説明

弾性波デバイス及びこれを用いたフィルタ、デュプレクサ

【課題】本発明は、圧電基板のクラックの発生を抑制し、弾性波デバイス及びこれを用いたフィルタ、デュプレクサの信頼性を向上させることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、圧電基板9と、圧電基板9の上に設けられたIDT電極10と、圧電基板9の上にIDT電極10を覆うように設けられた誘電体層11と、誘電体層11の上に設けられた応力緩和層12と、IDT電極10と接続されると共に応力緩和層12の上に引き出された引き出し電極13と、引き出し電極13の上に設けられたバンプ14と、を備え、応力緩和層12の弾性率は誘電体層11の弾性率よりも小さい構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末等に用いられる弾性波デバイス及びこれを用いたフィルタ、デュプレクサに関する。
【背景技術】
【0002】
図8に示すように、従来の弾性波デバイス1は、圧電基板2と、圧電基板2の上に設けられたIDT電極3と、圧電基板2の上にIDT電極3を覆うように設けられた誘電体層4と、IDT電極3と接続されると共に誘電体層4の上に引き出された引き出し電極5と、引き出し電極5の上にメタル層6aを介して設けられたバンプ6と、誘電体層4の上に引き出し電極5を覆うように設けられた保護層7と、を備えていた。
【0003】
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−28195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記、従来の弾性波デバイス1においては、実装基板(図示せず)に実装された状態で熱衝撃が加わると、弾性波デバイス1の熱膨張係数と実装基板の熱膨張係数との差に起因する熱応力がバンプ6及びメタル層6aを介し、引き出し電極5や誘電体層4を通じて圧電基板2に伝達される。その結果、圧電基板2に応力が加わり、圧電基板2にクラックが生じてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、バンプを介して伝達される熱応力を緩和する応力緩和層を設けることにより、圧電基板2におけるクラックの発生を抑制し、弾性波デバイスの信頼性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明の弾性波デバイスは、圧電基板と、圧電基板の上に設けられたIDT電極と、圧電基板の上にIDT電極を覆うように設けられた誘電体層と、誘電体層の上に設けられた応力緩和層と、IDT電極と接続されると共に応力緩和層の上に引き出された引き出し電極と、引き出し電極の上に設けられたバンプと、を備え、応力緩和層の弾性率は誘電体層の弾性率よりも小さい構成とする。
【0008】
この構成により、圧電基板におけるクラックの発生を抑制し、弾性波デバイスの信頼性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の弾性波デバイスは、圧電基板におけるクラックの発生を抑制し、弾性波デバイスの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1における弾性波デバイスのバンプ付近の部分断面図
【図2】実施の形態1における弾性波デバイスに補強部を設けた例を示す図
【図3】実施の形態1における弾性波デバイスにメタル層を設けた例を示す図
【図4】実施の形態1における弾性波デバイスの他の例を示す図
【図5】実施の形態1における弾性波デバイスの他の例を示す図
【図6】実施の形態1における弾性波デバイスの他の例を示す図
【図7】実施の形態1における弾性波デバイスの全体斜視図
【図8】従来の弾性波デバイスのバンプ付近の部分断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における弾性波デバイス8のバンプ14付近の部分断面図である。
【0013】
図1において、弾性波デバイス8は、圧電基板9と、圧電基板9の上に設けられたIDT電極10と、圧電基板9の上にIDT電極10を覆うように設けられた誘電体層11と、誘電体層11の上に設けられた応力緩和層12と、IDT電極10と接続されると共に応力緩和層12の上に引き出された引き出し電極13と、引き出し電極13の上に設けられたバンプ14とを備えている。
【0014】
以下、各構成要素について詳述する。
【0015】
圧電基板9は、板厚100〜350μm程度の単結晶圧電体からなり、例えば、水晶、タンタル酸リチウム系、ニオブ酸リチウム系、又はニオブ酸カリウム系の基板である。
【0016】
IDT電極10は、膜厚0.1〜0.5μm程度の電極であり、例えば、アルミニウム、銅、銀、金、チタン、タングステン、白金、クロム、ニッケル、モリブデンの少なくとも一種からなる単体金属、又はこれらを主成分とする合金又はそれらの金属が積層された構成である。このIDT電極10は、圧電基板9の上に、例えば、スパッタリングまたは蒸着により形成される。
【0017】
