情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
【課題】 外部接続された撮像装置により撮影された画像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することができるようにする。
【解決手段】 パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む情報を、ライブキャスティングサーバ6に供給し、ライブ配信の予約を要求する。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ21からの情報に基づいて、パーソナルコンピュータ21からの配信予約を設定する。パーソナルコンピュータ21は、自分自身にコンテンツ(ビデオデータや音声データ)を供給するデジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36を適宜検出し、検出したカメラから供給されるコンテンツをライブ配信の予約に基づいて、ストリーミングサーバ5に送信する。
【解決手段】 パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む情報を、ライブキャスティングサーバ6に供給し、ライブ配信の予約を要求する。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ21からの情報に基づいて、パーソナルコンピュータ21からの配信予約を設定する。パーソナルコンピュータ21は、自分自身にコンテンツ(ビデオデータや音声データ)を供給するデジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36を適宜検出し、検出したカメラから供給されるコンテンツをライブ配信の予約に基づいて、ストリーミングサーバ5に送信する。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、外部接続された撮像装置により撮影された画像を、ライブ配信されるコンテンツとして、ライブ配信システムに提供することができるようにした、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、予めなされた予約に基づいてパーソナルコンピュータ3から提供されたコンテンツを、インターネット1を介してパーソナルコンピュータ4―1乃至4−3にリアルタイムで配信するライブ配信システムの構成例を示している。
【0003】インターネット1には、電話網2および図示せぬインターネットサービスプロバイダを介してパーソナルコンピュータ3が接続され、また電話網や専用回線(共に図示せず)を介して複数(図1の例では、3個)のパーソナルコンピュータ4−1乃至4−3(以下、個々に区別する必要がない場合、単に、パーソナルコンピュータ4と称する)が接続されている。
【0004】インターネット1にはさらに、ストリーミングサーバ5およびライブキャスティングサーバ6がそれぞれ接続されている。
【0005】ストリーミングサーバ5およびライブキャスティングサーバ6は、専用線7にそれぞれ接続されている。
【0006】サーバ接続専用ネットワーク8には、電話網2とストリーミングサーバ5が接続されている。すなわち、パーソナルコンピュータ3とストリーミングサーバ5は、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介して接続される。
【0007】パーソナルコンピュータ3は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、電話網2およびインターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ3からの情報に基づいて配信予約を設定する。
【0008】予約が設定されると、パーソナルコンピュータ3は、その予約に基づいてライブ配信したいコンテンツを、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介してストリーミングサーバ5に送信する。具体的には、パーソナルコンピュータ3は、自分の本体に取り付けられているデジタルビデオカメラ11により撮影された映像を、ストリーミングサーバ5に送信する。
【0009】パーソナルコンピュータ4−1乃至4−3は、パーソナルコンピュータ3が行った予約に基づいて、ストリーミングサーバ5から、パーソナルピュータ3が提供するコンテンツのライブ配信を受け、それを再生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のライブ配信システムにおいては、パーソナルコンピュータ3は、本体に取り付けられたデジタルビデオカメラ11により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することはできたが、パーソナルコンピュータ3に外部接続される撮像装置(例えば、IEEE1394を介して接続されるデジタルビデオカメラまたはUSBを介して接続されるカメラ(以下、USBカメラと称する)により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することはできなかった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータ3に外部接続される撮像装置により撮影された映像を、ライブ配信のコンテンツとして提供することができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置は、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得手段と、取得手段により取得された信号をエンコードするエンコード手段と、エンコード手段によりエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】エンコード手段によりエンコードされた信号を所定の記録媒体に記録させる記録制御手段とをさらに設けることができる。
【0014】撮像装置と接続する複数の接続手段をさらに設け、取得手段には、接続手段に最後に接続された撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得させることができる。
【0015】本発明の情報処理方法は、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】本発明の記録媒体のプログラムは、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】本発明のプログラムは、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号が撮像装置から取得され、取得された信号がエンコードされ、エンコードされた信号がコンテンツとしてサーバに送信される。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用したライブ配信システムの構成例を示している。このシステムには、図1のパーソナルコンピュータ3に代えて、パーソナルコンピュータ21が利用されている。またデジタルビデオカメラ22とUSBカメラ23が示されている。他の装置は、図1における場合と同様であるので、その説明は適宜省略する。
【0020】パーソナルコンピュータ21は、IEEE1394ポート41(図4)およびUSBポート42(図4)を有しているので、IEEE1394ポート41にデジタルビデオカメラ22を、そしてUSBポート42にUSBカメラ23を接続することができる。
【0021】パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、インターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ21からの情報に基づいて配信予約を設定する。
【0022】パーソナルコンピュータ21は、自分自身にコンテンツデータ(ビデオデータや音声データ)を供給する撮像装置(デジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36)を適宜検出し、検出した撮像装置から供給されるコンテンツデータをライブ配信の予約に基づいて、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介してストリーミングサーバ5に送信する。
【0023】すなわち、パーソナルコンピュータ21は、自分の本体に取り付けられているデジタルビデオカメラ36の他、外部接続されるデジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することができる。
【0024】パーソナルコンピュータ21はまた、撮像装置から供給されたコンテンツを、ストリーミングサーバ5に供給するとき、例えば、内蔵するHDD67(図5)に記録することができる。
【0025】図3(A)乃至(D)は、パーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示している。
【0026】パーソナルコンピュータ21は、基本的に、キーボード31が上面に配置されたキーボード側筐体部32と、キーボード側筐体部32と、ヒンジ部33を介して回動自在に連結された、液晶画面34が配置された表示側筐体部35、およびキーボード側筐体部32の側面に取り付けられたデジタルビデオカメラ36から構成されている。図3(A)は、表示側筐体部35をキーボード側筐体部32に対して開いた状態を示す外観斜視図であり、図3(B)は、表示側筐体部35の背面と、キーボード側筐体部32の背面が対面するように、表示側筐体部35が開かれた状態を示す外観斜視図であり、図3(C)は、デジタルビデオカメラ36が図3(B)における場合と異なる方向を向いている状態を示す外観斜視図であり、そして図3(D)は、液晶画面34が、図3(A)における場合と反対方向を向いている状態を示す外観斜視図である。
【0027】キーボード側筐体部32の側面にはさらに、複数(図3の例の場合、4つ)の操作ボタン37を配置したボタン筐体部38が取り付けられている。ボタン筐体部38は、キーボード側筐体部32の側端面に固定されて取り付けられている。なお、デジタルビデオカメラ36は、キーボード側筐体部32の側端面の一点で回転自在に支持されており、これにより、図3(A)中矢印Bで示す方向に回転自在になされている。
【0028】表示側筐体部35は、キーボード側筐体部32に対して、図3(A)中、矢印Aで示す方向に相対回転することが可能になされている。また、表示側筐体部35の一端には、回転式の操作ダイヤル39が設けられている。この操作ダイヤル39に対しては、回転操作だけでなく、押圧操作を行うことが可能となっている。
【0029】このような構造の下、パーソナルコンピュータ21は、図3(A)に示す一般的なノート型パーソナルコンピュータと類似した形態の他、図3(B)乃至(D)に示すような形態で使用することができる。
【0030】またキーボード側筐体部32の側面には、図4に示すように、モデム40、IEEE1394ポート41、およびUSBポート42が取り付けられている。
