説明

患者管理鎮痛法用チューブポンプ

【課題】 患者管理鎮痛法に用いるポンプであり、ポンプ使用の際、ポンプの駆動に必要な各種設定を容易に行うことができ、かつ知識の浅いものや医療従事者以外の者が設定を変更したとしても、適正な設定範囲を逸脱することのない患者管理鎮痛法用ポンプを提供する。
【解決手段】 本発明は患者管理鎮痛法に用いられるポンプであって、該チューブポンプの駆動に必要な設定項目ごとの設定値を入力する入力部と、入力された設定時に応じてチューブポンプの駆動を制御する制御部と、入力された設定値を表示する表示部と、入力された設定値を記憶する記憶部を少なくとも備えており、前記記憶部は複数の設定値群が記憶可能であり、記憶部に予め記憶された複数の設定値群の中から1つを選択して表示部に表示させることが可能であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、患者管理鎮痛法(以下、PCAともいう)に用いられるチューブポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
PCAとは、手術直後の患者や末期病状の患者などに対して行なわれるものであり、医師の定めた範囲内である程度自由に自ら鎮痛手段をとることができる鎮痛法である。従来は患者が疼痛を訴えた際、医師が患者の症状から痛みの性状や強さを判断し、その上で投与すべき鎮痛薬の種類や投与方法、投与量を決定して鎮痛薬の投与を行なっていたが、PCAの実施によって速やかかつ簡便に鎮痛の処置を行なうことができる。また、医師や看護士等医療スタッフにとっても省力できるというメリットがある。
【0003】
PCAの実施にあたっては、低流量のポンプが用いられる。すなわち、患者が痛みを感じた際に低流量のポンプに連結されたボーラススイッチを押すことで、低流量のポンプが予め定められた量の鎮痛剤を吐出し、患者に投与されるというものである。低流量のポンプとしては、例えば特許文献1に示されるようなものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表平7−509032号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PCAを実施にあたり、薬液量、持続的に投与を行う際の投与速度(ベース速度ともいう)、ボーラススイッチが押された際に投与する薬液の量(ボーラス投与量ともいう)、薬液の投与の単位、一度ボーラススイッチが押されてから次に押すことができるようになるまでの空白時間(ロックアウト時間ともいう)、単位時間当たりにボーラススイッチを押すことができる最大回数(ボーラス実施回数ともいう)、PCA開始時に投与される薬液の量(ローディング投与量ともいう)など、様々な項目についてポンプの設定を行なう必要がある。その設定値は患者によって様々であるため、PCA実施の際にはポンプひとつひとつにつきそれぞれ個別に設定を行なう必要があった。
【0006】
そのため、多数の患者を抱えた施設の場合では、数十台のポンプについて使用のたびにそれぞれ設定を行なう必要があり、スタッフにとっては大きな負担となっていた。また、多数のポンプを同時に設定しなくてはいけない場合には、入力後の設定値の確認が疎かになるおそれもあり、入力ミスや設定値の勘違いによって本来行なうべき投与法とは異なる方法で薬液の投与が行なわれるおそれもある。その結果、患者に重大な不利益を与えるおそれもある。
【0007】
また、投与する薬液によっては、投与できる最大量を厳密に管理しなければならないものもある。知識の浅いスタッフや患者等が設定値を変更した場合、適正な範囲を逸脱した設定がなされてしまうおそれがあり、投薬ミスに繋がる危険がある。専門の知識を持った者がポンプの設定を行なう、またはポンプの設定の場に立ち会うなどして管理を行なえばその危険を低減することはできるが、常に専門の知識を持ったものがポンプの設定の場に立ち会えるとは限らない。そのため、知識の浅いものや医療従事者以外の者が設定を変更したとしても、適正な設定範囲を逸脱することのない機構が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述の問題を解決するものである。すなわち本発明は患者管理鎮痛法に用いられるポンプであって、該チューブポンプの駆動に必要な設定項目ごとの設定値を入力する入力部と、入力された設定時に応じてチューブポンプの駆動を制御する制御部と、入力された設定値を表示する表示部と、入力された設定値を記憶する記憶部を少なくとも備えており、前記記憶部は複数の設定値群が記憶可能であり、記憶部に予め記憶された複数の設定値群の中から1つを選択して表示部に表示させることが可能であることを特徴とする患者管理鎮痛法用チューブポンプに係るものである。
【0009】
