説明

接続装置

【課題】二つのコネクタが最終的な接続位置に到達したら、正しい接続位置に到達していることを示す明瞭な可聴音が発生される接続装置を提供すること。
【解決手段】第2ハウジング14は、トンネル軸17を持つ第1トンネル部16を備えている。ロックアーム6は、第1コネクタ1と第2コネクタ2との接続状態において、第1トンネル部16内に少なくとも部分的に突出する。該第1トンネル部16はそのトンネル軸17に沿った少なくとも一端18,19で開口する。該第1トンネル部16内には第2ストッパー23が配置されている。第1トンネル部16が、第2ハウジング14に接続された一端部27と、振動端部28と、を備える自由に振動する少なくとも一つの舌部26と関連し、第1コネクタ1が第2コネクタ2に接続される際にプレテンションされたロックアーム6の弾性復元動作が、少なくとも一つの舌部26を振動させ、それにより第1トンネル部16から出る空気伝送音を発生させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1コネクタと第2コネクタとを有し、該第1コネクタおよび該第2コネクタが長手軸に沿って調節されることにより他方に接続あるいは反対方向に他方から接続解除される接続装置に関する。第1コネクタは、弾性変形可能なロックアームが設けられた第1ハウジングを備える。弾性変形可能なロックアームは第1ストッパーを備える。第2コネクタは、第2ストッパーが設けられた第2ハウジングを備える。第1ストッパーおよび第2ストッパーは、第1コネクタと第2コネクタが互いに接続されるとき、弾性変形可能なロックアームに一時的な弾性変形が起こり、しかも最終的な接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されている。
【背景技術】
【0002】
そんな接続が特許文献1には述べられているが、その開示では更に、二つのコネクタが互いに適正に接続されているかどうかを判定する目的で用いられるスライダーが追加的に設けられている。そのスライダーが動かされるとき、正しい接続位置を示すために伝達されるか或いは検知された信号を発生することがロックアームとの接触で可能である。
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0096527号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、二つのコネクタが最終的な接続位置に到達したら、正しい接続位置に到達していることを示す明瞭な可聴音が発生される接続装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明に係る接続装置は、下記(I)〜(XIV)を特徴としている。
(I) 第1コネクタと第2コネクタとを有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが長手軸に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタは、弾性変形可能なロックアームが設けられた第1ハウジングを備え、
前記弾性変形可能なロックアームは、前記第1ハウジングに接続された端部および自由端部ならびに第1ストッパーを備え、
前記第2コネクタは、第2ストッパーが設けられた第2ハウジングを備え、
前記第1ストッパーおよび前記第2ストッパーは、前記第1コネクタと前記第2コネクタが互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアームに一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジングは、トンネル軸を持つ第1トンネル部を備えており、前記ロックアームは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続状態において、前記第1トンネル部内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部はそのトンネル軸に沿った少なくとも一端で開口し、そして該第1トンネル部内には前記第2ストッパーが配置されており、
前記第1トンネル部が、前記第2ハウジングに接続された一端部と、振動端部と、を備える自由に振動する少なくとも一つの舌部と関連し、前記第1コネクタが前記第2コネクタに接続される際にプレテンションされた前記ロックアームの弾性復元動作が、前記少なくとも一つの舌部を振動させ、それにより前記第1トンネル部から出る空気伝送音を発生させること。
(II) 第1コネクタと第2コネクタとを有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが長手軸に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタは、弾性変形可能なロックアームが設けられた第1ハウジングを備え、
前記弾性変形可能なロックアームは、前記第1ハウジングに接続された端部および自由端部ならびに第1ストッパーを備え、
