説明

換気装置及びそれを有するサッシ

【課題】ビス孔部によって規定される作動板の可動範囲をできるだけ大きくすることのできる換気装置及びそれを有したサッシを提供する。
【解決手段】装置本体21の中空部27には、室内端部上部に作動板25の上端部を揺動自在に保持する支軸部27cが形成されると共に、支軸部27cよりも室外側寄りに、装置本体21と直交する障子の框と連結するためのビス孔部50が長手方向に沿って形成され、ビス孔部50には、ビスを挿通するための挿通部50aが、略円弧状を有すると共に、一方向に向かって開放状となる断面略C字状に形成され、挿通部50aの開放状となる一方向は、揺動して全開状態となった作動板25の室外面と対向する斜め下方とされてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サッシの障子を構成する框に通風路を設けた換気装置及びそれを有するサッシに関し、特に室内外に揺動自在な作動板を内部に備えてなる換気装置及びそれを有するサッシに関する。
【背景技術】
【0002】
サッシに設けられる障子において、室内外の換気をなすことができるようにしたものが知られている。このために、障子を構成する框の一つを、室内外に渡る通風路を形成すると共に、框内部に揺動自在な作動板を設け、この作動板を揺動させることで通風路を開閉させる換気装置として構成する。
【0003】
換気装置は、断面中空状に形成された中空部を有し、中空部の室内外面にそれぞれスリットが形成されて通風路を構成する。中空部内には、前述の作動板が設けられていると共に、障子において直交する方向に連結される框とビス止めするためのビス孔部が、長手方向に沿って設けられている。このような換気装置としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−234673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
換気装置において、作動板の全開状態の位置は、ビス孔部によって規定される。作動板は、前述のように中空部内で上端を中心に揺動し、ビス孔部と干渉しない範囲で開閉することができるため、作動板の全開位置は、作動板がビス孔部に対して当接する手前の位置となる。作動板は、できるだけ大きく開いた方が、換気量を大きくすることができるが、框を強固に連結するためには、ビス孔部の位置をずらすことは難しく、作動板をあまり大きく開くことができなかった。
【0006】
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、ビス孔部によって規定される作動板の可動範囲をできるだけ大きくすることのできる換気装置及びそれを有したサッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明に係る換気装置は、サッシの障子を構成する框に室内外に渡る通風路を形成してなる装置本体を備え、該装置本体は前記通風路を構成する中空部を有すると共に、該中空部には室内外方向に揺動自在とされ前記通風路の開放状態と閉塞状態を切替えることのできる作動板が設けられた換気装置において、
前記装置本体の中空部には、室内端部上部に前記作動板の上端部を揺動自在に保持する支軸部が形成されると共に、該支軸部よりも室外側寄りに、前記装置本体と直交する障子の框と連結するためのビス孔部が長手方向に沿って形成され、
前記ビス孔部には、ビスを挿通するための挿通部が、略円弧状を有すると共に、一方向に向かって開放状となる断面略C字状に形成され、前記挿通部の開放状となる一方向は、揺動して全開状態となった前記作動板の室外面と対向する斜め下方であることを特徴として構成されている。
【0008】
また、本発明に係る換気装置は、前記支軸部は前記作動板の可動範囲側が開口し、該開口の方向は鉛直下方よりも室外側寄りの斜め下方であることを特徴として構成されている。
【0009】
さらに、本発明に係るサッシは、枠体内に障子を納めてなるサッシにおいて、
前記障子は框体内にパネル体を納めてなり、前記框体のうち一辺を構成する框を請求項1または2記載の換気装置としたことを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る換気装置によれば、装置本体の中空部に形成されたビス孔部には、ビスを挿通するための挿通部が、略円弧状であると共に、一方向に向かって開放状となる断面略C字状に形成され、挿通部の開放状となる一方向は、揺動して全開状態となった作動板の室外面と対向する斜め下方であることにより、作動板がビス孔部に干渉することなく室外側に開放可能な範囲を大きくすることができ、作動板の開放側の可動範囲を大きくして換気量を増大させることができる。
【0011】
また、本発明に係る換気装置によれば、支軸部は作動板の可動範囲側が開口し、開口の方向は鉛直下方よりも室外側寄りの斜め下方であることにより、作動板を開放側により大きく動作させることができ、作動板を大きく開いて換気量をより増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態におけるサッシの室内側から見た正面図である。
【図2】換気装置の縦断面図である。
【図3】換気装置の端部付近拡大斜視図である。
【図4】換気装置と縦框の連結部分付近拡大斜視図である。
【図5】框体の横断面図である。
【図6】作動板の正面図である。
【図7】揺動部材の斜視図である。
