説明

尿汚染識別用蛍光ランプ及び尿汚染識別方法

【課題】光を照射して尿汚染を識別するための尿汚染識別用蛍光ランプにおいて、時間の経過に関わらず尿汚染を高い精度で識別可能とする。
【解決手段】尿汚染識別用蛍光ランプ1のガラス管10の内壁面に、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体層を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は蛍光ランプに関し、特に尿汚染を識別するための尿汚染識別用蛍光ランプ及び尿汚染識別方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から使用後のトイレにおいて、放尿時に尿が飛沫して生じる尿汚染が問題となっている。飛沫した尿は通常乾燥することにより悪臭を発生するため、人間の臭覚で尿汚染されているか否かを確認することはできるが、人間の視覚では尿汚染箇所を確認することは困難であった。そこで、尿(尿成分)に紫外線を照射すると尿が発光するという性質を利用して、尿汚染の可能性がある尿汚染領域に対して紫外線発光蛍光ランプからの光を照射することにより尿を発光させて尿汚染箇所を識別する尿汚染識別方法が提案されている。
【0003】
このような尿汚染識別方法においては紫外線発光蛍光ランプとして、一般的にブラックライトブルーと称される蛍光ランプが使用されており、ブラックライトブルー蛍光灯は可視光線を透過しない濃青色の特殊ガラスと、主にピーク波長を351nmとする波長300〜400nmの近紫外線を発光する鉛付活ケイ酸バリウム蛍光体(BaSi:Pb2+)とを使用することにより、近紫外光のみを有効に放射するよう設計された蛍光ランプである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記のようなブラックライトブルー蛍光灯では、尿からの発光強度が弱い上に、放置時間の長い古い尿は放置時間の短い比較的新しい尿に比べてさらに発光強度が弱くなり、視認や測定機器を用いた測定等による識別を十分に行い得ないという問題があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、時間の経過に関わらず尿からより高い発光強度の光を発光させることができ、尿汚染を高精度で識別することができる尿汚染識別用蛍光ランプ及び尿汚染識別方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の尿汚染識別用蛍光ランプは、光を照射して尿汚染を識別するための尿汚染識別用蛍光ランプであって、
前記蛍光ランプのガラス管の内壁面に、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
なお本発明の尿汚染識別用蛍光ランプは、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+との配合重量比が、1:9〜9:1であることが好ましく、1:5〜5:1であることがさらに好ましい。
【0008】
また本発明の尿汚染識別方法は、ガラス管の内壁面に、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されている蛍光ランプから尿汚染領域に光を照射し、前記尿汚染領域からの発光に基づいて尿汚染箇所を識別することを特徴とするものである。
【0009】
ここで尿汚染領域は、尿汚染の可能性がある領域であって、例えばトイレの壁や床等の尿が飛散する可能性のある領域を意味し、尿汚染箇所は、尿の飛沫等により尿汚染している場所を意味する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、蛍光ランプのガラス管の内壁面に、放置時間が比較的短い尿を発光させ易い蛍光を発する蛍光体であるBaSi:Pb2+と放置時間が比較的長い尿を発光させ易い蛍光を発する蛍光体であるSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されているので、時間の経過に関わらず尿からのより高い発光強度の発光を得ることができ、尿汚染の識別を高精度で行うことができる。
【0011】
これにより、尿汚染の可能性がある尿汚染領域に対して本発明の尿汚染識別用蛍光ランプからの光を照射し尿を発光させて尿汚染箇所を識別するときに、時間の経過していない尿汚染と時間の経過した尿汚染の両方をより高い強度で発光させることができるので尿汚染箇所を容易に識別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明にかかる一実施形態の尿汚染識別用蛍光ランプ1について、図面を参照して詳細に説明する。ここで図1は尿汚染識別用蛍光ランプ1の一部を破断して示す斜視図である。
【0013】