前記第2コネクタは、第2ストッパーが設けられた第2ハウジングを備え、
前記第1ストッパーおよび前記第2ストッパーは、前記第1コネクタと前記第2コネクタが互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアームに一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジングはトンネル軸を持つ第1トンネル部を備えており、前記ロックアームは、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続状態において、前記第1トンネル部内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部は、そのトンネル軸に沿った少なくとも一端で開口し、そして該第1トンネル部は、前記第2ハウジングの第2基部に接続された二つの側壁と、前記第2基部と対向して配置され且つ前記二つの側壁に接続する天井部とによって画成されており、
前記第1トンネル部内の前記第2ストッパーは、前記天井部に配置されており、前記第1コネクタが前記第2コネクタに接続される際にプレテンションされた前記ロックアームの弾性復元動作が、衝撃的な負荷のために前記天井部を振動させ、それにより前記第1トンネル部から出る空気伝送音を発生させること。
(III) 上記(I)の構成の接続装置において、
前記第1トンネル部が、前記第2ハウジングの第2基部に接続された二つの側壁と、前記第2基部と対向して配置され且つ前記二つの側壁に接続する天井部とによって画成されていること。
(IV) 上記(III)の構成の接続装置において、
前記少なくとも一つの舌部が、前記天井部と前記第2基部との間に配置されていること。
(V) 上記(III)の構成の接続装置において、
自由に振動する前記少なくとも一つの舌部が、前記第2ハウジングに接続された一端部によって、前記天井部に取り付けられ且つ前記第1トンネル部内に配置されていること。
(VI) 上記(I)または(II)の構成の接続装置において、
前記第1ストッパーが前記ロックアームの開口により形成され、そして前記第2ストッパーが傾斜面を持つ突起により形成されていること。
(VII) 上記(I)〜(VI)のいずれかの構成の接続装置において、
前記第2ストッパーが、前記第1トンネル部の天井部と関連すること。
(VIII) 上記(I)〜(VI)のいずれかの構成の接続装置において、
前記第2ストッパーが、前記第2ハウジングの第2基部と関連すること。
(IX) 上記(II)または(III)の構成の接続装置において、
舌部が天井部の切り込みにより形成されていること。
(X) 上記(III)の構成の接続装置において、
前記第2ストッパーが前記第1トンネル部の前記天井部と関連し、そして前記ロックアームの弾性復元動作が、前記天井部に衝撃的な負荷を発生すること。
(XI) 上記(I)または(II)の構成の接続装置において、
前記第1トンネル部および/または前記舌部が、1kHzから4kHzの周波数の空気伝送音が発生するように形成されていること。
(XII) 上記(XI)の構成の接続装置において、
2kHzの周波数帯域の空気伝送音が発生すること。
(XIII) 上記(I)または(II)の構成の接続装置において、
前記第1ハウジングが、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続状態において前記第1トンネル部を少なくとも部分的に覆う第2トンネル部と関連すること。
(XIV) 上記(XIII)の構成の接続装置において、
前記第2トンネル部は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続位置において前記第2トンネル部の天井が前記天井部から或る距離をおいて位置するように前記第1トンネル部を取り囲むこと。
【0006】
このように本発明の接続装置では、接続工程の間ロックアームに進入されるトンネル部が第2コネクタに設けられているので、サウンド・チャンバー(即ち、音響室)を効果的に作ることができる。そのため、第2ハウジングの第1トンネル部の舌部および天井部それぞれの励振の結果、出てくる空気伝送音が聴こえる。加えて、発生する振動は、接続作業を行なっている技術者に明らかに感じ取られる。重要な点としては、周囲環境の雑音レベルよりも上の音が発生されることであって、とりわけ車両の組み立ての間、その生産現場に存在する一定基準の雑音レベルを超えるものでなければならない。
【0007】
この目的は本発明によって達成される。
【0008】
第1のソリューション(即ち、解決策)の実施形態によると、第1トンネル部が、第2ハウジングの第2基部に接続された二つの側壁と、第2基部と対向して配置され且つ二つの側壁に接続する天井部とによって画成されている。好ましい実施形態では、少なくとも一つの舌部が天井部と第2基部との間に配置されている。第1トンネル部により作り出されるサウンド・チャンバー(即ち、音響室)は、ノイズ(即ち、雑音)を発生するのに有利に用いられる。好ましくは、自由に振動する舌部が、第2ハウジングに接続された一端部によって、天井部に取り付けられ且つ第1トンネル部内に配置される。天井部をも振動目的のためにデザイン(即ち、設計)することも可能である。