具体的には、薬液の投与量の単位、薬液量、持続的投与量、ボーラス投与量、ボーラス投与実施の間隔の最小値、単位時間当たりのボーラス投与の最大実施回数、ローディングドーズ量を少なくとも含む設定値について予め設定を行い、これらの設定をひとつの設定値群として記憶部に記憶させる。記憶部にはこの設定値群を複数記憶させることができ、さらに複数の設定値群の中から1つの設定値群を選択して表示部に表示させることが可能であるものである。
【発明の効果】
【0010】
上記の構成により、投与に関する各種の設定を、薬液の種類に応じて予め行なうことができる。また、予め記憶部に記憶された投与する薬液に対応した設定を複数の設定値群の中から選択し、表示された設定を確認し、適正な設定値であることを確認した上で開始操作を行なうことでポンプの使用が可能となるため、使用のたびに全ての設定値を入力するという従来の方法と比較して、ポンプの設定に係る労力を大幅に削減することができる。
【0011】
本発明においては、前記の設定値につき、薬液量、持続的投与量、ボーラス投与量、ボーラス投与実施の間隔の最小値、単位時間当たりのボーラス投与の最大実施回数については、その設定値に加えて設定の上限値および下限値も設定可能とすることができる。投与する薬液によっては、投与できる最大量を厳密に管理しなければならないものもあるが、知識の浅いスタッフや患者等が設定値を変更した場合、適正な範囲を逸脱した設定がなされてしまうおそれがあり、投薬ミスに繋がる危険がある。専門の知識を持った者がポンプの設定を行なう、またはポンプの設定の場に立ち会うなどして管理を行なえばその危険を低減することはできるが、常に専門の知識を持ったものがポンプの設定の場に立ち会えるとは限らない。しかし上記の構成によれば、PCA実施中に設定値の変更が必要となった場合でも、薬液の種類に応じた用法・用量の範囲内でのみ設定値の変更を行なうことができるようになる。このことにより、入力ミスや誤操作に起因する薬液の投与ミス、それが原因となる医療事故を抑制することができる。
【0012】
前記設定項目につき、設定値を変更する際に認証の必要なセキュリティの有無を設定項目ごとに設けることも有用である。PCA実施中、誤操作によって値が変わることで治療に悪影響を与えると考えられる項目にセキュリティをかけ、容易に変更されないようにすることで、投薬ミスやそれに起因する医療事故を防ぐことができる。なお、セキュリティについては文字や数字によるパスワード、体の一部を用いた認証方法、鍵や磁気カード、ICチップ等を用いた認証方法などを用いることができるが、これに限らない。
【0013】
前記セキュリティにつき、薬液量、持続的投与量、ボーラス投与量、ボーラス投与実施の間隔の最小値、単位時間当たりのボーラス投与の最大実施回数の設定の上限値および下限値については、前記セキュリティとは異なるセキュリティを設けることができる。すなわち、設定値の変更に必要なセキュリティと設定の上限値および下限値の変更に必要なセキュリティの二種のセキュリティを設け、設定の変更に必要なセキュリティについては医療スタッフに知らせ、設定の上限値および下限値の変更に必要なセキュリティについては専門の知識を持ったスタッフにのみ知らせるようにすることで、医療現場で必要な設定の変更は医療スタッフが行なうことができ、上限値および下限値の変更についてはセキュリティ解除の権限を持った者、すなわち専門知識を持った者だけが行なうことができることとなる。そのため、誤操作のみならず患者や知識の浅いスタッフによる意図的な設定変更によって設定の上限値および下限値が変更される危険が少なくなるので、適正な用法・用量を逸脱した投薬ミスやそれに起因する医療事故を防ぐことができる。なお、本項のセキュリティについても前記のセキュリティ同様、文字や数字によるパスワード、体の一部を用いた認証方法、鍵や磁気カード、ICチップ等を用いた認証方法などを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の患者管理鎮痛法用チューブポンプの一例を示す斜視図である。
【図2】PCA投与の実施スケジュールを示す模式図である。
【図3】本発明を構成する要素を示す模式図である。
【図4】設定値群の構成を示す模式図である。
【図5】設定項目ごとにセキュリティを設定する一例を示した図である。
【図6】セキュリティレベルを設定する一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の内容について詳細に説明する。本発明は、PCAに用いられる低流量のポンプに用いられる。PCAに用いられるポンプとしては図1に示すようなカセット式のローラーポンプが考えられるが、これに限定されるものではなく、その他の形状のローラーポンプ、シリンジポンプ、フィンガーポンプなども利用することができる。
【0016】
これらのポンプは、予め設定された値に従って持続的に薬液の投与を行なうことができるとともに、ポンプに接続されたボーラススイッチを押すことで持続的に投与されている量とは別に一定量(以下、ボーラス投与量ともいう)の薬液を投与させることができる。図1に示すポンプにおいては、患者が痛みを感じた際、ボーラススイッチ2を押すことでポンプ1が予め定められた量の薬液を吐出し、患者に薬液の投与が行なわれる。