【0031】図5は、パーソナルコンピュータ21の内部の構成例を示している。
【0032】中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(Pentium:商標)プロセッサ等で構成され、ホストバス52に接続されている。ホストバス52には、さらに、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッジ)が接続されており、ブリッジ53は、AGP(Accelerated Graphics Port)50を有しているとともに、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス56に接続されている。
【0033】ブリッジ53は、例えば、インテル社製のAGP Host Bridge Controllerである400BXなどで構成されており、CPU51およびRAM(Random-Access Memory)54(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。さらに、ブリッジ53は、AGP50を介して、ビデオコントローラ57を制御する。なお、このブリッジ53とブリッジ(いわゆる、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58とで、いわゆるチップセットが構成されている。
【0034】ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモリ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、SRAM(Static RAM)などのRAM54に比較して、より高速な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0035】なお、CPU51は、その内部に1次的な、キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作でき、CPU51自身が制御するキャッシュを有する。
【0036】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU51の動作に必要なデータを記憶する。
【0037】ビデオコントローラ57は、AGP50を介してブリッジ53に接続されており、AGP50およびブリッジ53を介してCPU51から供給されるデータ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成し、生成したイメージデータを、または受信したデータをそのまま、内蔵するビデオメモリに記憶する。ビデオコントローラ57は、表示側筐体部35の液晶画面34に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。
【0038】また、ビデオコントローラ57は、デジタルビデオカメラ36から供給されたビデオデータをPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0039】PCIバス56には、サウンドコントローラ64が接続されている。サウンドコントローラ64は、取り込まれた音声に対応するデータを生成して、RAM54に出力する。またサウンドコントローラ64は、スピーカ(図示さず)を駆動して、スピーカに音声を出力させる。
【0040】また、PCIバス56にはモデム40が接続されている。モデム40は、電話網2に接続されており、電話網2またはインターネット1を介する通信処理を実行する。
【0041】PCカードスロットインターフェース111は、PCIバス56に接続され、スロット(図示せず)に装着されたインターフェースカード112から供給されたデータを、CPU51またはRAM54に供給するとともに、CPU51から供給されたデータをインターフェースカード112に出力する。
【0042】ドライブ113は、PCカードスロットインターフェース111およびインターフェースカード112を介して、PCIバス56に接続されている。ドライブ113は、装着されている磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124に記録されているデータを読み出し、読み出したデータを、インターフェースカード112、PCカードスロットインターフェース111、およびPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0043】また、PCIバス56にはブリッジ58(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構成されており、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59、IDEインターフェース61、およびUSBインターフェース68等を内蔵している。ブリッジ58は、IDEバス62に接続されるデバイス、またはISA/EIO(Industry Standard Architecture / Extended Input Output)バス63若しくはI/Oインターフェース69を介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
【0044】IDEコントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(configuration register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
【0045】プライマリIDEコントローラには、IDEバス62を介して、HDD67が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、図示しないCD−ROMドライブまたはHDDなどの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0046】HDD67は、配信プログラムP1およびキャプチャプログラムP2などのアプリケーションプログラムを記憶しているとともに、動画像データや各種制御データを記憶する。
【0047】ISA/EIOバス63には、さらに、I/Oインターフェース69が接続されている。このI/Oインターフェース69は、エンベディットコントローラから構成され、その内部において、ROM70、RAM71、およびCPU72が相互に接続されている。
【0048】ROM70は、IEEE1394インターフェースプログラム70A、キー入力監視プログラム70B、およびウェイクアッププログラム70C等を予め記憶している。
【0049】IEEE1394インターフェースプログラム70Aは、IEEE1394ポート41を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を送受信する。
【0050】キー入力監視プログラム70Bは、キーボード31や操作ボタン37等からの入力を監視するプログラムである。
【0051】ウェイクアッププログラム70Cは、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現在時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻になったかどうかをチェックして、設定された時刻になったとき、所定の処理(またはプログラム)等を起動するために、パーソナルコンピュータ21を構成する各チップの電源を管理するプログラムである。
【0052】ROM70にはさらに、BIOS(Basic Input/Output System(基本入出力システム))70Dが書き込まれている。BIOS70Dは、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器(キーボード31、またはHDD67等)との間でのデータの受け渡し(入出力)を制御する。
【0053】RAM71は、IEEE1394I/Fレジスタ、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻用の各レジスタ等を有している。
【0054】また、このI/Oインターフェース69には、図示せぬコネクタを介して、キーボード31、操作ボタン37、操作ダイヤル39、およびIEEE1394ポート41等が接続され、キーボード31等に対する操作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力する。また、I/Oインターフェース69は、IEEE1394ポート41を介して接続されている機器とのデータの送受信を制御する。さらに、I/Oインターフェース69には、電源制御回路73が接続されている。
【0055】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74またはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。
【0056】図6は、デジタルビデオカメラ22の構成例を示している。
【0057】CPU201には、ROM202に記憶されている、例えば、画像処理プログラムに従って画像処理を実行する。RAM203には、CPU201が画像処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。CPU201乃至RAM203は、バス204を介して接続されている。
【0058】撮像部206は、外部の風景を撮像し、その結果得られた画像データを、CPU201に供給する。
【0059】操作部207は、CPU201に所定の指令を入力するとき、ユーザにより適宜操作される。表示部208は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成され、各種メニューや撮像された画像が表示される。ドライブ209は、装着されたデジタルビデオテープ210に記憶されているデータを、CPU201に供給したり、CPU201から供給された画像データを、デジタルビデオテープ210に出力して記憶させる。
【0060】通信部211は、IEEE1394ポート(図示せず)等から構成されており、IEEE1394コードを介してパーソナルコンピュータ21と通信する。インタフェース205は、撮像部206乃至通信部211とCPU201との間に配置され、インタフェース処理を実行する。
【0061】次に、ライブ配信を行う場合の、ライブ配信システムにおける処理手順を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0062】ステップS1において、パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、電話網2およびインターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。なお、ステップS1以降におけるパーソナルコンピュータ21の処理は、CPU51が実行する配信プログラムP1およびキャプチャプログラムP2により行われる。