【図8】室内部材の側面図である。
【図9】操作部の分解斜視図である。
【図10】操作基部の背面側から見た斜視図である。
【図11】スライド体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。本実施形態では、換気装置を有するサッシについて説明する。図1には、本実施形態におけるサッシの室内側から見た正面図を示している。この図に示すように、本実施形態のサッシは、方形状に枠組みされてなる枠体1内に2枚の障子2を引き違い状に納めて構成されている。
【0014】
障子2は、方形状に框組みされてなる框体3内にガラス板からなるパネル体4を納めて構成されている。框体3の上辺を構成する框には、室内外を連通させることのできる通風路20を備えた換気装置10が用いられる。また、框体3の下辺には下框11が、縦辺には縦框12が、それぞれ設けられる。
【0015】
換気装置10は、室内側面には通風路20を構成する多数のスリット31bを備えたフィルタ体24と、通風路20の開閉状態を切替える操作部26が露出している。以下、換気装置10の構成についてより詳細に説明する。図2には、換気装置10の縦断面図を示している。
【0016】
図2に示すように、換気装置10は概ね框の形状に形成された装置本体21を有し、装置本体21には室内外に連通する前述の通風路20が形成されると共に、通風路20の室内側端部となる装置本体21の室内側面には、フィルタ30をフィルタカバー31で保持してなるフィルタ体24が設けられる。
【0017】
装置本体21は、室内側に配置される室内部材22と、室内部材22とスライド係合して室外側に配置される室外部材23の二部材で構成されている。これら二部材が組み立てられた状態で、装置本体21の中央部には断面中空状の中空部27が形成され、通風路20を構成する。
【0018】
装置本体21のうち室内部材22は、室外部材23とスライド係合する金属部22aと、金属部22aの室内側に配設される樹脂部22bによって構成されている。これによって、換気装置10の断熱性及び意匠性の向上を図っている。
【0019】
中空部27の室内側面を構成する室内部材22には、フィルタ体24のフィルタカバー31に形成されるスリット31bと連通する略同形の室内側スリット27aが形成されている。室内側スリット27aは、室内部材22の金属部22aと樹脂部22bを貫通するように形成されている。また、中空部27の室外側面を構成する室外部材23にも、室外側スリット27bが形成されている。
【0020】
このように、室内側から順に、フィルタ体24のスリット31bと、室内部材22の室内側スリット27a、中空部27、及び室外部材23の室外側スリット27bによって、換気装置10の室内外に渡る通風路20が構成されている。
【0021】
中空部27の室内側端部には、上端部を中心に室内外方向に揺動自在な作動板28が設けられている。作動板28は、装置本体21の長手方向に沿う長尺状に形成されてなり、操作部26と連係して装置本体21の長手方向にスライド自在であると共に、該スライドに伴って室内外方向に揺動する。
【0022】
図2において実線で示す状態において、作動板28は通風路20の室内側スリット27aを閉塞している。一方、図2において破線で示す状態において、作動板28は通風路20を開放している。このように作動板28が室内外に揺動することにより、通風路20の開放状態と閉塞状態を切替えることができる。
【0023】
中空部27の室内側上端部を構成する室内部材22の金属部22aには、作動板28を揺動自在に保持する支軸部27cが形成されている。作動板28の揺動中心となる上端部は、断面略円形状の軸部28aとされており、これに対応して支軸部27cは軸部28aを保持する断面略逆U字型をなすように形成されている。
【0024】
この支軸部27cは、作動板28の可動範囲側が開口するように下方開放状であると共に、その開放方向が鉛直下方よりも室外側寄りを向くように傾斜状に形成されている。これによって、支軸部27cに保持された作動板28が、室外側により大きく開放するように揺動範囲を設定することができる。
【0025】
装置本体21を構成する室外部材23には、装置本体21と直交する縦框12と連結するためのビス孔部50と第2ビス孔部51が、長手方向に沿って形成されている。これらビス孔部による框体3の連結について説明する。図3には、換気装置10の端部付近拡大斜視図を示している。
【0026】
図3に示すように、装置本体21の端部には、スライド係合により一体化された室内部材22と室外部材23をスライド不能となるように保持固定する端部材60が設けられる。なお、装置本体21の反対側の端部にも、同様の端部材60が設けられる。端部材60は、装置本体21の端面を挟持すると共に、装置本体21に対して固定されており、これによって装置本体21を構成する室内部材22と室外部材23を長手方向にスライド不能とし、両者を一体化する機能を有している。
【0027】
また、装置本体21のうち、室内部材22は端面が端部材60に隣接して被覆された状態となっているのに対し、室外部材23は端面が露出している。そして、室外部材23に形成されたビス孔部50も、装置本体21の端面において露出している。
【0028】