【0017】
図2は、PCA投与の実施スケジュールを示す模式図である。図の横方向は治療開始からの経過時間を示し、縦方向は薬液投与の速度を示す。前述のように、ボーラススイッチ2を押した際にポンプ1が駆動して一定量の薬液を吐出する動作(以下、ボーラス動作ともいう)が、ボーラス投与量32に示される。また、ポンプの設定においては、短時間での頻回の薬液投与を防ぐため、一度ボーラススイッチが押されてから一定期間はボーラススイッチが押されても薬液の投与が行なわれないようになっている。以下、この期間をロックアウト時間ともいい、図2中ではロックアウト時間33として示される。また、前記のボーラス動作とは別に、投与する薬液の効果を高めるためにPCA開始時に一定量の薬液を投与することがある。これをローディング投与といい、図2中ではローディング投与量31に示される。
【0018】
持続的に薬液の投与を行なう際の速度やボーラス投与量、ローディング投与量など、ポンプによって薬液の投与を行なうためには、事前にポンプに各種の設定値を入力する必要がある。設定すべき項目としては、薬液の投与単位、薬液量、持続投与時の投与速度(以下、ベース速度ともいう)、ボーラス投与量、ロックアウト時間、単位時間当たりにボーラススイッチを押すことができる最大回数、ローディング投与量などが考えられる。
【0019】
図3は、本発明の構成要素を示す模式図である。上記の設定項目は、ボタンやタッチパネルなどからなるポンプの入力部41を操作することで変更が可能である。入力部41の操作によって変更された値が表示部44に表示され、表示部44に表示された値が所望の値となった時点で記憶部42に保存する。ポンプ1の運転の際は、記憶部42に保存された値を制御部43が読み込み、それに従って制御部43がポンプ1の投与速度の制御を行い、薬液の投与を行なう。
【0020】
本発明においては、上記の各種設定値をひとつの設定値群とし、複数の設定値群を記憶部42に記憶させ、ポンプ1を使用する際には記憶部42に記憶された複数の設定値群の中からひとつを選択するだけで、ポンプの使用にあたって必要な各種設定値の設定を行なうことができる。例えば図4に示すように、上記の薬液の投与単位、薬液量、ベース速度、ボーラス投与量、ロックアウト時間、ボーラス最大回数、ローディング投与量の項目についてそれぞれの値が設定されたものを設定値群51として記憶部42に記憶させる。また、設定値群51とは異なる値で各種項目が設定されたものを設定値群52とし、設定値群51とは別のものとして記憶部42に記憶させる。このような形で複数の設定値群を記憶部42に記憶させ、ポンプ1を使用する際には、どの設定値群の設定でポンプ1の運転を行なうかを入力部41を用いて選択し、選択された設定値群の設定を制御部43が読み込み、それに従って制御部43はポンプ1の制御を行なう。このような機構とし、事前に複数の設定値群を設定しておくことで、ポンプの使用の際には全ての項目を一つ一つ入力して設定を行なうことなく、所望の設定値群を選択するだけでポンプの設定を行なうことができる。
【0021】
設定項目のうち、PCA実施中に数値を変更する可能性のある項目については、設定できる上限値・下限値を設定可能とすることも有用である。上記の例では、薬液量、ベース速度、ボーラス投与量、ロックアウト時間、ボーラス最大回数については、PCA実施中の患者の容態などによって適宜変更を行なうこともある。そのため、これらの値については設定変更できる範囲を予め定めておき、PCA実施中に値を変更する場合もその範囲内でのみ変更を行なうことができるように設定することができる。この構成により、PCA実施中に設定値を変更したとしても、適正な用法・用量の範囲内で薬液投与を実施することができる。
【0022】
上記の設定項目については、図5に示すように、設定値の変更の可否、および設定値を変更する際に認証の必要なセキュリティ(以下、単にセキュリティともいう)を設定するか否かを項目ごとに設定することもできる。このような構成とし、設定値の変更を行った場合治療上影響を及ぼすと考えられる項目について設定変更を不可とする、もしくはセキュリティをかけ、セキュリティを解除できる権限を持った者のみ設定変更を行なうことができるように運用することで、設定変更による投薬ミスの危険を低減できる。設定値の変更の可否およびセキュリティの有無は、ポンプが運転中である状況とポンプが一時停止中である状況、および/またはポンプが運転されておらず完全に停止している状況のそれぞれの状況に応じて設定してもよい。
【0023】
セキュリティの有無については、設定項目ごとにその有無を設定できるとしていたが、項目によらず、「設定値を変更する行為」や「設定値の上限値および/または下限値を変更する行為」に対してセキュリティの有無を設定することも有用である。また、ポンプの動作履歴のクリアや設定の閲覧、ポンプを用いた輸液セットのプライミング、閉塞圧力検出レベルの変更など、設定値以外の項目についてセキュリティの有無を設定することも有用である。
