説明

局所用の皮膚外用剤

【課題】 ウルソール酸及び/又はその誘導体と、オトギリソウ科の植物の抽出物の両者を含有し、経時安定性、特に低温域での温度変動に対して安定な皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】 1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っている、皮膚外用剤を提供する。前記オトギリソウ科の植物としては、オトギリソウ科オトギリソウが好ましい。ウルソール酸の誘導体としては、ウルソール酸のエステルであることが好ましく、ベンジルエステルであること特に好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、シワの存する部分に局所的に投与するのに好適な皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
いつまでも若いときと同じ肌で、美しくありたいと思うのは万人の共通するところであり、この様な願いをかなえるために、シワの生成を抑制したり、形成シワを改善したりする化粧料の開発が古くより行われてきている。この様な研究の成果として、ウルソール酸、ウルソール酸アルキル、ウルソール酸ベンジル等のウルソール酸乃至はその誘導体が真皮コラーゲンの線維束の再構築作用を有することが(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)、又、オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)やセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)等のオトギリソウ科の植物の抽出物が、エラスチンの切断などを抑制する作用を有し(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8を参照)、これらの作用により、シワの形成を防ぎ、或いは、形成したシワを改善する作用を発揮することが既に知られている。又、この両者を組み合わせることによりシワ改善を著しくすることも知られている。(例えば、特許文献9を参照)
【0003】
前記のウルソール酸及び/又はその誘導体と、オトギリソウ科の植物の抽出物を組み合わせて、シワ改善、シワ予防を行う技術において、その効果は著しいものが存するが、その一方で、この2者の組合せにより、経時的に結晶を析出するなどの、安定性上の課題が存した。即ち、この2者を含有する皮膚外用剤であって、経時安定性、特に低温域での温度変動に対して安定な製剤の開発が望まれていた。
【0004】
一方、1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っている、皮膚外用剤は全く知られていない。
【0005】
【特許文献1】特開2000−302659号公報
【特許文献2】特開2004−75646号公報
【特許文献3】特開平9−143050号公報
【特許文献4】特開2004−189663号公報
【特許文献5】特開2004−175744号公報
【特許文献6】特開2001−192316号公報
【特許文献7】特開2000−159627号公報
【特許文献8】特開2004−199895号公報
【特許文献9】特開2004−75646号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、ウルソール酸及び/又はその誘導体と、オトギリソウ科の植物の抽出物の両者を含有し、経時安定性、特に低温域での温度変動に対して安定な皮膚外用剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、ウルソール酸及び/又はその誘導体と、オトギリソウ科の植物の抽出物の両者を含有し、経時安定性、特に低温域での温度変動に対して安定な皮膚外用剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っている皮膚外用剤に、その様な特性が備わっていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする、皮膚外用剤。
(2)前記オトギリソウ科の植物が、オトギリソウ科オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペルフォリン(hyperforin)を0.02質量%以上含むことで特定されることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペリシンを0.01質量%以下含有することで特定されることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(5)ウルソール酸の誘導体が、ウルソール酸のエステルであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に皮膚外用剤。
(6)ウルソール酸のエステルが、ベンジルエステルであることを特徴とする、(5)に記載の皮膚外用剤。
(7)皮膚外用剤が、シワの存する部分に局所的に投与される化粧料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(8)包装形態に於いて、シワ改善作用を有する旨の表示を有することを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
(1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるウルソール酸及び/又はその誘導体
本発明の皮膚外用剤は、必須成分としてウルソール酸及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする。前記ウルソール酸の誘導体としては、例えば、メチルエステル、イソオクチルエステル、ステアリルエステル、オレイルエステル、ベンジルエステル、フェネチルエステルなどのアルキルエステル、アルケニルエステル、芳香族エステル、ウルソール酸ステアリルアミド、ウルソール酸オレイルアミド等のアミド類等が好適に例示できる。又、ウルソール酸はフリー体で含有させることも出来るし、アルカリとともに塩を形成させて、塩の形で含有させることも出来る。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらの内、より好ましいものとしては、例えば、エステル体が例示でき、エステルを形成するアルコール残基の炭素数としては6〜18が好ましく、6〜12がより好ましい。中でも、芳香族エステルが好ましく、ベンジルエステルがエステル結合の安定性の面から特に好ましい。
