説明

建築用金物、改築構造及び改築方法

【課題】主に、構造上の問題を解消すると共に、建物との干渉などを防止し得るようにする。
【解決手段】第一の床根太21に対し、第二の床根太22を突当てた状態で固定する固定部を備え、固定部が、第一の床根太21の側面に当接可能な平面部33と、平面部33から面外方向へ立設されて、第二の床根太22の端部の両側面および底面を包持可能な正面視ほぼU字状の立設部34とを一体的に有する建築用金物31である。そして、平面部33が、正面視ほぼU字状の立設部34の内側に位置する内面部41と、第一の床根太21の長手方向中央側へ向け立設部34よりも外側に張出すよう設けられる片側張出面部42とを備える。また、平面部33が、片側張出面部42とは反対側への張出しのない他側非張出部43を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、建築用金物、改築構造及び改築方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
既設の建物の小屋裏に対して、後から新たにロフトを作るなどの改築が行われている。このようなロフトは、第一の床根太と、この第一の床根太に直交する複数の第二の床根太とを組合せて構築された新たな床組を有するものとなる。
【0003】
そして、この第一の床根太に対して、第二の床根太を突当てた状態で固定するために、従来、図7、図8に示すような建築用金物1が用いられている。
【0004】
この建築用金物1は、第一の床根太の側面に当接可能な左右一対の羽根板部2と、各羽根板部2の内側縁部から面外方向へ立設されて、第二の床根太の端部の両側面および底面を包持可能な正面視ほぼU字状の立設部3とを一体に有している。
【0005】
立設部3の両側板部4および羽根板部2には、それぞれ第二の床根太の側面および第一の床根太の側面に対し、釘やボルトなどの取付部材を用いて取付可能な取付孔6が形成されている。
【0006】
なお、同様の建築用金物1には、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されるものなどが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開昭60−238543号公報
【特許文献2】特開2009−41311
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の建築用金物1では、一対の羽根板部2が、左右に分離して設けられているため、建築用金物1自体の強度が余り高くなかった。また、各羽根板部2は狭幅であったため、第一の床根太の側面に対する取付面積も小さかった。
【0009】
また、左右一対の羽根板部2は、それぞれ立設部3の両側板部4よりも外側へ張出しているため、最も外側に位置する第二の床根太を、第一の床根太の端部ぎりぎりに取付けることができなかった。仮に、上記建築用金物1を用いて、最も外側に位置する第二の床根太を、第一の床根太の端部ぎりぎりの位置に取付けようとした場合、一方の羽根板部2が第一の床根太の端部からはみ出してしまい、第一の床根太への固定ができなくなるため、はみ出た一方の羽根板部2がむき出しになったり、建物と干渉したりすることになる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は、第一の床根太に対し、第二の床根太を突当てた状態で固定する固定部を備え、該固定部が、第一の床根太の側面に当接可能な平面部と、該平面部から面外方向へ立設されて、第二の床根太の端部の両側面および底面を包持可能な正面視ほぼU字状の立設部とを一体的に有する建築用金物において、前記平面部が、正面視ほぼU字状の立設部の内側に位置する内面部と、第一の床根太の長手方向中央側へ向け立設部よりも外側に張出すよう設けられる片側張出面部とを備えると共に、該片側張出面部とは反対側への張出しのない他側非張出部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、上記構成によって、建築用金物自体の強度をより高いものとすることができる。また、第二の床根太を第一の床根太の端部ぎりぎりの位置に取付けることができるようになると共に、建築用金物と建物との干渉などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例にかかる、既設の建物の一例を示す正面図である。
【図2】図1の中央の屋根ユニットに設けられる床組を示す斜視図である。
【図3】図2の床組の平面図である。
【図4】図3の部分拡大斜視図である。
【図5】図4の建築用金物の斜視図である。
【図6】図5の建築用金物の(a)正面図、(b)底面図、(c)左側面図、(d)右側面図である。
【図7】従来の建築用金物の斜視図である。
【図8】図7の建築用金物の(a)正面図、(b)上面図、(c)左側面図、(d)右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
【実施例】
【0014】
<構成>以下、構成について説明する。
【0015】
