説明

接合具

【課題】フレーム部材同士を、容易に接合することが出来、組み立てや分解が容易で、部材の追加や交換で形状の変更に自由に対応することができ、予めモジュール化された長さのフレーム部材や棚板等と組み合わせて様々な大きさの構造体を形成できる汎用性、設計自由性に優れる接合具の提供を目的としている。
【解決手段】ジョイント本体等の側面部に取り付けられるL型形状接合具であって、上部がかぎ型形状の嵌合部と背板部の孔と底板部の孔と、背板部の背面側に形成された1個以上の小突起部とを備えている接合具と、前記L型形状接合具に嵌合され、フレーム等の木口端部溝に埋め込まれるコ型形状接合具であって、上部の先端部が下方に曲げられた嵌入部と背板部の孔と底板部の孔とを備えたコ型形状接合具と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特別な工具を使うことなく、フレーム完成部材の組み立てや分解が容易にできるので、本棚、収納棚などのインテリア用品やアウトドア用品、遊具など、形状や大きさを自由に製作、変更できる接合具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、枠材や面材がセットになっていて、完成後は本棚等に使用する組み立てキットは、部材が予め決められた寸法で用意されており、木ネジや接着剤、金属性接合部品を用いて組立てる方法がとられている。
【0003】
また、フレーム部材とジョイント部材とを用いて棚やインテリア資材等を組み立てる方法としては、フレーム部材として樹脂コーティングされた鋼管を用い、ジョイント部材として樹脂製のエルボやチーズを用い、フレーム部材を自由な長さにカットした後、エルボやチーズなどに嵌めこみ組み立てる方法が開示されている。(例えば特許文献1参照)
【特許文献1】特許第3104131号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
枠材や面材がセットになっていて、完成後は本棚等に使用する組み立てキットは、部材が予め決められた寸法で用意されており、部材同士は、ほぞと接着剤、金属溶接等で接合されているため、汎用性に欠け、一旦組み立ててしまうと形状、大きさが決まってしまい、使用目的が限られる。又、一旦不要になると、解体・処理が困難であるという課題を有していた。
【0005】
特許文献1に記載の樹脂コーティングされたフレームを使用する方法では、嵌合孔を有する複数の嵌合筒が交差状に配置され一体で成型されているので、樹脂コーティングされた鋼管を嵌合孔に差し込んで接着するだけで組立てることが出来るが、接合に接着剤を使用するため、接合部が固定されてしまい、一度組み上げてしまうと、分解することや設計変更が困難で、不要時にはそのまま廃棄されるので環境問題が発生するという課題を有していた。
その他、材質が鉄であるので、カットしたり、孔を明けたりするには作業性が悪く、鋼管の形状が丸型形状のパイプしかないため、棚板をつけたりしにくいという課題を有していた。
さらに、表面の材質が樹脂であるので、インテリア性に欠けるとともに、手触りが良くないという課題を有していた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、特別な工具を使うことなく、フレーム完成部材の組み立てや分解が容易にできるので、本棚、収納棚などのインテリア用品やアウトドア用品、遊具などを、自由に製作することができ、また、長さの異なるフレーム完成部材の追加や交換をすることで、一旦組み立てたものでも、形状や大きさ、使用目的を変更することができる、接合具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明の接合具は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の接合具は、側面から見て、L型形状接合具であって、背板部の上端部がかぎ型形状に曲げられた嵌合部と、背板部に形成された1個以上の孔と、底板部に形成された1個以上の孔とを備えたL型形状接合具と、
前記L型形状接合具に嵌合されて用いられる、側面から見て、コ型形状接合具であって、上板部の先端が下方に曲げられた嵌入部と、背板部に形成された1個以上の孔と、前記L型形状接合具の底板部と重なる底板部に前記L型形状接合具の底板部に形成されている孔と連通する位置に形成された1個以上の孔とを備えたコ型形状接合具からなる接合具、である。
