説明

建築物用扉錠装置の解錠システム

【課題】一人暮らしの若い女性などがスマート機能を有する電子キーを所有してマンションなどの入り口のドア付近に到着したとき、不審人物がいたとしても、ドアの錠装置がスマート機能によって自動的に解錠したり、ドアが開いたりしてしまうことがなく、不審人物が解錠されたドアから侵入されてしまうことのない建築物用扉錠装置の解錠システムの提供。
【解決手段】建築物の自動ドア9の錠装置解錠に対応するIDコードが記録され、一定の間隔でIDコードに関する信号を繰り返し送信する電子キー3と、電子キー3から送信される信号を受信する受信機4と、解錠OK信号を送信するID判断制御部2と、解錠OK信号を受信し自動ドア9を解錠する自動ドア制御部6とを有し、電子キー3には、操作者の操作により作動する信号の送信を停止させるスイッチ16が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばマンションなど集合住宅の所定の部屋に居住する居住者が携帯する電子キーと、居住するマンションなど例えば集合住宅の玄関扉に設置された自動ドア施解錠装置との間において通信により、集合住宅の玄関扉の自動ドアを自動的にロックを解除する建築物用扉錠装置の解錠システムにかかり、特に、前記電子キーと、自動ドア解錠装置に用いられる制御装置あるいは電気錠を解錠する電気錠制御装置との間において行われる通信の停止制御を備えた建築物用扉錠装置の解錠システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、いわゆるスマートキーシステムと称されるシステムは、自動車などの車用錠装置施解錠システムに広く使用されており、自動車のユーザが所持する電子キーと、ユーザの自動車側に設置された受信機及び制御装置(ECU装置)との間で通信を行ない、電子キーを所持したユーザが車にあらかじめ決められたエリア内まで接近したことを検知してドアのロックを自動的に解除したり、逆にユーザが車から離れたことを検知してドアを自動的にロックしたりする機能が提供されている。
そして、近年の自動車錠装置施解錠システムに採用されているこうした機能は、一般にスマート機能と称呼されているのである。
【0003】
しかして、近年では、前記スマートキーシステムはいわゆる建築物の部屋用ドアあるいはマンションなどの集合住宅の玄関自動ドアの施解錠システムにおいても採用されつつあり、前記自動ドアの施解錠システムによって建築物の施解錠制御がより適した形で適用できる様、さらに改良された自動ドアの施解錠システムに関連する提案が逐次なされている。
【0004】
一方で、特に建築物の扉に用いられる錠装置の自動ドアの解錠システムにおいては、前記の自動ドアの解錠システムのスマート機能が優れているが故に、逆にユーザにとって好ましくない事態を生じさせることにもなっていた。
すなわち、建築物の部屋用ドアあるいはマンションなどの集合住宅の玄関自動ドアの解錠システムに採用されるスマートシステムでは、特に防犯上から下記の様な課題が生じているのである。
【0005】
例えば、一人暮らしの若い女性などが当該自動ドアの解錠システムを有する錠装置付きマンションや戸建て住宅に居住している場合である。
前記一人暮らしの若い女性などがスマート機能を有する電子キーを所有して自室あるいは自室のあるマンションなどの入り口のドア近傍付近に到着したとき、その入り口近傍付近に明らかに不審と思われる人物がいたとしても、前記ドアの錠装置がスマート機能の自動的な起動により解錠し、ドアが開いたりしてしまうおそれがあるからである。
この場合、前記不審人物が電子キーを有する一人暮らしの若い女性などと一緒にスマート機能により自動的に解錠されたドアから侵入されてしまうとの課題があった。