【0063】ステップS2において、パーソナルコンピュータ21は、ライブキャスティングサーバ6に対して、ステップS1で行った予約のリコンファームを行う。本システムでは、予約履行時刻(ライブ配信開始時刻)の、例えば、6時間前までに、予約のリコンファームを行う必要がある。リコンファームがなされると、ステップS1で行った予約の設定がなされるが、リコンファームされなかった場合、その予約は、強制的に取り消される。
【0064】ステップS3において、パーソナルコンピュータ21は、ライブ配信開始時刻の所定時間(例えば、5分)前に、コンテンツの、ストリーミングサーバ5に対する送信を開始する。なお、ここでの処理の詳細は後述する。
【0065】次に、ステップS4において、ストリーミングサーバ5は、パーソナルコンピュータ21が供給する(提供する)コンテンツを、パーソナルコンピュータ4にストリーム配信する。
【0066】以上のような手順に従って、パーソナルコンピュータ21が提供したコンテンツが、パーソナルコンピュータ4にライブ配信される。
【0067】次に、図7のステップS3の処理の詳細を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、図8のフローチャートにおいて、ステップS11乃至ステップS15の処理は、配信プログラムP1により行われ、ステップS21乃至ステップS30の処理は、キャプチャプログラムP2により行われる。
【0068】ステップS11において、パーソナルコンピュータ21のCPU51(配信プログラムP1)は、コンテンツ送信の指示があるまで待機し、その指示があったとき、ステップS12に進む。例えば、この例の場合、ライブ配信開始時刻の5分前になったとき、ステップS12に進む。
【0069】ステップS12において、配信プログラムP1は、予め設定された、コンテンツデータの送信条件を取得する。
【0070】コンテンツデータの送信条件は、例えば、以下に説明する、ユーザによるパーソナルコンピュータ21に対する操作により設定される。
【0071】ユーザは、所定の操作ボタン37を操作する。これにより、図9に示すようなライブ配信用の画面が、液晶画面34に表示される。
【0072】この画面のエフェクト表示欄のA列およびB列には、それぞれ、エフェクト名が縦方向に並んで表示されている。この例の場合、A列には、図10に示すように、上から順番に「ハート絵柄表示」、「なし」、「拍手音」、および「アヒルの鳴き声」といったエフェクト名が表示されている。またB列には、図10に示すように、上から順番に「BGM1」、「白黒画像」、「タイトルインポーズ」、および「BGM2」といったエフェクト名が表示されている。
【0073】ユーザは、キーボード31や操作ダイヤル39等を操作して、A列およびB列に表示されているエフェクト名から所望のエフェクト名をフォーカスF(図10中、太枠)内に表示させるようにして選択する。ユーザは、ここで選択したエフェクトを、配信されるコンテンツに付与することができる。図10の例のように、「拍手音」および「タイトルインポーズ」のエフェクト名を選択することで、コンテンツが再生されるとき、拍手音を出力させ、またコンテンツのタイトルをスーパーインポーズさせることができる。
【0074】なおこのようにして選択されたA列のエフェクト名は、図9中、”ボタンA”の表示の下側の枠に、そして選択されたB列のエフェクト名は、”ボタンB”の表示の下側の枠に、それぞれ表示される。
【0075】”プリセット”の表示の下側の枠には、継続的に付与されるエフェクトの名前が表示される。ここでのエフェクトとしては、配信される動画像データ中に日時の表示がスーパーインポーズされるエフェクト(エフェクト名「日付」)などがある。
【0076】ここでユーザにより選択されたエフェクトは、送信条件として取得される。
【0077】また、ユーザは、図9の画面上に、キーボード31や操作ダイヤル39等を操作して、図11に示すようなポップアップメニューを表示させ、その中の「設定」を選択することができる。これにより、液晶画面34には、図12に示すような、「ライブ配信回線」、「ライブ配信速度」、「接続設定」および「ライブ配信全般」のページを選択することができる画面が表示される。
【0078】図12には、「ライブ配信全般」のページの表示例が示されている。このページには、ボックスAおよびボックスB等が表示される。
【0079】例えば、ボックスAが選択されると、コンテンツデータは、ストリーミングサーバ5に送信される際、ローカル(例えば、HDD67)に保存される。入力欄にはコンテンツデータを保存するファイルが指定される。またボックスBが選択されると、一次的に、ビットマップが表示される。
【0080】ユーザは、ボックスAやボックスBを選択することができる。ここでユーザにより選択されたボックスに対応する処理(例えば、コンテンツデータを、ストリーミングサーバ5に送信する際、HDD67に保存する処理)が、送信条件として取得される。
【0081】また、ユーザのパーソナルコンピュータ21に対する所定の操作に対応する処理(例えば、コンテンツ送信の終了)も、送信条件として取得される。
【0082】次に、ステップS13において、配信プログラムP1は、ステップS12で取得した送信条件に対応した指示情報を生成し、キャプチャプログラムP2に供給する。
【0083】指示情報は、送信条件の内容(例えば、コンテンツに付与されるエフェクトの種類、コンテンツを送信する際にHDD67に保存する旨を表す情報等)、および送信条件の内容を実現するために必要なモジュールのGUID(Global Unique ID)から構成されている。
【0084】ステップS21において、キャプチャプログラムP2は、配置プログラムP1から送信された指示情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS22に進む。
【0085】ステップS22において、キャプチャプログラムP2は、パーソナルコンピュータ21にコンテンツデータが入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合、ステップS23に進み、入力されていないと判定した場合、ステップS21に戻る。
【0086】次に、ステップS23において、キャプチャプログラムP2は、ライブ配信されるコンテンツを供給するカメラ(以下、対応カメラと称する)を検出する。
【0087】デジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36のいずれか1つからコンテンツデータが入力されている場合、コンテンツデータを入力するそのカメラが対応カメラとして検出される。
【0088】また、デジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23からコンテンツデータが入力されている場合、デジタルビデオカメラ36からコンテンツデータが入力されていても、デジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23が、対応カメラとして優先的に検出される。またデジタルビデオカメラ22およびUSBカメラ23の両方からコンテンツデータが入力されている場合、それらのカメラのうち最後にパーソナルコンピュータ21に接続されたカメラが、対応カメラとして検出される。
【0089】また、デジタルビデオカメラ22は、現在撮影している映像を、パーソナルコンピュータ21に供給することもできるし、デジタルビデオテープ210(図6)に記録されている画像データをパーソナルコンピュータ21に供給することもできる。
【0090】ステップS24において、キャプチャプログラムP2は、ステップS23で検出した対応カメラに対応して、ステップS21で受信された指示情報に示されるGUIDのモジュールを実体化するとともに、送信条件の内容を対応するモジュールに通知する。
【0091】例えば、ステップS12で、コンテンツデータに、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与すること、並びにコンテンツを送信する際にHDD67に保存することが、送信条件として取得された場合、キャプチャプログラムP2は、そのとき配信プログラムP1から供給されてきた指示情報(ステップS13)に基づいて、図13に示すように配置されたモジュールを生成(実体化)する。なお、このとき対応カメラは、デジタルビデオカメラ22であるとする。
【0092】入力モジュール301は、デジタルビデオカメラ22から、IEEE1394の規格に準拠したコンテンツデータを入力するとともに、それをエフェクトモジュール302が解読可能なデータに変換し、エフェクトモジュール302に出力する。
【0093】エフェクトモジュール302は、入力モジュール301からのコンテンツデータに、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与するとともに、それらのエフェクトが付与されたコンテンツデータのビデオデータを分配モジュール303に出力し、コンテンツデータのオーディオデータを、エンコードモジュール305に出力する。
【0094】分配モジュール303は、エフェクトモジュール302から入力されたビデオデータを、ビデオプレビューモジュール304とエンコードモジュール305に出力する。
【0095】ビデオプレビューモジュール304は、プレビュー画像を生成する。
【0096】エンコードモジュール305は、エフェクトモジュール302からのオーディオデータおよび分配モジュール303からのビデオデータをエンコードし、その結果得られたデータを、記憶モジュール306と通信モジュール307のそれぞれに出力する。
【0097】記憶モジュール306は、エンコードモジュール305からのデータを、HDD67に出力し記憶させる。通信モジュール306は、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介して、エンコードモジュール305からのデータを、ストリーミングサーバ5に送信する。
【0098】なお、ここでは、対応カメラが、デジタルビデオカメラ22である場合を例として説明したが、USBカメラ23またはデジタルビデオカメラ36である場合、それに対応した入力モジュールが実体化される。
【0099】例えば、対応カメラがデジタルビデオカメラ36である場合、それに対応する入力モジュールは、デジタルビデオカメラ36から入力されるYUY2のデータを、エフェクトモジュール302が解読可能なデータに変換する。
【0100】同様に、ここでは、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与するエフェクトモジュール302を例として説明したが、コンテンツに付与するエフェクトの種類が変われば、それに対応したエフェクトモジュールが実体化される。
【0101】またコンテンツをローカルに保存しない場合、記憶モジュール306は実体化されない。また対応カメラがUSBカメラ23である場合、エフェクトモジュール302は、そのときの入力モジュールからのデータを、分配モジュール303だけに出力する。
【0102】なお、先に行われたステップS24の処理により必要なモジュールがすでに実体化されている場合、そのモジュールの実体化はあらためては行われず、このとき送信条件の内容がそのモジュールに供給される。