【0009】
好ましい実施形態によると、第1ストッパーは、ロックアームの開口に位置し、即ち、ロックアームの開口により形成される。そして関連する第2ストッパーは、傾斜面を持つ突起により形成されている。第1ストッパーは長手軸に対して略垂直に延長する。第2ストッパーが設けられた突起の傾斜面と協働する傾斜した当接面をロックアームに備えるのにも利点がある。二つのコネクタが接続されながらロックアームが、その自由端部で、徐々に弾性的にプレテンションされる結果として例えば長手軸に近づき、そしてそれから第1ストッパーが第2ストッパーを通過するとすぐに、テンションをかけられていない初期位置に戻る。長手軸に沿って接続方向に抗した接続解除がもはや不可能なように、即ち、第1コネクタと第2コネクタとが最終的な正しい接続位置にあるように、二つのストッパーは、相互に支持し合うことができる。
【0010】
第2ストッパーが第1トンネル部の天井部と関連するのにも利点がある。これは、第1ストッパーが第2ストッパーを通過した後、復帰するロックアームが直接天井部に負荷をかけ、よって振動させることを意味する。そして、自由に振動する舌部が設けられている場合には、また励振される。しかしながら、第2ストッパーを第2ハウジングの第2基部と関連させることも可能である。
【0011】
発生される音は変調可能である。とりわけ、トンネル部、および第1トンネル部を画成する第1天井部ならびに側壁をデザイン(即ち、設計)する目的のため、および舌部を寸法決めし且つ形成するため、音は変調可能である。
【0012】
自由に振動する舌部をデザイン(即ち、設計)するための更なる変形例は、舌部の接続端部が天井部と一体であるように切り込みで天井部に設けられることで構成される。
【0013】
ロックアームの調整動作および弾性変形が、第2ストッパーが第1トンネル部の天井部と関連するとき、ロックアームの弾性復元動作が該天井部に衝撃的な負荷をもたらすようだと有利である。
【0014】
また、第1トンネル部および/または舌部が、1kHzから4kHzの周波数の空気伝送音が発生するように形成されていると有利である。
【0015】
2kHzの周波数帯域の空気伝送音は特に人の耳に聴き取り易い。
【0016】
更なる実施形態、とりわけ第1トンネル部の天井が空気伝送音を発生させるのに用いられる解決策によると、第1ハウジングが、コネクタの接続状態において第1トンネル部を少なくとも部分的に覆う第2トンネル部と関連するのであれば、有利である。これは、空気伝送音が有利に発生されるように、第1トンネル部をそのカバー部分の領域においてデザイン(即ち、設計)することを可能にする。例えば、凹部や細長穴を設けることも可能である。そのような手段は、自由に振動する舌部が第1トンネル部の天井部への切り込みにより形成され、それが明瞭な可聴音の発生を許容する実施形態と関連して、適用することもできる。
【0017】
好ましい実施形態では、コネクタの接続位置において、第2トンネル部が、第2トンネル部の天井が第1トンネル部の第1天井部から或る距離をおいて位置するように第1トンネル部を取り囲むことが提案される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、二つのコネクタが最終的な接続位置に到達したら、正しい接続位置に到達していることを示す明瞭な可聴音が発生される接続装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
まず、図1〜図5を参照しながら、二つのコネクタ1,2の第1実施形態を以下に説明する。
【0021】
図1において、第1コネクタ1は長手軸3上に位置合わせされるように示され、そして第2コネクタ2も長手軸3に対して位置合わせされている。
【0022】
第1コネクタ1には第1基部5に続いてロックアーム6を備える第1ハウジング4が設けられている。ロックアーム6は、第1基部5に接続され、最初に長手軸6から離れて延長する端部7を備える。端部7に続いて、ロックアーム6は長手軸3と略平行に延長し且つ自由端部8の所で終わる。自由端部8は、弾性変形によって、長手軸3に向かったり長手軸3から離れたり、自由に動くことが可能である。図1は、開始位置であるテンションをかけられていない位置を示している。その位置から始まって、弾性ロックアーム6は、弾性的に変形可能である。例えば、自由端部8上または操作部12上で作用する力の影響下では、ロックアーム6を長手軸3の方へ偏向させることが可能である。ロックアーム6は、第1コネクタ1の一部、即ち、より詳細には、ハウジング4の一部を形成する。ハウジング4は、全体的に、電気絶縁材、とりわけプラスチックから作り出されている。その材料は、ロックアーム6が弾性を備えられるものから選び出される。即ち、その材料とは、ロックアーム6に力が加わると図1に示される開始位置からずれて偏向し、且つ加わっていた力が無くなると図1の開始位置に復帰するようにできる材料のことである。