【0024】
また、複数段階からなるセキュリティレベルを設けておき、複数の中から選択したセキュリティレベルに応じて、設定値の変更の可否およびセキュリティの有無を一括して変更できるようにしてもよい。図6に示す例においては、セキュリティレベルは0ないし3の4段階に区分されている。セキュリティレベルが最も低い0の場合は全ての操作をセキュリティ解除の操作を行なうことなく行なうことができ、逆にセキュリティレベルが最も高い3の場合はプログラムの確認はセキュリティ解除なしで行なえるものの、設定値の変更などはセキュリティを解除しなければ行なうことができず、さらに投与中のベース速度あるいはボーラス量の減少、および設定値の上限・下限の変更などの操作は一切できないように設定されている。セキュリティレベルに応じた操作の可否およびセキュリティの設定については、製造段階で予め設定されていてもよく、ポンプの内部設定の変更によって任意に変更ができてもよい。
【0025】
また、各項目の設定値の上限値および下限値、およびローディングドーズ量については、前記のセキュリティとは異なるセキュリティを設け、このセキュリティを解除できる限られた者のみこれらの設定の変更を行なうことができる構成とすることも望ましい。すなわち、これらの設定を変更した場合、適正な用法・用量に基づいた薬液投与を行なうことができなくなり、投薬ミスに繋がるおそれがあるため、専門的な知識を持った者のみが各項目の設定値の上限値および下限値、およびローディングドーズ量を変更できるようにし、それ以外の項目(設定された上限値や下限値の間での設定値の変更)については専門的な知識のないスタッフでも変更できるように運用することができる。このような構成とすることで、設定変更による投薬ミスの危険を低減できる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、患者管理鎮痛法に用いられるポンプに適用可能である。
【符号の説明】
【0027】
1 ポンプ
2 ボーラススイッチ
31 ローディング投与量
32 ボーラス投与量
33 ロックアウト時間
41 入力部
42 記憶部
43 制御部
44 表示部
45 ポンプの駆動機構
51 設定値群
52 設定値群

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者管理鎮痛法に用いられるポンプにおいて、
該チューブポンプの駆動に必要な設定項目ごとの設定値を入力する入力部と、
入力された設定時に応じてチューブポンプの駆動を制御する制御部と、
入力された設定値を表示する表示部と、
入力された設定値を記憶する記憶部を少なくとも備えており、
前記記憶部は複数の設定値群が記憶可能であり、記憶部に予め記憶された複数の設定値群の中から1つを選択して表示部に表示させることが可能であることを特徴とする患者管理鎮痛法用ポンプ。
【請求項2】
前記設定項目は、
薬剤の投与量の単位
総薬液量
持続的投与量
ボーラス投与量
ボーラス投与実施の間隔の最小値
単位時間当たりのボーラス投与の最大実施回数
ローディングドーズ量
を少なくとも含むことを特徴とする、請求項1に記載の患者管理鎮痛法用ポンプ。
【請求項3】
前記設定項目のうち、
総薬液量
持続的投与量
ボーラス投与量
ボーラス投与実施の間隔の最小値
単位時間当たりのボーラス投与の最大回数
は、設定値に加え、設定値の上限値および下限値が設定可能であることを特徴とする、請求項2に記載の患者管理鎮痛法用ポンプ。
【請求項4】
前記設定項目につき、設定項目ごとに設定値変更の可否および設定値を変更する際に認証の必要なセキュリティの有無が設定されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の患者管理鎮痛法用ポンプ。
【請求項5】
請求項4に記載の患者管理鎮痛法用ポンプにおいて、複数のセキュリティレベルが設けられており、複数のセキュリティレベルの中からひとつを選択することで、設定項目ごとの設定値変更の可否および設定値を変更する際に認証の必要なセキュリティの有無を一括して変更できることを特徴とする患者管理鎮痛法用ポンプ。
【請求項6】
設定値の上限値および下限値、およびローディングドーズ量を変更する際に認証の必要なセキュリティが設けられており、該セキュリティは請求項4または5に記載のセキュリティとは別に設定されるものであることを特徴とする、患者管理鎮痛法用チューブポンプ

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−24317(P2012−24317A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−165557(P2010−165557)
【出願日】平成22年7月23日(2010.7.23)
【出願人】(000153030)株式会社ジェイ・エム・エス (452)
【Fターム(参考)】