【0008】
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)L型形状接合具の背板部の上部がかぎ型形状に曲げられた嵌合部に、コ型形状接合具の上板部先端が下方に曲げられた嵌入部を落とし込むことで、双方の接合具を容易に一体化させる。
(2)L型形状接合具にコ型形状接合具を嵌合させることで、コ型形状接合具の底板部は、L型形状接合具の底板部の上に重なり、フレームにかかる重量を確実に支持する。
(3)嵌合されたL型形状接合具とコ型形状接合具は、双方の底板部に形成された孔同士が連なり、この孔を利用してビス等を用いて双方の接合具を緊結させる。例えば、コ型形状接合具の孔にメネジを形成することで、ビスをL型形状接合具底板部の孔に通してコ型形状接合具底板部のメネジ部にねじ込み緊結させる。
(4)L型形状接合具は、背板部に形成された孔からビスをねじ込むことで、ジョイント本体やフレーム部材の側面などに取り付けられる。
(5)コ型形状接合具は、背板部に形成された孔からビスをねじ込むことでフレーム部材の木口端部に取り付けられる。
【0009】
ここで、接合具同士を緊結させる方法は、コ型形状接合具の底板部に形成された孔にメネジを形成し直接ビスをねじ込む方法でもよいし、底板部の連通する孔にビスを貫通させてナットで締め付ける方法でもよい。
【0010】
本発明の請求項2に記載の接合具は、請求項1に記載のL型形状接合具の背板部の背面側に1個以上の小突起部を備えている構成を有している。 この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。 L型形状接合具の背板部の背面側に形成された1個以上の小突起部は、ジョイント本体にL型形状接合具の取り付け作業を行う工程で、ジョイント本体の接合具取り付け面に形成された小突起部挿入孔に自動的に挿入され、L型形状接合具が回転することを防止する。
【0011】
ここで、小突起部は、プレス機械で打ち抜いて加工したり、鋳造やダイキャストで一体成型したり、背板部に孔を加工した後から丸棒を植え込んだり、背板部にメネジを形成させた後、ビスをねじ込み、ネジ部を突き出させることで形成させたりしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
以上のように本発明の接合具によれば以下のような効果が得られる。 請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)L型形状接合具の背板部上端部のかぎ型形状に曲げられた嵌合部に、コ型形状接合具の上板部先端が下方に曲げられた嵌入部を落とし込むことで、双方の接合具を容易に一体化させることができる作業性に優れた接合具を提供することができる。
(2)L型形状接合具にコ型形状接合具を嵌合させることで、コ型形状接合具の底板部はL型形状接合具の底板部の上に重なり、フレームにかかる重量を確実に支持できる信頼性に優れた接合具を提供することができる。
(3)嵌合されたL型形状接合具とコ型形状接合具は、双方の底板部に形成された孔同士が連なり、この孔を利用してビス等を用いて双方の接合具を緊結させる。これによって組み立て後のがたつきがない強固な接合を行うことができるとともに、何度でも組み立て分解が簡単にできる作業性、汎用性、省資源性、に優れた接合具を提供できる。
(4)L型形状接合具は、ジョイント本体やフレーム部材の側面などに、ビスを使って取り付けられ、取り付け後であっても容易に着脱できるので、作業性、省資源性に優れた接合具を提供することができる。
(5)コ型形状接合具は、フレーム部材の木口端部に取り付けるだけで、種々の長さのフレーム完成部材とすることが出来、また、ビスを使って取り付けるので、着脱が容易で、繰り返し使用することができる設計自由性、作業性、省資源性に優れた接合具を提供できる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)L型形状接合具の背板部の背面側に形成された1個以上の小突起部は、ジョイント本体に取り付け作業を行う工程でジョイント本体の接合具取り付け面に形成された小突起部挿入孔に自動的に挿入されるので、回転を防止することができる作業性、安全性に優れた接合具を提供できる。