【0023】
自由端部8に向かって、ロックアーム6は、第1ストッパー10を形成する貫通孔9を備える。第1ストッパー10は、長手軸3に対して略垂直に延長する面という形で設けられる。ロックアーム6は長手軸3に略平行に延長する。この長手軸3は、第1コネクタ1が第2コネクタ2に接続し、且つそれらコネクタが互いから接続解除される際に沿う軸を構成する。
【0024】
自由端部8に向かって、ロックアーム6は、当接面11を備える。この当接面11は、接続端部7から自由端部8へと延びるその長手軸に近づくように延びる。
【0025】
長手軸3上に位置合わせされるように示されている第2コネクタ2は、第1トンネル部16ならびに収容室13を備える第2ハウジング14を備えている。第1コネクタ1の第1ハウジング4の一部は、該第1ハウジング4内のコンタクトブッシュに収容室13内に配置されたコンタクトピンを導通接続させる目的で、収容室13内に案内され得る。第1トンネル部16は、二つの側壁、即ち、第2基部15上に形成され且つ長手軸3から離れて延長する第1側壁20および第2側壁21と、第2基部15から距離を置いて配置され且つ二つの側壁20,21に接続する天井部22と、により画成される。二つの側壁20,21は、長手軸3に対して、および互いに対して、略平行に延長する。第1トンネル部16は長手軸3と平行に延長するトンネル軸17を形成する。第1トンネル部16は、第1コネクタ1に面する第1端18と、第1コネクタ1から離れた第2端19と、を備える。第1トンネル部16は、その両端で開口している。第1端18に向かって、天井部22には突起24が設けられている。この突起24は、第2基部15に向けて尖り、長手軸3に対してだいたい垂直に延びる面の形成で第2ストッパー23を形成する。突起24は、第1端18から始まり、長手軸3に近づき、そして第2ストッパー23の所で終わる傾斜面25を備える。この突起24、およびその関連要素としての第2ストッパー23、ならびにそれらとロックアーム6との協働については、図2〜図4を参照して、より詳細に説明する予定である。
【0026】
第1トンネル部16には、自由に振動する少なくとも一つの舌部26が設けられている。当該少なくとも一つの舌部26は、第1端18から第2端19に向かってオフセットされ、突起24から距離を置いて配置され、そして第1トンネル部16の天井部22に接続された端部27と第1トンネル部16の第2端19の方で自由に振動する第2端部28とを備える。舌部26は、天井部22に接続される端部27から、始めは長手軸3に向かって延び、それから天井部22から距離を置いてトンネル軸17に且つ長手軸3にだいたい平行に第2端19に向かって延びる。
【0027】
加えて、実施形態に上記参照のうえ描かれているように、第1コネクタ1は、長手軸3と平行に延長し且つ第1ハウジング4の第1基部5に続く第2トンネル部30という形のトンネル部を関連要素として備える。第2トンネル部30は、第1基部5に接続する側壁32と該側壁32を互いに接続する天井31とを備える。天井31は第1基部5から距離を置いた所で延長する。第2トンネル部30は、ロックアーム6の自由端部8が第2トンネル部30内に位置するように配置される。即ち、ロックアーム6は、その長さの一部分だけ、第2トンネル部30内に突出する。操作部12が第2トンネル部30外に位置するような構造である。操作部12は、図1に示される位置からロックアーム6を動かすために手でロックアーム6に負荷をかけられるようにする部分である。図1に示される位置とは、即ち、ロックアーム6に負荷がかけられていないときの該ロックアーム6の位置、そしてまた第1ストッパー10および第2ストッパー23が二つのコネクタ1,2を互いにロックすることにより該二つのコネクタ1,2が互いに正しく接続されているときのロックアーム6の位置である。操作部12に負荷をかけることにより、ロックアーム6の関連要素としての第1ストッパー10は、解除位置に移動することが可能であり、解除位置に移動することで、二つのコネクタ1,2を接続方向と反対方向に引き離すことができる。
【0028】
第2トンネル部30は、また、電線の束の輸送の間、電線あるいは他のコネクタにロックアーム6が引っ掛かることを防ぐように働く。
【0029】
振動する舌部26を一つだけ設けることも可能である。しかし、図5に詳細に示されるように、二つの舌部26を設けることが好ましい。これら二つの舌部26は、互いに且つトンネル軸に対して平行に配置される。描写を明瞭にするために、図5は第2コネクタ2を斜視図で示し且つ図1と比較して回転している(即ち、第1コネクタ1に向く側とは反対側の第2コネクタ2の部分を示している)。
【0030】