【0103】次に、ステップS25において、キャプチャプログラムP2は、対応カメラからのコンテンツデータの入力状態を確認し、コンテンツデータが入力されているか否かを判定する。ステップS25で、コンテンツデータが入力されていない(入力が停止している)と判定された場合、ステップS26に進む。
【0104】ステップS26において、キャプチャプログラムP2は、コンテンツデータの入力が停止してから所定の時間経過したか否かを判定し、所定の時間経過していないと判定した場合、ステップS25に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0105】ステップS26で、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS27に進み、キャプチャプログラムP2は、対応カメラ以外のカメラからコンテンツデータが入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合、ステップS28に進む。
【0106】ステップS28において、キャプチャプログラムP2は、現在実体化されている全てのモジュールを消去し(初期化し)、ステップS23に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0107】このように対応カメラからのコンテンツデータの入力が停止しても、モジュールは、入力停止から所定の時間経過するまで初期化されない。すなわち、所定の時間内に対応カメラからのコンテンツデータの入力が再開されれば、そのモジュールにより処理が継続される。
【0108】これにより、例えば、対応カメラがデジタルビデオカメラ22である場合において、その出力を、現在撮影されている映像からデジタルビデオテープ210に記録されている映像に切り換えるために、デジタルビデオカメラ22からのコンテンツデータの入力が一時的に停止しても、モジュールは初期化されないので、新たに入力されるデジタルビデオカメラ210に記録されている映像データを迅速に処理して、ストリーミングサーバ5に送信することができる。
【0109】ステップS27で、対応カメラ以外のカメラからもコンテンツデータが入力されていないと判定された場合、ステップS29に進み、キャプチャプログラムP2は、自分自身の動作を終了するための処理を開始し、ステップS30に進み、その処理が完了したとき、その旨を、配信プログラムP1に通知する。その後、処理は終了する。
【0110】ステップS21で、指示情報が受信されていないと判定されたとき、ステップS25に進む。またステップS25で対応カメラから、コンテンツが入力されていると判定された場合、ステップS21に戻る。
【0111】一方、配信プログラムP1は、ステップS13で、指示情報を生成し、それをキャプチャプログラムP2に供給した後、ステップS14に進み、送信条件が変更されたか否かを判定し、変更されたと判定した場合、ステップS12に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0112】ステップS14で送信条件が変更されていないと判定されたとき、ステップS15に進み、配信プログラムP1は、キャプチャプログラムP2からキャプチャプログラムP2の動作終了が完了した旨が通知されたか否かを判定し、通知されていないと判定した場合、ステップS14に戻り、通知されたと判定した場合、自分自身の動作を終了する。
【0113】なお、以上においては、パーソナルコンピュータが、コンテンツの提供側および視聴側の端末である場合を例として説明したが、図14に示すように、携帯電話機500を利用することもできる。
【0114】携帯電話機500は、中央にヒンジ部501を境に表示部502および本体503とに分けられており、ヒンジ部501を介して折り畳み可能に形成されている。
【0115】表示部502には、上端左部に送受信アンテナ504が引き出しおよび収納可能な状態に取り付けられており、アンテナ504を介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信するようになされている。
【0116】また表示部502には、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回転自在なカメラ部505が設けられており、カメラ部505のCCDカメラ506により所望の撮像対象を撮像し得るようになされている。
【0117】表示部502には、その表面に液晶ディスプレイ508が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部505のCCDカメラ506で撮像した画像を表示し得るようになされている。
【0118】一方、本体503には、その上面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話および電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作キー509が設けられており、操作キー509を用いて各種指示を入力し得るようになされている。
【0119】また本体503には、操作キー509の下部にメモリボタン510やマイクロフォン511が設けられており、メモリボタン510によって電話中の間の音声を録音し得るとともに、マイクロフォン511によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0120】さらに本体503には、操作キー509の上部に回転自在なジョグダイヤル512が本体503の表面からわずかに突出した状態で設けられており、ジョグダイヤル512に対する回動操作に応じて液晶ディスプレイ508に表示されているリストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの捲き動作及び画像の送り動作等を実行するようになされている。
【0121】本体503には、その左側面上部に抜差自在なメモリスティック(商標)513を装着するためのメモリスティックロット514が設けられており、メモリボタン510が押下されるとメモリスティック513に通話中の相手の音声を録音したり、ユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ506で撮影した画像を記録することができる。
【0122】また本体503には、IEEE1394ポート515およびUSBポート516が設けられている。すなわち、携帯電話機500には、デジタルビデオカメラ22およびUSBカメラ23を接続することができる。
【0123】また、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。
【0124】この記録媒体は、例えば、図5に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フロッピディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini-Disk)を含む)、若しくは半導体メモリ124などによりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているハードディスク67などで構成される。
【0125】また、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0126】また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0127】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得し、取得された信号をエンコードし、エンコードされた信号をサーバに送信するようにしたので、外部の撮像装置により撮像された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のライブ配信システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用したライブ配信システムの構成例を示す図である。
【図3】図2のパーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示す図である。
【図4】図2のパーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示す他の図である。
【図5】図2のパーソナルコンピュータ21の内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図2のデジタルビデオカメラ22の内部の構成例を示すブロック図である。
【図7】ライブ配信システムの処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】図7のステップS3の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図9】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の表示例を示す図である。
【図10】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図11】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図12】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図13】図8のステップS24の処理を説明する図である。
【図14】携帯電話機500の外観の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット, 2 電話網, 4 パーソナルコンピュータ, 5ストリーミングサーバ, 6 ライブキャスティングサーバ, 7 専用線,8 サーバ接続専用ネットワーク, 21 パーソナルコンピュータ, 22デジタルビデオカメラ, 23 USBカメラ, 36 デジタルビデオカメラ, 51 CPU, 67 HDD
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、外部接続された撮像装置により撮影された画像を、ライブ配信されるコンテンツとして、ライブ配信システムに提供することができるようにした、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、予めなされた予約に基づいてパーソナルコンピュータ3から提供されたコンテンツを、インターネット1を介してパーソナルコンピュータ4―1乃至4−3にリアルタイムで配信するライブ配信システムの構成例を示している。
【0003】インターネット1には、電話網2および図示せぬインターネットサービスプロバイダを介してパーソナルコンピュータ3が接続され、また電話網や専用回線(共に図示せず)を介して複数(図1の例では、3個)のパーソナルコンピュータ4−1乃至4−3(以下、個々に区別する必要がない場合、単に、パーソナルコンピュータ4と称する)が接続されている。
【0004】インターネット1にはさらに、ストリーミングサーバ5およびライブキャスティングサーバ6がそれぞれ接続されている。
【0005】ストリーミングサーバ5およびライブキャスティングサーバ6は、専用線7にそれぞれ接続されている。