【特許文献1】特開平9−25752号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かくして、本発明は上記事情に鑑み創案されたものであり、一人暮らしの若い女性などがスマート機能を有する電子キーを所有して自室あるいは自室のあるマンションなどの入り口のドア近傍付近に到着したとき、その入り口近傍付近に明らかに不審と思われる人物がいたとしても、前記ドアの錠装置がスマート機能によって自動的に解錠したり、あるいは自動的にドアが開いたりしてしまうことがなく、不審人物が電子キーを有する一人暮らしの若い女性などと一緒に解錠されたドア(マンションの自動ドア)から侵入されてしまうことのない建築物用扉錠装置の自動ドアの解錠システムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による建築物用扉用錠装置の解錠システムは、
建築物扉の錠装置解錠に対応するIDコードが記録され、該IDコードに関する信号が送信される電子キーと、
該電子キーから送信される信号を受信する受信機と、
受信機で受信された信号が登録されたIDデータと一致したときに、解錠OK信号を送信するID判断制御部と、
送信された解錠OK信号を受信し、自動ドアを解錠する自動ドア制御部あるいは電気錠を解錠する電気錠制御部と、を有し、
前記電子キーには、操作者の操作により作動する、前記信号の送信を停止させる停止スイッチが設けられた、
ことを特徴とし、
または、
前記停止スイッチの操作により、一時的に任意時間前記信号の送信を停止させる構造とした、
ことを特徴とし、
または、
前記停止スイッチの第1回操作により、任意時間前記信号の送信を停止させる構造とし、前記停止スイッチの第2回操作により、前記信号の送信を復帰させる構造とした、
ことを特徴とし、
または、
前記停止スイッチの任意時間連続操作により、前記信号の送信を連続停止させる構造とした、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明による建築物用扉錠装置の解錠システムであれば、一人暮らしの若い女性などがスマート機能を有する電子キーを所有して自室のあるマンションなどの入り口の自動ドア近傍付近に到着したとき、その入り口近傍付近に明らかに不審と思われる人物がいたとしても、前記自動ドアの錠装置がスマート機能によって自動的に解錠し、自動的にドアが開いたりしてしまうことがなく、不審人物が電子キーを有する一人暮らしの若い女性などと一緒に解錠されたドア(マンションの自動ドア)から侵入されてしまうことのない建築物用扉錠装置の解錠システムをその構造を簡単なものとし、かつそのコストを安価にして提供できるとの優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の自動ドア解錠システム1の構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すごとく、自動ドアの解錠システム1は、建築物自動扉の錠装置解錠に対応するIDコードがあらかじめ記録され、該IDコードに関する信号を送信する電子キー3と、該電子キー3から送信される信号を受信する受信機4と、受信機4で受信された信号があらかじめ登録されたIDデータと一致したときに、解錠OK信号を送信するID判断制御部2と、送信された解錠OK信号を受信し、自動ドア9を解錠する自動ドア制御部6とを有して構成されている。なお、建築物自動扉の錠装置が電気錠のタイプのものであるときには、前記自動ドア制御部6は電気錠制御部6として構成される。また、この場合、自動ドア9は電気錠を有するドアとして構成される。
【0011】
本自動ドア解錠システム1では、前記の受信機4と前記電子キー3との間では電子キー3から受信機4に向かってIDデータに関する信号が一定の間隔でいわゆる無線送信される。
また受信機4とID判断制御部2との間では前記電子キー3から送信された前記IDデータに関する信号の送受信が行われる。
すなわち、本実施例において、自動ドア9の外側に設置された受信機4と例えばマンションの入り口内部に設置されたID判断制御部2とは一実施例としてRS―485等の有線ケーブルで接続されていると共に、前記受信機4はID判断制御部2から電源が供給されている。なお、前記の有線ケーブルの替わりにワイヤレス接続としても構わない。
ここで、電子キー3及び受信機4には、アンテナ5、変調・復調回路等の公知の無線通信手段が含まれている。
【0012】
以下本発明の動作を具体的に説明する。
自動ドア制御部6は、例えばマンションなど集合住宅の入り口の自動ドアを解錠状態とする旨の信号を出力し、該信号を受けて自動ドア9の錠装置は解錠し、開扉する。なお、施錠処理については後述する。