本実施形態の尿汚染識別用蛍光ランプ1は、図1に示す如く、内壁面に蛍光体層10aが形成されたガラス管10と、ガラス管10の両端内側に設けられた電極部11と、ガラス管10の両端外側に設けられた口金部12とから概略構成され、蛍光体層10aはBaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成されている。またガラス管10の外面に、始動補助のための導電性物質13が設けられている。なおガラス管10は、可視光線を透過しない濃紫色の特殊フィルターガラスで形成されている。
【0014】
電極部11は、ガラス管10の両端を封止するステム11aと、ステム11aに固定された2本のリード線11bと、2本のリード線11bに保持され、電子放射物質が塗布されたフィラメント11cとを備えている。
【0015】
口金部12は、ガラス管10の両端に取り付けられる口金本体12aと、口金本体12aに固定される2本の電極ピン12bとを備えている。そしてリード線11bはそれぞれ電極ピン12bに電気的に接続されていて、ガラス管10の両端の電極ピン12bに電圧が印加されると、フィラメント11cに電流が流れることになる。
【0016】
ガラス管10の内部空間には、アルゴン、キセノン等の希ガスと、水銀とが混合された混合ガスが放電媒体として封入されている。
【0017】
上記のように構成された尿汚染識別用蛍光ランプ1は、例えば照明器具にガラス管10の両端の電極ピン12bを挿入することによりガラス管10の両端の電極部11間に電圧を加えると、電極ピン12b及びリード線11bを介してフィラメント11cに電流が流れることによりフィラメント11cが加熱されて、フィラメント11cから電子が放出される。そして放出された電子とガラス管10内の希ガスとにより放電が開始され、放電により発生した電子によってガラス管10内の水銀が励起されて、水銀から紫外線が放射される。そして放射された紫外線が蛍光体層10aに当たることにより発光する。
【0018】
そして本発明では上記により発光した光をトイレ等の尿汚染の可能性がある尿汚染領域に対して照射して、尿汚染領域からの発光に基づいて尿汚染箇所を識別する。このとき本発明において特徴的なのは、蛍光体層10aが、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成されていることである。
【0019】
ここで図2に蛍光体層10aがSrB:Eu2+の蛍光体で形成された蛍光ランプと、BaSi:Pb2+の蛍光体で形成された蛍光ランプをそれぞれ光源としたときの発光スペクトル、図3に蛍光体層10aがBaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成された尿汚染識別用の蛍光ランプ1を光源としたときの発光スペクトルを示す。なお図2中、実線がSrB:Eu2+の蛍光体で形成された蛍光ランプの発光スペクトル、点線がBaSi:Pb2+の蛍光体で形成された蛍光ランプの発光スペクトルである。
【0020】
従来の尿汚染識別用の蛍光ランプとしては、一般的にブラックライトブルーと称される蛍光ランプが使用されており、ブラックライトブルー蛍光灯は蛍光体層としてBaSi:Pb2+の蛍光体が用いられていた。BaSi:Pb2+の蛍光体で形成された蛍光ランプは通常、図2に点線で示す如く、ピーク波長が351nm、半値幅が41nmの光特性を有している。
【0021】
しかしながら上記光特性の蛍光ランプでは、尿からの発光強度が弱い上に、放置時間の長い古い尿は放置時間の短い比較的新しい尿に比べてさらに発光強度が弱くなり、視認や測定機器を用いた測定等による識別を十分に行い得ないという問題があった。
【0022】
そこで本発明者らは、尿汚染の放置時間と吸収スペクトルの関係を検証すべく、尿を塗布したサンプル板を用いて検証試験を行い、その結果、尿汚染の放置時間が長くなるに従って尿の吸収スペクトルが長波長側にシフトすることを確認した。
【0023】
そして上記検証結果に基づいて、上記ブラックライトブルー蛍光灯よりもピーク波長が長い蛍光ランプであって、蛍光体層が、図2に実線で示す如くピーク波長が368nm、半値幅が20nmの光特性を有するSrB:Eu2+の蛍光体で構成された蛍光ランプ及び蛍光体層10aが、図2に点線で示す如くピーク波長が351nm、半値幅が41nmの光特性を有するBaSi:Pb2+と上記SrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成され、蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=5:1であって、図3に示すような光特性を有する蛍光ランプ、さらに上記蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=3:1、1:1、1:5の蛍光ランプをそれぞれ用いて、放置時間の異なる尿に対して光を照射し、尿の発光強度を測定する照射試験を行った。ここで図4に照射試験器の概略図を示す。
【0024】
