説明

床の昇降装置。

【課題】 高齢化が急速に進む中、高齢の為足腰が衰え、住みなれた家庭内の段差が大きな障害となって介護者を必要とする。
年老いても住み慣れた住まいに自立し住み続ける為に、家庭内のバリヤフリーが大きな問題となっている。
【解決手段】 家庭内の床の段差を解消する為に、家庭内の段差の床を昇降する事で高齢者に優しい住まいを提供でき家庭内のバリヤフリーの一端を解消出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭内の風呂場の床と浴槽との段差、階段その他の段差を取り除く為の、床段差解消の床昇降装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年高齢化が加速し、高齢の為足腰が衰え、在宅での生活を送る為には、階段、トイレ、浴室等の段差が障害となり歩行時に、介護者を必要とする家庭が多くなっている。
【0003】
高齢者が、既存の住み慣れた住まいで、自立して生活をしていく為には、家庭内の階段の段差、トイレの床と便座の段差等、家庭内のバリヤフリーが大きな問題となっている。
【0004】
特に高齢の為足腰が衰え入浴の際、風呂場の浴槽と床の段差が大きな問題になっている。
【0005】
浴槽の湯船に入る段差の障害を手摺等を設け用い、入浴時の歩行補助具として活用している。
【0006】
市場には、油圧、水圧を活用し昇降する椅子付き入浴装置器具等が存在するが、これらの装置器具は、介護者が足腰の衰えた、高齢者を浴槽に入浴する際、介護人が、操作活用する物である。
【特許文献】特願2002−280381
【特許文献】特願2000−010182
【特許文献】特願平10−294545
【特許文献】特願平10−213503
【特許文献】特願平07−350477
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、床と浴槽床の段差、階段の段差等が生じている、点である。
【課題を解決する課題】
本発明の床の昇降装置は、既存の浴槽、既存の階段、トイレ等の床を解体せず、既存の床に装置を設置するだけで、床の段差を解消出来る事を最も主要な特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の床の昇降装置は、床昇降する為の、空気シリンダー油圧シリンダー、水圧シリンダー、回転するボルト等の伸縮運動を床昇降機能に用いている。
【0009】
又、機密性、伸縮性袋体部材に空気、水、油圧等を用いて、袋体の伸縮運動を、床昇降機能に用いている為、装置の薄型、小型化が容易に出来る利点が有る。
【発明を実施する為の最良の形態】
【0010】
階段、トイレの床等にパンタグラフ形状昇降部に水、空気、油圧シリンダー、回転ボルトを用い、床を昇降する。
階段床、昇降機能部に水、空気、油圧等を用い伸縮袋体部材部材を伸縮運動を得、床昇降機能とする事で、風呂場の昇降する床、浴槽内床に応用が出来、安価な、昇降機能を有する床の昇降装置が出来た。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の昇降装置フレーム斜視図で1は、床フレームが畳んだ状態、2は、床フレームが目的高さに昇降したフレーム斜視図である。
【0012】
図1のフレームは、既存のトイレ、階段に取り付ける床の昇降装置のフレームで、スチール等の材質で良く、風呂場、浴槽に使用する、昇降装置のフレーム材質は錆び等に耐えられる材質のステン、アルミその他の適度の強度の材質で有れば、プラスチック等を用いても良い。
【0013】
図2は、パンタグラフ形状の斜視図昇降部で、1は、昇降機能にワイヤー等を用いワイヤーを巻き取り巻き戻しする事で昇降する事を特徴としている。
【0014】
図2は、パンタグラフ形状の斜視図昇降部で、2は、モーターによるボルトを回転する事で昇降する事を特徴としている。
【0015】
図3は、
パンタグラフ形状の斜視図昇降部で、1は水、空気、油圧シリンダー等を用い昇降機能とした昇降装置である。
【0016】
昇降フレーム上部床フレームと下部フレーム間に機密、伸縮性袋体を設け、空気、水、油圧等の圧力で床フレームを昇降する事を特徴としている。
