説明

描画エディタおよび描画方法

【課題】描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合であっても、描画領域における配置位置を確認しながら、描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを行うことができるようにする。
【解決手段】描画オブジェクトOBを描画ウィンドウW2にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトOBの移動先の描画ウィンドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されている場合、この別ウィンドウW3を透明状態とし、描画オブジェクトOBの描画ウィンドウW2の上面へのドラッグ&ドロップを許可する。なお、別ウィンドウW3を描画ウィンドウW2の背面に位置させてもよく、別の位置(例えば、対角の位置)に移動させるようにしてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、パーソナルコンピュータのような情報処理装置やプログラマブル表示器などに用いて好適な描画エディタおよび描画方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、パーソナルコンピュータのような情報処理装置やプログラマブル表示器などでは、ファンクションブロックエディタやサマリグラフエディタなどの描画ツールを用いて、所望の図面をユーザ独自で作成し制御画面などとして用いている。
【0003】
この描画ツールを搭載した装置(描画エディタ)では、予め用意されている複数の図形(例えば、スイッチ、ランプ、テンキー、メータなど)が描画オブジェクトとして画面上の第1の領域に表示され、この第1の領域に隣接する画面上の第2の領域を図面編集用の描画領域とし、この描画領域上で所望の図面を作成する。例えば、特許文献1では、描画オブジェクトが表示される第1の領域をラダーウィンドウ、図面編集用の描画領域(第2の領域)を作画ウィンドウと呼んでいる。
【0004】
ユーザは、図面編集用の描画領域での図面の作成に際して、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、第1の領域に表示されている複数の描画オブジェクトから所望の描画オブジェクトを選択しドラッグ&ドロップすることによって、その選択した描画オブジェクトを描画領域上の所望の位置に配置させる。これにより、スイッチ、ランプ、テンキー、メータなどの図形を一から作成する手間をなくし、描画領域上での図面の作成を効率的に行うことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−140107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の描画エディタでは、拡大/縮小のためのウィンドウ(パン/ズームウインドウ)や描画の色を選択するためのカラーパレットなどの別ウィンドウが描画領域の前面に重畳されていることがあり、すなわちパン/ズームウインドウやカラーパレットなどの別ウィンドウが描画領域にアクティブ状態で表示されていることがあり、このような場合その別ウィンドウが表示されている範囲内に描画オブジェクトをドラッグ&ドロップすることができなかった。
【0007】
また、別ウィンドウが表示されている範囲内に描画オブジェクトをドラッグ&ドロップすることができたとしても、別ウィンドウによって描画領域の上面が隠されてしまうため、描画領域における描画オブジェクトの配置位置を確認することができない。このため、描画オブジェクトのドラッグ&ドロップ後、描画領域の前面に重畳されている別ウインドウを移動させ、ドラッグ&ドロップした描画オブジェクトを動かしてその配置位置を確定しなければならず、操作が複雑となる。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合であっても、描画領域における配置位置を確認しながら、描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを行うことができる描画エディタおよび描画方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような目的を達成するために本発明は、予め用意されている複数の図形を描画オブジェクトとして画面上の第1の領域に表示する描画オブジェクト表示手段と、第1の領域に表示されている複数の描画オブジェクトから所望の描画オブジェクトを選択し画面上の第2の領域にドラッグ&ドロップするためのポインティングデバイスとを備え、第2の領域を図面編集用の描画領域とする描画エディタにおいて、ポインティングデバイスによって描画オブジェクトを描画領域にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトの移動先の描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合、この別ウィンドウによって隠されている描画領域の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを許可するドラッグ&ドロップ許可手段を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明では、ポインティングデバイスによって描画オブジェクトを描画領域にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトの移動先の描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されていた場合、この別ウィンドウによって隠されている描画領域の上面が可視状態とされ、この可視状態とされた描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップが許可される。
【0011】
