説明

振動型リニアアクチュエータ

【課題】可動子の往復動に際して応力を緩和して弾性支持部である連結板の損傷を防止することが可能な振動型リニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】通電により異なる磁極を交互に形成する電磁石4を有する磁極形成部2と、磁極形成部2に対向して設けられ磁極形成部2が形成した磁極に対して吸引、反発する磁性体を備え、磁極形成部2に対して相対的に往復動する磁性ブロック10と、磁性ブロック10を往復動自在に支持する弾性支持部20と、磁極形成部2に対向して配置した複数個の磁性ブロック10の往復動方向の両側でそれぞれ往復動自在に隣接する磁性ブロック10同士を連結する連結ばね部30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電気かみそりの駆動源として利用可能な振動型リニアアクチュエータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の振動型リニアアクチュエータとして、特許文献1に開示されたものがある。この振動型リニアアクチュエータ50は、図7〜図9に示すように、電磁石52を有する固定子ブロック51と、電磁石52に対向配置された永久磁石61を有する2つの可動子60と、各可動子60を固定子ブロック51にそれぞれ連結する一対の連結板70と、2つの可動子60間を連結する左右一対の連結ばね部30とを備えている。
【0003】
固定子ブロック51の電磁石52の磁極面は、2つの可動子60の永久磁石61に対向する位置に配置されている。
【0004】
一対の可動子60は可動側ハウジング部64をそれぞれ有し、この可動側ハウジング部64が一対の連結板70に一体成形されることにより、一対の可動子60は、一対の連結板70の撓み変形によって往復動方向(M方向)に別個独立に往復動自在に配置されている。各可動子60の永久磁石61は、各連結板70によって固定子ブロック51の電磁石52の磁極面に所定のギャップを介して対向配置されている。一対の可動子60の永久磁石61は、電磁石52の磁極面に対して互いに逆極性で配置され、互いに逆パターンの電磁力(吸引力・反発力)を受けるよう配置されている。これにより、一対の可動子60には、電磁石52の通電時に、往復動方向(M矢印方向)に互いに逆方向の移動力が作用する。
【0005】
一対の連結板70は、各可動子60の両端部に設けられている。一対の連結板70は各可動子60の可動側ハウジング部64に一体成形によって形成されている。各連結板70は、上延設部73と、下延設部74と、これらの間に形成された弾性板部71とによって形成されており、可動子60を弾性的に支持する弾性支持部となっている。上延設部73は可動子60の可動側ハウジング部64に連結され、下延設部74は固定子ブロック51の固定側基台54に連結されている。弾性板部71は間隔を置いて平行配置された2つのばね板部71a、71bによって形成されており、上延設部73及び下延設部74を連結している。一対の連結板70においては、上延設部73が可動側ハウジング部64を介して可動子60と連結されるが、上延設部73における可動側ハウジング部64との連続部分76は、図9及び図10に示すように小さな曲率で湾曲した単純な円弧形状となっている。
【0006】
各連結ばね部80は、両端が切り離されたほぼ円弧状である。各連結ばね部80の両端が各可動子60にそれぞれ固定されている。各連結ばね部80は、2つの可動子60間を中心として一方側と他方側の形状が対称形状である。
【0007】
上記構成において、電磁石52に交流電流が通電されると、電磁石52の磁極面に形成される極性が交互に切り替わる。すると、電磁石52と永久磁石61とによる電磁力によって、一対の可動子60には往復動方向(M矢印方向)に互いに逆方向の移動力が交互に作用する。これにより、一対の可動子60は、一対の連結板70の撓み変形によって180度異なる位相でそれぞれ往復動する。又、連結ばね部80は、双方の可動子60の振幅を規制する方向に弾性変形によるばね力を作用させる。これにより、一対の可動子60は、各振幅のバラツキを抑制されつつ所定の均一な振幅で往復動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−354879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、連結板70における可動子60との連続部分76が小さな曲率の単純な円弧形状となっているため、可動子60の往復動の際に連続部分76に応力が集中し、集中した応力によって連続部分76、すなわち連結板70が損傷する問題がある。
【0010】
このため、連続部分76の曲率を大きくして大きな円弧状とすることが考えられるが、この場合には連結板70が両側に出っ張るためアクチュエータが大型化する。
【0011】