照射試験器は、図4に示す如く、蛍光ランプ1とサンプル板Sとの間の距離がd=75mmを維持するように蛍光ランプ1を保持すると共に、蛍光ランプ1と電気的に接続可能に構成されている。
【0025】
蛍光ランプ1は、ランプ長が200mm±2.5mm、ガラス管10の径φ20mmの蛍光ランプを使用し、具体的には、蛍光体層10aが(CaZn)(PO:TIの蛍光体で構成され、ピーク波長が313nmの蛍光ランプ:FLR200T6BLB/M313、蛍光体層10aがLaPO:Ce3+の蛍光体で構成され、ピーク波長が318nmの蛍光ランプ:FLR200T6BLB/M318、蛍光体層10aが上記BaSi:Pb2+の蛍光体で構成され、図2の点線で示す光特性を有する、ピーク波長が351nmの蛍光ランプ:FLR200T6BLB/M351、蛍光体層10aが上記SrB:Eu2+の蛍光体で構成され、図2の実線で示す光特性を有する、ピーク波長が368nmの蛍光ランプ:FLR200T6BLB/M368、蛍光体層10aが上記BaSi:Pb2+と上記SrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成され、蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=5:1、3:1、1:1、1:5の各蛍光ランプ:FLR200T6BLB/M・K3、FLR200T6BLB/M・K2、FLR200T6BLB/M・K、FLR200T6BLB/M・K4を使用した。
【0026】
サンプル板Sは、100mm×100mmの矩形状の試験板の表面に尿を塗布したものであり、被験者A〜Eの5人の尿をそれぞれ塗布した5つのサンプル板Sと、被験者A〜Eの5人の尿を混合して塗布した被験者Fのサンプル板Sの合計6つのサンプル板Sを用意し、尿を塗布してから3日後、10日後、1.5ヶ月後のサンプル板表面の輝度値を測定した。
【0027】
輝度値の測定方法は、まず蛍光ランプ1を10分間予備点灯させてから、図4の照射試験器において、サンプル板Sを配置せずに3分間点灯させ、その後サンプル板Sを図4に示すように配置してサンプル板Sに対して光を照射し、この照射によって発光したサンプル板表面の輝度値を測定した。このとき輝度値の測定は株式会社トプコンテクノハウス製の輝度計BM−7を使用した。
【0028】
なおサンプル板表面の輝度については、ピーク波長が351nmの蛍光ランプ(FLR200T6BLB/M351)によって各サンプル板Sに対して光を照射し、輝度値が高い箇所を選択して、同一被験者の尿が塗布された同一サンプル板Sについてはいずれの蛍光ランプにおいてもこの選択した同じ箇所の輝度値を測定した。
【0029】
ここで下記表1に尿を塗布したサンプル板Sを3日間放置したときの各被験者A〜Fのサンプル板Sの輝度比、下記表2に尿を塗布したサンプル板Sを10日間放置したときの各被験者A〜Fのサンプル板Sの輝度比、下記表3に尿を塗布したサンプル板Sを1.5ヶ月間放置したときの各被験者A〜Fのサンプル板Sの輝度比をそれぞれ示す。
【0030】
なお表1〜3において輝度比(%)は、同一被験者(同一サンプル板)において各蛍光ランプで光照射したときの輝度値のうち最も高い輝度値を100%として算出した。
【表1】

【表2】

【表3】

【0031】
尿汚染の放置時間が短い放置3日間のサンプル板Sでは、上記表1に示す如く、ピーク波長が313nm及び318nmの蛍光ランプでは輝度比の値が小さいが、その他の蛍光ランプでは輝度比の値は大きく、特に蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=5:1及び3:1の蛍光ランプが最も値の大きい輝度比であった。
【0032】
また尿汚染の放置時間が上記表1よりも長い放置10日間のサンプル板Sでは、上記表2に示す如く、ピーク波長が313nm及び318nmの蛍光ランプでは輝度比の値が小さいが、その他の蛍光ランプでは輝度比の値が大きく、特に蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=3:1の蛍光ランプが最も大きい値の輝度比であった。
【0033】
さらに尿汚染の放置時間が上記表2よりも長い放置1.5ヶ月間のサンプル板Sでは、上記表3に示す如く、ピーク波長が313nm、318nm及び351nmの蛍光ランプでは輝度比の値が小さいが、その他の蛍光ランプでは輝度比の値が大きかった。特に蛍光体の配合重量比がBaSi:SrB=1:1の蛍光ランプが最も大きい値の輝度値であった。
【0034】
上記表1〜3に示すように、ピーク波長が313nm及び318nmの蛍光ランプでは輝度比の値が小さく、サンプル板表面の発光度合いを視認すること、つまり尿汚染を識別することが困難であった。そして尿汚染の放置時間が長くなるにつれてピーク波長が368nmの蛍光ランプでの輝度比の方がピーク波長351nmの蛍光ランプでの輝度比よりも値が大きくなり、尿汚染を識別することが容易になった。
【0035】
