説明

折り畳み型移動端末装置

【課題】 本体が開かれたときに頻雑なボタン操作を行うことなく、自動的にデータ通信が行われるようにした折り畳み型移動端末装置を提供する。
【解決手段】 制御部103には、本体が開かれたときに実行するデータ通信に関する設定内容、及びデータ通信機能により送受信したデータを記憶するメモリ部104、本体が開かれたことを検出する本体開閉検出部107、本体が開かれた時に実行されるデータ通信に関する設定又は選択を行うための操作部109、表示部106のそれぞれが接続され、折り畳み型移動端末装置を構成している。制御部103は、本体開閉検出部107の検出に応じて、メモリ部104から設定内容を読み出し、これに基づく処理を逐次実行する。また、操作部106の設定に応じた処理も行われる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み型移動端末装置に関し、特に、データ通信機能を備える携帯電話機等の折り畳み型の移動端末装置にあって、折り畳んだ閉状態から開状態への操作に連動してメールやデータの送信に関する各種の実行を可能にした折り畳み型移動端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機においては、携帯性を追求した結果、マイク、スピーカ、数字/記号ボタンや機能ボタン、液晶表示器等の必要最小限の搭載に限られるほどに小型化されている。一方で、本来の電話機能に加え、データ通信機能、写真撮影機能、インターネット機能等を備えることが一般化されつつある。このような多機能化に対応して、機能又は目的毎にボタン(又はキー)を割り振るとボタン数が増えて本体の大型化を招くため、1つのボタンに複数の用途を割り当てている。一方、情報量が増えるのに対応して、インターネット等の内容を1画面で確認できる程度に表示器を大型化することが要求されている。しかし、ユーザーが馴染むほどに普及している現状のサイズを維持したまま、液晶表示器を大型化することは困難になっている。そこで、本体をヒンジによって2つ折りにできる構造とし、水平状態に展開したときに、折り畳み型でない携帯電話機よりも長さを数センチ大きくできるようにした折り畳み型携帯電話機が注目されている。このような折り畳み型携帯電話機は、主として本体の上側部分に液晶表示器、スピーカ、アンテナ等を配設し、下側部分にボタン類、マイク等を配設することによって、液晶表示器の設置スペースを広く取れるようにしている。
【0003】折り畳み型携帯電話機は、使用しない時には折り畳み(以下、本体を閉じるという)、使用時にのみ水平状態に開く(以下、本体を開くという)使用方法が一般的である。折り畳むことによって厚みは使用時の約2倍になるが、外部からの衝撃で折れたり、破損したりするのを防止することができる。また、折り畳み時には長さを短くしてコンパクトにできるため、収納性及び携帯性にも優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の折り畳み型移動端末装置によると、その構造上、未使用時には本体を閉じ、使用時にはボタン類を操作できように本体を開く操作が必要になる。この場合、電話機能のみを有する携帯電話機(折り畳み型移動端末装置)であれば、本体が開かれると同時に通話開始状態になるような制御機能を持たせることが可能である。しかし、通話機能とデータ通信機能の両方を備えた多機能機では、本体が開かれたのみでは、通話機能とデータ通信機能のどちらを実行してよいのかわからないため、本体が開いたのみでは、次の制御を自動的に実行するような機能を設けることは難しい。さらに、従来の折り畳み型移動端末装置においては、電子メール機能により電子メールデータを送受信しようとすると、頻雑なボタン操作が必要であった。
【0005】したがって、本発明の目的は、本体が開かれたときに頻雑なボタン操作を行うことなく、自動的にデータ通信が行われるようにした折り畳み型移動端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するため、第1の特徴として、二つ折りに閉じることが可能な本体、この本体を折り畳み状態から開いたときに視認可能な表示器、及びデータ通信機能を備え、このデータ通信機能により送受信したデータを前記表示器に表示する折り畳み型移動端末装置において、前記本体が所定角度以上に開かれたことを検出する本体開閉検出部と、前記本体が開かれた時に実行されるデータ通信に関する設定又は選択を行うための操作部と、前記本体が開かれたときに実行するデータ通信に関する設定内容を記憶すると共に前記データ通信機能により送受信したデータを記憶するメモリ部と、前記本体開閉検出部が検出信号を発生したとき、前記メモリ部から読み出された設定内容に基づく処理を逐次実行すると共に、前記操作部による設定内容に応じて前記データ通信機能を実行する制御手段を備えることを特徴とする折り畳み型移動端末装置を提供する。