図4には、換気装置10と縦框12の連結部分付近拡大斜視図を示している。この図に示すように、縦框12は側面を換気装置10の端面に突き合わせて連結がなされる。ここで、縦框12には外周側の側面にビス用孔12aが上下2箇所に形成されており、これらビス用孔12aは、装置本体21のビス孔部50及び第2ビス孔部51の位置に対応して配置されている。
【0029】
図5には、框体3の横断面図を示している。この図には縦框12の断面と共に換気装置10を下方から上方に向かって見上げた状態の内周面が現れている。この図に示すように、換気装置10を構成する室内部材22は、端部材60を介して縦框12の側面と対向しているのに対し、換気装置10を構成する室外部材23の端面と縦框12の側面は、直接突き合わされた状態となっている。そして、ビス用孔12aから挿入されるビス52は、装置本体21のビス孔部50と第2ビス孔部51にそれぞれ螺合され、縦框12と換気装置10を連結する。
【0030】
図2に示すように、ビス孔部50は、中空部27の上面から下方、すなわち中空部27の内側に伸びるように形成されており、先端部には略円弧状からなり一方向に向かって開放された断面略C字状の挿通部50aを備えている。第2ビス孔部51は、中空部27の下面から下方、すなわち中空部27の外側に伸びるように形成されており、ビス孔部50と同様の断面略C字状からなる挿通部51aを備えている。
【0031】
第2ビス孔部51は、挿通部51aの開放方向が鉛直下方を向くように形成されている。一方、中空部27の内部に配置されるビス孔部50は、挿通部50aの開放方向が、揺動して全開状態となった作動板28の室外面と対向する斜め下方を向くように形成されている。作動板28の全開位置は、ビス孔部50と干渉しない範囲に限定されるが、このようにビス孔部50において挿通部50aの開放方向を傾斜状としたことにより、開放方向が鉛直下方を向いている場合に比べて、作動板28の全開位置をより開いた状態に設定することができる。これによって、換気量を増大させることができる。
【0032】
次に、作動板28の動作構造について説明する。図6には、作動板28の正面図を示している。作動板28は、概ね長方形状の平板状に形成されてなり、上端部には前述の軸部28aが形成され、一端部側の上下中央位置には、操作部26と連係するための挿入口28bが形成されている。
【0033】
また、作動板28の下辺には、長手方向に沿って切り欠かれた切欠部28cが形成されており、切欠部28cの長手方向中央位置には、下方に突出する突出片28dが形成されている。突出片28dは、下端位置が切欠部28c以外の作動板28の下辺と同じ位置となるように形成されている。作動板28が操作部26によって長手方向にスライドされるのに伴い、中空部27内に配置される揺動部材45によって突出片28dが室内外方向に誘導され、これによって作動板28が室内外方向に揺動するようにしている。
【0034】
図7には、揺動部材45の斜視図を示している。揺動部材45は、ブロック状の部材からなり、装置本体21の中空部27に載置される基部45aの上面側に、作動板28の突出片28dの移動をガイドするガイド部45bが形成されている。ガイド部45bは、作動板28の突出片28dが長手方向にスライドするのに伴って移動することの可能な間隔を有して対向する壁部45dが設けられており、壁部45dは中空部27内において装置本体21の長手方向に対し傾斜状となるように配置される。
【0035】
ガイド部45bの図中手前側には、略L字状をなす当接部45cが形成されている。作動板28が通風路20を閉塞した状態において、突出片28dは当接部45cに当接した状態となる。
【0036】
図8には、室内部材22の側面図を示している。図8において符号Aの状態が、作動板28の閉塞状態である。この状態から作動板28が操作部26によって長手方向にスライドされると、作動板28の下端部に形成された突出片28dがガイド部45bに沿って移動し、符号Bと符号Cの状態を経て、符号Dの状態となる。この符号Dの状態が、作動板28の全開状態である。
【0037】
図8において符号Aの状態は、前述のように作動板28の閉塞状態であり、この状態で突出片28dは揺動部材45の当接部45cに当接した状態となっている。揺動部材45を室内部材22に対し位置決めする際には、室内部材22には予め作動板28が配置されており、その突出片28dを当接部45cに当接させるようにすることで、揺動部材45を長手方向に容易に位置出しして取付けることができる。
【0038】
次に、操作部26について説明する。図9には、操作部26の分解斜視図を示している。操作部26は、室内部材22の室内面に取付けられる操作基部70と、操作基部70に対してスライド自在に取付けられるスライド体71からなり、スライド体71を左右にスライド操作することにより、連係する作動板28を換気装置10の長手方向にスライドさせることができる。
【0039】
スライド体71は、手で持って左右にスライド操作をなすために室内側に突出状となる操作つまみ75と、操作つまみ75の左右に伸びる平板部76と、操作つまみ75の背面側に設けられ作動板28に対して嵌合される連係部77とを有して構成されている。
【0040】
操作基部70は、背面側でスライド体71の平板部76をスライド自在としており、操作つまみ75及び平板部76のうち一方側を露出させる開口部73を備えている。図10には操作基部70の背面側から見た斜視図を示している。この図に示すように、操作基部70の背面側には、スライド体71の平板部76をスライド自在に保持するスライド保持部72が方形状に突出形成されている。