特に、蛍光体層10aがBaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体で形成された蛍光ランプは、上記のように単一蛍光体の蛍光ランプと比較すると放置時間の長短に関わらず安定して大きい値の輝度比が得られており、尿汚染を識別することが容易であった。また放置時間が短いときにはピーク波長が351nmの蛍光体つまりSrBの配合率が高い蛍光ランプの方が輝度比の値が大きくて尿汚染の識別が容易であったが、放置時間が長くなるに従って、ピーク波長が368nmの蛍光体つまりBaSiの配合率が高い蛍光ランプの輝度比の値が大きくなり、尿汚染を識別することがさらに容易となった。
【0036】
従って放置時間が長い尿汚染と放置時間が短い尿汚染のどちらもより多く発光させるためにはBaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを配合して両蛍光体からの光を照射することが望ましく、さらには、それらの配合重量比はBaSi:SrB=1:9〜9:1であることが好ましく、BaSi:SrB=1:5〜5:1であることがさらに好ましい。BaSi:SrBの配合重量比が1:9〜9:1であれば、つまり少ない方の蛍光体が両者の1割以上含まれていれば両蛍光体を配合したことによる良好な効果を発揮でき、1:5〜5:1であれば上記表1〜3に示されているように十分に優れた効果を発揮できる。
【0037】
なお、上記蛍光ランプから光を照射して尿汚染箇所を識別するに当っては、上記蛍光ランプから尿汚染領域に光を照射し、光が照射された尿汚染領域からの発光を目視することにより尿汚染箇所を識別しても良いし、あるいは、上記蛍光ランプから光が照射された尿汚汚染領域からの発光を光強度測定手段(輝度測定手段)により受光して該発光の強度(輝度)を検出し、該強度(輝度)が所定値以上である箇所を抽出して該箇所を尿汚染箇所として識別しても良い。
【0038】
以上のことから、本発明の尿汚染識別用蛍光ランプによれば、蛍光ランプのガラス管の内壁面に、放置時間が比較的短い尿汚染を識別し易い蛍光体であるBaSi:Pb2+と放置時間が比較的長い尿汚染を識別し易い蛍光体であるSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されているので、時間の経過に関わらず尿汚染の識別精度を維持することができる。
【0039】
これにより、尿汚染の可能性がある尿汚染領域に対して本発明の尿汚染識別用蛍光ランプからの光を照射することにより尿を発光させて尿汚染箇所を識別するときに、時間の経過していない尿汚染と時間の経過した尿汚染の両方をより高い強度で良好に発光させることができるので尿汚染箇所を容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】尿汚染識別用蛍光ランプ1の一部を破断して示す斜視図
【図2】蛍光体層がSrB:Eu2+又はBaSi:Pb2+の蛍光体で形成された蛍光ランプをそれぞれ光源としたときの発光スペクトルを示す図
【図3】図1の尿汚染識別用蛍光ランプを光源としたときの発光スペクトルを示す図
【図4】照射試験器の概略図
【符号の説明】
【0041】
1 尿汚染識別用蛍光ランプ
10 ガラス管
10a 蛍光体層
11 電極部
12 口金部
13 導電性物質

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を照射して尿汚染を識別するための尿汚染識別用蛍光ランプであって、
前記蛍光ランプのガラス管の内壁面に、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されていることを特徴とする尿汚染識別用蛍光ランプ。
【請求項2】
BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+との配合重量比が、1:9〜9:1であることを特徴とする請求項1に記載の尿汚染識別用蛍光ランプ。
【請求項3】
BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+との配合重量比が、1:5〜5:1であることを特徴とする請求項1に記載の尿汚染識別用蛍光ランプ。
【請求項4】
ガラス管の内壁面に、BaSi:Pb2+とSrB:Eu2+とを含む蛍光体層が形成されている蛍光ランプから尿汚染領域に光を照射し、
前記尿汚染領域からの発光に基づいて尿汚染箇所を識別することを特徴とする尿汚染識別方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−145144(P2009−145144A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−321494(P2007−321494)
【出願日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(000111166)ニッポ電機株式会社 (21)
【Fターム(参考)】