【0006】サーバ接続専用ネットワーク8には、電話網2とストリーミングサーバ5が接続されている。すなわち、パーソナルコンピュータ3とストリーミングサーバ5は、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介して接続される。
【0007】パーソナルコンピュータ3は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、電話網2およびインターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ3からの情報に基づいて配信予約を設定する。
【0008】予約が設定されると、パーソナルコンピュータ3は、その予約に基づいてライブ配信したいコンテンツを、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介してストリーミングサーバ5に送信する。具体的には、パーソナルコンピュータ3は、自分の本体に取り付けられているデジタルビデオカメラ11により撮影された映像を、ストリーミングサーバ5に送信する。
【0009】パーソナルコンピュータ4−1乃至4−3は、パーソナルコンピュータ3が行った予約に基づいて、ストリーミングサーバ5から、パーソナルピュータ3が提供するコンテンツのライブ配信を受け、それを再生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のライブ配信システムにおいては、パーソナルコンピュータ3は、本体に取り付けられたデジタルビデオカメラ11により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することはできたが、パーソナルコンピュータ3に外部接続される撮像装置(例えば、IEEE1394を介して接続されるデジタルビデオカメラまたはUSBを介して接続されるカメラ(以下、USBカメラと称する)により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することはできなかった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パーソナルコンピュータ3に外部接続される撮像装置により撮影された映像を、ライブ配信のコンテンツとして提供することができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置は、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得手段と、取得手段により取得された信号をエンコードするエンコード手段と、エンコード手段によりエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】エンコード手段によりエンコードされた信号を所定の記録媒体に記録させる記録制御手段とをさらに設けることができる。
【0014】撮像装置と接続する複数の接続手段をさらに設け、取得手段には、接続手段に最後に接続された撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得させることができる。
【0015】本発明の情報処理方法は、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】本発明の記録媒体のプログラムは、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】本発明のプログラムは、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された信号をエンコードするエンコードステップと、エンコードステップの処理でエンコードされた信号をコンテンツとしてサーバに送信する送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号が撮像装置から取得され、取得された信号がエンコードされ、エンコードされた信号がコンテンツとしてサーバに送信される。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用したライブ配信システムの構成例を示している。このシステムには、図1のパーソナルコンピュータ3に代えて、パーソナルコンピュータ21が利用されている。またデジタルビデオカメラ22とUSBカメラ23が示されている。他の装置は、図1における場合と同様であるので、その説明は適宜省略する。
【0020】パーソナルコンピュータ21は、IEEE1394ポート41(図4)およびUSBポート42(図4)を有しているので、IEEE1394ポート41にデジタルビデオカメラ22を、そしてUSBポート42にUSBカメラ23を接続することができる。
【0021】パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、インターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。ライブキャスティングサーバ6は、パーソナルコンピュータ21からの情報に基づいて配信予約を設定する。
【0022】パーソナルコンピュータ21は、自分自身にコンテンツデータ(ビデオデータや音声データ)を供給する撮像装置(デジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36)を適宜検出し、検出した撮像装置から供給されるコンテンツデータをライブ配信の予約に基づいて、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介してストリーミングサーバ5に送信する。
【0023】すなわち、パーソナルコンピュータ21は、自分の本体に取り付けられているデジタルビデオカメラ36の他、外部接続されるデジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23により撮影された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することができる。
【0024】パーソナルコンピュータ21はまた、撮像装置から供給されたコンテンツを、ストリーミングサーバ5に供給するとき、例えば、内蔵するHDD67(図5)に記録することができる。
【0025】図3(A)乃至(D)は、パーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示している。
【0026】パーソナルコンピュータ21は、基本的に、キーボード31が上面に配置されたキーボード側筐体部32と、キーボード側筐体部32と、ヒンジ部33を介して回動自在に連結された、液晶画面34が配置された表示側筐体部35、およびキーボード側筐体部32の側面に取り付けられたデジタルビデオカメラ36から構成されている。図3(A)は、表示側筐体部35をキーボード側筐体部32に対して開いた状態を示す外観斜視図であり、図3(B)は、表示側筐体部35の背面と、キーボード側筐体部32の背面が対面するように、表示側筐体部35が開かれた状態を示す外観斜視図であり、図3(C)は、デジタルビデオカメラ36が図3(B)における場合と異なる方向を向いている状態を示す外観斜視図であり、そして図3(D)は、液晶画面34が、図3(A)における場合と反対方向を向いている状態を示す外観斜視図である。
【0027】キーボード側筐体部32の側面にはさらに、複数(図3の例の場合、4つ)の操作ボタン37を配置したボタン筐体部38が取り付けられている。ボタン筐体部38は、キーボード側筐体部32の側端面に固定されて取り付けられている。なお、デジタルビデオカメラ36は、キーボード側筐体部32の側端面の一点で回転自在に支持されており、これにより、図3(A)中矢印Bで示す方向に回転自在になされている。
【0028】表示側筐体部35は、キーボード側筐体部32に対して、図3(A)中、矢印Aで示す方向に相対回転することが可能になされている。また、表示側筐体部35の一端には、回転式の操作ダイヤル39が設けられている。この操作ダイヤル39に対しては、回転操作だけでなく、押圧操作を行うことが可能となっている。
【0029】このような構造の下、パーソナルコンピュータ21は、図3(A)に示す一般的なノート型パーソナルコンピュータと類似した形態の他、図3(B)乃至(D)に示すような形態で使用することができる。
【0030】またキーボード側筐体部32の側面には、図4に示すように、モデム40、IEEE1394ポート41、およびUSBポート42が取り付けられている。
【0031】図5は、パーソナルコンピュータ21の内部の構成例を示している。
【0032】中央処理装置(CPU(Central Processing Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(Pentium:商標)プロセッサ等で構成され、ホストバス52に接続されている。ホストバス52には、さらに、ブリッジ53(いわゆる、ノースブリッジ)が接続されており、ブリッジ53は、AGP(Accelerated Graphics Port)50を有しているとともに、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス56に接続されている。
【0033】ブリッジ53は、例えば、インテル社製のAGP Host Bridge Controllerである400BXなどで構成されており、CPU51およびRAM(Random-Access Memory)54(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。さらに、ブリッジ53は、AGP50を介して、ビデオコントローラ57を制御する。なお、このブリッジ53とブリッジ(いわゆる、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58とで、いわゆるチップセットが構成されている。
【0034】ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモリ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、SRAM(Static RAM)などのRAM54に比較して、より高速な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0035】なお、CPU51は、その内部に1次的な、キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作でき、CPU51自身が制御するキャッシュを有する。
【0036】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU51の動作に必要なデータを記憶する。
【0037】ビデオコントローラ57は、AGP50を介してブリッジ53に接続されており、AGP50およびブリッジ53を介してCPU51から供給されるデータ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成し、生成したイメージデータを、または受信したデータをそのまま、内蔵するビデオメモリに記憶する。ビデオコントローラ57は、表示側筐体部35の液晶画面34に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。