(2)L型形状接合具をジョイント本体に取り付ける際の取り付け角度は、予め明けられる小突起部挿入孔の位置によって自由に設定できる。これにより、L型形状接合具と嵌合させるコ型形状接合具が取り付けられたフレーム完成部材の取り付け方向も自由に設定、変更することができる設計自由性に優れた接合具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施の形態を、実施例となる接合具により図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例となるL型形状接合具の斜視図、
図2は、本発明の実施例となるコ型形状接合具の斜視図、
図3は、本発明の実施例となるL型形状接合具とコ型形状接合具の接合状態を示した斜視図である。
図1中、1はL型形状接合具、2は背板部、3は底板部、4は嵌合部、5は背板部2に形成された孔、6は底板部3に形成された孔、7は背板部2にプレス加工により一体で形成された小突起部、である。
図2中、8はコ型形状接合具、9は背板部、10は底板部、11は上板部、12は上部かぎ型嵌合部4に嵌めこまれる嵌入部、13は背板部9に形成された孔、14は底板部10に形成された孔である。
【0015】
本発明による接合具の形状寸法は、フレーム部材の断面寸法が30×30〜50×50mmに想定する場合であり、以下のようにすることが望ましい。
L型形状接合具1は、巾8〜20mm、好ましくは10〜15mm、厚み1mm〜4mm、好ましくは2〜3mmのアルミニウムや鋼板で、側面からみてL型形状に形成され、背板部2の高さは、20mm〜30mm、底板部3の長さは、15〜20mmが望ましい。さらに、背板部2の上端をかぎ型に折り曲げ、嵌合部4を形成する。
ここで、板厚を1mmより薄くした場合は、接合後の強度が小さくなり、4mmより厚くした場合は、嵌合部4の形成がしづらく、納まりが悪くなるという問題がある。
また、嵌合部4のかぎ型により生じる背板部2との隙間寸法は、板厚よりも0.1〜0.5mm大きくすることが望ましく、深さは、4〜10mm、好ましくは5〜8mmが望ましい。
ここで、隙間寸法が0.1mmより小さいと製造公差に厳格さが要求されコストが高くなり、0.5mmよりも大きいと嵌合時のガタつきが大きくなるという問題がある。また、深さが4mmより小さいと嵌合時の掛りが小さく、嵌合作業性が悪くなり、10mmより大きいと、背板部2の残り長さが短くなり孔5の形成に差し障りが生じるという問題がある。
【0016】
背板部2に形成される小突起部7は、プレス加工により一体で成型され、巾は1mm〜5mm、好ましくは3〜4mmが望ましい。小突起部7の出は、2mm〜5mm、好ましくは3〜4mmが望ましい。
ここで、巾が1mmより小さいと成形が難しい、また、作業中に折れる危険性がある、などの問題があり、用途上5mmより大きくする必要性はない。出寸法が2mmより小さいときちんと嵌らない、抜けやすくなる、などの問題があり、用途上5mmより大きくする必要性はない。
【0017】
背板部2の孔5は、直径5mm〜8mmの丸孔が望ましい。サイズが5mmより小さいと、孔5に通して使用するビスサイズが小さくなり、緊結後の強度が小さくなるという問題がある。8mmより大きいと緊結強度は増すが、巾に対して孔5が大きすぎ、断面欠損が大きくなり過ぎて、背板部2自体の強度を損なうという問題がある。
底板部3の孔6は、直径5mm〜8mmの丸孔が望ましい。サイズが5mmより小さいと、孔6に通して使用するビスサイズが小さくなり、緊結強度が小さくなるという問題がある。8mmより大きいと緊結強度は増すが、巾に対して孔6が大きすぎ、断面欠損が大きくなり過ぎて、底板部3自体の強度を損なうという問題がある。
【0018】
コ型形状接合具8は、巾、板厚、材質等をL型接形状合具1と同じにすることが望ましく、側面からみてコ型形状に形成され、さらに、上板部11の先端を下方に曲げ、嵌入部12を形成する。背板部9の高さは、20mm〜30mm、底板部10の長さは、10〜18mm、好ましくは6mm〜10mm、上板部11の長さは、15〜25mm、好ましくは18〜20mmが望ましい。