誘電体層11は、望ましくは、二酸化ケイ素(SiO2)の如く、圧電基板9とは逆の周波数温度特性を有する媒質を用いる。これにより、弾性波デバイス8の周波数温度特性を向上することができる。この誘電体層11は、圧電基板9及びIDT電極層10の上に、例えば、スパッタリング、蒸着、CVDにより形成される。
【0018】
応力緩和層12は、誘電体層11の弾性率よりも小さい弾性率の材料により形成され、例えば、ポリイミド、フェノール、エポキシ、アクリル、ポリベンゾオキサゾール(PBO)の何れかを主成分とする感光性樹脂または非感光性材料を用いることができる。望ましくは、ポリイミド、PBO系の樹脂を用いることにより耐熱性を向上させることができる。また、応力緩和層12の膜厚は1μm以上とすることにより、十分な応力緩和効果を得ることができる。応力緩和層12は、誘電体層11の上に、例えば、スピンコートや印刷により形成される。
【0019】
引き出し電極13は、例えば、アルミニウム、銅、銀、金、チタン、ニッケル、白金、クロム、の少なくとも一種からなる単体金属、又はこれらを主成分とする合金又はそれらの金属が積層された構成である。望ましくは、導電率に優れる銅を主成分とする構成にすることにより、配線抵抗による損失を小さくすることができる。
【0020】
また、引き出し電極13は、誘電体層11及び応力緩和層12に設けられた貫通孔15の側面及び底面に沿って形成されている。これにより、引き出し電極13は貫通孔15の底部でIDT電極10と電気的に接続され、また、貫通孔15の側面に沿って応力緩和層12の上面に引き出すことができる。この引き出し電極13は、貫通孔15の底面及び側面と、応力緩和層12の上面に、例えば、スパッタリング、蒸着、めっきにより形成される。
【0021】
バンプ14は、例えば、Sb−Ag系の非鉛半田からなり、印刷やめっき、半田ボール実装により形成される。
【0022】
本実施の形態における弾性波デバイス8は、図1の構成を採用することにより、圧電基板9におけるクラックの発生を抑制することが可能となる。以下、図8に示した従来の弾性波デバイス1におけるクラックの発生原因と、本実施の形態における弾性波デバイス8のクラックの抑制効果について説明する。
【0023】
図8における従来の弾性波デバイス1は、バンプ6により実装基板(図示せず)に実装された状態で、熱衝撃が加わると、弾性波デバイス1の熱膨張係数と実装基板の熱膨張係数との差に起因する熱応力がバンプ6及びメタル層6aを介し、引き出し電極5や誘電体層4を通じて圧電基板2に伝達される。その結果、圧電基板2に応力が加わり、圧電基板2にクラックが生じてしまう。特に、引き出し電極5を誘電体層4の上面で引き回しインダクタンス等を形成する場合には、引き出し電極5と誘電体層4との接触面積がさらに大きくなるため、圧電基板2にクラックが生じやすくなる。
【0024】
本実施の形態における弾性波デバイス8は、引き出し電極13と誘電体層11との間に応力緩和層12を設けている。この応力緩和層12の弾性率は、誘電体層11の弾性率よりも小さいため、バンプ14から引き出し電極13を介して伝わる熱応力を緩和することができる。従って、圧電基板9に与える歪みを小さくすることができ、クラックの発生を抑制することが可能となる。
【0025】
なお、応力緩和層12の弾性率は、望ましくは、10GPa以下の材料を用いる。これにより、バンプ14から引き出し電極13を介して伝わる熱応力を効果的に緩和することができる。
【0026】
図2は、本実施の形態における弾性波デバイス8に補強部を設けた例である。図2に示す如く、IDT電極10と引き出し電極13とが接続される部分に補強部16を設けることにより、IDT電極10と引き出し電極13とを電気的に確実に接続することができる。補強部16は、IDT電極10と同種又は異種の材料を用いることができる。
【0027】
また、図2に示す如く、バンプ14の中心位置Aと貫通孔15の中心位置Bとを異ならせることにより、バンプ14から引き出し電極13を介して補強部16又はIDT電極10に伝わる熱ストレスを緩和することができる。望ましくは、バンプ14の中心位置Aを貫通孔15の中心位置Bよりも外側(圧電基板9の端部側)とすることにより、弾性波デバイス8の外端部にバンプ14を設けることができ、複数のバンプ14間の距離を離すことができる。
【0028】
図3は、本実施の形態における弾性波デバイス8にメタル層を設けた例である。図3に示す如く、引き出し電極13とバンプ14との間にメタル層17を設けることにより、引き出し電極13の材料によることなく、引き出し電極13とバンプ14の接続信頼性を向上させることができる。なお、メタル層17の構成としてはニッケル、銅、金、ニッケル、クロムの少なくとも一種からなる単体金属、又はこれらを主成分とする合金又はそれらの金属が積層された構成である。また、メタル層17は引き出し電極13と同一の材料とし、引き出し電極13が形成される部分のみ部分的に厚くしてもよい。この場合、メタル層17と引き出し電極13の密着性を高め引き出し電極13とバンプ14の接続信頼性を向上することができる。
【0029】
図4は、本実施の形態における弾性波デバイス8の他の例である。図4に示す如く、誘電体層11は、異種材料からなる誘電体層11aと誘電体層11bとを積層して形成しても良い。