【0007】この構成によれば、折り畳み型移動端末装置の本体が開かれると、予めメモリ部に記憶されているデータ通信に関する設定内容が読み出され、この設定値の内容に応じた処理が制御手段によって逐次実行される。その際、データ通信機能は操作部による実行する、実行しないの設定に基づいて実行される。これにより、頻雑なボタン操作を行うことなく、本体が開かれたことに基づいて自動的にデータ通信を行うことが可能になる。
【0008】本発明は、上記の目的を達成するため、第2の特徴として、二つ折りに閉じることが可能な本体、この本体を折り畳み状態から開いたときに視認可能な表示器、及びデータ通信機能を備え、このデータ通信機能により送受信したデータを前記表示器に表示する折り畳み型移動端末装置において、前記本体が所定角度以上に開かれたことを検出する本体開閉検出部と、前記本体が開かれた時に実行されるデータ通信に関する設定又は選択を行うための操作部と、前記本体が開かれた時に実行するデータ通信に関する設定内容を記憶するメモリ部と、前記本体が開いたことが前記本体開閉検出部によって検出され、前記データ通信に関する設定がWEBデータの受信の実行であるとき、位置情報をWEBサーバへ送信する位置情報抽出部と、当該エリアに関連するWEBデータを前記位置情報に基づいて前記WEBサーバにより選択ならびに送信されたWEBデータを受信し、前記表示器に表示させる制御手段を備えることを特徴とする折り畳み型移動端末装置を提供する。
【0009】この構成によれば、本体開閉検出部が本体の開かれたことを検出すると、データ通信に関する設定がWEBデータの受信実行/非実行が判定され、実行が設定されていれば、位置情報抽出部により移動端末装置からWEBサーバへ位置情報が送られ、これに基づいて位置情報に応答するエリアに関連するWEBデータがWEBサーバにより選択されると共に送信される。このWEBデータは移動端末装置によって受信され、制御手段により表示器に表示される。この結果、頻雑なボタン操作を行うことなく、本体が開かれたことに基づいて自動的にWEBデータの受信を行うことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の折り畳み型移動端末装置の第1の実施の形態を示す。以下においては、折り畳み型移動端末装置として携帯電話機を例示する。図1において、本実施例の携帯電話機100は、アンテナ101、無線部102、制御部103、メモリ部104、表示部105,106、本体開閉検出部107、及び操作部108,109を備えて構成されている。無線部102、メモリ部104、表示部105,106、本体開閉検出部107、操作部108,109のそれぞれは制御部103に接続され、無線部102にはアンテナ101が接続されている。
【0011】アンテナ101は、本体に伸縮自在に装着されたロッドアンテナである。無線部102は送受信回路及びその他の通信に必要な回路を備えて構成され、音声情報及び電子メールやWEB(World Wide Web)データの送信及び受信の処理を実行する。制御部103は、CPU(Central Processor Unit)を備えて構成され、携帯電話機100の全体を制御する。メモリ部104は半導体メモリが用いられ、送受信した電子メール(E mail)データや本体が開かれた時に実行するデータ通信の内容や設定値を記憶する。
【0012】表示部105は、本体を閉じたときに表面(操作面)に見えるように配設されており、電話番号や着信履歴、日付、時計、電池残量等を表示する。表示部106は、本体を開いたときに表面に見えるように配設されており、作成或いは受信した電子メールデータ、受信したWEBデータ等の各種のデータを表示する。本体開閉検出部107は、本体が所定角度以上に開いた時に検出信号を生成して制御部103へ通知する機能を有し、これには、本体の開閉に連動してON/OFFするマイクロスイッチ(micro switch)、本体が開いた時の照度を検知する光センサ、本体の開閉角度を検知するエンコーダ( encoder)、本体接点間の磁力を検知するホール(hall)IC等を用いることができる。操作部108は複数のボタン(キー)を備えて構成され、本体が閉じているときの通話の実行等の設定に使用される。また、操作部109も複数のボタンを備えて構成され、本体が開かれた状態のときにデータ通信の実行/非実行、データ通信の内容をユーザが任意に設定又は選択するために用いられる。
【0013】図2及び図3は、本発明の折り畳み型移動端末装置の外観を示す。図2は本体を閉じた状態を示し、図3は本体を開いた状態を示す。ここに示す携帯電話機100は、本体を閉じた時には、図2に示すように電話機として必要なボタン及び表示器の配置となり、本体を開いた時には、図3に示すようにデータ通信に必要なボタン、キー(数字、かな(カナ)文字、記号用等)、及び表示器の配置となる。
