成する基NR6を表す、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
基R1がアルキル基、ヒドロキシで置換されたアルキル基、アミノもしくは(ジ)アルキルアミノ基で置換されたアルキル基、含窒素複素環で置換されたアルキル基から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
基R6が水素原子、アルキル基、またはヒドロキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基で置換されたアルキル基、含窒素複素環で置換されたアルキル基から選択されることができる、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
アルキル基が1から6個の炭素原子を有する、請求項3または4に記載の組成物。
【請求項6】
R6がR1と、それらが結合している窒素原子と共に複素環を形成し、この複素環がイミダゾール、ピペラジン、ピロリジン、ジアゼパンから選択されることができ、これらの複素環が置換されていても非置換であってもよい、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
基R2、R3、R4およびR5が独立して水素原子、置換されていてもよいC1〜C4アルキル基を表す、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
基R4とR5が一緒になって、5から8員環を備えた飽和または不飽和の(複素)環を形成する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
R4とR5が一緒になってシクロペンタン基を形成する、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
式(I)の化合物が以下に挙げた化合物および相当する付加塩または溶媒和物である、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
【表1】











【請求項11】
式(I)の化合物が以下から選択される、請求項10に記載の組成物:
N-2-エチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)エタノール二塩酸塩、
1-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール二塩酸塩、
N-2-(3-イミダゾール-1-イルプロピル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-(3-ジメチルアミノピロリジン-1-イル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-イミダゾール-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルオキシ)エタノール二塩酸塩、
2-エトキシピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン塩酸塩、
4-エチル-2-メトキシ-7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
4-エチル-7-メチル-2-ピロリジン-1-イルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピペリジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-2-(ジイソプロピルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-[2-(ジエチルアミノ)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-3-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピリジン-2-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン、
N-2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-(2-モルフォリン-4-イルエチル)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
N-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2,3-ジアミン二塩酸塩、
2-[(3-アミノ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イル)アミノ]エタノール塩酸塩、
2-メトキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩、
2-イソプロポキシ-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン塩酸塩、
2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピロリジン-1-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピペリジン-1-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-モルフォリン-4-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-[2-(ジイソプロピルアミノ)エトキシ]ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-2-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-3-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
2-(2-ピリジン-4-イルエトキシ)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-アミン二塩酸塩、
N-5,N-5-ジメチル-2-メチルスルファニルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3,5-ジアミン二塩酸塩。
【請求項12】
式(I)の酸化ベースの各々の量が染色用組成物の合計重量の約0.001と10重量%の間である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類、ナフタレン結合剤類、複素環結合剤類、およびこれらの付加塩、ならびにこれらの混合物から選択される結合剤を追加的に含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
結合剤の各々の量が染色用組成物の合計重量の約0.001と10重量%の間である、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
ケラチン線維を染色するための方法であって、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物を酸化剤の存在下で、所望の着色を展開させるために十分な時間ケラチン線維に適用することを特徴とする方法。
【請求項16】
酸化剤が過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属の臭素酸塩、過酸基塩、過酸素酸、およびオキシダーゼ酵素から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
いくつかの区画を備えたキットであって、第1の区画が請求項1から14のいずれか一項に記載の染色用組成物を含み、第2の区画が酸化剤を含むキット。
【請求項18】
2-メチルスルファニル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イルアミンおよび2,3-ジアミノ-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン以外の、請求項1から11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
【請求項19】
請求項1から11のいずれか一項に記載の組成に規定される式(I)の化合物の調製方法であって、以下の段階、すなわち
【化3】

[式中、R'2、R'3、R'4、およびR'5はR2、R3、R4、およびR5と同じ意味を有するかまたはこれらの前駆物質である。]
を含む方法。
【請求項20】
上記に規定される中間体化学式(A)および(B)の中間体であって、基R'2、R'3、R'4、またはR'5のうちの少なくとも1つが、他の置換基すべてが水素である場合にR'2=Meである化合物は別として水素原子とは異なる中間体。
【請求項21】
請求項19に記載の式(C)、(D)の中間体。

【公開番号】特開2013−103942(P2013−103942A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2013−29385(P2013−29385)
【出願日】平成25年2月18日(2013.2.18)
【分割の表示】特願2006−303291(P2006−303291)の分割
【原出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【出願人】(391023932)ロレアル (950)
【Fターム(参考)】