ここで、コ型形状接合具8とL型形状接合具1の板厚寸法、材質に大きな差が生じると接合具自体の強度に差が生じ好ましくない。また、嵌入部8の垂れ下がり寸法は、L型形状接合具1の嵌合部4のかぎ型部の深さ寸法よりも小さくする。嵌合部4の深さと嵌入部12の深さの寸法差は0.5〜1.0mmが望ましい。0.5mmよりも小さいと、製造公差によっては、垂れ下がり部がつかえてきちんと納まらない可能性があり、1.0mmよりも大きいと、垂れ下がり部の掛り寸法が小さくなり、嵌合作業性が悪くなるという問題がある。
【0019】
背板部9の孔13は、直径5mm〜8mmの丸孔が望ましい。サイズが5mmより小さいと、孔13に通して使用するビスサイズが小さくなり、緊結後の強度が小さくなるという問題がある。8mm以上大きいと緊結強度は増すが、巾に対して孔13が大きすぎ、断面欠損が大きくなり過ぎ、背板部9自体の強度を損なうという問題がある。
底板部10の孔14は、M3〜M6サイズのメネジ加工を施すことが望ましい。サイズがM3より小さいと使用するビスサイズが小さくなり作業性が悪くなるとともに、緊結後の強度が小さくなるという問題がある。サイズがM6より大きいと、ネジ本体の強度が大きくなりすぎ、接合具自体の強度とのバランスを欠くため、好ましくない。
【0020】
フレーム断面寸法が上記に記載の50×50mmを超える場合、本発明による接合具の形状寸法も変更されることが望ましい。フレームサイズが大きくなるにつれ、接合具に掛かる荷重も大きくなることから、L型形状接合具の背板部に形成される孔の数、小突起部の数、底板部に形成される孔の数を2個以上にし、荷重を分散することが望ましい。ここで、背板部に形成される孔を2個以上とした場合、接合具の回転を防止することができるので、好都合である。この場合は、回転防止のための小突起部を設けなくてもよい。また、コ型形状接合具についても同様に背板部と底板部に形成される孔の数を2個以上とすることが望ましい。
【0021】
次に、本発明の接合具による接合状態について図面を用いて説明する。
図3は、L型形状接合具とコ型形状接合具の接合状態を示す斜視図である。
図3中、16は、L型形状接合具1とコ型形状合具8を緊結するための緊結用ビスである。20は、L型形状接合具1の取り付け用ビス、21は、コ型形状接合具8の取り付け用ビス、である。
L型形状接合具1の嵌合部4に、コ型形状接合具8の嵌入部12を上から嵌め込むと、L型形状接合具1の底板部3の上に、コ型形状接合具8の底板部10が重なり、双方の底板部にあけられた孔が連通するので、緊結用ビス16をL型形状接合具1の孔6に通して、コ型形状接合具8の孔14にねじ込むことで、双方の接合具を緊結する。ここで、緊結用ビス16は、孔14に対応して、M3〜M6サイズとし、長さは、8〜10mmが望ましい。10mmよりも長いとビスの先端が取り付け用ビス20、21にあたる可能性が生じるため好ましくない。
【0022】
次に、本発明によるL型形状接合具の他の例について図面を用いて説明する。
図4は、L型形状接合具の他の例を示す斜視図である。
図4中、7´は、L型形状接合具1の背板部2にダイキャスト加工により一体で成型された円柱型の小突起部である。サイズは、直径1〜6mm、好ましくは3〜5mmが望ましい。出の寸法は2mm〜5mm、好ましくは3〜4mmが望ましい。直径が1mmより小さいと成型が難しい、また、作業中に折れる危険性がある、などの問題があり、用途上5mmより大きくする必要性はない。出寸法が2mmより小さいときちんと嵌らない、抜けやすくなる、などの問題があり、用途上5mmより大きくする必要性はない。この時、小突起部の形状は、図1中の小突起部7に準じて、角柱状であってもよい。
【0023】
次に、本発明による接合具の取り付け例を図面を用いて説明する。
図5は、ジョイント本体とL型形状接合具の取りつけ状態を示す斜視図、
図6は、フレーム部材とコ型形状接合具の取り付け状態を示す斜視図である。
図5中、17はジョイント本体、18は接合具取り付け孔、19は小突起部挿入孔、である。
図6中、22はフレーム部材、23はフレーム部材端部に形成されたコ型形状接合具の取り付け溝である。
L型形状接合具1は、孔5に取り付け用ビス20を通し、ジョイント本体17の接合具取り付け孔18に、取り付けられる。このとき、L型形状接合具1の小突起部7は、ジョイント本体17の小突起部挿入孔19に自動的に挿入され、L型形状接合具1の回転が防止される。