そこで、本発明は、大型化することなく可動子の往復動に際して連続部分への応力を緩和して弾性支持部である連結板の損傷を防止することが可能な振動型リニアアクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、通電により異なる磁極を交互に形成する電磁石を有する磁極形成部と、この磁極形成部に対向して設けられ前記磁極形成部が形成した磁極に対して吸引、反発する磁性体を備え、前記磁極形成部に対して相対的に往復動する磁性ブロックと、この磁性ブロックを往復動自在に支持する弾性支持部と、前記磁極形成部に対向して配置した前記磁性ブロックの往復動方向の両側でそれぞれ往復動自在に隣接する磁性ブロック同士を連結する連結ばね部とを備えた振動型リニアアクチュエータであって、前記弾性支持部は、前記磁性ブロックの両側部から延設された上延設部と、前記磁極形成部が固定された基台の両側部から延設された下延設部と、これらの上下の延設部間に一体に設けられた弾性板部とで形成され、前記上延設部と前記弾性板部との連続部分に、前記磁性ブロック側に凹む凹部が形成されていることを特徴とする振動型リニアアクチュエータである。
【0013】
この場合、前記凹部は、前記磁性ブロックにおける前記弾性板部の中間部との対向面より内側に凹んだ凹み対向面と、この凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部まで連続する円弧形状の弧状面とを有していることが好ましい。
【0014】
又、前記弧状面は、前記凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部の前記上延設部側に向けて上り傾斜の曲面であることが好ましい。
【0015】
又、前記弧状面は、前記凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部の前記上延設部側に向けて下り傾斜の曲面であることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、弾性支持部が磁性ブロックと磁極形成部とを連結しており、磁極形成部の電磁石への通電により磁性ブロックが往復動するとき、弾性支持部に往復動の応力が作用する。弾性支持部は、磁性ブロックから延設された上延設部と、磁極形成部から延設された下延設部と、これらを連結する弾性板部とによって形成され、上延設部と弾性板部との連続部分に磁性ブロック側に凹む凹部が形成されているため、連続部分に凹部の大きな円弧が形成され、この大きな円弧によって磁性ブロックと上延設部とが連結された構造となっている。このように大きな円弧では、連続部分で応力が緩和されるため、連続部分における弾性支持部の損傷を防止することができる。
【0017】
又、弾性支持部の連続部分に凹部が形成されることにより、弾性支持部を成形する金型における連続部分の成形部位を肉厚とすることができ、金型の強度が向上する。
【0018】
さらに、磁性ブロック側に凹む凹部としたことで、アクチュエータの大型化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態を示し、振動型リニアアクチュエータの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、振動型リニアアクチュエータの正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、振動型リニアアクチュエータの側面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、弾性支持部の部分拡大断面図である。
【図6】本発明の変形例の弾性支持部の部分拡大断面図である。
【図7】従来例の振動型リニアアクチュエータの斜視図である。
【図8】従来例の振動型リニアアクチュエータの正面図である。
【図9】従来例の振動型リニアアクチュエータの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1〜図4に示すように、振動型リニアアクチュエータ1は、電磁石4を有する磁極形成部である固定子ブロック2と、電磁石4に対向配置された永久磁石12を有する2つの磁性ブロックである可動子10と、各可動子10を固定子ブロック2にそれぞれ連結する2組の一対の弾性支持部である連結板20と、2つの可動子10間を連結する左右一対の連結ばね部30とを備えている。
【0022】
磁性ブロックとしての固定子ブロック2は、合成樹脂製の固定側基台3を有する。固定側基台3上に電磁石4が固定されている。電磁石4は、磁性体であるコア5と、コア5に絶縁性のボビン6を介して巻き付けされたコイル7とを備えている。コイル7には交流電流が通電される。電磁石4の各磁極面5aは、2つの可動子10間の永久磁石12に対向する位置に配置されている。
【0023】
磁性ブロックとしての一対の可動子10は、ギャップを介して前後方向に並んで配置されている。各可動子10は、合成樹脂製の可動側ハウジング部11と、永久磁石12と、磁性体のバックヨーク13とをそれぞれ備えている。各可動側ハウジング部11の上面には、駆動子14が例えばねじでそれぞれ固定されている。振動型リニアアクチュエータ1を電気かみそりの駆動源に適用する場合には、各駆動子14に内刃(図示せず)がそれぞれ連結される。
【0024】
各可動子10は、一対の連結板20の撓み変形によって往復動方向(M矢印方向)に別個独立に往復動自在に配置されている。各可動子10の永久磁石12は、各連結板20によって固定子ブロック2の電磁石4の磁極面5aに所定のギャップを介して対向配置されている。一対の可動子10の永久磁石12は、電磁石4の磁極面5aに対して互いに逆極性で配置され、互いに逆パターンの電磁力(吸引力・反発力)を受けるように配置されている。これにより、一対の可動子10は、電磁石4への通電時に、往復動方向(M矢印方向)に対して互いに逆方向の移動力が作用するようになっている。バックヨーク13は、永久磁石12の電磁石4側とは反対側の面に配置されている。