例えば、本発明では、別ウィンドウを透過状態としたり、別ウィンドウを描画領域の背面に位置させたり、別ウインドウを別の位置に移動させたりすることによって、別ウィンドウによって隠されていた描画領域の上面を可視状態とし、この可視状態とした描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを許可する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ポインティングデバイスによって描画オブジェクトを描画領域にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトの移動先の描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合、この別ウィンドウによって隠されている描画領域の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを許可するようにしたので、別ウィンドウが描画オブジェクトの移動先の描画領域の上面を隠すことがなくなり、また別ウィンドウが描画オブジェクトのドラッグ&ドロップ操作を阻むことがなくなり、描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合であっても、描画領域における配置位置を確認しながら、描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを行うことができるようになる。これにより、操作性が高まり、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る描画エディタの一実施の形態のハードウェア構成の概略を示す図である。
【図2】この描画エディタのディスプレイ上の画面例(別ウィンドウの表示範囲内へ描画オブジェクトをドラッグ&ドロップする前の状態)を示す図である。
【図3】この描画エディタのディスプレイ上の画面例(別ウィンドウの表示範囲内へ描画オブジェクトをドラッグ&ドロップした後の状態(処理動作の第1例)を示す図である。
【図4】処理動作の第1例を説明するためのフローチャートである。
【図5】この描画エディタのディスプレイ上の画面例(別ウィンドウの表示範囲内へ描画オブジェクトをドラッグ&ドロップした後の状態(処理動作の第2例)を示す図である。
【図6】処理動作の第2例を説明するためのフローチャートである。
【図7】この描画エディタのディスプレイ上の画面例(別ウィンドウの表示範囲内へ描画オブジェクトをドラッグ&ドロップした後(処理動作の第3例)を示す図である。
【図8】処理動作の第3例を説明するためのフローチャートである。
【図9】この描画エディタの要部の機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る描画エディタの一実施の形態のハードウェア構成の概略を示す図である。
【0015】
図1において、1AはCPU、1BはRAM、1CはROM、1Dはハードディスクなどの記憶装置、1E,1Fはインターフェイス、1Gはディスプレイ、1Hはキーボード、1Jはマウス(ポインティングデバイス)であり、これらを主要構成要素として描画エディタ1が構成されている。
【0016】
CPU1Aは、インターフェイス1E,1Fを介して与えられる各種入力情報を得て、RAM1Bにアクセスしながら、ROM1Cや記憶装置1Dに格納されたプログラムに従って動作する。
【0017】
記憶装置1Dには本実施の形態特有のプログラムとしてディスプレイ1Gでの所望の図面の作成を支援するためのプログラム(描画ツール)が格納されている。この描画ツールは、例えばCD−ROMなどの記録媒体に記録された状態で提供され、この記録媒体から読み出されて記憶装置1Dにインストールされている。
【0018】
〔実施の形態1〕
以下、図2,図3に示すディスプレイ1G上の画面例および図4に示すフローチャートを参照して、記憶装置1Dに格納されている描画ツールに従ってCPU1Aが実行する処理動作の第1例を実施の形態1として説明する。
【0019】
〔描画オブジェクトおよび図面編集用の描画領域の表示〕
CPU1Aは、描画ツールが起動されると、図2に示すように、ディスプレイ1G上の第1の領域W1に予め用意されている複数の図形を描画オブジェクトOBとして表示する(図4:ステップS101)。
【0020】
この例において、第1の領域W1には複数のステンシルS1〜Snが選択可能に表示され、これらステンシルS1〜Snのそれぞれに登録されている描画オブジェクトOBが表示される。
【0021】
図2は、論理演算のステンシルS3を選択した状態を示しており、この論理演算のステンシルS3には「AND」,「OR」,「NOT」,「XOR」などの論理演算子を示す図形が描画オブジェクトOB1〜OB6として登録され、この登録された描画オブジェクトOB1〜OB6がそのウィンドウ内に表示されている。
【0022】
また、CPU1は、この描画オブジェクトOBが表示された第1の領域W1に隣接して、第2の領域W2を図面編集用の描画領域として表示する。以下、この第2の領域(図面編集用の描画領域)W2を描画ウィンドウと呼ぶ。
【0023】
図2は、描画ウィンドウW2中に、所望の図面が途中まで作成されている状態を示している。また、描画ウィンドウW2の前面には、パン/ズームウィンドウが別ウインドウW3として重畳されている。すなわち、別ウインドウW3が描画ウィンドウW2中にアクティブ状態で表示されている。
【0024】
〔別ウィンドウの表示範囲内への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップ〕
ここで、描画ウィンドウW2での図面の作成を続けるために、マウス1Jを用いて、論理演算のステンシルS3中の描画オブジェクトOB4を選択し、この選択した描画オブジェクトOB4を描画ウインドウW2中の別ウィンドウW3が表示されている範囲内にドラッグ&ドロップするものとする。
【0025】