【0013】
電子キー3は、受信機4との間でIDデータに関する信号を送信可能にした携帯型無線装置として構成されている。そして、電子キー3は、例えばマンションなど集合住宅内の各々の居住部屋に固有に割り当てられたIDコードを記録するための記憶部12、例えばメモリ、及び無線通信に必要なアンテナ5、送信部13及び変調・復調等行う制御部14などを有するマイクロコンピュータを有しており、前記固有のIDコードなどを所定の送信信号として送信するものである。
【0014】
ここで、前記電子キー3から送信される信号は、外の所定位置からドア9側に向かって送信され、その送信信号到達距離は最大で10m程度とされる。
したがって、このキー応答エリア内に存在する電子キー3が発した送信信号だけが、前記受信機4で受信できる。
すなわち、電子キー3のメモリ等に記録されている固有のIDコードを、送信信号として一定の間隔で所定自動ドア9近傍位置に設置された受信機4に向けて送信される。
【0015】
前記の受信機4は、前述したように、たとえば自動ドア9の近傍位置において外側に向けて組み込まれており、キー応答エリア内に存する電子キー3からの信号、すなわち当該電子キー3固有のIDコードに関する信号を受信する。
図3に、本発明による自動ドアの解錠システム1の基本動作のフローチャートを示す。
このフローチャートでは自動ドアの解錠処理にかかる部分を示している。
【0016】
まず、電子キー3は一定の間隔で固有のIDコードに関する信号を繰り返し送信している(ステップ100)。
そして、信号を繰り返し送信する電子キー3が、受信機4によって受信される位置にまで接近したかどうか判断される(ステップ101)。
受信機4により受信できる位置まで電子キー3が接近すると、電子キー3が繰り返し送信する信号は受信機4で受信される(ステップ103)。
受信機4は受信した信号をID判断制御部2に送り、ID判断制御部2において当該信号(固有のIDコード)があらかじめ登録されているIDコードと一致するか照合される(ステップ104)。
登録されているIDコードと一致し、正しいと判断されると(ステップ105でYES)、ID判断制御部2は自動ドア制御部6へ自動ドア9の解錠OK信号を送る(ステップ106)。
そして、自動ドア制御部6では自動ドア9を解錠すると共に、その開扉信号をID判断制御部2へ返信する(ステップ107)。
ID判断制御部2では前記の開扉信号を受け取った後、同じ電子キー3から繰り返し信号を受信しても一定時間(例えば数秒間)は無視するものとし(スッテプ108)、自動ドア制御部6へは解錠OK信号を送信しないこととなる(ステップ108)。
【0017】
また、図1から理解されるように、内部センサ7が自動ドア制御部6へ解錠OK信号を送信し、自動ドア9が解錠し、開扉される場合がある。これは居住者が外出するときの構成であり、内部センサ7が該居住者を感知し、自動ドア9が解錠、開扉されるのである。この場合にも自動ドア制御部6からID判断制御部2へ開扉信号が送られ、その結果、ID判断制御部2では前記の開扉信号を受け取った後は、同じ電子キー3から繰り返し信号をその後、受信しても、すなわち自動ドア9から外部へ向かっている途中であると認識し、一定時間(例えば数秒間)は無視して、自動ドア制御部6へ解錠OK信号を送信しないものとなる。
【0018】
また、該当の電子キー3を有する居住者が複数人引き続いて居住するマンションなど集合住宅の入り口付近に到達し、帰宅しようとしたときは、それぞれの電子キー3から信号が送信されるが、受信機4は最初の信号をID判断制御部2に送り、ID判断制御部2ではあらかじめ登録されているIDコードと一致したときに、自動ドア制御部6へ解錠OK信号送信するものとなる。
そして、自動ドア制御部6では自動ドア9へ解錠出力すると共に、該信号により自動ドア9を開扉したとの開扉信号をID判断制御部2へ返信する。この場合にも、ID判断制御部2では前記の開扉信号を受け取った後は、たとえ違う電子キー3から繰り返し信号を受信しても一定時間(例えば数秒間)は無視するものとして、自動ドア制御部6へは送信しない。
【0019】