【0014】図2及び図3に示すように、本体201は、上側本体201aと下側本体201bがヒンジ部により蝶着され、上側本体201aを開閉できるように構成されている。図2に示すように、上側本体201aの外表面(本体を閉じた時に操作面となる面)には、第1の表示部105、操作部108、音声送話用のマイク(マイクロホン)202、及び音声受話用のレシーバ203が配設されている。さらに、端部の蝶着部近傍には伸縮式のアンテナ101が取り付けられている。
【0015】さらに、図3に示すように、上側本体201aの内面には、第1の表示部105より大型の第2の表示部106、及び操作部109が設けられている。第2の表示部106には設定内容、電子メールデータ、WEBデータ等が表示される。操作部109は、データ通信に必要な入力設定、電源のオン/オフ等の設定に用いられる。
【0016】図3に示すように、上側本体201aには、ヒンジ部204によって下側本体201bが蝶着されている。上側本体201aと下側本体201bは、約0°〜約180°の間の任意の角度に開いたまま使用することができる。上側本体201aと下側本体201bが所定角度以上になると、図1に示した本体開閉検出部107が検出信号を出力する。下側本体201bの表面には、フルキーボード205が設けられており、メール用のテキスト文書の作成やWeb検索等を容易に行うことができる。
【0017】図4は、第1の実施の形態の処理を示す。なお、以下のフローチャートにおいては、ステップを“S”で表している。まず、電源ONの状態にある携帯電話機100が、図2の状態から図3のように開かれると、本体開閉検出部107は本体201が開かれたことを検出し(S401)、この検出を制御部103に通知する。この通知を受けた制御部103は、電界レベルに基づいて携帯電話機100がデータ通信圏内に在るか否かを判定する(S402)。データ通信圏内に在ることが判定(YES)された場合、制御部103はメモリ部104に格納されたデータ通信のための設定情報を読み出し(S403)、この設定情報に基づいて一連の処理を実行する。例えば、データ通信の設定が「(データ通信を)実行する」であった場合、制御部103は基地局との間に回線を接続する(S405)。また、データ通信の設定が「(データ通信を)実行しない」であった場合、データ通信を実行することなく処理を終了する。
【0018】次に、電子メールデータの送受信の設定が「送受信する」であった場合(S406)、無線部102を動作させて通信を行い、任意のプロバイダ(provider)のログインサーバ(login server)で認証を行った後、移動通信事業者側の電子メールサーバ( E mail server)と通信手続きをとって未送信の電子メールデータを送信する(S408)。一方、S407で未送信の電子メールデータ無しが判定されたとき、電子メールデータの受信を行う処理へ移行する(S409)。電子メールデータの受信完了後、WEBデータの受信の設定が「受信する」であれば、基地局側に配設されたDNSサーバ(Domain Name System Server )等を介して指定されたURL(Uniform Resource Locator)のWEBデータを受信し、受信データを制御部103で処理した結果を表示部に表示させる(S414)。一方、WEBデータ受信の設定がWEBデータを「受信しない」であれば、新着メールデータがあるときに表示部に「受信した電子メール本文」のメッセージ(S417)、又は「新着メールを受信」のメッセージを表示する(S418)。新着メールデータが無く(S410)、かつWEBデータの受信の設定が「受信しない」のとき(S412)、「新着メール無し」のメッセージを表示する(S415)。設定内容によっては電子メールデータの送受信をせずにWEBデータのみ受信し、制御部103によって受信データを処理した結果を表示部106に表示させることもある。最後に、制御部103は、回線接続「維持する」、「しない」の設定内容に応じた処理を行う(S419)。回線接続の設定値が「しない」であれば、回線切断の処理を実行し(S420)、処理を終了する。
【0019】以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、本体201が開かれ、本体開閉検出部107が検出信号を発生すると、データ通信モードが自動的に起動し、ユーザーはデータ通信の実行の有無の選択、及び以降の設定の選択を行うのみで電子メールの受信、WEB受信等が自動的に受信される。これにより、本体が開かれたとき、頻雑なボタン操作を行うことなく、自動的にデータの送受信、又は設定内容に従った一連のデータ通信行えるようになる。
