説明

床構造

【課題】互いに対向して配置された一対の板部間にナットを確実に保持できる床構造を得る。
【解決手段】床部材10では、上板部12と下板部14の間に設けられたレール部20の一対の連結部16間にスクエアナット18が収容されている。スクエアナット18は、一対の連結部16によって上板部12及び下板部14に対する相対回転を規制されると共に、保持片24によって厚さ方向の変位を規制される。さらに、下板部14に設けられた一対の突片30が、レール部の長手方向に沿ったスクエアナット18の両端部に係合しており、これにより、スクエアナット18のレール部20に対する長手方向両側への変位が規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、床構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両では、ラゲッジフロアを二重構造にすることで、ラゲッジフロアの下部に部品を取り付けるための締結部材がラゲッジフロアの上面側に突出しないように構成されたものがある。
【0003】
このような二重構造のラゲッジフロアでは、所定の間隔をあけて対向する上板部と下板部とを備えており、下板部には貫通孔が形成されている。この貫通孔には、例えばホップナットが下板部の下側から挿入され、該ホップナットに部品取付用のボルトが螺合することで、ホップナットが下板部にかしめられるようになっている。
【0004】
しかしながら、上記構成のラゲッジフロアでは、ホップナットがかしめ構造であるため、ボルトを高トルクで締め付けると、ホップナットがボルトと供廻りしてしまうという問題がある。
【0005】
一方、車両のシートを車室の床面に固定するためのスライドレールにおいて、シート側及び車室床面側に断面四角形中空状のナット収容部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献に示されたスライドレールでは、プレートが溶接されたナットがナット収容部の開口部からナット収容部内に挿入されるようになっており、ナットのナット収容部に対する相対回転がプレートによって規制されると共にプレートの端部に形成された屈曲部がナット収容部の開口縁に当接することでナットが所定位置に仮保持される構成となっている。
【0006】
しかしながら、上記構成のスライドレールでは、単にナット付きプレートの屈曲部をナット収容部の開口縁に当接させただけの構成であるため、何らかの外力が作用した際にナット付きプレートが位置ずれしたり脱落したりする恐れがある。
【0007】
したがって、例えば、前述した二重構造のラゲッジフロアにおいて、上板部と下板部との間に断面四角形中空状のナット収容部を設けると共に、前記特許文献に示されたナット付きプレートを用いたとしても、ナットがボルトと供廻りすることは防止できるものの、ナットを確実に所定位置に保持することができない。
【特許文献1】実開平7−31461号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、互いに対向して配置された一対の板部間にナットを確実に保持できる床構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の床構造は、互いに対向して配置された一対の板部と、前記一対の板部間で互いに対向して配置された長尺な一対の側壁を有し、前記一対の側壁間に挿入されたナットの前記一対の板部に対する相対回転を前記一対の側壁により規制するレール部と、前記一対の板部のうち少なくとも一方に設けられ、前記ナットが前記一対の側壁間の所定位置に配置された状態で前記レール部の長手方向に沿った前記ナットの両端部に係合し、前記ナットの前記レール部に対する長手方向両側への変位を規制する一対の規制部と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の床構造では、一対の板部間に設けられたレール部の一対の側壁間にナットが挿入されると共に、ナットが一対の側壁間の所定位置に配置された状態で、少なくとも一方の板部に設けられた一対の規制部がレール部の長手方向に沿ったナットの両端部に係合する。この状態では、ナットは一対の側壁によって一対の板部に対する相対回転を規制されると共に、一対の規制部によってレール部に対する長手方向両側への変位を規制される。したがって、この床構造では、一対の板部間にナットを確実に保持できる。
【0011】
請求項2に係る発明の床構造は、互いに対向して配置された一対の板部と、前記一対の板部間で互いに対向して配置された長尺な一対の側壁を有するレール部と、長尺状に形成された板材及び前記板材に取り付けられたナットを有し、前記一対の側壁間に挿入されると共に、前記板材の長手方向両端部が前記一対の板部のうちの一方に係止され、前記レール部に対する長手方向への変位を規制されるナット付きプレートと、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の床構造では、一対の板部間に設けられたレール部の一対の側壁間にナット付きプレートが挿入される。このナット付きプレートは、長尺な板材と該板材に取り付けられたナットとを備えており、ナットの一対の板部に対する相対回転が板材と一対の側壁との係合により規制されると共に、板材が一対の板部のうち少なくとも一方の板部に係止されることで、ナット付きプレートすなわち板材及びナットのレール部に対する長手方向両側への変位が規制される。したがって、この床構造では、一対の板部間にナットを確実に保持できる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明の床構造によれば、互いに対向して配置された一対の板部間にナットを確実に保持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