図1は既設の建物の一例を示している。
【0016】
この建物11は、下階12と、上階13と、屋根部14とを備えている。下階12と上階13との間には、上下階間隔壁として、特に明確には図示しない下階天井部と上階床部とが設けられている。また、上階13と屋根部14との間には、上階屋根間隔壁として、特に明確には図示しない上階天井部が設けられている。そして、屋根部14の内部には、小屋裏15(空間)が形成されている。なお、建物11の構成は、これに限るものではない。
【0017】
そして、上記した建物11はどのような構造のものであっても良いが、この場合には、ユニット建物11Aとされている。ユニット建物11Aは、予め工場で製造された複数の建物ユニットを現場で組立てることによって構築されるものである。この場合、下階12は、3個の建物ユニット(下階ユニット12a〜12c)を横に並べることによって構成されている。また、上階13は、3個の建物ユニット(上階ユニット13a〜13c)を横に並べることによって構成されている。屋根部14は、3個の建物ユニット(屋根ユニット14a〜14c)を横に並べることによって構成されている。なお、これらの建物ユニット(下階ユニット12a〜12c、上階ユニット13a〜13c、屋根ユニット14a〜14c)は、上下方向に対して整然と積重ねられている。また、下階ユニット12a〜12cおよび上階ユニット13a〜13cは、直方体状のものとされている。これに対し、屋根ユニット14a〜14cは、屋根部14の形状を3分割した形状とされている。
【0018】
そして、このような既設の建物11の小屋裏15に対して、後から新たにロフト16(小屋裏部屋)を作るなどの改築を行うようにする。この場合、ロフト16は、中央に位置する屋根ユニット14bの内部に設けるようにする。また、ロフト16の構築の際には、上記した上階天井部の少なくとも一部が取外されることになる。
【0019】
図2は、中央の屋根ユニット14b(およびその内部に設けられるロフト16の床組19a)を示す斜視図である。中央の屋根ユニット14bは、その上部における、長辺部分に一対の上梁部17を有すると共に、短辺部分に一対の屋根トラス18が設けられている。この屋根トラス18は、建物11の屋根部14(切妻屋根)の頂部形状を構成可能なものであり、少なくとも一本の底辺材と二本の斜辺材とを有する二等辺三角形状の木組構造物とされている。
【0020】
そして、上記したロフト16の床部19は、その骨組を構成する床組19aと、この床組19aに対して貼設される図示しない床面材とを備えている。
【0021】
図3に示すように、ロフト16の床組19aは、第一の床根太21と、この第一の床根太21に直交する複数の第二の床根太22とによって構成される。この場合、床組19aは、矩形状とされている。
【0022】
このうち、第一の床根太21は、中央の屋根ユニット14bの短辺部分に沿って水平に一対設けられる。また、第二の床根太22は、中央の屋根ユニット14bの長辺部分に沿って水平に一対設けられる(以下、最も外側の第二の床根太22aと称する)と共に、その間に所定の間隔を有して複数本平行に設けられる(以下、中間の第二の床根太22と称する)。
【0023】
そして、隣接する第二の床根太22間には、必要に応じて、第一の床根太21と平行な短い横桁23(ランバー部材)が架設される。また、ロフト16の床部19に対して昇降用の開口部24を設ける場合には、開口部24を通る第二の床根太22cにおける開口部24と干渉する部分をカットすると共に、カットした第二の床根太22cの切断面に対して、その側面が突当たるように、第一の床根太21と平行な一対の開口縁部材25を設置し、この開口縁部材25の両端部を、カットした第二の床根太22cに隣接する第二の床根太22の側面に突当てて固定する。
【0024】
また、上記した床面材は、構造用床合板や、断熱ボードや、仕上床面材などによって構成される。
【0025】
そして、第一の床根太21と第二の床根太22とは、例えば、図4〜図6に示すように、建築用金物31を用いて固定される。この建築用金物31は、第一の床根太21に対し、第二の床根太22を突当てた状態で固定する固定部を備えている。この固定部は、第一の床根太21の側面に当接可能な平面部33と、平面部33から面外方向へ立設された立設部34とを一体的に有するものとされる。
【0026】
ここで、面外方向は、平面部33の面直外方で、第一の床根太21の側面から離れる方向を指す。立設部34は、第二の床根太22の端部の両側面に当接可能な両側板部35,36と、第二の床根太22の端部の底面に当接係止可能な底板部37とを有する正面視ほぼU字状を呈している。両側板部35,36は、互いに平行となるように設けられている。
【0027】
この実施例では、上記建築用金物31は、以下のようなものとされる。
【0028】
(構成1)
上記平面部33が、正面視ほぼU字状の立設部34の内側に位置する内面部41と、第一の床根太21の長手方向中央側へ向け立設部34よりも外側(一側方)に張出すよう設けられる片側張出面部42とを備える。そして、上記平面部33は、片側張出面部42とは反対側(他側方)への張出しのない他側非張出部43を有する。