図1に示される位置から接続を開始する二つのコネクタ1,2は、それらが位置合わせされている長手軸3に沿って互いに近づけられ、その際、ロックアーム6も第1トンネル部16に近づきそして進入する。同様に、第1ハウジング4の一部分は、第2ハウジング14の収容室13内に進入する。その工程において、ロックアーム6は、その当接面11によって、突起24の傾斜面25と接触し、例えば図3に更なる状態が示される接続工程の過程のように、自由端部8が弾性変形されるとともに長手軸3に収束してロックアーム6が弾性的にプレテンションされるように、負荷をかけられる。最終的には、第1ストッパー10が第2ストッパー23を通過している状態が示される図4に示す位置に到達する。ロックアーム6は、図1に示される初期位置にはね返り、よって自由端部8が長手軸3から離れる。それにより、ロックアーム6は、第1トンネル部16内に位置する自由に振動する舌部26が振動させられ且つ空気伝送音を発生するように、天井部22に好ましく当接する。この空気伝送音は、特に、第1トンネル部16の第2端19から出て、技術者に聴こえ、且つ第1コネクタ1と第2コネクタ2とが最終的な正しい接続位置に到達したことを感じ取らせるように知らせる。
【0031】
突起24は、代わりに、基部に設ける要素とすることもできる。
【0032】
図6および図7は、第2コネクタ102の長手方向の断面図および斜視図であって、第1トンネル部の変形例として第1トンネル部116が示されている。このようにデザインされた第2コネクタ102は、図1に示される第1コネクタ1と接続可能である。
【0033】
図6の実施形態は、図1〜図5で示した実施形態と比較して、自由に振動する舌部126が第1トンネル部116の天井部122の一部を形成する点で異なっている。舌部126は、第1トンネル部116の第2端119から始まり長手軸とだいたい平行に延長する二つの切り込み29が設けられている天井部122に形成される。しかしながら、第1端118に向かって舌部126は天井部122に接続して残っている。この領域において、第1トンネル部116の内側には、第2ストッパー123および傾斜面125を持つ突起124が配置されている。その他の点に関して第2コネクタ102の実施形態は、図1〜図5の第2コネクタ2に対応している。この実施形態では、明瞭な可聴音を発生するために必要な要求される空気伝送音を発生するように舌部126がその自由端部128で自由に振動することができる十分に大きなサウンド・チャンバー(即ち、音響室)が得られるように、天井31が自由に振動する舌部126から距離を置いて配置される第2トンネル部30を第1コネクタ1に設けると有利である。
【0034】
図8〜図11は接続装置の更なる実施形態を示している。コネクタ201はコネクタ1に対応しており、コネクタ201を説明する目的で、図1〜図5を用いて説明した第1コネクタ1を参照することとする。尚、図8〜図11において、コネクタ201には、図1〜図5に示される構成部品それぞれと比較して、数として200だけ多くした参照符号を付してある。
【0035】
第2コネクタ202も図1〜図5の第2コネクタ2と実質的に同様なものであり、図1〜図5の説明を参照することとする。違いとしては、図1〜図5に設けられていた自由に振動する舌部が第1トンネル部216の関連要素として設けられていないことである。図8〜図11に示される実施形態では、第1トンネル部216がそれ自体だけで(特に天井部222が)、空気伝送音を発生するために用いられる。
【0036】
空気伝送音は、図11に示されるようにロックアーム206が最終位置に到達したときに発生する。即ち、ロックアーム206の第1ストッパー210が突起224の第2ストッパー223を通過するときに、ロックアーム206が図10に示されるような偏向位置から弾性的にはね返り且つ天井部222に当接する。このようにデザインされていれば、第1トンネル部216の第2端219から出て且つ、第1コネクタ201と第2コネクタ202とが最終的な正しい接続位置に到達したことを技術者に明瞭に聴こえるように知らせる空気伝送音が発生されるように、振動させることができる。
【0037】
接続工程に関するその他の点については、図1〜図5に関する記述を参照することとするが、図8〜図11における参照番号には図1〜図5と比較して数として200だけ多くした参照符号を用いていることに考慮が必要である。従って、工程それぞれの記述については、図1〜図5に関する記述を参照することとする。
【0038】
ここで、上述した本発明の接続装置の特徴それぞれを以下i項〜xiv項に簡潔に纏めて列記する。
【0039】
[i] 第1コネクタ(1)と第2コネクタ(2,102)とを有し、前記第1コネクタ(1)および前記第2コネクタ(2,102)が長手軸(3)に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタ(1)は、弾性変形可能なロックアーム(6)が設けられた第1ハウジング(4)を備え、
前記弾性変形可能なロックアーム(6)は、前記第1ハウジング(4)に接続された端部(7)および自由端部(8)ならびに第1ストッパー(10)を備え、
前記第2コネクタ(2,102)は、第2ストッパー(23)が設けられた第2ハウジング(14,114)を備え、