【0038】また、ビデオコントローラ57は、デジタルビデオカメラ36から供給されたビデオデータをPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0039】PCIバス56には、サウンドコントローラ64が接続されている。サウンドコントローラ64は、取り込まれた音声に対応するデータを生成して、RAM54に出力する。またサウンドコントローラ64は、スピーカ(図示さず)を駆動して、スピーカに音声を出力させる。
【0040】また、PCIバス56にはモデム40が接続されている。モデム40は、電話網2に接続されており、電話網2またはインターネット1を介する通信処理を実行する。
【0041】PCカードスロットインターフェース111は、PCIバス56に接続され、スロット(図示せず)に装着されたインターフェースカード112から供給されたデータを、CPU51またはRAM54に供給するとともに、CPU51から供給されたデータをインターフェースカード112に出力する。
【0042】ドライブ113は、PCカードスロットインターフェース111およびインターフェースカード112を介して、PCIバス56に接続されている。ドライブ113は、装着されている磁気ディスク121、光ディスク122、光磁気ディスク123、または半導体メモリ124に記録されているデータを読み出し、読み出したデータを、インターフェースカード112、PCカードスロットインターフェース111、およびPCIバス56を介して、RAM54に供給する。
【0043】また、PCIバス56にはブリッジ58(いわゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリッジ58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構成されており、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59、IDEインターフェース61、およびUSBインターフェース68等を内蔵している。ブリッジ58は、IDEバス62に接続されるデバイス、またはISA/EIO(Industry Standard Architecture / Extended Input Output)バス63若しくはI/Oインターフェース69を介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
【0044】IDEコントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(configuration register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
【0045】プライマリIDEコントローラには、IDEバス62を介して、HDD67が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、図示しないCD−ROMドライブまたはHDDなどの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
【0046】HDD67は、配信プログラムP1およびキャプチャプログラムP2などのアプリケーションプログラムを記憶しているとともに、動画像データや各種制御データを記憶する。
【0047】ISA/EIOバス63には、さらに、I/Oインターフェース69が接続されている。このI/Oインターフェース69は、エンベディットコントローラから構成され、その内部において、ROM70、RAM71、およびCPU72が相互に接続されている。
【0048】ROM70は、IEEE1394インターフェースプログラム70A、キー入力監視プログラム70B、およびウェイクアッププログラム70C等を予め記憶している。
【0049】IEEE1394インターフェースプログラム70Aは、IEEE1394ポート41を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を送受信する。
【0050】キー入力監視プログラム70Bは、キーボード31や操作ボタン37等からの入力を監視するプログラムである。
【0051】ウェイクアッププログラム70Cは、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現在時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻になったかどうかをチェックして、設定された時刻になったとき、所定の処理(またはプログラム)等を起動するために、パーソナルコンピュータ21を構成する各チップの電源を管理するプログラムである。
【0052】ROM70にはさらに、BIOS(Basic Input/Output System(基本入出力システム))70Dが書き込まれている。BIOS70Dは、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器(キーボード31、またはHDD67等)との間でのデータの受け渡し(入出力)を制御する。
【0053】RAM71は、IEEE1394I/Fレジスタ、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻用の各レジスタ等を有している。
【0054】また、このI/Oインターフェース69には、図示せぬコネクタを介して、キーボード31、操作ボタン37、操作ダイヤル39、およびIEEE1394ポート41等が接続され、キーボード31等に対する操作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力する。また、I/Oインターフェース69は、IEEE1394ポート41を介して接続されている機器とのデータの送受信を制御する。さらに、I/Oインターフェース69には、電源制御回路73が接続されている。
【0055】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74またはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。
【0056】図6は、デジタルビデオカメラ22の構成例を示している。
【0057】CPU201には、ROM202に記憶されている、例えば、画像処理プログラムに従って画像処理を実行する。RAM203には、CPU201が画像処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。CPU201乃至RAM203は、バス204を介して接続されている。
【0058】撮像部206は、外部の風景を撮像し、その結果得られた画像データを、CPU201に供給する。
【0059】操作部207は、CPU201に所定の指令を入力するとき、ユーザにより適宜操作される。表示部208は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成され、各種メニューや撮像された画像が表示される。ドライブ209は、装着されたデジタルビデオテープ210に記憶されているデータを、CPU201に供給したり、CPU201から供給された画像データを、デジタルビデオテープ210に出力して記憶させる。
【0060】通信部211は、IEEE1394ポート(図示せず)等から構成されており、IEEE1394コードを介してパーソナルコンピュータ21と通信する。インタフェース205は、撮像部206乃至通信部211とCPU201との間に配置され、インタフェース処理を実行する。
【0061】次に、ライブ配信を行う場合の、ライブ配信システムにおける処理手順を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0062】ステップS1において、パーソナルコンピュータ21は、希望する配信時間帯および配信先等を含む所定の情報を、電話網2およびインターネット1を介してライブキャスティングサーバ6に送信し、ライブ配信の予約を行う。なお、ステップS1以降におけるパーソナルコンピュータ21の処理は、CPU51が実行する配信プログラムP1およびキャプチャプログラムP2により行われる。
【0063】ステップS2において、パーソナルコンピュータ21は、ライブキャスティングサーバ6に対して、ステップS1で行った予約のリコンファームを行う。本システムでは、予約履行時刻(ライブ配信開始時刻)の、例えば、6時間前までに、予約のリコンファームを行う必要がある。リコンファームがなされると、ステップS1で行った予約の設定がなされるが、リコンファームされなかった場合、その予約は、強制的に取り消される。
【0064】ステップS3において、パーソナルコンピュータ21は、ライブ配信開始時刻の所定時間(例えば、5分)前に、コンテンツの、ストリーミングサーバ5に対する送信を開始する。なお、ここでの処理の詳細は後述する。
【0065】次に、ステップS4において、ストリーミングサーバ5は、パーソナルコンピュータ21が供給する(提供する)コンテンツを、パーソナルコンピュータ4にストリーム配信する。
【0066】以上のような手順に従って、パーソナルコンピュータ21が提供したコンテンツが、パーソナルコンピュータ4にライブ配信される。
【0067】次に、図7のステップS3の処理の詳細を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、図8のフローチャートにおいて、ステップS11乃至ステップS15の処理は、配信プログラムP1により行われ、ステップS21乃至ステップS30の処理は、キャプチャプログラムP2により行われる。
【0068】ステップS11において、パーソナルコンピュータ21のCPU51(配信プログラムP1)は、コンテンツ送信の指示があるまで待機し、その指示があったとき、ステップS12に進む。例えば、この例の場合、ライブ配信開始時刻の5分前になったとき、ステップS12に進む。
【0069】ステップS12において、配信プログラムP1は、予め設定された、コンテンツデータの送信条件を取得する。
【0070】コンテンツデータの送信条件は、例えば、以下に説明する、ユーザによるパーソナルコンピュータ21に対する操作により設定される。
【0071】ユーザは、所定の操作ボタン37を操作する。これにより、図9に示すようなライブ配信用の画面が、液晶画面34に表示される。
【0072】この画面のエフェクト表示欄のA列およびB列には、それぞれ、エフェクト名が縦方向に並んで表示されている。この例の場合、A列には、図10に示すように、上から順番に「ハート絵柄表示」、「なし」、「拍手音」、および「アヒルの鳴き声」といったエフェクト名が表示されている。またB列には、図10に示すように、上から順番に「BGM1」、「白黒画像」、「タイトルインポーズ」、および「BGM2」といったエフェクト名が表示されている。