【0029】
ここで、内面部41は、第二の床根太22の端面が当接可能なものとされる。内面部41と片側張出面部42とは、連続した面とされる。この場合、片側張出面部42は、内面部41とほぼ同程度の幅寸法に形成されている。
【0030】
上記した建築用金物31は、この場合、一枚の矩形状の金属板をL字状に曲げることにより、一方の側板部35と、平面部33とを形成し、この平面部33の内面部41と片側張出面部42との境界部分に他の矩形状の金属板を溶接固定することにより他方の側板部36を設け、更に、平面部33における内面部41の下縁部に別の矩形状の金属板を溶接固定することにより底板部37を設けるようにして製造される。この場合、底板部37の両側縁部は、両側板部35,36の下縁部に対し溶接して一体化(或いは、両側板部35,36の下縁部を連結)するようにしても良い。この場合、底板部37は、両側板部35,36よりも面外方向への張出量が小さいものとされている(ほぼ半分程度の張出量とされている)。但し、底板部37の面外方向への張出量は、第二の床根太22の端部の底面を支持するのに適していれば任意のものとすることができ、例えば、両側板部35,36と同じにするか、或いは、それよりも若干小さくまたは大きくしても良い。
【0031】
(構成2)
主に図6に示すように、少なくとも上記内面部41に対し、第一の床根太21の側面に取付けるための取付孔41aが設けられる。
【0032】
ここで、取付孔41aは、釘やボルトなどの取付部材44(図4に示すものと同様のもの)を用いて第一の床根太21に取付けるためのものである。この場合、取付孔41aは、複数個、上下方向に一列状態で設けられている。
なお、同様の取付孔42aは、片側張出面部42に対しても設けられる。この場合、取付孔42aは、複数個、上下方向に二列状態で設けられている。
【0033】
(構成3)
そして、U字状の立設部34の対向する両側板部35,36に対し、第二の床根太22の両側面を取付けるための取付孔35a,36aが、それぞれ位置をズラして設けられる。即ち、取付孔35a,36aが、互いに対向しないように、或いは、互いの位置が一致しないように設けられる。
【0034】
ここで、取付孔35a,36aは、釘やボルトなどの取付部材44を用いて第二の床根太22に取付けるためのものである。この場合、取付孔35aは、複数個、上下方向に対し一列状態で設けられている。これに対し、取付孔36aは、複数個、上下方向に対し二列状態で設けられている。そして、各取付孔35a,36aは、上下方向および幅方向(上記した面外方向)の両方に対して、その位置が互いにズラされている。
【0035】
なお、上記各取付孔41a,42a,35a,36aは、上記した3枚の金属板を溶接して建築用金物31の形にする前に、各金属板に対して予め形成しておくようにする。
【0036】
(構成4)
図4に示すように、上記U字状の立設部34の両側板部35,36が、第二の床根太22を二本分収容配置可能な間隔45を有して離間配置される。
【0037】
ここで、第二の床根太22には、例えば、2×4材などの規格材が使用される。この場合には、規格材の規格幅寸法の二倍の間隔45(図5参照)とされる。これにより、第二の床根太22は、横に二本重ねてU字状の立設部34の両側板部35,36の間に挿入配置されることとなる。
【0038】
(構成5)
上記した建築用金物31は、少なくとも、第一の床根太21の端部と、最も外側の第二の床根太22aとの間の固定部分に対して用いるようにする(図2中、A部)。
【0039】
なお、上記した建築用金物31は、第一の床根太21と、中間の第二の床根太22との固定部分に対して用いるようにしても良い。ここでは、第一の床根太21と、中間の第二の床根太22との固定部分には、特に図示しないが、図7、図8に示したのと同様の建築用金物1を用いるようにしている。
【0040】
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
【0041】
既設の建物11の小屋裏15に対し、第一の床根太21と、第一の床根太21に直交する複数の第二の床根太22とを組合せて新たな床組19aを構築する。
【0042】
この際、第一の床根太21の端部と、少なくとも最も外側に位置する第二の床根太22aとの間を、上記した建築用金物31を用いて固定する。
【0043】
このようにすることにより、第一の床根太21の端部ぎりぎりに、最も外側に位置する第二の床根太22aを取付けることができると共に、建築用金物31がはみ出すことのないロフト16の床組19aを作ることができる。
【0044】
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0045】
(効果1)
平面部33が、正面視ほぼU字状の立設部34の内側に位置する内面部41と、第一の床根太21の長手方向中央側へ向け立設部34よりも外側に張出すよう設けられる片側張出面部42とを備えることにより、平面部33は、内面部41と片側張出面部42とが連続する大きな面積の面となるので、建築用金物31自体の強度をより高くすることができる。
【0046】