【0025】
弾性支持部としての一対の連結板20は、合成樹脂製であり、可動側ハウジング部11に一体成形によって形成されている。各連結板20は、上延設部21と下延設部22とこれらの間に配置された弾性板部23とから構成されている。一対の上延設部21が可動側ハウジング部11の両端にそれぞれ固定されている。一対の下延設部22は固定子ブロック2の固定側基台3に連結されている。各下延設部22には取付用突部22aが設けられている。各取付用突部22aは、固定子ブロック2の固定側基台3に例えばねじで固定されている。これにより、各可動子10は、一対の連結板20によって吊り上げ状態で支持されている。弾性板部23は、間隔をおいて平行配置された2つのばね板部23a、23bより構成されている。2つのばね板部23a、23bの撓み変形によって可動子10が往復動方向(M矢印方向)に往復動可能とされている。これらのばね板部23a、23bは図7に示すように板状で、幅は可動子10の幅寸法と略等しく、高さは可動子10から固定側基台3までの高さ寸法に形成されている。弾性板部23においては、ばね板部23aが連結ばね部30側に位置し、ばね板部23bが可動側ハウジング部11側に位置するように設けられることにより、ばね板部23aが外側に、ばね板部23bが内側に位置している。
【0026】
この実施形態において、図5に示すように、上延設部21とばね板部23b(弾性板部23)との連続部分25には、可動子10側(可動側ハウジング部11側)に凹む凹部26が形成されている。この凹部26は、可動側ハウジング部11におけるばね板部23b(弾性板部23)の中間部23cとの対向面16より内側(可動側ハウジング部11側)に凹んだ凹み対向面27と、凹み対向面27の上延設部21側の終端部からばね板部23bまで連続する円弧形状の弧状面28とによって形成されている。また凹部26は、可動子10の幅寸法に略等しい長さまで形成されており、凹み対向面27、弧状面も可動子の幅寸法分形成されている。
【0027】
凹み対向面27は、ばね板部の中間部23cとの対向面16よりも内側に位置し、この位置から上延設部21に向かって平面状となって延びている。弧状面28は、この凹み対向面27の終端部から上延設部21に向けて上り傾斜の曲面となって凹み対向面27に連設している。このような形状の凹部26を上延設部21とばね板部23bとの連続部分25に形成することにより、可動子10の往復動に伴う連続部分25への応力を緩和することができる。
【0028】
一対の連結ばね部30は、合成樹脂製であり、可動側ハウジング部11及び連結板20に一体成形によって形成されている。各連結ばね部30は、2つの連結基部31と、これら連結基部31間に設けられた2つのばね片部32とから構成されている。2つの連結基部31が各可動子10側の各連結板20の上延設部21にそれぞれ固定されている。2つのばね片部32は、共に大略方形枠状であり、内周側に位置するインナーばね片部33と外周側に位置するアウターばね片部34とから構成されている。
【0029】
上記構成において、電磁石4に交流電流が通電されると、電磁石4の磁極面5aに形成される極性が交互に切り替わる。すると、電磁石4及び永久磁石12による電磁力によって一対の可動子10には往復動方向(M矢印方向)に互いに逆方向の移動力が交互に作用する。これにより、一対の可動子10は、それぞれの一対の連結板20の撓み変形によって180度異なる位相でそれぞれ往復動する。又、連結ばね部30は、双方の可動子10の振幅を規制する方向に弾性変形によるばね力を作用させるため、一対の可動子10は、各振幅のバラツキを抑制されつつ所定の均一な振幅で往復動する。
【0030】
この一対の可動子10の往復動に際し、連結板20に可動子10の往復動に起因した応力が作用する。この応力は、上延設部21に対し可動子10の可動側ハウジング部11から連続部分25に伝達されるため、連続部分25に応力が作用する。連続部分25には、凹み対向面27及び弧状面28からなる凹部26が形成されているため、応力が凹み対向面27及び弧状面28の全体に分散する。これにより、連続部分25に作用する応力が緩和されるため、連続部分25における連結板20の損傷を防止することができる。
【0031】
又、連結板20の連続部分25に凹部26が形成されていることから、連結板20を成形する金型においては、連続部分の成形部位を肉厚とすることができる。これにより、金型の強度を向上させることが可能となる。
【0032】
凹部26を可動子側に凹むように形成してたので、アクチュエータの大型化を抑制するとができる。
【0033】
図6は、連続部分25に形成される凹部26Aの別の形態を示す。この形態の凹部26Aは、図5と同様に上延設部21とばね板部23bとの連続部分25に形成されるものであり、可動子10側(可動側ハウジング部11側)に凹んでいる。凹部26Aは、凹み対向面27と、弧状面28Aとが連設されることにより形成される。
【0034】