【0020】〔第2の実施の形態〕図5は、本発明の折り畳み型移動端末装置の第2の実施の形態を示す。本実施の形態においても、折り畳み型移動端末装置として携帯電話機を例示している。図5の構成の携帯電話機500は、図1の携帯電話機100に位置情報抽出部501を追加した構成となっている。この位置情報抽出部501で得た位置情報を基地局側へ送信し、位置情報に対応するエリアに関連のある情報を取得することにより、携帯電話機500の所在位置の通信エリアに関連した情報、例えば、携帯電話機500の近傍における天気予報や道路情報等の情報(WEBデータ)を簡単に取得することができる。
【0021】すなわち、図5の携帯電話機500は、アンテナ101、無線部102、制御部103、メモリ部104、表示部105,106、本体開閉検出部107、及び操作部108,109、及び位置情報抽出部501を備えて構成されている。無線部102、メモリ部104、表示部105,106、本体開閉検出部107、操作部108,109、位置情報抽出部501のそれぞれは制御部103に接続され、無線部102にはアンテナ101及び位置情報抽出部501が接続されている。位置情報抽出部501は、無線部102によって受信された制御データから本体201の位置情報を抽出し、制御部103へ出力する機能を有している。制御部103は回線接続後に、無線部102を介してWEBサーバ(World Wide Web server :WWWサーバ)へ位置情報を送信する。WEBサーバは、ネットワーク又は携帯電話事業者の設備内に設置されており、各種のテキスト情報、画像情報、音声情報を提供するが、ここでは、位置情報に対して上記した様な地域情報(天気予報、道路情報、宿泊情報、観光情報等)を提供する。位置情報抽出部501以外の各部材の機能や動作は、前記実施の形態で説明した通りであるので、ここでは説明を省略する。
【0022】図6は、上記第2の実施の形態の処理を示す。まず、電源ONの状態にある携帯電話機500が図2R>2の閉じた状態から図3のように開かれると、本体が開かれたことを本体開閉検出部107が検出し、この検出は制御部103に通知される(S601)。制御部103は受信の電界レベルに基づいて本体201が通信圏内に在るか否かを判定する(S602)。通信圏内に在ることが判定(YES)された場合、メモリ部104に格納されているWEBデータの受信に関する設定内容を読み出し(S603)、その設定内容に従ってS604以降の一連の処理を実行する。
【0023】S603の処理を終了後、S604の処理が実行される。S604では、WEBデータの受信設定が判定される。設定内容がWEBデータを「受信する」である場合、制御部103は回線の接続を行う(S605)。一方、設定内容が「しない」である場合、WEBデータの受信を行わずに処理を終了する。回線接続が行われた後、位置情報抽出部107は、チャネルが変わる度に受信した制御データに対応して、メモリ部104に格納されている位置情報を基地局を経由してWEBサーバへ送信する(S606)。WEBサーバは、携帯電話機500から送られてきた位置情報に基づいて択一的に選択したWEBデータ(関連データ)、具体的には、位置情報の地域の天気予報、道路情報、宿泊情報、観光情報等のWEBデータを携帯電話機500へ送信する(S607)。このWEBデータは無線部102によって受信され、このWEBデータが制御部103によって処理され、その処理結果が表示部205に表示される(S608)。ついで、回線切断の設定について判定が行われる(S609)。この判定により、回線接続を「維持する」の設定であった場合は制御部103は回線接続を維持し、設定が回線接続を「しない」であった場合は制御部103は回線の切断処理を実行し(S610)、全ての処理が終了する。
【0024】上記第2の実施の形態によれば、本体201が開かれ、本体開閉検出部107が検出信号を発生すると、データ通信モードが自動的に起動し、更に位置情報に対応して位置に関連する適切なWEBデータが自動的に受信される。これにより、本体が開かれたとき、頻雑なボタン操作を行うことなく、自動的にWEBデータの受信が行えるようになる。
【0025】上記各実施の形態においては、折り畳み型移動端末装置として携帯電話機をとりあげたが、本発明は携帯電話機に限定されるものではなく、本発明は、データ通信機能を持ち、折り畳み型の構造を有するPHS(Personal Handyphone System)電話機、及びPDA(Personal Digital Assistant)端末機にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の折り畳み型移動端末装置によれば、折り畳み型移動端末装置の本体が開かれたことを本体開閉検出部で検出し、その検出時に記憶されているデータ通信に関する設定内容をメモリ部から読み出し、この設定内容の内容に応じた処理が制御手段によって逐次実行し、その際のデータ通信機能は操作部による設定に基づいて実行するようにしたので、頻雑なボタン操作を行うことなく、本体が開かれたことに基づいて自動的にデータ通信を行うことが可能になる。