【0073】ユーザは、キーボード31や操作ダイヤル39等を操作して、A列およびB列に表示されているエフェクト名から所望のエフェクト名をフォーカスF(図10中、太枠)内に表示させるようにして選択する。ユーザは、ここで選択したエフェクトを、配信されるコンテンツに付与することができる。図10の例のように、「拍手音」および「タイトルインポーズ」のエフェクト名を選択することで、コンテンツが再生されるとき、拍手音を出力させ、またコンテンツのタイトルをスーパーインポーズさせることができる。
【0074】なおこのようにして選択されたA列のエフェクト名は、図9中、”ボタンA”の表示の下側の枠に、そして選択されたB列のエフェクト名は、”ボタンB”の表示の下側の枠に、それぞれ表示される。
【0075】”プリセット”の表示の下側の枠には、継続的に付与されるエフェクトの名前が表示される。ここでのエフェクトとしては、配信される動画像データ中に日時の表示がスーパーインポーズされるエフェクト(エフェクト名「日付」)などがある。
【0076】ここでユーザにより選択されたエフェクトは、送信条件として取得される。
【0077】また、ユーザは、図9の画面上に、キーボード31や操作ダイヤル39等を操作して、図11に示すようなポップアップメニューを表示させ、その中の「設定」を選択することができる。これにより、液晶画面34には、図12に示すような、「ライブ配信回線」、「ライブ配信速度」、「接続設定」および「ライブ配信全般」のページを選択することができる画面が表示される。
【0078】図12には、「ライブ配信全般」のページの表示例が示されている。このページには、ボックスAおよびボックスB等が表示される。
【0079】例えば、ボックスAが選択されると、コンテンツデータは、ストリーミングサーバ5に送信される際、ローカル(例えば、HDD67)に保存される。入力欄にはコンテンツデータを保存するファイルが指定される。またボックスBが選択されると、一次的に、ビットマップが表示される。
【0080】ユーザは、ボックスAやボックスBを選択することができる。ここでユーザにより選択されたボックスに対応する処理(例えば、コンテンツデータを、ストリーミングサーバ5に送信する際、HDD67に保存する処理)が、送信条件として取得される。
【0081】また、ユーザのパーソナルコンピュータ21に対する所定の操作に対応する処理(例えば、コンテンツ送信の終了)も、送信条件として取得される。
【0082】次に、ステップS13において、配信プログラムP1は、ステップS12で取得した送信条件に対応した指示情報を生成し、キャプチャプログラムP2に供給する。
【0083】指示情報は、送信条件の内容(例えば、コンテンツに付与されるエフェクトの種類、コンテンツを送信する際にHDD67に保存する旨を表す情報等)、および送信条件の内容を実現するために必要なモジュールのGUID(Global Unique ID)から構成されている。
【0084】ステップS21において、キャプチャプログラムP2は、配置プログラムP1から送信された指示情報が受信されたか否かを判定し、受信されたと判定した場合、ステップS22に進む。
【0085】ステップS22において、キャプチャプログラムP2は、パーソナルコンピュータ21にコンテンツデータが入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合、ステップS23に進み、入力されていないと判定した場合、ステップS21に戻る。
【0086】次に、ステップS23において、キャプチャプログラムP2は、ライブ配信されるコンテンツを供給するカメラ(以下、対応カメラと称する)を検出する。
【0087】デジタルビデオカメラ22、USBカメラ23、またはデジタルビデオカメラ36のいずれか1つからコンテンツデータが入力されている場合、コンテンツデータを入力するそのカメラが対応カメラとして検出される。
【0088】また、デジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23からコンテンツデータが入力されている場合、デジタルビデオカメラ36からコンテンツデータが入力されていても、デジタルビデオカメラ22またはUSBカメラ23が、対応カメラとして優先的に検出される。またデジタルビデオカメラ22およびUSBカメラ23の両方からコンテンツデータが入力されている場合、それらのカメラのうち最後にパーソナルコンピュータ21に接続されたカメラが、対応カメラとして検出される。
【0089】また、デジタルビデオカメラ22は、現在撮影している映像を、パーソナルコンピュータ21に供給することもできるし、デジタルビデオテープ210(図6)に記録されている画像データをパーソナルコンピュータ21に供給することもできる。
【0090】ステップS24において、キャプチャプログラムP2は、ステップS23で検出した対応カメラに対応して、ステップS21で受信された指示情報に示されるGUIDのモジュールを実体化するとともに、送信条件の内容を対応するモジュールに通知する。
【0091】例えば、ステップS12で、コンテンツデータに、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与すること、並びにコンテンツを送信する際にHDD67に保存することが、送信条件として取得された場合、キャプチャプログラムP2は、そのとき配信プログラムP1から供給されてきた指示情報(ステップS13)に基づいて、図13に示すように配置されたモジュールを生成(実体化)する。なお、このとき対応カメラは、デジタルビデオカメラ22であるとする。
【0092】入力モジュール301は、デジタルビデオカメラ22から、IEEE1394の規格に準拠したコンテンツデータを入力するとともに、それをエフェクトモジュール302が解読可能なデータに変換し、エフェクトモジュール302に出力する。
【0093】エフェクトモジュール302は、入力モジュール301からのコンテンツデータに、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与するとともに、それらのエフェクトが付与されたコンテンツデータのビデオデータを分配モジュール303に出力し、コンテンツデータのオーディオデータを、エンコードモジュール305に出力する。
【0094】分配モジュール303は、エフェクトモジュール302から入力されたビデオデータを、ビデオプレビューモジュール304とエンコードモジュール305に出力する。
【0095】ビデオプレビューモジュール304は、プレビュー画像を生成する。
【0096】エンコードモジュール305は、エフェクトモジュール302からのオーディオデータおよび分配モジュール303からのビデオデータをエンコードし、その結果得られたデータを、記憶モジュール306と通信モジュール307のそれぞれに出力する。
【0097】記憶モジュール306は、エンコードモジュール305からのデータを、HDD67に出力し記憶させる。通信モジュール306は、電話網2およびサーバ接続専用ネットワーク8を介して、エンコードモジュール305からのデータを、ストリーミングサーバ5に送信する。
【0098】なお、ここでは、対応カメラが、デジタルビデオカメラ22である場合を例として説明したが、USBカメラ23またはデジタルビデオカメラ36である場合、それに対応した入力モジュールが実体化される。
【0099】例えば、対応カメラがデジタルビデオカメラ36である場合、それに対応する入力モジュールは、デジタルビデオカメラ36から入力されるYUY2のデータを、エフェクトモジュール302が解読可能なデータに変換する。
【0100】同様に、ここでは、「ハート絵柄表示」のエフェクト、「タイトルインポーズ」のエフェクト、および「日付」のエフェクトを付与するエフェクトモジュール302を例として説明したが、コンテンツに付与するエフェクトの種類が変われば、それに対応したエフェクトモジュールが実体化される。
【0101】またコンテンツをローカルに保存しない場合、記憶モジュール306は実体化されない。また対応カメラがUSBカメラ23である場合、エフェクトモジュール302は、そのときの入力モジュールからのデータを、分配モジュール303だけに出力する。
【0102】なお、先に行われたステップS24の処理により必要なモジュールがすでに実体化されている場合、そのモジュールの実体化はあらためては行われず、このとき送信条件の内容がそのモジュールに供給される。
【0103】次に、ステップS25において、キャプチャプログラムP2は、対応カメラからのコンテンツデータの入力状態を確認し、コンテンツデータが入力されているか否かを判定する。ステップS25で、コンテンツデータが入力されていない(入力が停止している)と判定された場合、ステップS26に進む。
【0104】ステップS26において、キャプチャプログラムP2は、コンテンツデータの入力が停止してから所定の時間経過したか否かを判定し、所定の時間経過していないと判定した場合、ステップS25に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0105】ステップS26で、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS27に進み、キャプチャプログラムP2は、対応カメラ以外のカメラからコンテンツデータが入力されているか否かを判定し、入力されていると判定した場合、ステップS28に進む。
【0106】ステップS28において、キャプチャプログラムP2は、現在実体化されている全てのモジュールを消去し(初期化し)、ステップS23に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0107】このように対応カメラからのコンテンツデータの入力が停止しても、モジュールは、入力停止から所定の時間経過するまで初期化されない。すなわち、所定の時間内に対応カメラからのコンテンツデータの入力が再開されれば、そのモジュールにより処理が継続される。
【0108】これにより、例えば、対応カメラがデジタルビデオカメラ22である場合において、その出力を、現在撮影されている映像からデジタルビデオテープ210に記録されている映像に切り換えるために、デジタルビデオカメラ22からのコンテンツデータの入力が一時的に停止しても、モジュールは初期化されないので、新たに入力されるデジタルビデオカメラ210に記録されている映像データを迅速に処理して、ストリーミングサーバ5に送信することができる。
【0109】ステップS27で、対応カメラ以外のカメラからもコンテンツデータが入力されていないと判定された場合、ステップS29に進み、キャプチャプログラムP2は、自分自身の動作を終了するための処理を開始し、ステップS30に進み、その処理が完了したとき、その旨を、配信プログラムP1に通知する。その後、処理は終了する。
【0110】ステップS21で、指示情報が受信されていないと判定されたとき、ステップS25に進む。またステップS25で対応カメラから、コンテンツが入力されていると判定された場合、ステップS21に戻る。
【0111】一方、配信プログラムP1は、ステップS13で、指示情報を生成し、それをキャプチャプログラムP2に供給した後、ステップS14に進み、送信条件が変更されたか否かを判定し、変更されたと判定した場合、ステップS12に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0112】ステップS14で送信条件が変更されていないと判定されたとき、ステップS15に進み、配信プログラムP1は、キャプチャプログラムP2からキャプチャプログラムP2の動作終了が完了した旨が通知されたか否かを判定し、通知されていないと判定した場合、ステップS14に戻り、通知されたと判定した場合、自分自身の動作を終了する。