前記第1ストッパー(10)および前記第2ストッパー(23)は、前記第1コネクタ(1)と前記第2コネクタ(2,102)が互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアーム(6)に一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジング(14)は、トンネル軸(17)を持つ第1トンネル部(16)を備えており、前記ロックアーム(6)は、前記第1コネクタ(1)と前記第2コネクタ(2)との接続状態において、前記第1トンネル部(16)内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部(16)はそのトンネル軸(17)に沿った少なくとも一端(18,19)で開口し、そして該第1トンネル部(16)内には前記第2ストッパー(23)が配置されており、
前記第1トンネル部(16)が、前記第2ハウジング(14)に接続された一端部(27)と、振動端部(28)と、を備える自由に振動する少なくとも一つの舌部(26)と関連し、前記第1コネクタ(1)が前記第2コネクタ(2)に接続される際にプレテンションされた前記ロックアーム(6)の弾性復元動作が、前記少なくとも一つの舌部(26)を振動させ、それにより前記第1トンネル部(16)から出る空気伝送音を発生させることを特徴とする接続装置。
【0040】
[ii] 第1コネクタ(201)と第2コネクタ(202)とを有し、前記第1コネクタ(201)および前記第2コネクタ(202)が長手軸(203)に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタ(201)は、弾性変形可能なロックアーム(206)が設けられた第1ハウジング(204)を備え、
前記弾性変形可能なロックアーム(206)は、前記第1ハウジング(204)に接続された端部(207)および自由端部(208)ならびに第1ストッパー(210)を備え、
前記第2コネクタ(202)は、第2ストッパー(223)が設けられた第2ハウジング(214)を備え、
前記第1ストッパー(210)および前記第2ストッパー(223)は、前記第1コネクタ(201)と前記第2コネクタ(202)が互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアーム(206)に一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジング(214)はトンネル軸(217)を持つ第1トンネル部(216)を備えており、前記ロックアーム(206)は、前記第1コネクタ(201)と前記第2コネクタ(202)との接続状態において、前記第1トンネル部(216)内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部(216)は、そのトンネル軸(217)に沿った少なくとも一端(218,219)で開口し、そして該第1トンネル部(216)は、前記第2ハウジング(214)の第2基部(215)に接続された二つの側壁(220,221)と、前記第2基部(215)と対向して配置され且つ前記二つの側壁(220,221)に接続する天井部(222)とによって画成されており、
前記第1トンネル部(216)内の前記第2ストッパー(223)は、前記天井部(222)に配置されており、前記第1コネクタ(201)が前記第2コネクタ(202)に接続される際にプレテンションされた前記ロックアーム(206)の弾性復元動作が、衝撃的な負荷のために前記天井部(222)を振動させ、それにより前記第1トンネル部(216)から出る空気伝送音を発生させることを特徴とする接続装置。
【0041】
[iii] 上記[i]の接続装置であって、
前記第1トンネル部(16)が、前記第2ハウジング(14)の第2基部(15)に接続された二つの側壁(20,21)と、前記第2基部(15)と対向して配置され且つ前記二つの側壁(20,21)に接続する天井部(22)とによって画成されていることを特徴とする接続装置。
【0042】
[iv] 上記[iii]の接続装置であって、
前記少なくとも一つの舌部(26)が、前記天井部(22)と前記第2基部(15)との間に配置されていることを特徴とする接続装置。
【0043】
[v] 上記[iii]の接続装置であって、
自由に振動する前記少なくとも一つの舌部(26)が、前記第2ハウジング(14)に接続された一端部(27)によって、前記天井部(22)に取り付けられ且つ前記第1トンネル部(16)内に配置されていることを特徴とする接続装置。
【0044】
[vi] 上記[i]または[ii]の接続装置であって、
前記第1ストッパー(10,210)が前記ロックアーム(6,206)の開口(9,209)により形成され、そして前記第2ストッパー(23,223)が傾斜面(25)を持つ突起(24,224)により形成されていることを特徴とする接続装置。
【0045】
[vii] 上記[i]〜[vi]のいずれかの接続装置であって、
前記第2ストッパー(23,223)が、前記第1トンネル部(16,216)の天井部(22,222)と関連することを特徴とする接続装置。
【0046】
[viii] 上記[i]〜[vi]のいずれかの接続装置であって、