【0030】
例えば、誘電体層11aはSiO2とし、誘電体層11bは圧電基板9を伝搬する横波の速度よりも速い横波が伝搬する媒質で形成することにより、主要波を、弾性波デバイス8の中に閉じ込めることができる。この誘電体層11bの膜厚は、主要波であるSH波の波長λの0.8倍以上とすることにより、顕著な閉じ込め効果を奏することが可能となる。望ましくは、誘電体層11の膜厚が主要波であるSH波の波長λ以上であると、主要波を、弾性波デバイス8の中にほぼ完全に閉じ込めることができる。
【0031】
誘電体層11bとして、例えば、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム(Al23)、シリコン(Si)などを用いることができる。望ましくは、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)を用いることで外部からの湿気を遮断し、IDT電極10の腐食を抑制することができる。この誘電体層11bは、圧電基板9の上にIDT電極10を覆うように、例えば、スパッタリングや蒸着、CVDにより形成される。
【0032】
また、図4に示す如く、応力緩和層12の外端部Cを誘電体層11の外端部Dよりも外側に形成し、応力緩和層12が誘電体層11の外側で圧電基板9と接するように構成することにより、誘電体層11に対する熱応力の緩和効果をさらに高めることができる。
【0033】
また、誘電体層11bの外端部Dを誘電体層11aの外端部Eよりも外側に形成し、誘電体層11bが誘電体層11aの外側で圧電基板9と接するように構成することにより、圧電基板9と誘電体層11aの界面からの湿気の浸入を抑制しIDT電極10の腐食を抑制することができる。
【0034】
図5は、本実施の形態における弾性波デバイス8の他の例である。図5に示す如く、圧電基板9の外端部Gを応力緩和層12の外端部Cよりも外側となるように構成することにより、弾性波デバイス8をダイシングする際の圧電基板9のクラックの発生を抑制することができる。
【0035】
図6は、本実施の形態における弾性波デバイス8の他の例である。図6に示す如く、引き出し電極13を覆うように第2の応力緩和層18を設けても良い。第2の応力緩和層18により引き出し電極13が外部からの湿気や機械的な衝撃から保護されるとともに、第2の応力緩和層18の弾性率を誘電体層11の弾性率よりも小さくすることにより、バンプ14から引き出し電極13を介して伝わる熱応力を小さくすることができ、圧電基板9に与える歪みを小さくすることができる。
【0036】
第2の応力緩和層18は引き出し電極13の上面に接するとともにバンプ14とも接するため、応力緩和層12と比べて、バンプ14からの熱応力が伝わり易い。従って、第2の応力緩和層18の弾性率を応力緩和層12の弾性率と同じ若しくは小さくすることにより、バンプ14からの熱ストレスに起因する熱応力を小さくすることができ、圧電基板9に与える歪みを更に小さくすることができる。望ましくは、第2の応力緩和層18と応力緩和層12とを同一の材料を用いて形成することにより、第2の応力緩和層18と応力緩和層12との密着性を良くすることができる。
【0037】
また、第2の応力緩和層18の外端部Hを誘電体層11の外端部Cよりも外側に形成し、第2の応力緩和層18が誘電体層11の外側で圧電基板9と接するように構成することにより、圧電基板9と誘電体層11aの界面からの湿気の浸入を抑制しIDT電極10の腐食を抑制することができる。
【0038】
また、圧電基板9の外端部Gを第2の応力緩和層18の外端部Hよりも外側となるように構成することにより、弾性波デバイス8をダイシングする際の圧電基板9のクラックの発生を抑制することができる。
【0039】
図7は本実施の形態における弾性波デバイス8の全体斜視図である。図7に示す如く、応力緩和層12の上において、貫通孔15とバンプ14との間で引き出し電極13によりインダクタンスを形成することができる。このように引き出し電極13を引き回すことによりインダクタンスを形成する場合、従来の弾性波デバイス1においては、引き出し電極5と誘電体層4との接触面積がさらに大きくなるため、圧電基板2にクラックが生じ易くなる。しかし、本実施の形態の弾性波デバイス8においては、誘電体層11を設けることにより、引き出し電極13によりインダクタンスを形成した場合であっても、圧電基板9のクラックの発生を抑制することが可能となる。
【0040】
なお、本実施の形態においては、応力緩和層12の上面に引き出し電極13を形成し、引き出し電極13を覆うように第2の応力緩和層18を形成する構成としているが、この構成に限定するもので無い。例えば、第2の応力緩和層の上面に、引き出し電極13を設けても良い。更に、この引き出し電極13を覆う第3の応力緩和層(図示せず)を形成しても良い。この構成により、バンプ14から引き出し電極を介して伝わる熱応力を応力緩和層で効率的に緩和することができ、圧電基板9に与える歪みを小さくし、クラックの発生の抑制が図れる。
【0041】
また、本実施の形態における弾性波デバイス8を用いてフィルタを構成することにより、圧電基板9におけるクラックの発生を抑制した信頼性の高いフィルタとすることができる。