【0113】なお、以上においては、パーソナルコンピュータが、コンテンツの提供側および視聴側の端末である場合を例として説明したが、図14に示すように、携帯電話機500を利用することもできる。
【0114】携帯電話機500は、中央にヒンジ部501を境に表示部502および本体503とに分けられており、ヒンジ部501を介して折り畳み可能に形成されている。
【0115】表示部502には、上端左部に送受信アンテナ504が引き出しおよび収納可能な状態に取り付けられており、アンテナ504を介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信するようになされている。
【0116】また表示部502には、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回転自在なカメラ部505が設けられており、カメラ部505のCCDカメラ506により所望の撮像対象を撮像し得るようになされている。
【0117】表示部502には、その表面に液晶ディスプレイ508が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号および発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部505のCCDカメラ506で撮像した画像を表示し得るようになされている。
【0118】一方、本体503には、その上面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話および電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作キー509が設けられており、操作キー509を用いて各種指示を入力し得るようになされている。
【0119】また本体503には、操作キー509の下部にメモリボタン510やマイクロフォン511が設けられており、メモリボタン510によって電話中の間の音声を録音し得るとともに、マイクロフォン511によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0120】さらに本体503には、操作キー509の上部に回転自在なジョグダイヤル512が本体503の表面からわずかに突出した状態で設けられており、ジョグダイヤル512に対する回動操作に応じて液晶ディスプレイ508に表示されているリストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの捲き動作及び画像の送り動作等を実行するようになされている。
【0121】本体503には、その左側面上部に抜差自在なメモリスティック(商標)513を装着するためのメモリスティックロット514が設けられており、メモリボタン510が押下されるとメモリスティック513に通話中の相手の音声を録音したり、ユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ506で撮影した画像を記録することができる。
【0122】また本体503には、IEEE1394ポート515およびUSBポート516が設けられている。すなわち、携帯電話機500には、デジタルビデオカメラ22およびUSBカメラ23を接続することができる。
【0123】また、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。
【0124】この記録媒体は、例えば、図5に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク121(フロッピディスクを含む)、光ディスク122(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク123(MD(Mini-Disk)を含む)、若しくは半導体メモリ124などによりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているハードディスク67などで構成される。
【0125】また、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0126】また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0127】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を撮像装置から取得し、取得された信号をエンコードし、エンコードされた信号をサーバに送信するようにしたので、外部の撮像装置により撮像された映像を、ライブ配信されるコンテンツとして提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のライブ配信システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用したライブ配信システムの構成例を示す図である。
【図3】図2のパーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示す図である。
【図4】図2のパーソナルコンピュータ21の外観の構成例を示す他の図である。
【図5】図2のパーソナルコンピュータ21の内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図2のデジタルビデオカメラ22の内部の構成例を示すブロック図である。
【図7】ライブ配信システムの処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】図7のステップS3の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図9】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の表示例を示す図である。
【図10】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図11】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図12】パーソナルコンピュータ21の液晶画面34の他の表示例を示す図である。
【図13】図8のステップS24の処理を説明する図である。
【図14】携帯電話機500の外観の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット, 2 電話網, 4 パーソナルコンピュータ, 5ストリーミングサーバ, 6 ライブキャスティングサーバ, 7 専用線,8 サーバ接続専用ネットワーク, 21 パーソナルコンピュータ, 22デジタルビデオカメラ, 23 USBカメラ, 36 デジタルビデオカメラ, 51 CPU, 67 HDD
【特許請求の範囲】
【請求項1】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置において、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記信号をエンコードするエンコード手段と、前記エンコード手段によりエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】 前記エンコード手段によりエンコードされた前記信号を所定の記録媒体に記録させる記録制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】 前記撮像装置と接続する複数の接続手段をさらに備え、前記取得手段は、前記接続手段に最後に接続された前記撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置の情報処理方法において、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置のプログラムであって、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項6】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置のプログラムであって、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置において、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記信号をエンコードするエンコード手段と、前記エンコード手段によりエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】 前記エンコード手段によりエンコードされた前記信号を所定の記録媒体に記録させる記録制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】 前記撮像装置と接続する複数の接続手段をさらに備え、前記取得手段は、前記接続手段に最後に接続された前記撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置の情報処理方法において、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置のプログラムであって、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項6】 予約に基づいて供給されたコンテンツをリアルタイムで配信するサーバとネットワークを介して接続される情報処理装置のプログラムであって、外部の撮像装置により撮像され、その結果得られた信号を前記撮像装置から取得する取得ステップと、前記取得ステップの処理で取得された前記信号をエンコードするエンコードステップと、前記エンコードステップの処理でエンコードされた前記信号を前記コンテンツとして前記サーバに送信する送信ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図10】
【図5】
【図6】
【図8】
【図14】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図10】
【図5】
【図6】
【図8】
【図14】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2002−271768(P2002−271768A)
【公開日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−63875(P2001−63875)
【出願日】平成13年3月7日(2001.3.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成14年9月20日(2002.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成13年3月7日(2001.3.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]