前記第2ストッパー(23,223)が、前記第2ハウジング(14,214)の第2基部(15,215)と関連することを特徴とする接続装置。
【0047】
[ix] 上記[ii]または[iii]の接続装置であって、
舌部(126)が天井部(122)の切り込み(29)により形成されていることを特徴とする接続装置。
【0048】
[x] 上記[iii]の接続装置であって、
前記第2ストッパー(23)が前記第1トンネル部(16,116)の前記天井部(22,122)と関連し、そして前記ロックアーム(6)の弾性復元動作が、前記天井部(22,122)に衝撃的な負荷を発生することを特徴とする接続装置。
【0049】
[xi] 上記[i]または[ii]の接続装置であって、
前記第1トンネル部(16,116,216)および/または前記舌部(26,126)が、1kHzから4kHzの周波数の空気伝送音が発生するように形成されていることを特徴とする接続装置。
【0050】
[xii] 上記[xi]の接続装置であって、
2kHzの周波数帯域の空気伝送音が発生することを特徴とする接続装置。
【0051】
[xiii] 上記[i]または[ii]の接続装置であって、
前記第1ハウジング(4,204)が、前記第1コネクタ(1,201)と前記第2コネクタ(2,202)との接続状態において前記第1トンネル部(16,216)を少なくとも部分的に覆う第2トンネル部(30,230)と関連することを特徴とする接続装置。
【0052】
[xiv] 上記[xiii]の接続装置であって、
前記第2トンネル部(30,230)は、前記第1コネクタ(201)と前記第2コネクタ(202)との接続位置において前記第2トンネル部(30,230)の天井(31,231)が前記天井部(22,222)から或る距離をおいて位置するように前記第1トンネル部(16,216)を取り囲むことを特徴とする接続装置。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】第1コネクタと第2コネクタの第1実施形態を示す図であって、第1コネクタと第2コネクタが接続のために一緒に位置合わせされる長手軸に沿って接続される前の状態を示す断面図である。
【図2】図1の二つのコネクタが、既にロックアームを第2ストッパーの傾斜面に抗して支持させながら、長手軸に沿って互いに近づくように動かされている位置にある状態を示す断面図である。
【図3】図2の二つのコネクタが、ロックアームを更に撓ませながら、より前進した位置にある状態の接続工程を示す断面図である。
【図4】ロックアームが第2コネクタの第2ストッパーに対してロックされた、図3の第1コネクタと第2コネクタとの間の長手軸に沿った当該二つのコネクタの最終的な接続状態を示す断面図である。
【図5】自由に振動可能な舌部の配置に関し、第2コネクタの第1トンネル部のデザインの詳細を示す斜視図である。
【図6】舌部の他の更なるデザインの可能性として、長手方向断面で示される第1トンネル部の天井部の一部としての自由に振動する舌部の詳細を示す断面図である。
【図7】図6の実施形態に関し、第1トンネル部の更なる斜視図である。
【図8】第1コネクタと第2コネクタとを有する接続装置の更なる実施形態において当該二つのコネクタが接続される前の状態を示す図であって、とりわけ、接続される前に共通の長手軸に対して位置合わせされた状態の二つのコネクタにおいて第1コネクタのロックアームと協働して空気伝送音を発生するようにデザインされている第1トンネル部、特に、該第1トンネル部の天井部を長手方向断面で示す図である。
【図9】図8の二つのコネクタの接続工程の開始を示す図であって、既にロックアームが第2コネクタの第2ストッパーの傾斜面に接している状態の断面図である。
【図10】図9の第1コネクタおよび第2コネクタの接続工程よりも前進した段階を示す断面図であって、ロックアームが、既に、第2ストッパーにより形成された突起により弾性的にプレテンションされている状態を示す断面図である。
【図11】ロックアームがはね返って第2コネクタの第1トンネル部に衝撃的な負荷がかけられた状態を示す図であって、図9の第1コネクタおよび第2コネクタの接続工程よりも前進した当該二つのコネクタの最終的な接続状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1,201:第1コネクタ
2,102,202:第2コネクタ
3,203:長手軸
4,204:第1ハウジング
5,205:第1基部
6,206:ロックアーム
7,207:ロックアームの接続端部
8,208:ロックアームの自由端部
9,209:貫通孔
10,210:第1ストッパー
11,211:当接面
12,212:操作部
13,213:収容室
14,114,214:第2ハウジング
15,215:第2基部
16,116,216:第1トンネル部
17,117,217:トンネル軸
18,118,218:第1端
19,119,219:第2端
20,120,220:第1側壁
21,121,221:第2側壁
22,122,222:天井部
23,123,223:第2ストッパー
24,124,224:突起
25,125,225:傾斜面