<第1の実施の形態>
【0015】
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用されて構成された車両用の床部材10の構成が斜視図にて示されている。また、図2には、この床部材10の構成が平面図にて示されている。さらに、図3には、図2の3−3線に沿った断面図が示されている。
【0016】
なお、以下の説明で使用する上下の方向性は、本床部材10が車両に取り付けられた状態での方向性を示すものである。
【0017】
本発明の第1の実施の形態に係る床部材10は、アルミ合金の押出成形により形成されたものであり、車両のラゲッジフロアを構成するものである。この床部材10は、一対の板部としての上板部12及び下板部14を備えており、二重構造になっている。上板部12と下板部14は、共に平板状に形成されており、所定の間隔をあけて板厚方向に対向した状態で平行に配置されている。但し、下板部14の幅方向一端部は屈曲され下方へ向けて突出している。
【0018】
上板部12と下板部14との間には、長尺な平板状に形成された複数の連結部16が設けられている。これらの連結部16は、互いに平行に配置されており、各上端部(幅方向一端部)が上板部12に接続されると共に、各下端部(幅方向他端部)が下板部14に接続されている。これにより、上板部12と下板部14とは複数の連結部16によって一体的に連結されている。
【0019】
また、これらの連結部16の一部は、図4に示すスクエアナット18が挿入(収容)される複数(本実施の形態では5個)のレール部20を構成している。スクエアナット18は、鉄等の材料により矩形の板状に形成されたものであり、中央部に雌ねじ部22が形成されている。また、図5に示すように、レール部20は、互いに対向して配置された一対の連結部16(一対の側壁)と、一対の連結部16の上下方向中間部から一対の連結部16の対向方向に突出した一対の保持片24とを備えており、一対の保持片24の間には、スリット状の隙間26が形成されている。なお、連結部16のうちの幾つかは、保持片24よりも上側の部分が省略されている。
【0020】
図6に示すように、レール部20を構成する一対の連結部16(一対の側壁)間の距離寸法W1は、スクエアナット18の幅寸法W2よりも僅かに大きく形成されており(最大で0.5mm程度大きく形成されており)、スクエアナット18は、レール部20の開口部分から一対の連結部16間に挿入されると共に、幅方向両端部が一対の連結部16に係合(当接)することでレール部20すなわち上板部12及び下板部14に対する相対回転を規制されている。
【0021】
また、図7に示すように、下板部14と保持片24との間の距離寸法T1は、スクエアナット18の厚さ寸法T2よりも僅かに大きく形成されており、スクエアナット18は、下端部が下板部14に係合すると共に、上端部(厚さ方向一端部)が保持片24に係合(当接)することで、厚さ方向への変位を規制されている。
【0022】
このスクエアナット18は、図2及び図7に示すように、下板部14の下部すなわち本床部材10の下部に複数の車両構成部品28を締結固定するためのものであり、各レール部20内には、各車両構成部品28の締結位置に対応して、複数のスクエアナット18が収容されている。
【0023】
図8に示すように、レール部20内の所定位置に配置されたスクエアナット18のレール部20長手方向に沿った両側には、一対の規制部としての一対の突片30が設けられている。これら一対の突片30は、下板部14に例えばコ字形の切込32を形成すると共に、下板部14の一部を切込32に沿って曲げ加工して形成(所謂打ち抜き加工により形成)されたものであり、レール部20の長手方向に沿ったスクエアナット18の両端部に係合している。これにより、スクエアナット18のレール部20長手方向への移動が規制されている。
【0024】
また、下板部14には、各車両構成部品28の締結位置に対応して、各車両構成部品28を締結固定するための鉄製のボルト34が挿入される円形の貫通孔36が形成されている。これらの貫通孔36は、レール部20内の所定位置に配置されたスクエアナット18の雌ねじ部22と同軸的に配置されている。各貫通孔36に挿入されたボルト34は、スクエアナット18の雌ねじ部22に螺合されており、その先端部は一対の保持片24の間の隙間26を貫通している。これにより、各車両構成部品28は、本床部材10の下部に締結固定されている。なお、各貫通孔36の加工は、一対の突片30の加工と同時に行うことができる。
【0025】
次に、本第1の実施の形態の作用について説明する。
【0026】
上記構成の床部材10では、上板部12と下板部14の間に設けられたレール部20の一対の連結部16間にスクエアナット18が収容されている。スクエアナット18は、一対の連結部16によって上板部12及び下板部14に対する相対回転を規制されると共に、保持片24によって厚さ方向の変位を規制される。さらに、下板部14に設けられた一対の突片30が、レール部の長手方向に沿ったスクエアナット18の両端部に係合しており、これにより、スクエアナット18のレール部20に対する長手方向両側への変位が規制される。
【0027】
したがって、この床部材10では、上板部12と下板部14との間にスクエアナット18を確実に保持できる。しかも、この床部材10では、上板部12及び下板部14に対する各レール部20の配置、及び、各レール部20に対する一対の突片30の配置を任意に設定することで、上板部12と下板部14との間の任意の位置(レール部20の開口部近傍などに限定されない位置)にスクエアナット18を確実に保持できる。すなわち、背景技術の欄で説明したスライドレールの取付構造では、ナット付きプレートの配置は基本的にナット収容部の開口部近傍に限定されるが、本床部材10では、一対の突片30をレール部20の任意の位置に自由に配置できるので、設計の自由度が向上する。