ところで、前記ID判断制御部2からは自動ドア制御部6へ解錠OK信号を送るのみならず、例えば固有の居住者用宅配ボックス制御部に帰宅の信号を送信して知らせ、宅配が届いているか否かを知らせたり、インターフォン制御部へ帰宅を速やかに知らせる信号を送信して知らせたりする構成とすることも出来る。さらには前記インターフォン制御部へ帰宅信号として送信し、インターフォン制御部では該信号を受けて携帯電話などに帰宅したとのメールを送る構成とすることも出来る。
【0020】
なお、本発明において、自動ドア9の施錠は、例えば前述した所定の電子キー3発信エリア内に電子キー3が存在しなくなったとき、あるいは前記の解錠処理から所定の時間が経過した後に自動的にドアを閉扉、施錠するよう構成される。
すなわち、自動ドア9の解錠処理がされている状態において、その所定のエリア内で前記信号が電子キー3から送信されない場合は、前述した所定外部のキー応答エリアに電子キー3が存在しなくなった時点で自動的にドアを閉扉し、施錠しても構わないし、解錠処理から設定された時間、例えば数秒間の後に自動的に自動ドア9を閉扉、施錠処理するよう構成しても構わない。
ところで、本発明の自動ドア解錠システム1においては、電子キー3における信号送信機能をキャンセルするための専用のスイッチを設けてある。
【0021】
前述したが、建築物の扉錠装置については、防犯上考慮しなければならない点がある。すなわち、一人暮らしの若い女性などが当該自動ドアの解錠システムを有する錠装置付きマンションや戸建て住宅に居住している場合である。
前記の一人暮らしの若い女性などユーザ21がスマート機能を有する電子キー3を所有して自室のあるマンションなどの入り口のドア近傍付近に到着したとき、その入り口近傍付近に明らかに不審と思われる不審者20がいたとしても、前記自動ドア9の錠装置が自動的な起動により解錠して自動ドア9が開いたりしてしまうおそれがある。そして、最悪のときには、前記不審者20が電子キー3を有する一人暮らしの若い女性などと一緒に解錠されたドアから侵入してしまうこととなる。
【0022】
そこで本発明では、かかる非常事態を簡単に解消できる構成とした。
すなわち、一人暮らしの若い女性であるユーザ21が所有する電子キー3に発信機4へ向けての信号の送信機能を一時的に停止するスイッチを搭載することとした。
すなわち、電子キー3の詳細を説明すると、図4から理解されるように、メモリなどの記憶部12に記憶されている当該電子キー3固有のIDコード等に関する信号を前記受信機4の送信部13に向けて所定の周期でかつ所定の時間で繰り返し送信できる構成となっている。
そして、所定の部屋別IDコードに関するデータの変調、復調などは制御部14によって行われている。
【0023】
また、符号15は電源を示し、制御部14等に供給されている。ここで、電源15と制御部14との間にスイッチ16が設けられ、該スイッチ16を起動することにより、制御部14に供給する電源15のオン、オフが切り替えられる。
【0024】
通常このスイッチ16は電子キー3の本体部17側面位置に設けておくことが好ましい。そして、ユーザ21たる操作者が簡単に操作出来る構造としておく。例えば、スイッチ16をボタンタイプとし、該当ボタンを押し下げることによりスイッチ起動が出来る等である。
また、電源15のオフスイッチとしては、前記のボタン状スイッチを単に押し下げることで作動し、オンスイッチとしてはもう一度押し下げることにより作動するタイプとすることも出来る。
【0025】
さらに、前記のボタン状スイッチを一度押し下げることにより、決定した任意時間電源オフとするスイッチ構造とすることも出来る。また、ボタン状スイッチを連続的に所定時間押し下げている間は、電源15をオフとするスイッチ構造とすることも出来る。
【0026】
図5に本発明によるスイッチ構造の一例をあげて説明する。本実施例の該スイッチ構造はスライド式のスイッチ構造を採用し、電子キー3の本体部17の上方側面部にスライド式スイッチ用の操作部18を設けてある。
図5から理解されるように、ON側に位置するナイフエッジ形接点は、ロータリスイッチなどで使われているものである。例えば、ロータリスイッチのセレクタの接点がナイフエッジ状になっていて、摺動しながら平面状の接点に食い込むような形で接触する。ここであげるナイフエッジ形接点は、線上に接点を高い接点圧力で押さえつけるものである。