CPU1Aは、描画オブジェクトOB4の描画ウインドウW2へのドラッグが開始されると(ステップS102のYES)、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されているか否かを確認する(ステップS103)。
【0026】
この例では、描画オブジェクトOB4がドラッグされ、別ウィンドウW3の表示範囲に入った時点で、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断する。なお、別ウィンドウW3の表示範囲に描画オブジェクトOB4が近づいた時点で、すなわち別ウィンドウW3までの距離が所定距離以下となった時点で、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断するようにしてもよい。
【0027】
CPU1Aは、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断すると(ステップS103のYES)、別ウィンドウW3で隠されている描画ウィンドウW2の上面を可視状態とし(ステップS104)、この可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップを許可する(ステップS105)。
【0028】
この実施の形態1では、図3に示すように、別ウィンドウW3を透明状態とすることによって、別ウィンドウW3で隠されていた描画ウィンドウW2の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップを許可する。この場合、別ウインドウW3は、非アクティブ状態となる。
【0029】
これにより、別ウィンドウW3が描画オブジェクトOB4の移動先の描画ウィンドウW2の上面を隠すことがなくなり、また別ウィンドウW3が描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップ操作を阻むことがなくなり、描画ウィンドウW2における配置位置を確認しながら、描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップを行うことができるようになる。
【0030】
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、別ウィンドウW3を透明状態とすることによって、別ウィンドウW3で隠されていた描画ウィンドウW2の上面を可視状態とするようにした。これに対して、実施の形態2では、図5に示すように、別ウィンドウW3を描画ウィンドウW2の背面に位置させることによって、別ウィンドウW3で隠されていた描画ウィンドウW2の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップを許可する。
【0031】
この場合のフローチャートを図6に示す。このフローチャートにおいて、ステップS201〜S205の処理は、図4に示したフローチャートにおけるステップS101〜S105の処理に対応している。このフローチャートにおいて、ステップ204では、別ウインドウW3を描画ウインドウW1の背面に位置させるようにする。この場合、別ウインドウW3は、非アクティブ状態となる。
【0032】
〔実施の形態3〕
実施の形態3では、図7に示すように、別ウィンドウW3を別の位置に移動させることによって、別ウィンドウW3で隠されていた描画ウィンドウW2の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOB4のドラッグ&ドロップを許可する。
【0033】
この場合のフローチャートを図8に示す。このフローチャートにおいて、ステップS301〜S305の処理は、図4に示したフローチャートにおけるステップS101〜S105の処理に対応する。このフローチャートにおいて、ステップ304では、別ウインドウW3を別の位置に移動させる。この場合、別ウインドウW3は、アクティブ状態を維持する。
【0034】
なお、この実施の形態3では、別ウィンドウW3を別の位置に移動させるが、図7に示されるように元の位置に対して対角の位置に移動させるようにすれば、最も離れた位置となり、より効率的に作業を行うことが可能となる。
【0035】
また、この実施の形態3では、描画オブジェクトOB4がドラッグされ、別ウィンドウW3の表示範囲に入った時点で別ウインドウW3を移動させるが、描画オブジェクトOB4が別ウィンドウW3の表示範囲に近づくと、それに反発するように別ウィンドウW3を移動させるようにしてもよい。この場合、描画オブジェクトOB4のドラッグ操作に対し、別ウィンドウW3が逃げまどうような形となる。
【0036】
図9に上述した描画エディタ1の要部の機能ブロック図を示す。この描画エディタ1は、画面上の第1の領域W1に複数の描画オブジェクトOBを表示する描画オブジェクト表示部1−1と、第1の領域W1に表示されている複数の描画オブジェクトOBから所望の描画オブジェクトOBを選択し画面上の第2の領域(描画領域(描画ウィンドウ))W2にドラッグ&ドロップするためのポインティングデバイス1−2(マウス1J)と、ポインティングデバイス1−2によって描画オブジェクトOBを描画ウインドウW3にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトOBの移動先の描画ウィンドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されている場合、この別ウィンドウW3によって隠されている描画ウィンドウW2の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOB3のドラッグ&ドロップを許可するドラッグ&ドロップ許可部1−3とを備えている。
【0037】