【0027】また、本発明の他の折り畳み型移動端末装置によれば、本体の開かれたことを本体開閉検出部が検出すると、データ通信に関する設定内容がWEBデータの受信の実行を示すとき、位置情報抽出部によって移動端末装置からWEBサーバーへ位置情報を送信し、位置情報に応答するエリアに関連するWEBデータをWEBサーバーから送信させ、これを受信して制御手段により表示器に表示させるようにしたので、頻雑なボタン操作を行うことなく、本体が開かれたことに基づいて自動的にWEBデータの受信を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み型移動端末装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の折り畳み型移動端末装置において本体を閉じた状態を示す外観図である。
【図3】図2の状態から本体を開いたときの外観図である。
【図4】第1の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の折り畳み型移動端末装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100,500 携帯電話機
101 アンテナ
102 無線部
103 制御部
104 メモリ部
105,106 表示部
107 本体開閉検出部
108,109 操作部
501 位置情報抽出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 二つ折りに閉じることが可能な本体、この本体を折り畳み状態から開いたときに視認可能な表示器、及びデータ通信機能を備え、このデータ通信機能により送受信したデータを前記表示器に表示する折り畳み型移動端末装置において、前記本体が所定角度以上に開かれたことを検出する本体開閉検出部と、前記本体が開かれた時に実行されるデータ通信に関する設定又は選択を行うための操作部と、前記本体が開かれたときに実行するデータ通信に関する設定内容を記憶すると共に前記データ通信機能により送受信したデータを記憶するメモリ部と、前記本体開閉検出部が検出信号を発生したとき、前記メモリ部から読み出された設定内容に基づく処理を逐次実行すると共に、前記操作部による設定内容に応じて前記データ通信機能を実行する制御手段を備えることを特徴とする折り畳み型移動端末装置。
【請求項2】 前記制御手段は、データ通信を実行する設定が有効なとき、回線接続を行った後、電子メールの送受信の設定が有効であることが判定されたときに前記電子メールの送信及び受信の処理を実行する手段と、前記電子メールの送受信の設定が無効であるとき及び前記電子メールの送受信の処理終了後に新着メールの存在が確認されたとき、WEBデータの受信の実行が有効であることをもって受信したWEBデータの処理を実行する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の折り畳み型移動端末装置。
【請求項3】 前記本体は、ヒンジ部により蝶着された上側本体と下側本体を備え、前記上側本体は、その外面に電話機として必要な第1の操作部及び第1の表示部が設けられ、内面には前記データ通信の内容を表示する第2の表示部が設けられ、前記下側本体は、その内面にキーボードが設けられていることを特徴とする請求項1記載の折り畳み型移動端末装置。
【請求項4】 二つ折りに閉じることが可能な本体、この本体を折り畳み状態から開いたときに視認可能な表示器、及びデータ通信機能を備え、このデータ通信機能により送受信したデータを前記表示器に表示する折り畳み型移動端末装置において、前記本体が所定角度以上に開かれたことを検出する本体開閉検出部と、前記本体が開かれた時に実行されるデータ通信に関する設定又は選択を行うための操作部と、前記本体が開かれた時に実行するデータ通信に関する設定内容を記憶するメモリ部と、前記本体が開いたことが前記本体開閉検出部によって検出され、前記データ通信に関する設定がWEBデータの受信の実行であるとき、位置情報をWEBサーバへ送信する位置情報抽出部と、当該エリアに関連するWEBデータを前記位置情報に基づいて前記WEBサーバにより選択ならびに送信されたWEBデータを受信し、前記表示器に表示させる制御手段を備えることを特徴とする折り畳み型移動端末装置。
【請求項5】 前記本体は、ヒンジ部により蝶着された上側本体と下側本体を備え、前記上側本体は、その外面に電話機として必要な第1の操作部及び第1の表示部が設けられ、内面には前記データ通信の内容を表示する第2の表示部が設けられ、前記下側本体は、その内面にキーボードが設けられていることを特徴とする請求項3記載の折り畳み型移動端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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