【0027】
ここで、スライドスイッチ状の操作部18をスライドさせてOFFからON操作すると、操作部18は可動片19上を押圧しながら摺動し可動片19は固定片22(固定接点)と接触する。これにより、電源がONとなり、電子キー3より所定の送信信号を所定の周期でかつ所定の時間で送信することが出来ることとなる。通常はこの状態で電子キー3は使用される。
【0028】
また、図5に示すように、可動片19は第1凸部23,凹部24,第2凸部25の二山一谷を有するよう湾曲して形成されており、かつ長手方向のON側の端面は前述のようにナイフエッジ形になっている。
従って、ON時には操作部18が前記第1凸部23にあって、当該可動片19全体を強く押さえることにより、固定片22と接触しているエッジ状端面部の接点圧力を高めることとなることすでに述べたとおりである。
【0029】
また、図5に示すように操作部18がOFF側にスライドすると、可動片19が第2凸部25を押圧するものとなり、これによって、可動片19の0N側端部が固定片22から離れ、電源がOFF状態となる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】自動ドアの解錠システムの概略を説明するブロック説明図である。
【図2】自動ドアの解錠システムの概略を説明する概略構成説明図である。
【図3】自動ドアの解錠システムの基本動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の概略構成を説明する概略構成説明図である。
【図5】本発明によるスイッチ構造の一例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
【0031】
1 自動ドア解錠システム
2 ID判断制御部
3 電子キー
4 受信機
5 アンテナ
6 自動ドア制御部(電気錠制御部)
7 内部センサ
9 ドア
10 ドアノブ
11 受信部
12 記憶部
13 送信部
14 制御部
15 電源
16 スイッチ
17 本体部
18 操作部
19 可動片
20 不審者
21 ユーザ
22 固定片
23 第1凸部
24 凹部
25 第2凸部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物扉の錠装置解錠に対応するIDコードが記録され、該IDコードに関する信号が送信される電子キーと、
該電子キーから送信される信号を受信する受信機と、
受信機で受信された信号が登録されたIDデータと一致したときに、解錠OK信号を送信するID判断制御部と、
送信された解錠OK信号を受信し、自動ドアを解錠する自動ドア制御部あるいは電気錠を解錠する電気錠制御部と、を有し、
前記電子キーには、操作者の操作により作動する、前記信号の送信を停止させる停止スイッチが設けられた、
ことを特徴とする建築物用扉錠装置の解錠システム。
【請求項2】
前記停止スイッチの操作により、一時的に任意時間前記信号の送信を停止させる構造とした、
ことを特徴とする請求項1記載の建築物用扉錠装置の解錠システム。
【請求項3】
前記停止スイッチの第1回操作により、任意時間前記信号の送信を停止させる構造とし、前記停止スイッチの第2回操作により、前記信号の送信を復帰させる構造とした、
ことを特徴とする請求項1記載の建築物用扉錠装置の解錠システム。
【請求項4】
前記停止スイッチの任意時間連続操作により、前記信号の送信を連続停止させる構造とした、
ことを特徴とする請求項1記載の建築物用扉錠装置の解錠システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−63877(P2008−63877A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−244357(P2006−244357)
【出願日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(000131511)株式会社シブタニ (88)
【Fターム(参考)】