ドラッグ&ドロップ許可部1−3は、別ウインドウ重畳確認部1−3Aと、描画領域上面可視化部1−3Bと、描画オブジェクトドラッグ&ドロップ許可部1−3Cとを備えており、別ウインドウ重畳確認部1−3Aは、ポインティングデバイス1−2によって描画オブジェクトOBの描画ウインドウW2へのドラッグが開始されると、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されているか否かを確認する。この場合、描画オブジェクトOBがドラッグされ、別ウィンドウW3の表示範囲に入った時点で、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断したり、別ウィンドウW3の表示範囲に近づいた時点で、移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断する。
【0038】
描画領域上面可視化部1−3Bは、別ウインドウ重畳確認部1−3Aが移動先の描画ウインドウW2の前面に別ウィンドウW3が重畳されていると判断した場合、別ウィンドウW3で隠されている描画ウィンドウW2の上面を可視状態とする。この場合、別ウィンドウW3を透明状態としたり、別ウィンドウW3を描画ウィンドウW2の背面に位置させたり、別ウィンドウW3を別の位置に移動させたりして、別ウィンドウW3で隠されている描画ウィンドウW2の上面を可視状態とする。
【0039】
描画オブジェクトドラッグ&ドロップ許可部1−3Cは、描画領域上面可視化部1−3Bが別ウィンドウW3で隠されていた描画ウィンドウW2の上面を可視状態とした場合、その可視状態とされた描画ウィンドウW2の上面への描画オブジェクトOBのドラッグ&ドロップを許可する。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明の描画エディタおよび描画方法は、パーソナルコンピュータのような情報処理装置やプログラマブル表示器などにおいて、制御画面などを作成する際に利用することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1…描画エディタ、1A…CPU、1B…RAM、1C…ROM、1D…記憶装置、1E,1F…インタフェース、1G…ディスプレイ、1H…キーボード、1J…マウス、W1…第1の領域、S1〜Sn…ステンシル、OB(OB1〜OB6)…描画オブジェクト、W2…第2の領域(図面編集用の描画領域(描画ウィンドウ))、W3…別ウィンドウ、1−1…描画オブジェクト表示部、1−2…ポインティングデバイス、1−3…ドラッグ&ドロップ許可部、1−3A…別ウィンドウ重畳確認部、1−3B…描画領域上面可視化部、1−3C…描画オブジェクトドラッグ&ドロップ許可部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め用意されている複数の図形を描画オブジェクトとして画面上の第1の領域に表示する描画オブジェクト表示手段と、前記第1の領域に表示されている複数の描画オブジェクトから所望の描画オブジェクトを選択し前記画面上の第2の領域にドラッグ&ドロップするためのポインティングデバイスとを備え、前記第2の領域を図面編集用の描画領域とする描画エディタにおいて、
前記ポインティングデバイスによって前記描画オブジェクトを前記描画領域にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトの移動先の描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合、この別ウィンドウによって隠されている前記描画領域の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを許可するドラッグ&ドロップ許可手段
を備えることを特徴とする描画エディタ。
【請求項2】
請求項1に記載された描画エディタにおいて、
前記ドラッグ&ドロップ許可手段は、前記別ウィンドウを透過状態とする
ことを特徴とする描画エディタ。
【請求項3】
請求項1に記載された描画エディタにおいて、
前記ドラッグ&ドロップ許可手段は、前記別ウィンドウを前記描画領域の背面に位置させる
ことを特徴とする描画エディタ。
【請求項4】
請求項1に記載された描画エディタにおいて、
前記ドラッグ&ドロップ許可手段は、前記別ウィンドウを前記描画領域の別の位置に移動させる
ことを特徴とする描画エディタ。
【請求項5】
予め用意されている複数の図形を描画オブジェクトとして画面上の第1の領域に表示するステップと、ポインティングデバイスによって前記第1の領域に表示されている複数の描画オブジェクトから所望の描画オブジェクトを選択し前記画面上の第2の領域にドラッグ&ドロップするステップとを備え、前記第2の領域を図面編集用の描画領域とする描画方法において、
前記ポインティングデバイスによって前記描画オブジェクトを前記描画領域にドラッグ&ドロップする際、その描画オブジェクトの移動先の描画領域の前面に別ウィンドウが重畳されている場合、この別ウィンドウによって隠されている前記描画領域の上面を可視状態とし、この可視状態とされた描画領域の上面への描画オブジェクトのドラッグ&ドロップを許可するドラッグ&ドロップ許可ステップ
を備えることを特徴とする描画方法。
【請求項6】
請求項5に記載された描画方法において、
前記ドラッグ&ドロップ許可ステップは、前記別ウィンドウを透過状態とする
ことを特徴とする描画方法。
【請求項7】
請求項5に記載された描画方法において、
前記ドラッグ&ドロップ許可ステップは、前記別ウィンドウを前記描画領域の背面に位置させる
ことを特徴とする描画方法。
【請求項8】
請求項5に記載された描画方法において、
前記ドラッグ&ドロップ許可ステップは、前記別ウィンドウを前記描画領域の別の位置に移動させる
ことを特徴とする描画方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−155597(P2012−155597A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−15163(P2011−15163)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(000006666)アズビル株式会社 (1,808)
【Fターム(参考)】