【0041】
また、操作基部70の開口部73には、背面側に係るように上下それぞれ2つの係合凹部74が形成されている。これに対応して、スライド体71には操作つまみ75の上下位置にそれぞれ係合突起75aが形成されている。係合突起75aは、スライド体71のスライド両端部において、それぞれ左右いずれかの係合凹部74に対して係合する。なお、上下の係合凹部74と係合突起75aは、異なる大きさに形成されており、組立時において操作部26が上下逆に取付けられることを防止するようにしている。
【0042】
図11には、スライド体71の断面図を示している。この図に示すように、操作つまみ75と平板部76は一体的に形成されており、平板部76の背面と対向するように連係部77が配置され、操作つまみ75と連係部77は、弾性体78を介して連結されている。弾性体78は、操作つまみ75及び平板部76を、連係部77に対して室内側に付勢している。
【0043】
連係部77は、係合片77aにより室内部材22に対して固定される。また、操作つまみ75には連係部77の内部で係止される係止片75bが形成され、係止片75bが係合片77aの室内端部に係止することで、弾性体78の付勢に対抗して静止した状態となる。この状態において、連係部77と平板部76との間は隙間が空くようにされている。このため、室内側から弾性体78の付勢に対抗して操作つまみ75を押圧することで、操作つまみ75及び平板部76は、連係部77に対して挿入される方向に移動することができる。
【0044】
スライド体71が左右いずれか端部に位置しているとき、操作つまみ75の係合突起75aは背面側となる室外側から、操作基部70の開口部73に形成された係合凹部74に対し係合しており、そのままではスライド体71をスライドできないようにしている。この状態で操作つまみ75を押圧すると、操作つまみ75及び平板部76は室外側に移動し、係合突起75aの係合凹部74に対する係合状態が解除され、スライド体71をスライドさせることができる。
【0045】
スライド体71をスライドさせて、反対側の端部までスライドさせると、操作つまみ75の係合突起75aは操作基部70に形成された反対側の係合凹部74の位置に配置され、ここで手を離すと、操作つまみ75及び平板部76は弾性体78の付勢力により室内側に移動し、係合突起75aが係合凹部74に係合する。これによって、反対側のスライド端部においても、スライド体71をスライド不能とすることができる。
【0046】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では、框体3を構成する上框をそのまま換気装置10として構成しているが、上框の下側に並設するように換気装置10を設けてもよい。この場合には、上框と換気装置10により、框体3の上辺を構成することとなる。
【符号の説明】
【0047】
1 枠体
2 障子
3 框体
4 パネル体
10 換気装置
12 縦框
12a ビス用孔
20 通風路
21 装置本体
22 室内部材
23 室外部材
24 フィルタ体
25 作動板
26 操作部
27 中空部
27c 支軸部
28 作動板
28a 軸部
30 フィルタ
31 フィルタカバー
31a スリット部
31b スリット
31c 固定部
31d 突片
32 被着シート
32a 開口部
45 揺動部材
50 ビス孔部
50a 挿通部
51 第2ビス孔部
51a 挿通部
70 操作基部
71 スライド体
72 スライド保持部
73 開口部
74 係合凹部
75 操作つまみ
76 平板部
77 連係部
78 弾性体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サッシの障子を構成する框に室内外に渡る通風路を形成してなる装置本体を備え、該装置本体は前記通風路を構成する中空部を有すると共に、該中空部には室内外方向に揺動自在とされ前記通風路の開放状態と閉塞状態を切替えることのできる作動板が設けられた換気装置において、
前記装置本体の中空部には、室内端部上部に前記作動板の上端部を揺動自在に保持する支軸部が形成されると共に、該支軸部よりも室外側寄りに、前記装置本体と直交する障子の框と連結するためのビス孔部が長手方向に沿って形成され、
前記ビス孔部には、ビスを挿通するための挿通部が、略円弧状を有すると共に、一方向に向かって開放状となる断面略C字状に形成され、前記挿通部の開放状となる一方向は、揺動して全開状態となった前記作動板の室外面と対向する斜め下方であることを特徴とする換気装置。
【請求項2】
前記支軸部は前記作動板の可動範囲側が開口し、該開口の方向は鉛直下方よりも室外側寄りの斜め下方であることを特徴とする請求項1記載の換気装置。
【請求項3】
枠体内に障子を納めてなるサッシにおいて、
前記障子は框体内にパネル体を納めてなり、前記框体のうち一辺を構成する框を請求項1または2記載の換気装置としたことを特徴とするサッシ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−255291(P2010−255291A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−106557(P2009−106557)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(000191065)新日軽株式会社 (545)
【Fターム(参考)】