26,126:舌部
27,127:舌部の接続端部
28,128:舌部の自由に振動する端部
29:切り込み
30,230:第2トンネル部
31,231:天井
32:側壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1コネクタ(1)と第2コネクタ(2,102)とを有し、前記第1コネクタ(1)および前記第2コネクタ(2,102)が長手軸(3)に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタ(1)は、弾性変形可能なロックアーム(6)が設けられた第1ハウジング(4)を備え、
前記弾性変形可能なロックアーム(6)は、前記第1ハウジング(4)に接続された端部(7)および自由端部(8)ならびに第1ストッパー(10)を備え、
前記第2コネクタ(2,102)は、第2ストッパー(23)が設けられた第2ハウジング(14,114)を備え、
前記第1ストッパー(10)および前記第2ストッパー(23)は、前記第1コネクタ(1)と前記第2コネクタ(2,102)が互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアーム(6)に一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジング(14)は、トンネル軸(17)を持つ第1トンネル部(16)を備えており、前記ロックアーム(6)は、前記第1コネクタ(1)と前記第2コネクタ(2)との接続状態において、前記第1トンネル部(16)内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部(16)はそのトンネル軸(17)に沿った少なくとも一端(18,19)で開口し、そして該第1トンネル部(16)内には前記第2ストッパー(23)が配置されており、
前記第1トンネル部(16)が、前記第2ハウジング(14)に接続された一端部(27)と、振動端部(28)と、を備える自由に振動する少なくとも一つの舌部(26)と関連し、前記第1コネクタ(1)が前記第2コネクタ(2)に接続される際にプレテンションされた前記ロックアーム(6)の弾性復元動作が、前記少なくとも一つの舌部(26)を振動させ、それにより前記第1トンネル部(16)から出る空気伝送音を発生させることを特徴とする接続装置。
【請求項2】
第1コネクタ(201)と第2コネクタ(202)とを有し、前記第1コネクタ(201)および前記第2コネクタ(202)が長手軸(203)に沿って調節されることにより他方に接続あるいは他方から接続解除される接続装置であって、
前記第1コネクタ(201)は、弾性変形可能なロックアーム(206)が設けられた第1ハウジング(204)を備え、
前記弾性変形可能なロックアーム(206)は、前記第1ハウジング(204)に接続された端部(207)および自由端部(208)ならびに第1ストッパー(210)を備え、
前記第2コネクタ(202)は、第2ストッパー(223)が設けられた第2ハウジング(214)を備え、
前記第1ストッパー(210)および前記第2ストッパー(223)は、前記第1コネクタ(201)と前記第2コネクタ(202)が互いに接続されるとき、前記弾性変形可能なロックアーム(206)に一時的な弾性変形が起こり、しかも接続位置に到達後に弾性復元動作が起こるように、協働するべく設計されており、
前記第2ハウジング(214)はトンネル軸(217)を持つ第1トンネル部(216)を備えており、前記ロックアーム(206)は、前記第1コネクタ(201)と前記第2コネクタ(202)との接続状態において、前記第1トンネル部(216)内に少なくとも部分的に突出し、該第1トンネル部(216)は、そのトンネル軸(217)に沿った少なくとも一端(218,219)で開口し、そして該第1トンネル部(216)は、前記第2ハウジング(214)の第2基部(215)に接続された二つの側壁(220,221)と、前記第2基部(215)と対向して配置され且つ前記二つの側壁(220,221)に接続する天井部(222)とによって画成されており、
前記第1トンネル部(216)内の前記第2ストッパー(223)は、前記天井部(222)に配置されており、前記第1コネクタ(201)が前記第2コネクタ(202)に接続される際にプレテンションされた前記ロックアーム(206)の弾性復元動作が、衝撃的な負荷のために前記天井部(222)を振動させ、それにより前記第1トンネル部(216)から出る空気伝送音を発生させることを特徴とする接続装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2008−41663(P2008−41663A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−198258(P2007−198258)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(502270659)ヤザキ・ヨーロッパ・リミテッド (14)
【Fターム(参考)】