【0009】
かかる、ウルソール酸のエステルは、対応するアルコールのハライドと、ウルソール酸の塩とをジメチルホルムアミドなどを溶媒として反応させることにより製造することが出来る。又、アミド誘導体は、ウルソール酸に塩化チオニルなどを反応させて誘導したウルソール酸ハライドと、ステアリルアミンなどの対応するアミンとを、所望により、ソジウムハイドライドなどのアルカリの存在下、ジメチルホルムアミドなどを溶媒として縮合することにより、製造することが出来る。
【0010】
本発明の皮膚外用剤においては、この様なウルソール酸乃至はその誘導体は唯一種を含有させることも出来るし、二種以上組み合わせて含有させることも出来る。本発明の皮膚外用剤に於ける、かかるウルソール酸乃至はその誘導体の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.01〜1質量%であり、より好ましくは0.02〜0.5質量%である。これは少なすぎると、シワの抑制或いは改善効果を発現しない場合が存し、多すぎると、結晶析出などの原因となり、安定性を損なう場合が存するためである。
【0011】
(2)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるオトギリソウ科の植物の抽出物
本発明の皮膚外用剤は、オトギリソウ科の植物の抽出物を含有することを特徴とする、オトギリソウ科の植物としては、生薬などで使用されているものであれば、特段の限定無く使用することが出来、例えば、オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna又はHypericum japonica)或いはセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)等が好ましく例示できる。これらは、何れも本発明の皮膚外用剤において、エラスチンの加水分解を抑制するヒペルフォリンを含有している。本発明の皮膚外用剤においては、かかるヒペルフォリンが0.02質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上含有するように抽出物を調整し、皮膚外用剤に含有させることが好ましい。又、オトギリソウ科の植物には、皮膚炎や光毒性など生じやすいと言われているヒペリシンが含有されているが、かかる成分をこの様な作用を発現しない量、具体的には0.01質量%以下、より好ましくは0.005質量%以下になるように調整しておくことも好ましい。この様な抽出物は、例えば、オトギリソウ科の植物を、エタノールなどのアルコールで抽出し、所望により、抽出溶剤を減圧濃縮などの手段により除去した後、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノールやエタノールなどのアルコールで溶出させ、該溶出溜分を減圧濃縮することにより、得ることが出来る。この様な抽出物には、ヒペルフォリンが0.03〜1質量%含有され、且つ、ヒペリシンの含有量は0.007質量%以下であり、かかる抽出物を0.05〜5質量%、より好ましくは0.07〜1.2質量%皮膚外用剤に含有させることにより、本発明の皮膚外用剤において、前記エラスチンの加水分解抑制作用を発現させることが出来る。
【0012】
<製造例1>
オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)の地上部の乾燥物1Kgに、10lのエタノールを加え、2時間加熱還流し、室温に冷却後、濾過して不溶物を除去し、減圧濃縮し、これを水に再度分散させて、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノール2lで溶出させ、該溶出分を減圧濃縮して、抽出物1を126g得た。このものには、ヒペルフォリンが0.7質量%含有されており、ヒペリシンの含有量は0.001質量%以下であった。
【0013】
<製造例2>
セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)の地上部の乾燥物1Kgに、10lのエタノールを加え、2時間加熱還流し、室温に冷却後、濾過して不溶物を除去し、減圧濃縮し、これを水に再度分散させて、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノール2lで溶出させ、該溶出分を減圧濃縮して、抽出物2を143g得た。このものには、ヒペルフォリンが0.5質量%含有されており、ヒペリシンの含有量は0.005質量%以下であった。
【0014】
(3)本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有し、且つ、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする。言い換えれば、乳化形態に於ける油滴中に、ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有するものと、含有しないものが存在することを特徴とする。この様な乳化形態に於いて、ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する油滴の構成油剤として、極性油を主体とすることが好ましい。かかる極性油としては、例えば、トリイソオクタネート、トリイソステアレート、オリーブ油等のトリグリセライド、オレイルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール、アジピン酸ジエトキシエチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル等の二塩基酸エステル、エチレングリコールジオレートやエチレングリコールジイソステアレートなどのエチレングリコールのジエステル、N−ラウロイルグルタミン酸(オクチル/コレステリル)等のN−アシルグルタミン酸エステル類、ジグリセリンテトラオレートなどのジグリセリンのテトラエステル類、オレイルアルコールやホホアアルコールなどの液状高級アルコールなどが好ましく例示できる。