凹み対向面27は、可動側ハウジング部11におけるばね板部23bの中間部23cとの対向面16より内側(可動側ハウジング部11側)に凹んでおり、対向面16よりも内側から上延設部21に向かって平面状となって延びている。弧状面28Aは、凹み対向面27の終端部から上延設部21に向けて下り傾斜の曲面となるように凹み対向面27に連設している。このような凹部26Aを上延設部21とばね板部23bとの連続部分25に形成することにより、可動子10の往復動による応力が凹み対向面27及び弧状面28Aの全体に分散し、連続部分25に作用する応力が緩和される。このため、連続部分25における連結板20の損傷を防止することができる。
【0035】
又、連結板20の連続部分25に凹部26Aが形成されていることから、連結板20を成形する金型においては、連続部分の成形部位を肉厚とすることができる。これにより、金型の強度を向上させることが可能となる。
【0036】
上述した振動型リニアアクチュエータ1は、電気かみそりの駆動源として好適であるが、それ以外の用途にも適用することができる。又、磁性ブロックである可動子10が2つの場合だけなく、可動子10が1つであっても良く、可動子10が3つ以上であっても良い。又、上記実施形態では、電磁石4を有する磁極形成部側が固定側で、永久磁石12を有する磁性ブロック側が可動側となっているが、これとは逆に、電磁石4を有する磁極形成部側を可動側とし、永久磁石12を有する磁性ブロック側を固定側としても良く、電磁石4を有する磁極形成部側が一方の可動側とし、一方の永久磁石12を有する磁性ブロック側を他方の可動側としても良い。
【0037】
また、上記実施形態では、凹部26が可動子10の幅寸法全域に連続して形成されているが、必ずしも連続して設ける必要はなく、応力が緩和され、強度を保つことができれば可動子10の幅方向に不連続に設けても良い。
【0038】
また、上記実施形態では、弾性支持部、連結ばね部が可動子と一体成形された例を説明したが、弾性支持部、連結ばね部を可動子と別体に形成し、可動子に対してねじ等により固定しても良い。
【0039】
さらに、上記実施形態では、磁極形成部が基台上に固定されている例を示したが、磁極形成部は基台に対してばね部材を介して固定しても良い。
【0040】
また、上記実施形態において、振動型アクチュエータを電気かみそりのかみそり刃を駆動するアクチュエータとして用いた場合、駆動子を介して内刃を往復動しても良く、複数の可動子の一つで外刃を往復動させても良い。
【符号の説明】
【0041】
1 振動型リニアアクチュエータ
2 固定子ブロック(磁極形成部)
4 電磁石
10 可動子(磁性ブロック)
11 可動側ハウジング部
12 永久磁石
14 駆動子
16 対向面
20 連結板(弾性支持部)
21 上延設部
22 下延設部
23 弾性板部
23a、23b ばね板部
23c 中間部
25 連続部
26、26A 凹部
27 凹み対向面
28,28A 弧状面
30 連結ばね部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通電により異なる磁極を交互に形成する電磁石を有する磁極形成部と、
この磁極形成部に対向して設けられ前記磁極形成部が形成した磁極に対して吸引、反発する磁性体を備え、前記磁極形成部に対して相対的に往復動する磁性ブロックと、
この磁性ブロックを往復動自在に支持する弾性支持部と、
前記磁極形成部に対向して配置した前記磁性ブロックの往復動方向の両側でそれぞれ往復動自在に隣接する磁性ブロック同士を連結する連結ばね部とを備えた振動型リニアアクチュエータであって、
前記弾性支持部は、前記磁性ブロックの両側部から延設された上延設部と、前記磁極形成部が固定された基台の両側部から延設された下延設部と、これらの上下の延設部間に一体に設けられた弾性板部とで形成され、
前記上延設部と前記弾性板部との連続部分に、前記磁性ブロック側に凹む凹部が形成されていることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。
【請求項2】
請求項1記載の発明であって、
前記凹部は、前記磁性ブロックにおける前記弾性板部の中間部との対向面より内側に凹んだ凹み対向面と、この凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部まで連続する円弧形状の弧状面とを有していることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。
【請求項3】
請求項2記載の発明であって、
前記弧状面は、前記凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部の前記上延設部側に向けて上り傾斜の曲面であることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。
【請求項4】
請求項2記載の発明であって
前記弧状面は、前記凹み対向面の上延設部側から前記弾性板部の前記上延設部側に向けて下り傾斜の曲面であることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−70596(P2012−70596A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−215488(P2010−215488)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】