また、平面部33が、片側張出面部42とは反対側への張出しのない他側非張出部43を有することにより、第二の床根太22を第一の床根太21の端部ぎりぎりの位置に取付けることが可能となると共に、建築用金物31と建物11との干渉などを防止することができる。
【0047】
(効果2)
少なくとも内面部41に対し、第一の床根太21の側面に取付けるための取付孔41aが設けられたことにより、内面部41は、正面視ほぼU字状の立設部34の内側に位置して、しかも、面積が比較的大きいため、平面部33の第一の床根太21の側面に対する取付強度を大きくすることができる。
【0048】
(効果3)
U字状の立設部34の両側板部35,36に対し、第二の床根太22の両側面を取付けるための取付孔35a,36aが、それぞれ位置をズラして設けられたことにより、立設部34の両側から相互に干渉することなく第二の床根太22を固定することができる。このことは、特に、後述するように第二の床根太22を二本まとめて取付ける場合に、各側からそれぞれ第二の床根太22を二本同時に別々に固定するのに有効となる。
【0049】
(効果4)
U字状の立設部34の両側板部35,36が、第二の床根太22を二本分収容配置可能な間隔45を有して離間配置されていることにより、第二の床根太22を二本合わせて設置することができるので(即ち、二重根太仕様にすることができるので)、その分、第一の床根太21と第二の床根太22とで構築される床組19aの強度を高めることができる。
【0050】
(効果5)
少なくとも、第一の床根太21の端部と、最も外側の第二の床根太22aとの固定部分に対して、上記した建築用金物31を用いる改築構造または改築方法によれば、上記と同様の効果を得ることができると共に、構築される床組19aをより強固なものとすることができる。
【0051】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
【符号の説明】
【0052】
11 建物
15 小屋裏
19a 床組
21 第一の床根太
22 第二の床根太
22a 最も外側に位置する第二の床根太
31 建築用金物
33 平面部
34 立設部
35a 取付孔
36a 取付孔
41 内面部
42 片側張出面部
43 他側非張出部
41a 取付孔
45 間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の床根太に対し、第二の床根太を突当てた状態で固定する固定部を備え、
該固定部が、第一の床根太の側面に当接可能な平面部と、該平面部から面外方向へ立設されて、第二の床根太の端部の両側面および底面を包持可能な正面視ほぼU字状の立設部とを一体的に有する建築用金物において、
前記平面部が、正面視ほぼU字状の立設部の内側に位置する内面部と、第一の床根太の長手方向中央側へ向け立設部よりも外側に張出すよう設けられる片側張出面部とを備えると共に、該片側張出面部とは反対側への張出しのない他側非張出部を有することを特徴とする建築用金物。
【請求項2】
少なくとも前記内面部に対し、第一の床根太の側面に取付けるための取付孔が設けられたことを特徴とする請求項1記載の建築用金物。
【請求項3】
前記U字状の立設部の両側板部に対し、第二の床根太の両側面を取付けるための取付孔が、それぞれ位置をズラして設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の建築用金物。
【請求項4】
前記U字状の立設部の両側板部が、第二の床根太を二本分収容配置可能な間隔を有して離間配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の建築用金物。
【請求項5】
既設の建物の小屋裏に対し、第一の床根太と、該第一の床根太に直交する複数の第二の床根太とを組合せて新たな床組を構築した改築構造であって、
前記第一の床根太の端部と、最も外側に位置する第二の床根太とを、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の建築用金物を用いて固定したことを特徴とする改築構造。
【請求項6】
既設の建物の小屋裏に対し、第一の床根太と、該第一の床根太に直交する複数の第二の床根太とを組合せて新たな床組を構築する改築方法であって、
前記第一の床根太の端部と、最も外側に位置する第二の床根太とを、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の建築用金物を用いて固定することを特徴とする改築方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−154140(P2012−154140A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−16295(P2011−16295)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【特許番号】特許第4769337号(P4769337)
【特許公報発行日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】