かかる油滴中において、前記ウルソール酸及び/又はその誘導体と、前記極性油の割合は1:1000〜1:10であることが好ましい。この様な油滴を皮膚外用剤中に導入するには、かかる成分を油相として含有する、水中油乳化物を作成し、かかる乳化物を皮膚外用剤に添加することが好ましい。この様な乳化のための界面活性剤としては、ウルソール酸及び/又はその誘導体と親和性の高い、レシチン、水添レシチン、水酸化レシチン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトールなどのリン脂質やモノラウロイルスクロース、ジラウロイルスクロース、モノステアロイルスクロース、ジステアロイルスクロースなどのショ糖脂肪酸エステルを用いることが好ましい。この様な界面活性剤の好ましい含有量は、極性油全量に対して5〜15質量%が好ましく、ウルソール酸及びその誘導体の含有量に対して1〜10倍量であることが好ましい。
【0015】
本発明の皮膚外用剤は、前記油滴以外に、ウルソール酸及び/又はその誘導体を含まない油滴を少なくとも1種含有することを特徴とする。この様な油滴においては、皮膚にとって好ましい油性成分であって、ウルソール酸及び/又はその誘導体と相溶性の低い成分を含有することが好ましい、この様な、ウルソール酸及び/又はその誘導体と相溶性の低い油性成分としては、例えば、流動パラフィン等の炭化水素類、ジメチコン、シクロメチコン、フェニルメチコンなどのシリコーン類、ホホバ油、オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類等が例示できる。又、前記のウルソール酸及び/又はその誘導体と相溶性の良い極性油剤を含有することも出来る。
【0016】
本発明の皮膚外用剤では、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のワックス類、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類、ポリメタクリロイルリジン、ポリアクリロイルリジン等のアミノ酸ペンダント型ポリマー類、ポリグルコシルエチルメタクリレート、ポリグルコシルエチルアクリレート等の糖鎖ペンダント型ポリマーなどが好ましく例示できる。これらの内、保湿性に優れる、アミノ酸ペンダント型ポリマーや糖鎖ペンダント型ポリマーを含有することが、肌の水分を増加させ、生き生きと見せる、シワを目立たなくさせる意味で好ましい。この為には、これらの成分を0.01〜1質量%含有させることが好ましい。本発明の皮膚外用剤は、かかる必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で投与される形態で使用されるものであれば特段の限定無く適用でき、例えば、皮膚外用医薬、化粧料、外用雑貨等に適用できるが、その効果から化粧料に適用することが好ましく、中でも、シワの存在する局所に限局して投与する形態の化粧料に適用することが好ましい。この様な製剤化には、増粘ゲル化剤を用いて、粘度を2000〜20000m・Pascal秒程度の粘度に調整しておくこと(エッセンス形態の化粧料)が好ましい。この様な粘度調整には、「ペムレンTR−1」「ペムレンTR−2」「カーボポール1382」(何れも、グッドリッチ社製)などのアルキル変性カルボキシビニルポリマーにアルカリを加えて塩と為したものを増粘ゲル化剤として使用することが好ましい。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーの好ましい含有量は、0.02〜1質量%であり、より好ましくは0.05〜0.5質量%である。この様な化粧料に於いては、その正確な使用態様を使用者に示すために、包装形態に於いて、シワ改善作用を有する旨の表示を有することが好ましい。この様な表示により、正確な使用目的で、正確な使用態様を維持できるためである。
【0017】
以下に、実施例を挙げて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
【実施例1】
【0018】
以下に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である化粧料1(水中油乳化物)を作成した。即ち、イ、ロの成分をそれぞれ80℃に加熱し、攪拌下イにロを徐々に加えて乳化し、攪拌冷却し、中間乳化物1を得た。別途、ハ、ニ、ホをそれぞれ80℃に加熱し、攪拌下ハにニを徐々に加え乳化し、ホを加えて中和し、攪拌冷却し、40℃まで冷却した時点で中間乳化物1を加え、攪拌冷却を続け30℃まで冷却して、エッセンス状の化粧料1を得た。
【0019】
<中間乳液1(水中油乳化物)>
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
【0020】
ハ)
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
【0021】
<比較例1>
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例1を得た。
【0022】
<試験例1>
化粧料1と比較例1とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。低温エージング条件は、−10℃を24時間保持した後、24時間かけて5℃迄昇温し、5℃を24時間保持した後、24時間かけて−10℃まで降温する動作を1サイクルとして、これを繰り返し行う保存条件である。性状の指標としては、400倍の倍率下での20視野における析出結晶の数を用いた。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸ベンジルなどの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
【0023】
【表1】