L型形状接合具1は、ジョイント本体17を中心として対向する面や直行する面など、1〜6面の全ての面に取り付けることができる。
コ型形状接合具8は、孔13に取り付け用ビス21を通し、フレーム部材22の木口端部に形成された取り付け溝23に取り付けられる。この時、コ型形状接合具8は取り付け溝23に嵌合され回転が防止される。
【0024】
次に、本発明による接合具を用いた組立て例を図面を用いて説明する。
図7は、接合具を用いた組立て例を示す斜視図である。
図7中、24はフレーム部材の両方の木口端部にコ型形状接合具8を取り付けたフレーム完成部材、25は溝加工を施しコ型形状接合具8を取り付けた溝加工フレーム部材、26は溝加工フレーム部材25に加工されている溝、27は板材、である。
ジョイント本体17にL型形状接合具1が取り付けられた箇所に、コ型形状接合具8が取り付けられたフレーム完成部材24を嵌合し、様々な形状のフレームを形成する。嵌合されたL型形状接合具1とコ型形状接合具8を緊結用ビス16で緊結後は、強固なフレーム構造となる。又、緊結後であっても、フレーム完成部材24、溝加工フレーム部材25、L型形状接合具1を容易に着脱できるので、全体の形状を簡単に変更することができる。
フレーム完成部材24、または、溝加工フレーム部材25は、種々のサイズを用意することで、自由に希望する大きさのフレームを形成することができ、さらに、溝加工フレーム部材25の溝26に板材27を納めることで、棚や箱も容易に組み立てられる。板材には、木材のほか、ガラス、ダンボールなどを組み合わせてもよい。
さらには、ジョイント本体17に取り付けたL型形状接合具1の取り付け角度を自由に変更することができるので、溝加工フレームの取り付け方向に合わせて対応させ、90度の方向に限らず、傾斜面を形成することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】L型形状接合具の斜視図
【図2】コ型形状接合具の斜視図
【図3】L型形状接合具とコ型形状接合の接合状態を示す斜視図
【図4】L型形状接合具の他の例を示す斜視図
【図5】ジョイント本体とL型形状接合具の取付け状態を示す斜視図
【図6】フレーム部材とコ型形状接合具の取付け状態を示す斜視図
【図7】接合具を用いた組立て例を示す斜視図
【符号の説明】
【0026】
1 L型形状接合具
2 背板部
3 底板部
4 嵌合部
5 孔
6 孔
7 小突起部
7´ 小突起部
8 コ型形状接合具
9 背板部
10 底板部
11 上板部
12 嵌入部
13 孔
14 孔
16 緊結用ビス
17 ジョイント本体
18 接合具取付け孔
19 小突起部挿入孔
20 取り付け用ビス
21 取り付け用ビス
22 フレーム部材
23 取り付け溝
24 フレーム完成部材
25 溝加工フレーム部材
26 溝
27 板材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
側面から見て、L型形状接合具(1)であって、背板部(2)の上端部がかぎ型形状に曲げられた嵌合部(4)と、背板部(2)に形成された1個以上の孔(5)と、底板部(3)に形成された1個以上の孔(6)とを備えたL型形状接合具と、 前記L型形状接合具(1)に嵌合されて用いられる、側面から見て、コ型形状接合具(8)であって、上板部(11)の先端が下方に曲げられた嵌入部(12)と、背板部(9)に形成された1個以上の孔(13)と、前記L型形状接合具の底板部(3)と重なる底板部(10)に前記L型形状接合具(1)の底板部(3)に形成されている孔(6)と連通する位置に形成された1個以上の孔(14)とを備えたコ型形状接合具からなることを特徴とする接合具。
【請求項2】
前記L型形状接合具(1)の背板部(2)の背面側に、1個以上の小突起部(7)を備えていることを特徴とする請求項1記載の接合具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−194277(P2006−194277A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−4194(P2005−4194)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【出願人】(305000301)
【Fターム(参考)】