【0028】
またしかも、この床部材10では、各レール部20を構成する一対の連結部16(一対の側壁)によってスクエアナット18の上板部12及び下板部14に対する相対回転を確実に規制できるので、各車両構成部品28をボルト34により高トルクで本床部材10に締結固定することができる。
【0029】
また、この床部材10では、上板部12と下板部14とが複数の連結部16によって連結された構成であるため、高い剛性を確保できると共に、上板部12と下板部14との間にスクエアナット18が収容される構成であるため、上板部12表面(下板部14と反対側の面)のフラット化を図ることができ、ラゲッジフロアのフラットフロア化を実現できる。
【0030】
さらに、この床部材10では、車両構成部品28は下板部14に固定される構成であり、上板部12には車両構成部品28取付用の貫通孔等を形成する必要がないため、上板部12の上面に水等がこぼれた場合でも、本床部材10の内側に水等が浸入することを防止できる。
【0031】
なお、上記第1の実施の形態に係る床部材10では、ナットとしてスクエアナット18が適用された構成としたが、これに限らず、ナットとしては六角形状のナットを適用して構成してもよい。この点は、以下に説明する本発明の他の実施の形態においても同様である。
【0032】
また、上記第1の実施の形態に係る床部材10では、一対の規制部としての一対の突片30が下板部14に設けられた構成としたが、これに限らず、一対の規制部が上板部12に設けられた構成としてもよいし、一対の規制部のうちの一方が上板部12に設けられ、一対の規制部のうちの他方が下板部14に設けられた構成としてもよい。この点は、以下に説明する本発明の他の実施の形態においても同様である。
【0033】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
【0034】
<第2の実施の形態>
【0035】
図9には、本発明の第2の実施の形態に係る床構造が適用されて構成された床部材50の部分的な構成が断面図にて示されている。
【0036】
この床部材50は、前記第1の実施の形態に係る床部材10と基本的に同様の構成とされているが、レール部20の長手方向に沿ったスクエアナット18の両側には、前記第1の実施の形態に係る一対の突片30の代わりに一対の規制部としての一対のリベット52(本第2の実施の形態では、皿頭リベット)が設けられている。これら一対のリベット52は、下板部14に締結固定されており、レール部20の長手方向に沿ったスクエアナット18の両端部に係合している。これにより、スクエアナット18のレール部20に対する長手方向両側への変位が規制されている。
【0037】
この床部材50では、他の構成部品は前記第1の実施の形態に係る床部材10と同様の構成とされている。
【0038】
上記構成の床部材50においても、前記第1の実施の形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
【0039】
<第3の実施の形態>
【0040】
図10には、本発明の第3の実施の形態に係る床構造が適用されて構成された床部材60の部分的な構成が断面図にて示されている。
【0041】
この床部材60は、前記第1の実施の形態に係る床部材10と基本的に同様の構成とされているが、レール部20の長手方向に沿ったスクエアナット18の両側には、前記第1の実施の形態に係る一対の突片30の代わりに一対の規制部としての一対の突起62が設けられている。これら一対の突起62は、下板部14をバーリング加工することで形成されたものであり、レール部20の長手方向に沿ったスクエアナット18の両端部に係合している。これにより、スクエアナット18のレール部20に対する長手方向両側への変位が規制されている。
【0042】
この床部材60では、他の構成部品は前記第1の実施の形態に係る床部材10と同様の構成とされている。
【0043】
上記構成の床部材60においても、前記第1の実施の形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
【0044】
<第4の実施の形態>
【0045】
図11には、本発明の第4の実施の形態に係る床構造が適用されて構成された床部材70の部分的な構成が断面図にて示されている。
【0046】
この床部材70は、前記第1の実施の形態に係る床部材10と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施の形態に係るレール部20とは異なるレール部72を備えている。このレール部72は、前記第1の実施の形態に係るレール部20と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施の形態に係る一対の保持片24が省略された構成となっている。
【0047】
このレール部72の内側には、ナット付きプレート74が挿入(収容)されている。図12に示すように、ナット付きプレート74は、鉄等の材料によって長尺な平板状に形成された板材76を備えている。この板材76は、その幅寸法がレール部72の幅寸法よりも僅かに小さく形成されており、その長さ寸法がレール部72の長さ寸法と略同じ長さ寸法に形成されている。また、板材76の長手方向両端部には、雌ねじ部78が形成されている。この雌ねじ部78には、下板部14を貫通した図示しないネジが螺合されており、板材76は下板部14に締結固定されている。