【0017】
気密、伸縮性袋体の形状は、角筒形蛇腹等とし、圧力に耐える材質で伸縮性が損なわなければ、どの様な材質の形状の袋体でも良い。
【0018】
図4の1は、気密、伸縮性袋体を上部床フレームと下部フレーム間2箇所に設けた昇降部斜視図である。
【0019】
図4の2は、昇降装置の斜視図である。
【0020】
図5は床昇降装置の床に連結部材を設け床昇降と連動する浴槽内の床を設けた側面図である。
【0021】
図5の1は、既存浴槽に浴槽用昇降装置を設けた側面図で有る。
【0022】
図5の2は、高齢者が昇降床に腰掛が出来る任意高さを得られる側面図。
【0023】
図5の3は、高齢者が昇降床から浴槽内床に座ったまま移動が出来る床の高さの側面図。
【0024】
図6は、浴槽用床昇降装置の斜視図である。
【0025】
図6の1は、既存の浴槽に浴槽用床昇降装置を取り付けた斜視図である。
【0026】
図6の2は、浴槽用床昇降装置の高齢者が腰を掛け、体を洗う高さにした床昇降装置の斜視図である。
【0027】
図6の3は、高齢者が座ったまま、浴槽床に移動できる床の高さの斜視図である。
【0028】
浴槽用床昇降装置の昇降部は、気密伸縮性の袋体を用い、昇降機能としている。
【0029】
浴槽用床昇降装置の気密伸縮性の、袋体の伸縮を得るために、空気圧を用いても良い。
【0030】
浴槽用床昇降装置の気密伸縮性の、袋体の伸縮を得るために、水道水を用い水道水圧で、袋体を伸縮させても良い。
【0031】
浴槽用床昇降装置の気密伸縮性の、袋体の伸縮を得るために、作動油等の油圧を活用しても良い。
【0032】
床昇降用袋体と浴槽内床の昇降用袋袋体をホースで繋ぎ、床昇降用袋体が膨らみ一定の床の高さが得られ、床昇降用袋体の圧力がホースを介し浴槽内の袋体に加わり浴槽内の床を昇降する事が出来る利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0024】
【0025】
床昇降装置を家庭内の段差の生じる所に床昇降装置を設置するだけで、家庭内のバリヤフリーの一端を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】床昇降装置フレーム斜視図。
【図2】床昇降装置の昇降部のパンタグラフ斜視図
【図3】床昇降装置の昇降部のパンタグラフ斜視図と気密、伸縮性の袋体斜視図
【図4】気密性の袋体の斜視図と本発明の床昇降装置斜視図
【図5】浴槽用、床昇降装置の側面図
【図6】浴槽用、床昇降装置の稼動工程斜視図
【図7】昇降する床一端に、伸縮部材の伸縮機能を制御する、バルブ、レバー、スイッチを設けた斜視図
【符号の説明】
【0027】
1 ガイド
2 昇降床フレーム
3 ローラー キャスター
4 ワイヤー
5 巻き取り巻き戻し装置
6 回転ボルト
7 モーター
8 水、空気、油圧シリンダー
9 気密伸縮性の袋体
10水、空気給排水ホース
11気密伸縮性の袋体
12手摺
13昇降床
14床
15連結部材
16浴槽内床
17バルブ、レバー、スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
風呂場内の昇降する床の底に、伸縮、気密性の有する袋体部材を設け、昇降する床一端に、伸縮部材の伸縮機能を制御する、バルブ、レバー、スイッチを設け伸縮部材の伸縮機能で、風呂場の床、浴槽床の昇降を得る事を、特徴とした特許請求項1の床の昇降装置。
【請求項2】
昇降する床の底に、床を昇降する為のワイヤー、巻き取り部材を設け床の昇降を得る事を特徴とする請求項2の床の昇降装置。
【請求項3】
昇降する床の底に、伸縮、シリンダー部材、伸縮回転ボルトを設け床の昇降を得る事を特徴とする請求項3の床の昇降装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−297024(P2006−297024A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−150115(P2005−150115)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【出願人】(399049855)
【Fターム(参考)】