【0042】
また本実施の形態における弾性波デバイス8を用いた送信フィルタ又は受信フィルタを備えたデュプレクサとすることにより、圧電基板9におけるクラックの発生を抑制した信頼性の高いデュプレクサとすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の弾性波デバイスは、圧電基板におけるクラックの発生を抑制し、弾性波デバイスの信頼性を向上させることができるので、携帯端末等において有用である。
【符号の説明】
【0044】
1、8 弾性波デバイス
2、9 圧電基板
3、10 IDT電極
4、11 誘電体層
5、13 引き出し電極
6、14 バンプ
6a、17 メタル層
7 保護層
12 応力緩和層
15 貫通孔
16 補強部
18 第2の応力緩和層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧電基板と、
前記圧電基板の上に設けられたIDT電極と、
前記圧電基板の上に前記IDT電極を覆うように設けられた誘電体層と、
前記誘電体層の上に設けられた応力緩和層と、
前記IDT電極と接続されると共に前記応力緩和層の上に引き出された引き出し電極と、
前記引き出し電極の上に設けられたバンプと、を備え、
前記応力緩和層の弾性率は前記誘電体層の弾性率よりも小さい弾性波デバイス。
【請求項2】
圧電基板と、
前記圧電基板の上に設けられたIDT電極と、
前記圧電基板の上に前記IDT電極を覆うように設けられた誘電体層と、
前記誘電体層の上に設けられた応力緩和層と、
前記IDT電極と接続されると共に前記応力緩和層の上に引き出された引き出し電極と、
前記引き出し電極の上に設けられたバンプと、
前記引き出し電極を覆うように設けられた第2の応力緩和層と、を備え、
前記応力緩和層の弾性率及び前記第2の応力緩和層の弾性率は前記応力緩和層の弾性率よりも小さい弾性波デバイス。
【請求項3】
前記第2の応力緩和層は前記応力緩和層と同一材料からなる請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記IDT電極と前記引き出し電極とが接続される部分に補強部を設けた請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記誘電体層及び前記応力緩和層は貫通孔を有すると共に、
前記引き出し電極は前記貫通孔を介して前記IDT電極から前記応力緩和層の上に引き出され、
前記バンプの中心位置と前記貫通孔の中心位置とが異なる請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
前記引き出し電極と前記バンプとの間にメタル層を備えた請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項7】
前記誘電体層は異種材料からなる複数の誘電体層を積層してなる請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
前記応力緩和層は前記誘電体層の外側で前記圧電基板と接している請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項9】
前記応力緩和層は前記誘電体層の外側で前記圧電基板と接しており、
前記第2の応力緩和層は前記応力緩和層の外側で前記圧電基板と接している請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項10】
前記応力緩和層は前記誘電体層の外側で前記圧電基板と接しており、
前記圧電基板の外端部は前記応力緩和層の外端部よりも外側である請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項11】
前記応力緩和層は前記誘電体層の外側で前記圧電基板と接しており、
前記第2の応力緩和層は前記応力緩和層の外側で前記圧電基板と接しており、
前記圧電基板の外端部は前記第2の応力緩和層の外端部よりも外側である請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項12】
前記誘電体層の上において、前記貫通孔と前記バンプとの間で前記引き出し電極によりインダクタンスを形成した請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項13】
請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイスを用いたフィルタ。
【請求項14】
送信フィルタ及び受信フィルタを備え、前記送信フィルタ又は前記受信フィルタは請求項1又は請求項2に記載の弾性波デバイスを用いたデュプレクサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−135244(P2011−135244A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−291716(P2009−291716)
【出願日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】