【0048】
さらに、板材76の上面側(上板部12側)には、本床部材70の下部に取り付けられる車両構成部品28に対応して、前記第1の実施の形態に係るスクエアナット18と同様構成の複数のスクエアナット18が溶接または接着剤などによって固定されている。また、板材76には、スクエアナット18の雌ねじ部22に対応する位置に、円形の貫通孔80が形成されている。貫通孔80には、下板部14の貫通孔36を貫通した車両構成部品28取付用のボルト34が貫通しており、該ボルト34の先端側は、板材76上面のスクエアナット18に螺合している。これにより、車両構成部品28は、本床部材70の下部に締結固定されている。
【0049】
なお、この床部材70では、他の構成部品は前記第1の実施の形態に係る床部材10と同様の構成とされている。
【0050】
上記構成の床部材70では、スクエアナット18の上板部12及び下板部14に対する相対回転が板材76と一対の連結部16(一対の側壁)との係合により規制されると共に、板材76の長手方向両端部が下板部14に締結固定されることで、ナット付きプレート74すなわち板材76及びスクエアナット18のレール部72に対する長手方向両側への変位が規制される。したがって、この床部材70では、上板部12と下板部14との間にスクエアナット18を確実に保持できる。しかも、上板部12及び下板部14に対するレール部72の配置、及び、板材76に対するスクエアナット18の取付位置(ここでは溶接位置)を任意に設定することで、上板部12と下板部14との間の任意の位置にスクエアナット18を確実に保持できる。
【0051】
以上説明した如く、本発明の第4の実施の形態に係る床部材70においても、前記第1の実施の形態に係る床部材10と基本的に同様の効果を奏する。なお、この床部材70は、同一のレール部72内に複数のスクエアナット18を配置する場合に特に好適である。
【0052】
なお、前記第1の実施の形態乃至上記第4の実施の形態では、本発明の床構造を車両用の床部材に適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の床構造は、飛行機や船舶用、或いは住宅用の床部材に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用されて構成された床部材の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の構成を示す平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材のナットの構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の部分的な構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の部分的な構成を示す平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿った断面図である。
【図8】図6の9−9線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の部分的な構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の部分的な構成を示す断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材の部分的な構成を示す断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る床構造が適用された構成された床部材のナット付きプレートの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
10 床部材
12 上板部
14 下板部
16 連結部(レール部の側壁)
18 スクエアナット(ナット)
20 レール部
30 突片(規制部)
50 床部材
52 リベット(規制部)
60 床部材
62 突起(規制部)
70 床部材
72 レール部
74 ナット付きプレート
76 板材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向して配置された一対の板部と、
前記一対の板部間で互いに対向して配置された長尺な一対の側壁を有し、前記一対の側壁間に挿入されたナットの前記一対の板部に対する相対回転を前記一対の側壁により規制するレール部と、
前記一対の板部のうち少なくとも一方に設けられ、前記ナットが前記一対の側壁間の所定位置に配置された状態で前記レール部の長手方向に沿った前記ナットの両端部に係合し、前記ナットの前記レール部に対する長手方向両側への変位を規制する一対の規制部と、
を備えた床構造。
【請求項2】
互いに対向して配置された一対の板部と、
前記一対の板部間で互いに対向して配置された長尺な一対の側壁を有するレール部と、
長尺状に形成された板材及び前記板材に取り付けられたナットを有し、前記一対の側壁間に挿入されると共に、前記板材が前記一対の板部のうち少なくとも一方に係止され、前記レール部に対する長手方向両側への変位を規制されるナット付きプレートと、
を備えた床構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−131269(P2007−131269A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−328721(P2005−328721)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000004743)日本軽金属株式会社 (627)
【Fターム(参考)】