【実施例2】
【0024】
実施例1と同様に次に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、エッセンス状の化粧料2(水中油乳化物)を作成した。
【0025】
<中間乳液1>
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
【0026】
ハ)
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例2のオトギリソウ抽出物2 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
【0027】
<比較例2>
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例2を得た。
【0028】
<試験例2>
試験例1と同様に、化粧料2と比較例2とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸ベンジルなどの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
【0029】
【表2】

【実施例3】
【0030】
実施例1と同様に次に示す処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、エッセンス状の化粧料3(水中油乳化物)を作成した。
【0031】
<中間乳液2(水中油乳化物)>
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
【0032】
ハ)
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
【0033】
<比較例3>
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例3を得た。
【0034】
<試験例3>
試験例1と同様に、化粧料3と比較例3とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。結果を表3に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸などの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
【0035】
【表3】

【0036】
<比較例4>
化粧料1と同様に、下記に示す処方に従って、比較例4の化粧料を製造した。
【0037】
<中間乳液3(水中油乳化物)>
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.87質量%
【0038】
ハ)
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
【0039】
<比較例5>
化粧料1と同様に、比較例6の化粧料を製造した。
【0040】
<中間乳液1>
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
【0041】
ハ)
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.89質量%
【0042】
<試験例4>
上記化粧料1〜3及び比較例4、5を用いて、小じわの気になる人を対象に1群10名、計50名をパネラーとして、シワの改善に対する作用を調べた。即ち、試験前に、対象とする部位のレプリカをとり、対象部位にサンプルを1日2回、60日連続して投与してもらい、最後の投与の24時間後に再び部位のレプリカをとってもらい、レプリカのキメの方向性の程度より、スコア0:方向性が認められない、スコア1:僅かに方向性を認める、スコア2:方向性を認める、スコア3:明らかに方向性を認めるの4段階のスコアを付して判定を行った。結果を表4に示す。これより、本発明の皮膚外用剤である、化粧料1〜3は優れたシワ改善作用を有し、これがウルソール酸類と、オトギリソウ科の植物の抽出物の相乗作用であることも判る。
【0043】
【表4】

【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、シワ予防或いは改善のための化粧料に応用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする、皮膚外用剤。
【請求項2】
前記オトギリソウ科の植物が、オトギリソウ科オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペルフォリン(hyperforin)を0.02質量%以上含むことで特定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペリシンを0.01質量%以下含有することで特定されることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。
【請求項5】
ウルソール酸の誘導体が、ウルソール酸のエステルであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に皮膚外用剤。
【請求項6】
ウルソール酸のエステルが、ベンジルエステルであることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤。
【請求項7】
皮膚外用剤が、シワの存する部分に局所的に投与される化粧料であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
【請求項8】
包装形態に於いて、シワ改善作用を有する旨の表示を有することを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の皮膚外用剤。

【公開番号】特開2006−36715(P2006−36715A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−221452(P2004−221452)
【出願日】平成16年7月29日(2004.7.29)
【出願人】(000113470)ポーラ化成工業株式会社 (717)
【Fターム(参考)】